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Efficacy of Insecticides against Larvae of Red Necked Longhorn Beetle, Aromia bungii (Faldermann) (Coleoptera: Cerambycidae). Takuro Yasuoka (Research Division, Yokohama Plant Protection Station, 1-6-10, Shin-Yamashita, Naka-ku, Yokohama, Kanagawa, 231-0801 Japan. [email protected]). Res. Bull. Pl. Prot. Japan. 53: 51-62 (2017).

Abstract: Aromia bungii (Faldermann) (Coleoptera: Cerambycidae) , which is one of the serious pests of the Prunus

species, was discovered in Japan in 2012. To find an effective measure against the pest, the efficacy of three insecticides, namely acetamiprid, fenpropathrin and metaflumizone, was tested for larvae of A. bungii that had infested flowering cherries Prunus (Cerasus) x yedoensis in the field. The larval mortality with each insecticide was evaluated by counting the number of active frass ejection holes (i.e. those with ongoing frass ejection observed) over a certain period of time after injecting the insecticide into the holes. The number of active frass ejection holes was remarkably reduced and the reduction rates were 72.7–100%, 65.1–91.1% and 77.8–100% with acetamiprid (400 ppm solution) , fenpropathrin (200 ppm aerosol) and metaflumizone (2500 ppm solution) , respectively. In some cases, frass ejection ceased for 1 to 3 weeks even at trees without insecticide injection. This is interpreted to mean that the presence of live larvae may not necessarily be associated with frass ejection, suggesting that detection of infesting larvae by ejected frass observation may have limitations and that several injections should be applied to ensure effective control of the larvae of A. bungii.

Key Words: Aromia bungii, acetamiprid, fenpropathrin, metaflumizone, pest control

クビアカツヤカミキリ Aromia bungii(Faldermann)幼虫に対する

薬剤の防除効果

安岡 拓郎

横浜植物防疫所調査研究部 緒  言 クビアカツヤカミキリ Aromia bungii(Faldermann)は、中 国大陸原産のカミキリムシで、幼虫が主にバラ科木本植物の樹 幹内部に穿孔し加害する(EPPO, 2015)。ヨーロッパおよびア メリカにおいては、2008 年にドイツ、イギリス、アメリカの 港湾や倉庫で木製梱包材やコンテナの中から発見され、その後 2011年にドイツ、2012 年にイタリアで野外における発生が確

認 さ れ た(EPPO, 2014)。 こ れ を 受 け て European and Mediterranean Plant Protection Organization(EPPO)は病害虫 リ ス ク 分 析(Pest Risk Analysis: PRA) を 実 施 し、 本 種 は

EPPO域内における核果類の生産に大きな経済的影響を与えう る害虫であると結論づけるとともに、本種を EPPO の A1 リス ト(EPPO 加盟国域内に存在せず、植物検疫病害虫として規制 対象とすることが推奨される種が掲載されるリスト)に掲載し た。また、ドイツとイタリアでは現在も根絶に向けた取り組み が実施されている(EPPO, 2015)。日本においては、2012 年に 愛知県で初めて発生が確認され、以降埼玉県、群馬県、東京 都、大阪府および徳島県で確認されている(桐山ら , 2015)。 また、2015 年に環境省と農林水産省により「我が国の生態系 に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト(生態系被害防止外 来種リスト)」に掲載され、知見の集積が必要であるとされて いる。現在までに我が国で本種幼虫の寄生が確認された樹はモ モ(Prunus persica)、 ス モ モ(P. salicina)、 ウ メ(P. mume)、 サクラ(ソメイヨシノ)(P.(Cerasus)yedoensis)である。一 方、文献上はカキ(Diospyros kaki)、ハコヤナギ属(Populus)、 ヤナギ属(Salix)、コナラ属(Quercus)等も寄主とされてい るが(Hua, 2009)、日本国内の発生地周辺にこれらの植物は多 数存在するにも関わらず、これまでのところ本種幼虫の寄生は 報告されていない。本種の幼虫による食害を受けた樹は樹勢が 衰え、やがて枯死することが知られている(桐山ら,2015, EPPO, 2015)。中国のモモ園における調査では本種により 6∼7 年生の樹が年間平均 6.5%枯死しており(Wang et al,. 2007)、 重要な害虫であると考えられる。現在我が国で実施されている 本種に対する防除方法としては、成虫の捕殺が挙げられるが (加納ら , 2014)、これらの防除が実施出来るのは成虫が出現す

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る 6∼7 月に限られ、また成虫は活発に移動するため発見が難 しいと言う問題がある。一方、本種の幼虫は成虫になるまでに 2∼4 年必要であり(EPPO, 2015)、これまでの観察から日本の 発生地において真冬以外は活動していると考えられる。また、 幼虫は樹の内部を食害した際に外部に特徴的なフラス(木屑と 糞が混ざったもの)を排出するため、比較的発見が容易である と考えられる。そのため、幼虫の防除が可能であれば、春から 秋にかけて効率的な防除が実施出来ると考えられる。中国では 本種幼虫に対して、ジクロルボスやリン化アルミニウム等の化 学農薬、Steinernema carpocapsae 等の生物農薬等を用いた防除 が行われているが(Hu et al., Wang et al., 2007)、我が国におい ては 2016 年 12 月の時点で本種の幼虫に対して適用がある農薬 はない。そこで、カミキリムシ類の幼虫に対して殺虫効果が見 込まれる薬剤を用いて、野外における本種幼虫に対する効果を 確認することを目的として試験を行った。 材料と方法 1.調査地 調査地点について表 1 にまとめた。試験に用いた樹種はすべ てサクラ(ソメイヨシノ)である。多くの樹の樹齢が不明で あったため、目安として幹の胸高直径(根元から 130cm の幹 の外周を計測し、3.14 で割った数値を 2cm 単位で表示)およ び樹高を計測した。供試した樹の胸高直径および樹高は付表を 参照。 2.フラスの特徴による供試虫の識別 本試験では野外の植栽されているソメイヨシノを供試したた め、試験に用いる樹の内部に穿孔している幼虫を直接確認する ことは出来ない。そのため、幼虫の孔道から外部に排出される フラスの特徴により本種幼虫を識別し、供試虫として試験に用 いた。植栽されているサクラでは通常他のカミキリムシ類が問 題になることは無く、樹の内部に穿孔しフラスを排出する在来 の昆虫としてはコスカシバ Synanthedon hector(Bulter)が挙 げられる(農山漁村文化協会 , 2008)。本試験の調査地におい てもコスカシバは普通に見られたが、寄生木の伐採や飼育によ る予備的な観察により、クビアカツヤカミキリの幼虫のフラス とコスカシバの幼虫のフラスは識別可能であった。各フラスの 特徴を、表 2 および図 1 にまとめた。なお、若齢幼虫などは識 別困難である場合もあるため、識別可能な物のみを試験に用い た。 3.寄生の確認 フラス排出孔の下方にビニール袋を取り付け、2∼3 日間放 置してフラスの排出が確認された場合、幼虫が寄生していると 判断した(図 2)。 表 1.クビアカツヤカミキリの調査地と供試樹数

Table 1 Research site and number of tested trees

調査地 Research site 植栽数(本) Number of planted trees of P. yedoensis at the site 供試数(本) Number of tested trees 群馬県 Gunma 館林市 Tatebayashi city 29 24 東京都 Tokyo あきる野市 Akiruno city 約 100 39 福生市 Fussa city 約 60 5 埼玉県 Saitama 草加市 Soka city 約 400 26 表 2.クビアカツヤカミキリとコスカシバのフラスの特徴

Table 2 Frass characteristics of Aromia bungii and Synanthedon hector

形状 Shape 内容物 Contents 色 Color クビアカツヤ カミキリ Aromia bungii 棒状に固まる(図 1 A) (地表に露出した根に寄生している場 合や、樹勢が落ちて樹液が分泌されな い場合は図 1E のような粉状) Cylindrical frass (Fig. 1A)

(Powdery such as (Fig. 1E) when larvae infest roots which are exposed to the surface of the ground, or when the infested trees weaken and reduce the production of tree sap)

木くずは短く幅広で、繊維状にならな い。

木くずが多く、糞は少なく不定形から 樽状(図 1 C, E)

Wood chips are short and wide, not fibrous.

Containing numerous wood chips and few amorphous or barrel shaped excrement pellets (Fig. 1C, E).

淡黄色から暗褐色まで 様々。

Varies from light yellow to dark brown. コスカシバ Synanthedon hector 通常不定形(図 1 B) (樹液が漏出していることが多い) Usually amorphous frass (Fig. 1B). (often with bleeding sap)

木くずは荒い繊維状になることがあ る。

木くずが少なく、糞は多く球状から樽 状(図 1 D, F)

Wood chips are occasionally coarse and fibrous.

C o n t a i n i n g f ew wo o d c h i p s a n d nu m e ro u s b a l l o r b a r re l s h ap e d excrement pellets (Fig. 1D, F).

通常暗褐色。フラスの 中の糞が赤く見える (図 1 B, D)。

Usually dark brown. Excrement pellets in frass appear reddish (Fig. 1B, D).

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図 1.クビアカツヤカミキリ (A, C, E) とコスカシバ (B, D, F) のフラス。野外 (A, B)、6.5 倍拡大図 (C, D, E, F)、(E, F) は伐採し た樹で室内飼育して得られたフラス。図中のバーは 1mm を表す。

Fig. 1 Frass of Aromia bungii (A, C, E) and Synanthedon hector (B, D, F). C, D, E and F are magnified by 6.5. Scale bar in the figure

represents 1 mm.

1.クビアカツヤカミキリ(A, C, E)とコスカシバ(B, D, F)のフラス。野外(A, B)、6.5 倍拡

大図

(C, D, E, F)、(E, F)は伐採した樹で室内飼育して得られたフラス。図中のバーは 1mm を

表す。

Fig. 1 Frass of Aromia bungii (A, C, E) and Synanthedon hector (B, D, F). C, D, E and F are

magnified by 6.5. Scale bar in the figure represents 1 mm.

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4.薬剤の効果確認 (1)供試薬剤 薬剤はカミキリムシ類で効果が確認されており、樹木に対し て薬害が発生する可能性が低く、住宅地周辺や街路樹等人通り の多い場所や河川および用水路沿いで使用することを想定し て、人畜や水生動物等への毒性が比較的低い薬剤を選定し、ア セタミプリド液剤(商品名:マツグリーン液剤 2, 日本曹達株 式会社。Lot No. 19.06 TEG-901。50 倍希釈して、400ppm で 使用)、フェンプロパトリンエアゾル剤(商品名:ロビンフッ ド , 住友化学株式会社。Lot No. 19.5 TMMCE15A。200ppm で 使用)、メタフルミゾン水和剤(商品名:アクセルフロアブル , 日 本 農 薬 株 式 会 社。Lot No. 18.10.C5F04。100 倍 希 釈 し て、 2500ppmで使用)の 3 剤を使用した。 (2)薬剤の使用方法 フラス排出孔は直径数 mm から 10mm 程度と小さいため、 アセタミプリドとメタフルミゾンの注入には、先端が細くなっ ている洗浄瓶を模した器具を用いた。蓄圧式噴霧器(商品名: プレッシャー式噴霧器 No.5200,株式会社フルプラ)のノズル 先端に熱圧縮チューブ(直径 12mm)を用いてピペットチップ を接続したものを作成し(図 3)、この先端をフラス排出孔に 差し込み、薬剤を注入した。フェンプロパトリンは専用のノズ ルが付いたスプレータイプのエアゾル剤であるため、そのまま 使用した。 幼虫の寄生が確認されたフラス排出孔に、孔周辺のフラスを 千枚通しとワイヤーを用いて除去した後それぞれの薬剤を注入 した(図 4)。薬剤は薬液がフラス排出孔からあふれるまで注 図 3.蓄圧式噴霧器のノズル先端。1000μl のピペットチップ を熱圧縮チューブで取り付けた。

Fig. 3 Device for injecting the insecticides made of 1000 μl pipette tip and spray nozzle.

図3.蓄圧式噴霧器のノズル先端。1000 μl のピペットチップを熱圧縮チューブで取り付け

た。

Fig. 3 Device for injecting the insecticides made of 1000 μl pipette tip and spray nozzle.

縮尺:幅を段組の1 列分(ページの約半分)にあわせる

図 2.フラス排出確認のためのビニール袋

Fig. 2 Plastic bag for confirming the frass ejection.

図2.フラス排出確認のためのビニール袋

Fig. 2 Plastic bag for confirming the frass ejection.

縮尺:幅を段組の1 列分(ページの約半分)にあわせる

図 4.薬剤注入の様子。(A) フラス排出孔周辺のフラスを千枚通し等で除去する。(B) 薬剤を溢れるまで注入する。

Fig. 4 Method of insecticide injection. Frass was removed (A) and the insecticide was injected into the frass ejection hole (B).

4.薬剤注入の様子。(A)フラス排出孔周辺のフラスを千枚通し等で除去する。(B)薬剤を

溢れるまで注入する。

Fig. 4 Method of insecticide injection. Frass was removed (A) and the insecticide was injected into

the frass ejection hole (B).

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入し、1 排出孔あたり注入した薬液の量は、アセタミプリドと メタフルミゾンは平均約 25ml、フェンプロパトリンの噴射時 間は 5∼15 秒間であった。また、薬剤を注入しないフラス排出 孔を設定し、無処理区(対照区)とした。 (3)効果確認方法 薬剤注入後、処理 3 日後、7 日後、14 日後、21 日後、およ び 28 日後に、ビニール袋にたまったフラスの有無を確認し、 フラスが排出されなかった場合は幼虫が死亡し、薬剤の効果が 得られたものと判断した。得られた結果をもとに、以下の式に より防除価(薬剤処理による防除効果の指標。本試験の場合、 殺虫出来た割合と同じ。)を算出した。 防除価=100−

処理後フラス排出孔数処理前フラス排出孔数

×100 また、無処理区でフラスが排出されない穴があった場合は、 薬剤処理区における試験前後のフラス排出孔数の割合に、無処 理区における試験前後のフラス排出孔数の割合の逆数をかける 以下の式により、補正した防除価を算出した。 防除価 (補正値)=100−

処理後フラス排出孔数 処理前フラス排出孔数× 無処理区のフラス排出孔数(処理前) 無処理区のフラス排出孔数(処理後)

×100 試験は各調査地で 2 反復ずつ行った。群馬県館林市では、1 回目は 2016 年 6 月 20 日から 7 月 18 日まで、2 回目は 7 月 20 日から 8 月 17 日まで、東京都あきる野市および福生市では、1 回目は 2016 年 7 月 25 日から 8 月 22 日まで、2 回目は 8 月 25 日から 9 月 22 日まで、埼玉県草加市では、1 回目は 2016 年 8 月 9 日から 9 月 6 日まで、2 回目は 9 月 9 日から 10 月 7 日ま で試験を行った。なお、埼玉県草加市の 1 回目の調査では、処 理 21 日後にあたる 8 月 30 日に台風が上陸する予報であったた め、処理 20 日後に観察を行った。 結  果 各薬剤の処理によるフラス排出孔数の変化は表 3 および付表 1∼6 の通り。 アセタミプリド 群馬県館林市と東京都あきる野市において試験を行った。処 理 3 日後からフラス排出孔数が減少し、処理 14 日後以降はほ ぼ変化が見られなかった。処理 28 日後の防除価(補正値)は、 群馬県館林市において 1 回目の試験で 80.0(75.6)、2 回目の試 験で 76.9(72.7)、東京都あきる野市において 1 回目の試験で 90.9(88.6)、2 回目の試験で 100 であった。なお、いずれの調 査地においても、薬剤を注入した樹について調査期間中に葉や 枝の萎凋や変色等の薬害と思われる症状は認められなかった。 フェンプロパトリン 東京都あきる野市および福生市と、埼玉県草加市で試験を 行った。処理 3 日後にフラス排出孔数が大きく減少し、それ以 降はほぼ変化が見られなかった。処理 28 日後の防除価(補正 値)は、東京都あきる野市および福生市において 1 回目の試験 で 92.9(91.1)、2 回目の試験で 71.4(65.1)、埼玉県草加市に おいて 1 回目の試験で 75.0(68.8)であった。草加市における 2回目の試験では、処理 28 日後の 10 月 7 日の時点で無処理区 においてもフラス排出孔数が大きく減少していたため、処理 21日目の値を用いて防除価(補正値)を算出したところ 81.8 (77.8)であった。草加市の 2 回目の試験では、処理後 3 日目 にフラス排出孔下に設置した袋に落ちている幼虫が確認された (付表 6:フラス排出孔番号 2)。発見時点ではこの幼虫は生存 しており、持ち帰ったところ 2 日後、薬剤処理から 5 日後に死 亡した。また、草加市において 10 月 7 日の調査で、無処理区 のフラス排出孔のうち 2ヶ所(付表 6:フラス排出孔番号 3 お よび 11)において、フラス排出孔付近に翌年以降に羽化した 成虫が脱出するための脱出予定孔と思われる孔が観察された 図 5.幼虫により作られた脱出予定孔、白矢印はフラス排出孔 (A)。樹皮を取り除いたところ (B)。

Fig. 5 Adult exit hole made by larva (A). White arrows show frass ejection holes. Bark removed (B).

5.幼虫により作られた脱出予定孔、白矢印はフラス排出孔(A)。樹皮を取り除いたとこ

(B)。

Fig. 5 Adult exit hole made by larva (A). White arrows show frass ejection holes. Bark removed (B).

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(図 5)。なお、いずれの調査地においても、薬剤を注入した樹 について調査期間中に葉や枝の萎凋や変色等の薬害と思われる 症状は認められなかった。 メタフルミゾン 群馬県館林市と東京都あきる野市において試験を行った。処 理 3 日後からフラス排出孔数が減少し、処理 14 日後以降はほ ぼ変化が見られなかった。処理 28 日後の防除価(補正値)は、 群馬県館林市において 1 回目の試験で 81.8(77.8)、2 回目の試 験で 100、東京都あきる野市において 1 回目の試験で 91.7 (89.6)、2 回目の試験で 91.7(89.8)であった。また、群馬県 館林市の 2 回目の試験では、処理 3 日後の調査でフラス排出孔 表 3.薬剤注入によるクビアカツヤカミキリ Aromia bungii 幼虫のフラス排出孔数の変化

Table 3 Number of larval frass ejection holes of Aromia bungii after insecticide injection

供試薬剤 Insecticide 処理濃度 Concentration (ppm) 調査地 Research site 薬剤注入年月日 Date of insecticide injection 調査対象 樹数(本) Number of sample trees フラス排出孔数(個) Number of frass ejection

holes 防除価 (補正値)1) % reduction of frass ejection (% reduction of frass ejection relative to control)1) 処理後日数 Days after treatment 0 3 7 14 21 28 アセタミプリド Acetamiprid 400 群馬県 館林市 Tatebayashi city, Gunma 2016年 6 月 20 日 20 Jun. 2016 5 10 4 5 2 2 2 (75.6)80.0 2016年 7 月 20 日 20 Jul. 2016 5 13 7 5 3 3 3 (72.7)76.9 東京都あきる野市、 福生市 Akiruno city and Fussa city, Tokyo

2016年 7 月 25 日 25 Jul. 2016 7 11 4 1 2 1 1 (88.6)90.9 2016年 8 月 25 日 25 Aug. 2016 9 11 3 0 0 0 0 100 フェンプロパトリン Fenpropathrin 200 東京都あきる野市、 福生市 Akiruno city and Fussa city, Tokyo

2016年 7 月 25 日

25 Jul. 2016 10 14 0 1 1 1 1 (91.1)92.9 2016年 8 月 25 日

25 Aug. 2016 10 14 3 3 4 4 4 (65.1)71.4

埼玉県草加市 Soka city, Saitama

2016年 8 月 9 日 9 Aug. 2016 9 12 1 2 3 2 2) 3 (68.8)75.0 2016年 9 月 9 日 9 Sep. 2016 10 11 1 1 2 2 0 81.8 3) (77.8)3) メタフルミゾン Metaflumizone 2500 群馬県 館林市 Tatebayashi city, Gunma 2016年 6 月 20 日 20 Jun. 2016 7 11 7 5 2 2 2 (77.8)81.8 2016年 7 月 20 日 20 Jul. 2016 9 14 11 4 1 0 0 100 東京都あきる野市、 福生市 Akiruno city and Fussa city, Tokyo

2016年 7 月 25 日 25 Jul. 2016 9 12 7 2 1 1 1 (89.6)91.7 2016年 8 月 25 日 25 Aug. 2016 9 12 7 2 2 1 1 (89.8)91.7 無処理区 Control -群馬県 館林市 Tatebayashi city, Gunma 2016年 6 月 20 日 20 Jun. 2016 7 11 11 11 9 10 9 2016年 7 月 20 日 20 Jul. 2016 8 13 13 11 12 12 11 東京都あきる野市、 福生市 Akiruno city and Fussa city, Tokyo

2016年 7 月 25 日

25 Jul. 2016 6 10 10 8 9 8 8 2016年 8 月 25 日

25 Aug. 2016 6 11 11 10 9 8 9

埼玉県草加市 Soka city, Saitama

2016年 8 月 9 日

9 Aug. 2016 8 10 9 9 6 8 2) 8 2016年 9 月 9 日

9 Sep. 2016 8 11 11 9 10 9 6 1) 防除価の補正値は、それぞれ同一調査地、同一年月日における無処理区のフラス排出孔数を用いて算出した

1) Each % reduction of frass ejection relative to control was calculated with the number of frass ejection holes of the control of the same research site and date.

2) 処理後 20 日目のフラス排出孔数

2) Number of frass ejection holes at 20 days after treatment 3) 処理後 21 日目の防除価(補正値)

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下に設置した袋に落ちている幼虫が確認された(付表 2:フラ ス排出孔番号 12)。発見時点ではこの幼虫は生存しており、持 ち帰ったところ3日後、薬剤処理から6日後に死亡した。なお、 いずれの調査地においても、薬剤を注入した樹について調査期 間中に葉や枝の萎凋や変色等の薬害と思われる症状は認められ なかった。 考  察 今回試験に用いた 3 種類の薬剤は、いずれも薬剤処理したフ ラス排出孔のおよそ 7 割以上で効果が認められた。また、すべ ての調査地において薬剤注入後に何度かまとまった降雨があっ たが、効果が大きく下がることは無かった。このことから、今 回試験に用いた 3 薬剤はいずれも野外で発生しているクビアカ ツヤカミキリ幼虫に対して実用的な防除効果があると考えられ る。アセタミプリドとメタフルミゾンについては処理後徐々に フラス排出孔数が減少しており、やや遅効的な作用がみられ た。フェンプロパトリンは処理 3 日目の時点でフラス排出孔数 が大きく減少しており、比較的即効性があると考えられた。こ の差は有効成分の作用機構や液剤とエアゾル剤という剤形の違 いによるものと思われる。一方、いずれの薬剤を処理した場合 においても、処理 28 日後の時点でもフラスの排出が継続して いる孔が見られたことから、薬剤を注入したにも関わらず生存 している幼虫が若干数存在したと考えられた。幼虫が生存して いた理由としては、排出孔内部のフラスが十分に除去できてい なかったことや、排出孔内部の孔道の構造等により薬剤が幼虫 まで到達せず、効果が得られなかったためと考えられる。ま た、無処理区の観察では、フラスの排出が 1∼3 週間停止した 後に再びフラスが排出されることが確認された。このことか ら、本種幼虫は生存していても何らかの理由でフラスを排出し なくなる期間があることが明らかになった。さらに、草加市に おける 10 月 7 日の調査では脱出予定孔と思われる孔が確認さ れ、本試験とは別に 10 月 6 日に東京都あきる野市および福生 市で観察を行った際も脱出予定孔と思われる孔が確認されてい ることから、関東地方では少なくともこの時期から翌年以降に 成虫となる幼虫が脱出予定孔を形成していると考えられた。成 熟した幼虫は、樹皮の表皮を残して脱出予定孔を作った後に樹 の幹の木部に蛹室を作り、分泌物と木くずでフタをすることが 知られており(邹 ,1958, Wang et al., 2007)、脱出予定孔を形成 した後は薬剤による防除は困難になると思われる。そのため、 翌年以降の成虫の発生を抑えるためには遅くとも 9 月中に薬剤 による幼虫の防除を行う必要があると考えられる。また、幼虫 は生存していてもフラスを排出しなくなる期間があることか ら、ある時点でフラスが排出されている孔の数よりも、より多 くの幼虫が樹の内部で生存している可能性が有ると考えられ る。そのため、本種幼虫の防除を実施するにあたって排出され たフラスの観察により幼虫の寄生を確認し、フラス排出孔に薬 剤の注入を行う際は、間隔を開けて複数回実施する必要がある と考えられる。今回の調査で、本種の寄生が確認された樹の中 で最も樹齢が若いと思われる樹は、埼玉県草加市の胸高直径 20cmのもので(付表 5:樹番号 1)、地際部からフラスの排出 が見られた。イタリアで行われた調査では直径 6cm 以上の樹 で産卵が可能とされており(EPPO, 2015)、ソメイヨシノにお いても比較的若い樹でも寄生される可能性があることが明らか になった。今後本種の防除に向けた分布調査を行う際は、この 点に留意する必要があると思われる。作業効率の面では、今回 の試験方法では 1ヶ所のフラス排出孔について薬剤処理をする のに平均で約 3 分かかっており、多数のフラス排出孔を処理す る場合は長時間の作業を要する。今後の課題として、薬剤の注 入方法について検討を行い、薬剤の効果をさらに高めるととも に、省力的に薬剤処理できる方法を開発することや、防除に必 要な薬剤注入回数を検討することなどが挙げられる。 謝  辞 本試験を実施するにあたって、徳島県立農林水産総合技術セ ンターの中野昭雄上席研究員ならびに日本植物防疫協会の髙木 豊氏および小林政文農学博士には試験方法の設定等様々な面に おいて多大なるご助力をいただいた。また、日本大学生物資源 科学部の桐山哲氏ならびに名古屋植物防疫所の立松義浩技官に は本種の生態等について様々な知見をご教示いただいた。群馬 県ならびに同県館林市、東京都ならびに同都あきる野市および 福生市、埼玉県ならびに同県草加市の関係者各位には、調査を 実施するにあたって調査地を提供いただくとともに、調査の際 に様々なご助力をいただいた。この場をお借りして厚く御礼申 し上げる。 引用文献

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付表 1.薬剤注入後のクビアカツヤカミキリ幼虫のフラス排出有無の変化(館林市 処理年月日:2016 年 6 月 20 日)

Appendix table 1 Ejection of frass from each larval gallery of Aromia bungii after insecticide injection in Tatebayashi city, Gunma

(Injection date: 20 Jun. 2016) 供試薬剤 Insecticide 処理濃度 Concentration (ppm) フラス排出孔 番号 Frass ejection hole No. 樹番号 Tree No. 胸高直径 Diameter at breast height (cm) 樹高 Height of tree (m) フラス排出の有無 Ejection of frass 処理後日数 Days after treatment 0

(20 Jun) (23 Jun)3 (27 Jun)7 (4 Jul)14 (11 Jul)21 (18 Jul)28

アセタミプリド Acetamiprid 400 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1 2 2 3 4 4 4 5 5 5 42 38 38 36 32 32 32 40 40 40 7.6 10 10 7.6 8.8 8.8 8.8 7.9 7.9 7.9 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ -○ -○ ○ -○ -○ ○ ○ -○ -○ -○ -○ -○ -メタフルミゾン Metaflumizone 2500 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 6 6 7 7 8 9 9 10 10 11 12 38 38 42 42 52 38 38 32 32 40 26 ND ND 9.9 9.9 9.2 8.8 8.8 8.8 8.8 8.9 10.3 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ -○ ○ ○ ○ ○ -○ -○ ○ -○ ○ -○ -○ -○ -○ -○ -○ -無処理区 Control 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 13 13 13 14 14 15 16 16 17 18 19 54 54 54 60 60 58 62 62 44 32 36 12.3 12.3 12.3 10.7 10.7 8.7 11.4 11.4 10.2 10 7.3 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ -○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ ○ ○…フラス排出あり (Frass ejected)  - …フラス排出無し (Frass not confirmed)

6番の樹高は計測前に伐採されたため、データ無し

(9)

付表 2.薬剤注入後のクビアカツヤカミキリ幼虫のフラス排出有無の変化(館林市 処理年月日:2016 年 7 月 20 日)

Appendix table 2 Ejection of frass from each larval gallery of Aromia bungii after insecticide injection in Tatebayashi city, Gunma

(Injection date: 20 Jul. 2016) 供試薬剤 Insecticide 処理濃度 Concentration (ppm) フラス排出孔 番号 Frass ejection hole No. 樹番号 Tree No. 胸高直径 Diameter at breast height (cm) 樹高 Height of tree (m) フラス排出の有無 Ejection of frass 処理後日数 Days after treatment 0

(20 Jul) (23 Jul)3 (27 Jul)7 (3 Aug)14 (10 Aug)21 (17 Aug)28

アセタミプリド Acetamiprid 400 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 1 1 1 2 2 2 3 3 4 4 5 5 5 42 42 42 38 38 38 36 36 32 32 40 40 40 7.6 7.6 7.6 10 10 10 7.6 7.6 8.8 8.8 7.9 7.9 7.9 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ -○ -○ ○ ○ -○ -○ -○ ○ ○ ○ -○ -○ ○ -○ -○ ○ -○ -○ ○ -メタフルミゾン Metaflumizone 2500 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 6 6 7 7 8 8 9 9 10 11 11 20 21 12 38 38 42 42 52 52 38 38 32 40 40 38 36 26 ND ND 9.9 9.9 9.2 9.2 8.8 8.8 8.8 8.9 8.9 8 9.6 10.3 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ ○ ○ -○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ -○ -○ ○ -○ -○ -無処理区 Control 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 22 13 13 14 14 14 15 16 23 23 17 17 24 38 54 54 60 60 60 58 62 50 50 44 44 30 9.6 12.3 12.3 10.7 10.7 10.7 8.7 11.4 12 12 10.2 10.2 10.6 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ ○ ○ -○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ ○…フラス排出あり (Frass ejected)  - …フラス排出無し (Frass not confirmed)

6番の樹高は計測前に伐採されたため、データ無し

(10)

付表 3.薬剤注入後のクビアカツヤカミキリ幼虫のフラス排出有無の変化(あきる野市・福生市 処理年月日:2016 年 7 月 25 日)

Appendix table 3 Ejection of frass from each larval gallery of Aromia bungii after insecticide injection in Akiruno city and Fussa city,

Tokyo (Injection date: 25 Jul. 2016) 供試薬剤 Insecticide 処理濃度 Concentration (ppm) フラス排出孔 番号 Frass ejection hole No. 樹番号 Tree No. 胸高直径 Diameter at breast height (cm) 樹高 Height of tree (m) フラス排出の有無 Ejection of frass 処理後日数 Days after treatment 0

(25 Jul) (28 Jul)3 (1 Aug)7 (8 Aug)14 (15 Aug)21 (22 Aug)28

アセタミプリド Acetamiprid 400 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 1 1 2 2 3 4 4 5 6 7 7 28 28 32 32 30 54 54 74 62 28 28 7.4 7.4 6.6 6.6 6.0 10.2 10.2 10.8 11.0 6.0 6.0 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ -○ -○ -○ -○ -○ -○ -○ -フェンプロパトリン Fenpropathrin 200 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 福生 1 福生 2 福生 3 福生 4 8 9 9 10 11 11 12 13 14 14 F1 F2 F2 F3 54 20 20 64 54 54 62 58 52 52 92 98 98 100 8.8 6.3 6.3 12.1 11.8 11.8 12.9 12.2 11.3 11.3 15.8 14.4 14.4 13.0 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ -○ -○ -○ -メタフルミゾン Metaflumizone 2500 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 15 16 17 18 19 20 21 21 21 22 23 23 72 68 72 62 88 90 70 70 70 64 62 62 10.8 12.0 11.3 10.2 12.0 12.2 12.4 12.4 12.4 11.6 12.3 12.3 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ -○ ○ -○ -○ -○ -無処理区 Control 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 24 25 25 26 26 27 27 28 28 29 72 34 34 36 36 32 32 34 34 36 11.0 6.1 6.1 6.7 6.7 7.1 7.1 7.6 7.6 6.5 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ ○ ○ -○ ○ ○ ○ -○ ○ ○ ○ -○ ○ ○ ○ -○ ○…フラス排出あり (Frass ejected)  - …フラス排出無し (Frass not confirmed)

樹番号 F1、F2 および F3 は福生市のソメイヨシノ、それ以外はあきる野市のソメイヨシノ

(11)

付表 4.薬剤注入後のクビアカツヤカミキリ幼虫のフラス排出有無の変化(あきる野市・福生市 処理年月日:2016 年 8 月 25 日)

Appendix table 4 Ejection of frass from each larval gallery of Aromia bungii after insecticide injection in Akiruno city and Fussa city,

Tokyo (Injection date: 25 Aug. 2016) 供試薬剤 Insecticide 処理濃度 Concentration (ppm) フラス排出孔 番号 Frass ejection hole No. 樹番号 Tree No. 胸高直径 Diameter at breast height (cm) 樹高 Height of tree (m) フラス排出の有無 Ejection of frass 処理後日数 Days after treatment 0

(25 Aug) (28 Aug)3 (1 Sep)7 (8 Sep)14 (15 Sep)21 (22 Sep)28

アセタミプリド Acetamiprid 400 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 1 2 4 30 5 31 6 6 32 7 7 28 32 54 32 74 48 62 62 68 28 28 7.4 6.6 10.2 6 10.8 9.2 11 11 7.7 6 6 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ -○ -フェンプロパトリン Fenpropathrin 200 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 福生 1 福生 2 福生 3 福生 4 11 11 12 13 33 34 34 14 14 35 F1 F1 F4 F5 54 54 62 58 62 58 58 52 52 52 92 92 54 52 11.8 11.8 12.9 12.2 13 12.2 12.2 11.3 11.3 12.6 15.8 15.8 13.6 16.2 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ -○ -○ -○ -○ ○ -○ ○ -○ ○ -○ ○ -○ ○ -○ ○ -○ ○ -メタフルミゾン Metaflumizone 2500 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 15 15 16 17 18 19 19 20 21 36 36 37 72 72 68 72 62 88 88 90 70 72 72 50 10.8 10.8 12 11.3 10.2 12 12 12.2 12.4 11.7 11.7 9.6 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ -○ -○ ○ ○ -○ -○ ○ -○ ○ -○ -○ -無処理区 (Control) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 25 25 26 26 27 27 28 38 38 39 39 34 34 36 36 32 32 34 64 64 64 64 6.1 6.1 6.7 6.7 7.1 7.1 7.6 14.7 14.7 8.7 8.7 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ -○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ -○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ ○ ○ -○ ○ ○…フラス排出あり (Frass ejected)  - …フラス排出無し (Frass not confirmed)

樹番号 F1、F4 および F5 は福生市のソメイヨシノ、それ以外はあきる野市のソメイヨシノ

(12)

付表 5.薬剤注入後のクビアカツヤカミキリ幼虫のフラス排出有無の変化(草加市 処理年月日:2016 年 8 月 9 日)

Appendix table 5 Ejection of frass from each larval gallery of Aromia bungii after insecticide injection in Soka city, Saitama (Injection

date: 9 Aug. 2016) 供試薬剤 Insecticide 処理濃度 Concentration (ppm) フラス排出孔 番号 Frass ejection hole No. 樹番号 Tree No. 胸高直径 Diameter at breast height (cm) 樹高 Height of tree (m) フラス排出の有無 Ejection of frass 処理後日数 Days after treatment 0

(9 Aug) (12 Aug)3 (16 Aug)7 (23 Aug)14 20

1) (29 Aug) (6 Sep)28 フェンプロパトリン Fenpropathrin 200 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 5 6 7 8 8 8 9 20 50 34 28 26 26 28 56 60 60 60 44 6.1 8.8 10.6 9.3 7.6 7.6 9.4 9.2 9.2 9.2 9.2 9 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ -○ ○ -○ -○ ○ -○ ○ -○ -○ ○ -無処理区 Control 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 10 11 12 13 14 15 16 17 17 17 48 42 36 50 46 46 48 50 50 50 9.6 9.2 7.8 10.9 9.2 9.4 10.9 9.4 9.4 9.4 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ ○ ○ -○ -○ ○ -○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ ○ -○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ ○…フラス排出あり (Frass ejected)  - …フラス排出無し (Frass not confirmed)

1) 台風接近のため、処理後 20 日目に観察を行った

1) Observation was conducted at 20 days after treatment because of a typhoon.

付表 6.薬剤注入後のクビアカツヤカミキリ幼虫のフラス排出有無の変化(草加市 処理年月日:2016 年 9 月 9 日)

Appendix table 6 Ejection of frass from each larval gallery of Aromia bungii after insecticide injection in Soka city, Saitama (Injection

date: 9 Sep. 2016) 供試薬剤 Insecticide 処理濃度 Concentration (ppm) フラス排出孔 番号 Frass ejection hole No. 樹番号 Tree No. 胸高直径 Diameter at breast height (cm) 樹高 Height of tree (m) フラス排出の有無 Ejection of frass 処理後日数 Days after treatment 0

(9 Sep) (12 Sep)3 (16 Sep)7 (23 Sep)14 (30 Sep)21 (7 Oct)28

フェンプロパトリン Fenpropathrin 200 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 18 5 19 7 8 10 20 11 11 21 22 34 26 26 56 60 48 34 42 42 46 44 10.7 7.6 8.8 9.2 9.2 9.6 8.3 9.2 9.2 9 8.1 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ -○ -○ -○ -○ -○ -無処理区 Control 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 23 24 25 26 26 13 14 14 16 17 17 42 52 36 54 54 50 46 46 48 50 50 9 9.2 9.3 11.1 11.1 10.9 9.2 9.2 10.9 9.4 9.4 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ -○ ○ -○ ○ ○ -○ -○ ○ ○ ○ -○ -○…フラス排出あり (Frass ejected)  - …フラス排出無し (Frass not confirmed)

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