(1)職員のレベルアップが求められている。
①市町村合併により、西尾市は大きな変革期を迎えており、従来の考え方や仕事
のやり方を見直し、新市の住民が必要とするサービスを新たに創造していくこ
とが求められている。これに伴い、職員は環境の変化に対応する必要があり、 期待される役割も増大しているため、職員のレベルアップが急務である。
②価値観の多様化により、住民ニーズも多様化している。この社会の中で公平な
行政サービスを提供する必要があり、住民に対する説明能力や対応能力がより
一層求められている。
③市民から職員に対する苦情があり、より高い市民対応力が求められている。
(2)研修の受講人数制限
研修を受けることにより、多くの職員がレベルアップをしてもらいたいが、研 修には受講人数の制限がある。
集合研修の最適受講人数は、25人程度であり、研修を必要とする全職員に受講 してもらうとなると、約20年かかってしまい、長い時間がかかる。
(3)OJT(On the J ob Training)における教育レベルのばらつき
OJTにおいては、上司・先輩のスキルにより、部下や後輩が受けられる教育 のレベルに差が生じてしまう。人材育成の中核を担うOJTの強化のために、上 司・先輩がより高いスキルを身につける必要がある。
※ OJTとは、職場内で上司・先輩が、部下に日常の仕事を通じて、必要な知識・
技能・仕事への取り組み等を教育すること。
→職員研修の充実により、職員のレベルアップのサポートができないか。
① 問題・課題
マネージャー、リーダー始め11人 キラキラさわやか人事グループ
研修内容の全庁共有化に向けて
改善テーマ
集合研修の内容をより多くの職員に周知する。
(1)研修で利用するテキストを全庁的に情報共有し、組織強化を図る。 →ただし、テキストには著作権があるため、研修会社の許可が必要。 【参考】
昨年度は、図解研修の委託先研修会社と交渉をしてみたところ、テキストの情 報共有を許可していただいた。
→アウトルック08職員研修「図解研修の使用テキスト等について」を参照。
(2)研修内容のメモを全庁的に情報共有し、組織強化を図る。
研修担当が、研修内容のメモを取り、ポイントとなる知識の共有化を図る。 →これも、研修会社の許可が必要。
→クレーム対応研修の委託先研修会社と交渉し、 研修内容のメモの情報共有を許可してもらった。 【情報共有方法】
アウトルック08職員研修に『クレーム対応
研修で作成したクレーム対応マニュアルと 研修内容メモについて』を投稿。
② 改善案
(1)受講人数の制限により、受講できなかった人も、研修内容のメモや、テキスト を見ることにより、一定の知識をつけることができる。
(2)クレームを起さないための窓口対応や、クレーム対応のポイントを視える化す ることができ、困った時にいつでも参考に出来るようになった。
(3)集合研修受講生にとっては、研修内容のメモを利用することにより、研修を復 習することができ、より高い研修効果が期待できる。
(4)OJTを実施するときの参考資料として利用でき、 部下や後輩を育成するときの手助けとなる。
③ 改善効果
西尾幡豆の合併で市の規模が大きくなることにより、今まで以上に住民に対する説 明・対応能力など、職員としてのレベルアップが必要となるが、研修の受講には人的、 時間的な制約があることも事実である。この改善案は、ジレンマから脱する新しい試み であり、担当者の改善意欲がうかがわれる有意義な提案であると考える。今後、アウト
ルックへの投稿等により条件整備は比較的容易にできると思われるが、有効に活用され
るための更なる創意工夫に努められたい。