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複雑なデータ構造を用い翫、2部グラフの辺彩色アルゴリズム

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Academic year: 2021

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(1)

田本オペレーションズ。リサーチ学会  

2¢①名寄審卒研究発表会  

侶コ風=瑠  

複雑なデータ構造を用い翫、2部グラフの辺彩色アルゴリズム  

02301850 高知学園短期大学 高畑貴志 TAKABATAKETakashi  

とを,ここではオイラースプリットと呼ぶ.)の一方   を残すことで,次数が半分の正則2部グラフでの問題   に帰着できるからである.   

辺数mのた一正則2部グラフの完全マッチング問題   を,辺数の少ない重み付き正則2部グラフの問題に帰   着させる手法が知られている.この手法を辺疎化と呼   ぶ.辺疎化の手順は次の通りである.  

(且)∬−1=Gとする・  

(2)各g=0,…,Llogた」について,   

(2−り2部グラフ仇の頂点集合をガムlと同じ   に,辺集合は空集合に設定する.   

(2−五五)茸g_1の辺集合を,オイラー閉路の集合と   木アに分割する.   

(望一五Ⅴ)Tをガト1の辺集合にする.   

(‰Ⅴ)残った各オイラー閉路の辺を交互に赤と  

黒に割り当て,赤の辺のみを茸どの辺集合に   する.  

(3)各動の辺の重みを2ゼと定める.   

辺疎化は,0(m)時間で実行でき,重みつきグラフ   の場合は,個別の辺の総数に比例した時間で実行でき   る.重みつきの木となるガ上(ゼ=0,…,しlogた」)を   重ね合わせてできる重みつきた一正則グラフのマッチ  

ングは,もとのグラフの完全マッチングとなる.   

Makino−rmkabatake−Fujishige【4】は,与えられた   正則2部グラフGrニ(町β)に,βには含まれない   ダミー辺を用いたマッチングのコピーを加えて次数を   2のぺき乗にした後,オイラースプリットを繰り返し   て完全マッチングを求めるアルゴリズムBITWISE−  

ADD−SPLIT(以下,BAS)を提案した.  

AlgorithmBITWISE−ADD−SPLIT  

Imp血ふ正則グラフG=(りβ)(d:奇数).  

①Ⅷ也pⅧ血Gの完全マッチング几れ  

馳叩皿Gを辺疎化し,仇,‥リガい。gd」を得る・(こ   のアルゴリズムでは,各茸どの辺の重みを考えな  

い.)  

凱叩2c=2「logdl−dとする.  

凱叩3完全2部グラフ呵vt/2,IVけ2の任意の完全マッ  

チングを〟立とする.  

皿 隠旺め臆   

2部グラフの辺彩色問題は,スケジューリングなどの  

応用を持つ,基礎的な組合せ最適化問題である.辺数  

m最大次数dを持つ2部グラフに対する0(mlogd)  

時間のアルゴリズムが,研究者の長い間の日額であっ   た.この目棲に向かって,Sd汀かer【6】やRizヱit5】等   により0(md),0(mlogd+晋log管logd)時間のも   の等が提案されてきたが,Cole−Ost−Scbi汀a【2】がス   プレー木を用いた閉路消去アルゴリズムで目棲を達成  

した.これらの結果は正則2部グラフの完全マッチン   グアルゴリズムから導かれるものであるが,Alon【1】  

は轟朴な完全マッチングアルゴリズムからもそれな   りに高速な−0(mlogm)−アルゴリズムが導かれ   ること示した.この発表では,M濾ino一触bat止㌣  

nわis山ge【4】による完全マッチングアルゴリズムをも  

とにした,スプレー木などの複雑なデータ構造を用い   ないで実装できる0(mlogd+管log晋)時間アルゴ  

リズムを提案する.  

望 既甑の結果   

以下では,m本の辺を持ち,最大次数dの2部 グラ   フを対象とした辺彩色問題を,単に辺彩色問題と呼ぶ  

ので注意されたい.   

辺彩色問題では,頂点数れ=0(晋)と仮定してよ   い.彩色指数は最大次数に一致することが知られてい   るため,二つの色クラス中で次数がd/2以下の頂点を  

それぞれ併合した2部グラフの問題に帰着できるから   である.   

Kapoor−Rizzi【3】は,0<た≦dを満たす任意   のたについて,頂点数0(晋)のた一正則2部グラ   フの完全マッチングが,ア時間で求められるならば,  

ア+0(mlogd)時間で辺彩色問題が解けることを示   した.   

以下,正則2部グラフの完全マッチングを求める問   題では,次数は奇数と仮定する.偶数次数の場合は,グ   ラフの辺をオイラー閉路の集合に分割し,各閉路の辺   を交互に赤と黒に割り当て,各色の辺だけを集めてで  

きる2つのグラフ(この方法でグラフを2分割するこ  

− 8 −   

© 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

(2)

Step3Mdがダミー辺を含ま酎ナれば,Step6へ.  

Step4月o=¢とする.   

払rg=0,.‥,LlogdJdo  

if cの2進表現の2gの桁1,,=1tben  

勒に〟ムを加える.  

月 を耳gに加え,オイラースプリット   を適用する.得られるグラフでダミー   辺の少ない方の辺集合を,月舘1とする.   

Step5Mb=Rrl。gdlとし,Step3へ・  

Step6叫ゴを返し,終了.   

BASは,Step2に0(lEl)時間かかり,Step4は   0(lVllogd)時間必要で0(loglVl)回反復されるた   め,0(l呵+けリoglVllogI呵)時間で完全マッチング   を求める■【3】より,0(mlogd+晋log晋logd)時間   の辺彩色アルゴリズムが得られる.   

3 新しいアルゴリズム   

BASでは,Cが小さければStep4を実行する回数   が減少する.オイラーの小定理によると,正の奇数d   に対し,整数∬,tで,∬d+1=2fかつf≦dを満た   すものが存在することがわかる.これを利用して,辺   彩色をするべきグラフのコピーを複数個重ね,ダミー   のマッチングを1回だけ加えるようにしてBASを修   正すると,次のAUGMENT−BITWISE−ADD−SPLIT  

(以下,ABAS)が得られる.  

AlgorithmAUGMENT−BITWISE−ADD−SPLIT  

Input d一正則グラフC=(Ⅴβ)(d:奇数).  

Output Gの完全マッチング九九  

SteplGを辺疎化し,仇,…,ガい。gd」を得る・(各    ガ の重みは2 とする.)  

Step2∬d+1=2tかつd≦f<2dとなる整数ヱ,f   を求める.  

Step3各Hcの重みをx倍して重ね合わせたxd一正  

則グラフに辺疎化を適用する.得られる重み付き   

の木を苅,...,弟_1とする.これ以降,各苅の   重みは考えない.  

Step4完全2部グラフ∬lVl/2,lVl/2の任意の完全マッ    チングを叫ゴとする.  

Step5Mdがダミー辺を含まなければ,Step8へ.  

Step6月=鳩とする.  

brg=0,…,モー1do  

乃に月を加えたグラフに,オイラー   スプリットを適用する.得られるグラ   フでダミー辺の少ない方の辺集合を月  

とする.  

Step7Mh=Rとし,Step5へ.  

Step8〟dを返し,終了.  

Step6〜7は0(dZVJlogd)時間で,Mdに含まれる  

ダミー辺数を1/2d以下にする.Step4ではMdは   0(lVl)のダミー辺を含むので,Step6は0(去loglVl)  

回線り返される・Step3の辺疎化では,0(lV.logd)本   の個別の辺を持つグラフについて,全辺の探索を行う操   作をd回線り返すので,0(dlVllogd)=0(lβtlogd)  

時間必要である.したがって,ABASは,0(JEllogd+  

1VlloglVl)時間の完全マッチングアルゴリズムであ   るが,0(mlogd+晋log晋)時間の辺彩色アルゴリズ   ムを与える.   

参考文献  

【1rN.Alon,Asimplealgorithmforedge−COloring   bipartite multigraphs,Inform・Process.Lett・,  

鮎,30ト302(2003).   

【2】R.Cole,K.Ost,S・Schirra,Edge−COloringbi−  

partitemultigraphsinO(ElogD)time,Com−  

binatorica,21,5−12(2001).   

【3]A・Kapoor,R・Rizzi,Edge−COloring bipartite   graphs,J・Algorithms,34,390−396(2000).   

〔4】K・Makino,T・T出払batake,S・Fujishige,A   Simple matching algorithmfor regular bipar−  

titegraphs,Inform.Process.Lett.,84,189−193   

(2002).   

【5]R・Rizzi,Findingl−factorsin bipartite regu−   

1argraphs and edge−COloring bipartitegraphs,  

SIAMJ.DiscreteMath.,15,283−288(2002).   

【6]A.Schriiver,BipartiteedgecoloringinO(m△)  

time,SIAMJ.Comput.,28,841−846(1998).  

ー 9 −   

© 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

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