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留学生の「京都」への貢献 : 交流、連携からの発 展

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著者 木谷 真紀子, 高岸 雅子

雑誌名 同志社大学日本語・日本文化研究

号 16

ページ 43‑56

発行年 2019‑03

権利 同志社大学日本語・日本文化教育センター

URL http://doi.org/10.14988/pa.2019.0000000076

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要 旨

 本稿は、同志社大学日本語・日本文化教育センターに在籍する日本語・日本文 化研修留学生(以下、日研生)と交換留学生が、日本文化を体験することを主な 目的とした〈日本語特講演習〉の履修をとおして行った、地域との交流や貢献に ついての報告である。

 本センターでは、2013 年度秋学期より日研生を受け入れ始めている。2 年目が 終了し、2015 年度の計画を立てる際、京都の中心部にある同志社大学に在籍して いるからこそ受講できる演習へと、内容を再編成した。伝統の継承に携わるゲス トスピーカーから実情や問題点などについて実際に話を聞き、また訪問したそれ ぞれの箇所で地域の人々と交流した。これらの取り組みについては、履修生から 前向きかつ良好な感想や意見が得られ、当初の「京都の中心部にある本学でしか できない演習」を行うという目的は達成できたと思われる。

 しかしさらに 2 年が過ぎ、ゲストスピーカーや訪問先など、当演習の協力者で ある地域の人々から、これらの活動を深化する契機を与えられた。それは知識を 得て学ぶだけではなく、留学生自らがその能力をいかして発信し、地域に貢献す るものである。

 多分野にまたがり幅広い内容で実践している当演習の中から、本稿では同志社 大学日本語・日本文化教育センターの位置する京都の人々と深く関わったという 視点で選んだ主に 3 種類の活動について報告する。今回の試みが、大学と地域の 交流、連携の強化と貢献、留学生による地域の国際化に結びつくよう、成果と課 題をまとめる。

キーワード 日本語 日本文化 伝統 留学生 京都 地域貢献

1 はじめに

 同志社大学日本語・日本文化教育センターでは、2013 年度秋学期より日本語・日本 文化研修留学生(以下、日研生)の受け入れを開始した。2014 年度生は、秋学期に履

留学生の「京都」への貢献−交流、連携からの発展−

Contribution of the International Students to "Kyoto"

−Development from Exchange and Collaboration−

木谷 真紀子・高岸 雅子

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修した学生(以下、履修生)の日本語・日本文化研究のテーマ探しに役立つよう、さ まざまな切り口から日本文化・日本社会について知識を深められる講義を行い、春学 期は個別に指導教員を配置し、履修生の希望やテーマに応じた論文の作成指導をした。

しかし、「日本において研究を行うことを通じ、日本と自国との架け橋となり、両国ひ いては世界の発展に貢献するような人材を育成することを目的」に選抜された「外国 人留学生」1である日研生の特質を鑑み、2015 年度秋学期からは、本学が京都御所の北 側という京都市の中心部にある〈地の利〉を最大限にいかした内容にするべく、新し い活動を取り入れた。担当教員の講義を受けるだけではなく、伝統の継承者として活 躍する京都の人々をゲストスピーカーとして招き、その立場の人のみが知り、伝える ことのできる話を聞き、さらに学外の多種多様な機関を訪問する〈体験型〉の内容へ と変換したのである。履修生の提出物からは、教員側が意図した以上の効果を得たこ とを感じられたものの、2 年度を終えた頃、本演習の協力者から進化を遂げられる再考 の機会を与えられた。それは国際観光都市・京都に学ぶ留学生に、地域への貢献を可 能にするものだったのである。

 本稿では、2017 年度秋学期[日本語特講演習 75]、2018 年度春学期文化クラス[日 本語特講演習 74]の日研生と一部の交換留学生を加えた演習から、地域の人々と連携し、

貢献を果たしたと思われる 3 種類の活動における地域交流の取り組みについて報告す る。

2 講義内容とスケジュール

 2017 年度秋学期と 2018 年度春学期の、学期ごとの 15 回のスケジュールと内容を表 1、

2 に示す。

表 1 2017 年度秋学期〔日本語特講演習 75〕スケジュール

テーマ・内容

1 オリエンテーション・自己紹介・スケジュール説明 等 2 俳句に親しむ 1

3 祇園祭・白楽天山の多言語パンフレット作成のための翻訳プロジェクト 1 +京都 文化博物館見学

4 俳句に親しむ 2

5・6 京町家訪問と地域の人々との交流(3 班に分けて訪問)

7 日本の学校教育 1

8 日本の学校教育 2(同志社女子中学校見学・交流)

9 ポップカルチャーと日本語学習 10 日本の若者の恋愛観、結婚観

11・12 紫雲山頂法寺(六角堂)・華道家元池坊いけばな資料館見学、いけばな実習 13 京都国際漫画ミュージアム見学(紙芝居鑑賞)

14 祇園祭・白楽天山の多言語パンフレット作成のための翻訳プロジェクト 2 15 総括

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表 2 2018 年度春学期〔日本語特講演習 74〕スケジュール

テーマ・内容

1・2 オリエンテーション・スケジュール説明、ポスター発表の説明、茶道について 3・4 日本の伝統芸能についての講義後、京都観世会館(能楽堂)見学

5・6 茶道体験(同志社大学内茶室、寒梅軒)

7 祇園祭・白楽天山の多言語パンフレット作成のための翻訳プロジェクト 3 8 能楽師シテ方観世流 吉田篤史氏の講演と公演

9 京都の企業について(会社見学の事前授業)

10・11 株式会社島津製作所本社、三条工場の見学 11・12 西陣織機織り工場見学と講義

13 祇園祭・白楽天山保存会代表理事の講義と白楽天山見学 14・15 ポスター発表、総括

 当該学期にはアメリカ、ブルガリア、コスタリカ、イギリス、ジョージア、インド、

メキシコ、ポーランド、ルーマニア、ベトナムからの日研生 12 名と、オーストリア、

イギリス、フランス(国名はいずれもアルファベット順)からの交換留学生 7 名の合 計 19 名(男性 4 名、女性 15 名)が本演習を履修した。

 本稿では、まず秋学期に行った〈京町家訪問と地域の人々との交流〉、その町家訪問 から実現した春学期の〈西陣織機織り工場見学と講義〉、そして年間を通して取り組ん だ〈祇園祭・白楽天山の多言語パンフレット作成のための翻訳プロジェクト〉について、

経緯、目的、活動内容を報告する。なお、本稿で報告する内容での演習の履修生は 19 名のみである。そこで活動の成果や意義を判断する要素として、各活動後に提出を義 務づけている課題レポート、祇園祭・白楽天山の翻訳パンフレットに収めた感想を挙 げる。

3 京町家訪問と地域の人々との交流 3.1 2017 年度までの経緯

 本センターにおける京町家に関する活動は 2014 年より開始された。本学から徒歩 3 分に位置するところに京町家を所有し、住まいする貝沼三枝子氏が、地域の 30 名ほど の有志とともに地域交流サークルを企画運営し、さまざま活動を行っていた。その活 動に〈留学生との交流〉を取り入れたいという問い合わせが本センターの事務室にあっ たのである。はじめは正月飾りの折り紙細工作成の指導などを受けるといった内容で、

学生生活では接する機会の少ない近隣地域の異なる世代の人々との交流を目的に行っ ていた。しかし、2015 年度から本演習の内容を大幅に改めたことにより、さまざまな 世代、また分野で活動する京都の人々との交流の機会が増えた。そこで、〈京町家とい う住環境や、それを生み出した京都の町づくりなどを学び、かつ履修生から発信する〉

という目的のもとに活動の内容を改めた。以下は、2017 年秋学期に実施した活動である。

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3.2 活動の目的

 活動の目的は以下のとおりである。

・ 京都の伝統的な家屋〈京町家〉を訪問し、実際の生活者(以下、居住者)から説明 を受けることで、京町家の成り立ちや変遷、暮らしの様子を学ぶ。

・ 母国の住環境や町づくりを、5 分程度の内容にまとめ、PPTを用いて居住者らに発 表する。

・ 日本と自国、またクラスメートの発表から各国の状況を把握する。

・ それぞれの問題点を整理し、伝統的な家屋や町並みの保存や今後の町づくりについ て意見を述べ合う。

・ 上記の活動をとおし、大学の近隣地域に住む、学生生活では交流する機会の少ない 世代の人々と交流する。

3.3 活動の内容

 一人ずつ発表するため、質疑応答などの時間を考慮し、履修生 19 名を 3 班に分けて 訪問した。発表のテーマを「各国の住環境について」としたので、同じ国籍の履修生 には内容を調整するよう指示している。訪問に先立ち、次の(1)(2)のような事前準 備を行った。

(1) 資料「京町家について」を配布。履修生は訪問日までに資料を読んで理解し、

京町家について学び、居住者に対する質問を考える。

(2) PPTなど資料を作成し、母国の住環境や町づくりを紹介するための準備をする。

 そして実際の訪問は、A班(国籍は、アメリカ、ブルガリア、コスタリカ、イギリス、

インド、メキシコ、ポーランド)、B班(同、オーストリア、ブルガリア、イギリス 2 名、

ジョージア、ベトナム)、C班(同、アメリカ、イギリス 3 名、フランス、ルーマニア)

に分け、次の(3)から(6)の手順で活動を行った。

(3) 履修生がPPTを用いて自国の住環境について 5 分程度で発表し、居住者の質問 に答える。

(4) 京町家の居住者から、京町家の成り立ちや変遷、暮らしの様子についての説明 を受ける。

(5) 履修生が京町家の住まいや日々の生活について質問し、居住者が答える。

(6) 発表をふまえ、履修生と居住者が住環境や町づくりなどについて話し合う。

3.4 履修生の様子・コメント

 訪問後に〈京町家訪問〉の課題レポート2を提出させた。以下に、その一部を紹介する。

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「これまで接したことのない世代の人々といろいろな話ができたのは面白かった。」「訪 問前の説明だけでは、京町家がどのような家なのかよくわからなかったが、実際に家 の中に入り居住者から直接説明を聞くことができたので、本当によくわかった。」「国 にいるときから日本の伝統的な建物にあこがれていた。中に入った途端、畳のいい匂 いがして、その上を歩くのが嬉しかった。」と、大学から徒歩 3 分という至近距離にあ る伝統的な家屋を訪問し、実際の居住者から説明を受け、交流するという活動自体に 喜びを見出したようだ。「窓から外を見ると庭がすぐ近くに見えた。町の真ん中にいる のに自然の中にいるように感じた。」と、京町家独特の建築法を体感した感想もあった。

 また居住者の説明や会話から、「快適に暮らすための工夫は母国の家と共通する部分 があった。」「地震が起こっても壊れないように、小さい柱の上に立てるなどの工夫が 昔から行われていることに驚いた。」「日々季節の移り変わりを感じながら町家に住ん でいる京都人の暮らしぶりを知った。」「祇園祭の拠点になっている町家があることか ら、京町家と伝統的なお祭りの結びつきを知った。」「京町家の台所に火の神が、井戸 に井戸の神がおられ、日々お参りをしているというお話は興味深かった。」などの感想 があった。このように伝統的家屋の文化的な価値を自然に学べたようである。

 居住者の京町家の説明を聞き、クラスメートの自国の住環境についての発表をお互 いに聞いているうちに、さらに問題意識を持って考えることも可能になった。「クラス メートの発表から、様々な国の伝統的な家や町並み、生活について知ることができ、

大変勉強になった。」「伝統的家屋を保存していくことの重さを知った。」という感想に 対し、「自分の住んでいる都市部にも、町並み保存のために建造物の高さや色を揃える などの条例があり厳しく守られている。それに比べ日本は、思ったより守られていな いと思う。それは日本国内のさまざまな町を歩いて感じたことである。」という声もあっ た。そこから、それぞれの国の町並み保存や文化財保存の条例についての話し合いの 時間になった。

 一方、居住者からも、「留学生の国に茅葺の家や高床式の家があったり、涼しさを演 出するための工夫があったりするなど、日本でも見られるような家のつくりがあるこ とを聞いて、遠い国を身近に感じた。」という感想があった。最後に、履修生に京町家 に住んでみたいかと尋ねると、多くの履修生は「京町家に住んでみたい。」と答えた。「手 入れは大変そうだが、それを乗り越えるという挑戦をしてみたい。京町家にはそれぐ らいの価値がある。」などの声があった。

3.5 所感

 履修生は発表の準備をとおし、自国の景観条例を詳細に調査し、気候に合わせた家 の構造などを改めて認識することになった。このような自国の住環境を再認識した上 で京町家を訪問したことには、大きな意義があったと言える。見学先の居住者から京 町家についての話を聞くだけでなく、履修生からも自国の住環境について発表すると

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いう相互発信により、お互いの国の住環境や町づくりの構造の共通点や相違点をより 理解することができたと考えられる。特に履修生は、居住者が京町家という伝統的な 家屋を大切に保存しながら生活していることを深く実感できたようである。

 もちろん、これらは実際の訪問が前提となる。京町家に足を踏み入れ、快適に暮ら すための工夫や季節による部屋のしつらえの変化を自分の目で確かめ、〈生活文化〉を 居住者の目で体感できたからこそ、京町家に対する理解がより深まった。また京都で 日々の暮らしを営んでいる主婦の話は、日本での生活にまだ慣れていない履修生にとっ て、生活に必要な情報を入手するという実用的な側面もあったと思われる。

 今回、発表の形態で履修生から発信する活動を取り入れ、相互理解が深まった結果が、

次に述べる西陣織に関する活動に結びついた。訪問先の地域交流サークルのメンバー である西陣織職人の家人から、同様の訪問を受け入れ、西陣織について履修生が学ぶ 機会を設けたい、との提案があったのである。

4 西陣織機織り工場見学と講義 4.1 経緯

 上記のように、〈西陣織機織り工場見学と講義〉は、〈京町家訪問と地域の人々との 交流〉を企画運営した貝沼三枝子氏らの地域交流サークルのメンバーの一人が、西陣 織職人の家人だったことをきっかけに、2018 年度春学期に初めて実現した。20 人弱の 履修生が一度に講義を聴くということが困難な工場規模であるため、当初は見学と簡 単な説明だけの予定であった。しかし、それだけでは履修生にとっての深い学びにつ ながらないと考え、見学後の講義を依頼した。工場が本学烏丸キャンパスから徒歩 5 分という近距離に位置することから、見学後に移動し、教室で講義を受けるというこ とが可能になったのである。京町家の活動と同様に、伝統工芸についての知識を得る だけではなく、近隣地域との連携、住民との交流という点で、本学ならではの取り組 みであると言える。

 西陣織の帯職人・木村信男氏は、京町家の地域交流サークルには参加していないため、

「履修生たちの様子や実際の講義の内容を把握し、さらには担当の先生の意見を取り入 れて講義の内容を組み立てたい。」と、何度も演習を聴講し、担当教員とも数度、綿密 な打ち合わせをして準備を行った。その中で、担当教員自身が伝統工芸の置かれる厳 しい現状を把握したため、本活動を、〈株式会社島津製作所(以下、(株)島津製作所)

本社、三条工場の見学〉の翌週に企画した。参考までに、〈(株)島津製作所の見学〉

の目的を述べる。

・ 京都が、伝統産業の技術と先端技術が結びつき、独創的で優れた製品を次々と作り 出す〈ものづくり都市〉であることを学ぶ。

・ 「科学技術で社会に貢献する」という社是を掲げる精密機器のメーカーである(株)

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島津製作所を見学することにより、最先端の〈ものづくり〉とはどのようなものか を学ぶ。さらに、これらの製品と社会との関わりについて考える。

・ 企業で働く従業員と接することにより、彼らの働きぶりや仕事に対する意識に触れ、

履修生自身の卒業後のキャリアデザインを考える。

 担当教員が(株)島津製作所と西陣織の工場を連続して見学するよう企画した理由は、

以下の 3 点である。まず、京都が〈ものづくり都市〉ということを体感させたいと考 えたこと、次に、最新の技術が開発され日々進化を遂げている(株)島津製作所の製 品と、伝統の灯火を消さないようにと地道な努力を続けながら生産されている西陣織 の工芸品を対比することによって、先端技術と伝統工芸が置かれた対極的な現状が容 易に把握できると考えたこと、最後に、京都の様々な現状を学ぶ機会を設けて、履修 生たちに問題意識を持って行動するよう促したいと考えたこと、である。

4.2 活動の目的

 活動の目的として、次の 4 点を考えた。

・ 京都の伝統工芸品である西陣織の生産の過程を見学し、西陣織の着物や帯に直接触 れ、また身につけることによって伝統工芸の素晴らしさを知る。

・ 「西陣」という地名の由来などを学び、京都の歴史と西陣織の発展との関わりを理 解する。

・西陣織を含む伝統産業を取り巻く厳しい現状を知る。

・地域の人々と交流をする。

4.3 活動の内容

 活動は次のような手順で行った。

(1)西陣織の帯職人の自宅にある機織り工場を見学する。

(2)見学後、教室に移動し、帯職人による講義を受ける。

(3)西陣織の着物や帯の着付けを体験する。

4.4 履修生の様子・コメント

 活動の後、課題レポートを提出させた。以下に、その一部を紹介する。

 「見学前は、大量生産をする大きな工場を想像していたが、京町家の住まいの奥に大 きな機織りの機械があるだけだったので驚いた。」「色とりどりの生糸が絡まることな く見事に交差し、美しい図案が描かれていく様子に見入ってしまった。」「さすが京都 の伝統工芸品である。質が良さそうで触り心地もいいし、柄も綺麗で、目を見張るよ うな美しさで輝いていた。」と、住まいの奥に工場があることに驚き、さらにその小さ な工場から美しい織物が作り出されるということに感動したようである。

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 しかし、木村氏の「残念ながら、この伝統的な工芸品に将来はない。」という発言に、

美しい伝統工芸が存続の危機に見舞われていることを痛感したようだ。「西陣織の製品 は店によって価格が大きく違うこと、どこかで儲けている業者がいるということにも 驚いた。その点について、『自分の利益だけを追い求めていると、その地域の産業、経 済、ひいては国全体が壊れてしまう』と話された職人の言葉は非常に重く、印象に残っ た。」など、衝撃を受けた履修生も少なくなかった。さらに「織物の文化は先人から受 け継がれてきた貴重なもので、人々はその伝統の大切さを感じるべきだと思う。そして、

そのような伝統に携わっている方々の働きを認め、彼らの知識と織物の文化的価値を 尊重することが必要だと感じた。」「素晴らしい伝統産業が滅びゆくのは悲しい。伝統 や職人の生活を守るために若者も働きかけるべきだ。例えば仕入れ価格の交渉とか専 門店の開業など様々な対策が考えられる。」といった具体策の提案もあった。

4.5 所感

 履修生たちは、西陣織という伝統工芸品を守ろうと日々努力を続けている職人の生 き方、ものづくりに対する強い思いに感銘を受けたようである。同時に、京都の代表 的な伝統工芸品が衰退している現状を残念に思うだけでなく、対策を提案するほど真 摯に考えた履修生もいた。

 〈西陣織機織り工場見学と講義〉はこの学期から初めて取り入れた活動であるが、も ともとは西陣織という伝統工芸への理解や、現状を把握することを目的としていた。

しかし、先述した履修生の反応から、地域の伝統的な工芸を守るために何ができるか 考え、実際に行動に移すことまでを目的にすることも可能であると感じた。〈外国人留 学生〉ならではの視点が、新たな気づき、新たな提言に結びつくということも考えら れるからである。

 今後は、履修生のこうした提言が地域社会への貢献につながることを意識しながら、

木村氏と連携して活動内容を発展させていきたい。

5 祇園祭・白楽天山の多言語パンフレット作成のための翻訳プロジェクト 5.1 2017 年度までの経緯

 祇園祭には 33 の「山」と「鉾」があり、それぞれの名前を持つ町に住む町衆の人々 によって保存されている3。本演習で、その「山」の一つである白楽天山の見学を開始 したのは、2015 年度生(実施は 2016 年 7 月−筆者注)からである。日本の多くの祭礼が、

町衆により保存継承されてきたという共通点を有するが、祇園祭は、国の重要文化財 に指定されているような宝物を各鉾町、各山町がそれぞれ購入、保存会を結成して所有、

修繕などの保存に努めているという特徴があるといえよう。

 事前学習では祇園祭の歴史、1 ヶ月間に亘って行われる神事の内容やその意味、それ ぞれの山鉾の縁起や宝物などを説明。日本人にとっての〈祭〉に関する表現やイメージ、

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京都の人々にとっての祇園祭について考え、各年度の日研生の本演習で、前祭4の山鉾 巡行の 2 日前の夜に見学した。当日は白楽天山保存会の代表理事、小杉源一郎氏から、

山鉾の誕生の経緯や変遷、白楽天山の歴史、また継承の背景についての講義を聞いた うえで、宝物を間近で見学し、白楽天山に乗るなどして祇園祭を体験する。履修生は「観 客として祇園祭を見学するのではなく、オーガナイザーの立場から見るのは面白かっ た。」「祇園祭について日本人の友だちに教えたら感動していた。日本人でも知らない ことを教えてもらい、できない経験をさせていただいた。」と、この経験の貴重さ、ま た想像を遙かに超えた祇園祭のスケールの大きさを実感できたようだった5

 しかし 2 年度を終えた時、小杉代表理事から「来年は、より多くの国の方々の一層 の関心と正しい理解を促す機会としたい。そのために留学生自らが学んだことを翻訳 し、発信するのはどうか。」との提案を受けた。そこで、日研生や交換留学生が履修す る本演習をとおして、白楽天山のパンフレットを翻訳することを決定したのである6。  2017 年の祇園祭では、できるだけ多くの山鉾の案内パンフレットを入手のうえ、京 都市の観光地の案内の翻訳状況などを調査した。やはり、英語、中国語、韓国語とい う 3 ヵ国語の対応が多かったが、本演習は、同志社大学日本語・日本文化教育センター の中で、最も多くの国籍の学生が履修している。それをいかしたパンフレットを作成 することはできないか、と小杉代表理事に相談すると、「近年、京都を訪れる観光客が 大幅に増えると同時に、祇園祭期間中に当保存会を訪れられる外国人も驚くほど増え た。白楽天山に関する説明や、その質問等に対する返答も、英語であれば対応できる 者が数名いるが、英語が通じない人も多い。多言語での対応は、当保存会の課題でもあっ た。英中韓の 3 カ国語のみではなく、もし他の言語の説明があるなら、多くの観光客 も喜んでくださるだろう。」との返答があった。そこで、履修生全員が自らの母語に翻 訳するプロジェクトを開始したのである。

 本プロジェクトの内容や学生の感想などについてまとめたい。

5.2 活動の目的

 〈祇園祭・白楽天山の多言語パンフレット作成のための翻訳プロジェクト〉の目的は 以下のとおりである。

・ 翻訳をとおし、日本の文化や行事についての理解を深める。

・ 見学者としてではなく関係者として参加し、地域の人々と交流する。

・ 自分の持つ能力で〈社会に貢献する〉という意識を持つ。

・ 日研生、また交換留学生として体験した、さまざまな日本文化や自分が学んだこと を、どのように発信するか考えて行動するという視点を得る。

5.3 活動の内容

 翻訳プロジェクトでは、2017 年度秋学期、2018 年度春学期の 1 年間を通し、様々な

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形で白楽天山について学び、春期休暇中に翻訳に取り組んだ。その内容を以下に記す。

(1)祇園祭と白楽天山についての説明を聞く。

(2)京都文化博物館で公開中だった白楽天山の宝物を見学する7

(3)翻訳する文章を理解するための読解の授業。(以上、2017 年度秋学期)

(4)翻訳。(春期休暇中の課題)

(5)翻訳文書提出。

(6) 翻訳文書の全員分配布。同じ言語を母語とする学生が複数いる場合は、それぞ れの訳を比較する。

(7) 翻訳した感想を全員で共有し、言語や文化、社会的背景の違う人に対して紹介 する際に必要なことを話し合う。

(8) 翻訳文書と感想を収めたパンフレットの完成。

(9) 白楽天山の見学。小杉代表理事の講義を聞く。(以上、2018 年度春学期)

 なお、パンフレットに必要だと思われる、中国語、韓国語、ポルトガル語を母語と する日研生が 2017 年度は本学に在籍していなかった。もちろん日研生という枠組みに こだわらなければ、この 3 言語を母語とする学生は本学に多数いたが、今回は白楽天 山を見学し、代表理事の講義を受けた 2015 年度の本学日研生に依頼した。

5.4 履修生の様子・コメント

 祇園祭は神事であるため、宗教的背景や歴史など、文化的背景の異なる人々に紹介 することを目的に翻訳するのは困難を極めたようだ。全員が一様に非常に困難であっ たと述べた。しかし、そのことで「祇園祭と日本の文化に関することをたくさん知り ました。」「祇園祭の根幹を深く理解できたといっても過言ではありません。」と感じる ほどに知識が増し、日本文化や信仰、歴史を理解したと実感できたようだ。さらに「何 よりも我々は日本文化に特別に触れている、と感じられました。」と、〈見学者〉ではなく、

〈関係者〉になったことを実感した学生もいた。

 国籍によっては「一番印象に残ったのは、祇園祭で使っている『払子(ほっす)』と 似ている物を、インドのお寺でも使っているということでした。はじめて『払子』を 自分の(国の―引用者注)言葉でどう呼んでいるかを知りました。『払子』はインドに しかないと思ったのでびっくりしました。」「同じく中国文化の影響を受けてきたベト ナムの言葉と比較しながら訳すのは非常に面白かったです。」と文化的な共通点を興味 深く感じたようだ。言語に対しては、例えばコスタリカの履修生は、「コスタリカのス ペイン語とスペインのスペイン語の違いを調べたので、その違いを知ることができ、

とても勉強になりました。」と述べ、翻訳を通して、自分の言語や自国の文化に対して の理解が増した履修生もいたことが、大きな発見であった。

 今回のこの試みは「白楽天山 13 ヵ国で紹介 同大留学生がパンフ」の見出しのもと、

「京都新聞 夕刊」(2018 年 7 月 15 日)に紹介された8。取材を受けたこともあり、今回

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の翻訳プロジェクトが持つ意味を履修生自身が再考できたようだ。「同郷の人が私の翻 訳したパンフレットを読んで、日本の文化に興味を持ってくれたらいいなと思います。」

「日本の文化を外国人に理解してもらいたいので、今回のプロジェクトに参加できたの を光栄に思います。これからもこういうことに参加していきたいと思います。」との感 想は、本活動の「自分が学んだことをどのように発信するかを考えて行動するという 視点を得る。」という目的が達成できたことを感じた。

5.5 所感

 1 年をかけて取り組んだとは言え、実際の講義数は十分ではなかった。翻訳する時点 で祇園祭を体験したことがなかったため、文化や宗教、歴史など様々な知識を必要と する白楽天山の説明の文章を翻訳することは困難を極めたはずである。折しも、京都 文化博物館で白楽天山の宝物が公開されていたのは非常に幸運であったが、その見学 や祭りに関する説明が 10 月、翻訳する日本語の文章の読解の授業が 1 月であった。提 出を春期休暇明けの 4 月としたため、翻訳を始めた時点で、多くの履修生は宝物や祇 園祭に関する語の説明が既に記憶になかったようである。時間を要することを想定し たスケジューリングであったが、学期の前半にまず翻訳を終えたうえで、担当教員が 指導し改稿をしていく方が、履修生にも容易で学習的効果も高かったのではないかと 考える。

 また、英語を母語とする履修生が多く、さらには母語よりも英語を得意とする履修 生も数名いたため、当初は分担し英訳したものを全員で共有し、クラス全員の翻訳と して完成させたいという希望を持っていた。だが時間的に不可能であり、結果として それぞれが全文を翻訳して提出することとなった。全員分を配布して履修生がどの翻 訳をパンフレットに用いるか投票し、その結果をふまえて担当教員が選出しようとし たが、翻訳のスタイルが異なるだけで、甲乙つけがたい完成度である。いずれのスタ イルの翻訳を保存会が希望しているか、その判断に委ねるべきであると考えた。そこ で白楽天山保存会の、英語圏の国々への留学や赴任を経験した英語に堪能な代表理事 をはじめとする数名の理事に、履修生の投票で選ばれた 2 つの翻訳から選出すること を依頼した。しかし代表理事は、英語に堪能であるからこそ、履修生たちにとってど れほど難しい翻訳であったか、またどれほど努力し、時間をかけたかを理解し、まさ に「断腸の思いで選ばなければならなかった」ようである。担当教員も、膨大な時間 をかけて真剣に取り組み、何度も質問に訪れた履修生たちの翻訳から 1 つを選ばなけ ればならないことに、同様の思いを抱いた。次にこのようなプロジェクトを行う際は、

やはり当初企画したような形式、つまり分担して訳したものを全員で共有し、クラス 全員の翻訳として完成するのがいいのではないかと考えている。関係各位の意見を取 り入れながら熟考し、よりよい方法で実施できるよう改善したい。

 一方で、先に引用した「日本の文化を外国人に理解してもらいたいので、今回のプ

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ロジェクトに参加できたのを光栄に思います。」という履修生の感想からは、本プロジェ クトの目的「自分の持つ能力で社会に貢献するという意識を持つ。」「日研生、また交 換留学生として体験した、さまざまな日本文化をとおして、自分が学んだことをどの ように発信するかを考えて行動するという視点を得る。」ことが達成できたと思われる。

国際観光都市・京都には、日本語や日本文化に興味を持ち、学んでいる留学生が多く いる。このように翻訳という形で〈貢献〉し、それが実際にパンフレットとして残る ことで、履修生にとっても深い学び、さらに誇りとなるのではないだろうか。

 日本は、2019 年のラグビーワールドカップ、2020 年の東京オリンピック、2025 年 の大阪・関西万博と多くの国の人々が訪問し滞在する国際的なイベントを控えている。

留学生を積極的に活用することで、日本に留学している学生たちが文化の架け橋たる 自らの可能性を実感し、各国との友好に大きく寄与するのではないかと実感させられ た。

6 まとめ

 以上、3 種類の活動について報告したが、1 年間の様々な学外活動の最後となった白 楽天山の見学を終えた後、1 人の履修生が「1 年間、いろいろな訪問先でお話を伺った。

京町家でも西陣織でも、この祇園祭でも、みなさんのお話から伝統の存続や継承がど れほど大変であるかを実感し、何度も涙がこぼれそうになった。見学させてもらって、

貴重なお話を聞かせてもらったのに、『来てくれてありがとう』とおっしゃってくださっ た。でも、お礼を言いたいのは私たちだ。物凄く苦労しながら、京都の素晴らしい伝 統や歴史を継承してくださっていることにお礼を言いたい。」と振り返った。単なる体 験に終わらない、文化理解、地域との交流になったことが表れているだろう。

 また白楽天山の小杉代表理事は、講義内で伝統の保存継承に必要なこととして、「人、

お金、時間」の三つを挙げ、「保存継承は容易ではない。だからこそ、その三つの中の

『人』に世界中から京都で学んだみなさんが加わってくれたことに心から感謝する。こ れからどんな時もこの多言語訳のパンフレットを座右に置き、みなさんが翻訳のため にどれだけ努力してくれたかを忘れず、祇園祭を守っていきたい。」と履修生に伝えた。

 本稿に記した 3 種類の活動の共通点として、地域の継承者たる京都の人々が、それ ぞれが継承する文化を〈留学生〉に紹介したこと、また〈留学生〉の感激や喜びを眼 前にしたことで、「誇りを持てた。」との発言があり、正しく双方に多大な意義を生ん だと思われる。

 上記の小杉代表理事と履修生の発言は、大学という高等教育機関に求められる指針

「国際化と地域貢献」への一つの答えを提示していると言えよう。すなわち、〈留学生〉

が積極的に地域や伝統、産業に関わることが、存続や拡大につながる可能性をもつと いうことだ。

 今後も本学が位置する京都の伝統文化や産業、また継承者に貢献することを意識し、

(14)

本演習の履修生のみではなく全ての留学生に対して同様の活動を発展させていきたい。

執筆担当

木谷真紀子:1、2、5、6 高岸雅子 :3、4

1 文部科学省ホームページ「2018 年度 日本政府(文部科学省)奨学金留学生募集要項 日本語・日本文化研修留学生」

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/

afieldfile/2017/12/05/1398176_1.pdf(2019 年 1 月 10 日閲覧)

2 本稿での「課題レポート」とは、授業後に配布し翌週に提出させるA4 サイズ 1 枚の宿 題プリントである。プリントには、活動の感想や意見、この活動を通して新たに始め たいと思ったこと、国の人に伝えたいと思ったことなど、2 〜 3 の質問がある。履修生 には、各質問に対し 150 〜 200 字程度の字数での回答を義務付けており、回答をとお して活動を振り返るだけではなく、自分自身で今後の発展についても考えられるよう な内容にしている。履修生の課題レポートの回答を論文中に引用する際、基本的には それぞれの文言を直接引用しているが、長文については簡略化したり、日本語の明ら かな間違いについては訂正を加えたりしていることもある。

3 吉村晋弥監修「京ごよみ手帳 2019」(2018・10・25、宮帯出版社)では、祇園祭におけ る「鉾」を、「長い真木を立て、先端に鉾頭がある」「鉾」、「船の形を持つが船の形を して真木を立てない」「船鉾」、「鉾の古い形態とされ、風流傘にお囃子が付き従う」「傘鉾」

の 3 種類に、また「山」は、「主に松を立て、小さな車輪で進み、辻回しは肩で舁く」「舁 山」、「綱で曳き、鉾に似た外見の」「曳山」の 2 種類に分類している。76 頁。「白楽天山」

は、「白楽天山町」の居住者、また勤務者が保存会の会員となり、継承をしている。

4 文中に述べたように祇園祭は 1 ヶ月続き、前祭の 17 日は 23 基、後祭の 24 日は 10 基 の山鉾が巡行する。一般に、その前夜を宵山、2 日前を宵宵山、3 日前を宵宵宵山と称 する。

5 2016 年に白楽天山を見学した履修生は、最終回の授業で「白楽天山の見学」を含むさ まざまな活動の感想を記入した。本稿中の感想は、1 年間の学びの記録として修了式で 渡した記念の冊子「同志社に学ぶ」より引用した。同冊子は、履修生 24 名には各 2 冊(本 人保管用、派遣元大学用)、本センター教員、関係各位に配布するために約 100 冊作成 した。

6 小杉代表理事、2017 年度の履修生の感想などは、「多言語訳パンフレット」として担当 教員が 300 部作成した冊子に拠る。冊子は白楽天山を訪れた希望者に配布され、履修 生の翻訳した各言語の説明は白楽天山保存会のホームページ

(15)

https://hakurakutenyama.jp/に掲載されている。(2019 年 1 月 10 日閲覧)

7 京都文化博物館では、「京のまつり」という総合展示を行い、その中で 33 の山と鉾の 宝物を順に公開する企画などを行っている。白楽天山の宝物は 2017 年 8 月 15 日から 10 月 15 日まで公開されていた。京都文化博物館ホームページ

http://www.bunpaku.or.jp/exhi_sogo/exhi_matsuri/参照。(2019 年 1 月 10 日閲覧)

8 記事はパンフレットを持った留学生たちのカラー写真入りで、「日本語も含めて 13 ヵ 国語で対応し、白楽天山の歴史や祇園祭の魅力を訪日観光客へ発信する」と掲載された。

表 2 2018 年度春学期〔日本語特講演習 74〕スケジュール 週 テーマ・内容 1・2 オリエンテーション・スケジュール説明、ポスター発表の説明、茶道について 3・4 日本の伝統芸能についての講義後、京都観世会館(能楽堂)見学 5・6 茶道体験(同志社大学内茶室、寒梅軒) 7 祇園祭・白楽天山の多言語パンフレット作成のための翻訳プロジェクト 3 8 能楽師シテ方観世流 吉田篤史氏の講演と公演 9 京都の企業について(会社見学の事前授業) 10・11 株式会社島津製作所本社、三条工場の見学 11・12 西

参照

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