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cine MRIを用いた管楽器演奏中の口腔内動態の定量 的評価法の開発

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Academic year: 2021

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九州大学学術情報リポジトリ

Kyushu University Institutional Repository

cine MRIを用いた管楽器演奏中の口腔内動態の定量 的評価法の開発

古橋, 寛子

http://hdl.handle.net/2324/1866276

出版情報:Kyushu University, 2017, 博士(歯学), 課程博士 バージョン:

権利関係:Public access to the fulltext file is restricted for unavoidable reason (3)

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(様式3)

氏 名 :古橋 寛子

名 :cine MRIを用いた管楽器演奏中の口腔内動態の定量的評価法の開発

区 分 :甲

論 文 内 容 の 要 旨

楽器演奏中の口腔内組織の動態は、演奏中に口腔内を直接観察する手段に乏しいためにまだ十分 には明らかになっておらず、その画像的評価法も確立していない。そこで、本研究では非侵襲的に 体内構造物の状態を観察できるcine magnetic resonance imagingcine MRI)を用いて、管楽器 演奏に関わる口腔咽頭領域全体のより精度の高い画像取得法およびそれを用いた評価法を確立し、

演奏時の口腔内の形態変化を動的に把握することを目指した。

まず、cine MRIの撮像条件について検討した。口腔内を高速かつ明瞭に撮像するためにT1-fast

field echoT1-FFE)法を採用し、任意に設定可能なフリップ角、water fat shiftWFS)、sensitivity encoding parallel imagingSENSE)ファクターの各パラメーターを評価した。信号強度、信号雑 音比(SN比)、フレームレートが良好で、折り返しアーチファクトのない画像を撮像するためには、

それぞれフリップ角 = 5°、WFS = 0.6ピクセル、SENSEファクター = 3.5が適切であると考え られた。

次に、この撮像条件を用いて 18名のボランティアのトランペット演奏中の口腔内をcine MRI 撮像し、トランペット演奏における舌の基本的な動きを探索した。初級・上級の熟達度を問わず、

高音演奏時には舌の突出、強音演奏時には舌の収縮が観察された。これらの動きは音響理論および 舌筋の機能によって説明可能であった。熟達度にかかわらず、意図した音高・音強で正確に演奏す るために、舌の位置や形態を変化させることで口腔内の呼気の性質を調節しているものと示唆され た。

本研究では、管楽器演奏中の口腔内動態を観察するためのcine MRIの適切な撮像条件を確立し、

管楽器の一つであるトランペット演奏中の口腔内動態を、舌を中心として明らかにすることができ た。

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