競輪を巡る最近の状況について
平成29年12月18日
経済産業省 製造産業局
目 次
1競輪事業とその課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p2~
課題解決に向けた取組・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p10~
競輪の社会貢献・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p21~
参考(基礎情報)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p27~
競輪事業とその課題
競輪事業とは
競輪は、自転車競技法(昭和23年制定)に基づき、地方自治体のみが実施する公 営競技(他に競馬、ボートレース及びオートレース)。 同法の目的は、①機械工業の振興、②公益(体育・社会福祉等)の増進、③地方財 政の健全化。 競輪の車券発売は、本来は刑法違反(賭博)に当たる行為。法の目的に従って、売上 の一部をJKA(競輪振興法人)を通じて社会還元(機械工業振興・公益増進目的の 補助金交付)することにより、法的正当性を維持。 また、競輪を行う地方自治体(特別会計を設置)は、売上の一部を特別会計から一般 会計に繰り出し、自治体事業の原資に充当。 3 研究事業(機械工業振興)への補助 検診車導入(公益増進)への補助(公社)全国競輪施行者 協議会 (会長:上田埼玉県知事) 【地方自治体の全国団体】 顧客 (的中者) (公財)JKA 競技実施法人 競技の審判、レース編成、 自転車の検査、選手管理 等 競輪振興法人 競輪振興(広報等) 競技規則制定、選手出場斡旋、選手育成 等 交付金 (売上の約1.9%) 競技実施業務委託 (売上の約1.4%) 競輪選手 (選手数 2384人 (うち女子選手109人)) ※H29.12.1時点 (一社)日本競輪 選手会 社会還元 場外車券売場 ネット販売事業者 一般会計への繰出/ 特別会計での基金積立 補助金 払戻金 (売上の75%) 繰出等 (売上の約2.3%) 競輪施行自治体 (競輪事業の主催者)
競輪事業の運営体制と資金等の流れ
4 競輪場運営 受託事業者 場運営委託 (売上の約1.5%) 出場契約・賞金 (売上の約3.7%) 販売委託 (売上の約7.5%) 売上高:6,346億円 47億円 ※1 資金等の流れの各割合は平成28年度実績ベース。 ※2 補助金額は平成29年度予算ベース。(平成29年12月18日現在) 青森 弥彦 いわき平 宇都宮 取手 松戸 千葉 函館 佐世保 武雄 久留米 小倉 熊本 別府 防府 広島 松山 高知 高松 玉野 小松島 和歌山 岸和田 奈良 向日町 福井 富山 岐阜 大垣 松坂 四日市 名古屋 豊橋 静岡 伊東 前橋 小田原 平塚 川崎 京王閣 大宮 西武園 立川 ● :競輪場・・・・・・43ヵ所 ▲:専用場外車券売場・・・71ヵ所 競輪施行自治体:43地方自治体(複数自治体による組合を含む)
競輪場・場外車券売場数及び所在地
5 昭和23年に小倉競輪場で初の競輪が開催。その後、競輪場は各地に 設置。昭和28年に静岡競輪場が設置され、ピーク時は62場を数えた。公営5競技の売上高の推移
6 0 1 2 3 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 単位:兆円 年度 競輪 オートレース 中央競馬 地方競馬 ボートレース ※中央競馬については暦年。28年度の地方競馬売上高は速報値。 出所:各種資料を基に製造産業局作成 中央競馬:2兆6,709億円 (前年比:103.4%) ボートレース:1兆1,111億円 (前年度比:106.6%) 競輪:6,346億円 (前年度比:100.6%) 地方競馬:4,870億円 (前年度比:113.0%) オートレース:654億円 (前年度比:96.4%) 競輪の売上は、平成3年度の約1兆9,600億円をピークに減少を続けていたもの の、26年度以降は3年連続で増加し、下げ止まり感あり。 しかしながら、競馬、ボートレースといった他公営競技は競輪を大幅に上回る売上の伸び。5.26 3.96 6.31 1.97 8.33 3.33 3.01 0.43 1.42 11.50 ▲ 1.02 0.8 2 3.34 4.81 6.42 1.37 6.16 10.01 5.19 3.06 2.69 3.22 4.44 1.38 3.95 2.24 0.81 3.44 1.56 3.88 6.61 3.00 2.95 2.39 2.09 5.54 2.86 10.99 5.10 5.31 5.96 6.41 9.05 ▲2.00 0.00 2.00 4.00 6.00 8.00 10.00 12.00 14.00 函 館 市 青 森 市 い わ き 市 弥 彦 村 前 橋 市 宇 都 宮 市 茨 城 県 取 手 市 埼 玉 県 立 川 市 十 一 市 組 合 松 戸 市 千 葉 市 川 崎 市 平 塚 市 小 田 原 市 伊 東 市 静 岡 市 豊 橋 市 名 古 屋 組 合 岐 阜 市 大 垣 市 四 日 市 市 松 阪 市 富 山 市 福 井 市 京 都 府 奈 良 県 和 歌 山 県 岸 和 田 市 玉 野 市 広 島 市 防 府 市 高 松 市 小 松 島 市 松 山 市 高 知 市 北 九 州 市 久 留 米 市 武 雄 市 佐 世 保 市 別 府 市 熊 本 市 単位:億円 黒字 赤字
競輪施行者の営業活動収支①
28年度は、43施行者すべてが実質的に黒字(十一市組合の赤字は、施設改善等の投資を 行ったためであり、実質的に赤字ではない)。 7 出所:各種資料を基に製造産業局作成 「平成28年度速報値を集計」 施行者全体の営業活動収支(収益の合計額)は、24年度以降4年連続で増加。 出所:各種資料を基に製造産業局作成
競輪施行者の営業活動収支②
108億円 123億円 142億円 175億円 182億円 38 42 44 42 42 8 4 1 1 1 0 15 30 45 60 0 50 100 150 200 24 25 26 27 28 収支 黒字施行者 赤字施行者 単位:億円 単位:施行者数 8 年度競輪事業の課題
9
売上低迷
施行者の赤字体質や施設の老朽化
関係団体や施行者が一体となった運営体制の整備の遅れ
売上、施行者収支ともに、改善基調が続いている状況である
今こそ、競輪事業の立て直しに向け、スピード感をもった取組が
必要。
課題解決に向けた取組
11 「中期基本方針」の概要 昨年6月30日に競輪3団体(JKA、全輪協、選手会)から成る競輪最高会議 で決定。 2020年度(平成32年度)に達成する数値目標は、 売上: 7,000億円以上 (昨年度実績:6,346億円) 施行者収益: 160億円以上(昨年度実績:182億円) 競輪場: 43場体制の維持 競輪選手数: 2,400名程度の維持(昨年度末時点:2,357名) 競輪界は、お客様第一主義の下、以下を共通認識とし、各種取組を行う。 ①顧客満足度の向上による既存顧客のつなぎ止め ②機会損失の解消による売上増加 ③新規顧客獲得
競輪事業の持続的発展に向けた中期基本方針
12
中期基本方針に基づく主な取組例
新規顧客向けのプロモーションの強化
スポーツ性・エンターテイメント性を高めたレース
くじファン誘引のための重勝式車券
① 顧客満足度の向上による既存顧客のつなぎ止め
③ プロモーションの強化
ガールズケイリンの拡大
日程分散・平準化による多様な開催(ミッドナイトレースの拡大等)
② 機会損失の解消による売上増加
日程分散・平準化による多様な開催(ミッドナイトレースの拡大等)
(再掲)
13 人気が定着しつつあり、集客力も出てきたガールズレースについて、選手数を増加させると ともに、開催日数も増加。 ガールズ選手の魅力を伝えるプロモーションも実施。 この結果、昨年度の1レース当たりの売上は、男子の普通レースを上回った。 年度 24年度 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 ガールズ開催場 11 29 36 39 40 40 ガールズ選手数 33 51 69 83 98 109 ※H29.12.1時点 737 917 890 915 0 500 1,000 1,500 ガールズ A級1・2班 万円 FⅡの1R平均売上比較 (ミッドナイト除く) 平成27年度 平成28年度 対前年度 125% 103% 「(この毛布は)デビュー2場所 目で買ったもの、休憩している 時もこれを使っています。夏は 冷房除けになるし、自分でお 気に入りの香りスプレーをつけ て、リラックス効果になります ね!」 「先行もできるし、場所が悪くても戦える選手になりた いです!戦っていくうちにあっと言わせるような選手にな れるように頑張りますので、応援を宜しくお願いしま す!」 出走予定 岐阜 12/25~12/27
ガールズケイリンの拡大
「高校生の大会で、初出場で優勝したんです!その時 に、『楽しいな』と思って、ガールズケイリンを目指そうと 思いました」 ☆新人選手ピックアップ☆ 内村 舞織(福岡112期)記載例) グレード→ ▲▲ 2016年 販売チャネル数→ 99 4月 5月 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 モーニング開催 FⅡ FⅡ 決勝 FⅡ 決勝 9:00頃~13:30頃 6 6 6 9 9 9 昼間開催 GⅠ GⅢ 決勝 GⅢ 決勝 GⅠ 決勝 GⅢ 決勝 11:00頃~16:30頃 115 115 113 108 115 115 115 115 116 116 116 116 117 117 115 115 115 115 GⅡ FⅠ 決勝 FⅠ 決勝 FⅠ 決勝 FⅠ 決勝 FⅡ 決勝 FⅠ 決勝 FⅠ 決勝 FⅡ 決勝 32 32 48 48 48 55 69 70 22 27 27 23 23 23 103 104 104 39 41 41 13 15 15 GⅢ FⅠ 決勝 FⅠ 決勝 FⅠ 決勝 FⅡ 決勝 FⅠ 決勝 FⅠ 決勝 FⅡ 19 19 21 45 49 49 51 51 51 16 16 18 46 46 46 51 59 59 17 FⅠ FⅡ 決勝 FⅠ 決勝 FⅡ 決勝 FⅠ 決勝 FⅡ 決勝 FⅠ 決勝 FⅡ 9 9 9 48 49 50 12 12 12 22 35 35 5 5 5 48 51 51 10 FⅡ FⅡ 決勝 FⅠ 決勝 FⅡ 決勝 FⅠ 決勝 FⅡ 決勝 FⅡ 決勝 9 9 9 26 33 33 7 7 7 79 96 96 8 8 8 6 6 6 FⅡ 決勝 FⅡ 決勝 FⅡ 決勝 FⅡ 決勝 FⅠ 決勝 11 11 12 6 6 6 11 11 11 14 14 14 28 49 49 FⅡ 決勝 FⅡ 決勝 FⅡ 決勝 14 14 15 10 10 10 7 7 7 FⅡ 決勝 5 5 5 FⅡ 決勝 5 5 5 ナイター開催 GⅡ 15:30頃~20:30頃 FⅠ 決勝 FⅡ 決勝 FⅠ 決勝 FⅠ 決勝 FⅠ 決勝 FⅡ 決勝 FⅠ 決勝 FⅠ 決勝 FⅡ 決勝 FⅡ 決勝 FⅠ 60 60 39 39 40 63 63 64 66 66 66 62 62 63 55 55 55 70 70 70 71 71 71 39 52 53 54 54 54 68 68 FⅡ FⅡ 決勝 25 35 35 ミッドナイト開催 FⅡ FⅡ FⅡ 決勝 FⅡ 決勝 FⅡ 決勝 FⅡ 決勝 FⅡ 決勝 FⅡ 決勝 FⅡ 決勝 FⅡ 決勝 21:00頃~23:30頃 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 FⅡ 決勝 4 4 4 1日あたりの開催数 5 6 6 5 9 7 7 5 5 5 8 9 8 7 6 6 4 5 5 4 3 3 7 7 8 8 7 8 4 6 5 7
日程分散・平準化による多様な開催①
14 ○28年度 開催日程 実例 平日昼間に 開催が集中 場外併売 数の拡大 ミッドナイト へ振替 ダブルミッド ナイトの拡大 GⅢナイター化に伴う FⅠ・FⅡの分散 モーニングへ 移行 【仮説】 平日昼間の過密日程を、他の時間帯や集客の見込める土日レース等へ分散 し、開催を平準化することにより、機会損失が解消できるのではないか。15 ミッドナイトレースの拡大(詳細は次ページ参照) 昼間からの振替等→ミッドナイト非開催日の減少、1日2場同時開催の増加。 モーニングレースの開催の工夫(モーニング7) 28年度:10レース制(9:00~13:30)→ 29年度:7レース制(9:00~11:30)。 これにより、競合開催レースを減少。 グレードレースのナイター化 29年度は8日間(4月と8月に4日間ずつ)開催。これにより、土日昼間の普通開催回 数が増加。 現行モーニング 【試行】モーニング7 発走 間隔 発走 間隔 1R 8:58 1R 8:55 2R 9:24 0:25 2R 9:18 0:23 3R 9:49 0:25 3R 9:41 0:23 4R 10:16 0:26 昼間開催 4R 10:04 0:23 5R 10:44 0:28 発走 間隔 5R 10:27 0:23 昼間開催 6R 11:12 0:27 1R 11:10 6R 10:50 0:23 発走 間隔 7R 11:40 0:28 2R 11:37 0:27 7R 11:13 0:23 競合 1R 11:10 8R 12:10 0:29 競合 3R 12:06 0:28 2R 11:37 0:27 9R 12:40 0:30 4R 12:36 0:29 1レースあたりの 3R 12:06 0:28 10R 13:13 0:32 5R 13:07 0:31 平均売上 4R 12:36 0:29 6R 13:39 0:32 5R 13:07 0:31 1レースあたりの 7R 14:13 0:33 6R 13:39 0:32 平均売上 8R 14:44 0:31 7R 14:13 0:33 9R 15:20 0:36 8R 14:44 0:31 10R 15:58 0:38 9R 15:20 0:36 10R 15:58 0:38 約390万円 約510万円 (注…試行6日分) モーニングレースの試行開催
日程分散・平準化による多様な開催②
ミッドナイト競輪について
16 出所:各種資料を基に製造産業局作成 開催日数 6 34 36 53 133 225 331 354 (うちW開催延べ日数) (12日) (16日) 開催時間帯に競合が存在せず、7車立てで分かりやすいレースだったことから、他公営競 技ファン等からの新規顧客獲得に繋がり、年々売上が増加。また、ネット販売限定のため開 催経費が抑えられたことから、施行者の収益性も高い。 28年度は、延べ331日開催し、売上は約441億円(1日当たり売上は約1.3 億円)。今年度は、延べ354日開催予定であり、今年度上期の1日当たり売上は、 約1.5億円と昨年度に比べ増加。 119.5 257.4 440.8 261.2 0.82 0.69 0.64 0.77 0.90 1.14 1.33 1.45 0.2 0.5 0.8 1.1 1.4 1.7 2.0 0 100 200 300 400 500 600 22 23 24 25 26 27 28 29上期 単位:億円/日 単位:億円/年 年度 車券売上金額 (1日当たり)17 競輪の認知度向上・競輪場への来場促進の観点から、プロ野球場、マラソン大会、ス ポーツ祭り、ロードレース大会等通じた競輪のPRイベントを実施。 初心者向け情報発信サイト「けいりんマルシェ」を開設。 <けいりんマルシェ> <競輪PRイベント> 野球場で野球ファンへの訴求 <ガールズ選手のイベント出演> <競輪CM史上最もカオスなCM> 20代~40代へのアプローチ 競輪初心者向け情報発信 <競輪及び競輪選手情報>
新規顧客向けのプロモーション強化
18 JKAは、自転車競技ファン獲得の観点から、国際的な自転車競技に近い、スポーツコ ンテンツとして魅力的な新商品として、「選手と観客が近い」「見て楽しい」”KEIRIN“を検 討中。 欧州で行われるレース“6Days Race”を参考とし、本年10月には、エンターテイメント 性を重視したレースを車券発売を伴わない形で試行実施。 (注)6Days Raceとは、欧州で行われている自転車のトラック競技のレースイベント。バンク内エリアでの飲食、BGMやMCによる レース進行等、近年は、エンターテイメント性を高めた運営が行われている。 千葉市は、国際規格(1周250mの木製バンク)のドーム型競輪場の建設を発 表。 <コンサート会場のような雰囲気> <観客と選手のハイタッチ> (画像)2020東京オリンピックパラリンピック 自転車会場「伊豆ベロドローム」で平成29年10月14日に行われたフェス型サイクルイベント「トラックパーティー2017」
スポーツ性・エンターテイメント性を高めたレース
19 重勝式車券「ドカント」とは、くじファンを競輪に誘引するために、全施行者が共同で発売す る車券であり、平成24年度から発売開始。これまでは、GⅢ以上のグレードレースに限定 して、年間190日の発売日数だった。 本年4月から、一部の普通レースを対象に加え、年間発売日数を320日に増加。これによ り、29年度上期の「ドカント」の売上は、前年同期比約260%の約4.9億円となった。 「ドカント」以外にも各施行者は個々に重勝式車券を発売しているところ、これを一定程度 集約することにより、キャリーオーバーが貯まる期間が短縮され、魅力度向上・売上大幅増 加に繋げられたことは大きな成果。 0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000 160,000 180,000 4月 5月 6月 7月 8月 9月 (千円) H28・29年度Dokanto!売上(4~9月) H28年度売上 H29年度売上 H29年度上期 H28年度下期 Dokanto!7 Dokanto!4two 2,000万円 到達まで 89日 5,000万円 到達まで 222日 5,000万円 到達まで 120日 キャリーオーバー額推移 52日 41日 29日 34日
くじファン誘引のための重勝式車券
20 中期基本方針の進捗状況をフォローアップするため、本年11月に産業構造審議会 車 両競技小委員会を開催。委員からは、次のような意見あり。 実効性のある施策を行ったことにより競輪の売上げも底を打ち、良い兆しがでている。時 間のかかる難しい課題については、売上や収益が回復しているこの時期にこそ取り組むこと が大事。 東京オリパラまであと2年で機運が高まっており、競輪業界でかかえる課題について、官と 民とで協力して取り組んでほしい。 →中期基本方針に基づく取組は道半ば。お客様第一主義の取組を一層加速化させる 必要あり。
中期基本方針のフォローアップ(産業構造審議会 車両競技小委員会)
田川 博己 委員長 (株)ジェイティービー 代表取締役会長 大西 朗 委員 (株)豊田自動織機 取締役社長 岡 俊子 委員 (株)岡&カンパニー 代表取締役 絹代 委員 サイクルライフナビゲーター 久保 博 委員 (株)読売巨人軍 代表取締役会長 三井 隆司 委員 (公社)全国競輪施行者協議会 理事長 藤井 宏明 委員 SBプレイヤーズ(株) 代表取締役社長 牧田 充正 委員 全国小型自動車競走施行者協議会 事務局長 三屋 裕子 委員 (公財)日本バスケットボール協会 会長 村山 哲二 委員 (株)ジャパン・ベースボール・マーケティング 代表取締役 山本 ひろみ 委員 サンケイスポーツ 編集局レース部記者競輪の社会貢献
22 選手会が中心となって、非開催日の競輪場を活用して、小学生向けの自転車教室の開 催、視覚障害者等とのタンデムサイクリング体験会といった社会貢献活動を実施。また、W EBサイトをリニューアルし、これらの活動を積極的に情報発信。 本年6月にメインスタンドをリニューアルした平塚競輪場では、災害時の避難施設の役割 も担っている。大型映像装置があるシアターエリアでは、非開催日に競輪以外のイベントも 行っている。 小学生対象の自転車教室(埼玉支部) タンデム、ハンドサイクリング体験会(京都支部) 地元「湘南ベルマーレJ2優勝祝賀会」として活用 地元サッカークラブの少年たちから選手へ花束贈呈、最後は来場者全員と集合写真撮影 <競輪場の多目的利用(平塚競輪場の例)> 津波発生時には、屋外階段を利用して、高さ15 メートルの3階屋上まで上り、メインスタンド4階の屋 内に避難可能 <CSR活動>
競輪場を活用した多様な活動
29年度は、約19億円を交付予定。全体の約半数(金額ベース)は、自治体の公 設試験場の機器整備に対する補助であり、多くの競輪施行自治体や競輪場設置自治 体が活用。 来年度からは、東京オリンピック・パラリンピック開催を踏まえ、競技用自転車の開発等を行 う民間事業者を補助対象に拡充。
JKAの補助事業(機械工業の振興)
23 <29年度 申請状況> 公設施等への補助 申請件数 47件 競輪場設置自治体(うち競輪施行自治体) 32件(6件) 電動ペーサーの開発補助事業(4,486万円) ((公財)日本自転車競技連盟)オリンピック種目のケイリン用ペー サーや、日々のトレーニングに兼用使用できる性能を有する電動ペー サーの新規開発を行い、全国18ヶ所に設置。 公設工業試験研究所等における機械設備拡充補助事業(2,640万円) (愛知県 ※競輪施行自治体) 急激な温度変化に対する耐久性を評価する冷熱衝撃装置を導入。 自転車をはじめとするスポーツ振興や福祉事業(児童、高齢者、障がい者等が対象) 等に対し、29年度は約28億円を交付予定。 国際自転車競技連盟公認のロードレース大会等の多くの自転車レース、サイクリングイベ ント等への補助や全国の児童養護施設への自転車寄贈事業等、自転車に関連した補 助も多い。
JKAの補助事業(公益の増進)
24 全国の児童養護施設への自転車寄贈事業(283万 円) ((一財)リプレット基金事業財団) 児童養護施設の子どもたちを対象に、自転車寄贈と乗り 方教室をパッケージ化して実施。乗り方教室は競輪場を 活用し、競輪選手もCSRの一貫として協力。 ※自転車に乗れない子どもを熱心に指導する競輪選手た ちの様子。 ツアー・オブ・ジャパンの開催 (4,896万円) ((一財)日本自転車普及 協会) 国内で唯一、大阪~東京をま たぐ、国際自転車競技連盟 公認レース。国内外の有名選 手・団体が多数出場する国内 屈指の大会。 ※東京オリ・パラの自転車競 技会場でもある日本サイクルス ポーツセンター(伊豆)での レースの様子。 競輪場で実施 競輪選手がサポート 主な自転車競技レース 補助額 ツール・ド・北海道2016 4,209万円 2016ジャパンカップサイクルロードレース 5,000万円 ツール・ド・とちぎ 4,997万円 ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム 1,657万円 第50回JBCF経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ 863万円25
ギャンブル等依存症対策①
昨年末に「ギャンブル等依存症対策関係閣僚会議」を設置。本年8月には具体的対 策を取りまとめ。相談窓口の設置、顧客に対する注意喚起、依存症者本人の申告によ るアクセス制限、場内のATM撤去等、着手可能な取組から順次実施している。 出所:第3回ギャンブル等依存症対策推進関係閣僚会議(平成29年8月29日)資料を抜粋26
ギャンブル等依存症対策②
参考(基礎情報)
競輪の売上高の販路別構成の推移
本場・場間場外・専用場外の売上高は減少の一途を辿る一方、ネット投票の売上高が 大幅増加。今年度上期では、売上の4割超がネット販売。 28 1,218 1,000 788 685 599 519 437 375 324 143 3,389 3,078 2,632 2,550 2,447 2,382 2,367 2,280 2,084 998 1,894 1,789 1,584 1,548 1,591 1,610 1,612 1,587 1,520 725 1,413 1,408 1,346 1,447 1,455 1,552 1,744 2,066 2,418 1,255 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29上期 単位:億円 年度 インターネット投票(電話投票を含む) 専用場外車券売場 場間場外(他の競輪場で開催される競輪の競輪場での販売) 本場(当該競輪場で開催される競輪の当該競輪場での販売) 40.2% 23.2% 32.0% 4.6% 構成 割合 出所:各種資料を基に製造産業局作成競輪のグレード別売上高構成の推移
GⅠ等のグレードレースの売上高は全体的に減少傾向。 一方、普通レースは、ミッドナイト競輪の開催日数・売上増加等があり、増加傾向。 29 1,180 1,119 969 924 865 803 706 710 673 337 5 24 23 41 120 257 441 261 2,083 1,987 1,768 1,769 1,946 2,017 2,244 2,294 2,329 1,106 3,187 2,972 2,513 2,502 2,452 2,435 2,333 2,296 2,095 964 572 323 292 250 128 120 124 130 198 112 890 874 803 760 677 648 631 621 611 343 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29上期 単位:億円 年度 GⅠ GⅡ GⅢ FⅠ FⅡ(ミッドナイト) FⅡ(ミッドナイト除く) 出所:各種資料を基に製造産業局作成 28年度においては、グレードレース(GⅠ~GⅢ)の収益率は、概ね横ばい又は微 減。普通レースの収益率は、赤字ながらも改善し、前年度に比べ赤字幅が1%以上圧 縮。 普通開催(FⅠ・FⅡ) (1,987日) GⅢ (147日) GⅡ (11日) GⅠ (27日) GP ○KEIRINグランプリ 毎年12月30日に行われる競輪界最高峰のレース。 その年に活躍した選手9名がチャンピオンを決める一発勝負。 ○GⅠレース 【収益率:27年度4.68% → 28年度4.72% 】 S級上位選手が参加。優勝者はGP出場権を得る。 ○GⅡレース 【収益率:27年度5.44% → 28年度5.14%】 優勝回数や1着獲得数などが上位のS級選手のみが参加。 ○GⅢレース 【収益率:27年度6.15% → 28年度6.00%】 S級選手のみが参加。各競輪場の開設などを記念して開催される競輪。 (各競輪場が原則年1回開催) ○普通開催 【収益率:27年度▲3.21% → 28年度▲2.00% 】 S級選手とA級1・2班で開催されるFⅠレースと、 A級選手のみで行われるFⅡレースがある。 【KEIRINグランプリ2016】 ※KEIRINグランプリは、経理処理上FⅠとして整理。また、FI・FⅡにおいては、経理処理上まとめて報告があるため、区分せず。 30