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JA西都ピーマン部会産地ビジョンの策定とその実現に向けた支援(児湯農業改良普及センター)

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Academic year: 2018

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1 活動のねらい

   JA西都のピーマンは、部会員へのアンケート結果によると 10 年後に部会員数は 73%、 出荷量は 79% に減少するなど産地の脆弱化が懸念されました。そこで、生産者自らが産 地再編に取り組むための指針となる産地ビジョンの策定支援に取り組みました。

2 活動の経過又は普及の関わり

 ⑴ 関係機関による支援体制の整備

    平成 28 年 10 月、普及センターが呼びかけ、JA西都、西都市等とピーマン部会 の産地ビジョン策定を支援することで合意しました。産地ビジョン検討会には、多様 な意見が出されるよう青年部や女性部の生産者を加えることを提案しました。

 ⑵ 部会による産地ビジョン策定の取組への支援   ① 産地ビジョン策定検討会の設置

     平成 28 年 11 月、部会役員及び青年部や女性部の代表 28 名に、アンケート結 果を報告し、産地ビジョンの必要性を説明した結果、産地ビジョン策定に取り組む こととなりました。

  ② 産地ビジョン策定に向けた活動

     検討会では、産地目標「10 年後の年間出荷量

5,000t の確保」を決め、「部会員の維持・確保」と「既

存部会員の生産力の維持・強化」の2つの課題に ついて具体策等を検討しました。

     普及センターは、関係機関一体となって支援す る雰囲気作りに努め、参加者から積極的な意見が 出るようブレインストーミングなどの手法を取り 入れました。この際、生産者自らが産地の将来を 考えるよう関係機関からの意見は極力控えるよう 配慮しました。

     高病原性鳥インフルエンザ発生のため中断もあ りましたが、生産者と関係機関で5回もの熱心な 意見交換を行いました。その結果をもとに、普及 センターで素案を作成しました。素案では、新規 就農者 20 戸の確保や平均反収の1t増などの数 値目標及びこれを達成するための「取組 10 項目」 と「23 の具体的な活動」を定めました。

     平成 29 年8月、素案は部会総会で正式に産地ビジョンとして決定され、同年 10 月の全体研修会にて部会員の合意を得ました。

グループワークによる産地ビジョン検討

産地ビジョン実行委員会の設置 児湯農業改良普及センター

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  ③ 産地ビジョンの実現に向けた取組

     11 月、青年部や女性部を含む 10 名の生産者からなる産地ビジョン実行委員会 が設置され、産地ビジョンの実現に向け活動を開始しました。

3 活動の成果

 ⑴  産地ビジョンが策定されたことで、部会の目指す目標が明確になりました。産地ビ ジョンには、すぐに取り組むものから数年かけて取り組むものまで幅広い意見が取り 入れられており、生産者の産地再生にかける熱い思いが込められたものとなりました。  ⑵  当初は消極的な意見が多く出ていましたが、議論を重ねるにつれて、若い生産者を 中心に、我が家の経営だけでなく広い視点から産地全体をどう振興していくかを考え る意見が多く出されるようになりました。

 ⑶  関係機関と議論を重ねていく中で、関係機関一体となって同じ目標に向かって支援 していく環境が整いました。

4 今後の方向

 ⑴  ピーマン部会では、順次、「取組 10 項目」及び「具体的な活動 23 項目」に取り組 んでいきます。普及センターではこれらの活動を支援します。

 ⑵  JA西都や西都市等と創設した西都市就農支援システムを活用し、担い手の確保を 進めます。普及センターでは、特に経営・技術研修や就農計画作成支援などの役割を 担い支援します。

5 対象集団又は対象農家の声

   時間はかかったものの、産地ビジョンを策定することができました。これからの 10 年を見据えての産地ビジョンであるので実行委員会の知恵を得ながら西都ピーマン産地 の未来に向かって行きたい。

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