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平成26年度友好使節団派遣事業報告書 中国 浙江省 義烏市との交流 淡路市ホームページ

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(1)

      人

     平成26年度

淡路市友好使節団派遣事業報告書

     中国漸江省義烏市

(2)

●  友好使節団派遣事業の概要

●  ダイジェスト

●  派遣団員報告書

   友好親善、隣国に学ぶ

   淡路市友好使節団報告書

   淡路市友好使節団派遣事業報告書

   淡路市友好使節団に参加して

   淡路市友好使節団随行記

   義烏市を訪問して

   淡路市友好使節団報告書

   期待と矛盾

   中国漸江省義烏市を訪問して

   新しきを温ねて新しきを知る

   淡路市友好使節団に参加して

   淡路市友好使節団義烏市訪問に参加して

  淡路市友好使節団報告書

  義烏市への訪問及び友好都市提携について

   中国漸江省義烏市との友好都市提携について

   これからの友好交流について

●  淡路市広報(平成26年8月号)

●  これまでの交流の経過について

彦 治 士 彦

一 志

一 志

之 宏

正 之 楓 康 道 雄 光 進 廣

哲 隆

井 村

本 上 水

池 戸

谷 石 木 蓮 藤 津

坂 清

Q

(3)

淡路市友好使節団派遣事業の概要

【期 間】

【訪問地】

【内 容】

【団 員】

平成26年7月9日(木)∼12日(土)3泊4日

中国漸江省義烏市、杭州市

友好都市提携、福田市場・義烏市政府見学、民間旅行会社訪問など

氏  名 所  属 備 考

1

団 長 門  康彦 淡路市長 行 政

2

副団長 池本 道治 淡路市議会議長(派遣当時) 議 会

3

団 員 戸田 雄士 淡路市議会議員 議 会

4 〃

岬  光彦 淡路市議会議員 議 会

5

谷口 進一 株式会社夢舞台代表取締役社長 民間企業

6 〃

石井 廣志 兵庫県線香協同組合理事長 各種団体

7 〃

木村 幸一 淡路島観光協会副会長 各種団体

8 〃

蓮池 久志 ㈱ジェノバ顧問 民間企業

9 〃

藤村 良男 淡路市商工会観光部会長 各種団体

10

津田  豊 淡路ワールドパークONOKORO代表取締役 民間企業

11

井本 哲史 ㈲イモトエンジニアリング代表取締役 民間企業

12

坂上 隆之 順心会津名病院看護士 民間企業

13 〃

清水  宏 淡路市企画政策部長 行 政

14 〃

南山  正 淡路市企画政策部秘書広報課秘書係長 行 政

15 〃

阪上 知之 淡路市企画政策部秘書広報課国際交流係長 行 政

16 〃

李   楓 淡路市企画政策部秘書広報課国際交流員 行 政

【使節団の趣旨等】

 世界規模の日用雑貨市場を中心に目覚ましい経済成長を遂げている中国漸江省

義烏市(以下「義烏市」という。)と平成22年度(2010年)から双方間で、

経済交流、観光交流、国際交流を目指し、官民一体となった友好交流事業を展開し

(4)

 今回は、市長を団長とする友好使節団を義烏市に派遣し、これまでの交流を通し

て生まれた信頼関係や、今後の交流を継続していくことを目的として、友好都市提

携を締結する。

 また、観光交流を目的に、民間の旅行会社を訪問し、淡路島のPRを行い、外客

誘致を図るほか、国内外から1日に約20万人のバイヤーが訪れる日用雑貨卸売市

場を視察し、目ざましい経済成長を成し遂げている都市を実際に肌で感じていただ

き、様々な観点から今後の交流のあり方を検討する参考に視察を行った。

【義烏市の概要】

 義烏市は、中国東沿海斯江省の中部に位置し、上海の西南約300キロに位置

し、総面積1,105平方キロメートル、総人口200万人余の都市である。改革

開始以来、「商業を勃興し、都市

を建設する」という発展戦略のも

と、迅速的なスピードで町は発展

を遂げてきました。

 世界最大の日用品雑貨卸売市場

と称され、219の国・地域と交

易があり、年間で行き来する世界

各国のバイヤーは50万人余、市

場の総面積は470haで7万件

以上の商業ブースがあり、170

万種類以上の商品が集積されてい

る。

 また、海外企業の3,008社

が義烏市で事務所を設置され、国

際貿易を展開する重要な拠点となっている。2012年には、65.4万コンテナ

の商品が義烏市から世界各地へ輸出され、対外貿易量は域内GDPの65%を占め

ている。

 また、国家レベルの見本市も多く開催されるなど、国際的な商業貿易都市として

(5)

【主な訪問先】

◆ 国際貿易サービスセンターの見学[場所:義烏市]

 義烏市国際貿易サービスセンターは、義烏市行政サービスセンターが所管する

義烏市政府の外国人向け行政サービスのプラットホームを構築するため、201

2年にオープンされた施設である。

 センター内には、30以上の窓口があり、1階に生活支援サービス、ビザ発行

手続き、外国人就労許可などの業務を、2階では、各種出入国業務を取り扱って

おり、市政府権限内の全ての外国人向けサービスを網羅した窓口を開設し、90

人以上の職員でサービスを提供している。

◆ 義烏小商品市場(福田市場)の見学[場所:義烏市]

  義烏小商品市場は、「小商品の海、バイヤーの天国」と称され、1982年の

 創立以来、発展を続けてきた。

  5つの建物に分かれており、総面積470万㎡、通路の両側に1.5m× 3m

ほどの広さの店舗が並び、商品があふれている。現在では、7万軒の店舗があり、

 170万種類以上の商品が取り扱われ、仮に1つの店舗を3分、1日8時間見学

するとして、全ての店舗を見学するのに1年半以上かかると言われている。

 また、一年あたりの取引高は、20年連続、中国全土の商業市場の中でトップ

の位を占め、世界最大規模の小商品卸売市場として評価されている。

◆ 義烏市保存歴史地区

 仏堂老街

  300年近くの歴史を有する街並みがそのまま残る商店街。明朝時代の建築物

の中に現代的な商店も見られる。

双林寺

  1500年近くの歴史を有する名高い寺。この寺から日本へ仏教を伝えた僧侶

が多いとされ、義烏と日本の交流の原点であると言える。

◆ 企業(義烏市青年旅行社)見学[場所:義烏市]

  義烏市内一番規模の大きい4つ星旅行会社。市内に2つの支店を持ち、更にグ

 ループ会社として、義烏外事旅行リムジンバス会社を所有している。主に、観光、

 ホテル予約、会議、展示会、ビジネス、キャンピングカー、観光リムジンバスリ

(6)

【行程表】

月  日 行   程  (スケジュール)

7月9日(水) 【杭州市泊】

淡路市 → 関西国際空港 → 杭州薫山空港)

→ バス移動 → 杭州市 → 杭州市内にて旅行会社と交流

7月10日(木)  【義烏市泊】

杭州市内見学 → 昼食 → バス移動 → 義烏市 → 義烏市行政サービスセンター(国際貿易センター)見学 → 義烏市人民政府外事弁と交流

7月11日(金)  【義烏市泊】

福田市場見学 → 友好都市協定調印式(国際会議場)

→ 義烏市政府と会食 → 講演会・義烏市保存歴史地区見学 → 知東学会(民間企業団体)と交流

7月12日(土)

義烏市旅行会社と面談 → バス移動 → 杭州薫山空港 → 関西国際空港 → 淡路市

【面談者リスト】

7月 9日(水)

漸江光大星辰国際旅行社有限公司との交流会

  1.朱雪芥漸江光大星辰国際旅行社有限公司副社長兼 日本ツアーセンター社長

  2.陳  潔 漸江光大星辰国際旅行社有限公司 日本ツアーセンター 副部長   3.王 珊珊 海江光大星辰国際旅行社有限公司 日本ツアーセンター 副部長

7月10日 (木)

義烏市行政サービスセンター見学

  1.陳 景興 義烏市行政サービスセンター 党委委員 兼 管理委員会副主任   2.張 健民 義烏市外事弁 英語翻訳 兼 香港マカオ及び東南アジア事務部長   3.叶 向南 義烏市外事弁 秘書課

義烏市人民政府外事及び僑務弁公室(「外事弁」と略称)との交流会  1.王 建新 義烏市外事弁 主任 兼 党組合書記

 2.陳 春梅 義烏市外事弁 副主任

 3.聾 希明 義烏市外事弁秘書課課長兼組合 主席兼 日本・東南アジア事務部長  4.侃 剣勇 義烏市外事弁 英語通訳

 5.叶 向南 義烏市外事弁 秘書課

(7)

7」目11日 (金)

福田市場見学

  1.何金法漸江中国省商品城集団株式有限会社国際商貿城第5子会社副社長

  2.叶向南義烏市外事弁秘書課

  3.張 健民 義烏市外事弁 英語翻訳 兼 香港マカオ及び東南アジア事務部長   4.悦 剣勇 義烏市外事弁 英語通訳

  5.孫 勝昔 知東学会 秘書長 兼 日本語通訳 友好都市協定調印式

  1.盛 秋平 義烏市人民政府 市長 兼金華市人民政府副市長   2.陳 春梅 義烏市外事弁 副主任

  3.丁小娼義烏市商務局党委委員兼副局長

 4.呉麗娼義烏市教育局副局長

  5.金 軍民 義烏市観光局 局長

 6.胡 衛虎 漸江中国省商品城集団株式有限会社 副社長

 7.襲 希明 義烏市外事弁秘書課課長 兼組合 主席兼 日本・東南アジア事務部長

株式会社夢舞台 谷口社長 講演会

 出席者代表 1 襲 旭鴎 雅屋銀都酒店

      2 斉 福雷 雅屋銀都酒店

販売部 副部長

レストラン部 部長 その他50数人

義烏市保存歴史地区(仏堂老街、双林寺)見学

 1.叶向南義烏市外事弁秘書課

 2.侃剣勇義烏市外事弁英語通訳

 3.陳 虹羽 義烏市外事弁 英語通訳

知東学会(義烏市企業団体)との交流会

 1.陳 林瑞 義烏市商務局 外事サービスセンター 主任  2.何 小林 義烏市町内会 兼 党組合

 3.毛 文傑 義烏市知東学会 会長

 4.万 紹強 義烏市知東学会 理事長 兼 義烏国際小商品博覧会有限公司 社長  5.邸 伯清 義烏温州商工会 副会長 兼 温州金光窓飾り工芸有限公司 社長  6.丁 勝利 義烏日用品業界 理事 アイパー日用品有限公司 社長

 7.虞夏術義烏市東正照明電器有限公司社長

 8,王環勇義烏市宏創日用品有限公司社長

 9.孫勝昔知東学会秘書長兼日本語通訳

 10.管 斌上海管斌貿易有限公司日本千尋館社長

7月12日(土)

青年旅行社有限会社訪問

  1,徐新兵義烏外事観光バス有限会社

  2.王 英桂 義烏市青年旅行社有限会社   3.毛 秀春 義烏市青年旅行社有限会社

(8)

【挨拶要旨】

07月10日(木) 義烏市人民政府外事弁との交流会

[義烏市外事弁 王 建新主任]

 皆様のご来訪に対して、熱烈な歓迎を申し上げます。

  淡路市と義烏市は、2010年から正式に市同士の交流が始まり、今年で5年目を迎え、 友好都市提携は、今後の両市の発展に大きな意味のあるものだと思っています。

 義烏市は、市場が有名であり世界の卸売市場と言われていますが、淡路市は夢の舞台  として日本でも有名だと思います。

 今回の皆様のご来訪により、今後より一層両市の交流が深まり、様々な分野において、 交流が発展していくことを期待しております。

[淡路市 門市長(友好使節団長)]

  今回の友好都市提携により、これまで積み重ねてきた友好関係が、更に深まるものと

思っております。

  これまで日本は中国から多くの物を学んできました。今後義烏市からも新しい事を学 び、参考にしていきます。特に、今淡路島の中で世界遺産に向けての運動が進んでおり、 今回、嵩山少林寺・龍門石窟・西湖を見学させていただき、参考になりました。

(9)

07月11日(金) 友好都市協定調印式

[義烏市 盛 秋平市長]

 義烏市人民政府を代表し、皆様のご来訪に対して、熱烈な歓迎を申し上げます。  本日は、今日の暑い夏の日のように、私の心も同じように暑いものを感じております。  皆様のご来訪により、我が市と友好都市提携の協定を締結出来ることに、大変うれし

く思います。これまでの御支援に感謝申し上げます。

 義烏市は漸江省の中部に位置し、総面積は1,105平方キロメートル、総人口は200万

人であります。改革開放以後、義烏市は商業を起こし、経済と社会を迅速的なスピード で発展させる戦略により、町は発展してきました。近年では、国際化も高まっており、 20地域の都市と友好提携を結んでおります。

 義烏市は、世界最大の卸売市場と称され、219の国や地域と貿易の往来があり、海外か ら来訪される商人は年間50万人に達しております。また、去年の貿易総額は128万億 元、日本への輸出額は、2013年に4,395万ドルであり、増加率は14.2パーセント、日

本からの輸入額は、3,171万ドルであり、増加率は337ノ{一セントとなっております。

これまでに18社の日本企業が義烏市に事務所を設立され、毎年約1万人の日本人が買い 付けに来られています。義烏市場では、2008年に日本展示館が開設され、鹿児島県の焼 酎、石川県の輪島漆器、新潟県の包丁を買うことが出来るようになりました。昨年、日 本からの訪問団は15回ほど義烏市を訪問されました。その中、クレア主催の第12回中

日地方交流促進検討会の規模と人数は最高記録に達し、中日の政府間交流及び民間交流 に新たな力を加えることで大変評価されています。

 淡路市と義烏市とは、2010年から緊密的な交流が始まり、両市において、行政交流、 貿易経済交流、観光交流など、様々な分野での交流を通して、相互の理解を深め、平成 25年11月に友好交流確認書を締結いたしました。義烏市では、未来に向かって市場、 産業、社会、政府の更なる発展を目指し、中央政府からも重要視されており、国家レベ ルでの改革が始まっております。そして、貴市からも観光、環境、まちづくりなど、色々 な分野で学ぶことがたくさんありますので、これからお互いに、観光、商業、貿易、教 育、文化、建設など様々な分野での交流を期待します。今回の友好都市提携により、お 互いの理解を更に深め、今後の交流を発展させるとともに、これからの地方交流を通し て、中日の関係が前に進めていけるよう、輝かしい未来に向かって、引き続き交流を続

(10)

[淡路市 門市長]

 盛市長を始め、義烏市の皆様方には大変お世話になりました。歓迎いただきありがと

 うございます。

 義烏市と淡路市は、2010年から随時交流を積み上げてきました。そして、今年皆様方 のおかげにより、友好都市協定を締結することが出来ました。本当にありがとございま

す。

 我々日本人は、長い年月にわたって中国から色々な教えを学んできました。今回の友 好都市提携のほかに、この国の文化、義烏市の素晴らしい活躍を学ぶためにここにやっ てきました。特に、世界文化遺産の嵩山少林寺、龍門石窟、西湖を見学してきました。 今淡路島では、世界遺産を目指して頑張っており、是非皆さん方を見習い、淡路島も素 晴らしい世界遺産を目指したいと思っております。是非、盛市長と皆さんも淡路島にご 訪問ください。大歓迎いたします。

 さて、先ほど福田市場を見学してきました。すごい広さと素晴らしい展示品に感激い たしました。市場には、日本から帰ってきた中国の青年が福田市場で商売を始められて いることを知りました。我々もそういう1ものに学びたいと思いますし、特に淡路島では 観光面に力を入れておりますので、是非皆様方の来訪をお待ちしております。

 最後に、我々が非常に誇りに思っていることがあります。まず、盛市長が就任されて、 初めての外国からの訪問者とお聞きいたしました。感謝申し上げます。次に、義烏市が

日本の中で初めて、友好都市協定を締結するのが、淡路市ということに感謝申し上げま

す。

(11)

友好髭瓢回∠派遣裏業タゲジエズト

7月9日(水)

漸江光大星辰国際 旅行社との交流会 [杭州市内にて]

  7月10日(木)

(12)

    7月10日(木)

義烏市国際貿易サービスセンター見学

      7月11日(金)

(13)

7月11日(金)友好都市協定調印式[幸福湖国際会議場にて]

7月11日(金)義烏市保存歴史地区見学

(14)
(15)

友好都市提携協定書

 日本国兵庫県淡路市と中華人民共和国漸江省義烏市は、日中両国政府の共同声明と 日中平和友好条約の原則に基づき、これまでの交流を通して積み上げてきた両市の信 頼関係を礎として、友好協力関係をさらに推進するため、友好都市提携を締結する。

1 双方は、行政、観光、経済、文化、教育、人材をはじめ、様々な分野における 交流を通じて、相互の繁栄と更なる発展に努める。

2 双方は、両市及び両国の友好関係と繁栄に寄与するため、お互いに情報発信を 行い、友好関係を深め、友好都市間の相互理解に努める。,

3 双方は、淡路市企画政策部秘書広報課及び義烏市人民政府外事僑務弁公室を窓 口とし、交流及び協力する取組について調整をする。

 この協定書は、日本語及び中国語により作成し、両文書はともに同等の効力を有し、 署名の日から有効となる。

2014年 7月’ 1日 中国漸江省義烏市にて

日本国兵庫県淡路市

市長 1・

中華人民共和国漸江省義烏市

9堅

(16)

中隼人民共和国漸江省叉島市与日本兵庫具淡路市

        友好交流1亦波弔

  力透一歩増:遊中隼人民共和国叉身市与日本淡路市之同的友

好交流芙系,在此前交流所建立的信救美系基砧上,西市本着以

中日丙国政府共同声明和中日和平友好条釣力准則,穗釜署本友

好交流憐狭需,以麩躾深入推幼双方的釈扱合作。軽逼友好憐商,

現迭成如下一致意見:

  一、双方在行政、旅游、軽済、文化、教育、人オ等領域升

展多祥化的交流合作,以実現双方共同繁菜和炭展。

  二、双方通述信息互通和共享,深化友好美系,増避相互理

解,避一歩促避丙市及丙国的友好美系与繁柴。

  三、委派叉島市人民政府タト事与併秀亦公室和淡路市企画政

策部秘布 振保力双方各自具体負責友好交流的」咲絡方。

  此憐双乖軽双方共同見証井同意干笙署之日起生敷。本祷双

需由中、日文函紳文字写成,一式西扮,爾秤文本同等作准。

 −

5

f

μ

p

r

中隼人民共和国漸江省叉鳥市

市長

日本国兵犀甚淡路市

市長止璽_

(17)

「友好親善、隣国に学ぶ」中華人民共和国漸江省義烏市

淡路市長(友好使節団団長) 門 康彦

 二時間もかからず大連に立っ。

 この国は想像以上に大きく、そして想像通り粗雑だ。為政者は何を見ながら

生きているのか想像通りであるとしたら、学ぶものは多い。

 今回の目的は2つ。1.世界遺産の検証。2.義烏市への友好使節団派遣と

友好都市提携の調印。

1 世界遺産

 淡路島関係で、「淡路島関連の環境を世界文化遺産」と「鳴門海峡渦潮を世

界自然遺産」の二つの考えが有ります。後者は、随分前から徳島県が提案し、

それに兵庫県側も呼応する形で推進されています。前者は、合併当初から淡

路市が提唱し、最近、裏千家・千宗室大宗匠が、国際会議場での講演の中で

同様の趣旨の発言をされて脚光を浴びています。

 中国の視察は3か所。嵩山少林寺、龍門石窟、西湖。いずれも文化遺産。

 前2か所を見た時は、これはものが違うなという印象であったが、西湖で

淡路島も可能性が有ると実感しました。同時に自然遺産の至難さも感じまし

た。しかし、文化遺産は最後は政治力ではないかと危惧しました。少林寺は

観光地化し、龍門石窟は人間の汗臭さが漂い、西湖は渦潮の方に部が有るか

と?ただ、澄んだ空気の状態では印象は一変するのかも分かりません。

嵩山少林寺 龍門石窟 西湖

2 義烏市への友好使節団派遣と友好都市提携の締結式

 昨年、確認書を結び、今年は市長同士の調印でした。

 義烏市当局の歓迎は想定の範囲内でしたが、これまで何らかの形で積み重

ねられてきた交流が、生きてきました。

 義烏市が日本の中で初めて淡路市と友好提携を結ぶことは、まず、観光面

(18)

市の知東学会等民間企業の青年有志達に当地で淡路市の観光等について講演

されました。キーワードは健康、環境、

観光の3K。我々が当然抱いている外

国、未知なるものとの交流は、当然、

中国側にも有るわけで、2百万都市と

4万7千市の其々の思いは、やはり多

くの人が言うように、最後は面談して

真意が分かるものです。何らかのつな

がりを期待する前者、多くを学ぶため

の後者の立ち位置が、精神論において

対等であることを我々は覚悟しなけれ

ばなりません。

福田市場において歓迎

 これで、淡路市は、米国、ブラジル、中国と直接、韓国、モンゴル、シン

ガポール、と間接的に国際交流の礎を合併10年の検証の一っとしました。

 それに連携して民間交流の更なる展開を支援、推進することで、「いつかき

(19)

淡路市友好使節団報告書

淡路市議会議長(副団長) 池本 道治

 この度中国漸江省義烏市との友好都市協定を締結するため、淡路市友好使節

団の一員として参加させていただきました。平成26年7月9日から12日ま

での4日間、議会からは私を含め3名の参加でしたが、これまでの両市の交流

について、少しの知識しかない中での初めての訪問となりました。

 義烏市の夏はとにかく暑い。気温35度で出迎えを受け、これが50日ぐら

いは続くらしい。「逆に寒い時は」と聞くと一3度とか。大陸性気候そのもので

ある。

 7月10日(2日目)、義烏市の国際貿易センターを見学。全ての外国人向け

の行政サービスセンターとして機能し、色々な国の方々が利用されており、国

際的な商業貿易都市としての大きな役割を果たしていることを感じました。

 夜は、王 建新外事弁主任との交流会で義烏市の様子をお聞きし、今後両市

がより一層交流を深め、様々な分野での交流発展を望んでおられました。

王主任との交流会 盛市長との調印式

 世界最大規模の日用品雑貨卸売市場(福田市場)は、約7万件の店舗があり、

ありとあらゆる商品が揃い、義烏市の発展戦略の象徴となっている。年間50

万人のバイヤーがいると言われているらしいが、私たちが見学した時は、想像

したバイヤー等の人並みはなく、静かな市場内でありましたが、とにかく規模

の大きさは、市が政策として全面的に支援している姿勢が見られます。その中

で、日本から1社、頑張っている若い経営者に会いましたが、「今後民間との交

流を進めていく中で、日本の優れた技術や製品をPRできる一つの拠点になれ

ばよい」と言われていたのが印象的でした。

(20)

で成功者ばかり、とにかく元気で中国の高度経済成長の一面を見ました。

 7月11日(3日目)、今回の訪問の目的である義烏市と淡路市の友好都市協

定の調印式が執り行われました。規模の違う両市が、これまで様々な分野で官

民一体となり交流を重ね、5年間積み重ねてきた信頼関係が、今日の調印に結

びついたものと思います。義烏市の盛秋平市長からは、「協定書にあるように、

行政・観光・商業・貿易・教育・文化・人材など様々な分野での交流を期待し、

お互いの理解を更に深め、より良い関係で交流を続けていきましょう」と調印

と歓迎の挨拶をいただきました。

 今回の訪問のもう一つの目的である観光交流として、民間の旅行会社を訪問。

淡路市へ来られたことがあるようで、日本への関心も高く、淡路市としても、

今後の交流の可能性として一番期待するところではないでしょうか。

 今回、友好都市協定の締結という大きな節目の時に参加させていただきまし

たが、あまりにも規模が違いすぎる両市にあって、今後より多くの分野で交流

を深め、共に発展していく新たなスタートの年であります。行く先々で熱烈歓

迎を受け、大変有意義な訪問となりましたが、不安定な日中関係が改善され、

(21)

淡路市友好使節団派遣事業報告書

淡路市議会議員 戸田 雄士

 昨年の友好交流確認書の調印を行った派遣事業に引き続き、2回目の義烏市

訪問であった。

 義烏市は、漸江省の中部に位置し、南に広東省、福建省、北は上海に隣接し

ている。人口は、戸籍人口約70万人移住人口などを合わせ総人口200万人の

都市である。歴史的には、秦の始皇帝時代に、でんでん太鼓を鳴らし「飴の行

商」を行っていた。その時代からでんでん太鼓は看板になり、現在でも義烏市

のシンボルとして使われている。

 義烏は、もともと漸江省の一つの貧困な農業県であり、耕地は限られた状態

であったが、人口密度が高かった。そのため一人当たりの耕地面積は少ないう

え資源も乏しく、国からの優遇政策もほとんど無かったため、生活は厳しい地

域であった。このような厳しい環境で、義烏の農民たちは農閑期を利用して、

生活の必要品を作って販売するようになった。そこで売れる商品を発見、商品

として販売すれば、利益を得られることを感覚で身に付けていった。

 こうした農民の考え行動を支援しようと、地域政府書記は、国・政府に訴え

「商業振興による都市建設」をスローガンに掲げ、日用雑貨の卸売市場として

スタートした。その後、 「中国義烏小商品城」の創設により、中国国内の日用

品卸売市場で貿易額がトップになり、 「国

際商業貿易城」も建設される。今や、商業

面積は470万㎡7万余りの店舗があり、 170万種類以上の商品が集められている。 939社の海外企業と1万人以上のバイヤー が義烏に常駐し、中国全土と219の国の地 域から、1日20万人以上のバイヤーが訪れ

る、巨大卸売マーケット都市です。 日本の「100円ショップのふるさと」と云 われる所以である。

国際商業貿易城モール内

 現在、国レベルにおいて、領土問題の時期より多少前向きに改善されている

外交環境であるが、日本と中国は隣国であり、長い歴史の中で多くの人が往来

し、交流を通して素晴らしい文化を共有し、創造し育んできた。良好な日中関

係の未来を共に創るため、改めてこの絆を大切にして、さらに大きな架け橋と

(22)

 淡路市と義烏市との交流を通して又、発展的に様々な交流へと進めていく過

程で、少しでも外交環境の改善に結ぶことを望みたい。

 中国は、多民族による様々な文化の集合体であり、日本と違う国家体制で、

その全てを把握し理解をすることは容易ではないが、地方都市双方の交流を通

して、またその交流を呼び水として、今後の関係が構築されるであろう。

 今回の訪問において、一番感じた

のは、対応してくださった方々の誠

意である。初日の国際旅行会社の方、

二日目の義烏市行政サービスセンタ

の方々。三日目の調印式での市長

以下外事弁の方々。そして昨年も訪

問した、青年旅行社の方々達。全員

誠意をもって対応してくださった。

この誠意こそ、信頼関係であり、今

後の双方の交流の原点であると思う。

 来年の淡路市10周年記念式典に義烏市の官民の方々を招待できると良い。

この友好都市協定の締結を基に、淡路市・淡路島のPRを行い、修学旅行生や

民間旅行客の交流を促進するとともに、淡路市は義烏市のまちの発展した経過

等を学び、義烏市は公害対策の下水処理・上水道施設等の技術や福祉施設の案

内など、双方で職員の交流を含めて学ぶ点は多いと考える。そしてこの交流を

市民にも広く知っていただく必要がある。

 最後に、今回も派遣事業は大変有意義であり、淡路市・義烏市とも重要な友

好都市提携であった。今後は、この交流が発展的に継続されることが大事であ

り、それは双方の誠意と真心の交換から広がるであろう。そして、両国の外交

(23)

淡路市友好使節団に参加して

淡路市議会議員 岬 光彦

 改革開放路線の中国にあって、経済発展が著しい漸江省、日用品雑貨市場を

中心に目覚ましい経済成長を遂げている義鳥市と、友好都市協定を提携する場

に臨席出来たことを喜ばしく思います。立派な国際会議場に盛秋平市長を初め、

丁重な歓迎を受けました。市長は7月に就任され、初めての友好都市提携とな

ります。また、淡路市が日本で最初の友好都市と聞き、光栄に思いました。

 義烏市は、総人口200万人余とも言われ、淡路市の人口5万人弱と比べる

と驚きもありますが、相互理解を深め、観光交流や経済文化交流へと発展を願

うものです。

 義烏市では、独自にビザの発給なども行い、淡路市は関西圏への窓口とも成

りえます。また漸江省では、兵庫の企業の神戸製鋼を初め、たくさんの企業が

まだ安い人件費、良くなっている道路網や空港の直行便などを利用し頑張って

います。

 日用品雑貨卸売市場の福田市場は、5つの建物に分かれ総面積は470万㎡

と非常に大きく、20年連続中国市場の中でトップであり、世界中のバイヤー

達が訪れています。4Aの印(星4つ)がある店では、小売りも値引き交渉も

可能でした。しかし、トイレは美しくないので注意して下さい。

 杭州市と義烏市を訪問し印象はと聞かれれば、広い大地をイメージし、スケ

ルの大きさを感じました。光と影も感じました。所得格差があり、貧困率が

高く、若者はスマートフォンを使い、老人は文明開化についてゆけないギャッ

プです。特に、若者の元気さと勝ち組の所得の大きさを感じました。また、一

人っ子政策の成果かも分かりませんが、女性の社会進出を感じました。特に若

い女性の方が多かったです。

 環境では、水が飲めず、氷がなく、夏なのに体を冷やすことをしない。空気

は澄んでいると言えず、朝はどんより、

昼間は熱く、日本晴れとはいきませんで

した。交通事情は、PM2.5の影響か

どうかは分かりませんが、電動二輪車が

多く、交通マナーは決して良いとは言え

ないので、注意が必要です。

 街並みでは、朝5∼6時に散歩に出か

けると、世界遺産の西湖(ハスの池)周

(24)

気あいあいと、朝の交流を楽しむ風景が見られ、とても和みました(土日は人

出が多いそうです)。

 食事では、私は胃が丈夫なせいかおいしくいただきました。油を良く使い、

野菜もあり、材料が分からない不思議な料理もありました。日本で食べる中華

料理とは全然違いました。出汁の日本料理の凄さも外国へ来て感じました。コ

ヒーは常になくお茶の文化でした。しかし、スターバックス、マクドナルド、 ケンタッキーはよく見かけました。

 今後、友好都市として、相互理解を深め、切磋琢磨し、両市が発展すること

(25)

淡路市友好使節団随行記 《20147.昏7.12》

株式会社夢舞台 谷口 進一

1 「友好都市協定調印式」(7月11日)において、就任されて間もない義烏市・盛秋平 市長は長いご挨拶の中でこう述べられた。

  「両国同士には微妙な問題があるが、お互いの輝かしい未来に向かって共に歩ん で行こう…  」そのフレーズを聞いて「遠くまで来た甲斐があった」と感動に包

まれた。

 門市長からも「淡路島は観光に力点を置き、今後は更に緊密な連携を深めたい・・」 と力強いエールが送られた。

2 調印式終了後「淡路夢舞台・21世紀の展望」と題してプレゼンテーションの機会 を頂戴した。概要は以下のとおり。

■ 参加:約50名(旅游局長、ホテルマネージャー、市内若手経営者など) ■ 私からパワーポイントによる説明等 (2時間)

○ 日本における関西エリア・淡路島の地理的優位性、外国人観光客から見た魅力。 ○ 日本の目指す観光施策・・2020年(東京オリンピック)までにインバウンド倍増。 ○ 淡路夢舞台の建設理念「20世紀に荒廃した自然環境を21世紀に復元させる」 ○ 株式会社夢舞台・ウェスティンホテル淡路が目指す具体的な観光客誘致戦略

  ・安藤建築、リゾート&コンファレンス、食材に工夫した料理提供、和食(ユネスコ登録》の

   魅力、広域観光、アート、「淡路花博2015」、総合病院と連携した「人間ドッ    ク」プラン

(26)

《参加者からの質疑》

○ 自分のホテルには比較的高齢の社員が多く、それらの社員に十分な教育がされて

おらず経営上の大きな課題対応方法にっいて。(ホテ脚ネージャー)

○ インバウンド誘致のための具体的方策。

○ 「非日常性」をゲストに感じさせるための具体的事例。

○ 比較的進んでいると言われる「日本の環境教育」。特に子供らへの具体的手法、 ○ 戦後処理についてはドイツが高い評価を受けていることについての所見また中

日の歴史認識の違いにっいて、特に日本の若者の考え方。 (答弁内容は省略)

【特記事項】

■ 調印式終了後、義烏市長と話す時間があり、私からはセミナー資料を手交し直接 に夢舞台プロジェクトの説明をしたところ… 「安藤先生の建築物が義烏市にも欲し いと思っている。とりあえず一度、先生に義烏市にお越しいただけないか」とのこ

と。安藤事務所にはお伝えすることを約束した。

■ 初日(9日)に再会した朱雪芥さん。漸江省で最大規模の旅行会社副社長。

(27)

る。「近いうちに淡路島に営麹処点(事務所)を置き日本のスタッフも雇用したい。そ の際に地元自治体などの支援制度はあるだろうか?」のご質問。

 私からは「淡路島に熱き想いを寄せて頂くのは望外の喜びであるが、客観的に考 えて(淡路島という場所選定に)現伏では得策と思えない。時機を見計らってご検討い ただきたいし、御社とは長いお付き合いを希望している」旨の手紙を託した。

■ 最終日に事務所を訪問した義烏市の大手旅行会社「青年旅行社」の毛社長とバス 輸送会社経営のご主人の徐社長とはいずれも2回目の面談となった。

 徐会長は「市内に約300室のホテル建設を計画中。だから昨日のセミナーには参 加したかったのに残念だった。今年1月に訪問した妻からは『淡路島もウェスティ

ンホテル淡路も素晴らしいところ』と聞いているので、今年中に訪日の際、淡路島 に立ち寄りたい。」と嬉しい言葉をいただきました。

【今後の対応など】

○ 少なくとも今年1月に初めて淡路市の自然・景観に触れた中国本土からの旅行社 の方々には間違いなく大きなインパクトを与えており、我々の持つ素材には自信を

(28)

○ 淡路島の地域振興を目指す我が社としては、積極的な淡路市の国際交流施策と緊 密に連携する中でインバウンドを効果的に誘致することでホテル売り上げの増加に

結びつける。

○ 次代を担う青少年の交流は重要なポイントではあるが、できれば中国富裕層の 方々にターゲットを置いた高付加価値型の商品造成で満足度を高めること。

(29)

義烏市を訪問して

兵庫県線香協同組合 石井 廣志

 中国義烏市との友好交流事業において、義烏市は淡路市の何がほしいのか?

又、淡路市は義烏市の何がほしいのか。交流するに当たり、明確にしておく必

要がある。

 中国では、一つの省が国の様で、どの省へ行ってもそうたやすく物事は運ば

ない。町づくりもほぼ似かよっているように思う。

 中国人と日本人は少し違います。投資を待っ義烏市、観光を待っ淡路市、ど

ちらも良くならなくてはなりません。淡路市における観光の目玉は何か。

 淡路市は本来、歴史の宝蔵又中国にない海、まだまだ美しい瀬戸内海、四季を

通した祭り、五十年前の京都の様に百年続ければ大きな祭り、淡路の産品を生

かすその為のものづくり、高校卒業して都会に出ていく子供たちを淡路市に引

き止められるまちづくりなど、色々な景観、風景、課題があります。

 義烏市からのお話では、義烏市はでんでん太鼓を作り、国中を売り歩いてい

たらしく、何かしら、淡路市の線香と似かよった地域のように思えた。また、

外事弁王主任からは、我々の業界にとても協力的な印象が伺えた。

  層寡

8」駆

 中国人はよくしゃべります。よく考えてみると、中国は多民族国家であり、

50もの民族がいれば話さなければならない。一方日本人は口数少なく、相手

に意思を伝えるのがへたくそである。これも長い歴史の結果そうなったように

思われる。古いもののない国中国、人はない物をほしがります。淡路市も、も

う少し山や林を何かに活用してはどうか。明治神宮の森のように、観光で来ら

れる人々を、夏の海水浴の客だけにとどめず、人を呼び込める取り組みが必要

と思う。もう一つ、義烏市に淡路市職員(係長クラス以上)を常駐し、アンテ

(30)

を考えてはどうか。また、義烏市からの観光客等には、産物の紹介、製造工程

など見学、日本の神話等の語り部、日本(淡路市)の祭り、美しい夕日など、

いろいろの体験等の観光が良いと思われる。たくさんの物を作る中国、当たり

前のことですが水は高いところから低い所へ流れます、製造原価も高い所から

低い所へ、日本でものづくりなかなか難しい。

 義烏市の話ではないですが、推古天皇三年、夏四月「日本書紀」を祭りに淡

路島のシンボルをどこにも負けない。私が勉強している志野流香道では、その

香木伝来こそ日本での香りの始まりとされています。7月中旬に、組合へ日本

銀行神戸支店鉢村(はちむら)支店長さんが回って来られた。鉢村さんは、御

家流香道をされておられ、いろいろな方とお会いしましたが、えらい役人の方

で香道をやられている方と初めてお会いしました。鉢村さんも神戸に来て、香

道をされている方と会うのは初めてと言われ、私の力不足を感じました。私共

の宗匠がベトナムで、沈香木(じんこうぼく)の植樹をしたのですが、ちょう

どそのころに鉢村さんは、ベトナムにおられたそうです。その他にもいろいろ

な話をさせて頂きましたが、今の日本の社会は私の意見と大体同じでした。そ

の時に、古い紙幣(五十万円分)で作った小さい鉢をお土産に持ってきていた

だきました。後日、鉢村さんは、福島県知事になられ、長らく香道をやってい

(31)

〈淡路市友好使節団報告書〉

一般社団法人淡路島観光協会 木村 幸一

 この度、Yi wu市(義烏市)との友好都市協定の調印式に立ち会える機会を与 えていただいたことに感謝致します。

 この度の友好交流に於いて、私の当初の予想通りに中国の大国さを見せられ

た感があります。淡路市がYi wu市との友好都市協定の調印をしましたが、今後 はしたたかに活用するべきだと思います。

 義烏市でちょっと気になったのは、この調印を市民誰もが認識している様子

がないこと、さらに市当局も具体的な構想を持っている様子が見えなかったこ

とです。(私の意識が低いのかも?)

 しかし、中国人の観光客は、空港で見かけたように日本製品の買い物で日本

への魅力は感じているようです。日本への買い物客はまだ増えると思われます。

Yi wu市当局や「知東学会」などの方々も淡路市の魅力より、日本の経済力や商

品のクオリティに魅力を感じているのだと思います。現在の中国の購買力は、

大いに活用するべきだと思います。

 最近の中国は観光面においても、環境整備が進んでいると感じました。杭州

でもクリーンキーパーも見受けられました。また、「福田市場」においても、利

用者に対してアンケート箱を設置して、体外的なことへの配慮も感じました。

西湖に於いても、対岸方面に、高いビルなどを建設せずに、自然景観にも配慮

していることには感心しました。自由に散策出来る公園、そして、周遊遊覧船、

また、この度は鑑賞することが出来なかったですが、「印象西湖」の夜の催しな

ど魅力発信への努力が見られました。

 Yi 剛市を通じた観光振興の特効薬はなかなか難しいと思いますが、先ず情報

(32)

 そこで、年間4回開催される国際博覧会、特に「中国国際旅行商品博覧会」

には、「日本国・淡路市」のブースを設けて「淡路市」の存在と友好の姿勢を印

象付ける必要があると思います。

 そして、淡路市の魅力として、大陸にはない「美しい海」の魅力を発信する

べきだと思います。海の近くにある宿泊施設は魅力があるはずです。

 海浜公園などの整備も進める必要があると思います。

 杞憂されることは、言葉の壁です。私は今までYi wu市の方々と友好を深めて

来ましたが、常に通訳が傍にいました。しかし、こ’

の度は、訪問団が多いせい

もありますが、再会した方々との友好を深めることは出来ませんでした。私た

ちが困ったように、来島客もお困りになると思います。

 ですから観光客として来られても受け入れ体制(案内看板、パンフレット、

ガイド)をもっと充実させる必要があると思います。

 観光協会としてもそのような人材や予算的に余裕がないのが現状ですので、

対外的にコラボせざるを得ないかな?と考えております。

 杭州の旅行社、義烏市青年旅行社の方々とせっかくの機会だったのに、

(33)

期待と矛盾

株式会社ジェノバ 蓮池 久志

1 中国の発展と矛盾

 改革開放が、郡小平の指導体制のもとで、1978年12月に開催された中

国共産党第11期中央委員会第3回全体会議で提出された。簡単に言えば個人

の経済活動や社会主義所有制の枠組み内で私的経営を認めるといったものです。

1993年の憲法改正以来、資本主義経済が加速された。この資本主義経済導

入以来、裕福な人々が特に都市部中心に出現した。彼らは、「万元戸」と呼ばれ

る裕福層です。近年では特に人々の格差が大きくなり始めています。本来、社

会主義(共産思想)は万人が皆平等ですが、資本主義経済導入以来、この主義

が崩れております。

 特に最近は中国の若者で大学卒業でも仕事に就けず、都市部に若者が4∼5

人共同で地下で住む「蟻族」などが問題化されています。しかし、中国の政治

は共産党一党の独裁体制であり、この格差が中国共産党への批判を増大してお

ります。

H 義烏市

 中国漸江省の中部に位置し、上海の西南約300キロに位置し、総面積1,

105平方キロメートル、総人口200万人。上述の改革開放以来、「商業を勃

興し、都市を建設する」という発展戦略のもと、迅速的なスピードで発展する。

 この地名は、顔義という男が父親を亡くし埋葬しようとすると、からすが飛

んできてくちばしを傷っけながら埋葬を手伝ったという言い伝えによる。

2002年に開業した義烏国際商貿城(福田市場)、中国小商品城、賓王市場の

三っの大規模日用品の卸売市場が、立地しており、中国東部最大の物流基地で

ある。世界中のバイヤーも多く訪れ、日本の100円ショップ等の商品のうち、

中国産の物は多くがここを通過している。

漸江省義烏市内の一部の景観

(34)

 1人当たりGDPが1万ドルに達すると、日本企業の製品に対する評価が変化

する。1人当たりGDPが数千ドルの地域では一般的に、「日本の物は質は良い

が値段が高い」といわれて、消費者は買おうとしない。それが1万ドルに達す

ると、「日本の物は、ちょっと高いが質がいい」といって買うようになる。義烏

市内をバスから眺める限りは、走っている車は、日本製が多い。ホンダ、ニッ

サン、トヨタ等の高級車が数多く走っている。その他BMW等の高級車が多く、

古い車はほとんど見かけない。年間所得が、数千万円、数億円と言う若者が、

交流団の中に何人かおりましたので、高額所得者が多いのではないかと思われ

る。観光事業にどの程度期待できるのか、今後のお互いの交流の度合いをみな

(35)

中国漸江省義烏市を訪問して

淡路市商工会観光部会 藤村 良男

 私が最初に義烏市を訪れたのは今から8年前のことです。その当時から家庭

用品、特に100均ストアなどで扱われている商品のほとんどが義烏で仕入れを

され現在も尚多くの商品の仕入れが継続されています。

 当時も広大な面積の中で目的の物を見つけ出すのに大変な思いをした記憶が

あります。しかし目的の物を探しながら目新しい物に触れる機会が多いことも

楽しみの一つです。商材を常に探している商売人にとって義烏は仕入れの為の

最適な場所と言えるでしょう。しかしそれら商品の中にはブランド物の偽物も

多くみられます。中国の市場に流れている商品は世界中のコピー商品というイ

メージがありますが、それは彼らが真似ることに対して抵抗がなくどのような

商品でも作ることができるという意識で、実際に店頭に並んでいる商品には独

自に開発した商品も多く、発想から開発、製品化へのプロセスの素早さは我々

生産者にとっては見習う部分でもあります。ただ日本においては安全性や許認

可に対する責任が開発の速度を鈍らせている、逆にそのことが日本製の安全性

を維持しているとも言えます。

 義烏の巨大マーケットにバイヤー達が集まり、義烏市が世界的な規模で経済

的発展を遂げたのは当前のことです。この度その義烏市に再び訪れたのは、私

達の淡路市が義烏市と友好都市協定の調印式に参加する為でした。市の規模と

しては比べ物にならない程格差が有る市同士のお付き合いがこれから始まりま

す。行政規模の違うお付き合いに不安も感じますが、人と人、会社と会社の付

き合いにも格差のある付き合いは存在し発展しています。過去にも私達は中国

や韓国から様々な文化を学んだ経緯があり、この好機にお互いを知り理解し合

(36)

 今後の義烏市は巨大マーケットへ仕事目的で集まる世界中の人たちに義烏市

の中ででも観光を楽しんでもらおうと様々な工夫を行っています。地元の方た

ちの信仰を集める寺院にも行きました。昔ながらの町並みに今も住民が集い

日々生活をしている場所や、これからの観光地として整備を進めている古い建

物を移築した公園風の町など、観光に対する意気込みも感じました。義烏市街

では夜市と呼ばれている食事する場所等も含んだ広大な場所を占める露天も毎

夜明け方まで開催され、整然と店を構える様には唖然とさせられました。合理

的な考え方で各店舗が自由に店を出しているかのように思うくらい真夜中に近

づくほどに夜市が増殖していく様子は再度訪れ学びたいと感じました。まだま

だ今後も発展をしていく義烏市は観光地としても淡路市が学ぶところがあると

感じました。世界遺産の杭州も観光整備がなされ、ゆったりと時を楽しむこと

も可能ですが今回は駆け足で訪れた為、こちらにも個人的に再度訪れたいと思

いました。今後も交流を進める中でお互いに訪問し合うのも楽しみの一つにな

(37)

平成26年度中国漸江省義烏市淡路市友好使節団 告書

一 「新しき」を温ねて「新しき」を知る一

株式会社ONOKORO 津 田 豊

 淡路市と義烏市の友好都市協定を締結する場に同行し、今までの友好交流が

実を結び官民一体となった交流が一段と活発化すると期待感が高まりました。

義烏市は総人口200万都市で改革開始以来「商業を勃興し、都市を建設する」

という国家発展戦略の新興都市です。学ぶべき分野は多く交流が深まるにつれ

て淡路市にとっても良い成長の礎となり、相互の繁栄に寄与するであろうと確

信します。

 淡路市の公園である淡路ワールドパークONOKOROを管理運営する会社の代表

の立場で参加し、淡路夢舞台をはじめ多くの歴史・文化・観光施設の中でテー

       マパークを紹介して中国人旅行者を呼

国際貿易サービスセンター

び込めるよう交流を促進し、案内する

ことが主な役割です。

 本年4月民間企業の若手経営者で構

成する知東学会の方々と夕食を兼ねた

歓迎会に参加、翌日淡路ワールドパー

クONOKOROを案内して簡単な昼食を提

供、産直市場の納入販売システムの説

明をした縁で、より一層の交流を深め

たく使節団に参加を決めました。

 初めて訪問した義烏市の関係者は、常に熱烈歓迎で会話を楽しみながら、目

の前に現れる巨大な商業施設、斬新な市庁舎に大いに驚愕です。まさに戦略都

市と言える義烏市は過去の農村地域から

拡大し発展を続ける商業中心の都市に生

まれ変わっています。誰もが上海から西

南約300キロ位置した内陸に輸送拠点

を持つ世界最大の日用品雑貨卸売市場を

計画、開発するとは思いません。友好都

市協定締結後、義烏市外事弁の方々に案

内して頂いた保存歴史地区(仏堂老街、双

林寺)は残すべき遺産であるとの考えは疑

(38)

新たな技術と技法で復興させている歴史保存は四千年と言われる中国人の歴史

認識に対し不思議に思えました。「ものづくり」を生業にして歴史を思わせ昔な

がらの店頭で売る製品「価格」は小商品市場(福田市場)にある商品「価格」と

実体以上の格差を感じました。シャッター商店街を復活させようと試行する日

本の商業都市は地域の活力を信じ、人を活用して悪戦苦闘していますが、義烏

市の当地区に象徴されるように中国は歴史的に保存する街になっているようで

す。話し合う時間が浪費に終わるだけかも知れませんが、利益の生む地域だけ

が愛する故郷ではないと信じ、真鍮製の「すり鉢」に大量生産にない温もりを

感じました。

 国家の計により新興都市を形成し商業施設を建設して飛躍的に発展した義烏

市は資本を集中して無駄を排した結果、市民も非常に合理的な考えを持つに至

ったと思われます。その象徴である知東学会の若手経営者にとって、東の国す

なわち日本を良く知り現在の繁栄を持続する手段は何かと考えた時、商談でき

る機会を多く持つことは有益です。交流の過程でお互いに多くを学び利活用す

ることは成長できる機会であると使節団の一員として有意義に経験させて頂き

(39)

淡路市友好使節団に参加して

井本エンジニアリング  井本 哲史

○ 報告その1:義烏市内を視察して感じたこと

観光地

  古き良きまちを、現在、新しいまちを構築している最中のようで、完成後、

改めて、街並みや神社仏閣を見るため訪問してみたいです。

交通機関

 新幹線、鉄道、バス、タクシーなどを利用する場合、文字が分からず、また

言葉などが通じないため、外国人には利用しにくい。

 市内には車が多く、自動車社会になっているようだ。

シヨツピング

  ウインドーショッピングを楽しむ雰囲気はこれからのようだ。

食事

 外国人だけで、食堂などのお店に入り気軽に注文はしにくい。

歓楽街

 数は少ないが、日本語の看板が出ていたので、少しは楽しめるようだ。

商売

 義烏市が一丸となって進めているのが、小商品卸売市場(国際商業貿易城)

であり、たくさんの店舗や人が訪れており、もう少しゆっくり見学する時間が

欲しかった。中には、真似の出来ない高品質な製品も多数あり、全世界に展示

販売する拠点となっていた。

自然環境

 一見空は青くきれいに見えるが、空気は汚れていたように感じた。しかし

大気汚染対策なのか、市内には電動バイクがたくさん走っていた。

人の交流

 観光面での交流は出来るように感じた。お互いの価値観が異なるが、心の

和みを与えられる、美しい自然環境や風景などを提供することで、淡路市へ

の観光客の誘致が図られると考える。また、淡路市からは、日本とは違う異

文化に触れ、世界の大きさを感じ、義烏市を知る人が増え、色々な分野での

交流にっいて検討いただきたい。 締めくくり

 友好都市協定を締結いたしましたが、両市において更に理解を深め、前向

(40)

○ 報告その2

 今より30年前に勤務しておりました日工株式会社(明石市)が製造する、

アスファルトプラント・コンクリートプラントなどの製品を、15年ほど継続

 して、年間各10機程度中国に購入いただきました。

 私の当時の業務は、日本から中国に発送したプラント機械の組立と運転指導

であり、言葉も通じなく、身振り手振りではありましたが、私の思いを受け取

 っていただき、当時の中国関係者の方々には大変お世話になったことを思い出

 します。

  当時の中国は、文化大革命後であり、中国全土で一丸となって世界からの遅

れを取り戻す気運が高まっており、私が教える運転指導についても、日本の技

術を取得するため、必死に学んでおられました。日本においても、中国復興に

は全力をかけていた時代でもありました。

  当時の中国の思い出では、世界No 1の製鉄所の建設、自動車・電気製造所

の建設など色々と思い出します。また、山崎豊子氏の小説「大地の子」は、涙

流して読みました。

 その後15年が経ち、当時の中国の人たちの奥に何が潜んでいたのかなど、

理解してみたく、今回の中国訪問では、その当時の中国の知り合いに合うこと

が出来ませんでしたが、今後訪問する機会がありましたら、是非一度会ってみ

(41)

淡路市友好使節団義烏市訪問に参加して

順心会津名病院 坂上 隆之

 今回このようなお話をいただくまで、淡路市が中国の都市との友好交流を進

めていることも、義烏市という国際的な貿易都市が中国にあることも知らなか

った。正直、普段テレビなどで見る、中国に対しての印象は、政治的な側面も

含めてお互いに決していいものではないと普段から感じていた。それでも、訪

問前に今までに訪問した方々の話を聞いたり、これまでの交流の経過などの資

料をみて、緊張と不安の中にも少し期待を持って、訪問に臨んだ。

 実際に現地に到着して、最初に思ったのは、蒸し暑い気候と、人々の活気だ

った。町を歩いたり、バイクに乗っている人たちはみんな若く、2日目に訪問

した国際貿易センターの各窓口で働いている人達も、20代∼30代前半の人が中

心となっていた。福田市場を中心として、急速に発展してきた都市であり、ま

た年間50万人にもなるバイヤーが来訪するという、市としての規模の大きさに

違いはあるにせよ、そのスケールの大きさを肌で感じることができた。また逆

に、義烏市が淡路市と友好都市協定を締結することの意味を、訪問前よりも自

分なりに考えるきっかけにもなった。

 現地の方達との交流では、これまで中国

語に全く馴染みがなかったこともあり、通

訳がいなければ、ほとんど伝わらないとい

った場面も多かったが、歓迎されているム

ー ドはどの訪問先でも強く伝わり、また、

異文化に対して理解や、吸収しようとする

気持ちや姿勢も感じられた。食事の席での

交流会が多く、また若い方が多いせいもあ

るだろうが、皆気さくに話しかけてきてく

れたり、料理の説明をしてくれたり、明る

く元気で、感じのよい印象が強く残った。

やはり日本に居て入ってくる情報のみで他

国のイメージを固定してしまうことは怖い

ことだなと感じた。そういう意味でも、直

接現地の人達との交流の場を設けることは、

大げさかもしれないが将来の日中外交にも

国際貿易センター内

義烏市内

(42)

 友好都市提携協定書には、「様々な分野における交流を通じて、相互の繁栄と

更なる発展に努める」とある。この提携を通して、淡路市を世界にアピールし

たり、これからの若い世代や子供たちに国際的な広い視野を持ってもらえるた

めに互いに、行き来しやすい状況を作ることが大事だと思う。また会食での会

話で、義烏市は、移民の割合も多く、現時点でも医療保険制度の問題や、将来

迎えるであろう高齢化などにも備えていかなければならないと話していた。そ

ういう分野に関しては、淡路市や自分のような医療職に就いている者からも伝

えていけるものがあるのではないかと思う。

 来年は淡路市10周年記念式典があり、義烏市から関係者を招待する予定にな

っているとのこと。今度は淡路市、淡路島の人や環境の良さを存分にアピール

できたらと思う。互いに対等で良い関係を続けていけるために今後も協力して

いきたいと思う。

(43)

淡路市友好使節団報告書

淡路市企画政策部 清水 宏

 2010年から始まった「中国漸江省義鳥市」との友好交流も、5年が経過

し、平成25年10月の「友好確認書」の締結に続き、今回の市長を団長とす

る友好使節団の派遣、「友好都市協定」を締結し、経済、観光、国際交流等、今

後の官民一体となった友好交流事業の展開に、大きな期待を寄せるものです。

 また、今回の訪問にあたっては、対応をいただいた行政関係の方々に加え、

この5年間に義鳥市から本市を訪れた民間の方々にも好意的また親しみを持っ

てお出迎えをいただいた事に対し、心から感謝を申し上げます。

 中国を訪れてまず驚いたのは、街の活気と交通事情。特に通勤ラッシュ時等

は無法地帯かと思うような状態。

 歩道?の幅がかなり広く店舗の前に車を

駐車したり、電動バイクがかなりのスピー

ドを出して通行している。世界文化遺産の

西湖が宿泊ホテルの近くだったので、夕食

後に出かけたが、歩道を歩いているにも関

わらず、3回はぶっかりそうになった。そ

れも後ろから音も無く近づき追い越して行

くため、歩行者は気が付かず本当に危険。

 特に、最初に訪問した杭州では自転車や

バイクを多く目にした。中でも電動バイク

や電動自転車の多さには驚く。ただ、日本

と中国の違いは、電動自転車の価格が大幅

に安い。中国は、15,000円∼スクーターに 近い形のものでも30,000円程度が主流。

ちなみにエンジンのスクーターは60,000円 以上との事。

 ただ、電動自転車においては、中国製の車両を輸入しても日本の公道を走れ

ないものが多いらしい。日本製の公道を走れる電動バイクとなれば25万円以

上するらしく、四輪同様まだまだ割高な現状にある。

 いずれにしても、電動バイクの普及は、世界文化遺産のある地域ゆえ、環境

参照

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