光通訳技法受講生の用いるストラテジーから
著者
喜田 慶文
雑誌名
観光学研究 = Journal of tourism studies
号
14
ページ
1-23
発行年
2015-03
URL
http://id.nii.ac.jp/1060/00007094/
Creative Commons : 表示 - 非営利 - 改変禁止 http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/3.0/deed.ja1.はじめに
リスニング学習の教室における効果的指導法に関して、前回の調査では日本人学生英語能力中 級者を対象に、短文を使用してディクテーションを行い、英語音声認識と意味理解の方法に用い るリスニング・ストラテジーの使用に関する調査を行った(喜田:2009)。母語話者であれば音声 認識において欠けた部分は持っている言語知識などの、利用できる情報を使って原文の意味が理 解できるので音声認識率よりも意味理解率の方が高くなる。しかし非英語母語話者であるテスト に参加した学生では音声認識率よりも意味理解率の方が低かった。 その調査結果から、テスト参加者の使用していたリスニング・ストラテジーには大きな制限が あり、その限られたストラテジーで多く使用されていたのは「直訳」と「削除」であった。言語 知識が十分ではなく、意味理解のほとんどを音声情報に依存し、聞き取った音声はそのまま直訳 し、もし聞き取った音声から推測して語句の意味が文全体の意味と矛盾する場合はそれを削除し、 文の意味の矛盾を避けるストラテジーを取っていた。 今回は大学における観光通訳技法受講生を対象に短文と長文を使用してテストを行い、初歩的通 訳の目的に達する技術1)に必要な音声認識と英文全体の意味把握について、また意味を起点テクス トから目標言語2)へトランスレーションする場合に、どのようなストラテジーを使用しているか。 またそれは効果的か、を明らかにしていく。具体的には以下の2つの課題について、分析、考察する: 1.音声認識から意味理解にいたるためにより効果的なストラテジーは何か、また使用されて いるストラテジーは有効か。 2.英語音声の意味把握から、日本語へのトランスレーションに至るのにどのような障害があり、 どのようなストレテジーを使用しているか、また使用しているストラテジー有効か。 これらのことを明らかにすれば、教室における観光通訳技法のより効果的な指導が期待でき、学 生の指導方法や学習方法に貢献できると考えられる。喜 田 慶 文 *
英語音声聞き取りと意味理解に関する一考察
̶観光通訳技法受講生の用いるストラテジーから̶
2.研究方法
2−1 テスト参加者
テスト参加者は日本の大学2∼3年次に在学し、観光通訳技法を受講している観光系学生29名。2−2 テスト問題
ディクテーション問題は越智(2012)の一部を使用し、短文10問題作成した。各文4語(9音節) から17語(26音節)から成る。 トランスレーション(英文から日本文)問題は8語(11音節)−28語(41音節)の12センテンス から成る長文で、10のパートに分けた。 音声は使用した本に付属しているCDを使用した。CDには英語母語話者によってナチュラルスピ ードで吹き込まれている。2−3 テスト手順
ディクテーション〔短文〕 テスト参加者が音声をどのように認識し、どのような意味理解に至るのかを調べるために、聞き 取った音声は欠落部分も含めて、文として意味の通る英文にするように指示した。各文それぞれ2 回聞かせ、文が読み上げられたのち、書きとるための時間を十分確保できるよう20秒のポーズ(無 声時間)をおいた。 トランスレーション〔長文〕 まず、英文を聞きながらノートを取るよう指示し、1番目のセンテンス(28語、41音節)を流し、 20秒のポーズ(無声時間)をおいた。2番目のセンテンス以下順次同じように音声を流しポーズを おいたが、7、8番目のセンテンス間と、11,12番目のセンテンス間は20秒のポーズをおかずに(続 けて)流した。すなわち10パートに分けて音声を聞かせた。 すべて終了した後で、10分間でノートを参考に全文のトランスレーショをするよう指示した。3−4 データ処理とその評価方法
ディクテーション〔短文〕 ① 音声聞き取り[セグメント(seg)別のperception] 文 1 ∼ 10 をそれぞれ意味の塊毎に 2 ∼ 4 セグメントに区切り、得られた結果を各セグメント に対応して 2 ∼ 0 の3段階で評価付けを行った。 2: 正確=ほとんど正確に音声を聞き取っている。 1: 部分的=いくつかの誤り、欠損の部分が見られる場合があるが、聞き取れた音声の情 報から発話内容の一部、または困難が伴うが、全体を推測できる可能性がある。 0: 不正確=ほとんどブランク、あるいは聞き取れた英文から原文の意味推測は困難で部 分的にも推測できる可能性は非常に低い ② 意味理解[Comprehension (Comp)] セグメント毎ではなく聞き取った英文表記全体として推測できる文の意味を 4 ∼ 1 の4段階で評価付けを行った。 4:ほぼ完全に文の意味が推測できる。 3:一部誤りや欠損の部分があるが、ある程度文の意味が推測できる。 2:誤りや欠損の部分が多く、文の限られた一部のみしか意味が推測できない。 1:文の意味がほとんど、または全く推測できない。 ③ セグメント別の音声聞き取りと意味理解の相関性 意味理解に必要なセグメントの文中での重要度を測るため、サンプル全数(N= 29)の各セ グメントの評価と意味理解の評価との相関性を測定3)した。 トランスレーション ① 意味理解 トランスレーションの結果(日本語訳)を 4 ∼ 1 の間隔尺度で評価付けを行った。 4:ほぼ完全に文の意味を伝えている。 3:一部誤りや欠損の部分があるが、ある程度文の意味を伝えている。 2:文の限られた一部の意味しか伝えていない。 1:文の意味をほとんど、または全く伝えていない。 ② 文の長さ(音節数換算)と意味理解度の相関性 文の長さはトランスレーションにどの程度影響を与えているかを計るためその相関性を測定し た。 ③ 語句、表現のトランスレーションについて、1)起点テクスト(英文)の音に近い音との 混同による間違い、2)不適切な訳語の選択 3)文法・用法の間違い、の代表例を示した。
3.テスト結果の分析
3 − 1 ディクテーション〔短文〕
ディクテーションの音声認識、意味理解、と音声認識度と意味理解度の相関性についての分析結 果は以下のとおりである。 (1)セグメント(seg.) セグメント別の音声認識(perception)−の3段階での評価付け〔2−正確、1−部分的、0 −不正確〕のサンプル数と各セグメントの平均。 (2)意味理解 各セグメントが総体として文の意味を表すのに相互に矛盾することなく機能しているかについ て、Comprehension(Comp)−を4段階での評価付け〔4、3、2、1〕とサンプル数、サ ンプルの平均値。 (3)セグメントの音声認識と文の理解度の相関性 Comprehension と各セグメントの相関性の分析結果は以下のとおりとなった。 なお、Comprehension の評価付け〔4、3,2,1〕のサンプル例文も示した。1. Contestants, ladies and gentlemen:/* we will now begin / the Ninth English Speech Contest/ for the Greenfi eld Trophy. (26音節)
平均 S1*=1.14 S2*=1.07 S3*=0.76 S4*=0.62 Comp=[2.14]* 相関係数:S1= .127、S= .259、S3= .782(P< .000)、S4= .604(P< .000)
*注:斜線(/)はセグメントの区切り。例えば、上記1は4つのセグメント
: S1は segment 1、S2は segment 2、S3は segment 3、S4は segment 4、Compは comprehensionを示す、 またComp=[2.14]の[ ]カッコ内の数字はCompの4段階での評価付けでの平均値を示す。
S3、S4 の評価が両方とも「1」以上のサンプル数 10(N=10)で、例⑬を除いて Comp 評価が3 以上であった(appendix I 参照)。
Comp 4(1例)[S1=2, S2=2, S3=2, S4=2]。Comp 3(8例)[S2≧1, S3≧1]* 例⑬を除く。
例⑬ xxx xxx xxx xxx xxx Now begin x 9th English speech contest, Green fi eld Trofy.
例⑬の評価:S1=0, S2=0, S3=1, S4=1, Comp: [2] (S4 は for があれば評価= 2、で Comp 3)
*注:x, xxx は空白を示す。
2. Fifteen contestants / are taking part. (9音節) 平均 S1=1.38 S2=0.63 Comp=[2.72] 相関係数:S1= .893 (P< .000)、S2= .461(P< .012)
Comp 4(10例)[S1=2, S2=2」。Comp 3(8例)「S1=2, S2≧1]* 例⑬を除く。
例⑬ 15 contestent are taking part.
3. They have been selected/to represent their respective area/following/local district elimination contests. (29音節) 平均 S1=1.03 S2=0.34 S3=0.34 S4=0.79 Comp= [1.55] 相関係数:S1= .761(P< .000)、S2= .535(P<.003)、S3= .147、S4= .420 (P< .023) S3 (following)が聞き取れているのは6例のみ。 Comp 3(4 例)「S1=2, と他の S2, S3, S4 の3セグメントの内、2セグメント以上が評価 1 以上」。 なお、S1=2 は 11 例。
4. I extend a welcome / to all those taking part / and congratulate them / on their earlier wins. (24音節)
平均 S1=1.52 S2=0.66 S3=1.90 S4=0.24 Comp=[1.90]
相関係数:S1=.713(P< .000)、S2= .393(P<.035)、S3= .453(P<.013) 、S4= .697 (P< .000)
Comp 3(5 例)[S1=2, で、4 例は、他の 3 セグメントの2セグメントが評価 1 以上]* 例⑯を除く。
例⑯ I extend a welcome to pass local district elimination contest and congratulate on their wins. [3]*
この文のセグメント2と3は 0 評価(S2=0 と S3=0)であるが文は全体として文の大意が推測で きるため「評価[3]」となった。
5. It has been my privilege / to be chairperson /for the contest / for the past three years.
(21音節) 平均 S1=0.69 S2=0.97 S3=0.69 S4=1.10 Comp=[2.14]
相関係数:S1= .205(P< .285)、S2= .780(P<.000)、S3= .592(P<.001) 、S4= .276 (P< .147) Comp 3(8 例)[S1 ≧ 1, S2=2, S3 ≧ 1, S4 ≧ 1]
@8It is been luck for me to be chair person on this contest for three years.[3] この例文は文法を含め正確ではないが、意味が通るため「評価[3]」となった。
6. On each occasion / I have been impressed /by the high standard of the speeches.
(19音節) 平均 S1=2.0 S2=0.76 S3=0.76 Comp=[2.17]
相関係数:S1= 不可、S2= .865(P<.000)、S3= .897(P<.000) S1=2 は 29 例。 Comp 4 [S1=2. S2=2, S3=2]
Comp 3 (4 例)[S2, S3 のどちらかが評価2、他の一方が評価 1 以上]
7. Iʼm sure / the same / will be repeated today. (12音節)
平均 S1=1.86 S2=1.52 S3=1.34 S4=1.34 Comp=[3.1] 相関係数:S1= .396(P< .034)、S2= .636(P<.000)、S3= .751(P<.000) Comp 4(10 例)[ S1=2, S2=2, S3=2]。Comp 3(12 例)[S1=2, S2>1, S3>1]
8. Let me / trace the background / of the contest briefl y. (12音節) 平均 S1=1.79 S2=1.14 S3=0.97 Comp=[2.27]
相関係数:S1= .243(P< .205)、S2= .854(P<.000)、S3= .792(P<.000) Comp 4 (8 例)[S1=2, S2=2, S3=2]、*例⑳、は除く
Comp 3 (6 例)[S1=2, S2 ≧ 1, S3 ≧ 1]
例@0 Let me trace the background of this contest briefl y. 例@5 Let me trace the background of contest briefl y.
9. We signed / sister-city affi liation / with Greenfi eld / in the year 2000. (19音節) 平均 S1=1.55 S2=1.79 S3=1.45 S4=1.0 Comp=[3.10]
相関係数:S1= .492(P< .016)、S2= .263(P<.168)、S3= .356(P<.058) 、S4= .552 (P< .004) Comp 4 (9例)、Comp 3 (14例)Comp 2 (6例)
例① We site sister-city affl iation to gree fi led on the year 2000.[Comp 2] 例⑱ We signed sister-city affi liation greenfi eld in 2000. [Comp 3]
10. To commemorate the exchange, / the greenfi eld Trophy / was donated. (17音節) 平均 S1=0.72 S2=1.38 S3=1.31 Comp=[1.86] 相関係数:S1= .545(P< .002)、S2= .574(P<.001)、S3= .619(P<.000) Comp 4(2 例)[S1=2, S2=2, S3=2]、Comp 3(2 例)[S1=1, S2=2, S3=2] Comp 2(13 例)、Comp 1(11 例) 3 セグメントとも中くらいの相関係数を示しており、comprehension のために他より特に重要 なセグメントはない。
S1:to commemorate(2例)、memorize(12 例)、memory(2 例)、memorial(1 例) *comemoraize(1 例)BLANK(8 例)、その他(5 例)
3−2 トランスレーション
(1)意味理解 トランスレーションの結果(日本語訳)の評価付け〔4 ∼ 1〕(前章「データ処理とその評価方 法」を参照)は下記のとおりとなった。 語句、表現のトランスレーションについて、1)起点テクスト(英文)の音に近い音との混 同による間違い、2)不適切な訳語の選択 3)文法・用法の間違い、の代表例は、下記 11. ∼ 20.のとおりである。 (2)文の長さと意味理解度の相関係数 文の長さ(音節数換算)と意味理解度(正解率)の Pearson 相関係数は: − .753(P< .012)5% 水準で有意であった。11. It is a great pleasure for me to declare open this Seventh Convention for the Asia Students Association, which is being held for the fi rst time in Japan. (41音節、26語)
評価4 評価3 評価2 評価1 平均評価率 音節数 *例数 2 7 16 4*(2) 2.24 41 注: 例数はテスト参加者の解答(N = 29)の内、その評価に該当する例文数を示す。例えば、評価4の 例数が2の場合、2 例の解答の評価付けが評価 4 を示す。 :評価1の( )内の数字は空白の文数を示す 〈評価例文〉 ⑲日本では初めて開催されたアジア学生相互交流大会の第7回開催を宣言できることをうれしく 思います。[4] ⑫本日7回目となるアジア学生協会の開会式をすることができてとても光栄です。これは日本で 初めてとなります。[3] @66それではこれから7ヶ国によるエージェントのアソシエーションを開催します。非常に光栄で す。この大会が開かれるのは日本では初めてです。[2] @8私はこの生徒の皆様に開幕宣言ができてうれしい。日本で初めての仕事である。[1]
注:評価例 [ ] カッコ内の数字は成功度の間隔尺度4−1
分析
語彙:association 連盟4例、団体 2 例、カタカナ 2 例、他(ブランクを含む)21 例 この語彙の日本語訳(協会、団体)
文法・構文:which is being held for the fi rst time in Japan 日本で初めてとなる、正解 11 例
今回アジアで初めて開かれた 1 例 最初は日本で行われた 4 例 第 1 回が日本で行われた 4 例 他(ブランク含む)9 例
12. Iʼd like to welcome the many delegates who have come here from almost every country in Asia to join in the discussion.(32音節、22語)
評価4 評価3 評価2 評価1 平均評価率 音節数 例数 0 4 10 15(2) 1.62 32 〈評価例文〉 @5アジアのすべての国から来てくれた皆様がこの話し合いに参加することを歓迎している。[3] ⑯ほぼすべての国から参加し、討論することを歓迎します。[2] ⑧この弁論大会に来てくれた人のほとんどがエージェントの代表である。[1] 分析 語彙:delegate 正解 8 例、空白 9 例(3)、あり得る意味「人々/方たち/皆様」10 例 カタカナ〔ミニ・デリゲンツ〕1 例③ Asia = エージェント 1 例 文法・用法:文法構造の単純化−例⑯ほぼすべての国から参加し、討論することを歓迎します。 welcome ‐ come here from almost every country ‐ to join in the discussion.
13. It had only 35 members from fi ve countries at fi rst. (14音節)
評価4 評価3 評価2 評価1 平均評価率 音節数 例数 19 8 2 1(0) 3.52 14 〈評価例文〉 ③最初、5ヶ国からの 35 人のメンバーしかいませんでした。[4] ⑫初めの頃は5ヶ国、35 人しかいませんでしたが、[3] @3はじめは35か国しか参加していなかったが、[2] @2初めは5つの国の3万人が [1]
分析
語彙:数字の聞き誤り 1例 例文参照
14. Now there are over 200 from 12 countries.(11音節)
評価4 評価3 評価2 評価1 平均評価率 音節数 例数 19 8 0 2(0) 3.52 11 〈評価例文〉 ②けれど今は 12 か国で 200 人以上のメンバーがいます。[4] ⑫今では 12 か国 200 人にまで増えました。[3] @3今では220か国以上が参加しているのです。[1] 分析 数字の誤り:3 例
15. It refl ects the keen interest of our members, who have not only worked hard to further our associationʼs aims but to attract others by their enthusiasm. (42音節)
評価4 評価3 評価2 評価1 平均評価率 音節数 例数 0 1 2 26(6) 1.14 42 〈評価例文〉 ⑤これはこの協会が様々な国からの熱心な関心を集めていることを反映していると言えるでしょ う。[3] ⑪熱心な関心を反映するメンバーはただ頑張ってくれているだけではなくさらなる情熱を引き付 けてくれます。[2] ⑧私は国際理解が改善し、この仕事は実行されるよう信じている。[1] ⑦すべての体系は一生懸命働くためだけではなく、全てのメンバーがこの会合でお互いについて 理解するためにあります。[1] 分析 語彙:keen →「カギ」は 2 例⑥ @5
文法・用法:例⑪ 主節 It refl ects the keen interest of our members, を句に置き換え「熱心 な関心を反映するメンバー」とし、関係節の中の副詞句 to attract others by their enthusiasm
を動詞と目的語に置き換えてより基本的な文法構造として処理している。
翻訳:聞き取れた 2,3 の単語から何とか文を作ろうとしているが失敗している。 短い例:6 例、 例 5 −⑧、5 −⑦
16. I believe that the work we are carrying out is very signifi cant in improving international understanding. (28音節) 評価4 評価3 評価2 評価1 平均評価率 音節数 例数 0 1 4 24(0) 1.21 28 〈評価例文〉 ⑤私はこの協会の活動が国際理解のためにとても重要であると考えます。[3] ⑰私はこの仕事において実行することで、国際的な理解を増長できると信じています。[2] ⑦私はとてもきっちり理解し、実行できることを願っています。[1] 分析
語彙:signifi cant 正解 4 例 international understanding 誤 6 例
文法 : 例⑰では the work we are carrying out の説を carrying out in the work と解釈してい る。
翻訳: 例⑦では understanding と carrying out の語から文全体を再構築している。⑰では、 improving を増長としている。
17. The world we live in today is constantly changing./ It is essential /to learn to live in an atmosphere of peace and cooperation. (31音節)
評価4 評価3 評価2 評価1 平均評価率 音節数 例数 1 8 12 8(1) 2.07 31 〈評価例文〉 @5今私たちが生きているこの世の中は日々変化を遂げている。平和で協力的な雰囲気の中で学 び、生活することはとても大事だ。[4] ⑯今私たちが住んでいる世界は常に変わっています。雰囲気や平和、協力について学ぶことは必 要不可欠です。[3] ⑰世界はつねに変化しています。会社にとって平和であることや雰囲気づくりを学ぶことは必要 不可欠でしょう。[2] ②今日の心配は常に変化していくかどうかです。[1] 分析 13 音節と、18 音節(の 2 文)に分かれている。
最初の音節 The world we live in today is constantly changing. は少し欠けている部分はあ るが正解は 23 例であり、成績は良い。
文 法・用法:live in an atmosphere of peace and cooperation この前置詞句を正確に理解して
いたのは 1 例のみ(例@5 参照)で、一部正解̶すなわち前置詞句に捉えていたのは peace
空白であった。
18. Looking through the agenda for this convention, I see that many of these problems facing the world today will be discussed. (30音節)
評価4 評価3 評価2 評価1 平均評価率 音節数 例数 1 4 3 21(2) 1.48 30 〈評価例文〉 ⑤今回の話し合いの議題を見てみますと現在私たちが話し合うべき直面している問題がたくさん あります。[4] @4さまざまな人種、性別の人が集まり、今世界が直面している問題について話し合われるでしょ う。[3] ⑬アジェンダを見て今世界が直面していることも話し合うだろう。[2] ①男女の壁を越え、世界の人と話し合う必要がある。[1] 分析 語 彙:[agenda] 正解は 2 例、カタカナ− 5 例(いずれも意味上誤り)性、男女− 6 例、ジェ ンダー− 2 例
文 法・用法:例①では関係詞節 problems facing (which are) the world today が未処理で、 I see that many − the world − will − discuss − . と認識している。
翻 訳:例@4 では前段の Looking t ∼ convention のなかで Agenda を gender として意味の通 る文にしている。
19. Our schedule for the two-day convention is a very heavy one, so I would ask you to make your remarks concise. (27音節)
評価4 評価3 評価2 評価1 平均評価率 音節数 例数 0 3 7 19(0) 1.45 27 〈評価例文〉 @5この2日間にわたるコンベンションはとてもハードな濃密な内容、スケジュールなので質問や 意見などは簡潔にまとめておくことをお願いしたい。[4] ⑤スケジュールについてですが、2 日間かなりハードなものになっておりますが、今一度確認を お願いいたします。[3] ②私たちの 2 日間のスケジュールはハードです。そしてあなたたちにスケジュールをゆっくりで きないか尋ねたい。[2] ④これから予定される 2 日間は重要で、君にコンサイスについての意見を求める。[1]
分析
語彙:[concise]正解1例のみ、カタカナ1例
翻訳:例②では make your remarks concise を「今一度確認をお願いいたします」としている。
20. Let me once again extend a warm welcome to all delegates, I now formally declare this Seventh Convention of our association open. (36音節)
評価4 評価3 評価2 評価1 平均評価率 音節数 例数 1 6 7 15(2) 1.76 36 〈評価例文〉 ⑫もう一度皆様を温かい歓迎で迎えたいと思います。それでは正式に第 7 回アジア学生協会の開 会式を始めます。[4] ④もう一度改めてすべての参加者の皆さんを歓迎し、ここに第 7 回会議の開会を宣言します。[3] @5ここでもう一度すべての参加者に対してあたたかい気持ちで歓迎することを宣言し、これが広 めるとしよう。そして今、体系化され第7回目の会議が開会することを宣言する。[2] ⑨すべての参加所の皆様に御礼を申しあげます。[1] 分析 この文は 16 音節と、20 音節(の 2 文)に分かれているので、長さ(音節数)で平均より音声 認識は比較的に良い。 語彙:delegate 「代表(者)と適切な訳 4 例」、「みなさん」4 例、「参加者」4 例、「大使館」 1 例 association 「協会」と正確に訳したのは 1 例(⑫)、カタカナ「アソシエーション」1 例、 「交流(大会))1 例、他は訳し出していない。
例@5 では delegate を「みなさん」、extend を「これを広める」、formally を form からの類推で、 「形式」としている。 上記例@5 では音声認識はほぼ完全にできており、問題は日本文のトランスレーションにあ る。
4.考察
4−1 ディクテーション〔短文〕
(1)意味理解に至る重要なセグメントの存在について 課題1の「音声認識から意味理解にいたるためにより効果的なストラテジーは何か。また使 用されているストラテジーは有効か」を検証するために問題文No. 1∼No.10について、解答例 文①∼@9の各セグメントの3段階の音声認識度(perception)の評価結果と文の4段階の理解度 (comprehension)との相関係数を調べた。その結果、文にはその意味理解において他のセグメントと比較して、より重要なセグメントが存在することが示唆された。例えば、音声理解において 問題No.1では S1*とS2では相関性が見られなかったが、S3= .782(P< .000)S4= .604(P< .000) で中程度の相関性が見られた。以下No. 2からNo. 10まですべての問題文の解答例で、文によって 異なるが、少し低い[.555(P<.004)」ものから中程度[.751(P<.000)」、かなり高い[.893 (P< .000)」ものまで、有意な相関性が見られた。各問題文のセグメント数の平均は3.5で、理解度を示 すcomprehensionとの有意な相関性を示しているセグメント数は平均で1.6セグメントあって、約46 %である。このことは、文中のセグメントはその文の意味理解に関して他のセグメントよりもより 重要なセグメントが存在する。したがって、文の音声認識から意味理解にいたるには発話された音 声は文全体ではなく、重要な部分に集中するストラテジーが有効であるように思われる。 (2)ストラテジーの使用について しかしながら今回のテスト参加者の「意味理解に重要なセグメント」の音声認識率は、例えば、 問題文No.1では3段階評価で平均がS3[.782(P<.000)」で0.76、S4[.604(P<.000)」は0.62でかな り低い。 問題文No.1∼No.10までの全文の平均は、 「意味理解に重要なセグメント」の音声認識率の平均評価付けは 1.1、 「意味理解に重要度の低い他のセグメント」の音声認識率の平均付けは 1.16 であった。 この両方の評価付けにおけるt検定結果: t値−.489 自由度18 有意確率 .631であり、平均値の有意差は見られなかった。意味理解に「重 要」なセグメントも「重要度の低い」セグメントもテスト参加者の音声認識率に相違はないことを 示しており、このことは「重要な部分に集中するストラテジー」がほとんど使用できていないこと を示していると考えられる。
4−2 トランスレーション
(1)トランスレーションを阻害する要因 文の長さ(音節数)と翻訳成功度(翻訳率評価付け)について中程度の負の相関性〔−0.753 (P<0.012)〕が見られた(Appendix II 参照)。このことは、予測されたことではあるが、文が長く なればなるほど、翻訳の成功率が低くなることを示している。例えば、問題文No. 13とNo.14はそ れぞれ14音節と11音節であるが翻訳成功率はともに3.52で成功〔4〕とほぼ成功〔3〕の中間でかな り高いが、その他の8例文の音節数の平均28.9の翻訳成功率1.81(一部のみ伝えている〔2〕より少 し低い)ではかなり低くなっている。この理由の大きな要因として考えられるのがワーキングメモ リの容量の問題である。この容量に負荷をかけるのは集中すべき当該文の長さだけではない。 先行する文の処理の未完遂により、当該文への集中力、処理時間の確保が阻害される。例えば、 問題文No. 11は41音節でかなり長いが、トランスレーション成功度平均評価は2.24となっているの に比較して、No.12では32音節でNo.11より短いが、平均評価は1.62でかなり低い。考えられる理由 は、No.11の文が長いが、最初の文であり、十分に音声認識にも集中でき、トランスレーションに も必要な時間をかけたためと考えられる。しかし、これにより、No.12の音声が流れ出したときに はまだNo.11のトランスレーションが未完遂でNo.12の音声認識に集中できていなかったと推測でき る。さらに、英文の内容理解の欠落部分を含めた文の再構築、そのアイディアを日本語で適切に表現するための思考にかかる時間等が確保できなかったためと考えられる。次に、 未知語・音声認識の問題が考えられる。トランスレーションを行う場合、未知語による阻害要因 は小さくはない。文の意味全体と矛盾しない意味を模索をし、成功しなかった場合、または文の意 味に決定的にダメージを与えない場合は削除(喜田:2009)を行う。しかしこの処理には時間とト ランスレーションの成功度にダメージを与えることになる。例えば、問題No. 9 の例①ではsigned をsiteと音声認識したため文全体の意味を損ねている(3−1 No. 9 例①参照)。また、 文法/用法の運用能力不足により少し複雑な文法構造の処理に時間がかかるためシンプルな構 造に置き換えて処理するため、その原文の意味を正確にはほとんど伝えられなくしている(3−2 No.15 例⑪参照)。また目標言語である、 日本語の選択を適切に行うことができないこともトランスレーションの阻害要因となっている。 例えば、3‐2 No.20例@5ではextendを「広める」、formallyをformとし、「体系化され」、として おり、この日本語のトランスレーションをみれば音声認識はほとんどできていると推測できるが、 原文の意味がよく伝わっていない(3−2 No. 18 例⑰、④、@5参照)。 ストラテジーの使用について 未知語、又は音声認識に失敗の場合に使用するストラテジーとして 1)削除4)する:があるが、本調査ではさらに、認識できない語彙は、 2)近い音声の語として処理する:例えば、keen →「カギ」(3−2 No. 15 例⑥参照)、 3)カタカナを使用する:適切な日本語訳にできない場合、または意味不明の対応にはカタカナ を使用し、例えば、many delegates を「ミニ・デリゲンツ」、association を「エージェント」(3 −2 No.12 例③、@4 参照) 4)単純化:文処理が能力を超えている場合、文構造の単純化を行い、処理すべき量を減らして いる。例えば、(3−2 No.15 例⑪) 5)聞き取れた断片から make-up する:一部しか音声認識できない場合は、認識できた2∼3 語から文として意味の整合性を取ろうとしているが、文の原義を伝えることには失敗している。 また、この make-up には、単純で短い文(3−2 No.15 ⑧参照)、何とか文の長さに近い長い 文もみられるが(3−2 No.15 ⑦参照)結果に相違は見られない。 6)直訳5):前項の「トランスレーションを阻害する要因」の「日本語の選択を適切に行うこ とができない例」(3−2 No.20 例@5)でみたように、適切な日本語を選択できない場合には、 語単位で直訳をするストラテジーを取っているが適切に理解できる文にはなっていない。
5 まとめ
前回の調査で、日本人英語学習者(学生)が使用しているリスニング・ストラテジーは「直訳」 と「削除」が主要なストラテジーであった。本稿ではESP(English for specifi c purposes)の一つ である、観光通訳技法を受講している学生に必要な英語音声認識と、認識した音声を日本語にトラ ンスレーションするためにどのようなストラテジーを使用しているのか、また有効と考えられるス トラテジーは何かについて調査した。まず、音声理解に有効と考えられるストラテジーを探る目的で、短文のディクテーションテス トの結果で得られた文の各セグメント評価の高低と文の理解評価の高低について相関性を調べた結 果、文の理解において文の各セグメントの重要度は異なることが示唆された。したがって、文の理 解には文全体に注意を均等にかけるのではなく、重要度の高いセグメントにより多くの比重をかけ るほうが効果的と考えられる。しかし、テスト結果では理解度との相関関係で、重要度の高いセグ メントと重要度の高くないセグメントの平均値に差は見られず、全てのセグメントにも同じ比重を かけていることが示唆された。すなわち、「重要度の高いセグメント」に注意の傾斜比重をかける、 というストラテジーは使用できていないということが判明した。 トランスレーションで使用されているストラテジーは前回の「直訳」と「削除」に加えて、未知 語や認識できなかった音声は「近接する音声」、例えば、keenをkeyとしたり、「カタカナ語」で訳 しだしたりしていた。次に、適切な日本語訳ができない場合にはカタカナ語の使用が見られた。ま た、複雑な文法構造の場合はその構造を単純なものに置き換え、長い文は語数を削除するという、 「単純化」が見られた。さらに、一部しか音声認識できない場合は、聞き取れた断片から「make-up」 し、文として意味の整合性をとっている。しかし、この方法は文の原義を伝えることには失敗して いる。 テスト参加者は自己の使用できるストラテジーはすべて使用しようとしているが、あまり効果的 には行われていない。まず問題点を整理し、必要で効果的なストラテジー̶例えば、音声認識には 重要度の高いセグメントに注意を傾斜配分する̶などの知識と使用するための技術の向上が必要で あろう。 最後に、本稿が学生の技術向上のための指導、及び学習の一助となれば幸甚である。 〔註〕 1) 通訳・翻訳においては、「完全理解」の問題はあまり重要ではない。…したがって、問題は「完全理解」が達成 されたかどうかではなく、通訳・翻訳の目的達成にはどのレベルの理解が必要であり、またそうした理解を達 成するにはどうすればよいかという点にある。(p.103) 2) 「起点言語」はインプット(通訳、翻訳されるべき元の)言語・テクストであり、目標言語はアウトプット(通訳、 翻訳された)言語・テクストである。たとえば、英語から日本語への通訳であれば、英語が「起点言語」で日 本語が「目標言語」である。 3) 聞き取れたセグメントの評価と文の理解度の評価に相関性があれば、そのセグメントは文の理解には重要性が 高いと考えられる。 4) 文の意味に整合性をもたらすため、意味理解のできないところは削除する(喜田:2009)。 5) 文の中での適切な訳語が想起できない場合、単語ごとに独立して、特に辞書の始めに来る訳語を選ぶ(喜田: 2009) 〔参考文献〕
Buck, G (2001)Assessing listening. Cambridge: Cambridge University Press.
Gile, D. (2009)Basic concepts and models for interpreter and translator training. Amsterdam: Benjamins Publishing Company. 「田辺希久子/他(訳)(2012)『通訳翻訳訓練』東京:みすず書房」
喜田 慶文(2009)『日本人学生の英語音声認識・意味理解の方法に関する一考察』 「観光学研究第 8 号」 61 − 80、 東京:東洋大学
OʼMalley, J.M. and Chamot, A.U. (1990)Learning strategies in second language acquisition. Cambridge: Cambridge University Press.
Rivers, W. M. (1981)Teaching foreign-language skills. Chicago; The University of Chicago. 「天満美智子/田近 裕子(訳)(1981)『外国語学習のスキル』東京:研究社」
Rost. M. (2002)Teaching and researching listening. Harlow: Pearson Education.
Ryalls, J. (1996) A basic introduction to speech perception. Singular Publishing Group, Inc. 「今富摂子/他(監訳) (2003).『音声知覚の基礎』 東京:海文堂出版」
Appendix I
ディクテーション〔短文〕 音声聞き取り[Segment(Sg)別の perception] 2:正確=ほとんど正確に音声を聞き取っている。 1: 部分的=いくつかの誤り、欠損の部分が見られるが、その情報から発話内容の一部、または困難が伴うが、 全体を推測できる可能性がある。 0:不正確=ほとんどブランク、あるいは聞き取れた英文から原文の意味推測は困難で部分的にも推測でき る可能性は非常に低い 聞き取った英文表記から推測できる文の意味[文全体からの Comprehension(Cmp)] 4:ほぼ完全に文の意味が推測できる。 3:一部誤りや欠損の部分があるが、ある程度文の意味が推測できる。 2:誤りや欠損の部分が多く、文の限られた一部のみしか意味が推測できない。 1:文の意味がほとんど、または全く推測できない。1. Contestants, ladies and gentlemen:/ we will now begin / the Ninth English Speech Contest/ for the Greenfi eld Trophy. (26音節)
注:セグメントは斜線(/)で区切っている
*注:S1 は segment 1、S2 は segment 2、 S3 は segment 3、S4 は segment 4 を示す。
No. Sg.1 Sg.2 Sg.3 Sg.4 Cmp No. Sg.1 Sg.2 Sg.3 Sg.4 Cmp 1 1 1 2 3 1 2 0 0 2 1 0 0 0 1 1 2 1 0 3 2 2 2 2 4 2 1 0 0 1 1 0 1 0 2 1 1 2 0 3 1 1 1 2 3 1 1 1 0 2 1 0 0 2 2 1 1 1 0 2 1 1 1 0 2 1 1 1 0 2 1 1 1 2 3 1 1 1 1 3 1 1 0 1 1 1 1 1 0 2 1 1 1 0 2 1 2 0 1 2 2 2 1 0 2 2 1 1 2 3 2 2 1 2 3 2 1 0 0 1 0 0 1 1 2 0 0 1 0 2 1 1 1 0 2 1 1 0 0 1 1 2 0 0 1 平均 1.14 1.07 0.76 0.62 2.14 相関係数:S1 = .127、S= .259、S3= .782 ( P< .000)、S= .604 (P< .000) q w e r t y u i o !0 !1 !2 !3 !4 !5 !6 !7 !8 !9 @0 @1 @2 @3 @4 @5 @6 @7 @8 @9
2. Fifteen contestants / are taking part.
3. They have been selected / to represent their respective area / following / local district elimination contests. (29音節) No. Sg.1 Sg.2 Sg.3 Sg.4 Cmp No. Sg.1 Sg.2 Sg.3 Sg.4 Cmp 1 1 0 2 1 2 1 0 1 2 0 1 2 0 1 2 0 0 0 3 2 1 2 1 3 2 0 2 2 3 0 0 0 2 1 2 0 0 0 2 2 2 0 2 3 0 0 0 1 1 2 0 0 0 1 0 0 0 0 1 1 0 0 2 1 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 2 0 0 2 2 0 0 0 0 1 0 0 0 2 1 0 1 0 0 1 2 0 0 1 2 2 1 0 2 3 1 0 0 1 1 2 1 0 0 2 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 1 0 2 0 1 1 1 0 2 2 1 0 2 0 1 平均 1.03 0.34 0.34 0.79 1.55 相関係数:S1 = .761(P< .000)、S2= .452(P<.014)、S3= .147、S4= .370 (P< .048) q w e r t y u i o !0 !1 !2 !3 !4 !5 !6 !7 !8 !9 @0 @1 @2 @3 @4 @5 @6 @7 @8 @9 [Seg.1] [Seg.2] (9 音節) No. Sg.1 Sg.2 Cmp No. Sg.1 Sg.2 Cmp 1 1 2 2 2 4 1 0 2 2 1 3 2 2 4 2 2 4 1 0 2 2 2 4 1 2 2 2 1 3 0 1 1 1 2 2 2 1 2 1 2 2 1 2 2 0 2 1 1 1 2 1 2 2 1 1 2 2 2 4 2 2 4 2 2 4 2 2 4 2 2 4 1 2 3 2 2 4 1 2 2 1 1 2 1 1 2 平均 1.38 1.55 2.72 相関係数:S1 = .893 (P< .000)、S2= .461(P< .012) q w e r t y u i o !0 !1 !2 !3 !4 !5 !6 !7 !8 !9 @0 @1 @2 @3 @4 @5 @6 @7 @8 @9
4. I extend a welcome / to all those taking part / and congratulate them / on their earlier wins
(24音節)
5. It has been my privilege / to be chairperson /for the contest / for the past three years.
(21音節) No. Sg.1 Sg.2 Sg.3 Sg.4 Cmp No. .Sg.1 Sg.2 Sg.3 Sg.4 Cmp 2 1 0 0 2 2 0 0 1 3 1 0 0 0 1 2 2 0 0 2 2 1 0 1 3 2 1 1 1 3 0 0 0 0 1 2 1 0 0 2 2 1 0 0 2 2 1 0 0 2 0 0 0 0 1 2 0 0 0 2 2 0 0 0 2 0 0 0 0 1 2 0 0 0 2 1 2 0 0 2 0 0 0 0 1 2 0 0 0 2 2 0 0 1 2 2 1 1 1 3 2 2 0 1 3 2 1 0 0 2 1 1 0 1 2 2 0 0 0 2 0 1 0 0 1 2 1 0 0 2 2 0 0 0 1 2 1 0 0 2 1 1 0 0 1 平均 1.52 0.66 1.9 0.24 1.9 相関係数:S1 = .713(P< .000)、S2= .393(P<.035)、S3= .453(P<.013) 、S4= .697 (P< .000) q w e r t y u i o !0 !1 !2 !3 !4 !5 !6 !7 !8 !9 @0 @1 @2 @3 @4 @5 @6 @7 @8 @9 No. Sg.1 Sg.2 Sg.3 Sg.4 Cmp No. Sg.1 Sg.2 Sg.3 Sg.4 Cmp 1 0 0 0 1 1 2 1 1 4 1 0 0 0 1 0 0 1 1 1 1 2 1 2 3 0 0 0 1 1 1 0 0 2 2 0 1 1 1 3 1 0 1 1 2 2 2 1 2 3 1 0 1 1 2 0 0 1 1 1 1 2 1 1 3 2 1 0 1 2 1 1 0 1 1 0 2 1 2 3 1 2 1 0 3 0 0 0 1 1 1 1 1 1 3 1 2 1 0 3 2 0 1 1 2 0 1 0 1 2 0 1 0 2 2 0 2 2 2 3 0 1 0 2 2 0 2 1 1 3 0 1 1 1 3 1 2 1 1 3 1 0 1 1 2 平均 0.69 0.97 0.69 1.1 2.24 相関係数:S1 = .135(P< .46)、S2= .816(P<.000)、S3= .618(P<.000) 、S4= .217 (P< .258) q w e r t y u i o !0 !1 !2 !3 !4 !5 !6 !7 !8 !9 @0 @1 @2 @3 @4 @5 @6 @7 @8 @9
6. On each occasion / I have been impressed /by the high standard of the speeches. (19音節)
7. Iʼm sure / the same / will be repeated today. (12音節)
No. Sg.1 Sg.2 Sg.3 Cmp No. Sg.1 Sg.2 Sg.3 Cmp 2 0 1 2 2 2 2 4 2 0 0 1 2 1 2 3 2 2 2 4 2 1 0 2 2 0 0 1 2 1 2 3 2 1 1 2 2 1 1 2 2 0 0 1 2 1 0 2 2 0 0 1 2 0 0 1 2 2 1 3 2 0 0 1 2 0 0 2 2 0 0 1 2 0 0 2 2 2 2 4 2 2 2 4 2 1 1 3 2 2 2 4 2 0 0 1 2 0 1 2 2 2 0 2 2 1 2 3 2 0 0 1 2 0 0 1 平均 2 0.76 0.76 2.17 相関係数:S1 = 不可、S2= .865(P<.000)、S3= .897(P<.000) q w e r t y u i o !0 !1 !2 !3 !4 !5 !6 !7 !8 !9 @0 @1 @2 @3 @4 @5 @6 @7 @8 @9 No. Sg.1 Sg.2 Sg.3 Cmp No. Sg.1 Sg.2 Sg.3 Cmp 2 2 2 4 2 1 1 3 2 0 2 2 2 2 2 4 2 2 2 4 2 0 1 2 2 0 1 2 2 1 0 2 2 2 2 4 2 2 0 2 2 2 1 3 2 1 1 3 2 2 2 4 2 2 2 4 0 2 1 2 2 2 2 4 2 2 1 3 2 2 2 4 0 1 1 2 2 1 2 3 2 2 2 4 2 1 1 3 2 2 1 3 2 2 2 4 2 1 1 3 2 2 1 3 2 1 1 3 2 2 1 3 2 2 1 3 平均 1.86 1.52 1.34 3.1 相関係数:S1 = .396(P< .034)、S2= .636(P<.000)、S3= .751(P<.000) q w e r t y u i o !0 !1 !2 !3 !4 !5 !6 !7 !8 !9 @0 @1 @2 @3 @4 @5 @6 @7 @8 @9
8. Let me / trace the background / of the contest briefl y. (12音節)
9. We signed / sister-city affi liation / with Greenfi eld / in the year 2000. (19音節) No. Sg.1 Sg.2 Sg.3 Cmp No. Sg.1 Sg.2 Sg.3 Cmp 2 0 0 1 2 2 2 4 2 0 1 2 2 2 1 3 2 2 2 4 2 1 0 2 2 1 1 2 2 2 2 4 2 1 2 4 2 2 1 4 0 1 0 2 2 1 1 3 2 0 1 1 2 1 0 2 2 0 0 1 2 1 0 2 2 1 1 3 0 1 1 2 2 1 1 3 2 2 1 4 2 2 2 4 2 1 0 2 2 2 2 4 2 1 1 3 2 0 1 2 2 2 2 4 2 1 1 3 2 1 0 2 0 1 1 2 平均 1.79 1.14 0.97 2.27 相関係数:S1 = .243(P< .205)、S2= .854(P<.000)、S3= .792(P<.000) q w e r t y u i o !0 !1 !2 !3 !4 !5 !6 !7 !8 !9 @0 @1 @2 @3 @4 @5 @6 @7 @8 @9 No. Sg.1 Sg.2 Sg.3 Sg.4 Cmp No. Sg.1 Sg.2 Sg.3 Sg.4 Cmp 0 2 1 1 2 1 2 2 1 4 2 2 2 1 3 2 2 2 1 4 2 2 2 1 3 2 2 0 1 3 1 1 1 1 3 2 1 0 1 2 2 2 1 1 3 2 2 2 1 4 2 2 1 1 3 2 2 2 1 3 0 2 1 1 2 0 2 2 0 2 2 2 0 1 3 2 2 2 1 4 2 1 2 1 3 2 2 2 1 4 2 2 0 1 3 1 2 2 2 4 2 2 1 1 3 2 1 2 1 4 2 2 2 2 4 2 0 2 0 2 1 2 2 1 3 2 2 2 1 3 2 2 2 1 4 0 2 2 1 2 1 2 0 1 3 . 平均 1.55 1.79 1.45 1 3.1 相関係数:S1 = .492(P< .016)、S2= .263(P<.168)、S3= .356(P<.058) 、S4= .552 (P< .004) q w e r t y u i o !0 !1 !2 !3 !4 !5 !6 !7 !8 !9 @0 @1 @2 @3 @4 @5 @6 @7 @8 @9
10. To commemorate the exchange, / the greenfi eld Trophy / was donated. (17音節) No. Sg.1 Sg.2 Sg.3 Cmp No. Sg.1 Sg.2 Sg.3 Cmp 0 2 0 1 1 1 1 1 0 1 2 2 1 1 1 2 1 2 2 3 1 0 0 1 0 0 0 1 1 2 2 3 0 2 2 2 1 1 1 2 0 0 0 1 1 1 1 2 1 2 0 1 1 1 1 1 1 2 1 2 1 2 2 2 0 1 0 1 1 2 2 2 0 2 2 2 2 2 2 4 1 1 1 1 0 2 2 2 1 2 2 3 2 2 2 4 0 1 2 2 1 1 1 2 0 1 2 1 1 2 2 2 1 1 2 1 平均 0.72 1.38 1.31 1.86 相関係数:S1 = .545(P< .002)、S2= .574(P<.001)、S3= .619(P<.000) q w e r t y u i o !0 !1 !2 !3 !4 !5 !6 !7 !8 !9 @0 @1 @2 @3 @4 @5 @6 @7 @8 @9
Appendix II
評価〔4〕:ほぼ完全に文意が伝えられている。
評価〔3〕:一部に誤りや欠損部分があるが大意は伝えている。
評価〔2〕:誤りや欠損部分が多く文意の一部、または断片的にしか伝えていない。
評価〔1〕:完全欠落‐空白(斜体1)、語彙の断片のみ、文意の完全な取り違え、意味不明など。
No.11 No. 12 No. 13 No. 14 No. 15 No. 16 No. 17 No.1 8 No. 19 No. 20 TOTAL
3 1 3 4 1 1 1 1 1 2 18 2 1 4 4 1 1 1 1 2 1 18 3 1 4 4 2 1 3 2 1 4 25 2 1 4 3 1 1 2 1 1 1 17 2 3 4 3 3 4 3 4 3 3 32 2 2 4 3 1 1 2 1 1 1 18 2 2 4 4 1 1 2 1 1 2 20 2 1 4 3 1 1 1 1 1 2 17 2 2 3 4 1 1 2 1 1 1 18 2 2 4 4 1 1 3 1 1 1 20 2 2 4 4 2 1 3 1 2 3 24 3 2 3 3 1 2 3 1 2 3 23 2 1 3 4 1 1 2 2 1 1 18 2 3 4 4 1 1 2 3 3 2 25 1 1 4 4 1 1 1 1 1 1 16 4 2 4 3 1 1 3 3 3 2 26 3 1 4 4 1 2 2 1 1 1 20 3 2 4 4 1 2 2 1 1 1 21 4 2 4 3 1 1 3 1 1 2 22 3 1 3 4 1 1 1 1 1 2 18 2 1 3 4 1 1 1 1 1 1 16 1 1 1 1 1 1 1 2 1 1 11 2 3 2 1 1 1 3 1 2 3 19 2 2 4 4 1 1 1 3 1 1 20 3 3 4 4 1 1 4 3 1 1 25 2 1 2 3 1 2 2 1 2 3 19 1 1 3 4 1 1 2 1 2 1 17 1 1 4 4 1 1 2 1 2 1 18 2 1 4 4 1 1 2 1 1 3 20 平均 2.24 1.62 3.52 3.52 1.14 1.24 2.07 1.48 1.45 1.76 音節数 41 32 14 11 42 28 31 30 27 36 評価〔4〕 4 2 0 18 19 0 1 2 1 1 1 〔3〕 3 7 4 8 8 1 0 8 4 1 5 〔2〕 2 16 10 2 0 2 4 11 3 10 8 〔1〕 1 2 15 1 2 26 24 8 21 17 15 文の長さ(音節数)と翻訳率(評価平均)の相関係数:− 0.753 (P<0.012) q w e r t y u i o !0 !1 !2 !3 !4 !5 !6 !7 !8 !9 @0 @1 @2 @3 @4 @5 @6 @7 @8 @9