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改訂農業敎科書訂正版 上巻

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滋賀賜師諭學校閲書 番物サ ヤ覗品ス ー 門書ノ新 冊一 昭, 市し 和﹂五年 − 月ミ 了日購人 -  ぃ ⋮ ⋮ ■ コ J ︷ ⋮ ⋮ ︸ ‘ y ’ 一 犬 ︷ 、 ︷ ︸ ︷ ` y y ﹁ ・ ゝ ’ ﹃ ︷ ` 一 ` ぃ 、 ︸ づ ` 一 一   諮 鐙 作

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一、本書は滋賀豚に於ける高等小學校兄童用農業教科書に  充てんがために編纂したるもの々るも、叉之と同▽程度の  農業補習學校教科書と七て使用するも可々り・。 二、本書を分ちて上下二巻とし、高等小學校第一學年及び第  二學年に各二珊づつを配営せり。 三、本書の内容は小學校令施行規則に制定せる時間数に配  営せり。其の教授時間数に比して教材のやIや少きは主と七  て賞習を課し、且土地の状況によりて多少の教材を附加ナ  るの要あれば々り。叉女子用とする場合には、教材の適否を  考へ、土地の状況に庶じて便宜課目を省略ナるも可々り・。 四、本書記載の教材は成る可く滋賀扁の農業に適切々るも  凡  例      一

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 のを選揮し、其の排列は主として季節に適合せしめ、且前後  の関係及び他教科との聯絡に注意せり。 五、本書を教授ずるに営力ては、文部省編纂高等小學農業書  教師用を便宜參考すべし。 六、本書は時勢の進歩に伴はんことを期し、内容に大修正を  施し、統計の如きは努めて最近のものに輝れりと雖も、洵教 ヅ授に際して本鄙統計表及び各種試験場の報告等を參照せ  られんことを望む。 大正十四年九月 ○第 一  第 二 〇第 三 o第 o第 の第  第  第  第 ︵い脈 四 五 課’農 業・⋮・・・・:⋮⋮⋮⋮⋮・・・:一 課 作 物・:⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮一一 課 種子の良否⋮⋮・:⋮⋮⋮⋮⋮⋮囚’ 課 選 種・・・⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮五 課 発芽の多合・・・⋮⋮⋮⋮・⋮⋮⋮⋮七 六 課 七 課 八 課 九 課 十`課 第十一課 第十二課 第十三課 播 種ぶび:::’::::’1::”:゜︵ 整 地⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮一一 整地用農具⋮⋮⋮⋮:⋮⋮⋮⋮一一一 耕糊の深浅・・⋮・・・・:⋮⋮⋮⋮⋮︼弊 施 肥⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮一六 稽⋮⋮⋮:⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮・一︵ 浸 種⋮⋮;‘⋮⋮⋮︱⋮⋮⋮⋮‘一一 苗 代⋮⋮・’⋮⋮・・⋮⋮⋮・E・⋮⋮一一一一一

滋賀新教育會

第十四課 本田の施肥⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮‘一一︵ 第十五課 田 植⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮1・・一一七 第十六課 稽の株張⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮一一九 第十七課 日 光⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ゝ・⋮一一︼こ ’第十八課 暴 風⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮’・一一一一 第十九課 錐 草⋮⋮⋮’⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮一一一一一一 第二十︼課 稲の害轟⋮⋮⋮⋮⋮⋮’⋮⋮⋮⋮一一一︷︵ 第二十二課池島及び盆鳥⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮一一一九 第二十三課 稽の潅漑・・・:⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮四’一  第二十五課 洪水の防甲:⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮四四 辺弟二十六課 森林の飲用⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮・・・⋮四一一

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     目  次 回第二十七課 林木の種類⋮⋮⋮ 口第二十八課 造 林⋮⋮⋮⋮⋮ つ第二十九課 森林の手入及び保護⋮⋮⋮⋮五一  第三十課 竹 林⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮五一一一 つ第三十一課﹂家 禽⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮`五 回第三十二課 鶏の飼養及び管理⋮⋮⋮⋮⋮五︵ 汐第三十三課 孵化と育雛⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮一一こ  第三十四課 採 種⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮一︵ー  第三十五課 粕の牧穫⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮一一四  第三十六課 籾の乾燥及ぴ調製・:⋮⋮・・・・:‘︵ー︵ つ第三十七課 婁の播種⋮⋮⋮⋮⋮⋮a ≫⋮⋮⋮一︵︵ 9第Ξ十八課 肥料の性質゜:⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮七一 心第三十九課 婁作の肥料⋮⋮J⋮⋮⋮⋮⋮⋮七一一       。二 つ第四十二課 秋の疏単:⋮⋮⋮⋮J⋮⋮‘・・⋮七七 が第四十三課 促成栽培⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮変 心第四十四課 果 樹⋮;⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮。:︵一一 つ第四十五課 果樹の剪定及び整枝⋮⋮⋮⋮︵五 つ第四十六課 耕地整理・⋮:︰⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮︵︵  第四十七課 牛馬耕⋮⋮’:⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮九つ  第四十八課 農家の副業⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮九一一  第四十九課 農業日誌⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮九一一一  第五十課 牧穫物の責却⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮九五  第五十一課 牧支計算・:⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮九一一 目 次修 滋賀餌﹂教育會 編纂 ︵り第四十一課 夏の蔑菜⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮七五 訂    第一課  農 業  土地を耕して穀類・疏菜・果樹等を作吼鷲を養び、牛・馬・ 豚・鶏を飼ひ、叉林野に樹木を仕立つろなど、之にょりて 利盆を圖ろ仕事を總べて農業。といふ。  農業の生産物には、米・寥などの如く、人の食用となる ものおり、或は麻・綿・繭などの如く、人の衣服に供ゼらろ ろものおり、叉木材・蘭などの如く、人の住家に訣くべい 第二課 農﹂業

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第一圖  作物と野  生植物 改訂農業飲科書 上唇 J - ・ らざるものもあり。印ち農業は衣食住の原料を生産す るものにして、すブての職業の源なれば、農業盛ならざ るときは、一商工’業も寡ふ宋二9﹂ろこと能はざ﹂ろべし。 いく農業ば人生に訣﹂く.べ炉ら・ざろ極めて大切なる 職業なり。加ふろに、農業に従ふものは、其の﹄性質素朴に して、身鰹もまか強健なろを常とて殊に我が國は古爽 瑞穂の國と稽へられ、農業を以て立國の大本とし、列聖 みな大御心を之に注がゼ給へり。されば農家に生れ包・ ろものは、喜んで此の業に服し、以て國を富まし、叉わが 家を裕にゼざろべがらず。 第二課 第二課 作 物 作 物 ハノリ 豆碗野I 一 一 豆前(二) ゑ(三) 一 -この 司 粟(四) 草ろ しも のなれ ども、極めて永き年月の間、 人の力にょりて改良便化 ゼられれろ結果、今日の如 き優良なろものと成り勁’ ろものなれば、特に之を作 物とい  SOj  作物の野生植物と異な ろ鮎は、多年栽培の結果、人 生に必要な恥部分のみょ く套育し、焉に各部の釣合 一 一

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-を失ひて、自然に軟弱となれろこと是なり。されば吾等 は常に作物ふ愛養し適雷の保護を加へて、其の害敵を 防除し、叉肥料を施す等、注意して之を取扱はざろべが らず。    第三課 種子の良否  作物の繁殖には種子を用声ろを常とすれども、其の 種類によりては、根・華等を用ふろこともあ’り。  種子には豆類に於けろが如ぐ、種皮と胚とより成。れ ろものと、稽・寥類などに﹂於けろが如く、更に胚乳を有す るものとゐ刃。同榎の種子にして重く且大なろものは、 胚及び胚乳も亦隨つて多大な。れぼ、其の登芽に際し芽 小さ す。故 は芽 は、節選及び脆扇選

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第二圖  選 種 復水選は復水が物を浮ぶろ力の淡水よりも大なる 0    ’ .︲‘’‘︲‘’︲”−三・11・ ・・”‘.’.’︲‘’⋮⋮””’‘・’・ ・ 一 ’ . ’] ” 一 “ ‘’ . ⋮’ . ”’・・y。..[・ ]  ’・’・・ ・・’︷”‘’・”‘.’‘”︲’︲’・’ ︲︲’‘”・・−・””︲“’︲’︲‘’・ ・・”.’.‘’・︲””︲’︲‘ 八に回川回∩にに一一 一 一` ○ 計重比用代(こ)計重比(一)     圖ふ行を選冰甕(三) を利用し、軽くして不良な ろ種子をこ復水の表面に浮 ばしめ、重くして沈めろも のを探る選種法なり。通常 水一斗二八・〇立︶に食盟二 三升︵獄則︶乃至三四升貨 丿則︶を溶し沢’ろ液、若しく は普通の苦復汁と水とを 混じれろものを大なろ桶 に満し、其の中に籾を入れて攬挫し、浮び.靫・ろものを去 り ろ ヨ大  婁、 師裸亭小麦 fI    。、 りて ろな、呼。 苦甕汁に之と同量の水を加へたる奄の︵比重.一・一三︶ 普通苦甕汁に約一割の水を混じ記る奄の︵比重一・ニニ︶     第五課 登芽の歩合       り       一       r       C 種子の良否は其の軽重・大小等によ﹃りて概ね之を判 別し得べしと雖も、之を地中に播き下して、其の套芽の 状態を調ぶろを最も正確なりとす。炉・くて種子、の中登 芽土れろものと、否らざろものとを比較し、之を’百分率 に換算しれろものを登芽歩合といふ。例へぱ種。子百粒 の中八十五粒登芽すれば、其の登芽歩合は八十五%と 稽すろか如し。 第五課 冊芽の歩合 七

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−−:一一      ll″!. −.﹃、111 1r;I!1jlI 第三間  聾芽試験 I I ∼ 第四圖  播種の方  法 改訂農業教科書   O      ド 哺詣卜幄勁 播  箭  のもるたぺ蚊を子種に上の其きL.を片布るたひ淵(一) のもるたしなを蓋てに板子硲ひ彼を片布に上の子種(二:) 第六課 にぱ紫 上巻 八  螢芽歩合を知らんには、強ひて種子を 土中に播下せずとも、の上に温ひれろ 布片を敷き、之に種子を舒てへて蓋をなし、 暖谷處に置きて常に温気を﹂保靫・しめ、其 の冊芽すろを待ちて之を検すろなり。之 を登芽試験といふ。      コ L梗物屋より買入れれろ種子は、往往古 き種子や混合せろことめれぱ、農家は之 につき冊芽の歩合をしらべ見ろを要す。 播 種 7 學撒播の三方法めり。鮎播とは作條 播 鮎=に播種し、俺播︿とは作條 上に連績して種子を下し、 撒播とは圃上一面に種子 を播谷散らすものなり。  播種は、まれ必の深浅に 注意ゼざろべいらず。種子 の登芽に水分の必要なろ は、言ふまでもなきことな れども、恟他に適常の温熱 と空気との供給を要する ものなれば、種子を節り深

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第五圖  播種の深  浅と冊育  との関係 訂農宴教科書 上巻 一〇 く地中に播下ゼざろをょ しとす。土を・被ふ/ ︶ <-こ深き に’失すると今は返気の流 通自在ならざるがた・めに 其の登芽を妨げ、且芽の地 上に出づろこと逞ろろの みならず、養分を徒に費さ しむろ不利めれば成長隨 つてょろしいらす。  されど叉浸きに過ぐろも、往往水分の不足を爽し、或 は外気温度の甚びしき使化にょりて、登芽か害ゼらろ 9ことりdリ。心区こ番重り零苑’−こ叱しく蚕宜りた。かLa ’ 1 な = ス ゙ 石 〉 ゝ ・ ・ ・ . ・ − ・ で と ソ ゙ な 宍 れば、土地に崖と 一て最も適常なる時期を選ぼざろべがらず。ざれど農作  物は必ずしも最も多くの牧穫をなすときにのみ、最大  の利盆心ろものにゐらざれぼ、叉ょぐ経芦上の事情を 、も考へて之を定むろことを要す。     第七課  整 地   種子を播さ或は苗を植うろに常りては、先づ土地を  耕し、土塊を砕き・て膨軟ならしめ、播種及び栽植に便な ■ ' Aに︷’しめざろ﹃べからず。此等の仕事を整地﹄といふ。   整地す今には先づ土地ふ掘起し、土塊を砕きて軟な 第七訟 整 地 一 一

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坑六圖  整地と不  整地. 第七圖 具整  上地   用   農 改一訂農業教科書 上巻

よ]

1 呂 大 士 云 百 舌≧ § ミ 耳 コ         − −   _ . _ _ 。 . _ 1 = ■ = J ¶ % -㎜ ¬ − 占 − =   j 一 一 ご], 11 プ j  ] プ『  廬\ 芽牛の畑るたしなを地整C一) 勢牛の畑るざさなを地整(二) こI らしめ、凹凸を均 し、作物の根の螢 育を自在ならし む心様、其の妨と なろごへきものを 除くと同時に、空 気及び水分の流通をょくし、土譲址に肥料の分解を促 すべし。之を耕楊といふ。 耕拗慾らば成形をなし、更に必要に塵と地面を鎮屡 しそ、土壌に適度の温気を保μ・しむLへし。    第八課  整地用農具 鍬 脚東

レーキ 第八課 整地用農具 り 二 ・ 鰍通普∧:::j=1万1・ 馬畿

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\帚於國にて最も廣く用ひらろろ農具は鍬なり。鍬に は普通の鍬の外、唐鍬・備中鍬など種種の種類む吼鍬の 外ヽ鋤も亦處處に用ひらろ。鋤には江州鋤・関東鋤など心  鍬と鋤とは人の力に`よりて耕すときに用ひごらろろ ものなれども、牛馬の力によりて耕すときは輩を用ふ。 蒙には持立摯・西洋摯などの種類めり。恟動力にょろも のに、トーフクター。あこり。  鋤起しれろ土塊を砕うて之を平に均すには、鍬・馬鍬 などを用ふ。其の外熊手・机・レーキなど種種為り。 第九課 耕指の深浅 こし、て、 I 耕誦深きときは、作物の根の登育すろ匝域廣けれぼ、養 分を根に供ずることも多く二般に利盆大なり。加ふろ に其の施した・ろ肥料の分布吸収ゼらろろことも廣く、 一時に多量を用ふろとも、作物をして過度の成長をな さ七めざゐのみならず、肥料の損失を少くし、旱魅の害 を軽拓らしむろ利めり。故に土星は力めて之を深耕す ろを要す。  深耕はいく利盆多きものに、して、其の程度は底土の 状態に、声り異なれども、水田に於ては普通六七寸二I八 ーニ・Tアシ米︶位とす。されど従爽浸く耕ゼし土壌を俄   第九課 耕糖の深浅       一五 へ   .

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第八圖  肥料施否  の比較 改訂農業数科書 上唇 一六  に深耕するときは、多くの底土を表土に混と、之がれめ くに底土の性質にょりては作物の生育を害することな きにしもめらざれ辻、像め底土の状況を調査して、徐徐 に之を行ふを安仝なりとす。     第十課  施 肥  土中にぶ足せろ作物の養分を補はんが恥めに施す ものを肥料といふ。  凡そ作物は、其の成長に要する養分に種種めりて、一 部分は之を空気中ょり・吸収すれども、大部分は之を土 中より取・ろものなり。而・して土塗は常に多少﹂の養分を 含み、絶えず之を作物に供給すろも﹃のなれども、仝一く肥 - ・ 一 一 - - ・ - - 一 一 一 ← - ¬ _ _ -(妁   戸  /  、ら、 ヘ  ベ タ  。   ぐ  。   9 ら て二) 第十課 施 肥 --一一一一  方るたへ臭を料肥(:イ)  方るざへ奥を料肥(() -のもるたへ臭を料肥〔一〕 めもるざへ具を料肥(二) I ︶ ’IIII i 'V-る土地にても、 逡には養分の訣乏を告 ぐろに至るべし。  故に農家は作物を栽 培する毎に、必ず多少の 肥料を施さざ﹂るべかち ず。されど肥料によりて は、徐り多きに過ぐ・れぼ、 徒に其の落葉のみ繁茂 して、種貫の数量却りて 少きことあTろものなれ 一七

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第九関  稽 改訂農業教科書 上巻 一 八 ぼ、肥料を施すには其の性質・分量・時期等に注意すると 同時に、作物の種類等をも考慮すろこと最も肝要なり。  往時は肥料として主に人糞尿を用ひ靫’りしが、現今 にては此の外厩肥・緑肥・魚肥・油粕類・草木釈及び諸種の 礦物質人造肥料等、廣く用ひらろろに至れり。此等は皆 それぞれ含めろ養分に相違めれぼ、作物の種類主質等 にょりて、其の配合と分量とを迢常に定めざろべから ず。    第十一課  稽  稽は我が國の作物中最も大切なるものにして、且最﹂ も廣く栽培ゼらろろものなり。通常mに植うれども、叉 者 はj 之 を 稲 に 稲と は叉粳と 轜1い:・  IO 2 との二種やり。粳は飯に炊ぎ、まれは  花の稽(三)(二J)穂掴(−) 被儒卜 殼内.・ヽ殼外口 頴護イ     藁雄卜 房子へ 藁堆ホ 酒に醸し、轜は餅 につき、或は菓子 などを製ずるに 用ひらみ。其の藁 は薦に織り、或は 繩になひ、牛馬の       L :l . I フ     飼料に供ゼらろろなど、用途極めて廣し. \     稽は叉成熟期の早晩にょりて、早稽・中稽・晩稽の三種       に分化’ろ.早稽は株張少く、其の数量も亦多いらざれど  \︸⋮⋮⋮一゛¨﹂︸﹄.、.      第十一課 粗       一九   S

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改訂農業散科書﹂上巻 二〇 も、成熟早さが故に、利盆とすることゐり。晩稲は株張多 く、隨つて牧量多けれども、成熟期長さが仁め、動もすれ ば暴風雨等の天災に出遇ひて減数を見ろことなきに めらず。されば農家は気候、努力の分配、後作等の’関係を 考﹄へ、早・中・晩の三種を迢常竃る割合に栽培すること肝 要なり。  以上の三種は更に数多の品種に分れれ、皆・それぞれ の特性を有するものなれば、気候主質の適−否は勿論、米 質の良否及び病轟害・風害等に對すろ抵抗力の強弱等 にも注意し、適常なる品種を選ぼざるべ炉らず。今滋賀 麻立農事試験場に’於て試験の結果、優良と認められt I ろもの艮左の如し。 中生稲︱滋賀開取九聊・滋賀︲間・取拾壹故漉賀善光寺拾四苧碑賀中脚貳拾四     鏡 晩生稲9滋賀渡船貳斧滋賀渡船四鏡・滋賀渡船六鏡・滋賀脚力七鏡・滋賀三賓     拾六琴滋賀日出拾九斧滋賀旭貳拾競・滋賀仰力貳拾貳胱・滋賀壽貳     拾三厩    第十二課 浸 種  種子の登芽には、水温・温熱及び室気の三者を必要と す。然ろに十分の水温を得るには、多少の時日を要す・芯 ものなれば、種子をし・て其の登芽を速仁且斉二ならし めて、鳥ふ熾力どの害を免れ、稲籾に於けろが如く、其・の播 種の際種子の沈下を容易ならしめんと欲ゼぼ、像め之

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第十圀  浸 種 を水に浸漬すべし。これを浸種といふ。されど浸種はも と晋一芽に要する適信の水温を供給すろにめれぼ、其の 日数の如き永きに過ぐろは利な くして害めり。稽籾にめりては凡 そ一週間を適常とす。  稽籾は之を細長き俵に入れて 川叉は池に浸すを常とすれども、 水清くして温度の便化少ヽき處を ょしとす。若し適常の場處を得難 きときは、桶﹂に清水を涵して、之に浸種すろも可なり。此 の場合にゐりては隔日にI隠籾かふm挫し、水を入替ふ  A 4i.^ a A & \  作物の苗を仕立つろ處を苗床といひ、稽にありては 之を苗代といふ。  苗代は水利蚊に管理に便にして、日常りよく室気の 流通宜しき處を拝びて設くべし。冷水・汚水の流れ入る 處などは一般に宜七がらず。  苗代は播床一の幅を四尺二・二米︶長さかこ週宜とし、短冊 形なろを要す。是播種・害轟の駆除、其の他種種の手入に も便利多ければなり。  苗代の肥料は成ろべく分解速に奏敗早きものをょ しどす。整地の際、腐熟人糞尿・過燐酸石裁・藁釈等を施し、

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第十一圖    ︵上  苗代と誘  蛾燈 第十二圖     ︵下︶  瞑轟卵採  捕の状況 改訂農業飲科書 上巻

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苗代と 誘蛾燈 圖式模代苗形厨短 一 二四 I I j μ ミ = l y , J , i i i , I   勧 t . L ぺ.川よ` tIX I八 尚尚・﹃ぐ I ・ . 1 1   ° ・ . ・ 1 1 y = 1 ズ 1 本田一。段歩︵九・九アータ︶に要する苗代は十坪︵三三平 方米︶内外にしてコ坪三・三平方米︶に播下すべき種籾の 量は、気候及び籾粒の大小によりて異なれども、凡そ二 合乃至二合五勺︵〇・三六︱○・四五立︶とし、厚薄なく↓。様 に播くこへし。yくて播種後は朝夕水の加減に注意し、且 病轟害の防除に努めざろべyらず。  苗代に於ける病轟害の主なろものは、稲熱病及び瞑 むし ぅ  ん  か      冷 轟・浮塵子等なり。稽熱病の像防は肥料其の他に注意し て、稽の軟弱ならざろ様育つべく、叉瞑轟の囁除は其の 卵を探り、成轟を捕へ、或は燈火に吟轟を誘ひて殺すな

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ど最も敗あり。浮塵子には石油騏除の欽殊に著し。  苗代は個人にて之を設くろよりも、寧ろ多数の農家 合同して共同苗代を作るときは、其の便盆二層大なり。    第十四課 本田の施肥  施肥は通常数同に分ち奥ふろものにして、肥料﹂の性 質・分量及び配合に注意し、敗稗の逞きものは最初に之 を施し置き、敗能速きも二のは作物生育の状況にょりて 適宜之を輿ふろをょしとす。  最初に施す肥−料を基肥と云ひ、後より順次施す肥料 を追肥と云ふ。 ’一、‘﹁啼.忌ペリ隨こ4力.式.j力.伺鏝方1︲、p.女、‘、たlj’E刻’Jぷ6y. 一部分を代掻の.時基肥√こ土で施し、其の残量は七月上 旬より八月上旬に亙り、各肥料蚊能の涯速と土質とに 塵と、適常の時期に追肥として施すべし。    第十五課  田 植  苗代の苗成熟ゼぼ、之を抜取句て本田に いく本田に移植すろを田植又は挿稜とい 植付くべし。  SO 2  田植は天気静穏なろ日を選ぶLへし。いいろヽ日は苗の 根付宜しきものなり。苗は深植に失ゼざろ様丁寧に植 え、土地の肥碍と品種とにょりて一坪三・三平方米︶に植 第十四課 本田の施肥 第十五課 m 植 二七

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第十三圖  植方の深  浚による  稽の生t  状態を示 改訂農業教科書 上唇 のもるたし植深(二)のもるたし植浚(べ) 二八 ヽっべき株散及びL株の苗 数を加減し、且株間を正し くして正條植となすを要 す。  而して深植に過ぐろと きは在爽の根は登育ゼず して、別に上部に新根を生 し生育すろを以て、焉に苗の勢力を損し、株張宜しいら ず。叉密植に過ぐろが、或は株間正しいらざろ時は、日常 り風通し悪しく、養分の分配も斉二ならず、且手入をな すにも器具を使用すろこと能はずして不便多’卜  稽・寥類などは其の根際の数節より枝を分つものに して、之を株張丑紅は分藁といふ。 Å分冊は通常、八月中旬頃までにて止まり、其の後は、卜 とへ分蔓すろも、完仝に結賞せずして後穂を生ずるも のなり。  稲の分藁は主として品種によりて多少心れども、施 肥量・温度の高低・日光の多少・挿挾の深浅・株間の・距離こ 株の本数等にほりても甚愕しき差異ゐるものなれば、 栽培上に注意して完仝に結賞すLへき分壁を多いらし むろを要す。 第十六課 稽の株張 二九

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第十四圖  日光と作  物 改訂農業教科書 第十七課 上巻 日 光 三〇  凡そ植物は日光にょりて其の生育を支配せられ、日 光乏しきが、或は仝く之なき處にては、其の生育十分な らずして外形に異状を呈すろ尤のなり。  是日光ぱ同化作用に訣くべいらざろものにしエ作 物は之にょりて、其の膿内に種種の養分を構成ゼらろ ろによろ。      △  されば作物をして、完仝に生育せしめ 成ろべく厚播・密植を避け、或は畦畔など ょく日光に鯛れしむ。ろを要す。  r”‘、4ふてこ?阿乃t肖に匝めて大切 j し (g) し む ろ が の亀るせ育生に處陰(一)二万.=. のもるせ育生1七處陽(二))(・.=.1・J ん の とすろには、 立木を除き、 なろも のなれ て作物を栽培すろこと ろり。例へぽ葱などの根 元に土を寄せて、その。緑 色の部分を少くし、或は むろ         う    ?  み  つ  ほ 害の中に土常錨・野蜀葵 等を作りて軟化白髪ゼ 如し。軟化栽培法即ち是なり。    第十八課  風は其の強さ 風・和風は作物に  暴 風 によげて軟風・和風・繩風等の別心り。軟 とりては、其の繊維を嘩め、華面の蒸登 第十七課 H 光 第十八課 暴 風 三一

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戈訂農業敦科書 上巻 三二 を珀]け、花粉の授受をなすなど、敗盆少いらざれども、腿 風は作物を倒し、樹木を折り、家屋を損ずるなど、其の害 賞に大なるものなり。  我が國には、古爽八月中・下旬より九月上旬の間に南 洋より襲爽する一種の腿風心り。いの農家が厄日と稽 ふろ三百十日・二百二十日は、立春より藪へ侃’ろ日数に して、此の暴風を警戒していくいぺくゐなり。是に此の季節 は恰も稽の開花期に常ろを以て、フ朝之岬襲来を受く ろときは、収穫に影響を及ぼすこと頗心大か?ぃろい故な り。暴風は人の力を以て像防すろこミ能はざれど・七、成 ろべく倒伏の虞少さ品づ種を選び、叉栽培に’注意して作 しぃ ^ O       >   ^       A J M  r-s  雑草のヽっち﹃めひしぼ﹄・﹃すべ町ひゆJJ﹃ヽっしのけぐ・さ﹄な どは種子により、﹃すぎな﹄・﹃ぢしぼり﹄などは地下荒にょ りて繁殖し、何れぐ春・夏の候、田又は畑に蔓延して土中 の養分を奪ふ。  叉﹃すずめのてつぱヽっ﹄は冬ょり春にかけて二毛作田 の寥・菜種などの間に繁殖し、﹃ひえ﹄は稽叉は陸稽などに 交りて登生す。  此等の雑草は曽に土中の養分を奪取すろのみなら ず、作物の占有すべき地積を狭ば・り、日光ふ遮り、室気﹂の 流通を妨げ、或は病轟害などを誘ひて作物の登育を害

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第十五圖  雑 草 改訂農業教科書 上巻 一二四 するものなりべ  雑草は何れも性質頑強にして、作物に大害を及ぼす

ゆひりべす(ベス) ぱしひめ(メ)    なぎすCス)さぐけのしう(ウ) りぱしぢ(ヂ) うぱつてのめずす(ズス) ざる .1`、l へ 勿` ものなり。而してI 度蔓延すろ時は容 易に除去すること 能はざろものなれ ば、常に田畑を見t はり、成るべく其の 繁殖に先ちて之を 除くの方法−を講ぜ らず。﹃上農は草を見ずして草を取る﹄といへろ -^  AJ    ” 雁C一) 瓜 器草除C二) 車打田(三:) べし。 第二十課 田の草取  田の草取は、稽の成長中四 五同之を行ふものにして、田 植を務りれろ後、凡そ十四五 日目より始め、穂孕前に至り て止む。其の第二同の草取、印 ち一番除草は雁爪或はm打 車などを用ひて、株間の土を 打返し、其の後は除草器叉は 手にて行ふ。而して二番除草 より順次三番昨草・四番除草 三五

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第十七圖  二化瞑轟 改訂農業教科書 上洛 三六 を行ひて穂孕前に至る。  田の草取は軍に草を除くのみならず、粂ねて土を軟 にし、根株に温まれろ水と温熱と室気とを導きて、其の 登育を助くろ敗あるものなれば、之を行ふには田面に 水を湛へず、且’晴天にして暖各日を選ぶを要す。    第二十﹄課 稽の害轟﹂  稽の害轟。にて其の最も恐ろLへきは、二化瞑樵と俘塵 子なり。       上  二化瞑轟汀二年に﹂一同登生し、幼轟の態にて越年す。  越年ゼろ幼轟は五六月頃蛸となり、次で蛾となり、苗 代又は本田の稽葉に多数の卵を産みっく。いくて之よ ぴ入 りて 流葉・枯茎等を生ぜ しむ。而して幼轟は八・九月  頃再び蛸に曼と、蛾に化 塊卵(五)値(四)轟幼(三)堆同(二)雄息咬(一) して、多くは下葉の葉鞘 に産卵す。  之より孵化しれろ幼 轟は、数十頭群をなして 稽葉に喰ひ入り、漸次別 れて他の葉に移﹂るが故 に、多数の枯葉・臼穂等を

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第十八圖  つまCろ  ・HfJぱ3 改訂農業数秤書 上巻 ︷二八 理等を最も有敗なりとす。  浮塵子は其の種類多けれども、稽を害すろこ

証言

て 最 も 2 と甚び 雄島成(1.) 雌鼠成(2) 塊卵(4)鼠幼(:3) しきものは、﹃つまぐろよこぼひ﹄・﹃い まよこばひ﹄・﹃ひめとびヽっんが﹄・﹃とび ヽっんい﹄・﹃ゼしろ、っんい﹄などなり。 なづ いろ  浮塵子は種類にょりてI様ならざれ ども、多くは一年四・五同殺生し、幼轟若し くは成轟の態にて草叢の中に越年す。苗 代期より刈取期に至ろ迄、幼轟・成轟共に 稽の養液を吸収して大害をなす。  駆除の方法としては捕殺法・注油法を なり七す。叉畦畔の雑草を刈取り若しく       `、       みを むし 0'/) ftし i    ≪  i'j -HH    a M* i)し 以上の他、稲には瞑蛉・芭轟・昌爺・縦葉捲轟等 りて、時により處により甚だ七き害をなすこ 常に其の殺生に注意して之が防除を怠ろべ    第二十二課 盆轟及び盆鳥 み¥ の害轟心 とあれぼ、 いらず。        ?ん降 てんさフむし      ’      ≪ ib Bi”^ 盆轟には蜻蛉・瓢轟・﹃いまきり﹄・﹃くさ拓げろふ﹄・ル尾蜂・ ﹃こねかぼち﹄などあり。此の中、蜻蛉・瓢轟・﹃いまきり﹄・﹃くさ いげろふ﹄等は何れも害轟を捕食し、馬尾蜂・﹃こわがぼち﹄ などは、害轟の殷内に卵を産みっけて之を発すものな り。さればかいろ轟類は力めて之を保護し、其の繁殖を 三九

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第十九圖  盆轟類 改訂農業敦秤書 上器 四○  鳥類の多くは昆轟ンT捕食 し、大に農家を利するものな れども、燕・小雀・四十雀・五十雀・ ﹃ほととぎす﹄・﹃ゼきれい﹄・など は、特こに好く害轟を捕食﹂し、而 も仝く作物を害することな きものなれば、此等を益鳥と いふ。       yr         l  現今政府に於ては狩猟法 を設けべ狩猟む得ろ烏獣類 を定め、其の他は總て捕獲を 禁止ゼリ。而して燕・﹃ほととぎ ものなろを以て之を保護鳥と稽し、雄・鶴雄の を期間保護鳥とごいふ。    第二十三課  稽の濯漑 如 \ レ ノ き \ … … … ェ 万 万 … … n \ j j ・ = . ・ : . 1 1 y ・ 之 \ソ = : j = 宍 ェ に  稽は成長期間、水を要すろこと極めて多き作物なれ ば、其の成長に崖と、必要の度に準とて、之に濯漑ゼざろ べがらず。而して移植常時打少しく水を深くし、其の後 は 成 と む ろべく浅くして佃面を温暖ならしむろやヽっにつ べし。いくて穂孕期より開花中飛最も多く水を要 する時期にして、此の期間用水の不足を生ずるときは 甚だしく敗穫を減ずろものなり。されど開花務れぼ、最

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昏 第二十圖  瀋 漑 改訂農業散科書 上巻

濯漑用の水ぱ之を用水と

四二 早水の需要も減ず ろがゆゑに、漸次水 量を減と、穂先梢。垂 れ傾きて登熟に向 ゜ふときは、仝く濯水 回を41.止し、以て其の ・成熟を促さざろべ 心炉らず。是作物の成 。長作用は湿潤なろ ヴ惑気中に於て最も 盛に行はろれども、 − − 1 い ` ぐ ・ : ・ . 万 一 j . = . ・ . 1 万 ・ i 叫 ノ │ 一 般 \ ふれども、時に溜捗井泉などの水を用ふろことゐり。  濯水は成るべく温暖なるものをょしとす。其の冷な るものは、溜池などに貯へ、或は濯水溝を迂回ゼしめて 日光に胸れしめ靫’る後潅ぐべし。叉濯水は田面を流過 ゼしむろときは、水の温まること少く、且土中の養分を 洗び流す患めろを以て、成るべく掛流を避くべし。   第二十四課  水 源 河川の水は、多く山間渓谷などより湧き出づろもの して、其の登すろ所を水源といひ、初めは水蒸気の凝 四Ξ

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・ y . 、   W 第二十一圖  砂防工事 縮し、雨雪となりて降下し侃・ろものなり。  凡そ森林地方は気温低く、水蒸気を凝縮ゼしめ易さ を以て雨雲多く、加ふろに網の如き樹根及び落葉・蘇苔 などに雨雪の水を吸収保蓄して、徐徐に流失ゼしむろ がゆゑに、森林に富めろ山間より螢す。ろ河川は、其の水 量常に豊にして且清く、靫Åこケま旱魅に遇ふこと心ろ も涸ろろことなし。  されぼ水源の涵養は、濫に林木を伐探することなぐ、 叉禿赫或は樹木なき111には、造林の途を講ずや等、努め て森林の繁茂を圖り、之を保護ゼざろべいらず。    第二十五課  洪水の防禦 課  。4‥ 戮、。97乖易肖゛7簿モで7ぷ蒙蔽彩U匈岫   、 阪久字堤小字大村原篠郡洲野   卜 郊−の地鎧禿と分る係に墳截年建!1よ年六十三治明に地行施事工防砂 洪水の防禦 らし、人畜・家屋など を流失ゼしむ﹂ろ等、 其の害甚びしきも のなり。  洪水は概ね一時 に多量の降雨心ろ に因ろと雖も、其の 遠因μ水源地方の 森林荒癈して雨水 を吸赦保蓄すろこ と能はず、降雨の仝

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第二十二圖  森 林 改訂農業数科書 上巻 四六 量’一時に流出すろのみならず、同時に土砂をも流出し て河底を埋没するが故なり.  洪水の害を防ぐには直接堤防の修築、河川の浚渫な ど素より肝要なれども、或は砂防の方法を講とて土砂 の崩壊流出を抒止し、或は植林を行び森林を仕立つろ 等は、更に肝要にして有数なり.    第二十六課 森林の敷用  森林は水源の涵養、洪水の防禦に必要なるのみなら す、気候を調和し、暴風・飛砂を防ぎ、類雪を止め、ま穴’風景 を美にし、鳥獣の棲息所となり、或は魚族の集束を助く     . . ■ 1-1 . _i * .a. 4≫. Jl i^ -^ /≪.. ≪ d"≪ a ■  / ”r .fJt^ て水源涵養林・土砂抒止林・風致 林・魚付件等と稽すろことめり。  以上は軍に立木の存在にょ りて得ろ處の利盆なれど’も、森 林の主なる敗用は、有用なる木 材を産出して吾人に供給する こと是なり。  木材の有用なろことは普く 人の知ら處にして、或は建築に、 或は器具・器械及び船艦などの 製作に、其の他種種の材料に供ぜられ、用途極めて廣く、 第二十六課 森林の叙用 四七

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改訂農業教科書 上唇 四八 燃料としても亦訣くべいらざ二ろものなり。  叉學術の進歩に件ひ、木柱を原料として紙を製し、或 は木精・酷酸・ターぐセルロイドを製すら等、忿予其の需要 を増加するに至れり。此の他、枯枝永葉・下草・菌草・樹賞・樹 脂の類等、森林の産物は賞こに牧草に逞ゐらず。   ・ 第二十七課  林木の種類      万 杉・扁柏・落葉松・赤松虫松・禅・探・儲・栗・抱︿などの如く、すこへ て森林に仕立つろ樹木を林木といふ。  林木は、其の葉の形によ心づて、針夏樹と澗葉樹とに別 り。松・杉・落葉松の如きを針葉樹といひ、悸儲・傑の如きを ` S 一〇        rs y    i   %        ♂ろものなれども、桝種によりては、幼時他樹の日陰にゐ りてもよく成長するものあり。これに反し、日陰に心り ては、其の成長十分ならざ石ものおり。前者は之を陰樹 と稽し、後者は之を陽樹といふ。扁柏・儲などは陰樹にし て、松・杉・服などは陽樹なり。森林を仕立つろものは、能く 陰陽を見別け、其の林木に邁常なろ方法にょりて植付 くろを要す。    第二十八課  造 林  森林を仕立つろことを造林と云ふ。造林には天然造 林法と人工造林法との二種卯町。 第二十七課 林木の種類 第二十八課  造 林 四九

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第二十三圖  林木の苗  圃 改訂農業散科書 上巻 五〇  人工造林法を行ふには、先 づ苗木を仕立つろを要す。苗 禾は苗圃を設けて之を育成 すろを普通とす。  苗圃は造林地附近にして 管理に便なろ地を選み、よく 整地して春季之に播種し、登 芽後は、散同除草を行ひ、樹種 にょりては、日除・霜除等を設⋮⋮y くろことを忘ろ可からず。  が。くて翌春、第一問の床替こ を行ひ、更に山出の前年春季 時は普通三寸︵〇・九デシ米︶内外、の長さに、第二同床替の 時は五寸二、五デシ米︶内外に切り縮め、直に植付ぐーへし。 苗木の成長宜しきに達しれろ時は、早春若しくは晩秋 之を掘取りて、山植をなす。扁柏は満四年、杉は満三年、松・ 柿皇・相等は錫二年を以て山出苗とす。  山植は正一二角形植叉は正方形植と尾二段歩︵九・九ア ーこの植付本数は、普通三百本乃至五百本を適常とす。 かくて山植ゼし苗木吠多少の枯損を免れざろが故に、 翌年之を補植すべし。   第二十九課  森林の手入及び保護 第二十九課﹂森林の手入及び保護 五﹂

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第二十四圖  森林の間  伐 改訂農業教科書 上巻 五二  林木をして十分に成長ゼ しめんとすろには、種種の手 入をなし、之を保護ゼざろべ 抑らず。其の手入の主なろも    し穴 がり えだ うち ぢよ 除つ そ` 泌つのは、下刈・枝打・除伐・疎伐及び 防火等とす。  下刈拓植付後、土地の状況 に息と、毎年一同叉は二回下 草を刈ろをいひ、枝打とは植 付後、数年を脛て、樹冠より凡 そ三分のI以下にめろ下枝 を伐取ろをいひ、除伐とは林       iI l    i s   l   ﹄j  4﹂が ー︱ jy IIIII くをいふ。疎伐は叉間 ﹂ 伐ともいぴ、林木 ‘の成長するに隨 ひて、優樹と劣樹とを生ずるが故に、平等の琴育を圖ら んがため、特に過大の成長をな七て他樹を三累すろもの 及び登育 こ 不良なるものを伐採すろを云ふ。  叉防火とは、松・杉などの如き針葉樹類は、樹脂多く七 て燃焼し易きものなれば、延焼及び類焼等を防翼よ勺り、 適常の位置んふ心びて防火線などを設zヽろをいふ。  以上の外、森林には風害・雪害・轟害・病害及び獣害等も めれば、此等につさても十分注意ぜざろべからず。 ぃ △   ご 第三十課  竹 林 第三十課 竹 林 五三

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改訂農業教科書 上巻  竹は各種の器具土蕗品等の材料として、木材の有ゼ ざろ特・質めり、枝及び筰も用途廣く、叉箭は食用に供ゼ らろ。竹の種類は頗るE多きも、廣く利用ゼらろろは、苦竹・ 発作・£訟作︵偕︶・黒竹等な宍  竹林を仕立つろには、通常母竹植付法を行ふ。母竹は 年齢一年、鞭根の登育良好なるものを選び、丁寧ド掘起 して、鞭根は約二尺○よ︵米︶の長さに、幹は枝の四五節を 残して切断し、植付くべし。  造林地は排水良き砂交りの壌土にして、南叉ば東面 ゼろ温暖の地を選び、二尺︵〇・六米︶位の深さに耕し、春若 しくは秋、一段元・九アール︶歩に付、苦。竹は七八十本位、孟 林と成ろものなり。叉竹林の地績きに新に竹林を仕立 てごとすろ場合には、其の土地を深耕し置けぱ、鞭根自 然に伸長し、四五年にて新しさ竹林を得べし。之を誘。引 法といふ。  竹材の需要は年年著しく増加すろを以て、竹林の改 良増殖は甚び必要のことなり。   第三十一課  家 禽 家禽には鶏・聊叱紡卸など種種めれども、其の最も主 なるものは鸚なり。  鶏は卵を産み、其の肉は美味にして滋養分に富み、頗   第三十一課 家 禽       五五

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第二十五圖  鶏の品種 改訂農業9:科書L ゛一゛グレ色白 上唇 に カタノミ色黒 1 五六 I o I 物の屑・庖厨の残滓、其の他農庭に於げろ轟類等も多け れば、敷羽の鸚を飼ふには殆ど費用を要せず。  鶏は其の用途にょりて、卵用・肉用・卵肉粂用及び愛翫 用の四種に別つ。今廣く飼養ゼらろろ主なる品種を阜 ぐれば左の如し。 卵  肉

用用

種種

レ グホ 1 y・ミ ノタ カーアyダ声 n ︱チ^.ブラ了シャモ シャ yふ y /?  1 夕 卵肉兼用種 名古屋・プジ’クスロ・ターオーピ″グトyワイアンド 愛翫用二種 聯yか彫耐ふIラyド ット 滋賀餌にて優良種として奨働ゼらろろ吠名古屋な 第三+1課 家 禽 五七

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改訂農業教科書 上巻 五八`    第三十二課﹂鸚の飼養及び管理  鶏を飼ふには、主として穀類・青菜等を飼料として輿 へ、毎日清水を給し、時時昆轟・肉類をも食ゼしむLへし。ま れ貝殻を砕きれろものを奥へて、其の豊中の石灰分の 不足を補ふときは、殻の軟なろ卵を産むが如き患なき ものなり。 ’凡そ鶏は、倚養不足すれば産卵少きものなれども、其 の過多なろ場合に於ても、主犯産卵多rらざろのみな らず、却って諸種の病に罹り易きものなり。産卵期と換 堵すをょしとす。  鶏を肉用に゛供ゼんとすろには、先づ肥育すろを要す。 其の方法は成ろべく薄暗き處に入れ、消化し易き飼料 を多く輿ふれぼ、二三週間にして肥満すろものなり。  鸚舎を設くろには成るべく高燥なろ處を選び、十別 につき一坪位︵三・三平方米︶の割合にして、南或は東南に 面せしめ、常に日光の透射・空気の流通をょくし、舎内を 清潔に、叉風雨・寒暑を防ぐの備・をなすべし。 、柵飼の場合には成るべく超動場を廣くし、其の一隅 に砂浴場を設くろを要す。  若し羽轟の害t︶罹りr Iろときは、硫黄末・除轟菊粉叉 第Ξ十二二訟 鶏の飼養及び管理

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第二十六圖  孵化の順  序 第二十七圖  人工孵卵  器 改訂農業教科書 上巻 は石油・石炭酸・デシ 病害の像防・治療に ンなど 注意す の薬剤を用ひ べし。 て駆除し、常に   第三十三課﹂孵化と育雛 鶏卵は・卵殻の中に卵黄‘と卵白とを有し、卵黄には︼ 一 そ二十一 を﹂典 -一 日間温む す示を序順は(四X三)(二こ(一) 個の小鮎印ち胚 を存在す.胚は登 育して雛となる 大切の部分にし て、卵黄と卵白と は之が養料とな ^n   .^   C\    .’-6 r-.° ろを要す。普通昧母鶏に抱拓しむれ   ども、時には人工孵卵器を用ふ K水 槽 啼心 力火 管 チ調温器 工姻 筒 フ蓋 ラ洋 燈 モモ 布 夕卵 ク空気孔 ヒ抽 匝 シ滋毛布 こ誓凪筒 ケ検温器 孵化に用ふろ卵は成るべく 新鮮なるものを選ぶべし。之を 母鸚に抱いしむろには二羽に つき凡そ七八個乃至十二三個 を邁常とす。巣箱は暗くして静 なる處に置き、母鶏は一日一同 之を巣の外に出して餌‰水と へ、再び速に巣に就い 第三十三課 孵化と育雛 しむ上へし。孵化の時期は春・秋

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− ︲      − 改訂農業敦科書 上巻 六二 の二季を可とす。  いくて二十一日を過ぎ、卵孵化するに至れぼ、凡そ二 十四時間を経て餌付すべし、初めはこれに卵黄の煮靫 ろもの、其の他消化し易きものを典へ、二三日を経れば、 砕米・割専・青菜などを奥ふろをょしとす。雛は叉運動をこ 必要とすろものなれば、成ろべぐ自由に逍ばしむべし。    第犬三十四課 探 種  種子は重くして大なろものを逞ぼざろべいらずと いへども、之のみにてはなごにぷ十分なるが故に、其の種 子の素性の善悪に注意すること肝要なり。  牡こ男2と?旧重1︲既1Fぶ氾lらもIりこりらダして の異な刃れる数多のものより成れず。故に良さ種子と は、良き這傅性を具ふろを第一要義とす。否らざれば、れ とひ種子が’重く大なりとも十分の成績を阜げ得ざる ものなれば、農家は先づ探種に特別の注意をなさざろ べいらず。採種の最も簡便なる方法は、稽・寥類の如きも のにめりては、黄熟期に際し田圃に立入りて、品種の特。 性を具備し、熟度一様に、病害無く、茎稗の強剛なろ母本 より粒付の多き穂を技取ろなり。之を穂選叉は技穂と 稽す。更に良法と?ては、稽にては像め田の二部にI本 植になし置き、前逸の如き注意を彿ひ二株中の最も重 き穂のみを探りて、種子用となすべし。之を株選といふ。

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第二十八圖  稽架と稽  扱 改訂農業敦科書 上巷 六四  以上は何れも農家自身に素性の良き種子を選ぶ方 法なれども、員に’良きものを得んには、農事試験場にて 選揮せられ穴’ろ優良純系種を原種として、郡市叉は町 村探種圃にて作られ靫’ろ種子の配付を受け、以て品種 の改良に努むろこと肝要なり。        七  万 第三十五課 稽の収穫  稲は熟すろに隨ひ、其の穂漸く黄色に雙と、其の内容 物は初めは乳状をなゼども、漸く固まりて糊状と夕りf 琲には乾燥して硬くなるものなり。而して其の穂首黄 色となり、内容物硬くなり> tろときは之を黄熟と稽し、 最も刈取に適ゼろ時期なり。その後日を脛ろに隨ひ水

二]

足鄙 t ` T  ̄ T T  ̄ 7  ̄  ̄ で い 7 1  ̄ い 一 心 _ s - r t = ら Ξ と こ ¬ ・   、 、 、 、 s 、 ・ ・ 4 、 て 7 ゛ モ ゛ ヽ ‘ 「         ヽ ‥ ` ゛ x - ふ ー や ユ = i て で で ・ .ノノー︱ rVi 'R≪\' W?" Tl”'-・ '・1^ http://www.には落葉仝く枯れて黄白色に 受し、穀粒脱落し易きに至ろ、之 を過熟といふ。いいろものは、却 って其の米質粗悪となり、且鳥 類などのれめに害ゼらろろこ ともあれぼ、其の数量も自然減 少すろを常とす。  稲を刈取ろには、鋭利なろ鎌 又は鋸鎌を用び、刈りや7リ稽は 之を束となし、稽架に掛け ’ てよ く乾いし、後稽扱にて籾を扱き

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第二十九圖  米の調製  用具 改訂農業散科書 上巻 六六 落すべし。    第三十六課 籾﹂の乾燥及び調製      万  扱き落したころ籾は之を蒼の上に接げて時時攬挫し、 二三日の間晴天に曝して十分に乾かすべし。是乾燥不 十分なるときは、籾摺に際し砕米を生と易さのみなら ず、貯蔵中に轟害を受け、或は腐敗すろこと心れぼなり。  乾燥しれろ籾は、鵬扇を用ひて枇を吹き去り碧を用 ひて籾摺をなし、叉脆扇及び箕にて俘を除き、更に飾・隷 石筏などにて之を精選す。いいろ仕事を調製といふ。一 段歩︵九・九アー半の数量は通常二石五斗︵四五〇立︶位な も きば四石 七 - -___-一 / に 宍も することめり の品質にょりて 高下心ろものに とて、品質の良否 ぱ品種に基づく こと多けれども、 亦乾燥・調製の如 何にも因るもの なれば、努めて之 を丁寧に行はざ ろべいらず。滋賀 餌にては従爽近   六七

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︵平作︶ 第三十圖 ︵畦作︶ 改訂農業教科書 上巻 六八 江米同業組合なフろもの設けられ、専ら米質及び俵装の 改良を圖れり。されば農家は其の規程を守り、近江米の 聾價を高むろことに努めざろべいらず。  貯蔵穀類の害轟に穀象・穀盗等おり。之−を駆除するに 最も有敗なろはぶタブーよ︵クロールピクリン︶・二硫化 炭素の逞蒸なりとす。    第三十七課 寥類の播種  寥作に平作と畦作との別めり。平作は乾燥せろ土地 に行び、畦作は温気多き土地に適す。  春類の種子を播くには、先づ黒穂雁首t病の像防を 行ばざろべrらず。此等の 病害は により 、 ちI︰︲11J2 1111JI’r `  ‘       。'^    v<r    ^ j n   "^   。’/^^ は、種子を七時同位水に浸しれろ後、華氏 百二十度︵損氏四九度︶の温湯に浸し、種子 の温まり靫’ろ時、更に之を百三十度狙氏 五四度︶の湯の中に移し、五分間浸清して 取出し、直に冷水を注ぎて種子を冷却ゼ ‘ しむろなり。此の法を行ひた ・ ろ種子を貯 ふろには、之を日陰にて乾か寸こへし。  播種の季節は地方にょりてI様なら ざれども、滋賀籐にては普通大寥及び裸 寥は十一月中旬、小寥は十一月上旬を以 て邁期とす。而して其の逞きに失すろょ 第Ξ十七課 姿・の播種 4C九 ″

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第三十一関  婁類の晶  種 X N 改訂農業・敦科書 上巻 lj二 ---寥大(二)寥裸C−) lド・ 一 イラ(四)廳小(三)  P W 1−オ〔五〕 大安9滋賀穂揃壹読・滋賀八石五読・改良八 裸安︰︰f滋賀早生裸六読・北木裸・三月裸 小麦nuぃ滋賀早生小宴八芦 第三十八課 肥料の性質 七 〇 りも寧ろ早さを利と し、厚播に過ぎざろを よしとす。叉二毛作の 寥の播種量は、畦立條 まき 播 にゐりては凡そ大 寥三升五合︵六・三立︶・裸 寥三升︵五・四宮・小寥二 升五合︵四・五立︶を適量 そす。  滋賀蒜立農事試験 場に於て優良と認め ら むろ 石・滋・賀早木曾七読 の品  肥料として用ひらろろものには、人糞尿・硫酸アン尹 →ヤ・過’燐酸石釈などの如く、水に溶け易くして其の散 験速なるものめ・り。叉之に反し厩肥・堆肥来琴骨粉など の如人極めて徐徐に腐敗分解して水に溶け、久しきに 亙りて散験を現はすものもあり。前者は之を速散肥料 とい ひ、後者は之を淫欲肥料といふ。 第三十八課 肥料の性質 七 一

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改訂農業教科書 士、溜 七二  速政肥料は荻類火根・瓜類などの如く、生育期短くし て成長速なる作物に、少量づつ撤同施すによろしく、題 敗肥料ヽぱ播種ま瓦’は移植の前に用ふろい、或は果樹・桑 などの如き、生育期の長き作物に施して、漸次に養分を 吸敢ゼしむろに適す。    第三十九課  春作の肥料  春作の肥料は、春季成。長の最も速なろ時期に於て、多 くの敗能を奏ずる様に施さざろべいらず。堆肥・厩肥・緑 肥等の如き屈殼肥料は固より、魚肥・大豆粕・楽種油粕・過 燐碑石荻・藁灰等の如きも、成ろべく基肥として施し、人 糞尿・硫酸アンモニヤ・智利硝石・硫酸加里等は其の施用 全量の一部分を基肥とし、碓 旬に亙りて数同に分施ずべ も注意を要す。若しおくろろ して成熟題ろろものなり。 徐は二月下旬︱り三月上 し。而して止肥の季節は最 ときは、徒に董葉のみ繁茂  叉専の病害・倒伏等の患は、施肥の方法よろしさを得 ざろが焉に生ずること多きものなれば、特に注意肝要 なり。  ゛ 第四十課 楽種の栽培 菜種︵鵬濯行温暖にして、適密の温気ゐろ気候を好み、 肥沃なる深さ土壌に最もよく適す。  種子は脆扇によりて重く大なるもの   第二十九課 婁作の肥料  第四十課 菜種の栽培 を選出し、九・十

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月頃、苗床に播種す。登芽後は時時人糞尿を追肥として 施し、叉間引を行ひ、苗間の距離は叫二寸位︵〇・六デシ米︶ に保れしむLへし。かくて十二月上旬頃、像て整地せろ本 圃に之を移植し、肥料としては堆肥人糞尿夫豆粕・菜種 油粕・過燐酸石裁・藁裁等を用ふろをょしとす。それより 中耕及び除草をな7し、五月未頃黄熟すろに至らぼ、よく 天候を見定めて朝露の未習乾いざる中に根元より刈 取り、之を乾燥ゼしめて丁寧に調製すべし。一段歩の敢 量ば一石二八・〇立︶内外を普通とす。  滋賀籐党農事試験場に於て優良と認められれろ品 種は苓奈良・佛國・朝鮮・とす。    第四十﹂課  夏の疏菜  夏の疏菜には、茄・瓜類・蕃茄・菜豆・甘藍・葱頭等おり。。一般 に夏の疏菜類は、冷床若しくは温床に苗を育てて本圃 に移植するもの多し。苗床は成るべく日常りょき處を 選び、適宜に証書して丁寧に幣地し、肥料を施して適常 の時期に播種し、叉防寒の備をなすを要す。而して播種 既に慾らぼ通風及び日光の透射をょくし、登芽せば間 引・施肥及び病轟害橡防・駆除等の手入をなし、苗適常の 大さに至らぼ、これを本圃に植うろなり。  本圃は像めょく耕し畦を作るなど、十分整地して基 肥を施し置き、苗を移植すべし。叉種類にょりては直播 第四十一課 夏の疏菜 七五

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第三十二圖  果菜類 改訂農業数科書 上唇 (4:)(1) 早生千成茄七一東京山茄七万長 大長茄び 大圓茄 茄  七六  するものも あり。畦間・株 間、は種類に よりて異な れども、茄の 如きは畦間 二尺五寸︵○・ 七五米︶乃至 三尺︵〇・九米︶ 株間一尺五 寸〇・四五米︶乃至二尺︵〇・六米︶位を 適常とす。  か’くて殼芽又は移植後は間引・施肥・中耕・土寄等をな し、病轟害に注意し、種類にょりては摘心を行び、或は支 柱を立て、敷藁を施すべし。間引はこれを数同に行ひ、基 肥には堆肥・厩肥の如斗もの、追肥には入糞尿・楽種油粕 等を用ふ。      Cんμうむしだまし      ・fs≪> ^へ      V w  害轟に擬瓢岸根切岸瓜守等おり。病害に立枯病・露菌 病等おり。何れも適常なる方法にょりて像防騏除すべ  叉茄の如き几連作を忌むものなれば、少くとも三年 間位は、同一の地に栽培ゼざろをよしとす。 第四十二課 第四十二課 秋の跨裂 秋の疏菜 七七

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改訂農業教科書 上巻 七八  秋の疏菜には大根・蕪苫・白菜・殷菜・葱等おり。何れも八・ 九月頃丁寧に整地して播種すべし。大根は整地不十分 なれば叉根を生と、良品を得ざろが故に、成るIヘく深耕 してよく土塊を砕き、甕芽後は敷同間引を行ひ、屠万人糞 尿を施すべし。  害轟に奸轟・﹃いぶら蜂﹄・﹃さらは轟﹄等おり。此等を嶺除 すろには、除轟菊と石鹸とを各二匁五分︵五・六瓦︶乃至二 匁︵七・五瓦︶宛、一升︵∵八立︶の水に投とて煮沸溶解ゼしめ、 冷却しれろ後、其の俊之を撒布すべし。  十字花科の作物は雑種を生と易きものなれば、之に 属すろ疏菜類の。種子は、特別に注意して採種すろい、然 らざれば毎年本場より種子を取寄すろを可とす。 第四十三課  促成栽培  植物は之に適常なる温温と日光とを輿ふれぼ、冬寒 の季節と雖も、倚よく花を開き、賓を結ぶ ﹂ に至ろも`のな り。此の理を塵用して胡瓜・茄・菜豆など種種の疏菜を温 床中に栽培し、以て時ならざる生産 一 をなすことを得。之 を促成栽培と云ふ。       http://ww w.に高床及び低床の二種めり。高床は地面上に設 くろものにして、地下水高く、排水不良なる地に廻し。低 床は高燥なろ地に適す。何れも日常りよく、温暖に七て 管理に便なろ場所を選ぶLへし。  我が國従爽の温床は、多くは其の四周を藁園。ひとし 第四十三課 促成栽培 七九

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第三十三圖  温 床 改訂農業飲科書 上洛 木橿温床   て、油障子を架し靫ろ ものなれども、近年に 至り漸次洋式の木松 を設置し、之に硝子障 子を覆ふものを用。ふ ろに至れり。木松は幅 四尺、長さ二間位を普 通とし、高さは北側を 一尺二三寸位、南側を 八寸位とす。床地はT 尺乃至二尺位の穴を 掘リ、底面を少しぐ中高とし、之に醸熱 μ   ゛       ″      一       i       / 材料を踏み込むなり。         =  醸熱物の種類は地方により同プ頻らず。家畜飼養の 行はろろ處にては敷藁・馬糞等を用ふれども、一般には 紡績屑・切苧落葉等を混用す。今左に普通温床一板に用 ふろ醸無物の種類及び用量を示さん。 (四)(三八二八一)紡績屑六〇貫、切藁一五貫、水六荷 厩肥一二〇貢、木葉一五貫、人糞尿二荷。 半熟切藁一五〇貫、米糠五斗、木葉一二貫人糞尿二荷。 馬糞及び敷藁一三五貫豚敷藁五〇貫禾葉二七貫、人糞尿二斗。  醸熱物、の踏込務らぼ其の上に厚さ三四寸の肥土を 入れて平らにし、三四日を経て温度の略二定した’ろ時 を見計らひて播種す。播種後は適度に液水し‘て潔気を

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改訂農業数科書 上巻 八二 保八しめ、夜間は薦・菰等を硝子障子の上に被ひて寒気 を防ぐべし。  促成栽↓培の生産物は時ならざるものなるが故に、概 ね高價なろを常とす。故に都會附近に於て行ふに最も 適し、叉都會を距ろこと遠き處にても、交通運搬の便あ れば、之夕行ひて利盆を阜ぐろことを得べし。    第四十四課  果 樹  果貫を探殺ゼんが焉に栽培する樹木万果樹といふ、 果樹の中、滋賀餌の風土に適する主なるものは、柿庭・挑・ 梅・李・栗・葡萄・枇杷等にして、革果の如jも施肥の方法と 手入とに注意すれば、結賞ゼしむろこと容易なれども、 柑橘類は気候寒冷に失ずるが靫’め有望ならず。而して 此等は何れも多くの品種を有し、叉土地と気候とにご りて多少の亭不適めれども、概して排水よく砂腺心交 ふろ土壌を好むものなり。  一般に果賞は清爽美味にして滋養分を含み、且食物 の消化を助け、血液の循環を促すものなり。従爽は主と して生食すろのみなりしも、近年は更に乾果・崖詰等に 製ゼらろろに至れり○       ゛`  果樹栽培は地方にょりて大なろ利盆を得べしと雖 も、滋賀餌の如きは農家の副業として、宅地の周鐙及びこ 穀萩・疏菜類の栽培に適ゼざろ畑地、或は山林・原野等を 開墾利用して栽植すろを可とす。   第四十四課 果 樹      八Ξ

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第三十四圖  剪定用具 改訂農業敦科書 上巻 ざ タ ゙ 八四 果樹には、介鼓手対轟其の佳種種の害轟め仁ども、其 の中最も恐ろべきぱ介殻轟なり。之を駆除すひには、石 荻硫黄合剤を用ふろを可とす。  石灰硫黄合剤を製すろには、適常の大さを有する煮 釜に水一斗二八立︶を入れて火ぶyけ、別に生石荻百二 十匁︵回五〇瓦︶を煮釜の湯にて十分に乳化ゼしめれろ 後、煮釜の中に濾込み、叉別に硫黄華百二十匁︵四五〇瓦︶ を煮釜の湯にて練り、之を煮釜の中に混入してょく攬 挫しっつ煮沸する時は、黄色ょり漸次褐色に使と、四五 十分の後逡に飴褐色となる。いくて液一は煮つまり、八升 二回・国立︶偉とな箔に至りて火を。去るなり。  介殻亭奸轟其の他軟弱なる轟類に、石荻硫黄合剤を 其の儀撒布すれば、悉く之を駆除するごとを得べく、之 を行ふは冬季落葉後をょしとす叉此の合剤は種種の 病害をも像防すろの欽めり。    第四十五課 果樹の剪定及び整枝  果樹は成長過度に盛なるときは結貴良好ならざる を以て、樹枝の一部を切りとり之を抑制するの要めり。 剪定鋏        北鉄 ぃ蟹 語 一︱﹂yゝi、、、  ここに作一    jI    ,/ 々  有 足 鋸     口 、。 −− 第四十五課 果樹の剪定及び整枝 之を剪定といふ。剪定 は晩秋叉は早春汗於 て、主として枝梢を切 断する七のなりと雖 も、樹勢甚汀強きとき     八五

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第三十五圖  果樹の整  枝 改訂農業散科書 上洛 棚(一) 作 立仕駁盃(三.) 作 垣ご二) 立仕状錐圓C四) 八六 は、狗剪根を行ふJこともあ八り 或は春夏の間に強枝を祈り 曲げ、叉は花蕃を摘み、果賓を 除き、若しくは摘芽等を行ひ て此の目的を建すろことも       ー 剪定を行ふときは一樹姿       ぐを整斉しご果賢の品質・数量     く    ーを堵進し三病轟害を減少し     ぐ ー 四地積を十分利用し得ろ等 く の利ゐり。  剪定には鋏叉は鋸を用ひ て、切口を平滑ならしめ、叉其の切断すべき枝梢等は、十 分の注意を彿ひて行ふべし。  果樹の剪定をなすは、兼ねて其の枝振を整ふろを常 とす。叉上定の仕立方となすれめに剪定を行ひて枝振 を整ふろことゐり。之を整枝といふ。  整枝には種種の方式めれども、其の主なろものは棚 作・垣作・盃状仕立・圓錐状仕立等にして、果樹の種類にょ りて適・不適ゐり。  果樹に整枝を行ひて丈低く作る時は、害轟の順除、剪 定などの手入をなすに便利にして、隨つで良果を得ら ろろのみならず、其の採牧にも都合よく、且枝振を整ふ により、庭園に美観を添ふろ等の利盆の・り。 第四十五課 果樹の剪定及び整枝 八七

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改訂農業数秤書 上唇 八八    第四十六課 耕地整理  我が國の耕地は一般に泥漑・排水及び交通の設備完 がらず、各自の所有地散在ゼろが上に、其の巡書も狭く 形状も亦不正にして、土地利用上の不利・不便齢拓らず。 此等の訣鮎ふ改良し、進んで開竿埋立等を行ひ、土地の 利用を増進すろ事業を耕地整理といふ。  耕地整理を行へぼ旱魅の害を減と、冷潔の地も良m と使ずろが故に、収穫も増加七、生産物の品質も亦上迄 す。加之道路整ふが故に、往爽・運搬に便に、耕地の匯査廣 く且正しく成れろ結果、耕作上總ての作業に都合よ。ろ しく、畦畔其の他無用の土地は自然減とて耕地の面積 八九       9言言s  v ↓1'゛・ T:・:'`11・こ回温純回甲旧丿叩け引| 庸流洲砂地墓生草野原林竹林山 畑 田ぽぷ梱に蕗 ̄詞蓋亘思村

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を増加し、叉土地の交換・分合を行ひ、各自の所有地を一 處に集むろを以て管理に便なる等、其の利皐げて数ふ べがらず。されば農家は互に力を協ゼて耕地整理を行 ひ、根本的土地の改良を圖らざろべからず。    第四十七課 牛馬耕’。  田畑を耕すに常り、人の力のみにて之を行ふときは、 努力を要すること大にして、しかも時日を費すこと少 がらず。然るに牛馬等の畜力を利用するときは、其の業 程極れて速な・り。滋賀餌には牛馬耕を行ふ鈴地頗石多 ければ、農家は成るべく牛馬を飼養して之を利用し、以 て適常なる努力の節約を圖り、一方には厩肥を得るを よしとす。 ’牛と馬と何れを選ぶLへきがは、其の土地の状況にょ りて決すべきものなりと雖も、大豊に於て、馬は皐動軽 快にして業程速に、且怜俐にして仕事に熟練し易し。さ

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第三十七圖  藁細工と  其の器械 第三十八圖  菰織器械 改訂農業教科書 上唇 九二 -第四十八課 農家の副業  農家が本業の 傍ら努力の利用T を圖リ、牧入の途 を開く焉になす 作業を副業とい ふ。副業の主尽ろ ものは養怠・家畜、 家禽の飼育・園塾・ 製茶・製絲・機織・竹 細工・藁細工等に して其の種類頗ろ多し。  農家は一年を通と常に繁忙 なろものにゐらず、故に夏季の 農閑、旧畑の作業少き冬の間、或 は野外の仕事、をなし能はざろ 天気悪し各日などを利用して、 其の地方に最も適切なる副業 を行ひ、老幼婦女にも亦根常の 仕事をなさしめ、以て牧入の増 加を隠ろべし。 第四十九課  農業日誌 第四十八課 農家の副業  第四十九課 農業日誌 九Ξ

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如何なろ事業にても、其の日其の日に心リし事柄を 記し置くは極めて肝要なることなり。殊に農業の 長き月日を脛ざれば、其の結果の見えざろ業務社 ては、わけて日誌の必要大なり。 如く、 あこり  されば農家には日誌を備へて、日日の天候・寒暖及び 其の日になしれろ仕事、作物冊育の状況、或は他人より 聞きた’ろ有盆の事柄などを漏れなく記入し置きて、後 日の參考に供すべし。而して日誌は、時に農場に持ら行 くことゐろべしと雖も、平時は家の内の便宜なろ處に 置きて、土足のままにても記入し得らろろやヽっになし 必ず其の日に記入すべく、決して之を他日に譲ろべr らず。  いくてf数年間の日誌を﹂對照すろときは、菅 きのみならず、之にょりて年中行事を定む石 其の利盆甚び大なろものなり。  年中行事とは、季節に意とて、 れ’ろものなり。 に ゝ − 趣味深− とを得、 一年間の仕事を配雷し    第五十課  収穫物の資却  農業も亦一つの螢業なれば、成ろべく利盆を多拓ら しめざろ。へrらず。利盆を多拓らしめんには、努めて費 用を節し以て品質のよきものを成ろべく多量に生産 すろの要めり。されば農家は、作物の品種を選びて栽培 法及び調製に、十分注意し、且時期を失はざろやう最も 第五十課 牧穫物の頁却 九五

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改゛訂農業教科書 上巻 九六 高價のとき・之を市場に出さざろべいらず。  凡そ農家の生産物は、曾に其の品質のy良否にょりて 價に高下めろのみならず、年の豊凶により、同一年内に ても時と處とにょりて、其の價に甚びしき差異めろこ と心れば、農家はょく此等の事情を考慮し、共同販壹叉 は其﹂の他の方法にょりて、成るべく高價に壹却すろこ とを圖らざろべがらず。    第五十﹂課 収支計算  農家が生産物を得んとすろには、種子・肥料人夫等の 出費を要す。之谷支出といび、生産物を衰りて得れ石代 價・を牧入力いふ。而して収入より・支出を引き去。り、損盆 を明Fすろを収支計算といふ。収支計算は農家が其の 結果にょりて農業経偕法の適否を考へ、経済上の改善 を圖ろ基ともなるものなれば最も緊要なろことなり。  収支計算をなすには、日日の支出と攻入とを漏れな く記入し置拓ざろべrらず。記入は支出と牧入とを匝 別して簡明正確に記載し、且金銭出納簿・日計簿等を備 へ置くべし。日計簿にぱ、農場にて生産した’ろ物品と金 銭以外の収大蚊に之が消費などを記入するなり。 第五十一課 牧支計算       九七

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改訂農業教科之書 正倦 力刄 1 1 大大大大 正正正正 十十十十 五五四四 年年年年 二二十十 月月月.月 五二九六 日日日日 訂訂曼印 正正 曼印 二 行刷行刷 改訂農業敦科書 上洛 金 拾 八 ー 下唇 金 拾 八   ︱ 瞬鱗皿各巻金參拾壹 r、r・吟名吟輩 編  者 登行者 右代表者 印 刷 者 滋賀蒜教育 東京市日本橋匹餓砲町三番地 勝番  地 。・治館會 販 登 暑 資 資 行 所  倣東 石 証 冨  合資六  男   官 地  會壮 /  盟  1 浪花四六五二番・振替口座東京二一五五〇番 所  大津市丸屋 町 詰文 泉 堂  電話四八番・振替口座大阪二一四七番

所 蒜下國定教科書販責書肆

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