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3 グラフやひょうにあらわすとどんなことがわかりやすくなりましたか グラフだと, 人数の多い少ないが分かりやすいです 表は何人なのかが分かりやすいよ グラフは数の大小関係が比べやすく, 表は数字そのものが分かりやすいというそれぞれのよさについて確かめましょう この問題の答えは, 思考の整理の段階で,

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Academic year: 2021

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(1)

小学校2年【ひょうとグラフ・2/2時間】(東京書籍:新しい算数2上 P4) 【思考の開始】 ・きぼうしたかかりのにんずうです。 【思考の取り出し】 ・たいいくがかりです ・グラフです。○の数が一番多いです。 ・表です。数字が7で一番大きいです。 ・たいいくがかりが1人多いです。 ・グラフで2つのかかりをくらべるとたいいくがかかりの○が1こ多いからです。 ・表を見るとたいいくがかりは7人,としょがかりは6人だから,7-6をする。

☆記述のポイント!

「 ひ ょ う や グ ラ フ の い い と こ ろ 」

~ 問 題 づ く り を 通 し て , 表 や グ ラ フ で 表 す よ さ に 気 付 く ~

☆ 本 時 の ね ら い : 身 の 回 り の 数 量 を 分 類 整 理 し た 一 次 元 表 や 棒 グ ラ フ を 読 み 取 っ た り , そ れ ら の よ さ に 気 付 い た り す る こ と が で き る 。 ☆ 本 時 の 工 夫 点 : ① グ ラ フ や 表 を 読 み 取 る 際 , 何 を 見 て ど の よ う に 考 え た か , 説 明 さ せ る 場 面 を 設 定 す る 。 ② 問 題 づ く り の 活 動 を 行 う 際 , 答 え だ け で は な く , 表 や グ ラ フ の ど こ を み て ど の よ う に 考 え た の か に つ い て も か か せ る 。 今日は,この表とグラフを使って勉強していきましょう。 ○ 答え だけで はな く, 何を 見て,どう考 えたのかを 説明させま しょう ○前時につくったグラフと表を使って学習する2時間目です。 ○児童は教科書のグラフと表に直接かき込んでいますが,黒 板用の大きな表とグラフがあると指導しやすいです。

☆学習課題『ひょうとグラフを見て考えよう』

昨 日 つ く っ た ひ ょ う と グ ラ フ は , 何を表していますか。 教科書4ページの☆問題を考えます。 ☆1 きぼうした人数がいちばん多いかかりは何ですか。 それは,表とグラフどちらを見て考えたのですか。 ☆2 たいいくがかりをきぼうした人と,としょがかりをきぼうした人では, どちらが何人多いでしょうか。 それは,どうして分かったのですか。説明しましょう。 ☆1 たいいくがかり ☆2 たいいくがかりが としょがかりより 1人多い。 ○本授業アイディア例は2年生の第1単元です。小問題 (☆問題)に対して答えるのは,この単元が初めてです。 このアイディア例では,自力解決でノートにかかせる のではなく,答えを全体で確認して,一緒にノートに かく展開を提案します。問題番号と答えを板書し,写 させることで,答えのかき方も指導しましょう。

(2)

・グラフだと,人数の多い少ないが分かりやすいです。 ・表は何人なのかが分かりやすいよ。 【思考の深化】 【思考の整理】 ・グラフは,数の多い少ないがくらべやすいところです。 ・表は,数がはっきり分かるところです。 小1年7月 小2年4月(前時) 本時 小3年1月 ○ 教 科 書 4 ペ ー ジ の ☆ 3 番 で 考 え た こ と を 基 に し て , 教 師 と 一 緒 に ま とめをかかせましょう。 このグラフや表を見て分かる問題をつくってみましょう。答えもかきま すが,その答えはどのようにすると分かるかの説明もかきましょう。

本授業アイディア例との関連

小学校:数学的な考え方の評価規準 中学校:数学的な見方や考え方の評価規準 [ぼうグラフと表」 目盛りの付け方が異な るグラフを比較し,目 的にあった目盛りの付 け方を考え,説明する ことができる。 [はなはなんこさいたかな] 個数の多少が分かりやすく なるように,大きさをそろ えたり端をそろえて並べた りするなど,表し方を工夫 することができる。 [ひょうとグラフ] 身の回りにある数量 を分類整理して,一 次元表やグラフに表 すことができる。 [ひょうとグラフ] 表やグラフのよさに 気付き,問づくりを 通して表現すること ができる。 ☆3 グラフやひょうにあらわすとどんなことがわかりやすくなりましたか。 ○グラフは数の大小関係が比べやすく,表は数字そのものが分かりやすい というそれぞれのよさについて確かめましょう。 ○この問題の答えは,思考の整理の段階で,ノートにかいてまとめます。

☆記述のポイント!

◎もんだい きぼうした人ずうが同じ なのは,どのかかりと どのかかりですか。 ◎こたえ くばりとこくばん グラフを見ると,くばりと こくばんのたかさが同じ。 ○教科書4ページのしんじさんの問題や教師 が作った問題を例示し,記述のポイントを 参考にしてかき方も指導しましょう。 ○問題は教科書のように「係名」や「差」を 問う問題の他「人数」や「合計」を問う問 題などが考えられます。 (例)・としょがかりはなん人いますか。 ・ほけんがかりとくばりがかりは合わせて何人 ですか。 ○答えだけではなく,その答えが分かる根拠となることをかかせることで,グラフや表 にすると分かりやすいということを実感させましょう。 ○ペアやグループで問題を出し合って,グラフや表から読み取る経験をたくさんさせま しょう。 ○グラフを見ると分かりやすい問題,表を見ると分かりやすい問題をかいている児童を 意図的に指名し,全体の場で発表させましょう。 今日のまとめをします。表やグラフのよいところはどんなところですか。 (まとめ) グラフ…かずがくらべやすい ひょう…かずがわかりやすい (例)

☆記述のポイント!

(3)

小学校2年【長さのたんい 1/10時間】 (東京書籍:新しい算数2上P36~38) 【思考の開始】 ・アの長さはブロックの6つ分とちょっとです ・アの長さはクリップ4つ分です 【思考の取り出し】 ・もとにする長さがちがうから ・はかっている道具がちがうから

☆記述のポイント!

「 長 さ は 同 じ な の に ? ? 」

~ 実 感 を 伴 っ た 活 動 で , 共 通 単 位 の 必 要 性 に 気 付 か せ る

~ ☆ 本 時 の ね ら い :共 通 す る 単 位 を 用 い る こ と の 必 要 性 に 気 付 き , そ の よ さ を 説 明 す る こ と が で き る 。 ☆ 本 時 の 工 夫 点 : ① 同 じ 長 さ な の に , い く つ 分 に あ た る 数 が 違 う こ と を 実 感 さ せ る た め に , 自 分 の 持 ち 物 で 測 っ た 結 果 を か か せ , 比 較 さ せ る 。 ② 自 分 の 消 し ゴ ム を 基 準 に し て 測 ら せ る こ と に よ っ て , 長 さ を 測 る と き の 基 準 量 が 同 じ 長 さ で あ る こ と の 必 要 性 に 気 付 か せ る 。 教科書P36・37の絵を見ましょう。ア,イ,ウの中で一番長い線はどれでしょう。 同じ長さなのに,どうしていくつ分の数が違うのでしょう。 ○「もとにする長さ」という表現は1年生でも学習しています。積極的 に使えるように意識させましょう。 ○1年生の時に経験している間接比較を思い出させ,紙テープなどを 使って,アが一番長い線だということを確かめましょう。 アの長さは,どのくらいだといえばいいですか。 ○教科書を見ながら,「アの長さは,○○の○つ分」という言い方を確かめましょう。 これは1年生でも学習した言い方です。基準量のいくつ分という考え方は,割合の 考え方の基礎となるものです。 自分たちでも別の長さを測ってたしかめてみましょう。ノートの縦の長さを みんなで測ります。自分の持っているものを使って測ります。 ・ノートのたての長さは,キャップの4つ分とちょっと。 ・ノートのたての長さは,消しゴムの6つ分ぴったり。 ○測る道具は,鉛筆,キャップ,消しゴム,ブロックなどが考えられます。 ○測るときには,最後まで同じ物で測ることや,1回ずつ印を付けること などについて確認してから始めましょう。 ○「~の~つ分」とかかせましょう。

☆学習課題『長さを正しくあらわすにはどうしたらいいでしょう』

○違う種類の物で測っている児童を数名意図的に指名し,全体の場で発表さ せましょう。

(4)

・はかっているものがみんなちがうから 【思考の深化】 ・みんなの消しゴムの大きさがちがうから ・みんな同じ長さのものではかればいい 【思考の整理】

☆記述のポイント!

小1年9月 小1年12月 小2年6月(本時) 次時

本授業アイディア例との関連

小学校:数学的な考え方の評価規準 中学校:数学的な見方や考え方の評価規準 [長さのたんい] 共 通 す る 単 位 を 用 い る こ と の 必 要 性 に 気 付 き , 正 し く 測 る た め の 方 法 を 説 明 す る こ と が で きる。 どうして同じ大きさのノートなのに,いくつ分の数がちがうのですか。 ○前と同じように,「ノートは消しゴムの○つ分」とかかせましょう。 ○いくつ分にあたる数が違うことを意識させるために,隣同士で確かめ合い, その後全体でも確認しましょう。 みんな消しゴムではかったのに,どうして数がちがうのですか? では,どうすればみんなが同じように長さを表すことができますか。 まとめ 例 ・同じ長さのものではかればいい。 ・同じ長さをもとにすれば, 正しくはかれる。 ○まずは自力でかかせましょう。 ○自分の考えがかけない児童には, 友達の発表を参考にさせたり,黒 板を写させたりしましょう。 [ ど ち ら が ひ ろ い ] 面積をますのいくつ 分の大きさとしてと らえ,言葉や数の大 小で説明することが できる。 [どちらがながい] 身の回りにあるもの の長さを数値化して 表せることを考え, 言葉やものを用いて 説明することができ る。 今度は,みんな同じ物で測ることにしましょう。今度はみんな,消しゴム で測ってみます。 では全員,ブロックで測ってみましょう。 ○同じ物(ブロック)で測った時には,いくつ分に当たる数がすべて同じに なることを確かめ,まとめにつなげましょう。 長さを同じように表すにはどうしたらいいのですか。ノートにまとめましょう。 ○隣同士で消しゴムの長さを比べさせましょう。 ○物の種類が同じでも,大きさが違うと,いくつ分にあたる数が違うことを 全員で確かめましょう。 ○自分のかいた内容を,友達の意見や先生のまとめを参考に追加,修正させましょう。 ○次時は同じように測るために,ものさしを使うことを伝えましょう。 [長さのたんい] 普遍単位の必要性に 気付き,長さを表す 単位を知り,その読 み方や書き方を理解 する。

(5)

小学校2年【三角形と四角形 5/9時間】 (東京書籍:新しい算数2上P99~100) 【思考の開始】 ・ぐにゃぐにゃの形だよ ・だんだん四角形になってきた ・四角形です。 【思考の取り出し】 ・4つあります。 ・教科書やノートも直角が4つあるよ。 ・長方形(ちょうほうけい)って書いてある。 ・長い四角ってことかな。

「 そ れ じ ゃ あ 長 方 形 に な り ま せ ん 」

~ 定 義 の 不 足 を 補 っ て , 正 し い 説 明 を か か せ る

~ ☆ 本 時 の ね ら い : 構 成 要 素 に 着 目 し て , 長 方 形 の 意 味 や 性 質 を 理 解 す る 。 ☆ 本 時 の 工 夫 点 : ① 長 方 形 の 定 義 で あ る 4 つ の 直 角 が あ る 四 角 形 を , 身 の 回 り か ら 探 し て ノ ー ト に か か せ る 活 動 を 取 り 入 れ る 。 ② 教 師 が か い た 定 義 を 正 し い 定 義 に 訂 正 さ せ る こ と で , 長 方 形 で あ る こ と の 説 明 を か か せ る 活 動 を 取 り 入 れ る 。 昨日は紙を折って,直角をつくりました。今日 も紙を折ります。どんな形になるでしょう。 ○不定形の形が長方形に変化していく過程は,図形の不思議さや面白さを感じさせる ことにつながります。操作活動を大切にしましょう。 ○前時に,紙を2回折って直角をつくる活動をしています。本時では4回折るので, 指示を明確にしましょう。折った線に沿って切り取らせて長方形を取り出す活動 も考えられます。 ○教室や持ち物から探させ,ノートにメモさせましょう。 ○全体で発表させ,身の回りにたくさんあることを感じ取らせましょう。

☆学習課題『四角形のとくちょうをしろう』

どんな形になりましたか。 直角はいくつありますか。三角定規で確かめてみましょう。 教室や自分の持ち物で,直角が4つある四角形を探してみましょう。 直角が4つある四角形には名前が付いています。教科書を100ページを見て, 名前を探してみましょう。 ○教科書100ページの長方形の定義を読ませ,確かめてから板書しましょう。 ○そのまま読ませたり,「長方形はどんな四角形ですか?」と聞いたりして, 定義をしっかり押さえましょう。 長方形の辺の長さはどうなっているか調べてみましょう。 ○教科書100ページ☆2の活動を,最初に切った長方形で行いましょう。 ○「むかい合っているへんの長さは同じ」という性質を確かめましょう。

(6)

【思考の深化】 ・

ウ と

オ です

☆記述のポイント!

【思考の整理】

☆記述のポイント!

小1年2月 小2年9月(本時) 小2年9月 小3年11月

本授業アイディア例との関連

小学校:数学的な考え方の評価規準 中学校:数学的な見方や考え方の評価規準 教 科 書 100ペ ージ4番の図の中で, 長方形はどれですか。 [三角形] 円の半径を利用してか いた三角形が二等辺三 角形や正三角形になる ことを説明することが できる。 [かたちづくり] 色板をずらしたり回した りすることを通して,い ろいろな形の構成・分解 を考え,作業過程を説明 することができる。 今日のまとめをします。先生といっしょにまとめますが,空いているところは自分で 考えてかいてみましょう。

ウ と

オは 4 つ の か ど が , み ん な 直 角 に な っ て い る の で長 方 形 で す 。 ○斜めになっている長方形を選ばない児童も予想されます。三角定規を使って, 4つのかどが直角になっていることを確かめましょう。 この2つが長方形だというわけを先生がかきます。でもちょっと足りない ところがあります。先生がかいたわけを正しく書き直しましょう。

ウ と

オ はかどが直角になっているので長方形です。 ・ 長方 形は が みん な直角 にな って いる 四角 形です 。 ・ 長方 形の へん の長さ は同 じで す。 ・ 長 方 形 は 4 つ の か ど が み ん な 直 角 に な っ て い る 四 角 形 で す 。 ・ 長 方 形 の む か い 合 っ て い る へ ん の 長 さ は 同 じ で す 。 ○「4つのかど」というキーワードが入っている ことを確かめましょう。 ○ペアや全体で,教師のまちがいについて話し合わせましょう。 ○教師のわけが正しければ,アの形も長方形になってしまうことを確かめましょう。 ○ここで書いたことが 本時のまとめになり ます。全員で確かめ ましょう。 ※教師 の板書 教科書100ページ5番の問題をやります。 長さはそれぞれ何㎝ですか。わけも言い ましょう。 ○答えだけではなく,「長方形の向かい 合っている辺の長さは等しいから」 という理由も確かめましょう。 ○この理由をかかせるのは難しいので 全体で確かめましょう。 [三角形と四角形] 正方形の定義や性質 を見いだし,説明す ることができる。 [三角形と四角形] 長方形の定義や性質 を見いだし,説明す る こ と が で き る 。

(7)

小学校2年【かけ算(1) 15/17時間】 (東京書籍:新しい算数2下 P11) 【思考の開始】 ・7×3です ・3×7です 【思考の取り出し】

☆記述のポイント!

「 教 室 の 中 の か け 算 を さ が そ う ! 」

~ つ く っ た か け 算 を 言 葉 と 式 で 説 明 す る ~

☆ 本 時 の ね ら い : 身 の 回 り か ら 乗 法 で 全 体 の 個 数 を 求 め ら れ る 場 面 を 見 い 出 し , 簡 潔 に 表 現 で き る こ と の よ さ を 実 感 す る 。 ☆ 本 時 の 工 夫 点 : ① 式 だ け で は な く , 既 習 の 「 ~ の ~ 倍 」 と い う 表 現 に 慣 れ さ せ , か け 算 の 意 味 理 解 を 深 め さ せ る 。 ② か け 算 の 式 に 表 せ る の は ど ん な 場 面 な の か を 教 室 の 中 か ら 見 付 け , そ れ を 言 葉 と 式 で 説 明 さ せ る 時 間 を 設 定 す る 。 学校の中には,かけ算で表せるところがたくさんあり ます。この11ページにあるロッカーもそうです。この ロッカーの数は,どんなかけ算の式になりますか? 今日は,教室の中で,他にどんなかけ算があるか探してみましょう。 ○この後,自分でかけ算の場面を表すときのために,基本の形を教えます。 例えば下のように板書して,ノートに写させましょう。 ロッカー (ことば)3こずつ7つぶんで21こ 3この 7ばい (しき) 3 × 7 =21 ○まだ九九を覚えていない段階です。答えは数えて調べることになります。 ○2行目の「~の~ばい」という表し方は,前時に学習しています。この言い方 は割合の考え方にも結びつく大切な表現なので,意識的に使わせましょう。 ○7×3という表し方があることにもふれましょう。 11ページの他の3つの写真も,同じようにして言ってみましょう。 ○1つずつ同じ言い方で言えるように確かめましょう。 ○ 一 緒 に か い た か き 方 を 基 本 に し てかかせましょう。 ○ 1 つ で き た ら , 他 の 場 面 が な い か見付けさせましょう。 まどガラス (ことば)2まいずつ4つぶんで8まい 2まいの 4ばい (しき) 2×4=8

☆学習課題

『教室の中のかけ算をさがそう』

教室の中で,かけ算で表せる場面を見つけて,ノートにかいてみましょう。

(8)

【思考の深化】 【思考の整理】

☆記述のポイント!

小2年10月(前時) (本時) 小3年5月 ○自分のノートを見せながら,友達に紹介させましょう。以下のよ うな順番を示すと発表がしやすくなります。 例:①教室の窓ガラスは,かけ算で表せます。 ②窓は2枚ずつ,4つ分あります。 ③2枚の4倍です。 ④式は2×4で答えは8枚です。 ○グループの中で発表させたり,意図的指名により全体の場で発表 させたりして,多くのかけ算の場面に触れさせましょう。 ○自分と違うかけ算の場面については,簡単にメモさせましょう。 例:まどガラス 2×4=8 (たろうくん) 今日は,教室の中でたくさんのかけ算を見付けましたね。かけ算に表せるのは, どんなときですか。黒板の言葉に続けて,説明をかいてみましょう。 [わり算] ある数が基にする大 きさの何倍かを求め る場合について,テ ープの図をかいて説 明 す る こ と が で き る。

本授業アイディア例との関連

小学校:数学的な考え方の評価規準 中学校:数学的な見方や考え方の評価規準 [かけ算(1)] 乗法 が 用 い られ る 場 面を 見 出 し ,倍 と い う言 葉 や 式 を使 っ て 説明 し た り ,乗 法 に なる 場 合 に つい て 説 明し た り す るこ と が できる。 まとめ 同じ数ずつまとまっていて, それがいくつ分かになっている ときは,かけ算の式であらわす ことができます。 ○かけ算で表せる場面はどんなときかをノートにかかせましょう。 ○意図的に指名し,「同じ数ずつ」や「いくつ分」という言葉をキーワードにして, まとめていきましょう。 ○かけ算の式で表すよさについて確認しましょう。 ○自分の家や身の回りで,他にかけ算で表せる場面がないか投げ掛け,継続的に探 せるような取組を行うのも効果的です。 [かけ算(1)] 何倍かにあたる量を 求めるときには乗法 を用いることを,テ ープの図を手がかり にして説明すること ができる。 自分が見付けたかけ算について,ペアで紹介し合いましょう。 かけ算であらわせるのは・・・ (児童の記述例) ・同じ数ずつあつまっているときです。 ・いくつずつ,なんこぶんになって いるときです。 ・かたまりが同じ数のときです。

(9)

小学校2年【かけ算(2)15/17時間】(東京書籍:新しい算数2下 P42) 【思考の開始】 ・24個あります 【思考の取り出し】

「 九 九 を 生 か し て 数 え よ う 」

~ ま と ま り を 表 し た 図 を か い て 説 明 す る ~

☆ 本 時 の ね ら い : 九 九 を 活 用 し て 問 題 を 解 決 す る こ と を 通 し て ,九 九 の 理 解 を 深 め る 。 ☆ 本 時 の 工 夫 点 : ① 順 番 を 表 す 言 葉 を 示 し , そ れ に 続 く 形 で 考 え 方 の 説 明 を か く 活 動 を 取 り 入 れ る 。 ② 自 分 の 考 え 方 を , 図 を 示 し な が ら 説 明 さ せ る 活 動 を 設 定 す る 。 ○はじめに1つずつ数えさせ,何個あるか全体で確認しましょう。 ○前時には,中が欠けていない場合に,まとまりごとに数えた学習をして います。その考え方を使って数えてみるようはたらきかけましょう。

☆学習課題『かけ算をつかってもとめよう』

箱の中にチョコレートがあります。何個あるか数 えてみましょう。 教科書の人たちの考え方を説明してみましょう。まず,ゆみさんの考え方を 先生と一緒に確かめていきます。 1つずつ数えるのは大変です。前の時間に数えたように, もっと早く,簡単に数える方法を考えましょう。 ◎ゆみさん ・はじめに,チョコレートを2つのまとまりに分けています。 ・すると,2つのまとまりになります。 ・上のまとまりは,3この2つ分で,3×2=6 ・下のまとまりは,6この3つ分で,6×3=18 ・たして,6+18=24 こたえは24こです。 ※教師の板書 ◎ た く み さ ん ・ は じ め に , ・すると ・しきは ・こたえは ◎たくみさん ・はじめに,上の3つをいどうします。 ・すると,6この4つ分になります。 ・しきは,6×4になります。 ・こたえは,24こです。

☆記述のポイント!

同じように,たくみさんの考え方を説明してみましょう。 先生がかいた言葉に続いてかいてみましょう。 ○ 順 番 を 表 す 言葉 を 示し て 考 え 方 の 順 序を 意 識さ せ てかかせましょう。 ○ か け な い 児 童に は ,た く み さ ん の 図 に番 号 を付 け る な ど の 支 援を し まし ょ う。 ○たくみさんの考え方を全体で確かめましょう。 ○次のみほさんの考え方は,図だけから考えるのは難しいので,先生と一緒に全体で確 かめましょう。その他の考え方については,時間を見て扱いましょう。

(10)

【思考の深化】 【思考の整理】 小1年1月 前時 小2年12月(本時) 小3年4月

本授業アイディア例との関連

小学校:数学的な考え方の評価規準 中学校:数学的な見方や考え方の評価規準 [かけ算] 被乗数が10を超え るときの積の求め方 について,アレイ図 や式で考え,説明す ることができる。 [図を使って考えよう] 図を基に自分や他者の考 えを,式や言葉を用いて 説明することができる。 [かけ算(2)] 九九を活用して問題 を解決し,九九の理 解を深める。 [ か け 算 ( 2 )] 数を求めるときに乗 法を用いて工夫して 考え,図や式と関連 付けて説明すること ができる。 ○教 科書 の図 に線で 囲んでま とまりをつ く らせましょう。 ○こ こで は① を自力 解決と交 流,②を適 用 問題として扱っています。実態に応じて, 展開は工夫しましょう。

☆記述のポイント!

教科書41ページ1番に,問題が2つあります。まとまりのつくり方を工夫して, おはじきの数を求めてみましょう。 ① ② ・まず,3こずつまとめます。 ・すると3こずつ6つぶん あります。 ・しきは3×6です。 ・こたえは18こです。 ・まず,小さいまると, 中くらいのまると 大きいまるでかこみました。 ・すると6こずつ3つぶんです。 ・しきは6×3=18です。 ・答えは18こです。 ○ 前の 段階と同様 に,順序立て て説明をか かせましょ う。 ○自分の考え方の説明が相手に伝わるか確かめるために,ペアで発表させましょう。 ○多様な考えを知るために全体でも発表させましょう。 ○ペア学習については型を示したり,教師が演示をしたりして,進め方を指導しま しょう。 ○ペア学習は,継続的に繰り返し行うことで少しずつできるようになっていきます。 ○考え方がよく分かったら相手のノートに花丸を付けてあげたり,説明が上手だっ た友達を推薦したりするなど,実態に応じた活動を取り入れましょう。 記述例① 記述例② 図を見せながら,自分の考えを友達に説明しましょう。 今日のような問題でも,まとまりをつくって考えると, かけ算が使えます。 では,教科書の②の問題も,まとまりをつくってから, かけ算で考えてみましょう。 ○本時のような場合でも,まとまりをつくって考えると,かけ算で求められることを 確かめましょう。 ○本時の考え方は,4年生の複合図形の面積を求める場面ともつながります。

(11)

○その他の表し方については,適宜扱いましょう。 (例)「3800は,3000より800大きい数です。」 ○右の図のように,黒板に示した拡大図等を使っ て全体で確かめましょう。 100が10こ 100が10こ 100が10こ 100が8こ 100が38こ 小学校2年【4けたの数 10/11時間】 (東京書籍:新しい算数2下P58) 【思考の開始】 【思考の取り出し】 ・3000です

「 い ろ い ろ な 表 し 方 が あ る ね 」

~ 大 き な 数 を 言 葉 や 式 で 表 す

~ ☆ 本 時 の ね ら い : 10000ま で の 数 の 構 成 を 多 面 的 に 捉 え , 数 の 見 方 を 豊 か に す る 。 ☆ 本 時 の 工 夫 点 : ① 言 葉 で 表 し た 数 を 式 で 表 す 活 動 を 行 い , 式 で 表 せ る 便 利 さ に 気 付 か せ る と と も に , 等 号 の 意 味 理 解 を 深 め さ せ る 。 ② 思 考 の 整 理 の 段 階 で , 言 葉 と 式 の 両 方 を 対 応 さ せ て か か せ る 活 動 を 取 り 入 れ , 数 に は 多 様 な 表 し 方 が あ る こ と を 理 解 さ せ る 。 3人の友達が3800をいろいろな言い方で表しています。今日は大きな数をいろいろ な表し方で表す勉強をします。どんな表し方があるのでしょう。 ○矢印をかいた教科書の数直線を指さしながら,確認させましょう。 ○教科書の□の中だけでなく,文章でノートにかかせましょう。

☆大きな数をいろいろなあらわし方でかいてみよう

前の時間を思い出して,3800を数直線に表してみましょう。 ○前の時間には数直線を読み取ったり,数直線上に数を表す学習をしています。 本時で扱う数の大きさをイメージさせましょう。(教科書58ページ☆1)

☆記述のポイント!

3人は3800をこのように表しています。□に入る数字を考えていきます。 ま ず は , し ん じ さ ん の 表 し 方を 考 えま し ょう 。 □に入る数字は何ですか。 同 じ よ う に , か お り さ ん とひ ろ き さ ん の 表 し 方 も 考 え て み ま し ょ う 。 し ん じ さ ん の と き と 同じ よ う に,ノートにかきましょう。 かおりさん 3800は,4000より 200小さい数です。 ひろきさん 3800は,100を 38こあつめた数です。 ○しんじさんで一度かいているので,2人の考えは 自分でかかせましょう。 ○教科書の□に穴埋めさせるだけではなく,文章で かかせる習慣を身に付けさせましょう。 ○かけない児童には,教科書の数直線を示しながら, 考えさせましょう。

(12)

【思考の深化】 ・3800=3000+800 です。 【思考の整理】 小1年1月 小2年7月 小2年1月(本時) 小3年9月

本授業アイディア例との関連

小学校:数学的な考え方の評価規準 中学校:数学的な見方や考え方の評価規準 [4けたの数] 4 位 数 の 多 様 な 見 方 に ついて 考え , 説 明 するこ とが で きる。 [20より大きいかず] 2位数を10のまとまり の数と10未満の数の合 成として考え,言葉やブ ロックなどを用いて表現 することができる。 3人の考えを式で表したらどうなるか考えてみましょう。 ☆2 しんじさんの考えを しきにあらわしましょう。 (P58) では,かおりさんの考えは式で表せますか。式をノートに かいてみましょう。

☆記述のポイント!

しんじさん 3800=3000+800 かおりさん 3800=4000ー200 ○しんじさんの式は,黒板に板書して,一緒にノート にかかせておきましょう。 ○「□□が△つぶん」という場面をかけ算の式に表す ことを学習済みなので,ひろきさんの考えも立式す ることが可能です。実態に応じて取り上げることも 考えられます。 ○図を使いながら説明する機会を大切にするために,ペアで交流する時間を設定し,それ ぞれの考え方を,数直線を示しながら順序立てて説明させましょう。 ○全体で式を確かめましょう。 ○ここで扱う「=」は計算結果ではなく,等式の意味であることを押さえましょう。 では,数を変えても,言葉や式で表すことができるか,やって みましょう。 ☆3 3800を2400にかえます。上の3人と同じように,2400を あらわしてみましょう。 (P58) ・2400は2000と400を合わせた数です。 しきは 2400=2000+400 です。 ・2400は3000より600小さい数です。 しきは 2400=3000ー600 です。 ・2400は 100を24こあつめた数です。 ○ 言 葉 と 式 の 両 方 を か か せ る こ と で , 言 葉 と式の関連をつかませましょう。 ○ ま ず , 1 つ の 表 し 方 で 表 し , で き た ら 他 の表し方にも取り組ませましょう。 ○ かけな い児 童に は ,「2400は~」と いう かき出しの部分を示しましょう。 ○大きな数を,千や百のまとまりとみたり,100の何こ分とみたりして表せることや, 式で表すことができることについて確認し,本時のまとめをしましょう。 [ 3 け た の 数 ] 1000までの数の多 様 な 見 方 に つ い て 考 え , 説 明 す る こ とができる。 [大きい数のしくみ] 数の構成を基に,数 の多様な見方につい て考え,表現するこ とができる。

(13)

小学校2年【たし算とひき算 4/4時間】 (東京書籍:新しい算数2下 P73) 【思考の開始】 【思考の取り出し】

「 テ ー プ の 図 で 考 え よ う 」

~ テ ー プ の 図 を か い て , 式 を 立 て る

~ ☆ 本 時 の ね ら い : 加 減 計 算 を 表 し た テ ー プ の 図 を 基 に し て , 加 法 と 減 法 の 相 互 関 係 に つ い て の 理 解 を 確 実 に す る 。 ☆ 本 時 の 工 夫 点 : ① 文 章 題 の 読 み 取 り を 基 に , 順 番 に テ ー プ 図 を か く 活 動 を 行 う 。 ② 友 達 の 考 え の 間 違 い を , テ ー プ 図 を か く こ と に よ っ て 説 明 さ せ る 場 面 を 設 定 す る 。 ○文章問題で,分かっていることや聞かれていることに線を引く学習は,1年生の後半 からは可能だと考えます。ここでは,文章を読む段階で,その学習が身に付いている 前提で学習を展開しています。 ○これまでは,あらかじめかかれているテープ図に数値をかき込むことを学習していま す。本時ではテープ図を初めて自分でかく学習を行います。

☆記述のポイント!

一緒にテープ図をかいてみましょう。問題文の順番に合わせてかいていきます。 問題 テープを何mか買いました。 そのうち,12mつかいました。 まだ8mのこっています。 買ってきたテープは何mですか。 教科書73ページ△1番の問題を読みます。 分 かっ て いる こ とに は 線を 引 きま す。 求めることには波線を引きます。 (テープ図をかく手順) ① ①テープを何mか買いました。 ②12mつかいました。 ② ③8mのこっています。 ③ 買ってきたテープは何mですか。 買ってきた □m 買ってきた □m つかった 12m 買ってきた □m つかった 12m のこり 8m 買ってきたテープ,つまり□はどういう計算をすると求められますか。 自分がかいた図の下に,式と答えをかきましょう。 しき 12+8=20 こたえ 20mかってきた 買ってきた □m つかった 12m のこり 8m ○分かっていることを確認しながら,順番に かいていきましょう。 ○テープの長さについては,ますを指定する 方法もありますが,自分で長さを決める経 験も必要です。

☆学習課題『テープ図をかいてせつめいしよう』

今日は,自分でテープの図をかくことにちょうせんします。

(14)

【思考の深化】 【思考の整理】 ・図をかくと,どんな計算をすればよいのか分かります。 ・何算になるか分かるのがいい。 小1年1月 小2年2月(前時) 本時 小3年1月

本授業アイディア例との関連

小学校:数学的な考え方の評価規準 中学校:数学的な見方や考え方の評価規準 [たし算とひき算] 場 面 を図に 表し て 構 造 をとら え, 立 式 し たり, 説明 し た り するこ とが で きる。 [ずをつかって か ん が え よ う ] 図 を 基 に 自 分 や 他 者 の 考 え を , 式 を 用 い て 説 明 す る こ と が で きる。 次は教科書73ページ△2番の問題を読んで,たいきさんは次のように言っています。 この考えは正しいですか。

☆記述のポイント!

今日は,テープ図を自分でかいてみました。図をかくとどんなところがいいですか。 [たし算とひき算] テ ー プ 図 を 活 用 し て , 加 法 と 減 法 の 相 互 関 係 に つ い て の 理 解 を 深 め る 。 [□を使った式] 未知数を□として式 や図に表し,数量の 関 係 を 的 確 に と ら え,説明することが できる。 問題 きのう,くじを何まいか作りました。 今日,くじを14まい作ったので, ぜんぶで34まいになりました。 きのう作ったくじは何まいですか。 この問題は,「ぜんぶで」という言葉があるので,たし算をすれば こたえが分かります。しきは14+34で,こたえは48まいです ○ ま ず , 問 題 文 を 読 ん で , 分 か っ て い る こ と と 聞 か れ て い る こ と を 確 認 し , 実 線 と 波 線 を引かせましょう。 ○ 「 正 し い 」 か 「 正 し く な い 」 か , ま ず 決 め させましょう。 では,正しいかどうか図をかいて考えてみます。テープの図を自分でかいて 考えてみましょう。 正しくない。 テープの図をかいて考えると, きのうのまいすうをもとめるしきは 34-14になる。 ぜんぶで 34まい きのう □まい きょう14まい ○ か け な い 児 童 に は , 最 初 の テ ー プ 図 の 部 分 を教えて,続きをかかせましょう。 ○ テ ー プ 図 の 数 値 が 上 下 反 対 だ っ た り , 左 右 が反対でも間違いではありません。 ○ 昨 日 と 今 日 の 枚 数 と テ ー プ の 長 さ と の ず れ が あ る 場 合 も 考 え ら れ ま す が , ど う い う 図 が 適 当 か を 全 体 で 簡 単 に 確 認 し ま し ょ う 。 ○全員が図を使って説明する機会をもてるように,ペアで発表させましょう。 ○全体の場でも発表させ,引き算になることを確認し,答えも求めましょう。 ○テープ図は考えるための手立ての1つとして押さえさせましょう。 ○テープ図は線分図や数直線の基礎となります。自分でかく活動を積極的に行わ せましょう。

参照

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