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第9回大阪府下メーンバンク調査

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Academic year: 2021

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©TEIKOKU DATABANK, LTD.

はじめに

北海道拓殖銀行の経営破たん以降、金融機関同士の経営統合・再編は大手銀行が中心になって行わ れてきた。近年は日本銀行のマイナス金利政策による貸出金利低下や人口減少のほか、フィンテック などの技術革新を通じた異業種の金融分野進出による新たな金融競争の発生などにより、地域金融機 関にも業界再編の波が押し寄せている。2 月には三重県を経営地盤とする第三銀行と三重銀行が経営統 合を発表。3 月には近畿で関西アーバン銀行・近畿大阪銀行・みなと銀行の3行がそれぞれ経営統合す ることを発表した。こうしたなかで急速に進展する地域金融機関同士の経営統合では、特に地域の中 小企業に対する金融サービスへの影響も懸念され、企業と金融機関との関係性に変化が生じる可能性 も指摘されている。 帝国データバンク大阪支社では、2017 年 10 月末時点の企業概要ファイル「COSMOS2」に収録されている 大阪府下企業(103,931 社)がメーンバンクと認識している金融機関について抽出し、集計した。なお、調査対 象は全業種全法人で、個人経営も含む。同調査は 2016 年 12 月に続き9回目。

特別企画:第9回大阪府下メーンバンク調査

三菱東京 UFJ が6年連続首位、三井住友は4業種でトップ

~大阪北地区では北おおさか信金が初の首位~

調査結果(要旨)

1.大阪府下メーンバンクは「三菱東京 UFJ 銀行」が6年連続でトップ、「三井住友銀行」が2 位。上位2行がシェアを落とすなか、「りそな銀行」「池田泉州銀行」「北おおさか信金」「関 西アーバン銀行」がシェアを拡大 2.地域別では「三菱東京 UFJ 銀行」が2地区、「三井住友銀行」が 1 地区、「北おおさか信金」 が 1 地区でトップとなり、メガバンク以外が地区トップとなるのは調査開始以来初。各地 区とも、地域金融機関がシェアを伸ばした 3.業種別では、「三井住友銀行」が前回調査から 1 業種増えて4業種でトップ。「三菱東京 UFJ 銀行」は3業種でトップとなった。「建設業」と「不動産業」ではトップ 10 の金融機関す べてで社数が増加した ※ 本調査は「COSMOS2」に収録されている企業のデータであるため、各金融機関がメーンとして取引している実数とは 異なる。また、一企業に複数のメーンがあるケースでは、企業が最上位として認識している金融機関を集計した

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1. 三菱東京 UFJ が6年連続首位も、地銀信金の社数が増加

大阪府下のメーンバンク企業数は、「三菱東京 UFJ 銀行」が 18,893 社(前回比 74 社減)、構成 比は 18.2%(同 0.2 ポイント減)で社数、シェアともに減少したものの、6年連続で首位をキー プした。2位は「三井住友銀行」の 18,805 社(同2社増)、構成比 18.1%(同 0.2 ポイント減) で、社数は横ばいだったものの、シェアを下げる結果となった。3位は「りそな銀行」の 12,051 社(同 251 社増)、構成比 11.6%(同 0.1 ポイント増)であった。「みずほ銀行」は7位で、4,859 社(同 49 社減)、構成比 4.7%(同 0.1 ポイント減)となった。 地方銀行では「近畿大阪銀行」が 7,674 社(構成比 7.4%)で4位を堅持。「池田泉州銀行」は 5,108 社で初めて 5000 社台に乗って6位となった。また、「関西アーバン銀行」は 2,965 社で 10 位。信用金庫では、「大阪シティ信金」が 6,584 社(構成比 6.3%)で5位となり信金トップ。つ いで「大阪信金」「北おおさか信金」が続いた。3金庫とも前回より社数を増加した。上位 10 行 の顔ぶれは大手行4行、地方銀行3行、信用金庫3庫で、顔ぶれの変化はなかった。上位 10 行の シェアは 82.1%で前回比 0.2 ポイント減少した。 順位 金融機関名 社数 構成比(%) 順位 金融機関名 社数 構成比(%) 順位 金融機関名 社数 構成比(%) 1 三菱東京UFJ 18,893 18.2% 33 大同信組 117 0.1% 63 広島 17 -2 三井住友 18,805 18.1% 34 滋賀 109 0.1% グリーン大阪農協 15 -3 りそな 12,051 11.6% 35 京都中央信金 90 0.1% 中京 15 -4 近畿大阪 7,674 7.4% 大阪協栄信組 82 0.1% 大阪北部農協 14 -5 大阪シティ信金 6,584 6.3% 四国 82 0.1% トマト 14 -6 池田泉州 5,108 4.9% 38 伊予 81 0.1% 農林中金 13 -7 みずほ 4,859 4.7% 39 ミレ信組 63 0.1% SBJ 13 -8 大阪信金 4,611 4.4% 40 三井住友信託 57 0.1% 十八 13 -9 北おおさか信金 3,721 3.6% 41 大阪中河内農協 52 0.1% 山口 13 -10 関西アーバン 2,965 2.9% 愛媛 48 - 茨木市農協 12 -11 紀陽 2,342 2.3% 但馬 48 - 播州信金 12 -12 尼崎信金 1,834 1.8% 44 きのくに信金 45 - 福邦 12 -13 永和信金 965 0.9% 45 北国 44 - 静岡 12 -14 京都 868 0.8% 46 中国 43 - 大阪府信連 11 -15 商工中金 725 0.7% 47 日本政策金融公庫 39 - 大分 11 -16 枚方信金 639 0.6% 48 名古屋 38 - 日新信金 10 -17 大阪商工信金 623 0.6% 大阪南農協 37 - 宮崎 10 -18 南都 583 0.6% ジャパンネット 37 - 福岡 10 -19 京都信金 477 0.5% 51 三菱UFJ信託 33 - 住信SBIネット 10 -20 大阪厚生信金 425 0.4% 52 楽天 31 - 高槻市農協 9 -21 阿波 393 0.4% 53 大阪泉州農協 29 - 中央信組 9 -22 大正 327 0.3% いずみの農協 28 - 富山第一 9 -23 のぞみ信組 257 0.2% 福井 28 - 日本政策投資 8 -ゆうちょ 255 0.2% 56 大阪府医師信組 25 - 大阪東部農協 8 -近畿産業信組 255 0.2% 57 高知 21 - 兆豐國際商業 8 -26 北陸 252 0.2% 大阪市農協 20 - 新生 8 -27 みなと 244 0.2% 北河内農協 20 - 百五 8 -28 成協信組 184 0.2% 十六 20 - 横浜 8 -29 第三 175 0.2% 山陰合同 19 - 全信組連 7 -30 徳島 133 0.1% 大垣共立 19 - ハナ 7 -香川 131 0.1% 近畿労金 17 - 鳥取 7 -百十四 131 0.1% 西日本シティ 17 - 未詳 4,434 4.3% 74 78 80 84 87 93 58 61 24 31 42 49 54 66 63 68 70 36

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参考資料

前回メーンバンク調査(2016年12月発表)

順位 金融機関名 社数 構成比(%) 順位 金融機関名 社数 構成比(%) 順位 金融機関名 社数 構成比(%) 1 三菱東京UFJ 18,967 18.4% 34 滋賀 108 0.1% 十八 14 -2 三井住友 18,803 18.3% 35 伊予 87 0.1% 西日本シティ 14 -3 りそな 11,800 11.5% 36 京都中央信金 81 0.1% SBJ 14 -4 近畿大阪 7,614 7.4% 37 大阪協栄信組 80 0.1% トマト 14 -5 大阪シティ信金 6,553 6.4% 38 四国 78 0.1% 大阪北部農協 14 -6 池田泉州 4,957 4.8% 39 三井住友信託 61 0.1% グリーン大阪農協 14 -7 みずほ 4,908 4.8% 40 ミレ信組 59 0.1% 山口 13 -8 大阪信金 4,529 4.4% 愛媛 50 - 福邦 13 -9 北おおさか信金 3,577 3.5% 大阪中河内農協 50 - 静岡 12 -10 関西アーバン 2,900 2.8% 43 但馬 48 - 播州信金 12 -11 紀陽 2,290 2.2% 44 北国 47 - 日新信金 12 -12 尼崎信金 1,768 1.7% 45 きのくに信金 46 - 農林中金 12 -13 永和信金 936 0.9% 46 名古屋 41 - 茨木市農協 12 -14 京都 819 0.8% 47 三菱UFJ信託 40 - 79 富山第一 11 -15 商工中金 701 0.7% 48 中国 36 - 福岡 10 -16 大阪商工信金 607 0.6% 大阪南農協 34 - 大分 10 -17 枚方信金 605 0.6% 日本政策金融公庫 34 - 宮崎 10 -18 南都 550 0.5% 大阪泉州農協 30 - 大阪府信連 10 -19 京都信金 454 0.4% いずみの農協 30 - 日本政策投資 10 -20 大阪厚生信金 423 0.4% 53 ジャパンネット 27 - 兆豐國際商業 9 -21 阿波 381 0.4% 54 福井 26 - 中央信組 9 -22 大正 324 0.3% 55 大阪府医師信組 24 - 高槻市農協 9 -23 北陸 273 0.3% 56 楽天 23 - 百五 8 -24 みなと 248 0.2% 57 高知 21 - ハナ 8 -25 のぞみ信組 244 0.2% 大垣共立 19 - 大阪東部農協 8 -26 近畿産業信組 242 0.2% 十六 19 - みずほ信託 7 -27 ゆうちょ 226 0.2% 山陰合同 18 - 新生 7 -28 成協信組 185 0.2% 近畿労金 18 - 印度 7 -29 第三 170 0.2% 北河内農協 18 - 神戸信金 7 -30 百十四 132 0.1% 大阪市農協 18 - 兵庫信金 7 -31 徳島 128 0.1% 64 広島 17 - 大阪貯蓄信組 7 -32 香川 127 0.1% 65 中京 15 - 未詳 4,546 4.4% 33 大同信組 111 0.1% 51 58 60 66 72 74 80 85 88 91 41 49

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2.地域別ランキング

地域別では、大阪府下を①大阪市内②大阪北③大阪東④大阪南の4ブロックに分別した。(注1)

① 大阪市内地区

大阪市内地区に本社を置く企業のメーン バンクを見てみると、1 位「三菱東京 UFJ 銀 行」と2位「三井住友銀行」、6位「みずほ 銀行」の3メガバンクは社数、構成比ともに 減少した。3位「りそな銀行」は前回から 117 社増加した。 また、5位の「大阪シティ信金」は、社数、 シェアともに伸ばし順位をひとつ上げた。7 位「大阪信金」、8位「関西アーバン銀行」 10 位「池田泉州銀行」、11 位「尼崎信金」は シェアをそれぞれ 0.1 ポイント伸ばした。 メガバンクがシェアを下げるなか、りそな 銀行や地銀、信金など地域密着型の地元金融 機関が社数やシェアを伸ばす結果となった。

②大阪北地区

大阪北地区では、1位は「北おおさか信金」 (2,094 社、構成比 16.7%)で前回2位から ランクアップし初の首位。地区別では調査開 始以来、初めてメガバンク以外が首位となっ た。2位は「三井住友銀行」(2,012 社、同 16.0%)、3位は「三菱東京 UFJ 銀行」(1874 社、同 14.9%)で、メガバンクとも社数は伸 ばしたものの、シェアを落とす結果となった。 メガバンクがシェアを減らすなか、4位以 下では、「りそな銀行」「京都銀行」「大阪信 金」「商工中金」「京都中央信金」がそれぞれ 0.1 ポイントシェアを伸ばした。 順位 前回順位 金融機関名 社数 構成比(%) 1 (1) 三菱東京UFJ 11,387 21.9% 2 (2) 三井住友 10,764 20.7% 3 (3) りそな 6,694 12.9% 4 (4) 近畿大阪 3,450 6.6% 5 (6) 大阪シティ信金 3,159 6.1% 6 (5) みずほ 3,121 6.0% 7 (7) 大阪信金 1,950 3.8% 8 (8) 関西アーバン 1,405 2.7% 9 (9) 北おおさか信金 1,219 2.3% 10 (10) 池田泉州 1,126 2.2% 11 (11) 尼崎信金 919 1.8% 12 (12) 永和信金 648 1.2% 13 (13) 商工中金 345 0.7% 14 (14) 紀陽 336 0.6% 15 (15) 大阪商工信金 319 0.6% 16 (16) 大阪厚生信金 237 0.5% 17 (17) 阿波 229 0.4% 18 (19) みなと 193 0.4% 19 (18) 北陸 185 0.4% 20 (20) 近畿産業信組 166 0.3% 順位 前回順位 金融機関名 社数 構成比(%) 1 (2) 北おおさか信金 2,094 16.7% 2 (1) 三井住友 2,012 16.0% 3 (3) 三菱東京UFJ 1,874 14.9% 4 (4) りそな 1,298 10.3% 5 (5) 池田泉州 1,231 9.8% 6 (6) 近畿大阪 810 6.5% 7(7) みずほ 483 3.8% 8 (8) 尼崎信金 441 3.5% 9 (9) 関西アーバン 396 3.2% 10 (10) 京都 224 1.8% 11 (11) 大阪信金 175 1.4% 12 (12) 大阪シティ信金 120 1.0% 13 (13) 京都信金 93 0.7% 14 (14) 商工中金 59 0.5% 15 (15) 京都中央信金 45 0.4% 16 (15) ゆうちょ 35 0.3% 17(17) みなと 33 0.3% 18 (18) のぞみ信組 28 0.2%

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③大阪東地区

大阪市内に続き企業数が多い大阪東地区 では、1位「三菱東京 UFJ 銀行」、2位「三 井住友銀行」で、両行とも社数は伸ばしたも のの、シェアは減少した。3位の「大阪シテ ィ信金」は社数、シェアともに前回調査比で 減少した。 また、4位「近畿大阪銀行」が前回調査比 35 社伸ばし、シェアを上げた。8位「枚方信 金」と 10 位「京都銀行」もシェアを伸ばし た。11 位以下では、「北おおさか信金」「池田 泉州銀行」がともにシェアを拡大、14 位の「南 都銀行」もシェアを拡大し、順位を2つ上げ た。前回調査から上位 20 行の顔ぶれに変化 はなかったが、この地区で拡大路線を進める 地銀、信金が見られ、他地区に比べて金融機 関の競争が激しいことがうかがえる。

④大阪南地区

大阪南地区では、前回調査から 16 位までの 順位に変化はなく、1 位は「三井住友銀行」、 2位は「三菱東京 UFJ 銀行」となった。3位 は「池田泉州銀行」で前回調査比 55 社増加、 構成比も 0.1 ポイント拡大し、前回調査に続 き社数、シェアを伸ばした。4位の「りそな 銀行」も前回調査から 90 社を伸ばし、構成比 も 0.3 ポイント拡大、大阪に本店を置く銀行 が強みを見せた。 11 位以下では、13 位の「南都銀行」と 14 位の「成協信組」が社数、シェアを伸ばし、 存在感を見せた。20 位にはランク外から「大 正銀行」がランクインした。 順位 前回順位 金融機関名 社数 構成比(%) 1 (1) 三菱東京UFJ 3,163 15.2% 2 (2) 三井住友 3,010 14.5% 3 (3) 大阪シティ信金 2,785 13.4% 4 (4) 近畿大阪 2,055 9.9% 5 (5) りそな 1,888 9.1% 6 (6) みずほ 881 4.2% 7(7) 関西アーバン 833 4.0% 8 (8) 枚方信金 611 2.9% 9 (9) 大阪信金 572 2.8% 10 (10) 京都 490 2.4% 11 (11) 北おおさか信金 394 1.9% 12 (12) 池田泉州 386 1.9% 13 (13) 京都信金 363 1.7% 14 (16) 南都 264 1.3% 15 (14) 大阪商工信金 260 1.3% 16 (15) 永和信金 255 1.2% 17(17) 紀陽 187 0.9% 18 (18) 尼崎信金 168 0.8% 19 (19) 大正 138 0.7% 20 (20) 商工中金 135 0.6% 順位 前回順位 金融機関名 社数 構成比(%) 1 (1) 三井住友 3,019 16.2% 2 (2) 三菱東京UFJ 2,469 13.2% 3 (3) 池田泉州 2,365 12.7% 4 (4) りそな 2,171 11.6% 5 (5) 大阪信金 1,914 10.3% 6 (6) 紀陽 1,806 9.7% 7(7) 近畿大阪 1,359 7.3% 8 (8) 大阪シティ信金 520 2.8% 9 (9) みずほ 374 2.0% 10 (10) 関西アーバン 331 1.8% 11 (11) 尼崎信金 306 1.6% 12 (12) 商工中金 186 1.0% 13 (13) 南都 179 1.0% 14 (14) 成協信組 123 0.7% 15 (15) 阿波 78 0.4% 16 (16) 第三 68 0.4% (17) 徳島 56 0.3% (18) ゆうちょ 56 0.3% 19 (20) 永和信金 53 0.3% 20 - 大正 49 0.3% 17

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3. 業種別ランキング

①建設業

建設業では、1 位は「三井住友銀行」(4,322 社、構成比 16.4%)で2位は「三菱東京 UFJ 銀行」。「りそな銀行」は前回調査から 159 社増 加し、3 位に返り咲いた。前回8位だった「北 おおさか信金」は前回調査から 102 社増でシェ アを伸ばし7位。10 位には「紀陽銀行」がラ ンクインした。シェアの増減はあるものの、3 回連続で上位 10 行すべてが社数を伸ばす結果 となった。

②製造業

製造業では、1位「三菱東京 UFJ 銀行」、2 位「三井住友銀行」、4位「りそな銀行」、6位 「みずほ銀行」は順位こそ変わらないもの、構 成比、社数ともに減らす結果となった。大手行 がシェアを落とすなか、7位から 10 位までの 4行で社数が増加、7位「大阪信金」と 10 位 「紀陽銀行」はシェアも拡大した。

③卸売業

卸売業では、前回調査同様1位から4位は大 手行が独占したものの、その中で唯一「りそな 銀行」だけが社数、シェアを伸ばした。 メガバンクが社数減となる中、7位「池田泉 州銀行」と9位「北おおさか信金」は社数、シ ェアともに伸ばした。上位 10 行のうち、6 行 が社数減となり、メーンバンクの分散化が見ら れた。 順位 前回順位 金融機関名 社数 構成比(%) 1 (1) 三井住友 4,322 16.4% 2 (2) 三菱東京UFJ 4,024 15.3% 3 (4) りそな 2,912 11.1% 4 (3) 近畿大阪 2,861 10.9% 5 (5) 大阪シティ信金 1,780 6.8% 6 (6) 池田泉州 1,666 6.3% 7 (8) 北おおさか信金 1,612 6.1% 8 (7) 大阪信金 1,603 6.1% 9 (9) 関西アーバン 1,129 4.3% 10 - 紀陽 752 2.9% 順位 前回順位 金融機関名 社数 構成比(%) 1 (1) 三菱東京UFJ 2,623 17.2% 2 (2) 三井住友 2,581 16.9% 3 (3) 大阪シティ信金 1,897 12.4% 4 (4) りそな 1,547 10.1% 5 (5) 近畿大阪 1,038 6.8% 6 (6) みずほ 811 5.3% 7 (7) 大阪信金 771 5.1% 8 (8) 池田泉州 692 4.5% 9 (9) 北おおさか信金 506 3.3% 10 (10) 紀陽 377 2.5% 順位 前回順位 金融機関名 社数 構成比(%) 1 (1) 三菱東京UFJ 4,296 22.4% 2 (2) 三井住友 3,776 19.7% 3 (3) りそな 2,422 12.7% 4 (4) みずほ 1,379 7.2% 5 (5) 大阪シティ信金 1,278 6.7% 6 (6) 近畿大阪 1,254 6.6% 7 (7) 池田泉州 802 4.2% 8 (8) 大阪信金 676 3.5% 9 (9) 北おおさか信金 435 2.3% 10 (10) 尼崎信金 353 1.8%

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④小売業

小売業では、3年ぶりに「三井住友銀行」が 首位に返り咲き、前回首位の「三菱東京 UFJ 銀行」が2位となった。 「北おおさか信金」を除く9行で社数が減少 する結果となり、シェアを伸ばしたのは、「三 井住友銀行」と「北おおさか信金」のみとなっ た。小売業は全体の社数が減少していることか ら、上位 10 行でも社数は伸び悩む結果となっ た。

⑤不動産業

不動産業では、1位は「三井住友銀行」で 9回連続首位となり、2位に「三菱東京 UFJ 銀行」が続いた。前回と顔ぶれ、順位ともに 変化はなかった。 前回調査から上位 10 行すべてで社数が増 加しており、各行の積極的な姿勢がうかがえ る。特に3位「りそな銀行」は 35 社、7位「大 阪信金」は 22 社それぞれ増加し、存在感を見 せた。

⑥運輸・通信業

運輸・通信業では、前回調査から顔ぶれは 変わらないものの、上位2行がそれぞれシェ アを落とした。また、3位「りそな銀行」と 4位「大阪シティ信金」10 位「商工中金」の 3行はそれぞれ構成比が前回調査比 0.2 ポイ ント増となり、シェアを拡大した。また、「大 阪シティ信金」は前回5位からひとつ順位を 上げた。 順位 前回順位 金融機関名 社数 構成比(%) 1 (2) 三井住友 1,539 19.0% 2 (1) 三菱東京UFJ 1,515 18.7% 3 (3) りそな 903 11.1% 4 (4) 近畿大阪 680 8.4% 5 (5) 池田泉州 530 6.5% 6 (6) みずほ 433 5.3% 7 (7) 大阪シティ信金 373 4.6% 8 (8) 大阪信金 353 4.4% 9 (9) 北おおさか信金 291 3.6% 10 (10) 紀陽 262 3.2% 順位 前回順位 金融機関名 社数 構成比(%) 1 (1) 三井住友 812 20.8% 2 (2) 三菱東京UFJ 687 17.6% 3 (3) りそな 460 11.8% 4 (5) 大阪シティ信金 260 6.7% 5 (4) 近畿大阪 239 6.1% 6 (6) 大阪信金 212 5.4% 7 (7) みずほ 176 4.5% 8 (8) 池田泉州 176 4.5% 9 (9) 北おおさか信金 129 3.3% 10 (10) 商工中金 116 3.0% 順位 前回順位 金融機関名 社数 構成比(%) 1 (1) 三井住友 1,521 18.1% 2 (2) 三菱東京UFJ 1,412 16.8% 3 (3) りそな 930 11.1% 4 (4) 関西アーバン 508 6.0% 5 (5) 近畿大阪 487 5.8% 6 (6) みずほ 377 4.5% 7 (7) 大阪信金 352 4.2% 8 (8) 池田泉州 309 3.7% 9 (9) 大阪シティ信金 298 3.5% 10 (10) 北おおさか信金 291 3.5%

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⑦サービス

サービス業では、首位「三菱東京 UFJ 銀行」、 2位「三井住友銀行」、3位「りそな銀行」の 上位3行がそれぞれ社数を伸ばした。 5位の「池田泉州銀行」は社数、構成比とも に伸ばし、順位をひとつ上げた。上位 10 行の 顔ぶれに変化はなかったが、8 行で社数を伸ば す結果となった。

4. まとめ

調査開始以降、大阪府下のメーンバンクは上位2行のメガバンクが高いシェアを維持している が近年では、地方銀行や信用金庫などの地域金融機関がシェアを拡大し、今年もその傾向は続い ている。地区別でみると、大阪北地区では「北おおさか信金」がメガバンク以外では初めて地区 トップとなるなど信金勢も存在感を示している。また、業種別でみると、「建設業」や「不動産業」 では上位 10 行すべてで社数が増加する一方、「小売業」では上位 10 行中 9 行で社数が減少するな ど業種間の差異が鮮明となった。 2017 年 5 月に金融庁が実施した企業向けアンケートでは、経営上の課題をよく聞いてくれる地 銀ほど、利回りの低下幅が緩やかとなる傾向が明らかとなった。今後も、「地域密着型金融(リレ ーションシップバンキング)」の役割が金融機関に対して一層求められるなか、こうした取引企業 のニーズに応えられる金融機関こそ「メーンバンク」として選ばれる可能性が高くなるだろう。 (*注1) 大阪府下の地域別は、①大阪市内地区(大阪市内 24 区)②大阪北地区(豊中市、池田市、吹田市、高槻市、茨木市、箕面市、 摂津市、三島郡、豊能郡)③大阪東地区(守口市、枚方市、八尾市、寝屋川市、大東市、柏原市、門真市、東大阪市、四條畷市、 交野市)④大阪南地区(堺市内7区、岸和田市、泉大津市、貝塚市、泉佐野市、富田林市、河内長野市、松原市、和泉市、羽曳 野市、高石市、藤井寺市、泉南市、大阪狭山市、阪南市、泉北郡、泉南郡、南河内郡)の 4 ブロックに分別。 当レポートの著作権は株式会社帝国データバンクに帰属します。 当レポートはプレスリリース用資料として作成しております。報道目的以外の利用につきましては、著作権法 【内容に関する問い合わせ先】 株式会社帝国データバンク 大阪支社 担当:白濵 TEL 06-6441-3100 FAX 06-6445-9532 順位 前回順位 金融機関名 社数 構成比(%) 1 (1) 三菱東京UFJ 4,146 18.8% 2 (2) 三井住友 4,100 18.6% 3 (3) りそな 2,781 12.6% 4 (4) 近畿大阪 1,079 4.9% 5 (6) 池田泉州 898 4.1% 6 (5) みずほ 888 4.0% 7 (7) 大阪シティ信金 684 3.1% 8 (8) 大阪信金 633 2.9% 9 (9) 北おおさか信金 448 2.0% 10 (10) 関西アーバン 422 1.9%

参照

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