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Oracle Internet Application Server 8i 概要 , リリース 1.0

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Oracle Internet Application Server 8i

概要

リリース 1.0

2000年 9 月 部品番号 : J02071-01

(2)

Oracle Internet Application Server 8i 概要 , リリース 1.0 部品番号: J02071-01

原本名:Oracle Internet Application Server 8i Overview Guide, Release 1.0.1 原本部品番号:A83707-02

原本著者:Janice Nygard, Laurel Hale

原本協力者:Sanjay Singh, Priya Darshane, Francisco Abedrabbo, Jeremy Lizt, Matthieu Devin, Sheryl Maring, Christopher Barron, Mike Boros, Juliana Button, Steve Button, Florence Chatzigianis, Jay Daughterty, Rakesh Dhoopar, Moe Fardoost, Marie Goodell, Helen Grembowicz, Pat Hinkley, Scott Howley, Pushkar Kapasi, Nick Kritikos, William Lankenau, Kai Li, Karen Masterson, Andrew Mendelsohn, Eduardo Mendez, Paul Narth, Gilbert Pascal, Julia Pond, Beth Roeser, John Russell, David M. J. Saslav, Mark Scardina, Tejas Shah, Ingrid Snedecor, Rao Vasireddy, Yaqing Wang, Brian Wright

Copyright © 1999, Oracle Corporation. All rights reserved. Printed in Japan. 制限付権利の説明 プログラム(ソフトウェアおよびドキュメントを含む)の使用、複製または開示は、オラクル社との契 約に記された制約条件に従うものとします。著作権、特許権およびその他の知的財産権に関する法律に より保護されています。 当プログラムのリバース・エンジニアリング等は禁止されております。 このドキュメントの情報は、予告なしに変更されることがあります。オラクル社は本ドキュメントの無 謬性を保証しません。 * オラクル社とは、Oracle Corporation(米国オラクル)または日本オラクル株式会社(日本オラクル) を指します。 危険な用途への使用について オラクル社製品は、原子力、航空産業、大量輸送、医療あるいはその他の危険が伴うアプリケーション を用途として開発されておりません。オラクル社製品を上述のようなアプリケーションに使用すること についての安全確保は、顧客各位の責任と費用により行ってください。万一かかる用途での使用により クレームや損害が発生いたしましても、日本オラクル株式会社と開発元であるOracle Corporation(米 国オラクル)およびその関連会社は一切責任を負いかねます。 当プログラムを米国国防総省の米国政府 機関に提供する際には、『Restricted Rights』と共に提供してください。この場合次の Notice が適用され ます。

Restricted Rights Notice

Programs delivered subject to the DOD FAR Supplement are "commercial computer software" and use, duplication, and disclosure of the Programs, including documentation, shall be subject to the licensing restrictions set forth in the applicable Oracle license agreement. Otherwise, Programs delivered subject to the Federal Acquisition Regulations are "restricted computer software" and use, duplication, and disclosure of the Programs shall be subject to the restrictions in FAR 52.227-19, Commercial Computer Software - Restricted Rights (June, 1987). Oracle Corporation, 500 Oracle Parkway, Redwood City, CA 94065.

このドキュメントに記載されているその他の会社名および製品名は、あくまでその製品および会社を識 別する目的にのみ使用されており、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

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目次

目次

目次

目次

はじめに

はじめに

はじめに

はじめに

... vii

1

概要

概要

概要

概要

e-business 展開を支える展開を支える展開を支える展開を支えるOracle Internet Application Server ... 1-1 Oracle のソリューション : Oracle Internet Platform ... 1-2

Oracle Internet Application Server の概要の概要の概要の概要 ... 1-3 コンテンツの公開 ... 1-3 トランザクション型アプリケーションの実行 ... 1-4

Oracle Internet Application Server のアーキテクチャのアーキテクチャのアーキテクチャのアーキテクチャ ... 1-6 2 層および 3 層コンピューティング・モデル ... 1-6 2 層コンピューティング・モデル ... 1-6 3 層コンピューティング・モデル ... 1-7 Oracle Internet Application Server 8i ... 1-8 使用可能なバージョン 使用可能なバージョン使用可能なバージョン 使用可能なバージョン ... 1-9 サポートされているテクノロジとプログラミング言語 サポートされているテクノロジとプログラミング言語サポートされているテクノロジとプログラミング言語 サポートされているテクノロジとプログラミング言語 ... 1-10

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Apache JServ ... 2-6 OracleJSP (JavaServer Pages) ... 2-6 Oracle PL/SQL Server Pages(PSP) ... 2-7 Perl インタプリタ ... 2-8 Oracle Portal(以前の Oracle WebDB) ... 2-8 Web サイトおよびポータルの作成と管理 ... 2-8 ビジネス・ロジック・サービス

ビジネス・ロジック・サービスビジネス・ロジック・サービス

ビジネス・ロジック・サービス ... 2-9 Oracle BC4J(Business Components for Java) ... 2-10 Oracle8i JVM ... 2-10 Oracle8i PLSQL ... 2-11 Oracle Forms Services ... 2-11 Oracle Reports Services ... 2-12 Oracle Discoverer 3i Viewer ... 2-12 アーキテクチャの概要 ... 2-13 Workbook のアクセス可能性 ... 2-13 データ管理サービス データ管理サービスデータ管理サービス データ管理サービス ... 2-14 Oracle8i Cache ... 2-15 Oracle8i Cache の使用が適するケース ... 2-15 パフォーマンスとスケーラビリティに関する利点 ... 2-15 開発者キット 開発者キット開発者キット 開発者キット ... 2-16 Oracle Database Client Developer’s Kit ... 2-17 Oracle Java Messaging Service(JMS) Toolkit ... 2-17 Oracle SQLJ Translator ... 2-18 Oracle Java Database Connectivity(JDBC)ドライバ ... 2-19 Oracle XML Developer’s Kit ... 2-20 Oracle LDAP Developer’s Kit ... 2-21 システム・サービス

システム・サービスシステム・サービス

システム・サービス ... 2-23 Oracle Enterprise Manager ... 2-24 Oracle Advanced Security ... 2-26 ネットワーク・セキュリティ ... 2-26 エンタープライズ・ユーザー・セキュリティ ... 2-27

3

Oracle Internet Application Server

のアプリケーション開発

のアプリケーション開発

のアプリケーション開発

のアプリケーション開発

コンテンツの公開

コンテンツの公開コンテンツの公開

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Perl スクリプト ... 3-3 XML ... 3-4 サーブレット ... 3-5 JavaServer Pages ... 3-7 PL/SQL Server Pages ... 3-9 Oracle Reports Services ... 3-12 ビジネス・ロジック

ビジネス・ロジックビジネス・ロジック

ビジネス・ロジック ... 3-15 Java サーブレット、アプリケーションおよび Enterprise JavaBeans ... 3-15 Oracle Forms Services ... 3-19

索引

索引

索引

索引

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はじめに

はじめに

はじめに

はじめに

対象読者

対象読者

対象読者

対象読者

このマニュアルは、Oracle Internet Application Server の一般読者向けの概要です。

前提

前提

前提

前提

このマニュアルは、読者にアプリケーション・サーバー、Web サーバーおよびデータベース 駆動型のWeb サイトに関する一般知識があることを前提としています。また、中間層環境 で使用されるテクノロジおよびプログラミング言語に関する知識も前提としています。

このガイドの編成

このガイドの編成

このガイドの編成

このガイドの編成

このマニュアルの各章の内容は、次のとおりです。 はじめに このマニュアルの概要と表記規則を説明し、この製品に関する追加 情報を提示しています。

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関連ドキュメント

関連ドキュメント

関連ドキュメント

関連ドキュメント

■ 『Oracle Internet Application Server 8i Oracle Application Server からの移行』 ■ 『Oracle Internet Application Server 8i 概要』

■ 『Oracle Internet Application Server 8i インストレーション・ガイド』 ■ 『Oracle Internet Application Server 8i mod_plsql の使用』

マニュアルの表記規則

マニュアルの表記規則

マニュアルの表記規則

マニュアルの表記規則

次に、このマニュアルで使用される表記規則を示します。 表記規則 表記規則 表記規則 表記規則 例例例例 説明説明説明説明 太字 tnsnames.ora runInstaller www.oracle.com ファイル名、 ユーティリティ、 プロセス、 およびURL を表します。 斜体 file1 テキスト内の可変部分を表します。このプレー スホルダを特定の値や文字列に置き換えます。 山カッコ <filename> コード内の可変部分を表します。このプレース ホルダを特定の値や文字列に置き換えます。 固定幅フォント owsctl start wrb 表示どおりに入力するテキスト。ファンクショ ン(関数)にも使用します。 大カッコ [-c string] [on|off] オプション項目を表します。 オプション項目の選択肢がそれぞれ垂直バー (|)で区切って示され、その中のいずれか 1 つ を選択できます。 中カッコ {yes|no} 必須項目の選択肢が垂直バー(|)で区切って 示されます。 省略記号 n,... その前の項目を何回でも繰り返すことができる ことを表します。

(9)

1

概要

概要

概要

概要

この章では、Oracle Internet Application Server の概要、使用方法およびサポートしている テクノロジについて説明します。

内容

内容

内容

内容

■ e-business 展開を支える Oracle Internet Application Server

■ Oracle Internet Application Server の概要

■ Oracle Internet Application Server のアーキテクチャ

■ 使用可能なバージョン

■ サポートされているテクノロジとプログラミング言語

e-business

e-business

e-business

e-business

展開を支える

展開を支える Oracle Internet Application Server

展開を支える

展開を支える

Oracle Internet Application Server

Oracle Internet Application Server

Oracle Internet Application Server

e-business への参入は、ビジネス成功の一要素です。電子商取引への参加が決まったら、通 常、最初のステップは、自社のWeb サイトを作成して公開することです。この時点の Web

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e-business展開を支える Oracle Internet Application Server わせて、ご使用のインターネット・インフラストラクチャがその成長をサポートしている必 要があります。ビジネスとともに成長するようなインフラストラクチャ、つまり、小規模か ら開始でき、顧客および従業員数の増加をサポート可能なインフラストラクチャが理想で す。開始時に正しいテクノロジを選択すれば、事業拡張の際、テクノロジを変更する必要は ありません。

Oracle

Oracle

Oracle

Oracle

のソリューション

のソリューション : Oracle Internet Platform

のソリューション

のソリューション

: Oracle Internet Platform

: Oracle Internet Platform

: Oracle Internet Platform

Oracle Internet Platform は、インターネット上でのビジネス運営に必要な e-business アプリ ケーションの作成および配布を容易にする開発、運用および管理の統合ツールを提供しま す。Oracle Internet Platform は Oracle Internet Application Server および Oracle8i で構成さ れており、次のことが可能です。 ■ すべてのアプリケーションの実行 ■ すべてのデータの管理 ■ インターネットおよびイントラネット・ポータルの運用 すべてのアプリケーションの実行 すべてのアプリケーションの実行すべてのアプリケーションの実行

すべてのアプリケーションの実行 Oracle Internet Application Server では、新しく開発した Java ベースのプログラム、または既存のアプリケーションに関わらず、すべてのトランザク ション型アプリケーションおよびビジネス・インテリジェンス・アプリケーションをサポー トします。

すべてのデータの管理 すべてのデータの管理すべてのデータの管理

すべてのデータの管理 Oracle Internet Application Server は、Oracle8i とシームレスに統合 されているため、リレーショナル・データ、ビジネス・ドキュメントおよびマルチメディ ア・ファイルを含め、すべてのデータを管理できます。Oracle Internet Application Server に含まれているOracle8i Cache により、ユーザーは今までにないスピードでデータにアクセ スできます。(Oracle8i Cache の詳細は、2-14 ページの「データ管理サービス」を参照して ください。)

インターネットおよびイントラネット・ポータルの運用 インターネットおよびイントラネット・ポータルの運用インターネットおよびイントラネット・ポータルの運用

インターネットおよびイントラネット・ポータルの運用 Oracle Internet Application Server を使用して、ポータルを運用できます。これにより、従業員および顧客にアプリケーション および情報をシングル・ビューでわかりやすく提示し、シングル・サインオンの利便性を提 供できます。ポータルにより、一貫性のあるルック・アンド・フィールおよびナビゲーショ ンを持つインタフェースがユーザーに提供されるため、ユーザーは短期間でインタフェース を習得でき、生産性を向上できます。さらに、ポータルを使用すると、セルフサービスによ るコンテンツの送信を設定でき、Web サイトのメンテナンスが必要なくなります。

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Oracle Internet Application Serverの概要

Oracle Internet Application Server

Oracle Internet Application Server

Oracle Internet Application Server

Oracle Internet Application Server

の概要

の概要

の概要

の概要

Oracle Internet Application Server は、信頼性、拡張性および安全性の高い中間層のアプリ ケーション・サーバーで、e-business 展開をサポートするように設計されています。これを 使用することにより、Web コンテンツの配信、Web アプリケーションの運営、トランザク ション処理が可能で、これらのサービスがあらゆるクライアント・ブラウザからアクセス可 能になります。ユーザーは、情報へのアクセス、ビジネス分析の実行、インターネット上ま たは企業内外のイントラネット上でのビジネス・アプリケーションの実行が可能です。 Oracle Internet Application Server を使用すると、次のことが可能です。

■ コンテンツの公開

■ トランザクション型アプリケーションの実行

コンテンツの公開

コンテンツの公開

コンテンツの公開

コンテンツの公開

Oracle Internet Application Server では、インターネットまたは内部および外部イントラ ネット上で、Web コンテンツを次の形式で配信できます。 ■ 静的Web ページ ■ 動的Web ページ ■ ビジネス・ドキュメント ■ ビジネス・インテリジェンス 静的 静的静的

静的 WebWebWebWebページページページページ Oracle Internet Application Server は、Apache Web サーバーの定評のある テクノロジを使用して、HTML ページ、XML データおよびテキスト・ファイルなどの静的 コンテンツを配信します。Oracle HTTP Server の Web リスナーは、優れたパフォーマンス、 信頼性および安定性のもとで、静的コンテンツを迅速に大規模ユーザーに配信します。 動的

動的動的

動的 WebWebWebWebページページページページ Oracle HTTP Server モジュールおよび Oracle HTTP Server コンポーネント に含まれている多数のApache モジュールにより、Oracle Internet Application Server では、

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Oracle Internet Application Serverの概要

ビジネス・インテリジェンス ビジネス・インテリジェンスビジネス・インテリジェンス

ビジネス・インテリジェンス ご自分の e-business の日々の動向を知るために、Oracle Internet Application Server を使用して、Web 上または企業のイントラネット上でビジネ ス・インテリジェンスを運用および共有することが可能です。

Reports Services を使用して、Oracle8i から直接データを取得するレポートを自分で仕

様に合わせて定義し、発行できます。

Forms Services により、クライアント・ブラウザはダウンロードされたアプレットを使

用して、ビジネス分析を実行してその結果をクライアント・ブラウザに配信するForms ベースのアプリケーションにアクセスできます。

Discoverer 3i Viewer を使用して、Discoverer Workbook の表示が可能です。

Discoverer Workbook により、非定型の問合せ、what-if 分析および高度な分析と予測 機能が提供されます。

トランザクション型アプリケーションの実行

トランザクション型アプリケーションの実行

トランザクション型アプリケーションの実行

トランザクション型アプリケーションの実行

Oracle Internet Application Server では、状態を保持しないトランザクション型の Web アプ リケーションおよび状態を保持するトランザクション型のWeb アプリケーションの両方を サポートしています。状態を保持しないアプリケーションは、環境内に状態情報を保持しま せん。ただし、データベースまたはブラウザなどの持続記憶域に状態情報を保持する場合が あります。たとえば、ブラウザのCookie にユーザーのショッピング・カートの内容を格納 するようなショッピング・カート・プログラムは、状態を保持しないアプリケーションで す。ユーザーがアプリケーションに要求を送信するたびに、ブラウザによりURL および Cookie の両方が送信されます。アプリケーション自体で、後続のクライアント・コール間 でユーザーのショッピング・カートを追跡する必要はありません。これは、CGI スクリプ ト、状態を保持しないJava サーブレット、またはその他の様々な方法でインプリメント可 能です。 一方、状態を保持するアプリケーションは、後続のクライアント・コール間でセッションの 状態情報を実行時環境内に保持します。前述の例のショッピング・カート・アプリケーショ ンが状態を保持する場合、ユーザーのショッピング・カートの内容を毎回クライアントのブ ラウザに送信するかわりに、アプリケーション自体がこの情報を追跡します。たとえば、 Java サーブレットは、各ユーザー・セッション固有の HttpSession オブジェクトに状態情報 を付加することにより、セッションの状態を保持します。ユーザーがサーバーに対して新し いHTTP リクエストを発行するたびに、サーバーはリクエストをそのユーザーの HttpSession オブジェクトに関連付けます。 トランザクション型アプリケーションの開発モデルの詳細は、3-15 ページの「ビジネス・ロ ジック」を参照してください。

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Oracle Internet Application Serverの概要

図1-1に、Oracle Internet Application Server のサービスおよび要素を示します。これらの サービスおよび要素の説明は、第2 章「Oracle Internet Application Server のサービス」を 参照してください。

図 図図

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Oracle Internet Application Serverのアーキテクチャ

Oracle Internet Application Server

Oracle Internet Application Server

Oracle Internet Application Server

Oracle Internet Application Server

のアーキテクチャ

のアーキテクチャ

のアーキテクチャ

のアーキテクチャ

Oracle Internet Application Server は、拡張性および信頼性を実現するために、分散環境で インプリメント可能なサービスのセットで構成されています。次の各項で、Oracle Internet Application Server のアーキテクチャの概要を説明します。

2

22

2

層および

層および 3333 層コンピューティング・モデル

層および

層および

層コンピューティング・モデル

層コンピューティング・モデル

層コンピューティング・モデル

一般的にクライアント/ サーバー・コンピューティング・アーキテクチャは、アプリケー ション・ロジックがクライアントとサーバーの間でどのように分散されるかによって、2 つ 以上の層を持つものとされています。クライアント/ サーバー・アーキテクチャでは、最低 限クライアント層とサーバー層が必要です。Oracle のインターネット・コンピューティン グ・モデルは複数層のコンピューティング・モデルに基づいており、Oracle Internet Application Server は中間層またはアプリケーション・サーバー層として機能します。

2

22

2

層コンピューティング・モデル

層コンピューティング・モデル

層コンピューティング・モデル

層コンピューティング・モデル

従来のデータベース・クライアント/ サーバー・アーキテクチャは、2 層コンピューティン グ・モデルに基づいています。このモデルは、クライアント層とデータベース・サーバー層 で構成されています(図1-2を参照)。処理タスクとアプリケーション・ロジックは、データ ベース・サーバーとクライアントによって共有されます。 図 図図 図 1-2 2 層コンピューティング・モデル層コンピューティング・モデル層コンピューティング・モデル層コンピューティング・モデル このモデルには不利な点がいくつかあります。2 層コンピューティング・モデルのクライア ントはファット・クライアントで、ここに処理機能とアプリケーション・ロジックの大部分 が常駐しています。このため、クライアントの維持コストが高くなります。さらに、複数の クライアントが異なるプラットフォームで稼働する場合もあるため、複数のプラットフォー クライアント 1層 2層 データベース・サーバー データベース アプリケーション・ ロジック アプリケーション・ ロジック ユーザー・ インタフェース

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Oracle Internet Application Serverのアーキテクチャ

3

33

3

層コンピューティング・モデル

層コンピューティング・モデル

層コンピューティング・モデル

層コンピューティング・モデル

3 層コンピューティング・モデルは、2 層モデルの問題点を解決するために開発されました。 3 層モデルでは、クライアントとデータベース・サーバーの間に中間層が存在します。この 中間層は、アプリケーション・ロジックが入ったアプリケーション・サーバーで構成されま す。このモデルのクライアントはシン・クライアントです。このアーキテクチャにより、ア プリケーション・ロジックは1 つの層に常駐するため、一箇所で容易に管理できます。中間 層のアーキテクチャ設計は、データベースへのアクセスを含め、サーバー機能用に最適化さ れています。

Oracle Internet Application Server は、図1-3のように、3 層モデルの中間層として機能しま す。

図 図図

図 1-3 3 層層層層 Oracle Internet Application Server アーキテクチャアーキテクチャアーキテクチャアーキテクチャ

HTTPクライアント HTTP 2層 3層 アプリケーション・ サーバー データベース

Oracle Internet Application Server アプリケーション・

ロジック

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Oracle Internet Application Serverのアーキテクチャ

Oracle Internet Application Server 8

Oracle Internet Application Server 8

Oracle Internet Application Server 8

Oracle Internet Application Server 8iiii

Oracle Internet Application Server により、ユーザーは、その複数層アーキテクチャ内で HTTP および HTML ベースのアプリケーションを運用できます。中間層サーバーは、アプ リケーション・ロジックを集中管理し、リクエストへのレスポンスをシン・クライアント、 通常はWeb ブラウザに送り返します。3 番目の層にはデータベースが含まれるため、データ ベースのトランザクション処理を最適化できます。この複数層モデルでは、アプリケーショ ンの運用時に管理およびメンテナンス・コストを大きく削減できます。

Oracle Internet Application Server のコンポーネントは、図1-4に示すように、3 層アーキテ クチャの中間層に位置します。

図 図図

図 1-4 Oracle Internet Application Server のアーキテクチャのアーキテクチャのアーキテクチャのアーキテクチャ

または、アプリケーションのニーズに合わせ、Oracle Internet Application Server を 4 層以 上の複数層アーキテクチャで稼動させることも可能です。たとえば、Report Services を複数

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使用可能なバージョン

使用可能なバージョン

使用可能なバージョン

使用可能なバージョン

使用可能なバージョン

現在、Oracle Internet Application Server には、Standard Edition と Enterprise Edition の 2 つのバージョンが用意されています。Standard Edition は、最低限のアプリケーション・サ ポートを備えた軽量のWeb サーバーが必要な場合に適しています。大量のトランザクショ ンを処理する中型または大型のWeb サイトを運用する場合は、Enterprise Edition をお薦め します。表1-1に、各バージョンに含まれるサービスを示します。

表 表表

表 1-1 Oracle Internet Application Server の使用可能なバージョンの使用可能なバージョンの使用可能なバージョンの使用可能なバージョン

サービス サービスサービス サービス Standard Edition Enterprise Edition Oracle HTTP Server ○ ○ mod_plsql ○ ○ mod_perl ○ ○ mod_ssl ○ ○ mod_jserv ○ ○ Oracle Portal ○ Apache JServ ○ ○

OracleJSP (JavaServer Pages) ○ ○

Oracle PL/SQL Server Pages ○ ○

Perl インタプリタ ○ ○

Oracle BC4J (Business Components for Java) ○ ○

Oracle8i JVM(Java 仮想マシン) ○ ○

Oracle8i PL/SQL ○ ○

Oracle Forms Services ○

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サポートされているテクノロジとプログラミング言語

サポートされているテクノロジとプログラミング言語

サポートされているテクノロジとプログラミング言語

サポートされているテクノロジとプログラミング言語

サポートされているテクノロジとプログラミング言語

コンテンツの公開、トランザクション処理およびプログラムの開発および運用のために、 Oracle Internet Application Server では、次のテクノロジおよびプログラミング言語をサ ポートしています。

Oracle Internet Application Server の各サービスおよび要素の説明は、第2 章「Oracle Internet Application Server のサービス」を参照してください。

Oracle Internet Application Server におけるアプリケーションの開発および運用方法の詳細 は、第3 章「Oracle Internet Application Server の アプリケーション開発」を参照してくだ さい。

1 Standard Edition には Oracle Enterprise Manager コンソールのみ含まれます。Enterprise

Edition には、Oracle Enterprise Manager コンソールおよび Management Server の両方が含ま れます。2-24 ページの「Oracle Enterprise Manager」を参照してください。

■ Oracle BC4J(Business Components for

Java Runtime)

■ OCI (Oracle Call Interface)

■ EJB(Enterprise JavaBeans) ■ ODBC(Open Database Connectivity) ■ Java 2(JDK 1.2.2) ■ OLE(Object Linking and Embedding) ■ Java ストアド・プロシージャ ■ IIOP(Internet Inter-ORB Protocol) ■ JDBC(Java Database Connectivity) ■ RMI(Remote Method Invocation)/IIOP ■ JMS(Java Messaging Service) ■ LDAP(Lightweight Directory Access

Protocol)

■ JNDI(Java Naming and Directory

Interface)

■ SSL(Secure Socket Layer)

■ サーブレット ■ HTML(Hyper Text Markup Language)

■ JSP(JavaServer Pages) ■ XML(eXtensible Markup Language)

■ SQLJ ■ Perl

■ CORBA(Common Object Resource

Broker Architecture)

■ PL/SQL

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2

Oracle Internet Application Server

のサービス

のサービス

のサービス

のサービス

アプリケーション・ホスティング、Web コンテンツ、セキュリティおよび統合を実現するた め、Oracle Internet Application Server には、Oracle Internet Platform をサポートするサー ビスが含まれています。この章では、Oracle Internet Application Server の各サービスの概 要について説明します。

内容

内容

内容

内容

この章では、次のサービスについて説明します。 ■ 通信サービス ■ プレゼンテーション・サービス ■ ビジネス・ロジック・サービス ■ データ管理サービス ■ 開発者キット ■ システム・サービス

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通信サービス

通信サービス

通信サービス

通信サービス

通信サービス

通信サービスは、Oracle Internet Application Server が受信したすべてのリクエストを処理 します。これらのリクエストの一部はOracle HTTP Server によって処理され、一部のリク エストはOracle Internet Application Server の別の領域にルーティングされ、処理されます。 これらのサービスをサポートする主要な要素について、図2-1に示し、次の各項で説明しま す。

図 図図

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通信サービス

Oracle HTTP Server powered by Apache

Oracle HTTP Server powered by Apache

Oracle HTTP Server powered by Apache

Oracle HTTP Server powered by Apache

Oracle Internet Application Server では Oracle HTTP Server を使用しており、これには Apache Web サーバー・テクノロジが搭載されています。Apache Web サーバー・テクノロ ジを使用することにより、次のことが実現されます。

■ スケーラビリティスケーラビリティスケーラビリティスケーラビリティ: Apache サーバーは、非常に拡張性が高く設計されているため、多数 の中間層ノードに渡ってレプリケート可能です。

■ 安定性安定性安定性安定性: Apache サーバーは、Web リスナーの業界標準です。Apache は、オープン・ ソース・テクノロジであり、初期リリース以降、多数の開発者のコミュニティによって 継続的に改良が重ねられてきました。このため、Apache Web サーバー・テクノロジは 安定性に優れています。 ■ スピードスピードスピードスピード: Apache サーバーはコンパクトな設計になっているため、リクエストへのレス ポンスが非常に速く、graceful restart を使用すると数秒で設定ファイルがリロードされ、 Apache の再設定を迅速に行うことが可能です。 ■ 拡張性拡張性拡張性拡張性: Apache サーバーは HTTP リクエストの処理をモジュール(mod)に委任しま す。このモジュールにより、サーバーにデフォルトで含まれていない機能が追加されま す。Apache API を使用すると、Apache の機能を簡単に拡張できます。多数の mod が すでに作成されており、付属CD-ROM に含まれています。デフォルトの Apache HTTP サーバーは状態を保持しないトランザクションのみサポートしていますが、Apache JServ により提供される機能を利用すると、状態を保持するトランザクションをサポー トするように設定できます。(2-6 ページの「Apache JServ」を参照してください。)

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通信サービス

Oracle HTTP Server

Oracle HTTP Server

Oracle HTTP Server

Oracle HTTP Server

のモジュール(

のモジュール(

のモジュール(

のモジュール(mod

mod

mod)

mod

Oracle HTTP Server に付属のコンパイル済み Apache mod 以外にも、オラクル社ではいくつ かの標準mod を強化し、Oracle 固有の mod を追加しました。次の項でこれらについて説明 します。

mod_ssl

mod_ssl

mod_ssl

mod_ssl

このモジュールは、オラクル社により完全にサポートされている標準HTTPS を提供します。 Secure Sockets Layer(SSL)により、オラクル社提供の暗号化メカニズムを使用して、保護 されたリスナー接続を可能にします。

mod_plsql

mod_plsql

mod_plsql

mod_plsql

このモジュールは、PL/SQL リクエストを Oracle8i PLSQL サービスにルーティングします。 PLSQL サービスは、そのリクエストの処理を PL/SQL プログラムに委任します。

詳細は、『Oracle Internet Application Server 8i mod_plsql の使用』を参照してください。

mod_perl

mod_perl

mod_perl

mod_perl

このモジュールは、Perl アプリケーション・リクエストを、Oracle HTTP Server に組込みの Perl インタプリタに渡します。mod_perl の主な利点は、パワーとスピードです。組込みの Perl インタプリタにより、外部インタプリタを起動するオーバーヘッドが削減され、また、 モジュールおよびスクリプトを1 回だけロードおよびコンパイルするコード・キャッシング 機能により、サーバーがロード済みおよびコンパイル済みのコードを実行することが可能に なります。

mod_jserv

mod_jserv

mod_jserv

mod_jserv

このモジュールは、すべてのサーブレット・リクエストを、Oracle HTTP Server に組込みの Apache JServ サーブレット・エンジンにルーティングします。サーブレットを複数のゾーン 間で共有することが可能で、リクエストを同じサーブレット・エンジンに確実にルーティン グします。

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プレゼンテーション・サービス

プレゼンテーション・サービス

プレゼンテーション・サービス

プレゼンテーション・サービス

プレゼンテーション・サービス

プレゼンテーション・サービスは、動的コンテンツを、クライアント・ブラウザ、サポート しているサーブレット、JavaServer Pages、Perl/CGI スクリプト、PL/SQL Pages、フォー ムおよびビジネス・インテリジェンスに配信します。これらのサービスをサポートする主要 な要素について、図2-2に示し、次の各項で説明します。

図 図図

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プレゼンテーション・サービス

Apache JServ

Apache JServ

Apache JServ

Apache JServ

Apache JServ は、サン・マイクロシステムズ社の Java Servlet API 2.0 仕様に完全準拠の 100% Pure Java で作成されたサーブレット・エンジンです。Apache JServ は、バージョン 1.1 準拠のすべての Java 仮想マシンで動作し、バージョン 2.0 準拠のすべての Java サーブ レットを実行できます。

HTTP サーバーがサーブレット・リクエストを受信すると、リクエストは mod_jserv にルー ティングされます。mod_jserv は、リクエストを Apache JServ サーブレット・エンジンに渡 します。

OracleJSP

OracleJSP

OracleJSP

OracleJSP (

(JavaServer Pages

JavaServer Pages

JavaServer Pages)

JavaServer Pages

サン・マイクロシステムズ社が説明するように、JavaServer Pages テクノロジは、Java サー ブレットのテクノロジを拡張し、HTML および XML ページ内の Java コールおよびスクリ プトレットの使用をサポートします。JSP ページを使用すると、静的テンプレート・データ と動的コンテンツを組み合せてユーザー・インタフェースを作成することが可能です。JSP ページは、ビジネス・ロジック(通常JavaBeans に存在する)をプレゼンテーション(表示 インタフェース)から分離し、コンポーネント・ベースの開発をサポートするため、開発者 は専門分野の開発に集中できます。このため、JSP 開発者(Java の知識がなくてもよい)は プレゼンテーション・ロジックに集中し、Java 開発者はビジネス・ロジックに集中すること が可能です。

JavaServer Pages に関する一般情報は、JavaServer Pages の仕様(http://java.sun.comから 入手可能)を参照してください。

OracleJSP は、サン・マイクロシステムズ社によって定義された JavaServer Pages 1.1 の完全 なインプリメンテーションです。さらに、OracleJSP は 1.1 の仕様を拡張しており、次の利 点があります。

■ 複数のサーブレット環境間での移植性複数のサーブレット環境間での移植性複数のサーブレット環境間での移植性複数のサーブレット環境間での移植性: OracleJSP ページは、2.0 以上の仕様に準拠して

作成されたJava サーブレットをサポートするすべての Web サーバーでサポートされて います。このため、既存のJSP ページの 1.0 準拠のコードを書き直すことなく、Oracle Internet Application Server に移行できます。

SQLJ のサポートのサポートのサポートのサポート: SQLJ は、SQL コマンドを Java コードに直接埋め込むための標準構文

です。OracleJSP は、JSP スクリプトレットの SQLJ プログラミングをサポートしていま す。これには、追加のファイル名拡張子 .sqljsp のサポートが含まれています。これ により、OracleJSP トランスレータが Oracle SQLJ トランスレータを起動します。

OracleJSP Markup Language((((JML)))): サンプルのタグ・ライブラリとして、オラクル 社ではJML タグ・セットを提供しています。これにより、開発者は Java 構文の知識が なくても、ループ、条件分岐およびその他の高度なプログラミング・ロジックを使用す ることが可能です。

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プレゼンテーション・サービス 設定パラメータが用意されています。これを使用可能にすると、OracleJSP によりサー ブレット・コンテナがオーバーライドされ、エンコーディングが行われるように指定で きます。 ■ 拡張データ型拡張データ型拡張データ型拡張データ型: OracleJSP では、特に一般的な Java データ型をラップするために、 oracle.jsp.jmlパッケージ内に JmlBoolean、JmlNumber、JmlFPNumber および JmlStringというJavaBean クラスを用意しています。これらの拡張データ型により、 標準の java.lang パッケージのJava 基本型およびラッパー・クラスの制限を回避でき ます。

■ カスタムカスタムカスタムカスタムJavaBeans: OracleJSP には、Oracle データベースにアクセスするためのカスタ

ムJavaBeans のセットが含まれています。

Oracle PL/SQL Server Pages

Oracle PL/SQL Server Pages

Oracle PL/SQL Server Pages

Oracle PL/SQL Server Pages(

(PSP

PSP

PSP

PSP)

PL/SQL Server Pages は JavaServer Pages と似ていますが、サーバー側スクリプトに、Java のかわりにPL/SQL を使用します。Oracle PSP には、PSP Compiler と PL/SQL Web Toolkit が含まれています。アプリケーション開発時にこのサービスを使用すると、ページ 書式をアプリケーション・ロジックから分離することが可能です。

既存のWeb ページまたは既存のストアド・プロシージャを利用して、動的 Web ページを作 成できます。これらの動的Web ページは、データベース処理を実行し、その結果を HTML、 XML、テキスト、またはブラウザが認識するよう設定されているその他のドキュメント・タ イプとして表示することが可能です。一般的に、PL/SQL Server Pages は、Web ブラウザで 表示することを目的としています。ただし、Java または Perl アプリケーションのように、 HTTP リクエストを作成できるプログラムによって取り出し、解析することも可能です。 PSP ファイルにはあらゆるコンテンツを含めることが可能で、PSP のディレクティブ、宣言 およびスクリプトレットが挿入されたテキストおよびタグを使用できます。 ■ 最も単純な場合、PSP ファイルは、単なる HTML ファイルまたは XML ファイルです。 PSP としてコンパイルすると、まったく同じ HTML または XML ファイルを出力するス トアド・プロシージャが生成されます。 ■ 最も複雑な場合、タイトル、本文およびヘッダーを含め、Web ページのすべてのコンテ

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プレゼンテーション・サービス

Perl

Perl

Perl

Perl

インタプリタ

インタプリタ

インタプリタ

インタプリタ

Perl インタプリタは、Oracle HTTP Server に組込みの永続的な Perl 実行時環境で、これに より、外部インタプリタを起動するオーバーヘッドを削減できます。Oracle HTTP Server が Perl リクエストを受信すると、リクエストは mod_perl にルーティングされます。mod_perl は、そのリクエストをPerl インタプリタにルーティングして処理させます。

Oracle Portal

Oracle Portal

Oracle Portal

Oracle Portal(以前の

(以前の

(以前の

(以前の Oracle WebDB

Oracle WebDB

Oracle WebDB

Oracle WebDB)

Oracle Portal は、Oracle Internet Application Server のポータル・サービスを提供します。 ポータルとは、1 つの Web ページ上で、 様々なタイプのデータにアクセスするための共通の 統合エントリ・ポイントです。たとえば、企業イントラネットの内部および外部の両方に存 在する、Web ベースのアプリケーション、ビジネス文書、イメージおよび URL にアクセス できるようにするポータルWeb ページを作成できます。

Web

Web

Web

Web

サイトおよびポータルの作成と管理

サイトおよびポータルの作成と管理

サイトおよびポータルの作成と管理

サイトおよびポータルの作成と管理

Oracle Portal には、Web サイトおよびポータルの作成、管理およびメンテナンスに必要な ツールがすべて含まれています。これにより、次のことが可能です。 ■ セルフサービスによるコンテンツの発行が可能セルフサービスによるコンテンツの発行が可能セルフサービスによるコンテンツの発行が可能セルフサービスによるコンテンツの発行が可能: コンテンツの作成者は、自分でファイ ルをアップロードすることが可能です。HTML の専門技術や知識は必要ありません。 ■ ポータルのカスタマイズポータルのカスタマイズポータルのカスタマイズポータルのカスタマイズ: 全社にわたる標準化されたルック・アンド・フィールを維持 する場合、Oracle Portal 管理者により、コンテンツ作成者の個別の権限レベルを削減ま たは排除することが可能です。 ■ ドキュメント・コラボレーションの制御ドキュメント・コラボレーションの制御ドキュメント・コラボレーションの制御ドキュメント・コラボレーションの制御: 複数のユーザーが同じドキュメントを編集す る場合、Oracle Portal ではアイテムのバージョン制御、アイテムのチェックインと チェックアウト、アイテムの期限切れ、発行の認可およびアイテムの発行日付をサポー トします。 ■ コンテンツの保護コンテンツの保護コンテンツの保護コンテンツの保護: Oracle Portal では、フォルダの完全な所有権限から表示のみの権限 まで、コンテンツへの様々なレベルのアクセス権が提供されています。 ■ データベースのデータを表示するアプリケーションの構築データベースのデータを表示するアプリケーションの構築データベースのデータを表示するアプリケーションの構築データベースのデータを表示するアプリケーションの構築: Oracle Portal では、プログ ラミングの知識の有無に関係なくアプリケーション・コンポーネントをすばやく構築で きるように、ウィザードが提供されています。 注意 注意注意

注意 : 現在、Oracle Portal は Oracle Internet Application Server の Windows NT バージョンでのみ使用可能です。今後のリリースで、他のプ ラットフォームでもサポートされる予定です。

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ビジネス・ロジック・サービス

ビジネス・ロジック・サービス

ビジネス・ロジック・サービス

ビジネス・ロジック・サービス

ビジネス・ロジック・サービス

ビジネス・ロジック・サービスは、アプリケーション・ロジックをサポートします。次の各 項で、Oracle Internet Application Server でビジネス・ロジック・サービスを提供する主要 な要素について説明します。これらのサービスをサポートする主要な要素について、図2-3 に示し、次の各項で説明します。

図 図図

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ビジネス・ロジック・サービス

Oracle BC4J

Oracle BC4J

Oracle BC4J

Oracle BC4J(

(Business Components for Java

Business Components for Java

Business Components for Java

Business Components for Java)

Oracle BC4J は、XML を搭載した 100% Pure Java のフレームワークで、これにより、生産性 の高い開発、移植性の高い運用、さらに再使用可能なビジネス・コンポーネントからなる複 数層でデータベース使用可能なアプリケーションを柔軟にカスタマイズすることが可能で す。アプリケーション開発者は、このフレームワークを使用して、次のことができます。 ■ データベースに自動的に統合されるコンポーネントのビジネス・ロジックを作成し、テ ストする。 ■ 異なるアプリケーション・タスクをサポートするSQL ベースの複数のデータ・ビューを 使用して、ビジネス・ロジックを再利用する。

■ これらのビューを、サーブレット、JavaServer Pages(JSP)および Thin-Java Swing ク

ライアントからアクセスし、更新する。

■ 配信されたアプリケーションを変更せずに、アプリケーションの機能をレイヤーでカス

タマイズする。

これらのアプリケーション・サービスは、いったん開発されると、Oracle Internet

Application Server 上で EJB のセッション Beans または CORBA のサーバー・オブジェクト として配布できます。

Oracle8

Oracle8

Oracle8

Oracle8iiii JVM

JVM

JVM

JVM

Oracle8i JVM は、高度にスケーラブルなサーバー側 Java プラットフォームとして設計され ており、Enterprise JavaBeans、CORBA およびデータベースのストアド・プロシージャをサ ポートするエンタープライズ・クラスの100% Pure Java 準拠のサーバー環境です。Oracle8i JVM は、その独自のアーキテクチャ設計によって高度なスケーラビリティを達成しており、 これによりユーザー数の増加に伴うメモリー管理の負担および複雑さが最小化されます。 Oracle8i JVM を使用すると、次のような利点があります。 ■ ガベージ・コレクション・アルゴリズムの強化による効率的なメモリーの割当ての促 進。 ■ 同時クライアント、状態を保持するクライアント、対話クライアントのサポート。 ■ すべての共通リソースを複数のユーザー・セッションで共有することにより、Java 仮想 マシンを1 つ実行するだけでユーザー・セッションのサポートが可能。 ■ Oracle8i JVM 環境がロード・バランシングを処理するため、マルチスレッド・アプリ ケーションが不要。

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ビジネス・ロジック・サービス

Oracle8i JVM は、Oracle Internet Application Server と Oracle8i で Java および Java サービ スを実行するための共通基盤です。このため、コードを変更することなく、パフォーマンス 向上のためにコンポーネントを他の層にシームレスに移動させることが可能です。

Oracle8

Oracle8

Oracle8

Oracle8iiii PLSQL

PLSQL

PLSQL

PLSQL

Oracle8i PLSQL は、Oracle8i Cache および Oracle8i データベース内のデータに対してビジ ネス・ロジックを実行するスケーラブルなエンジンです。ユーザーが自分のブラウザを使用 してOracle データベースに保存された PL/SQL プロシージャを起動できる環境を提供しま す。ストアド・プロシージャにより、データベース内の表からデータを取得し、クライアン ト・ブラウザに返すデータを含んだHTML ページを生成することが可能です。

Oracle8i PLSQL の詳細は、『Oracle Internet Application Server 8i mod_plsql の使用』を参照 してください。

Oracle Forms Services

Oracle Forms Services

Oracle Forms Services

Oracle Forms Services

Oracle Forms Services を使用して、インターネット上または企業のイントラネット上で Oracle Forms テクノロジをベースにしたアプリケーションを実行できます。アプリケーショ ン・サーバー層では、Oracle Forms Services はリスナー、およびアプリケーション・ロジッ クが格納されたランタイム・エンジンで構成されます。クライアント層では、Oracle Forms Services は Java ベースの Forms シン・クライアント(Java アプレット)および Oracle JInitiator で構成されます。Forms クライアントは、ランタイム・エンジンにユーザー・イン タフェースを提供します。Oracle JInitiator は Java プラグインで、これによりクライアント 上で特定のJava 仮想マシンの使用を指定できます。

Oracle Internet Application Server では、ユーザーが URL を送信して Oracle Forms ベース のアプリケーションを起動すると、Web リスナーがそのリクエストを受信して Oracle Forms アプレットをユーザーのブラウザにダウンロードします。次に、Oracle Forms アプ レットは、永続的な接続をOracle Forms ランタイム・エンジンとの間に確立します。すべ ての処理はOracle Forms クライアント・アプレットと Oracle Forms Services ランタイム・ エンジンとの間で実行され、データベースに対する問合せおよびコミットがシームレスに処 理されます。

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ビジネス・ロジック・サービス

Oracle Reports Services

Oracle Reports Services

Oracle Reports Services

Oracle Reports Services

Oracle Reports Services およびその Reports Servlet サービスを使用して、企業内イントラ ネット、企業外エクストラネットまたはインターネット上で、新規および既存のOracle Reports Developer レポートを実行できます。Oracle Reports Services は、Oracle Reports Developer アプリケーション(レポートおよびグラフィック)を複数層の環境で運用するよ うに最適化されています。サーバー・コンポーネント、ランタイム・エンジンおよびサーブ レット・ランナーで構成されています。

Oracle Internet Application Server では、クライアントがレポートのリクエストを送信する と、Oracle HTTP Server の Web リスナーがそのリクエストを Oracle Reports Services の サーバー・コンポーネントにルーティングします。Oracle Reports Services サーバーは、そ のリクエストをOracle Reports Services のランタイム・エンジンにルーティングし、ランタ イム・エンジンがレポートを実行します。その後、レポート出力がOracle HTTP Server の Web リスナーを経由してクライアントに送り返されます。

Oracle Discoverer 3

Oracle Discoverer 3

Oracle Discoverer 3

Oracle Discoverer 3iiii Viewer

Viewer

Viewer

Viewer

Oracle Discoverer 3i Viewer は、 Oracle Discoverer 3i User Edition を使用して作成された Oracle Discoverer のワークブック(レポート)を Web 上で実行および表示するための実行 時環境です。Discoverer Viewer を使用すると、Web コンテンツの作者は、データベースの 専門知識がなくても、サイトに埋め込むデータベースの情報にアクセスすることが可能で す。Discoverer Viewer で開くワークブックを指示する URL を作成することにより、ライブ のレポートをWeb サイトに公開できます。その URL をクリックすると、ワークブックから データベースへの問合せが実行され、ユーザーのブラウザにライブの結果が返されます。 ユーザーは、表示する詳細情報の追加や削除、パラメータの値の入力、または他のアプリ ケーションへのリンクをたどるなど、問合せの結果に対して対話操作を行うことが可能で す。 Discoverer Viewer を使用すると、次のことが可能です。 ■ データベースに保存されているワークブックを動的に実行する。 ■ ワークブックを印刷する。 ■ ワークブックを様々なファイル形式にエクスポートする。 注意 注意注意

注意 : 現在、Oracle Discoverer 3i Viewer は、Oracle Internet

Application Server の Windows NT および SPARC Solaris 版で使用可能で す。今後のリリースで、他のUNIX プラットフォームでもサポートされる 予定です。

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ビジネス・ロジック・サービス ■ Oracle HTTP Server およびデータベースのセキュリティ機能を活用する(SSL、x.509 お よびその他の標準のWeb セキュリティ・プロトコルをサポート)。 ■ ワークブックをOracle Portal などのポータルに埋め込む。

アーキテクチャの概要

アーキテクチャの概要

アーキテクチャの概要

アーキテクチャの概要

Discoverer Viewer は HTML クライアントをサポートし、次の 2 つの部分で構成されていま す。

■ Discoverer Viewer Servlet ■ Discoverer Service

ユーザーがOracle Discoverer のワークブックを要求すると、Oracle HTTP Server(Apache JServ サーブレット・エンジン)で稼動する Viewer Servlet が HTTP リクエストを解析し、 Discoverer Service に必要なコールを行います。Discoverer Service のレスポンスは、サーブ レットが生成するXML(Extensible Markup Language)で表示されます。次に、XML レス ポンスはXML/XSL(Extensible Stylesheet Language)プロセッサに送信されます。これに より、XML は、ユーザー・インタフェースを定義する XSL 設定ファイルに組み込まれます。 その後、プロセッサはクライアント・ブラウザに送り返すHTML を生成します。Discoverer Viewer のユーザー・インタフェースは、XSL 設定ファイルを定義または編集することによ り、個別のサイト用にカスタマイズ可能です。

Discoverer Viewer Servlet と Discover Service は、必要であれば同じマシン上で(Oracle HTTP Server を使用して)稼動させることが可能です。ただし、本来は、Oracle HTTP Server が標準の Web フォーム技術を使用してレプリケートできるよう、複数の異なるマシ ンで運用されるように設計されています。Discoverer Viewer Servlet と Discoverer Service を別のマシンで運用すると、Discoverer Service をレプリケートして、複数の Discoverer Service セッションを複数の異なるマシン上で実行することにより、ロード・バランシング が可能になります。これにより、インプリメンテーション時に多数のDiscoverer Viewer ユーザーをサポートできます。

ワークブックのアクセス可能性

ワークブックのアクセス可能性

ワークブックのアクセス可能性

ワークブックのアクセス可能性

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データ管理サービス

データ管理サービス

データ管理サービス

データ管理サービス

データ管理サービス

バックエンドのデータベース・インスタンスの負荷を軽減し、読込み専用データのネット ワーク・ラウンドトリップを避けるために、Oracle Internet Application Server には Oracle8i Cache が含まれています。このサービスは、状態を保持するサーブレット、 JavaServer Pages、Enterprise JavaBeans および CORBA オブジェクトを実行します。 図2-4に、Oracle Internet Application Server のデータ管理サービスを示します。 図

図図

図 2-4 Oracle Internet Application Server のデータ管理サービスのデータ管理サービスのデータ管理サービスのデータ管理サービス

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データ管理サービス

Oracle8

Oracle8

Oracle8

Oracle8iiii Cache

Cache

Cache

Cache

Oracle8i Cache は、Oracle Internet Application Server のコンポーネントとして中間層に存 在するデータ・キャッシュです。頻繁に使用するデータを中間層のマシンにキャッシュする ことにより、Oracle データベースにアクセスするアプリケーションのパフォーマンスとス ケーラビリティを改善します。Oracle8i Cache を使用することにより、データベースへのラ ウンドトリップが大幅に削減されるため、アプリケーションは元来の能力の数倍ものリクエ ストを処理できるようになります。

Oracle8

Oracle8

Oracle8

Oracle8iiii Cache

Cache

Cache

Cache

の使用が適するケース

の使用が適するケース

の使用が適するケース

の使用が適するケース

アプリケーションが次の基準に該当する場合、Oracle8i Cache を使用して Web サイトのス ケーラビリティおよびアプリケーションのパフォーマンスを大きく向上できます。

■ アプリケーションがOracle データベースにアクセスする場合。

■ 複数層の環境を使用しており、クライアント、Oracle Internet Application Server およ

びOracle データベース・サーバーがそれぞれ別のシステムに存在している場合。

■ アプリケーションがOracle Call Interface(OCI)、あるいは JDBC-OCI や ODBC などの

OCI または OLE 上に構築されたアクセス・レイヤーを通じて Oracle データベースと通 信する場合。アプリケーションは、スクリプトまたはプログラミング言語のいずれを使 用して作成されていても構いません。 ■ Web またはアプリケーション・ユーザーは、主に読込み専用の問合せを生成する場合。 ■ アプリケーションが、起点のデータベースのデータとの間の若干の同期遅延を許容でき る場合。つまり、常に起点のデータベースの最新のデータがキャッシュに反映されてい る必要がないということです。(データの更新頻度は自分で決定できます。)

パフォーマンスとスケーラビリティに関する利点

パフォーマンスとスケーラビリティに関する利点

パフォーマンスとスケーラビリティに関する利点

パフォーマンスとスケーラビリティに関する利点

Oracle8i Cache を中間層で使用すると、パフォーマンスおよびスケーラビリティ面で数々の 利点があります。特に顕著な利点を次に示します。 ■ データベースへの問合せを中間層で処理すると、ネットワーク上でデータを送受信する

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開発者キット

開発者キット

開発者キット

開発者キット

開発者キット

アプリケーションの開発と運用をサポートするために、Oracle Internet Application Server には、ライブラリやツールを含んだツールキットがいくつか付属しています。これらのサー ビスについて、図2-5に示し、次の各項で説明します。

図 図図

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開発者キット

Oracle Database Client Developer’s Kit

Oracle Database Client Developer’s Kit

Oracle Database Client Developer’s Kit

Oracle Database Client Developer’s Kit

Oracle Database Client Developer’s Kit には、次の各項で説明する Oracle8i のクライアン ト・ライブラリおよびJava クライアント・ライブラリ(JMS、SQLJ および JDBC)が含ま れています。

Oracle Java Messaging Service

Oracle Java Messaging Service

Oracle Java Messaging Service

Oracle Java Messaging Service(

(JMS

JMS

JMS)

JMS

) Toolkit

Toolkit

Toolkit

Toolkit

Oracle JMS は、サン・マイクロシステムズ社により定義された標準の Sun Microsystems Java Message Service 仕様バージョン 1.02 を拡張しています。標準の JMS の機能に加え、 Oracle JMS には Oracle Advanced Queuing(AQ)の Java API が用意されています。この API は、AQ 管理操作やその他の AQ 機能をサポートします。これには、次のようなものが あります。 ■ 管理管理管理管理API: キュー・テーブル、キューおよびトピックを作成します。 ■ Point-to-Multipoint 通信通信通信通信: (標準の Point-to-Point を拡張)トピックのレシピエント・リ ストを使用します。 ■ 接続先間でのメッセージ伝播接続先間でのメッセージ伝播接続先間でのメッセージ伝播接続先間でのメッセージ伝播: アプリケーションによるリモート・サブスクライバの定 義を可能にします。 ■ トランザクションのセッションのサポートトランザクションのセッションのサポートトランザクションのセッションのサポートトランザクションのセッションのサポート: 1 回のアトミック・トランザクションで、 JMS および SQL 処理の実行を可能にします。 ■ メッセージの保存メッセージの保存メッセージの保存メッセージの保存: メッセージのデキュー後に実行されます。 ■ メッセージの遅延メッセージの遅延メッセージの遅延メッセージの遅延: 指定時間経過後にメッセージを参照可能にできます。 ■ 例外処理例外処理例外処理例外処理: 正しく処理できない場合、メッセージを例外キューに移動します。

Oracle8i AdtMessages メッセージ・タイプのサポートメッセージ・タイプのサポートメッセージ・タイプのサポートメッセージ・タイプのサポート:(これらは Oracle オブジェクト としてデータベースに格納されます。そのため、キューに入った後にメッセージのペイ ロードの問合せが可能です。サブスクリプションは、これらのメッセージのプロパティ に加え、メッセージの内容によっても定義できます。)

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開発者キット

Oracle SQLJ Translator

Oracle SQLJ Translator

Oracle SQLJ Translator

Oracle SQLJ Translator

Oracle SQLJ は、開発者が Java コードに静的 SQL 処理を埋め込むために使用できるプリプ ロセッサです。SQLJ プログラムは、ANSI 規格の『SQLJ Language Reference』の構文に準 拠した埋込み静的SQL 文を含んだ Java プログラムです。静的 SQL 処理は事前定義済みで す。つまり、処理自体はユーザーがアプリケーションを実行するときにリアルタイムには変 更されませんが、送信されるデータ値は動的に変更可能です。 Oracle SQLJ は、トランスレータとランタイム・コンポーネントで構成されます。変換プロ セスにより、埋込みSQL が SQLJ ランタイムへのコールに置換されます。このコールによ り、SQL 処理がインプリメントされます。この処理は、標準の SQLJ では一般的に JDBC ド ライバへのコールによって行われます。Oracle Internet Application Server の場合、Oracle JDBC ドライバを使用します(次項の「Oracle Java Database Connectivity(JDBC)ドライ バ」を参照してください)。エンド・ユーザーがSQLJ アプリケーションを実行すると、ラン タイムが起動されてSQL 処理が実行されます。

Oracle SQLJ Translator Oracle SQLJ Translator Oracle SQLJ Translator

Oracle SQLJ Translator はプリコンパイラで、開発者がSQLJ ソース・コードの作成後に実行し ます。トランスレータは、次のことをチェックします。 ■ 埋込みSQL の構文。 ■ SQL コンストラクタ。特定の SQL エンティティのセット内での一貫性確保のため に、SQL のコンストラクタを指定したデータベース・スキーマに対してチェックし ます(オプション)。たとえば、表の名前や列の名前を検証します。 ■ データ型。Java と SQL 間で交換されたデータ型に互換性があり、適切な型変換が行 われるようにチェックします。 トランスレータは、100% Pure Java で作成されており、SQLJ の実行文内に SQL 処理を埋め 込めるようにするプログラミング構文をサポートしています。SQLJ の実行文と SQLJ の宣言 の前には # sql トークンが付加されます。これにより、SQLJ ソース・コード・ファイル内 の任意の箇所にJava 文を挿入できます。 トランスレータにより、1 つの .java ファイルと 1 つ以上の SQLJ プロファイルが生成され ます。これらはシリアライズされたJava リソースで、SQLJ ソース・コード内の埋込み SQL 処理の詳細が含まれています。トランスレータが .java ファイルとプロファイルを生成し た後、SQLJ により自動的に Java コンパイラが起動され、.java ファイルから .class ファ イルが生成されます。

Oracle SQLJ Oracle SQLJOracle SQLJ

Oracle SQLJランタイムランタイムランタイムランタイム は、100% Pure Java コードで作成されたシン・レイヤーで、JDBC ド ライバの上で稼動します。Oracle SQLJ が SQLJ ソース・コードを変換する際に、Java アプ リケーション内の埋込みSQL コマンドは、SQLJ ランタイムへのコールに置換されます。ラ ンタイム・クラスは、等価のJDBC クラスのラッパーとして機能し、SQLJ の特別な機能を 提供します。エンド・ユーザーがアプリケーションを実行すると、SQLJ ランタイムは媒介

図 1-1 に、Oracle Internet Application Server のサービスおよび要素を示します。これらの サービスおよび要素の説明は、第 2 章「Oracle Internet Application Server のサービス」を 参照してください。
図 図 図
図 1-4  Oracle Internet Application Server のアーキテクチャ のアーキテクチャ のアーキテクチャ のアーキテクチャ
表 1-1  Oracle Internet Application Server の使用可能なバージョン の使用可能なバージョン の使用可能なバージョン の使用可能なバージョン
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参照

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