一般 演 題 〈研 究〉
一般演題 〈
研究〉臨床実践能力
55
「日 本 の 助 産 婦 が 持 つ べ き 実 践 能 力 と 責 任
範 囲 」 に 関 す る 助 産 婦 の 認 識(第1報)
一周産期(妊 娠 ・分娩 ・産褥)
,家 族,お よび地域母子保健領域における実態一
日本赤十字看護大学○村 上 明 美
日本赤十字社医療センタ― 村 上 睦 子
日本赤十字看護大学 平
澤
美恵子
日本赤十字看護大学
新
田 真
弓
日本赤十字看護大学 滝
沢
美津子
I緒 言 助 産 婦職 と して の 専 門能 力 が 期 待 され る今 日、 日本 助 産 学 会(1999)は 「日本 の 助 産 婦 が 持 つ べ き実 践 能 力 と責任 範 囲 」 を報 告 した。 これ は 、助 産 婦 の あ るべ き姿 か ら今 後 に 向 け て の活 動 内容 や範 囲 を示 した もの で あ り、 現在 の 助産 婦 活 動 の 実態 に 即 して い る とは 言 い切 れ ない 。 そ こで今 回 、 わ が 国 にお け る助 産 婦 の 実践 能 力 と責 任 範 囲 の実 態 を 明 らか にす べ く、 上 述 した 「日本 の助 産 婦 が持 つ べ き実 践 能力 と責任 範 囲 」 に 関す る 開業 助 産 婦 と一般 勤務 助 産婦 の認 識 、お よ び勤 務 施 設 の 中間 管理 職(産 科 婦 長)の 認 識 を調 査 した。 II方 法 対 象 は 、国 内500床 以 上 の病 院 の 中か ら産科 を有 す る200施 設 を無 作 為 抽 出 し、各 施 設 の 産科 婦 長1名 と勤務 助 産 婦5名(同 施 設 内 で経 験 年 数 が 重 複 しない よ う施 設 に依 頼)、 お よ び 国 内 の有 床 助 産 所 の 中 か ら無 作為 抽 出 した 開業 助 産 婦200名 の 計1400名 を選 択 した 。 デ ー タ収 集 は 、調 査 票 の配 布 、回 収 と も に郵 送 法 を 用 い た。 期 間 は 平 成13年1∼2月 であ る。調査 票 は、 「日本 の 助 産 婦 が持 つ べ き 実 践能 力 と責 任 範 囲 」の 各項 目に則 し、そ の 必 要 性 (3段 階)と 実 践 能 力(5段 階)の 認 識 の 尺 度 を独 自に 設 定 した 。 対 象者 には 調 査 票 とと も に研 究 の主 旨や 守 秘 義務 等 の倫 理 的 配 慮 を明 記 した 書類 を同 封 し、研 究 協 力 を依 頼 した。 有 効 回 答 数(率)は819(58.5%)で あ った 。 内 訳 は 、 勤 務助 産 婦 は助 産 婦 経 験 が5年 以 下 の 者173名 、6年 か ら10年 の者159名 、11年 か ら15年 の者130名 、16年 か ら20年 の者88 名 、21年 以 上 の 者67名 、産 科 婦 長125名 で 、 開 業助 産 婦 は77名 で あ っ た(以 下 、5年 以 下群 、6∼10年 群 、11∼15年 群 、16∼20年 群 、21年 以 上群 、 婦 長群 、 開 業群 とす る)。 分 析 は統 計 ソフ トSPSS-PCを 用 い、 項 目お よび領 域 毎 に記 述 統 計 と分 散 分 析 を行 っ た。 第1報 は 、 周産 期(妊 娠 ・分 娩 ・産 褥)、 家 族 、 地 域 母 子保 健 領 域 に限 定 して述 べ る。 III結 果 総 体 的 に助 産 婦 は、上 述 した 全領 域 の 能 力 の 必要 性 を 強 く認 識 して い た が 、実 践 能 力 で は 、 「あ る程 度 で き るか ら確 実 に で き る」と高 い 認識 を 示 した の は 「褥 婦 の ケ ア」の み で、 「妊 婦 ・ 家 族 の ケア 」 「分 娩 期 の ケ ア 」 「新 生児 の ケ ア 」 「ハ イ リス ク の母 子 へ の ケ ア 」は 「あま りで き ない か らあ る程 度 で き る」とい う中程 度 の認 識 で あ っ た。 「出 生 前 診 断 と診 断 後 の 対 応 へ の支 援 」 「家 族 の ケ ア 」 「地 域 母 子保 健 の ケ ア 」 は 「で き な い か らあ ま りで きな い 」 とい う低 い 認 日本 助産 学 会 誌 第15巻 第3号(200.3) 222イ リス クの 母 子 へ の ケ ア 」 「家族 の ケ ア」は 「あ ま りで きな い か らあ る程 度 で き る」 とい う認 識 で あ った が 、 そ れ 以外 は 「あ る 程度 で き る か ら確 実 にで き る」 と高 い認 識 を示 した。 勤務 助 産 婦 では 、婦 長 群 の実 践 能 力 の認 識 が 「出生 前 診 断 と診 断 後 の 対応 へ の 支援 」 「ハ イ リス ク の母 子 へ のケ ア 」 にお い て 最 も高 か っ た。 ま た、 全 領 域 にお い て 経 験年 数 が増 す につ れ 実践 能 力 の認 識 が 高 く な る傾 向 を認 め た。 Ⅰv考 察 勤務 助 産 婦 、開 業助 産 婦 と もに、周 産 期(妊 娠 ・分娩 ・産 褥)、 家族 、地域 母 子保 健 領 域 の 能力 の 必 要性 を強 く認 識 して い る に も関 わ らず 、 両者 の 実 践 能 力 の認 識 に 大 き な差 が 生 じた の は、 助 産 婦 の活 動 範 囲や 責 任 の重 さの 違 い が 実践 能 力 に反 映 したた め で あ る と考 え る。 助産 婦 外 来 は 勤務 助 産婦 が 自己 の 責任 の も とで 妊婦 健 診 を行 う場 で 、 こ こ数 年増 加 傾 向 に あ る(河 合 、2001)が 、全 国 的 に は ま だ少 な い のが 現 状 で あ る。 した が って妊 婦 健 診 は産 科 の 医師 が 主 体 とな り、身 体 面 にお け る異 常 の 早 期発 見 に 重点 をお く健 診 とな っ て い る。 妊 婦 の 日常 生 活 を 大切 に し、 出産 や 育児 に備 えて 健康 逸 脱 の予 防 や健 康促 進 、 心理 ・社 会 的 側 面 で の支 援 な ど、助 産 婦 の妊 娠 中 か らの継 続 した 関 わ りが強 く望 まれ る。 分娩 期 の 産 婦 は 、 身 体 ば か りで な く心理 ・社 会 的 に も大 き く変 化 し、 助産 婦 は この時 期 の ケア を重 要 視 して い る。 ま た 、助 産 婦 と しての 能 力 を 自他 と もに可 視 的 に 評価 で き る時 期 で もあ る。特 に勤 務 助 産婦 で は 、経験 年 数 が増 す につ れ 顕著 に実 践 能 力 の認 識 が 高 ま っ て お り、 分娩 期 の 実 践 能 力 の認 識 は 、 実 践経 験 の豊 か さが 率 直 に反 映 して い る と考 え られ る。 産褥 期 は、 助 産 婦 の 就 業 形 態 の如 何 に関 わ らず 、入 院 中 の母 子 に対 して 責任 を持 っ て じっ く りとケア が 行 え る時 期 で 、 実 践 能力 の認 識 が 高 ま るの は 当然 で あ る と考 える。 しか し、勤 務助 産 婦 が 自信 を持 って 行 え る と認 識 して い るの は 「褥 婦 の ケ ア」 の み で あ る。 これ は 、勤 務助 産 婦 が 「新 生 児 の ケ ア」 「ハ イ リス ク母 子 へ の ケア 」を 自己の 責 任 範 囲 と認 識 せ ず 、医 師 と協 同 で 、 あ るい は 医 師 の 管 理 下 で ケ ア を行 う とい う認 識 の 実情 を表 して い る とい え る。 妊娠 ・出産 は家 族 に とって も重 要 な ライ フイ ベ ン トで あ り、今 日で は妊 産 婦 が 生 活 す る家 庭や 地 域 で の 家族 構 成 員 も含 め た ケ ア が 求 め られ て い る(戸 田 、2000)。 開 業助 産 婦 の 妊 娠 中か らの 家 族 との 関 わ りや 家 庭 的 な 環境 作 り、 退 院 後 の 家庭 訪 問や 既 出産 者 との集 い な ど、 地道 で継 続 的 な活 動 が 家 族 ケ アや 地域 母 子保 健 の 実 践 能 力 の認 識 を 高 め てい る と考 え られ た。 V結 論 勤 務 助 産 婦 も開 業 助 産 婦 も、周産 期(妊 娠 ・分 娩 ・産褥)、 家 族 、お よび地 域 母 子 保 健 領 域 の能 力 の必 要 性 を強 く認 識 して い た。 開業 助 産 婦 は 同領 域 に お け る 自己 の 高い 実 践 能 力 を認 識 して い た が 、勤務 助 産 婦 が 自信 を持 って 行 え る と認識 して い た の は 「褥 婦 の ケ ア 」の み で 、 助 産 婦 の 活 動 範 囲 や 責任 の 重 さの違 い が 実践 能 力 に強 く反 映 して い る と考 え られ た。 ⅤⅠ 文 献 略 本 研 究 は平 成12年 度 日本 助 産 学 会 学術 研 究委 託 研 究 助 成 を受 けて 行 った 研 究 の 一 部 で あ る. 日本 助産 学 会 誌 第15巻 第3号(2002.3) 223
一 般 演 題 〈研 究 〉
一般演題 〈
研究〉臨床実践能力
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「日本 の 助産 婦 が持 つべ き 実践 能 力 と責 任
範 囲 」 に関す る助産 婦 の認 識(第2報)
―女性 の ケア領 域 にお け る実 態 ―
日本赤十字看護大学 ○新 田 真 弓 日本赤十字看護大学 平 澤 美 恵 子 滝 沢 美 津子 日本赤十字看護大学 村 上 明 美 日本赤十字社医療センター 村 上 睦 子 Ⅰ 緒 言 日本 助 産 学 会(1999)が 報 告 した 「日本 の助 産 婦 が 持 つ べ き 実 践 能 力 と責 任 範 囲 」 は 、 助 産 婦 の あ るべ き 姿 か ら今 後 に 向 け て の活 動 内 容 や 範 囲 を示 した も の で あ り、現 在 の 助 産 婦 活 動 の 実 態 を示 して い る とは 言 い きれ な い。 そ こで 、 わが 国 に お け る助 産 婦 の 実 践 能 力 と責任 範 囲 の 実 態 を 明 らか に す べ く、 実 務 に就 い て い る開 業 助 産 婦 と一 般 勤 務 助 産 婦 の 認 識 、 お よ び 勤 務 施 設 の 中 間 管 理 職(産 科 婦 長)の 認 識 を調 査 した。 Ⅱ 方 法 対 象 、 調 査 方 法 、 回 答 数 、 分 析 方 法 は第1報 に記 述 した。 第2報 で は 、 女 性 の ケ ア領 域 に 焦 点 を 当て 、思 春 期 女 性 、 不 妊 の 悩 み を 持 つ 女 性 と家 族 、 中 高 年 女 性 、 女性 の性 感 染 症 、 月 経 障 害 を 持 つ 女 性 へ の 支援 と各 女 性 に 共 通 す る家 族 計 画 に 関 す る支 援 を この 領 域 で ま と め 、助 産 婦 の 能 力 の 必 要 性 の認 識 と実 践 能 力 の 実 態 を述 べ る。 Ⅲ 結 果 女 性 の ケ ア領 域 で は 、 総 体 的 に経 験 年 数 や 所 属 に 関係 な く、 全 群 の 助 産 婦 が 「必 要 か ら是 非 必 要 」 と認 識 して い るが 、 開 業 群 を 除 い て 「実 践 して い な い 」 と 「で き な い 」 と い う低 い 認 識 で あ っ た。 実 践 能 力 に つ い て は 、 開 業 群 は い ず れ の 項 目 にお い て も 「あま りで き ない か ら あ る程 度 で き る」 と認 識 し、他 の群 に比 べ 有 意 に 認 識 が 高 か っ た(P<.01)。 開 業 群 の 実 践 能 力 は 、不 妊 の 悩 み を持 つ 女性 と家 族 へ の 支 援 で は 「あ ま りで き ない 」、思 春 期 女 性 へ の 支 援 、中 高 年 女 性 へ の 支 援 、女性 の性感染症の予防 と支援 、月経障害 を持 つ女性へ の支援で は 「あま りで きな い か らあ る程 度 で き る」 と認 識 して い た。 唯 一 、家 族 計 画 に関 す る 支 援 の み が 「あ る 程 度 で き る」 と認 識 され て お り、女 性 の ケ ア に 関 して は助 産婦 全 体 の実 践 能 力 の認 識 は高 い と は言 え な い 状 態 で あ っ た 。 ま た 、 こ の領 域 にお け る能 力 の 必 要 性 お よ び 実 践 能 力 の 認 識 は 、 と も に 第1報 で 報 告 した 周 産 期 ケ ア領 域 の 実 態 と比 較 して低 い傾 向 に あ っ た。 IV考 察 女性 の ケ ア領 域 に お い て 助 産 婦 は 経 験 年 数 や 就 業 施 設 形 態 に か か わ らず 能 力 の 必 要 性 を認 識 して い るが 、対 象 へ の 関 わ りが少 な い 状 況 か ら、実 践 を して い な い こ とが 多 く、「で きな い」 と認 識 して い た と推 測 され る。 思春 期 女 性 へ の 支 援 で は 、勤 務 助 産 婦 は 産 婦 人 科 に 勤 務 し10代 の 妊 娠 や 性 感 染 症 の ケ ア 等 の 治 療 的 関 わ りは あ る が 、思 春 期 特 有 の健 康 問 題 を 中 心 に した 予 防 的 な 支 援 を 行 う機 会 は 224 日本 助 産 学会 誌 第15巻 第3号(2002.3)らも 不 妊 者 に 寄 り添 った ケア の 必 要 性(フ ィ ン レー ジ の会 、2000)が 明 示 され て い る。 しか し、 これ らの 支 援 は 人 間 的 に も成 熟 しカ ウ ンセ リン グ 技 術 な どの 専 門 的 な 教 育 を受 け 、 一 定 水 準 の 能 力 を確 保 して 行 え る支 援 で あ るた め 、 系統 だ っ た 卒 後 教 育 の 必 要 性 が示 唆 され た。 中 高 年 女 性 へ の 支 援 で は 、疾 患 を持 つ 中高 年 女性 へ の 援 助 は行 っ て い る と推 測 され るが 、 年 代 特 有 の 心 身 の 諸 変 化 や 心 理 的 な 特 性 を理 解 して エ ンパ ワー メ ン トを促 す よ うな 健 康 支 援 者 と して の役 割 は 取 られ て い な い 。 女 性 の 性 感 染症 の予 防 と支援 で は 、女 性 の潜 在 的 ニ ー ズが 高 くな っ て い る と思 わ れ るが 、 助 産 婦 の 実 践 能 力 は伴 っ て い な い こ とが 明 か に な っ た 。10代 の 性 感 染 症 が 増 加 傾 向 に あ る今 日(熊 本 、2001)、 女 性 の リプ ロ ダ ク テ ィ ブ ・ヘ ル ス を 指 向 した性 感 染 症 に 対 す る予 防 と支 援 を確 実 に勧 め る こ との で き る実 践 能 力 を 早 急 に 習 得 す る必 要 が あ る と考 え る。 月 経 障 害 を 持 つ 女性 の 援 助 も、 近 年 の社 会 背 景 や ライ フ ス タ イ ル の 変 化 に よ る影 響 か ら、 何 らか の 疾 患 を伴 い 月 経 障 害 を き た して い る女 性 の 実 態 を把 握 し、 助 産 婦 の視 点 か ら適 切 な 助 言 や 生 活 改 善 の援 助 を行 うこ とが 求 め られ る。 上 述 した ケ ア領 域 で は 、開 業 助 産婦 は 地 域 で 対 象 と の関 わ りは周 産 期 だ け で な く女 性 の 家 族 を含 め て 継 続 的 に 援 助 を行 っ て い る こ とか ら、 女 性 へ の健 康 支 援 の ニー ズ とケ ア の 必 要 性 を実 感 し、 実 践 能 力 を高 め る努 力 を行 っ て い る と考 え られ る。 家族 計 画 に 関す る支 援 で は 、 勤務 助 産 婦 は 「あ ま りで き な い 」 と認 識 して い た。 家 族 計 画 は助 産 婦 の 基 礎 教 育 にお い て 「受胎 調 節 実 地 指 導 認 定 講 習 会 」 と して 位 置 づ け 教 育 を行 っ て い る。実 践 にお い て も、産褥 期 の ケ ア な どで 支援 し能 力 を育 成 す る機 会 が あ る と思 わ れ る が 、 経 験 年 数 を経 て もで き て い な い 状 況 は 普 段 の ケ アの 中 で行 わ れ て い な い と考 え られ る。 開 業 助 産 婦 もパ ー トナ ー を含 め た指 導 は 「あ る程 度 で き る 」 と決 して 高 い とは言 え ず 、 助 産 婦 全 体 の 実 践 能 力 の 強 化 を図 る必 要 性 が 生 じて い る。 以 上 よ り、 女性 の 健 康 支 援 を 行 う上 で 必 要 と され る 人 間 的 な 成 熟 や 専 門 技 術 、 最 新 の知 識 を 得 るた め の 卒 後 教 育 の必 要性 が 示 唆 され た 。 又 、 リプ ロ ダ クテ ィ ブ・ヘ ル ス の 専 門 職 と し て 、 専 門 外 来 に お け る相 談 や カ ウン セ リン グ 、 ケ ア コー デ ィネ ー ター 的役 割 や 地 域 で の健 康 に 関 す る啓 蒙 活 動 な どケ ア 実 践 を 行 う臨 床 の 開拓 が 必 要 で あ る と考 え られ る。 V結 論 助 産 婦 は 、 女性 の ケ ア領 域 に 関 して 経 験 年 数 や 就 業施 設 形 態 に関 わ らず 助 産 婦 と して 必 要 な 能 力 で あ る と認 識 して い た が 、 実 践 能 力 は総 体 的 に 低 い こ とが 判 明 した 。 開 業 助 産 婦 は 女 性 と密 接 に関 わ る なか で 、勤 務 助 産 婦 よ りも 実 践能 力 を 習 得 して い る と考 え られ た が 、 助 産 婦 職 全 体 と して は 実 践 能 力 の低 い領 域 で あ っ た。 今 後 は 、 女 性 の ケ ア領 域 に つ い て の 実 践 能 力 を養 う卒 後 教 育 と実 践 活 動 の 拡 大 の 必 要 性 が示 唆 され た 。 VI文 献 略 本 研 究 は 平 成12年 度 助 産 学 会 学 術 研 究委 託研 究 助 成 を受 け て 行 った 研 究 の 一 部 で あ る. 日本 助 産 学会 誌 第15巻 第3号(2002.3) 225
一般 演 題 〈研 究 〉
一般演題 〈
研究〉臨床実践能力
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「日本 の 助 産 婦 が 持 つ べ き 実 践 能 力 と責 任
範 囲 」 に 関 す る助 産 婦 の 認 識(第3報)
一専門職としての自律を保つための行動と責任における実態―
日本赤十字看護大学 ○滝 沢 美 津 子 日本赤十字看護大学 村 上 明 美 日本赤十字社医療センター 村 上 睦 子 日本赤十字看護大学 平 澤 美 恵 子 日本赤十字看護大学 新 田 真 弓 1.緒言 日 本 助 産 学 会(1999)が 報 告 し た 「日本 の 助 産 婦 が 持 つ べ き 実 践 能 力 と責 任 範 囲」は 、 助 産 婦 が 専 門 職 と し て 有 し 活 動 す べ き 内 容 や 範 囲 を示 し て お り 、 現 在 の 助 産 婦 活 動 の 実 態 を 示 して い る と は 言 い き れ な い 。 そ こで 、 我 が 国 に お け る助 産 婦 の実 践 能 力 と責 任 範 囲 の 実 態 明 らか にす る た め に調 査 を 行 っ た 。 第3報 で は 、専 門 職 と し て の 自 律 を保 つ た め の 行 動 と 責任 に お け る 実 態 につ い て 報 告 す る 。 Ⅱ.方法 調 査対 象 、 調 査 方 法 、 回 答 数 は 第1報 に 準 ず る 。 第3報 で は 、 専 門 職 と して の 自 律 を保 つ た め の 行 動 と責 任 に 関す る10項 目 に焦 点 を 当 て 、 各 項 目 毎 に そ の 必 要 性(3段 階)と 実 践 能 力(5段 階)の 認 識 に つ い て 記 述 統 計 と分 散 分 析 を 行 っ た 。 Ⅲ 結 果 専 門職 と して の 自 律 を保 つ た め の行 動 と 責 任 に 関 す る 必 要 性 の認 識 は 、 助 産 婦 の 経 験 年 数 や 就 業 施 設 形 態 に関 係 な く、 全 て の群 が 各 項 目 につ い て 「必 要 か ら 是 非 必 要 」 と い う範 囲 で 高 い認 識 を 示 した 。 中 で も婦 長 群 は 、 「4.研究 に よ っ て 得 られ た 結 果 を評 価 し、 解 釈 し、 批 判 的 に 応 用 す る 」 で は 他 群 よ り も有 意 に 必 要 性 の 認 識 が 高 く(P<.05)、 他 の9項 目 中6項 目 に お い て も有 意 差 は 認 め られ な い が 必 要 性 の 認 識 が 最 も高 か った 。 実 践 能 力 に お い て は 、 開 業 群 が 、す べ て の項 目 に お い て 他 群 よ り も有 意 に 高 い 認 識 を 示 し た(P<.05)。 「4研 究 に よ っ て 得 られ た結 果 を評 価 し、 解 釈 し、 批 判 的 に 応 用す る」 「5研 究 に よ っ て 得 られ た 結 果 を教 育 プ ロ グ ラ ム お よ び 継 続 教 育 プ ロ グ ラム に 活 用 す る 」 「9.助産 婦 業 務 や 助 産 婦 教 育 に 影 響 す る 政 策 決 定 に 関 与 す る 」 に 関 して は 「あ ま り行 って い な い か ら あ る程 度 行 っ て い る」 と い う 範 囲 の 認 識 で あ っ た 。 しか し 、 そ れ 以 外 の7項 目 にお い て は 「あ る 程 度 行 って い る か ら 積 極 的 に 行 っ て い る 」 とい う 高 い認 識 で あ った 。 動 務 助 産 婦 の 各 群 間 に お け る 比 較 で は 、5年 以 下 経 験 群 は す べ て の項 目 に お い て 実 践 能 力 の認 識 が 最 も 低 く、 反 対 に 、 婦 長 群 は す べ て の 項 目に お い て 実 践 能 力 の 認 識 が 最 も高 か った 。 ま た 、 経 験 年 数 に応 じ て 実 践 能 力 の 認 識 が 高 くな る 傾 向 を 認 め た 。 さ ら に 、 勤 務 助 産 婦 の 全 群 に お い て 「9.助産 婦 業 務 や 助 産 婦 教 育 に 影 響 す る政 策 決 定 に 関 与 す る」 「10.女性 と子 供 に対 す る母 子 保 健 サ ー ビス の 成 果 を 向 上 させ る た め に 、 必 要 な 提 言 を 行 う」 の 項 目 に 関 して は 、 「全 く 行 っ て い な い か ら あ ま り行 っ て い な い 」 と い う低 い 認 識 で あ っ た 。 226 日本助 産 学 会 誌 第15巻 第3号(2002.3)識 が 問 わ れ て い る 。 調 査 の 結 果 、 助 産 婦 全 体 が こ の 領 域 の 能 力 の必 要 性 を強 く認 識 し て お り、特 に 中 間管 理 職 で あ る 産 科 婦 長 が 最 も そ の 必 要 性 を 認 識 して いた 。 これ は婦 長 と い う 中 間 管 理 職 が 、 組織 の 中 で 専 門 職 と し て の 自覚 の 上 に 、 良 質 な ケ ア を提 供 す るた め の 業 務 評 価 を行 う こ とが 求 め られ て お り、 日々 の 業 務 の 中 で は ケ ア の 質 の保 証 の た め の 研 究 が 必 要 で あ る こ と を実 感 し 、 実 際 に 研 究 で 得 られ た 結 果 の 批 判 的 な 活 用 の 場 が 多 い (木 村 ら、1998)か らで は な いか と考 え る 。 後 輩 の育 成 に お い て は個 々 の助 産 婦 を尊 重 し、い た わ る こ と や 他 職 種 、 助 産 婦 同 士 の ネ ッ トワー ク を 活 用 して 相 互研 鎭 を図 り継 続 教 育 を推 進 す るな ど、 ケ ア の 管 理 や 人 事 管 理 の 責 任 を 持 つ 立 場 に あ る ことか ら、 能 力 の必 要 性 を 強 く認 識 して い た と考 え られ る 。 一 方 、 こ の 領 域 の 実 践 能 力 の認 識 で は 、開 業 助 産 婦 が す べ て の 項 言 に お いて 、 どの 勤 務 助 産 婦 よ り も認 識 が 高 か っ た 。 中 で も開 業 助 産 婦 は 、 専 門 的 な 組 織 活 動 を 通 して 助 産 婦 の 役 割 と機 能 の促 進 を は か る こ と 、 実践 し て い る業 務 を 評価 し て 助 産 ケ ア の 水 準 を 向 上 さ せ る こ と 、 あ る い は助 産 婦 同 士 の ネ ッ ト ワ ー ク の 中 で 相 互 に 尊 重 し て 支 持 し あ っ た り、 い た わ る と い う能 力 を高 く認 識 して い る の は 、 開 業 助 産 婦 が 助 産 婦 の 専 門 職 能 団 体 に所 属 して 相 互 研 鎖 を 行 っ て い る こ とや 、 日 頃 か ら全 責 任 を 持 っ て 業 務 を 行 っ て い る こ と の 自 信 に よ る と い え よ う 。 勤 務 助 産 婦 の 中 で は 、 経 験 年 数5年 以 下 の助 産 婦 が す べ て の 項 言 に 関 して 実 践 能 力 の認 識 が最 も 低 か っ た 。 助 産 婦 の専 門 職 と して の 自律 を 保 つ た め の 行 動 と責 任 とい う領 域 は 、 第1報 、 第2 報 で 取 り上 げ た領 域 の よ う に、 助 産 婦 が 知 識 や 技 術 を修 得 し女 性 や 家 族 を支 援 す る と い う 目 に見 え る 活 動 能 力 が 求 め られ て い る の で は な く 、専 門 職 業 人 と して の 自覚 や 人 間 的 な 成 熟 が 伴 っ て こそ 高 め られ る領 域 で あ る と考 え る 。 ま た 経 験 を積 む こ とで 徐 々 に培 わ れ て い く助 産 婦 に対 す る ア イ デ ン テ ィテ ィ と も 関 係 が あ る の で は な いだ ろ う か 。 経 験 年 数 が 少 な く年 齢 も若 けれ ば 、専 門 職 と して の 自 律 を 保 つ 行 動 と 責 任 の 能 力 を 身 につ け る こ と は 困 難 で あ る の か も しれ な い 。 従 っ て 、 こ の よ うな 能 力 の 必 要 性 を 常 に 認 識 しな が ら継 続 的 に 自己 研 鎭 をす る 努 力 が 求 め られ る と い え よ う 。 全 体 的 に 勤 務 助 産 婦 は 、助 産 婦 業 務 や 助 産 婦 教 育 に影 響 す る 政 策 決 定 に 関 与 す る能 力 や 、 母 子 保 健 サ ー ビス の 成果 を 向 上 さ せ る た め の提 言 を 行 う能 力 が 低 い と 認 識 し て い た 。 この 結 果 は 、 助 産 婦 活 動 の 場 を勤 務 施 設 内 に限 定 して 、 一 つ の 組 織 の 中 だ け で 専 門 職 の機 能 や 役 割 を 捉 え て い る勤 務 助 産 婦 の 意 識 を反 映 して い る と い え よ う。 よ り 良 い助 産 ケ ア を 実 践 の 場 か ら行 政 機 関 や 地 域 社 会 に 向 け て 発 信 して い く能 力 も必 要 で あ る 。 V結 論 専 門 職 と して の 自 律 を保 つ た め の 行 動 と 責 任 に関 す る 必 要 性 の 認 識 は 、 助 産 婦 の経 験 年 数 や 就 業 施 設 形 態 に 関 わ らず 全 体 的 に高 く、 中 で も産 科 婦 長 の 認 識 が 最 も高 か っ た 。 実 践 能 力 の 認 識 は 、 開 業 助 産 婦 が 最 も高 く 経 験 年 数5年 以 下 の 勤 務 助 産 婦 が 最 も 低 か っ た 。 Ⅵ.文 献 略 本研 究は平成12年 度 日本助産学会学術研究委託研 究の助成 を受 けて行った研究 の一部で ある. 日本 助 産学 会 誌 第15巻 第3号(2002.3) 227
一般 演 題 〈研 究 〉 一般 演 題 〈研 究 〉 臨床 実践 能 力
58助
産婦 が行 うモニ タ リングケア及びサ ポーテ ィブ
ケ アの構 造化 と助産婦 の臨床能 力の 明文化 の試 み
―関連する4つ のスキル とその2つ の機能の特定―
日本赤十字社医療センター ○村 上 睦 子 日本赤十字社医療センター 中 根 直 子 日本赤十字社医療センター 赤 山 美 智 代 広島大学医学部保健学科 成 田 伸 広島県立保健福祉大学 坂 梨 薫 北海道医療大学 齋 藤 い ず み Ⅰ 緒 言 日本 は周産 期死 亡 率が 世 界 で最 も低 く、一 方 で 医療的 介 入 は他 の先 進諸 国 と比 較す る と高 いと は いえず 、低 い医 療介 入 で あ りなが ら安 全な 出産 を保 障 して い る こ とが示 唆 され る。 この よ うな 望 ま しい状態 に病 院内 で の助 産 婦 の関 与が 予測 され るが 、そ の詳細 は十 分 に言語 化 されて いな い。 本 研究 は、 日本 にお いて妊 産婦 を支 援 す る ことに 関 して 先 駆的 な 医 療施設 に働 く助 産 婦 のスキ ル 、 特 に、熟 練 助産 婦 の スキ ル を 目に見 え る もの と 目に見 え に くいも の とに分 け 、未 熟練 の助産 婦が持 ち に くいス キル で ある と考 え られ る 「目に見 えに くい スキ ル」 に焦点 を 当て 、そ の スキル を特定 す る こ とを 目的 と して いる。私 た ち は先行 研究 にお いて 、文 献 検 討 と1ケ ー スの ビデ オ画 像 を基 に した 討議 を行 い 、熟 練 助産 婦 の4つ のス キル とそ の2つ の機 能 を仮定 した 】)(表1)。 表14つ のス キ ル と各 スキ ルが 持つ 機 能 本 報告 で は 、先行 研究 にお いて1ケ ー スか ら仮 定 した4つ のス キル とそ の2つ の機 能 の存在 が、 他 のケ ー スにお いて も適 用可 能か ど うか を検 証す る。 Ⅱ 方 法 熟練助 産 婦3名 、豊 富 な臨床 経 験 を持 つ助 産 学研究 者3名 、看 護情 報 学研究 者1名 か らな る研 究 チー ムで 分析 を行 った 。分 析 のた め の資料 には、 同意 を得 た 上 で録 画 され た 、 チー ム 内の熟練 助 産 婦が3人 の産 婦 をケ ア して い る場 面(初 産 婦1人 、経 産 婦2人)の ビデオ 画 像 を用 い た。 本 研究 に用 いた定 性 的 な分析 は、Checkland2)が提 唱 した ソ フ トシス テム 思考 によ る ア プ ローチ にそ の根 拠 を 置 き、 シ ステ ム世 界 の概 念モ デ ル と現 実世 界 の 問題 との間 で 、納 得 の い く まで行 き 来 して最 終 コ ー スに た ど り着 くも ので あ る3)。 仮定 され たス キル とそ の機 能 は今 回 の分 析 にお け る 当初 の概 念 モデ ル で あ る。 また本 検 討 で は ビデオ 画像 自体 の分 析 を行 な った ので は な く、 ビデ オ画 像 に よ り触 発 された 研究 メ ンバ ー 間 の ブ レー ンス トー ミ ングの 内容 自体 がデ ー タ とな って い る。ブ レー ンス トー ミン グで は臨床経 験 に基 づ いて 熟練 助産 婦 と助産 学 研究 者 が現 実 世 界 を述べ、 228 日本 助 産学 会 誌 第15巻 第3号(2002.3)(1)本 研 究 に お け る 分 析 の 結 果 か ら、4つ の ス キ ル と2つ の 機 能 の 存 在 が 確 認 さ れ 、 他 の ケ ー ス に お い て も適 応 可 能 で あ る こ と が 明 ら か と な っ た 。 (2)「 情 報 収 集 」 と い う 機 能 は 取 り扱 っ た 助 産 婦 に 対 す る 情 報 収 集 内 容 の 確 認 作 業 か ら、 「産 婦 の 支 援 」 と い う機 能 は そ の ス キ ル 提 供 後 の 産 婦 の 反 応 か ら 、そ の存 在 が 確 認 され た 。 (3)4つ の ス キ ル の 提 供 形 態 に は 、 「単 独 の ス キ ル の 提 供 」 と 「複 数 の ス キ ル の 組 み 合 わ せ で の 提 供 」 の2つ の 形 態 が 確 認 さ れ た 。 ま た1つ の ス キ ル の 提 供 が 同 時 に2つ の 機 能(情 報 収 集 と産 婦 支 援)を 持 つ 場 合 と 、 「情 報 収 集 」 の機 能 の み を持 つ 場 合 とが あ っ た 。 (4)特 に 「見 守 る 」ス キ ル は 他 の ス キ ル が 存 在 す る と認 知 さ れ に く く な る こ と が 確 認 さ れ た 。 Ⅳ 考 察 本 検 討 の 結 果、熟 練 助 産 婦 の ス キ ル と して4つ の ス キ ル と2つ の 機 能 が 他 の ケ ー ス に お い て も 適 応 可 能 で あ る こ と を 確 認 で き た 。 「情 報 収 集 」 「産 婦 の 支 援 」 と い う機 能 は そ れ ぞ れ モ ニ タ リ ン グ ケ ア、サ ポ ー テ ィ ブ ケ ア に相 当す る と予 測 さ れ る が 、 現 段 階 で は 、文 献 的 な 検 討 等 を含 め て 十 分 明 らか に で き て い な い 。 私 た ち は 目 に 見 え に く い ス キ ル に 焦 点 を 当 て て き た 。 前 述 した よ う に 、 特 に 「見 守 る 」 ス キ ル は他 の ス キ ル が 存 在 す る と認 知 さ れ に くか っ た 。 武 井4)は 、看 護 の 仕 事 の 中 に 「見 え に く い技 術 」 が あ る こ と を指 摘 し て お り、こ れ は 本 報 告 と 同 じ視 点 で あ る 。 近 年 高 ま っ て い る ベ ナ ー の 看 護 論 や ケ ア リ ン グ に 関 す る 関 心 は 、こ の 見 え に く い技 術 を 言 語 化 す る こ と の重 要 性 の 現 わ れ で あ ろ う。 V結 論 複 数 ケ ー ス の 分 析 を 通 し て 熟 練 助 産 婦 の 技 と して 、 「見 守 る 」 「触 れ る」 「さ さ や く」 「承 認 す る 」 の4つ の ス キ ル と 、 そ れ ぞ れ の 「情 報 収集 」 と 「産 婦 の支 援 」 と い う機 能 が 存 在 す る 可 能 性 が 示 唆 さ れ た 。 これ ら4つ の ス キ ル は 、 現 段 階 で は先 駆 的 助 産 施 設 の 熟 練 助 産 婦 の技 と して 抽 出 さ れ てお り、 これ ら の 検 証 は 今 後 の 課 題 で あ る 。 助 産 領 域 の 国 際 的 動 向 と して 、 助 産 婦 が 安 全 を維 持 しな が ら産 婦 を エ ンパ ワ ー メ ン トす る こ と に よ っ て 、 産 婦 本 人 が 心 身 と も に 安 定 した 状 態 で 自 己 コ ン トロー ル す る よ う な 展 開 を 目 指 して い る と い え る 。今 回 明 ら か に な っ た4つ の ス キ ル は 国 際 的 動 向 に か な っ た も の で あ る と推 測 され る。 4つ の ス キ ル が 国 際 的 に も適 用 可 能 で あ る か ど うか も今 後 の 検 討 課 題 で あ る と考 え て い る 。 本研 究 は平成12年 度 日本 助産 学 会委 託研 究 助 成 金を受 け て実 施 され た。本 研 究 メ ンバ ー には 水 流聡 子(広 島大 学 医学部 保健 学 科)が 含 まれ て い る。 【文 献
1)Nakane, N, eta1. TrialofIdentifyingSkillsinJapaneseExpertMidwives, JapanAcademyof NursingScience, FourthInternationalNursingResearchConference, p. 129, 2001.
2)Checland, P著; 高 原 康彦 ・ 中野文 平監 訳: 萩 しい システ ム ア プロー チ, オ ー ム社, 1996. 3)中 西睦 子 編 集: 看護 サ ー ビス管 理, 医学 書院, 1998.
4)武 井麻 子: 感 情 と看 護, 医学 書 院, 2001.