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中枢神経障害理学療法の理論的構築

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Japanese Physical Therapy Association

NII-Electronic Library Service

Japanese  Physioal  Therapy  Assooiation

理学 療 法 学

 

第32巻 第1号

 

11

14頁 〔

2DO5

年)

神経系

学療

法 分 科 会

中枢 神 経 障 害

学療 法

構 築

    

理 学 療 法 学

司   会

講   師

吉 尾 雅

学保健

療学部

口下 隆

柏 原

院 )

曾 根 政 富

堂 東 京 江 東 高 齢 者 医 療

セ ン タ

宮本省.

知 医

療学

院 )

内 山   靖

群 馬 大 学 医 学 部

じめ

に   中 枢 神 経 障 害では1940年 代 後 半か ら神 経生 理学 的 知見 あ る い は 発 達学 的な 理

景に し た

経 生理学 的アプロ

チ が台 頭してきた

運 動 麻 痺の改

を促通 す ること を主凵的に あ げ た こと か らファ シ リ テ

シ ョ ン

テ クニ ッ クとも呼ば れ

多 くの 体 系は

ShcrringlDn

や Magnus ら2D 世 紀 初 期の牛理 学 的 実 験 モデルを 基礎に し て主要 な 概念 を構 築し てい るt

  系統 発 生 的 運動バ ダ

ン に 着 目 し た

TempLe

 

Fay

MD

囲 有 受 容器の刺激 に よ る神 経筋の促 通 を 創 案 し た

Hermun

Kabat (MD } とMargarc 【 Kmott [:PTL 神経 発 達 学 的 側 面か ら運 動 学 習 を とらえ た

Karel

 

Br

balh

MD

1

Ber

a 

Boba

h

PT

感 覚

容 器へ

rl

勺運

パタ

ンに

目 し たMargaret  Rood (

OT

 PT )

脳 卒 中 後の回

で共 同 運動 の存 在に着 目し た

Signe

 Brunnstrom らが1950年 代 初 期のほ ぼ 同時 期に治 療 体 系 を 発 表し

注 目 を浴びた

その後

1960

970

年 代 に は 脳 性 麻 痺 の 超 早 期 療 育 と し て 特 有

の 刺 激 と 抵抗 によっ て パタ

ニ ン グ を図ろう とす るVac⊥aY Vojta (MD 〕が

また

1980年 代 後 半に愛 知 県立 心身 障 害 児 療 育センタ

ヒ 田正 氏 〔MD :1 近 年の シ ス テ ム理 論 など豊 富 な情 報 を背 景に

合理 的 な随 意運動が出現 する環 境 を提 供し てい く独 臼の体 系 を 報 告してい る

 

神 経生 理学 的アプロ

チの

く は中

枢 神

へ の

き か け を 意 図 したもの であるCt 末 梢 器 官へ の刺 激

す なわち感 覚入力 の操 作によっ て中 枢 神 経 系へ 影響 を 及ぼ し

不 足 したTF常の要 素 を 促 通 し

異 常 な 反射 機 構を抑 制し ようとする

入力 も

得 ら れ る 効 果 も

全体に 注 目 し

姿 勢反射や 運動発 達 な ど を 通 し て 脳の発 達 が どのレベ ルに あ る か を 検 討 し な が ら

その さ ら な る構 築 を 目指 す

しか し

その後の生理学 や 心 理 学

とりわ け 脳の科 学の発 展 は 急 速で

シ ステム理 論 な どに基づ く運 動 制 御 や 運動 学 習の 埋論 化が進 む 巾

考 え 方の

部 を残して

次 第に 臨床か ら忘れ去ら れ よう と してい る体 系 もある

それ ほど近 年 の運動 制 御

運動 学 習理論は従来の神 経生 理学 的アブロ

チの 様 相を

変す る勢い で発 展して いる

t

認 知運動 療 法は その よ う な脳の科 学の発 展に臨 床の立場か ら応 えようとして い る活 動で あ ろ うc

 

中枢 神 経障害の 様々 な

事 象

や そ れ らへ の アプロ

チ が ト分 謹明づけ ら れ な く なった と き

パ ラ ダ イムを どのよ う に 転 換 し てい くのだろう か?事 象 を寄 せ 集めた 集 合 体 を統 計 的 手 法に よっ て処理 し てい くのか

それと もひとつ ひとつ の事 象に理 論 付け してい ことで

万向性

索し てい の か

卜分 検 討しな け れ ば な ら ない

  残 念 なが ら

主に神 経 生 理 学 的 側 而か ら治 療 的に行わ れて き た アプ ロ

チは

リハ ビ リ テ

ショ ンが全 人 間 的 復 権 を 目指 そ う と す る 近 年の社 会 変 化 に 対 応 で き な かっ た き らい が あ る

機能 的な 改薺が 必 ず し も能 力の向 上 や積極 的 な 社会 参加 に寄与 し ない現 実 は 痛 烈 な批 判 を 浴 び た

そ して

ICF

に示 され た 「生 活 機 能 」 とい こ とば が理 学 療 法のあ り方につ いて

改め て 問いか け てい るt

 

本 分 科 会で は

中 枢 神 経 障

学 療法

の パ ラ ダ イム転 換に よっ て

理 学 療 法の指 標や治療が どのように変 化してき た か を 検証 し

中枢 神経障 害理 学療 法の現状 を分 析し

近 未来に向 け ての理 論 的構築につ いて 議 論 す る

順 天 堂東 京江東 高齢 者医療 セン

y

の曾根政富氏 に はパ

キン ソン病の理 学 療 法 を 中 心 に

高 知 医療 学 院の宮 本 省三氏には認 知理学 療 法の理論的 な背 景 を 中心に

群 馬 大 学の 内 山 靖氏には taitor made の理 学 療 法 を 中 心 に発言内 容 を紹 介し

その 討 論 を ま とめ て報 告するu パ

キン ソ ン病 の 理

療 法

 9〔)例の パ

キン ゾ ン病 患 者を対 象に

ル の重 症度H

度の推 移 と

臨 床症 状

動 作 能 丿JおよびADL 能 力との関 連 を調査し た

H

度で は前 傾

前屈 姿 勢 と な リバ ン ス の低卜

が 現 れ

ズ ボンの着 脱 な どの

H

脚 lil

/ち 動作での困 難 が み ら れ た

][[度では寝 返 り

起 き

L

が り動作や方

転 換な どの 回旋 動

の 障 害 が

ADL

能 力の低 ドを増 強 させ

 

W

で は抗 重 力 活 動 が さ ら に障 害さ れ

ADL

に介 助 を 要 する ようになった。 これ ら か らキに体 幹の抗 重 力 伸 展 活 動

体 軸回旋 活 動の障 害 が 起 居 移動 動

を困 難に し

バ ラ ンス の

下 が軽 度か ら障 害 を受 けるこ にな る と推 測した

森II1はハ ン ドル回 し とベ グ を 立 て る 動 作 が 低下する ことを報 告 し

その理 由と してリ ズム障 害とつ ま み

N工 工

Eleotronio  Library  

(2)

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12 理 学 療 法 学 第

32

巻 第 1号 運び

方 向 変 えとい う連 続 動 作の連 合が障 害さ れる こと を あ げ てい る

下茂で は スキップ動 作 が 際だっ て悪 く

バ ラ ン ス障 害 とト

肢の 反復 交々

1

動 作の

で あ る と し てい る

tz

に あ げ た バ ラン ス の 題 は

練 脅を行え ば

8

10か 月の期 間で は改 み がみられ

その後1年 半 まで維 持できる こ とが 分かっ た、  パ

キンソ ン病の症 状 を 理 解 し

運 動 療 法 を 行 う

L

大 脳基 底 核の生理 や 回路 仮 説 を知っ て おくことは大 切 なことであ る

D

 

k

脳 皮 質

視 床 卜

核 投 射

を介す る経 路 (ハ イパ

直 接 踟 は淡 蒼 球 内 節二 ;L

ロ ン の活 性 化を興 奮さ せ

結 果

r19

に視 床お よ び 大 脳皮 質 を抑 制 する

L

)直接 路は淡 蒼 球 内節 を抑 制 し

を 脱

抑 制

お よ び大脳皮

を興奮さ せ る

31

] 間接 路は淡 蒼球 外 節ニ

ュー

ロ ン を抑 制

視 床 下 核へ の 抑 制が と れ

淡 蒼球 内節ニ

ュー

ロ ンの活 動 性を興 奮させ

結 果的に視 床 お よ び

jc

脳 皮 質 を 抑 制 す る

 パ

キン ソ ンで は黒 質 緻 密 部の ド

パ ミンが不 足 し

淡 蒼 球内節ニ ュ

ロ ンが 視床を抑制 し

無 動

寡 動 が 起 こ る と 説 明 され て い る

固 縮はa 運 動ニ

 

ロ ン の興 奮性のJ

t進によ る と考 えら れてい る

大脳 基 底 核か らの ト

行性 投 剔

が脚 橋 被蓋核 や 巨 大 細 胞 性 網様核 で 中 継 さ れ

網 様 体 育髄路を介し抑 制 性の lb介 在ニ

ュー

ロ ン を抑 制す ること でα運動ニ ュ

ロ ン が 興奮 す る という 説 が ある

 パ

ン ソ ン病の症 状の特 徴は

〔1)前傾

前 屈で 代 表 さ れ る頭 部 と 体 幹の アライメ ン ト不 良

C2

) 体 軸 内 回旋の不 良

13支 持底 面で の重 心移 動困 雄

交 冗 動 作 が 困 蚶 であ り

背 景と して姿 勢反 応の異 常が あ げ ら れ

さ ら に寡動 に より増 強さ れて い る と思われ る

固縮

寡動によ り

関 節

皮 膚

皮下組 織の柔 軟 性が低 ド し

その ことが末 梢か らの情 報 を 受 け取 りにくい 状 態を作る。 ま た

寡 動に よ り

反 応時 間の遅 延

運 動時 間の延 長が現れ

平衡反 応の 応菩は 同時1区縮 と な り

ン スを よ り悪 く してい

っ て

運 動 療 法で は 〔11]

皮 膚

皮下組 織の 柔 軟 性の 回復

2

)立 ち直 り反 応の 促通

1:3〕

反応の促通を強調する

  す くみ足や小 刻み歩 行に代 表さ れ るパ

キン ソンの歩 行 障 害は理 学 療 法の 大き な課 題で あ る

その中 身は

歩幅の日動 的 な 調節が基 本 的な 問 題 に な る

ゆえに

ステッ プ肢 位で練 習 す るこ と が 大 切 で あ る

歩 行に 関する巾 撫 とし て は

まず 脊髄 歩 行パ タ

ン ジェ ネ レ

が あ げ ら れ る が

基本的 なステ

ソ ブの リズムは すべ て脊 髄 内の神 経 回路で作ら れ る

脳 幹歩行 中 枢 は

脳 幹 網様 体 脊 髄 細 胞 を経 由 して脊 髄のリズム生器 を 興 奮さ せ て歩 行リ ズム を誘 発 し

自 発 歩 行 を 発現 する

脚 橋 被 蓋 核 は 歩 行 時の筋 緊 張 を 調 節 す るcJ く脳 基 底核は歩 行の開 始 と終

了に関連 し

運動の プロ グラ ムを 決定す る

小 脳 で は適切 に姿 勢を変 化さ せ

連動を な め ら かにす る

大 脳 皮質は 歩 行のリ ズ ムを調整し たり

環 境に合わせ て歩 行 を 調節 する

これ らの役 割 を

慮し な が ら

次の ように歩f丁練 習 を 行 う必 要がある

(1〕 末梢入

か らの情報を受け

りやすい状況 に身 体アラ

f

メ ン ト を整え る

〔2〕 立位バ ラン ス を強

する ために選 択 的 伸 展 を促 通 する

 

側下 肢で 立った り

ステップ肢位

交叉肢 位で の姿 勢 反応 を 促 してい

3) リ ズミカルなパタ

ン の経 験をltJ

え てい く

14

} スピ

協調性の経 験 を 与 えてい

認 知 理 学 療 法

理 論 的 背 景

宮 本

 

理学 療

理論の構 築につ い て

まず 運 動 療 法は運 動 学 習 埋 論に 基づい て作るべ き で あ る  そこ で コ ン センサスは得ら れ る と思 うが

ある理 論 に 立って行 うこと と

あ る思 想に立っ て治 療 を行 う とい のは基 本 的に違 う

リハ ビ リ テ

ショ ンは機 能 障 害

能 力 障 害

社 会 的不 利とい

に 則っ て理学

療 法

を 構 築してい の と

ある セ ラ ピストが目の 前の患 者に治 療 を 理 論 的に構 築して い くとい うのは根 本的に異 な7n 

  学習とい う観 点に立

た と き

理 学療 法十 を

3

つ の タイ プ に 分 類 すること が で き る

 

ひ とりは要 素還 元

L

者で あ る

あ る スキルを

行 為を学 習す る に当たって

関節 可 動 域

筋 力

あ るい はバ ラン ス とい う複 数の要 素か ら成

b

立っ てい るとい う も の であ る

ふた りめ は 行動 上 義 者 と呼 ばれる者である

行 為 を ある経 験

動 作の 反 復で学 習 するとい

え方である

反 応 を 重 視 し た り

感 覚 フ ィ

ドバ ッ ク を 重視してお り

動 作 は あ る難 易 度をもっ て構 成さ れ

達 成 されて い くと考 えて い る

モの理 学 療 法

L

は認

lill

 

i

である

認 知卞義 者は行 為 その ものを治 療に使 うとい うこと は し ない

食 事を う ま く飲 み 込 め ない と き

行 動⊥義 粁は水を 飲 む

物を食べ る とい う行 為を少 しずつ

しずつ り返 し練 習 してい く

認知 主 義で は物 を 噛 む, 飲み込 むとい こと は行わない で

物 を口の中に含ん で

その固 さとか 物 体の形 を 認 識 するとい こと を行 う

そ うい 認 知 機 能 を 高 め るこ と に よっ て

物を 飲 み 込 む とい う嚥 ド機 能 を 高 めて い こう とす る

心 理学に お け る学 習理論でも行動主義 と認 知主義は相対 的 な立場に立っ て い る

これは歩 行におい て も同 様である

床が どの よう な ものか分か らない ま ま歩 行 を 行 っ た り

バ ラン ス の練 習を行っ た り

基礎 的に膝宣 ちの練 習を 行お う と す れ ば

こ れ は行 動主義に な る

行 為を直 接せ ず に

体 性 感 覚 などによ る認 謎 能 力 を 高めること によっ て行 為 を 高め てい くとう前 提に立っ た 考 え 方が認 知 主 義である

 

こ れ に は重 要 な 問 題 を 含ん でい る

療 法 十はこれまで 行 為とい う 側面か ら離れ るこ と は な かった

100年の歴史の中 で

歩行や 立 ち ヒが り という行 為を使って理学 療 法を行っ てき た

ある似たよう な練 習 をすることに よ

て ヒ乎になる という ことである

た とえばバ ス ケ ッ トボ

ルをや れ ばバ ス ケッ トボ

ルが 上手に な る

し か し

水 泳が ヒ

に な るわけ で は ない

運動 学 賀でい う類 似性 転 移で あ る

これ は練 習し た もの で な け れ ば効 果は出 ない

かし

異 質性 転 移というの は身 体の基 本 になる外 界 をと らえる知覚 能 力 を高める こと に よっ て

さ ま ざ ま な 運動に対して波及をお よ ぼ すこと が で き る

た だ し

失 敗 する リス クも非 常に高い

ま くい か ない とい リス ク が あ る

方 で

可 能 性 が あ る

あ た りが学 的 に 理 学 療 法 士 が 今 後 考えて いか な け れ ば な ら ない部 分である

一11

の前の患 者に対 して実 験は許さ れない

し か し

患 者が回 復す れ ば嬉しいし

そうでなければ悲しい とい う原 点にかえっ て

こ の問 題 を 考 え て行 く必 要がある

能 力 障 害の改 善 だ けで はな く

も う

度 機 能 障 自二治 療

動 機 能え てい き たい

Tailor

 made の理

学 療

内 山)

い い 医 療とはどの よ う な 要 素が重 視さ れてい るだろ うか

N工 工

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中 枢 紳 経 障 害 理 学 療

1

去の理 論 的 構 築 13 伝統 的には病 因

病 理

病 態生 理の医 学モ デル に 基づ き

医療 看の経 験 と専 門 家の愆 見が 重 視 されてきた

EtioLogy

 experi

ence

 expertise の時 代 とい こ とができる

こ れ らの時 代 を 経 て

1991年 に 根 拠 に 基づ く 医 療 の 概

δが 紹介さ れ る と

EBM はまた たく間に

lit

 pに広 がっ てい っ たの であ る

その 際

エ ビデ ン ス の ひとつ の要 素であ る臨 床 疫 学がい くぶん 突 出 し て 認知さ れ

epideinielogy  /

E

視の時 代 を 迎 えた

エ ビデ ン ス と は別にクリニ カ 評レパ スやガ

イ ド ラ イン の作 嚥が促 進さ れ

医療の標 準 化 が 押 し進め ら れ ている現 在である、 

方で

振ら れ た振 り

r・

を押し戻 すかの ように

本 来の医 療の原点である対 衆 者 を 主体と し た倫理 や希望 を尊 重 するこ と が 強 調 さ れ てい

ま た

最 近 で は

EBM

E

が efficiency や eeonomy に 置 き

換え ら れて い るの で は ないか と感じ ら れ る ほ ど

医 療の効 率 化

が求め ら れ て い る の も事 実である

本 来のエ ビデ ン スはこれ ら

の要 素 を包 含し た概 念であ り

さら に最 も重 要 なこ とは これら の概 念を 日前の

にい か に 個別迪 川 す る か とい う こ と で あ

る。 個 別 適 用を意1味す る tailor mude  medicine の tai]or と は洋

服の仕 立て と 同 じ意味である

医療の対象 音は 世界でた だひと りの 仔在であ り

実 践現場におい て月

h

卒中とひ とく く りに され ること は ない

我 々は 凵前の対象 者に よ り よい援 助を す る た め に あ ら ゆ る方 法を 模 索 し てい る

X’

と家族 が 目標 を 共 有 す ること が不叮 欠であ る

.−

ktu

した 用語や枠紐 みで思考を展 開す ることが大 切である

その よう な 考 え 方に基づいて

2001

年 に 国 際生 活 機 能 分 類

ICF

が提唱 さ れ た

 

ICF

概 念々に浸 透し

また

その

e

ilk

は ノt変尺きなもの であ る

 

万で 日 前の対

象 者に介入する場 合

理 学 療 法の志 向に沿

1た 具体 的なモ デ ル の提 唱が必 要である

理学 療 法では 1965 乍に提唱 さ れ た機 能 的 制限を 機 軸 とし た志 向 を 展開 し てい る

桟 能 的 制 限 は 個 人 レベ ルに お け る 不 全 状 態 を 指 し

必 ず し も 運 動に関 係 するものだ け を指してい る わけで はなL , これ に基づ さ

具 体 的 な

[価 と介 入につ い て整 理 してみ る

い わ ゆ る動 作 分 析で観 察

分析さ れ る対 象は機 能 的 制隈 に譲 当し てい る

能 障 害は

要 素 を

り出し て計 測 するものであ り

活 動 はその実 態を調査 するものと して三者を 歴然と区 別 する こ と が で きる

評 価で は機 能 的 制限 を中 心に機 能 障 害と活 動 制 限を 双 万向 的に展開すること が大 切である

介 人でも同様に展開 して い くもの である

理学 療 法で行 う

K

々 の刺 激や練習 は機 能 的 制 限に働 きか け

機 能 障 害へ の陽性 的な影 響を与え

活 動の安 定

安 全 化 をは か る内容が好 ましL 課 題 志 向 型アプロ

チの課 題 とは あ く までも対 象 者に解 決 すべ き解 釈 され たタス クであり

特 定の 冂常1k活 動 作 をに 繰り返練 習 す う もの で は ない

こ の点 を 理 解 し て 病 棟 や在宅 で 関 わ れ ば さ ら に多くの 戊 果 を 期 待 で き る もの と 思 わ れ る

 ここで 理 学 療 法 に お け る tHil〔,r made につ い て考え て み る

T は w]sk  orit /ntcd  al)prDach課 題 志 向型アプロ

チ;基づ いた

評価

アブrJ

チ を意 味す るc 対 象 者に岡 有の課 題 を 選 択!

て 構 造 的 な 介 人 をは か るものである

A

は activi:y 

liniitation

動 制限

 

participatk)rl restriction 参 加 制 約の改 善 を目標と し た 介 入 を す ることで あ る

あ く まで対 象 者の実生活に即し た 必要 な活 動を保証す ること が 理

3

療 法の 目標と な る

同 時に 1を意 味 するimpaLrment へ の介 入 を 忘れて はならない

 

機 能 障 害

機能

限へ の 十分な

きか け が重 要である

急性 期 医 療だけ で はな く

保 健 や 福 祉 領域 に おいても 同 様に 重要で あ70 

L

は klarning、

学 習の概 念 を 重 視 することであ る

学 習は 運動 制

に 閏わる[notor sk 山 に加え て危 険回避や同じ失 敗 を繰 り返さ ない process skilLs を 習 得 す るこ と が生 活の 知 恵につ な が るtt これ ら を 通 して 行 動変容を 促 し 自 己 管 理 能 力 を 高 め る こ と が

疾 患や障 害 を 問わず

予 防を

H

指 す理学 療 法に必要 不叮 欠 な も の になる

0は {}pllnmm で

最 適 化を目指 すことであ る

心 身の最

化を冖指す こ と で

効力観

や社 会的

役割

を 最 大限 に 高め

環 境へ の適 応を は か ること を 目標にして いる

環 境と は 生 活の場に おける 轟知 的 環 境 を 意 味 する。 最 後のR はrccord 記録で あ る

対 象 者の語 り と客 観 的 な帰 結 評価に基づ く記 録が 不 01

欠 で あ る

理 学 療 法 が 保 健

医 療

福 仕の枠 組 みの中 で対 象 者と連 続 的に関わ る な ら ば

その 牛活 史の

部を 大 切 に 保存 する責 務 が ある

また

整 備 され た記 録はデ

タベ

スと して 研究教育へ の効果 は計り知れ ない ものがある

 

最後に中

枢 神

経 障

理論

築のた めの キ

ドを提 示 す る

1

脳 局 在:厳密 な症候ノ♪析

可塑性

2

感 覚:評価 と 介入指 針の明 確 化

3

空 間 識

ボ ディ

イメ

ジ :らえ方 4

共 同 運動と協調 運動の障害 :脳 血 管 障 害 片 麻 痺 の 病 態

5

体 幹:実 践 的 な評 価 指 標の確 立

6

ンス :介 人指 向 的 評 価 と効 果の検 証 7

環 境:アセス メン ト

指標

8

適 応:その概 念の明 薙 化と訃 価 尺 度

9

課 題 :構 造と介 入視 点の明 確 化 10

タ ベ

ス :実 践に役立つ エ ビデ ン ス の構築

    

RCT

 

single case

 

study

 

言吾 り

 

観 察

1自:感o)

己載彳去

まとめ  以 ヒの

3

氏の 発古 と自熱した 討 論 を踏 ま えて

中枢 神 経 障 霄 理学 療 法の理論 的 体系 化につ い て司 会 者 な りにま とめ てみた

  医 療には 理論と思 想のバ ラ ン スが 必要であ る が

H

本の 現 状はア メ リ カ の影 響を強 く受げ

経 済 性と効 率性と が最 優 先さ れ

社 会の持つ 思 想が勝

て い る

我が国の リハ ビリ テ

シ ョ ン医 療の世 界で は 思想 と理論 とが混 在してい る が

特に現 在の よ う に社 会モデルさ れ た リハ ビリ テ

ショ ンで は 思想が 大 き な柱になっ てい るc し か し

アメリ カ か ら離れ てヨ

rJッ バや 他の地 域の リハ ビリテ

ショ ンに目 を向 けて みると

思 想より も理論 を背 景に し た技 術が勝ってい る国々も存 在してい る、 し か し

中 枢 神 経 障 害 領 域の医 療

と り わ け 理 学療 法に おい て は 十 分 な 理 論 が行:在 す る わ け で は な く

そ れ に 基づく晋 遍 的 な 技 術 が確立 し ている と は 言 え ない状 況 に あ る

 岬学 療 法の基 本 的 な 関わ り方と して宮 本氏は3つ のタ イ ブ を あ げた

これまで の ように で きない 動 作を繰 り返 して練 習す る ような行 動⊥義的 なあり方 を批 判し

認知 過 租 を活 性 化す るこ と に よo てエ ンド レスに 運動 学習を 進め てい こと を 提 案し た

中で も脳 卒 中 患 者の歩 行に触れ

歩 行 練 習は3か 月 間 は 行 うべ では なく

特に早 期 歩 行は 100年 後に禍 根を残す か ら 止 めるべ と述

患 打何 を感が ら環 境と対 応 し N工 工

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4

理 学 療 法 学   第32巻 第1弓

て行 為を して いる か

認 知 過 程 を 重 視 し た 埋 学 療 法のあ り 方 を 推 し進め ることの意 義は

1一

分 感 じる。 心と身体が分 離 され る傾 向にあっ たこれ までの行動 主 義

rl9

な理 学 療 法に欠 けてい た 側 面 であ る

し か し

にこだわっ た行 動 主 義 的な理 学療 法が根 本 的に否 定さ れ る もの では ない

こ れ ま での我が 国 で は神 経 生 理 学 的アプロ

チ 中心の時 代に

1

司様に早 期 歩行が戒め ら れ た経 緯があることか ら

活 動性や生 活 を忘れ た理 学 療 法 が再び展 開 さ れ る 危 険 性 も 感 じ る

氏 も 述べてい る よ う に

この 認 知

t

義 的 な 運動 療 法では 「夫敗 する」とい リスクも背

っ てい る

理 論 を 重視 した理 学 療 法 を推 進 す るの であ れ ば

より広い視 野 を もって

その 可能 性 を客 観 的に追 求 してい く姿 勢 が必 要であ ろう

ま た

社 会で生 きてい くのが人 間である 以 ヒ

社 会 的 思 想に影 響 さ れる ことも必 然である

なぜなら ば

社 会は lH に し て変わ るわ けで はな く

その間に患 者は多 くの因 子か ら様々 な 影 響 を受け てい く

その こと を無 視し て社 会で生 きてい こ と は多 くの場 合 許さ れ ない か ら で あ る

れ に せ よ

心 と

認 知 と運 動とを統 合 した認 知主義 的 な学 留は重 要 な柱で あ る こ と に 違い は な く

大 き な 課 題 と し て 受 け 止 め てい くべき で あろう。 そのた めには脳に対 する理 解 が 必 要である

近 年の脳 科 学の 発 展 は 目覚 ま しい

辛い に我 が 国では

MRI

CT

な ど の 画像 情 報は 日常 的に 入手できる環 境にあ り

理学

療法

士が主

的に

極 的に

り組 め ば

問的

体系

論化

に 大 き く寄

する こ と は問 違いない と感じる

  曾 根 氏の パ

ン ソ ン病に対 する理 学 療 法の提 案や内 山 氏 に よ る【

nilor made の理 学療法 は

こ れ か ら の 中 枢 神 経 障 害 患 者の理学 療 法の あ り方につ い て

何が重 要か具 体t19

h

向性を示 している

さ ら に内 山氏 か ら近 来来の理 論 的 構 築に向 けて

key

werds が 提 示 さ れ た

様々な 思 想や理 論 体 系 は 胸 襟 を 開い て稀 極 的に議 論 し

中 枢 神 経 障 害 患 者の認 知 過 程に迫 り なが ら理 学 療 法を進めて いけ ば

脳の科 学にも

i’

S・

応えうる世 界が見えて くる の ではない か と考 える

また

その ことに応 えうる の は現 象 を 追い め る臨 床 家である 理 学療 法十 で し か ない とい う 白覚 を もっ て

3

氏の提 案 を受け止め てい た だ き たい

N工 工

Eleotronio  Library  

参照

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