脳卒中患者の糖・脂質代謝における身体活動の影響

i里学 療 窓去

’

学　　第26巻 第5

．

号

』

　220

−

225巨｛　〔1999イ_ト｝

報 　

告

脳 卒 中患 者

の

糖

・

脂

_質代

謝

に

お け

る

_身体

_{活 動}

の

_{影 響}

＊

横 川

正

美

i｝

　

．

ヒ

月 止

博

2｝

　

後 藤 葉

子

Lt］

　

佐藤徳

太 郎

2） 要

旨

　

回

復 期脳 卒 中 患 者

に お け る

身 体 活

動 と そ れ に 伴 う 而 糖

，

面 漿 イン ス リン

，

lf

［［

清 脂 質

の変

化

につ いて

，

入 院ilT2 _{ヶ月 間で比}

_{較 検 討}

_{し た}

．

_{対 象}

_は

，

_{高 次 脳 機 能 障 害 を 有す}

_るが

_自

_iltl

_{歩 行}

口_∫能で

，

_{特に運 動 癈 法 は 行 わ} れてい

な

か っ た

10

例

（

歩 行 匚

い

Z

群

） と

，

自

立

歩

行 が 不 叮 能 な 片

’

麻 仰 患 者で理

学 療 法

が 施 行 さ れ た

17

例

〔

歩 行 介助 群

） としたu

歩

f

亅

介助 群

で は

歩 行 自

皇群 に 較べ て

1

冂の活 動 量 は 低 値であっ た が

，

運

動 機 能 障

寄

に

対

す る リハ _{ビ リ}テ

ー

シ ョ ン

施 行 後

，

日

常

生

活 動 作

の

改 誇

と と

も

に

空 腹

H3tllr

．

糖

，

　

IIDL

_{コ レステ ロ}

ー

_ル

，

ア ポ 蛋 白

A

−

1

に改 善 傾 向 を 認めた

tt

こ れ に

対

．

し

，

歩

行 ド

泣 群の

活

動は

2

ヶ月 開ほ ぼ同 様で 各 測 定 項

H

に変 化はな かっ た

、

．

い くつ かの改

善

傾

向

は 歩

行 介助 群

でのみ

認

め られ たこと から

．

身 体 活動

が

低

ドし てい る 場 合 も

，

運

動

を

継 続

す るこ と が

糖

・

脂 質 代 謝異 常

F

］

tJi

に

弔凄

で

あ

る

と考

え ら れ た

．

．

キ

ー

ワ

ー

ド

　

脳 卒 中

．

活 動

，

槲

・

脂

質指 標

は じ め に

　

虚而

性

心 疾

患

や脳

卒

中といっ た動 脈 硬 化 性 疾 患 発 症の

危 険 因

r

・

には

，

脂 質代 謝 異 常

，

耐 糖 能 異常

，

高

1

血 圧

，

高 イン ス リン山1症 な どが あ げら れ る

。

こ れ らの

危険

因

r一

に 影 響 を 及 ぼ す

環

境 要

因

と しては

，

加齢

，

食

生

活

や ス ト レ ス

，

喫 煙

，

運 動 不 足 な

ど が

あ

るD

　

近 年

，

動

脈

硬 化 性 疾 患の発 症に は

．

各

危 険 因

子

が

単独

に

r

“

1

　tj

・

す るの で はな く

，

イン ス リン抵 抗 性 を 基 盤 と し た

代

謝 異

常

の

集 積

で

起

こ る と

す

る

考

え が 提II昌 さ れ てい るLt　D

、

_イン ス リン抵 抗

性

は

イ

ン ス リン

作 用

の

低

ド

，

t

’

／に イン ス リン を

介

す る

筋

で の ブ ドウ糖 処 理 能 力 が 低 ド し た 状 態

｝

．

である

、

イン ス リン

抵 抗 性

と

．

1

次 的 に 生 ず る 高 イン ス リン翻iドは

糖

・

脂 質代

謝 異 常 を引 き起

こ

す

だけで な く

，

直

接

に動 脈 壁に作 川 し て動 脈硬

化

を 進

彳

J

．

さ せ る とさ れ て いる

_鴨

イン ス リン抵

抗 性 が 動 脈 硬 化性 疾 患

の

発 生

，

増 悪

に 関’ チ

す

る とい う

考

え

方

は

，i

≡に

虚

血

性 心 疾 患

で な さ れて き た が

，

最 近

，

脳

卒 中

で も その

関 与

が

示

1

唆

さ れ て きてい る7181

。

　

一

方

，

運

動 不

足 は

糖

・

脂 質 代 謝 異 常

や

動 脈 硬

化

性

疾

患

＊

　Th匸

・

Effe（

・

tけf　Pllysical　AcTivi［y 〔m 〔…lu〔

・

けse　iknd　Llpld　Metabetisni

　 irl　Sす「〔，ke　Pat［e［1匸s

P 金 沢 大学 医 学1制 呆 健 学科 理学 療 法 学 曽攻 　 L〒92_〔1_〔〕942 _石lll県S

−

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　 Masami　Y〔，k〔，gelwn

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、

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・

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．

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．

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・

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2｝朿北κ学 大 学 院 医 学 系研 究 科 障 害 科 学 専攻 内部 障害学 分 野

　 Mモ驚sahir 〔｝Kohzuki

，

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・

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　l998｛_{f9 ，}

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_ア1「

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」

_受∫叩IT　L999イ₁

．

_411241D を 増 悪 さ せ る 要 因 で あ る が2／9／

_．

健 常 者

や

糖 尿 病 患 者 な

ど 歩

行 障 害

のない

対象

で の運

動

の

継

続 が イン ス リン抵 抗

性

，

耐糖 能

，

L〔IL

清 脂 質

を

明

ら か に

改 簿す

る こと が

服 告

さ れて き た川 ］　「t 　

’

1

　

リハ ビ リテ

ー

シ ョ ン

治 療

の

対 象

と

な

る 脳 卒 中 片 麻 瘴 旭

1

辞では

，

基 質 的に動 脈 硬 化 性 疾 患の 危 険 因 ／

・

の関t｝が 示 唆 さ れ る だ け で な

く

，

歩

行 障 害

によ

り活

動 が 低 ドす る た め

．

糖

・

脂 質代 謝 異常

が

増 幅

され る こと が 考 え ら れ る

。

しか も運 動によるそ れら の変

化

は こ れ ま で 示 され てきた歩 行 に 支 障の ない

_{対 象}

での

_{結 果}

に比べて

ノ

_亅

・

_さいと亅 

_想

_{さ れ る ことか ら}

．

_虚

_lllL

_性

_{心 疾 患} の 発サ「埼や 脳

卒

llI_の

_{再 発}

_に

_{注 意 を 要す}

_{る とい え る が}

．

_{脳 卒 中 に 対 す る} リハ ビ リ テ

ー

シ ョ ン治 療 が 施 行 さ れ る と

，

訓

練場

面での

運 動

と

身 体 機 能 改 善

に よる 凵

常

の

活 動

増

加

に よっ て 糖

・

脂

質指 標

が改

善

する ロ_∫

_{能 性}

_も

_考

_えら れ る

、

本 倒 究で は

，

脳 卒：_{中 片 麻 痺 患 者にお ける運 動}

_療

_{法 を}

_含

_{め た 日}

_常

_の

_{身 体}

活 動

と そ れに

伴 う糖

・

脂 質 指 標

の

変 化 を検 討

し た

、

対 象

お よ

び 方

法

1

，

対 象

　

1996

年

1⊥

月

か ら 19

．

　9

．

　

7

　｛

1

』

10

月 まで の 問に痕 北 大 学 医

学

部 附 属 病 院リハ ビリテ

ー

ショ ン科に 入 院 し た 脳

卒 中

患

者

27

例 〔男 性

121

列

，

女

1

生

15

例

．1

へ_{均 年}

_齢

65

_{歳｝ を}

_対

象

と し た

／

t

病 型 分 類

で は脳

出

血

8

例

．

脳 梗 塞

17

例

．

く も膜 卜出亅

fl

［

2

例で

，

約

6

割

が脳 梗 寒であっ た

．

．

．

　

これ らの対

象

を 歩

行 自

存群 ［

O

例

と 歩

行 介 助 あ

るい は

不

lr_{∫群 〔以 卜}

，

_{歩 行 介 助 群}

_〕

17

_例

_の

2

_群

_に

_{分 け}

_た

。

_歩

行

rb

ヒ群 は

Barthel

　

Index

（以 ド

，

　

BI

） が

90

点

以

．

L

で

．

脳 卒 中患 者の糖

・

脂 質代 謝に お け る身 体 活 動の影 響 221

表

1

　

対

象

の

臨床

的特 徴 歩 行 自 立 群 （n

＝

　10） 歩 行 介 助 群 （n

・

＝

17〕 年齢 （歳 ） 性 別 身 長 （cm ） 体重 （

kg

）

BMI

（

kgfm2

） 血清 総蛋白 （g／

dt

） 血清アルブミン （g／

d

の 発症か ら入 院 時 測 定 まで の期 間 （日） 　 　

63

．

3

±

10

．

4

男 性

6

例 　女 性

4

例 　

159

，

2

±

8

．

0

　 　

61

．

0

±

8

ユ 　 　

24

，

3

±

3

，

4

　 　

7

．

5

±

0

．

5

　 　

4

．

7

±

O

．

4

　 　 71

．

4±30

．

8 　 　

66

．

4

±

10

．

6

男性

6

例　 女性

11

例 　 　

155

．

5

±

8

．

3

　 　

53

．

9

士

6

．

8

　 　

22

，

6

±

2

．

9

　 　 　

7

．

3

±

0

．

4

　 　 　

4

，

6

±

0

，

4

　 　 70

．

4±24

，

8

平均 値±_{標 準 偏 差}

．

主 と して

高 次 脳 機 能 障 害

に

対 す

る リハ ビリテ

ー

シ ョ ンを 目的 と して 入

院 中

の患

者

で あ

り

，

積 極 的

な 運

動 療 法

は

施

行

さ れ な かっ た

群

で

あ

る

。

歩 行 介 助 群

は

BI

　

90

点 未 満

の

移動

が

車椅

子

あ るい は

介助歩行

の

患者

で，

運

動機能障害

に

対 す

る リハ _{ビ リ}テ

ー

ショ ン

治 療

が

施 行

さ れ た 群 で あ る

。

群

別の

年 齢

，

性

別

，

身 長

，

体 重

，

栄 養 状 態 （

血

清 総

蛋

白

， 血

清

ア ル ブ ミン）

，

発 症 か ら 入 院 時 測

定

までの 日

数 を表

1

に

示 す

。

　 対 象 は

，

事 前

に

測 定 内容 を説 明 し同意 を得 た者 と した

。

こ の ほ か

対 象

か ら の

除 外 基 準

は既に

糖

尿

病

と

診 断

され て い る

も

の の

うち イ

ンス

リ

ン

_{治 療 を施 行 し}

てい る

者

，

熱 発

な ど全

身 状 態

の

不 安 定

によ

り経

口

糖 負 荷 試 験

に

影 響

を

及

ぼ す と判 断 さ れ た 者であっ た

。

対

象

者 は 全 例

2

ヶ月 間 に

服 薬 内容

の

変 更 は なか

っ

た

。

　75g

経

口

糖 負 荷 試 験

を

施 行

し

，

　

O

，

30

，

60

，

120

_分

に

採 取

し た

静 脈

血の血

糖

と 血

漿

イン ス リン

_{濃 度}

を

測 定

し た

、

耐糖 能

は

WHO

基 準 勧 告 値

に

基

づ き

，

正

常

・

耐

糖 能

障害

・

糖

尿

病

に

分 類

し た

。

血

漿

イン ス リンは

厚

生

省

分類

16） に

従

っ て空

腹 時

12

μ

U

／ml

，

2

時 間値

67

　”　

Ufml

を

境 界 値

と し

，

と

も

に

境

界

値

以 上 を

高

イン ス リン血 症

，

と も に 境

界 値 未

満 を 正 イン ス リン 血 症， どち ら か

一

_{方 が 境}

界 値

以 上で

あ

る

も

の

を境 界 高 イ

ンス リン血

症

と

し

た。

ま

た

，

糖

負 荷 試験

で の

各 時 点

で の

血 糖 （

BS

）

と

イ

ン ス リン

（

IRD

の

総 和 を

それぞれ Σ

BS

，

Σ

IRI

と した

。

イン ス リ ン

感 受

性

（

抵 抗 性 ）

の

指 標

は

HOMA

　resistance 　

index

（

HOMA

−

R

）

17）18）を

用

い

，

次

の

計 算 式

で

求

め た ：

HOMA

−

R

＝

空 腹 時 血 糖 （mmoi ／

L

＞×空 腹 時 血 漿 イン ス

リ

ン

　

（mU ／

L

＞

／

22

．

5

。

2

．

方

法

　

対

象

の

_身体

活 動，

身

体 組 成， 血 糖， 血 漿 イン ス リン

，

血 清 脂 質 を入 院 時 と

2

ヶ

月 後

に

測 定 した

。

 

身

体 活 動

，

身

体 組 成の測 定

　

身

体 活 動の 指 標は_，

BI

の得

点

及び万

歩

計

（

カロ リ

ー

カウン タ

ーSelect2

，

　

SUZUKEN

_）

_{に よ る}

一

_日の

歩 数 と

運

動 消 費

カロ リ

ー

とし た。 万

歩 計

は

腰 部

と

足 関 節

の

2

ヶ

所

に

取 り付 け

た。

足 部

の

装 着

は

，

歩 行 自

立 群 は 左

側

，

歩

行 介助 群

は

非 麻 痺 側 と

し

た

。

肥 満 度

は

Body

　mass 　

index

（

BMD

を

用い た。

脂 肪 分 布

の

指 標

とし て

腰

囲 と

腹

囲か ら ウエ ス トヒップ 比 を

求

め た

。

 

血

糖

，

血

漿

イン スリン_， 血

清

脂

質

の測

定

　

一

晩

（

12 時

間

以 上

）

絶

食

の

後

，

静

脈 血 を

採取

し

，

血

糖

，

血

漿

インス リン

，

血

清

総コ レステ ロ

ー

ル

，

血 清 中 性

脂 肪

， 血

清

HDL

コ レス テ ロ

ー

ル， ア ポ 蛋

白

A −

1

， ア ポ 蛋

白

B

，

アポ 蛋

白

E

を

測

定

し た

。

血

糖

は グル コ

ー

ス オ キ シ ダ

ー

ゼ

法

に よ

り

オ

ー

ト ア ナ ラ イ ザ

ー

で

，

イン ス リ ン は

測 定 キ

ッ

ト （イ

ン ス リン

・

リ ア ビ

ー

ズ

m

を用

いて

測 定

し た。 ア ポ

蛋 白

A4

は

HDL

コレステロ

ー

ル

を構 成 す

る 主

要

アポ

蛋 白

で

，

二

者

の

変動

は

通 常

並

行

してお り

，

本

研

究

で

も両 者

の

相 関

が み ら れて い る

（

r

＝

O

．

827

，

_p

＜

0．

001

）

。

3

．

統 計 学 的 分 析 　デ

ー

タ分 析は耐 糖 能と高 イン ス リン血 症の分 類 につ い て は

，

そ

れ

ぞ

れ

群 別

の

割 合

で

示

し

，

入 院 時

と

2

ヶ

月後

で 符 号

検

定 を 行っ た

。

その他の測

定 値

は 平 均

値

±標 準 偏 差 で示 し

，

測

定 値

の それぞれ を 日 的

変 数

と して

，

歩 行 自

立

か 歩 行 介 助 か

の

2

群 を 含 む 「

歩 行 」

の

要 因

と

，

入 院時

と

2

ヶ

月 後

の

測 定

とい

う

2

条 件

を

含

む

「

時 間」

の

要 因

に よ る

2x2

の

分 散 分 析

を

行

っ た

。

さ ら に

2

要

因

の交 互

作

用 が

認

め ら れ

た場 合 （

有 意 傾 向

の

も

の

も含 む）

に は

，

そ れ

ぞれ の

要 因毎

に t

検 定

を

行

い

，

2

ヶ

月 間

の

変 化

パ タ

ー

ン が

2

群

間

で どのよ

う

に違

う

か を

検 討

し た

。

全て の分

析

は p ＜

0

．

05

を 有 意 と し た

。

結

果

1．

耐

糖 能

と

高

イン ス リン血

症

の

割 合

　 耐 糖 能 と高

イン ス リン

血 症

の

分 類 結 果 を 表

2

に

示

し た

。

耐 糖 能

は

2

群 と も

糖 尿 病 約

40

％

，

耐

糖

能 障

害 約

40

％

と

耐 糖 能 異 常 を 示 す 割 合

は

非 常 に 高 か

っ た。

糖 尿

病

の

割 合

は

2

ヶ

月 後

に

減 少

し た が

有 意

差 は

認

め な かっ た

。

高 イン ス リン 血 症 あ るい は 境 界

高

イン ス リン血 症 （

高

／ 境

界

高 イン ス リン血 症 ）の 割 合は入 院 時 に 歩

行 介

助 群

で

歩 行 自立 群

よ

り も高率

で

あ

っ た

が

，

2

ヶ

月 後

，

有

222 理学 療法 学 　 第26巻 第5号 意 に 減 少 し た

、

2

．

身 体 活 動

と

身 体 組 成

の

変 化

　

身 体 活 動 と 身 体 組 成 を 表

3

に 示 し た

。

身

体

活

動の

BI

は，

2

要 因の交 互 作 用 が 認 め ら れ

（

p ＜

0

，

001

）， 入 院 時 よ

り

ほ ぼ

満 点

で

経 過

し た

歩 行 自立 群

に

対

し

，

歩 行 介 助 群

で は

低 値

で

経

過 し た が

，

入 院

時

42

点

か ら

2

ヶ

月 後

63

点

に

増 加 し

てい た。

歩 行 介 助 群

の

BI

に

お け

る

項 目別 達 成

度 （

図

1

）

で は

，

整 容

，

更 衣

，

ト

イ

レ

動 作

，

移 乗 動 作

は

向

上 し てい た が

，

移 動

や階

段

の

達 成 度

に

著 明

な

変 化

はな

か

っ た。

腰 部 万 歩 計

で の

歩 数

と

運 動 量

は

，

「歩 行 」

の主

効 果

が

認

め られ

，

2

ヶ

月 間

を 通 して歩

行 介

助 群 は 歩

行

自 立

群

よ り明 ら か に

低値

であっ た

（

p〈

0

．

001）

。

万

歩

計

測 定 値 は 足 部 に おいて も 「歩 行 」の主 効 果 が 認 め ら れ

，

2

ヶ月 間 を 通 し て

歩 行介 助

群 は

歩 行 自

立

群

よ り

低 値

を 示 し た。

歩 行 介助 群

の

万 歩 計

の

歩 数

と

運 動 量

は

腰 部

，

足 部

と も

2

ヶ月

後

は 入 院 時の

1

．

5

倍

と なっ てい た が

，

有 意

な

増

加 で は な かっ た

。

　 身体 組 成

で は

，

ウエ ス トヒ ッ

プ比

_は

歩 行 自立 群

で

不 変

〜

_{増加 傾 向}

_{を 示} し た の に

対

し

，

歩 行 介 助 群

で は

低

下

傾 向

で

あ

っ た

（

p

＝

O．

08

）

。

3

．

血

糖

，

血

漿

イ ン ス リ ン

，

血

清 脂 質

の

変 化

　 入 院 時

と

2

ヶ

月 後

に

お け

る血

糖

，

血

漿 イ

ン ス リ ン

，

血

清 脂 質

の

値

を

表

4

に

示

し た

。

空 腹

時

血

糖

では 交 互

作

用 が

認

め ら れ

（

p＜

0

．

Ol

）

，

2

ヶ

月

後

に

歩

行 自

立

群

で

増

加

，

歩

衷

2

　歩彳

r

白L

’

广_{群 お よ び 歩 行介助群の耐糖能 と高イン ス リン離 症 分 類} 　 メ云 彳

t

　I笥　Lナ

1

洋　　　「₁₁

＝

_1（〕） 入 院 時 砺 〕₂

，

t 月後 砺 ） 　 歩で厂介 助 群　〔n

＝

17

．

｝ 入 院時 「_{％ ）　2}ケ月後

．

’

％1 酎 糖 能　lwrro _分

f．

_e

　

’

！ 　rlE二常 　lil］

1

糖 能障 害 　 穂尿病 ∫直L漿 イン ス リン 　lL インス リ ン

Utni

・

k

： 　ま竟界 高

f

ン スリン1［1腰苣 　 高 イン ス リン ；虹症 歩 行 自立群

，

鑞爨

：符 号 検 定でp＜0

．

05

．

000

244 80101 〔｝ 3〔〕

403

〔〕 90100

垂

L84L41 29

・

₁₇₂

・

1 歩行 介助 群そ れ ぞ れ に おい て

，

各分 類 に占め る 割合で 示 し た

．

表

3

歩行 自立 群 お よ び 歩行 介助 群 に お け る身体 活 動と身体 組 成の比較 歩 行 自立群 （n

＝

10

） 歩 行 介助 群 （n

＝

17） 分 散 分 析 （p） 入院 時 2ケ_{月 後 入 院 時}

2

_{ケ月 後 歩 行　 　 時 間　 　交}互作 用

BI

（得 点 ） 腰 歩 数 （stepsfday ） 腰運動量 （kcal／

day

） 足 歩 数 （stepsfday ） 足 運 動 量 （

kcal

／

day

） BMI （kgfm2） ウエ _ストヒップ 比

98

．

0

±

3

，

53175

±

1675

79

．

5±63

．

3

4056

±

2777

141

．

1

士

133

．

4

24

．

3± 3

．

40

．

86±0

．

05

100

±

0

．

03011

土

1455

77

．

3±45

，

5

4268

±

2120

143

．

6

±

79224

．

3±3

．

00

．

88±0

．

06

42

．

5

±

22

．

8

＃

571

±

260

　9

．

3±4

．

92269 ±

1255

43

，

8

±

25

，

9

22

、

6±2

．

90

．

88±

0

，

07

63

，

1

±

19

．

2

＊＃　　　＜

0

，

001

851

±

635

　　　　　　＜

0

．

001

16

．

5±15

，

1_＜0

，

001

2997

±

1542

　　　　　　　

0

．

07

70ユ±

36

．

1　　　　　　 ＜

0

，

05

21

．

7±

3

．

00

．

86

±

O

．

08 ＜

0

．

001

　　く

0

．

001

＜

0

．

050

．

08

平 均 値±_{標 準 偏}差

．

　 「歩 行」 要 因と 「時 間」 要 因に よ る分 散 分 析の結 果を示 す

．

交互作 用で有 意

，

あるい は有 意傾 向が認め られた項 目は t検 定 を行っ た

．

＊ ：p＜

0

，

05

（群 内 ）

，

＃ ：p＜

O

．

Ol

（群 間）

．

BI ：Barthel　Index

，

　

BMI

：

Body

　mass 　

index

．

入 院 時 　 　 　

％ 　 　 　 　食 事

　　　　

　 　 排

　

容

更 イ レ動 作

　

　 　 　 移 動 　 　 　 図1

2

ヶ月

後

排 更 ％ _{食 事}

容

議

イレ動作 　 　 　 入 院 時および2ヶ月後のADL

Barthel

　

Index

で評

価

した

各

項 目

毎

の スコ _{アを 達 成 され た 割 合}で表 示 した

。

　 　 　 　

，

：

・

 ：歩 行 自 立群 　 　 　

一

→

一

一

：歩 行 介 助群

脳 卒 中 患 者の糖

・

脂

質代

謝にお ける

身体活動

の

影響

223 衰4　 歩 行 自立 群 およ び歩 行 介 助 群にお け る血 糖

，

血 漿 イン ス リン

，

血 清 脂 質指 標の比 較 歩 行 自立群 （n

＝

10

） 歩 行 介助 群 （n

＝

17） 分 散 分 析（_p） 入 院時 2ケ 月後 入 院時

2

ケ月 後 歩行 　 　 時間　 　交互作用

FBS

（mgf

’

dl

） Σ

BS

（mg ／

dl

）

FIRI

（μ

U

／mt ） Σ

IRI

（μ

U

／mt ）

HOMA

−

R

（mM ／mUIL ：_） TG （mgfdO TC （mg ／dl）

HDL

・

C

（mg ／

dt

） ApoA

−

1（rng ／dO ApoB （mgfdl ）

ApoE

（mgfdl ）

992

±

17

，

5

616ユ±177

，

8 　

6

．

5

±

42156

．

6

±

59

，

2L73

±

1

．

40

134

．

6± 55

．

1 191

，

2±

19

，

5

422

±

8

，

5110

，

6

±14

，

7

99

，

7

±15

，

8

　

5

，

6

±

L6

llLl

±

27

．

5

＊ 642

，

5±219

．

5 　

6

．

8

士

2

，

0151

．

7

±

35

，

41

．

97

±

1

．

Ol

124

．

3±582

187

．

7

±

24

．

6

408

±

10

．

2

互

03

，

7

±18

，

2

97

，

3

土

22

，

5

　

5

ユ±1

．

5

104

．

2

±

15

．

0

　　　　　　

99

．

3

士

18

，

1

＊ 671

．

9±141

．

4617

．

9±198

．

9 　5

．

9

±

3

．

7　　　　　　　5

，

9±3

．

9

216

．

1

±

117

，

5　　　　

195

．

6

±

115

，

8

1

．

55

±1

，

01

　　　　　　1

，

47

±1

，

02

111

．

6±50

．

5　　　　　109

．

6±22

．

3

193

．

9

±

33

，

8

　　　　　

196

．

5

±

36

．

4

48

．

6

±

1e

．

2

　　　　　51

．

7±10

．

4＊＃　　　 〈0

．

05

114

．

6

±13

，

7

　　　　　

116

．

4

±

13

．

9

＃

97

．

9

±

2

 

，

6

　　　　　

94

．

3

士

19

．

4

　

5

．

3

±

1

．

1

　　　　　　　

7

．

8

±

10

．

1

＜

O

．

Ol

　  

．

07

　0

．

05 く

0

．

05

平 均 値±標 準 偏 差

．

「歩 行 」 要 因と 「時 間」 要 因に よる分 散 分 析の結果を示す

．

交 互 作 用で有 意

，

あ るいは

有

意傾 向が 認 め られ た

項

目はt

検定

を

行

っ た

．

＊ ：pく

0

．

05

（群 内 ）

，

＃：pく

0

，

05

（

群

間）

．

FBS

：空 腹 時血糖

，

　

FIRI

：空 腹

時

インス リ ン

，

　

HOMA

−

R

：

FBS

（

mmol ／

L

）×

FIRI

（mU ／

L

）

ノ

22

．

5

，

　

TG

：中

性

脂 肪

，

　

TC

：総コ レス

テロ

ー

ル

，

HDL

−

C

：

HDL

コ レステロ

ー

ル

，

　

ApoA

−

1

：アポ蛋 白

A

−

L　

ApoB

：アポ 蛋白

B

，

　

ApoE

：アポ 蛋白

E

．

行 介 助 群

で

減 少

してい た。 Σ

BS

に

も

同

様

の傾

向

が 認め ら れ た

（

p

＝0．

07

）

。

血

漿

インス リン

値

や

HOMA ・

R

は

2

群 と も有 意

な

変 化

は な かっ た

。

　

HDL

コ レ ス テ ロ

ー

ル で は

交

互

作

用の

傾 向

が 認め ら れ

（

p

＝0，

05

）

，

2

ヶ

月 後

に

歩 行 介 助 群

で

増 加

し

，

歩 行 自

立

群

との

差 も増 加

してい た。 アポ

蛋 白

A

・

1

では

2

要 因

の

交

互

作

用 が

認

め ら れ

（

p

＜

0，

05

）

，

歩 行 介 助 群

で

増 加

，

歩

行 自立群

で

減 少

し てい た。

他

の

血 清 脂 質

は

2

ヶ

月 を通

じ て

基 準 範 囲 内

で

あ り

，

有 意 な変 化

は

な

かっ た。

考

察

　 本 研 究

で は

，

身体 活 動

は

BI

と

万 歩 計

で の

歩 数

お よ び 運

動 消 費

カロ リ

ー

を

指 標

と し た

。

正 門 らに よ れ ば】9）

_，

65

％の 人 が

歩 行 自

立

す

る

BI

は

85

点

で あ る

。

本 研 究

に お け る

歩 行 介 助 群

の

BI

は

有 意

に 増

加

し た

も

の の

，

2

ヶ月

後

の測

定 時 も

85

点

に

達

し て お ら

ず

，

項

目 別

達 成 度

で は

移 動

の

_{増 加}

は わ

ず

か で あ り

，

階段 昇 降

が

可 能

な

例

は な か っ た

。

も う

一

つ の

活 動 指 標

と し た 万

歩 計

の

数 値

は

，

有 意

で は ない が 歩 行

介

助 群 で

2

ヶ月 後

，

1

．

5

倍

に 増

加

し てい た

。

こ の

増 加

は リハ ビリ テ

ー

シ ョ ン訓

練 場 面

で の

運 動

と

，

病 棟 内

での

歩 行 以外

の

日常 生 活 動 作 が 向 上 した

こ

と

に よ る

も

の と

考 え

ら れ る

。

　 万 歩計 測 定

の

際

，

歩行 介助 群

の

車 椅 子 移 動

な ど を

考慮

して

，

腰 部

のほ かに

足 部

に

も取 り付 け

た とこ ろ

，

足 部

の 歩 数 は 腰

部

よ り も

2

群 間の差 が 少 な く

，

歩 行

介

助 群の下

肢

の

活 動

は 比

較 的 多

かっ た

。

し か し

，

足

部

に おい て も

2

ヶ

月後

に

歩 行 自

立 群 と

同程 度

の

数値

と な る に は 棄 ら な か っ た

。

運

動

量 に 関 して

，

万

歩 計

で は

水 平 方 向

の 運

動

が

捕

ら え ら れ ない とい

う

限 界 が ある こ とや

，

片 麻

痺 患 者

は運

動 効 率

の

問 題

か ら

動作 時

のエ

_ネ

ルギ

ー

消 費

が

大 き く

，

健

常 者 と比

べ

歩 行 動 作

で

50−60

％ 酸 素 需 要 が増 加 す

る20）と い う

報 告

が あ り

，

測

定値

で

2

群 を 単 純 に 比 較 す るこ とは

難

しい

面

も

あ る

。

　

運

動

に よ る 血

糖

，

イン ス リン

，

血

清

脂

質

の

改 善

は

有

酸

素

運

動

で

効

果 的であ るとい

う

報 告 が

多

い

。

イン ス リン感

受 性

（

抵 抗 性 ）

や

血 糖

と 運

動 と

の 関

係

で は

，

VO2max

　

40

〜

60

％

の

有 酸 素 運 動

の

継 続

で

改 善 が 認

め ら れ てい る10）11）

。

健 常 者

や 肥

満 者

の 研

究

で は

一

一

定 期 間

の

運 動 習 慣

に よ る イン ス リン

分 泌

の

効 率 化 と

イン ス リン

抵

抗 性 改 善 効 果

と

し

て

，

耐 糖 能

が

不 変

で

あ

る に

もか か

わ ら ず 糖 負 荷 後の血

漿

イン ス リン は 減 少 して い る12）

。

糖 尿

病 思 者

の

_{場 合}

は

病

型 や

運 動

量の

_{相 違}

，

_食

事

_{療 法}

との

_{関 連}

で

成 績

は 必

ず

し

も

一

致

してお ら

ず

，

イン ス リン

分泌

に

対

す る 効

果

も

様

々である2D

。

本 研 究で は

糖 尿 病

や耐

糖 能

障害

を

示

し た

例

が

多 数

であっ た が

，

血

糖

は

歩 行 介助

群で

改 善

傾

向

を 認 め

，

インス リン

感 受 性 （

抵 抗 性 ）

は

2

群

と

も有 意

な

変 化

は 認 め ら れ な かっ た

。

インス リン

感 受性

に

関

して

Yamanouchi

ら22）は

，

　

NIDDM

_患

_者

_で

1

_日の

_{平 均}

歩 数

4500

歩

で あっ た

食 事 療 法

のみの

群

に

変 化

は な かっ た が

，

1

日

1

万 歩 以 ヒ歩 行 し てい た

食 事 療

法 と 運 動 療 法

併

用 群で はイン ス リン

_{感受 性}

は改

善

し

，

歩 行

量 との

相 関

も得 られ た

と

し

て い

る

。

今 回

の

活動

は

，

歩 行 自立 群

の

平

均 歩 数

で

も

Yamanouchi

ら の

食 事 療 法

の み の

群

の

歩 数

よ

り

も

少

な

く

，

インス リ ン

感受 性

の

明

ら か な 改

善

を

得

る に は

不 十分

で

あ

っ た と

考

え ら れ る。 し か し な が ら

，

表

1

の 高 イン ス リン血 症の分 類で み た 場 合

，

歩 行

介 助

群では

2

ヶ月 後 に 正 イン ス リン血 症へ 改 善 し た 例 が 増 加 してい る

，

す な わ ち， 入 院 時の歩 行 介 助 群の高 ／ 境 界 高 イン ス リン

血 症

の

割 合

は

歩 行 自立 群

の

3〜4

倍

で

あ り

，

日

本

の

成

人に おける

高

／

境

界

高

イ ン ス リ ン 血症の

割 合

31

，

5

％ 16〕 と 比べ て も

2

倍

以 上であっ た

。

これ が

2

ヶ月

後

に は， 日

本 成 人

と ほ ぼ

同

じ

割 合

に

ま

で

近

づいてい る。

従

っ て

，

歩

224 理学 療 法 学 　 第26巻 第5号 行 介 助 群では 身 体 活 動の増 加 で 幾 分 か は イン ス リン分 泌 の

効 率 化

が

図

ら れ た と

推 測

さ れ

，

これ ら が

lin

糖値

の変

化

に

も

反 映 している と

考

え ら れ た

．

　 ツ∫

，

運 動 と血 清 脂 質 改 善 との関 係 で も 有 酸 素 運 動の 継 続 が 効 果 的で あ る といわ れてお り1311

’

1／

，

糖 尿 病 患 者 で は

VO2nlax

　

40

〜

60

％ の運

動 療 法

で

HDL

コ レ ス テ ロ

ー

ルお よ び

中性 脂 肪

の

改 善

が

報 告

さ れ てい るLS〕

。

本

研 究で は 歩 行 介 助 群で

HDL

コ レ ス テ ロ

ー

ルとア ポ 蛋 白

A −

1

に

改 善

傾

向

が認め ら れ た

。

こ の こ と は

歩

行

障 害 を 有 す

る

場 合

で

も

，H

常

生

活 動 作 能 力

の

向

ヒと 運

動 習

・

i

貫

に より

IIDL

コ レ ス テロ

ー

ル

値

の

低

ド

防

止に

寄 与

する ll

∫能 性

を 示

唆

してい る

．

tt

ま

た

，

歩 行 介 助 群

で は

有 意

で は ない が

BMIf

直

は

減 少

し

，

ウエ ス ト ヒ ッ プ 比 は

低

ド

傾 向

を

示

し た

、

歩

行 自

｛，／　

ev

で は こ れ ら は不

変

で あっ た ことか ら

，

llDL

コ レ ス テロ

ー

ル の 改 善 傾 向 は 減 量の 影 響 も 考 え ら れ るtt 低

IIDI、

コ レステロ

ー

ル血 症 は 動 脈 硬 化 性 疾 患の 独 立 し た 危 険

因 ∫

・

であ り跚 跚

_，

今

回 の傾

向

は

動 脈

硬

化

性 疾 患の進 展 抑 制 に 関 して意 義 が 大 きい と思 わ れ る

、

，

　 本 研 究の血 糖

．

血 漿 イン ス リン

，

面

1

清 脂 質 は 両 群 と も 2 ヶ

月

問で

悪 化

はな

く

，

い

く

つ かの

改 善 傾 向

は

歩 行 介助

群

で の み

認

め られ たこ と か ら

，

運

動 機 能 障 害 を 有 す

る

場

合 で も

．

で き る 限 り活 動 量 を 維 持

，

増 加 す るこ と が 代 謝

異 常

予

防

に

重 要

で

あ

る と

考 え

られたt

／

　 本

研

究

は

厚

生

科 学

矧

：

究 費

に よっ て

行

わ れ た

、

．

／

文

献

D　］

1

［山信 博：イン ス リ ン抵 抗 性と動 脈 硬 化

．

凵医 雑 誌 　［［

・

1； 　

Sl

　26

−

28

，

　1995

．

2〕　Reaven　

G

氏

．

1：Role　of　

insuiin

　resistance 　

in

　

hunlall

　

disease

．

　

Diabck

・

s　37：1595

．

．

1607

，

1988

、

3〕

KapLan

　

NM

：

The

　

deadly

　quarteじ

Uppur

−

b

”

dy

　obusit｝

，

，

　glu

−

　 c（，se　

intolerarwc

・

．

　

hypertriglycer

〔

dernia

，

　and 　

hypcrte

　lsi〔，ll

．

　

Arch

【nIern　Me （

1

且49：1514 且520

，

1989

．

4）　DeFr 〔〕nzc〕　RA 二　

Insulin

　resistance ：　

A

　匸nultifaceted 　svr1

−

　

drome

　resp【msible 　

for

　

NIDDM

、

　obesity

，

　

hypertension

、

　

dystipidenlia

，

　and　atheroscler 〔｝tic　cardic〕vascular 　

disease

．

　

Diabetes

　

Care

　

l4

：

173

　

194

，

　

1991

．

5）Reaven　GM ： シ ン ド ロ

ー

ム X と イ ン ス リ ン抵 抗 性

．

　 C〔｝rltr〔〕versies 　ill　Allgilla＆ Hypertension　l：1

−

6

，

1996

．

6

，神II［_奇恒

・

t

_{大内 尉 義} ：動 脈 硬 化と イン ス リ ン抵抗性

，

内 科 　 78：695

．

−

699

，

　1996

，

7）

ShinozakT

　K

．

　Nariromi　H　et

，

αi

．

：Role　o［　insulin　resistance

　 assouiated 　　with 　　c【，111pensator

−

y 　　hyperi1

’

isし11i【1emia 　im 　

ischc

｝mic ／str〔，

k

〔三

．

　

Stroke

　27；37

−

43

，

　i996

，

8）

Zur

〕

ker

　

P

、

　

Schiek

　

A

，

　et α

1

．

；

Ilyperinsutinisn

’

i　a］

’

｝

d

　cerebral

　 　Inicroとmgiopatlly

．

　

Stroke



27

：

2

且

9

−

223

，

　正

996

．

9

）

Lip

［nall　

RL

．

　

Rask

［ll　

P

，

　etα

1

．

：

Gluc

〔冫se　

illt

（）

lerarlce

　

durillg

　 　

decreased

　physical　activity　

in

　nlan

．

　

Diabetes

　21：101

−

107

，

　 　1972

．

10

〕

Oshida

　

Y

，

　

Yamanouchi

　

K

，

　et　al

．

：

Long

−

terlll　niild　

j

（，gging

　 　i1】creases 　insulin　acti（，n

despite

mo i…fluence　〔｝n

body

　 　

Inass



ind｛／x



〔，1

・



、

『

C）_ビLn

乙Lx

．．

1

　

Appi

　

Physio且

　

66：2206

−

2210

，

　 　 1989

，

ll）Kahle　EB

，

　Zipf　WB

，

　et α1

．

：Associati〔m 　beてween 　m ［ld

．

　rou

−

　 　tille　exercise 　and　impreved　illsulin　

dynamics

　alld　glu

−

　 　cose 　c⊂｝1コtT

’

ol 　in　obese 　adolescents

、

　h1τ　

J

　Sp〔，rts　Med 　17：

　 　1

．

6

，

　1996

、

］2）Bj6rnt（brp 　P

、

　

Jounge

　K

，

　et α1

．

；Physiual　rraining　in　obe

−

　 　siry

．

　

II

．

　

Effccts

〔｝11　_plnsma 　

illsulil

・

1　

ill

　_gLu〔／”se

−

intelerant

　 　subjects “

，

irhout

　niarked 　

hyperinsutinemia

、

　

Scand

」

Ctin

　 　Lab　I匸1vest 　32：

・

ll

−

45

，

　1973

，

13）　Lampman 　卜eM

．

　Sandnga 　

JT

　

，

et　at

．

：　Effect　〔〕f　exercise

　 　training　C〕n　glUじOSe　tOlerance

，

　

in

ViV〔，　

inSUIin

SerLSitiVity

，

　 　

Lipid

　arid　

lipopr

（〕t

．

eill　c〔，11ce【ltrations　

in

　IIliddlc

−

aged 　nlcn 　 　with 　lllild　

hyper

しriglyceridemia

．

　

MeLabolism

　34：2〔｝5　211

，

　 　1985

．

141Seip

　

RL

，

　

Muolin



P

，

　et　al

．

：

Exercise

匸railling　

decreases

　 　plasIna　ch匚〕

Lester

〔｝

l

　ester　［ralls ［el

’

　protein

．

　

Arterioscler

　 　

Thron

］

b

　

l3

：　

1359

−

1367

，

　

1993

．

li）） 田中 史朗

，

　 Ill_田純了

・

・

_他：NIDDM 患 者に お け る 運動 継 続 　 　の血 清 脂 質レベ 1レに及ぼす 効 果

．

糖 尿 病

35

：

955

．

962

，

　 　 tg92

．

16｝葛 谷 英 嗣

、

辻 井 　 悟

・

他：高 イン スリン ［

fiL

症の定 義に関 す

　 　

る研 究

．1F

成

5

年 厚 生 省糖 尿 病 調 沓石廾究 報 告書

，

　_pp　

62

−

65

，

　 　1993

．

171Nagasaka 　S

．

　lwamot 〔〕Y

，

　et α1

．

：E伍cacy 　of 　trc）glilazone

　 　ri1（／1

／

ISiirC／d　bV　ir1SUIiri　rCSiStanCC 　i1LdCX

．

　LanCeτ　350：　184

，

　 　1997

、

18〕

Mauhcws

　

DR

，

　

II

匡，skcr　

JP，

　et α

i

．

；

II

匡章lnc【）stasis　 modei

　 assessme 「IL：

in

苫 し11i［1　resistance 　and 　β

一

cell　

furLction

　

fronl

　 i

’

asling 　pLasmn　gLuc。se 　uiid 　il／suiirl 　c｛｝rL〔

’

cmtrations 　ln　ma11

．

　

Dinb

｛／toLogiu　28：

’

tl2

．

−

119

，

　1985

，

19）Ill　

11L

［由 久

，

永［

LJ

雅章

・

他：脳 血管 障 害の リハ ビ リテ

ー

ショ

　 　ンに お け る

ADL

評 価

．

総 合 リハ

17

：

689694

，

1989

．

20

）

Bl

〔］cker 　

WP

，

　_et　at

．

_：

RehabilitaLk

_｝11

1

_【l

Ische

_［Tlic

IlearT

　 Disease

，

　NITPPrcss

、

19

．

　83

，

_pp269288

，

21

）藤

．

ヰ　

暁

，

ト

H

「

11

_史

_朗

：肥

満

NIDDM

の 運

動療 法

一

糖代 謝

に 　 　 及 ぼ す 効 果 と 実 施 ヒの 問 題 点

．

糖 尿 病 学の 進 歩 21：

　 　ll7　123

、

　1987

．

22

〕Yamanouch ［

K

．

　

Shil

ユozaki　

T

　

，

et　at

．

：

t

）aily　walking 　cOm

−

　 　bined　、vith diettherapy isauseful 【11eans f〔，robese

　 　N11）DN

．

I　parlenrs 　TxOt 　 only 　to　reduce 　t）ody 　weighL 　buL

　 aLso　to　

impr

〔｝x

・

e　ins　ulin　se且1sitivit｝

．

．

　Diabetes　Care　18：

　 775

−

778

，

　1995

．

23）清 原 　 裕

，

藤 島正敏：脳血管障 審の現 状と将 来

．

循 環 器 科

　 41：　1

−

4

，

　 置997

．

2

．

1）　cli

・

Lstelli　WP

，

　Gurris｛｝n　RJ

，

　et 　al

．

：Imcidence　Qf 　cororlary

　

hc

そLrL　

disease

とLnd 　

lip

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−

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in

　 cholester 〔｝

l

　

levels

−

The

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_.Ls,

-no)wf

･

_{tiRtyts-wl:stt}

₄

_ij

_t4i

_i･igen

_a)

_vew

,Abstract'

225

The

Efft)ct

of

Physical

Activity

on

Glucose

and

Lipid

Metabolism

in

Stroke

Patients

Masami

YOKOG.IW'A,

RP'l'

Dept.

of'

Physic/al

7'herap,y,

School

of

Health

Sciences,

Fac"lty

of

Mbdicine,

Ktinazawa

UhiversiCy

Masahiro

KOHZLJKI,

pt'II).

Yoko

GOTO.

O'rR,

'I'okutaro

SA'1'O,

MD

Section

of

Internal

thdicine

and

Disabilit:

Preventi.on,

Tohoku

Universit.y

Graduate

Sehool

of

Medicine

In

order to cLarify lhe effects of

_physical

activity on gtucose and

lipid

nietaboLism

in

stroke

patienls, the rclationship

between

the amount of physical activity and metabolic variables svas

investigated

in

stroke

inpatietits

beft}re

and twe ]nonths after rehabilitation.

TNventy-sei,en

_patienrs were

divided

into

t"rogroLtps,

heniiplegic

patients

-'ho could not "ralk tinassisted

{n=17)

and received

physical

therapy, and a]mbulatory

_patients

"'ith

higher

cortical

dyslunction

(n±

le)

xvho

did

not receive

_physical

therapy,

The

Barthel

lndex

score

for

the

hemiplegia

_group significantly

irnproved.

and

the

daily

numbev of steps recorded on a

_pedotneter

also

incrL,ased,

but

not significantly.

In

the atnbulatorv

group,

the

Barrhel

score "ras already norrnal on adinissiun and thus

did

not change, while the

daily

nLLniber of stcps clidTiot

incrcase

duriTig

2

momhs.

I;asting

blood

_glucose

_levels

_decreased,

and

plasina

lei,els

of

high-density

iipoprotein

a-d apolipoproLeiii

A-1

levels

significantly

increased

in

the

hemiplegia

_group,

bui

did

not change

in

the arnbulatory

_group.

In

summary, even mild _physical exereise

is

of

importance

for

herriiptegic

_patients to

improve