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育成複二倍體作物とその兩親作物との生理生態學的性質の差異に就いて(第二報)諸種の藥品の影響下に於ける種子の發芽に就いて-香川大学学術情報リポジトリ

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Academic year: 2021

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(注意)この論文には正誤表があります

香川縣立農業専門學校研究報告 第1巻第2号 正誤表

URL

http://www.lib.kagawa-u.ac.jp/metadb/up/AN00038102/AN00038102_1_2_e.pdf

Notice

香川縣立農業専門學校研究報告 Vol.1 No.2 Errata

URL

(2)

育成複二倍鰻作物とその両親作物との

巷唾生態攣的性質あ発射;就いて

(弟二報)諸種の薬品の影響下に於ける

種子の螢芽に裁いて

晃 桑 田

STUDIES ON T庄E DIFFERrENCES OF PHYSIOLOGICAL AND ECOI.OGICAl,

CHARACTERfSTICS OF TI王E ARTIFICIAu.Y RAISED AMPHIDIPLOIDSIN

COMPARISON WITH TI‡OSE OF THE PARENTS

[SecondReport〕Thらeffectofchemicalsonthcgerminationofsccds

BY

HIkARU KUWADA

ProfbssoIOf Plant Br℃eding

l・緒

● 同質倍数鰐では、香奈及び向日葵(野口、菅原1942)(4)等に見られる如く種子の改芽日数は遅延す

る場合が多い。複=,倍鱒では、ClaugenヰGoodspeed(1925)(1)に依ると、Nicotiana gIutinosa

(2n=24.)とN・tabacum(2n=48)との交配に依って出来た複二億醍である N・glutinosa−tahacum (2れ=72)に於て胤種子の蟄芽力採録い0烈し同質倍数鰭及び複二倍餞庭於■て、諸種の欒品による 粒子の畿芽の促進或は抑制に就いての研究は無い祓である0筆者は人工的に育成せられた複二億鰭作励 である糊麻(Abelmoschusglutino−teXtilis)(2n=192)(香川19姐)(2)とその両親作物であるオクラ (阜be王..esculenしus)(2n=i24)及びトロロアフヒ(Abel・Ma最hot)(2n=6わ)との生理生態拳的

性質の差異に就いて桑に磯威(aノにて轍督した如く、之等植物の敬子か蟄芽は東品の種弊野猿度に依り

彩響される状態を異にするが、その後、同一潮料を以てこ各孝養品の毎々の浪度に愴汐■る三作物の影響の差 異に就き詳細忙検討したので玄に報崩する0 Ⅱ・賓験材料及び方法

本署診は19生6年忙行ったものである。供試材料は京都大畢蓋畢瓢育慮畢研究窒保存のオクラ、トロロ

ア・7ヒ及び糊麻の三作物である。供試無品は硫酸、苛性使途、硫酸マグネシア及びェ・−サルの四種であ

る。各廃品の使用濃度偲灘ト・表に示す如く、硫酸は0.01%−0.2%、苛性曹達は0・001%−0・5%、硫酸

マグネシアは0.001%−2.0%、エ・−・テルは0.1%−50.0%である。之等の薬品の種々の濃度の不溶液で

罷づた濾紙の上で磯芽試験を行った。但しェ・←テルは水に溶けないので、よく授拝して出来るだけ均一

(3)

に遣こい状態にした0寛翰覇間中の浬産は最低200Cから琴南280C中間で十手作物の絡と最適蟄芽温度で ある○蟄芽勢、蟹苛歩食の締切日教は夫々10日、20日とした。平均額芽日数とは20日間に費摩した亀子 の平均日数である。供試種子数盈は叫作物一顧験圃100粒宛である。備薬指使用の試験笹の賛芽試験は 明所に於て行ったが概準笛のみほ明朗及び晴朗に試験博む設け発線が三作物の粒子の敬芽に及ぼす影邸 を■も瞼討Lた。 皿・舞 験 恕 異 質険路果は第一凄に示す如ぐであ卑。 第一一哉 オクラ、トロロアフヒ及び糊臍の緒種の欒品の影響下に於ける磯芽試験 オ ク ラ の 蓉 芽 トロPアブヒの恋芳

瑞 肺 の 忍 野

努(%)J歩合(%)r中郡数 勢(%)l歩合(毒)1甲糧敷 労(プム) 歩合(%)1苧諜赦

(4)

3

(り 標 準 置(昇一周参照)

三作物∂明朗に於ける敦芽状態と 晴朗檻於廿る夫れとの聞匿は差異は …絡められない。牽芽歩合は.三三作物共 に同株であり、何れも9()兄以上であ る。敬芽勢Jよオクラ、トロロアフヒ は何れも90%以上であるが、糊麻は 8q%・蒔後で之等に劣る。平均敬芽日 数はトロロアフヒは3日ノ痛■5日、 オクラは4[りう室6日、糊膵は8日 力室9日で両親よりも退い。 (2)硫習唆置(夢二図参照) 葵品の法度が増すに従ひ三作物共 に態芽歩合、畿芽勢は低下t、平均 敦芽日数は遅延する。暫芽歩合はト ロロアフヒは0.1%から、オクラ、 糊戯は0.0_ノ%から、梢亡者しい低値 となる。坂芽効はトロロアフヒは.0. 1%から、オクラは0.05鬼から、糊 肺濾0.01%から稚と著しい低値とな る。平壌蘭芽日数は三作物其濫・0.2 %から相富者しく遅延する。併し高 浪度に於こはカークラの後背勢、莞芽 歩合はトロロ‘7■フヒ、糊肺か犬れ等 よりも和と良好である。 /○♂ % タク〆 ゎ〆 クタカ J∂〆

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(3)苛性曹達霞(第≡周参照)

蟹芽歩合は三作物共に0.05%以下では肇品に依る影響が少く、且つ三作物相互間忙大差はないが、ト ロロ■アフヒほ0.2%以ヒで、オクラ、糊廠は共に0.1%以上で楕と著しい低値となる。然し糊麻は高濃度 に放てオクラ.トロロアフヒよりも低7■の程度が此敬的少い。費芽勢はオクラ、トロロブフヒは 0.2 %から低値となり、0.5%では非常に∴患い。然L糊膵は全濃度宙を通じて低い乍ら大なる変化がない。 平均磯芽日数は.トロロアフヒは0.2%迄は棟準匠と・大差はないが、0.5%では楔牢固より梢と遅延する。 オクラ、糊膵は共に全濃度置を通じて裸準固より遅延するが.その程度は糊麻が顕著である。

(5)

卓 虎 f啓メ寄彩′多色数ブ 射げ■ Q/ ガ ス (鹿算哲) 方 相 々2 枝村 α郎、 〝 ノr ;く ズ ズ (努茶番瑠■〕 鰐=二囲 硫酸応変琴試験 〔琵〕第一・馴こ同じ (4)硫酸・マグネシア1姦(第四国参照) 教芽歩合、章芽勢及び平均磯芽日数は.濃度が増すと三作物共に−・般に灯卜文・は偲嬉し、且つ・≡作物相 互間の差異が明瞭である。即ち磯芽・歩合はトロロアフヒは1.0%から、オクラ、糊肺ほ0・05%から稽と

著しい低値となる。蟄芽勢はトロロアフヒ㌢.0%から、オクラほ0.05%から、糊麻は0・005%から柏≧著

しく低値となる。平均磯芽日数は三作物共に濃度が喝す−に従ひ一般に徐々に遅延し、

トロロアフヒは約

3日から9日に、オクラは約6日から15日に、糊麻は約9日から18日に遅延する○

(5)ェ 鵬 テ ′レ匠(第五周参照)

硫酸マグネシアの場合と稽と趣を異にL、各蟄度に於ける三作物問の獲芽歩合、敬二芽勢及び平均蟄芽

日数の羞は比較的少い。即ち磯芽歩合はトロロアフヒは50・0%から、オクラは30・0一%から、糊麻は10“q

%から低値となるJ黎芽勢はトロ・ロアフヒは50・0%から、オクラー糊麻は・10・0%から相常著しく低値と

なる。平均獲芽日数は各濃度慣を感じて∴トロロアフヒは5日−6日、オクラ、糊麻は略と同じで大簡

約7日−・10日であって、之む標準慣と此敬すると、トロロアフヒ、オクラはやゝ遅延するが、槻満は略

モ同値を保つ。

(6)

尺U へや乳味韓︶ べ べ べ 、Ⅴ ヽ○灯 旨曾 u匿り一泡丁鞋 ︹掴︺ ︵−Q輔︶ 傍塞粗相旭微細璧拒 晦日絆 X 宮古 、⋮ぜ 象 ベ 毎ぜ q6 、ぜ 沌 誤 ︵ぬ咋準︶ 丈 鴨 Jbヾ 、b.¢

(7)

(l ヱ○ J♂窃 ほ8 ㌦ J♂ /ヱ8 錯 −一、 ーーーーーーー■・‥一一一−、ヽ ヽヽ− ノ 、、._..一 ㌘ ‘8 8 ネ ヱ8 ㌔

\ −−一一一−・・−−−・・、/ ク♂〆 ∂かタ㌻ β〝 卵ダ 侃/ qヱ 0..√‥ 一′ ’ ス カ ゑ 〆 〆 〔.率ゴ多発芽8戯〕 鮮≡国(其のニ) み ¢ Ⅰ†・考 察 静橙の柴品に依り種子の蟄芽が受ける影響に就いては、牽芽が促進される場合と抑鴇はれる場合とが ̄ あるが‘永賛助の範囲内では、三作物共に蟹芽は抑制され尭。≡作物の笹子の蟄芽が薬品に依り受ける 影響は欒一指の積弊、感度に依り夫々異なってゐる。即ち硫酸が三作物か蟄芽歩合、螢芽勢及び平均数芽 日数に及ぼす影響の大きな差異は認め難いが、オクラは高濃度に於ては稚亡良好か敢芽を・示す較であ る。苛性曹達の蟄芽歩合に封する影響は三作物間に大差は認められないが、濃度が檜すと糊靡はオクラ トロロアフヒより良好な歩合を・示す。磯芽勢は糊膵は全濃度慣を通じ■て∴大差なく、オクラ、トロロアフ ヒに此L願著に劣るが、濃密を増すと低下の割合が丙親よりも少くなる。・平均蟄芽日数は糊麻は全濃艶 笹を通じて略亡卜同じであり、オクラ、f、ロー了アフヒよりも著しく退廷する。硫酸マグネシアに封しては 各濃度庭敬ける萄芽歩合、磯芽勢及び平均蟄芽日数は三作物聞に顛著な差異が絡められ、トロロアフ ヒが最も良好で、次はオクラ、最後は糊膵である。、エー・テルに封しては前記.≡薬品の場合と趣皮具にし}

(8)

7 ︹や ≠ 穐 ☆−︶ べ べ 叫 ︻ゼ 、ぢ b■ リ匠霊園−幹 ︹温︺ N し甘●ヾ ︵−Q輔︶ 蜂罷級哩旭トあ棺もサ鶴屋 匝監駐 訣 坤 ‰r︶ 8 、−首‘ べ++叛 Q可 ヽヾ K 玖 急石ヽ ‥へ \ 、︳○ヽ

(9)

8 点伊 7き㊥ /β容

,・チ・ワ

戊ゆ /㌔ 厨8 ‘ゆ 与○ ヱ噂 ′一一一一一一一 ′ 、一 一一一一 /一一 ̄、 \/ −−一■−ノ′ 」____」__.一_._ 久j ′ . 即¢J qの好 色吋 虎ク∫ ¢/

ガ ス ス 〆 7

( 俸四囲(其のニ) 三作物間の畿芽歩合蟄芽勢及び平均、磯芳日数に及ぼす影響は比較的少い。 侍株準落せは三作物共に種子の護芽佐封し光線の葡鰍こ関係がない。而して二横二倍憺作物である糊麻 は教芽歩合ほ両親と同棲であるが、黎芽勢は両親よりも低く、r平均磯芽日数は両親よりも遅延する。又 脚麻の磯芽歩合、磯芽勢は苛性常連に勤しては丙親忙比し比駁的鈍感にして二重活力強いと云ひ得るも他 の薬品に射してこは必ずしもその疎な結果は見られない。此の串ほ賓際に糊麻がアルカリ土境地背捉於て 両親よりも成育がよいという番管と平行してゐる。衛生股を通じて.■糊赫はその発芽及び諸僅の無品陀封 する磯芽の状態に関してはトロロアフヒよりも寧ろ染色場数の多いオクラむとよく類似する。 終りに臨み終始御懇簡なる御指導を賜った京都大峯教授香川多夫博士に■封L.深甚か謝意を・表する次第 である0

V・引 用 文 献

(1)Ciausell,R・E.ヰGoodspeed,T・・H:1925:.In亡erSpeCifichybridiza亡ionin NIco亡ianaII・deneticsvoll・1C (2)香川冬夫:1944:新作物「潮級」れ、就いて、日本作物撃魯碑演督叢表及び個人出版 (3)桑田晃:1947:育成複二倍憾作物とその両説作物との生理生態蓼的性質の差異に就いて(警報)京都大学 段螢邪講演卑変数 (4)野口海苔、菅原友太:194?:蕎変及向日葵同質倍数性の育種的慣値・・科撃】2一.

(10)

ハけ ︵−e試︶ ︻哲痢 舶畔︶ リ匡り壷・−駄 ︹槌︺ 螢冨娘鶴凶J、恥1H 霞捕鯨 ぺ ぺ 永 、b O馬 ○曾、

︻ 訴 鳩 封こ

べ べ R 〇.叫 ︳ヾ hす /

(11)

ク/ 額タ ス 〆 ブ ス¢ 1′こ メ √¢

r草ク今後芽ヴ 卵j

第 五 囲(其の二) √−クク 〆■ /旦夕 。妙− ズ ′ / / RESUME

Theinfluenceof$eVeralchemicalsonthegerminationofseeds of“Nori−Asa”(Abebnoschus

gゐIdiお0・3erldゐ:s),anamPhidiploid crop raised betweenAL,eZleS‘uk7Zlu・S and AbeL肋ni’ho8,

WaSStudiedincomparisopwiththose oftheparents・・Thechemicals usedare sulphuricacid

(0.01・%−0.2宛),Ca呵ic soda(0.001クる・−0・5%),magneSium sulpha随(0・001%T2・・0%)and

七ther(0・l〆−50.0%)・

TbeIeSults aTe a$follows.

In=Nori−Asa=,thegerminatlngPerCentageShownonthe董iltermoistenedwithwatcrissimilar

Withthoseoftheparents,hutthegerminatlngenergyislessandthemean numbersoL days

(12)

1.l

Ofthethree cropsonthefilter moistene4withchemicalsolutionswas moIeOrIcsscheeked

indifferentmanneraccordingtOthekindandthe concerltration ofthe chemical$・Astothe

influenceofchemicalsonthegcIminationofseeds,‖Nori−A$aいstand$nearertOAbe乙e5C7l・を7Zizf5,

thepaIenthavirlgalarger number of chromosomesthan Abe乙 Ah7Ziカ08inthecapaclty Of

germinatioIlandtheaveragenumber$Of days necessaryfor germination・Lightand darkness

havenoc鮪ctonthe germinationofscedsofthethree crops・

参照

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