ゴールデン テンプレートと直接インストー
ルに共通のタスク
これらのタスクは、ゴールデン テンプレートと直接インストールの多くの手順に共通していま す。 適合性(ゴールデン テンプレートまたは直接インストール、あるいはその両方)について は、各タスクの最初に記載されています。 • OVA からの仮想マシンの作成, 1 ページ • アンチウイルス ソフトウェアのインストール, 2 ページ • VMware ツールのインストール, 4 ページ • 仮想マシンからゴールデン テンプレートへの変換, 5 ページ • ISO ファイルのマウント, 5 ページ • DNS サーバの設定, 6 ページ • カスタマー サイトでの NTP および時間の設定, 7 ページ • 宛先サーバの設定, 8 ページOVA からの仮想マシンの作成
OVA から仮想マシンを作成するには、次の手順を実行します。 この手順は、ゴールデン テンプレート インストール オプションと直接インストール オプション の両方に対して実行します。手順
ステップ 1 vSphere クライアントでホストを選択します。
ステップ 2 [ファイル(File)] > [OVF テンプレートの展開(Deploy OVF Template)] を選択します。
ステップ 3 ローカル ドライブ上で OVA が保存されている場所を参照します。 [開く(Open)] をクリックし
てファイルを選択します。 [次へ(Next)] をクリックします。
ステップ 4 [OVF テンプレートの詳細(OVF Template Details)] ページで [次へ(Next)] をクリックします。
ステップ 5 仮想マシン名を入力します。 スペースや特殊文字は使用できません。 32 文字以内で入力します。
[次へ(Next)] をクリックします。
ステップ 6 [名前と場所(Name and Location)] ページで、[名前(Name)] フィールドに任意の名前を入力し
ます。
ステップ 7 [展開の設定(Deployment Configuration)] ページで、ドロップダウンを使用して適切な設定を選
択します。 [次へ(Next)] をクリックします。
a) CCE コール サーバの場合、[CCE コール サーバ(CCE Call Server)] を選択します。 b) CCE データ サーバの場合、[CCE データ サーバ(CCE Data Server)] を選択します。 c) CVP コール サーバの場合、[CVP コール サーバ(CVP Call Server)] を選択します。 d) CVP OAMP サーバの場合、[CVP OAMP サーバ(CVP OAMP Server)] を選択します。 e) CUCM の場合、[7500 ユーザ ノード(7500 user node)] を選択します。
ステップ 8 新しい仮想マシンを展開するデータストアを選択します。 詳細については、付録のデータストア
の項を参照してください。 [次へ(Next)] をクリックします。
ステップ 9 [ディスク フォーマット(Disk Format)] ページでは、デフォルトの仮想ディスク フォーマット
([シック プロビジョニング(Lazy Zeroed)フォーマット(Thick provisioned Lazy Zeroed format)]) のままにします。 [次へ(Next)] をクリックします。
ステップ 10 [ネットワーク マッピング(Network Mapping)] ページが正しく設定されていることを確認しま
す。
a) パブリックから表示ネットワーク(Public to Visible Network)
b) プライベートからプライベート ネットワーク(Private to Private Network)
ステップ 11 [完了(Finish)] をクリックします。 VM が作成された後、その名前を変更することはできませ ん。 重要 ステップ 12 「正常に完了しました(Successfully Completed)」というメッセージが表示されたら、[閉じる (Close)] をクリックします。
アンチウイルス ソフトウェアのインストール
この手順は、ゴールデン テンプレートおよび直接インストールの両方のオプションに対して実行 します。 ゴールデン テンプレートと直接インストールに共通のタスク アンチウイルス ソフトウェアのインストールこの手順は、Windows 2008 オペレーティング システムを使用するアプリケーションに必要です。 このようなアプリケーションには、Unified CCE コール サーバ、Unified CCE データ サーバ、Unified CVP サーバ、Unified CVP OAMP サーバ、および Unified Reporting Server があります。
次のいずれかのアンチウイルス ソフトウェア製品をインストールします。 • McAfee VirusScan Enterprise 8.7i/8.8i
• Symantec Endpoint Protection 11.0/12.1 • Trend Micro Server Protect Version 5.7/5.8
ウイルス ソフトウェアは手動で更新します。 自動更新はイネーブルにしないでください。 重要 インストール プログラム ファイルまたはフォルダに対して必要なアクセスを許可するには、 アンチウイルス製品のファイルおよびフォルダ保護ルールでファイルブロックの除外を実行し ます。 McAfee VirusScan でこれを行うには、次の手順を実行します。 ヒント • VirusScan コンソールを起動します。
• [アクセス保護(Access Protection)] を右クリックし、[プロパティ(Properties)] を選択 します。
• [ウイルス対策標準保護(Anti-virus Standard Protection)] カテゴリの [ブロック(Block)] 列で、[IRC コミュニケーションをさせない(Prevent IRC communication)] というルール がオフになっていることを確認します。
ゴールデン テンプレートと直接インストールに共通のタスク
Packaged Contact Center Enterprise は、Symantec Endpoint Protection 12.1 をサポートしています。 Symantec Endpoint Protection 12.1 のファイアウォール コンポーネントのネットワーク脅威防止 機能は、必ずディセーブルにしてください。 この機能をイネーブルにすると、デュプレック ス ルータの両側がシンプレックス モードで稼働するため、ルータの両側間の通信がブロック されます。 このブロックは、すべての導入タイプに影響します。
Symantec Endpoint Protection 12.1 をインストールし、デフォルト設定のままにすると、問題が 発生します。 ルータの A 側および B 側でサービスを開始した場合、「クライアントは IP アド レス [A 側のルータ アドレス] からのトラフィックを、今後 600 秒遮断します(The client will block traffic from IP address [side A router address] for the next 600 seconds(s))」という Symantec メッセージがシステム トレイに表示されます。 同じメッセージが、クライアント管理のセキュ リティ ログにも書き込まれます。 Symantec ネットワーク脅威防止トラフィック ログには、 「Block_all」と呼ばれるデフォルトのファイアウォール ルールが動的に有効化されたことが示 されます。 その結果、ルータ ログに従って、ルータの両側がシンプレックス モードで起動し ます。 この問題を解決するには、Symantec ファイアウォールをディセーブルにして、ルータの両側を 再起動する必要があります。 これには、システム トレイの Symantec アイコンをダブルクリッ クし、[設定の変更(Change Settings)] を選択します。 次に、ネットワーク脅威防止の設定を 行い、[ファイアウォール(Firewall)] タブの上部にある [ファイアウォールを有効にする (Enable Firewall)] をオフにします。 重要
VMware ツールのインストール
VMware ツールは、仮想マシンのゲスト オペレーティング システムのパフォーマンスと仮想マシ ンの管理を改善するユーティリティ スイートです。 この手順は、ゴールデン テンプレートおよび直接インストールの両方のオプションに対して実行 します。 手順 ステップ 1 [VM] メニューを右クリックします。 [ゲスト(Guest)] > [VMware ツールのインストール/アップグレード(Install / Upgrade VMware tools)] を選択します。
ステップ 2 ポップアップが表示されるまで待ち(時間がかかる場合があります)、デフォルトの [自動ツール
アップグレード(Automatic Tools Upgrade)] を受け入れます。
ステップ 3 [OK] をクリックします。
ステップ 4 プロンプトが表示されたら、再起動します。
ゴールデン テンプレートと直接インストールに共通のタスク
仮想マシンからゴールデン テンプレートへの変換
ゴールデン テンプレート インストール オプションに対して次の手順を実行します。 この手順は、 直接インストール オプションに対しては必要ありません。
VMware では、テンプレートという用語が使用されています。 Packaged CCE では、CCE PAC M1 に使用されるアプリケーションとオペレーティング システムで構成されたテンプレートに 対し、ゴールデン テンプレートという用語を使用します。
(注)
手順
ステップ 1 VM の電源がオフになっていない場合は、[VM] メニューから、[電源(Power)] > [ゲストのシャッ
トダウン(Shut down the guest)] を選択します。
ステップ 2 VMware vCenter の [インベントリ(Inventory)] メニューから、仮想マシンを右クリックし、[テン
プレート(Template)] > [テンプレートに変換(Convert to Template)] を選択します。
ISO ファイルのマウント
これは、ゴールデン テンプレートと直接インストールの両方の場合に行います。 データストアに ISO イメージをアップロードします。 1 ホストを選択し、[設定(Configuration)] をクリックします。 次に、左側のパネルで [ストレー ジ(Storage)] をクリックします。 2 ISO ファイルを保持するデータストアを選択します。3 [このデータストアを参照(Browse this datastore)] をクリックします。 [アップロード(Upload)]
アイコンをクリックします。
4 [アップロード(Upload)] アイコンをクリックし、[ファイルのアップロード....(Upload file....)]
を選択します。
5 ISO ファイルを保存したローカル ドライブの場所を参照し、ISO をデータストアにアップロー
ドします。
ISO イメージをマウントします。
1 VM を右クリックし、[仮想マシン設定の編集(Edit virtual machine settings)] を選択します。
2 [ハードウェア(Hardware)] をクリックし、[CD|DVD ドライブ 1(CD|DVD Drive 1)] を選択
します。
ゴールデン テンプレートと直接インストールに共通のタスク
3 [デバイスのステータス(Device status)] パネル(右上)で [電源投入時に接続(Connect at Power On)] をオンにします。
4 [データストア ISO ファイル(Datastore ISO File)] オプション ボタンをクリックし、[参照
(Browse)] をクリックします。
5 ファイルをアップロードするデータストアに移動します。
6 [ISO] を選択します。
ISO イメージをアンマウントします。
1 VM を右クリックし、[仮想マシン設定の編集(Edit virtual machine settings)] を選択します。
2 [ハードウェア(Hardware)] をクリックし、[CD|DVD ドライブ 1(CD|DVD Drive 1)] を選択
します。
3 [電源投入時に接続(Connect at power on)] チェックボックスをオフにします([デバイスのス
テータス(Device status)] パネル、右上)。
DNS サーバの設定
Cisco Unified Communications Manager、Cisco Unified Intelligence Center、および Cisco Finesse 用の DNS 設定が必須です。
手順
ステップ 1 DNS サーバにログインします。
ステップ 2 [スタート(Start)] > [管理ツール(Administrative Tools)] > [DNS] を選択します。 DNS マネー ジャが起動されます。
ステップ 3 [前方参照ゾーン(Forward lookup zone)] で、自動化 Excel シートに入力したドメイン名まで移動
します。
ステップ 4 ドメイン名を右クリックし、[新しいホスト(New Host)](A または AAAA)を選択します。
ステップ 5 [新しいホスト(New Host)] ダイアログボックスで、VOS 製品(Unified Communications Manager、
Unified Intelligence Center、および Finesse)のコンピュータ名と IP アドレスを入力します。 [ホス トの追加(Add Host)] をクリックします。
ステップ 6 DNS マネージャによって逆引き参照ゾーンに新しいホスト レコードが自動的に作成されます。
ステップ 7 追加したホストが前方および逆引き参照ゾーンに存在しているかどうかを確認します。
ゴールデン テンプレートと直接インストールに共通のタスク
カスタマー サイトでの NTP および時間の設定
カスタマー サイトのドメイン コントローラを、NTPサーバを使用するように設定する必要があり ます。 2 台の ESXi コア サーバは、ドメイン コントローラとして同じ NTP サーバを指している必 要があります。 また、ESXi コア サーバ上の時間の設定を確認する必要があります。 これにより、 サーバの起動またはリブート時のレース コンディションや誤った時間設定を防止できます。 手順 ステップ 1 NTP サーバをドメイン コントローラに追加するには、次の手順を実行します。a) Windows Server で権威のあるタイム サーバを設定する方法に関する Microsoft の指示を見つけ ます。 パブリック NTP サーバがない場合は、インターネット上で使用できます。 b) 追加する NTP サーバの IP アドレスまたはドメイン名を書き留めます。 ステップ 2 ESXi コア サーバがドメイン コントローラ NTP サーバを指すようにするには、次の手順を実行し ます。 a) コア サーバごとに、[設定(Configuration)] タブをクリックします。
b) [時間設定(Time Configuration)] > [プロパティ...(Properties...)] > [オプション(Options)] を 選択します。 これにより、[全般(General)] と [NTP 設定(NTP Settings)] という 2 つのセクションを示す パネルが開きます。 c) [NTP 設定(NTP Settings)] をクリックします。 [追加(Add)] をクリックします。 d) ドメイン コントローラに関連付けられた NTP サーバの IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名 を入力します。 [OK] をクリックします。 [再起動(Restart)] をクリックします。 ステップ 3 NTP サーバのスタートアップ ポリシーを設定するには、次の手順を実行します。
a) [時間設定(Time Configuration)] > [プロパティ...(Properties...)] > [オプション(Options)] に 移動します。
b) [全般(General)] をクリックします。
c) [ホストに連動して開始および停止(Start and stop with host)] を選択します。 [OK] をクリック します。
ステップ 4 コア サーバの時間設定を確認するには、次の手順を実行します。
a) [設定(Configuration)] タブをクリックします。
b) [ソフトウェア(Software)] パネルで [時間設定(Time Configuration)] を選択すると、[日付と 時刻(Date & Time)] および [NTP サーバ(NTP Servers)] が表示されます。
ステップ 5 時間設定に誤りがある場合に [日付と時刻(Date & Time)] を調整するには、次の手順を実行しま
す。
a) [プロパティ...(Properties...)] をクリックします。
これにより、[時間設定(Time Configuration)] ダイアログボックスが開きます。
ゴールデン テンプレートと直接インストールに共通のタスク
b) [時間(Time)] フィールドと [日付(Date)] フィールドを変更します。 [OK] をクリックしま す。