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次世代育成支援行動計画

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Academic year: 2021

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(1)

子どもたちが心身ともに健やかに育つことは私たち誰もの願いであり、そして、 子どもは私たちすべての大人にとっての希望であります。 わが国では、合計特殊出生率が急落した平成元年の1.57ショック以来、少子 化対策に取り組んできましたが、平成15年には1.29に低下する等少子化の進 行は止まらない状況にあります。このような中で、平成15年7月に、少子化の流 れを変え、次代を担う子どもや子育て家庭を社会全体で支援することを目的とする 「次世代育成支援対策推進法」が制定され、全ての自治体や従業員が300人を超 える企業の事業主に次世代育成支援のための集中的・計画的な取り組みを推進する ことを求め、行動計画の策定が義務付けされました。 本市では、平成7年度に、国のエンゼルプランを受け「倉吉市子育ていきいきプ ラン」を策定し、平成12年度には「新倉吉市子育ていきいきプラン」として見直 しを行い、保育サービスをはじめ多くの子育て支援対策の推進に努めてまいりまし た。このたびの行動計画の策定にあたりましては、本年3月に合併しました旧関金 町とともに新しい倉吉市のまちづくりを目指して、取り組んできたところです。 この計画は、できるだけ多くの住民の方の声を反映したいと願い、関係各方面か ら組織した「倉吉市・関金町次世代育成支援行動計画策定委員会」のもとに、公募 によるテーマごとのワークショップ、専門の小委員会を設置したほか、素案を公開 し、いただいた多くのご意見等をもとに策定委員会等で論議を重ねできあがったも のであります。 子どもの成長には、現代の私たち大人社会の抱える問題が大きく影響していきま す。子育ての責任は一義的には家庭にありますが、次代を担う子どもたちが幸せに そして健全に育っていくために、また、将来にわたって健全な社会を形成していく ために、子どもの育ちや子育てを支援していくことは、社会全体にとっても大きな 課題であります。本市といたしましては、次世代育成支援を市政の最重要課題とし、 事業所を含めた全ての市民の方々とともに取り組んでいきたいと願い、皆様のご支 援をお願いするものであります。 この計画の実現に向け、家庭で、職場で、地域で、子育てについてともに考え、 話合い、さまざまな取り組みを行っていくことで、人の輪が生まれ、子どもが育ち、 地域が育ち、そして新しい倉吉のまちが育っていくことを期待するところです。 結びに、この計画の策定にあたり熱心にご審議をいただきました「倉吉市・関金 町次世代育成支援行動計画策定委員会」の委員の皆様をはじめ、ワークショップや 小委員会にご参加いただいた委員の皆様、そして、この計画の策定過程でご協力い ただきました多くの方々に心からお礼を申し上げます。 平成17年3月 倉吉市長 長谷川 稔

(2)

関金町では、未来を担っていく子どもたちが心身ともに健やかに生まれ育ち、又 子どもを安心して希望を持って生み育てられることができる関金町をめざして、平 成10年3月に「関金町子育て支援計画(エンゼルプラン)」を策定し、子どもを取 り巻く環境の整備に努めてまいりました。 近年、わが国では、少子化が進行しており、平成15年の合計特殊出生率は1. 29と過去最低となっています。鳥取県での合計特殊出生率は、1.53と全国よ りは高い水準にあるものの、関金町の出生数の推移をみてみると、平成15年が2 3人、平成16年が18人となっていることから、少子化は確実に進行してことが 伺われますし、こうした少子化の急速な進行を背景として、家庭や地域社会の意識 の変化など、子どもを取り巻く環境は大きく変わってきています。 少子化の急速な進行は、子ども同士や地域社会との交流が希薄になり、子どもの 自主性や社会性が育ちにくくなるとともに、生産年齢人口の減少等により経済はも とより地域社会の活力が低下するなど、わが国の将来に広く深刻な影響を与えるこ とが懸念されています。 このため、国は、平成15年7月に「次世代育成支援対策推進法」を制定し、国、 地方公共団体及び企業が、今後10年間、集中的・計画的に次世代育成支援のため の取組みを推進することになりました。 関金町では、この3月22日に倉吉市と合併することから、倉吉市とともに「倉 吉市次世代育成支援行動計画」を策定いたしました。 倉吉市と関金町における子どもや子育て家庭をめぐる状況を踏まえて、従来から の子育てと仕事の両立支援にとどまらず、子どもの権利を守るための支援、子ども の安全・安心を守るための取組みなど、より広い観点から策定したものとなってい ます。 具体的な取組みは、新倉吉市で行うことになりますが、子育ては、子ども一人ひ とりが本来持っている育つ力を伸ばしていくことであり、家庭、地域等と連携を図 りながら進めていくことが重要であることから、計画推進のため住民の皆様のより 一層のご理解とご協力が必要となります。 最後に、計画策定にあたり、熱心にご審議いただいた「倉吉市・関金町次世代育 成支援行動計画策定委員会」の委員の皆様、ワークショップ委員の皆様をはじめ、 関係者の皆様に心から厚くお礼申し上げます。 平成17年3月 旧関金町長 竹田 哲男

(3)

◇策定委員からのメッセージ◇

「子どもの権利が守られない人類に未来はない」といわれていますが、子どもはこの社 会の中で、日々学び、発達しながら大人になっていきます。 そして、そのことは心という基盤の上に積み重なっていくものであり、それ故に子ども の尊厳と権利が守られる環境づくりがより大切となってきています。 そして、子どもこそが未来の大人社会を創っていく希望そのものでもあります。 私たちは、子どもの笑顔や歓声から元気や活力をもらい、子育てや子どもにかかわるこ とで喜んだり、学んだり、癒されたりしていますが、まさに子どもは、親はもとより地域 や社会の宝でもあるのです。 大人は誰もが、子ども時代をもっています。子ども時代にどう過ごしたのか、愛情にあ ふれた見守りの中で、幸福感に満ちていればいるだけ、生涯を通じての生きる力になって いきます。 一人ひとりの子ども時代を豊かにするために、子どもの「今」を考えることは、感動と 活力にあふれたまちづくりの大切な基本となるものです。 ところが、今、日本の子どもたち、くらよし、せきがねの子どもたちは、笑顔に満ち、 生き生きと目を輝かせ、五感を通して自然や仲間とふれあい、無邪気に遊んでいるのでし ょうか。 また、自分の意思を伝え、学ぶことに意欲をもち、豊かな人間関係の中で自分らしさを 発揮できているのでしょうか。 そして一方、親や大人は、子どもにとっての最善のものを与える責任と義務を果たして いるのでしょうか。 育児をしている親は、ゆとりと夢をもち、子育てを楽しんでいるのでしょうか。 また、地域や職場には、子育てを見守るやさしさやあたたかさがあるのでしょうか。 子どもを取り巻くさまざまな社会環境の変化や、マスメディアの影響、問題行動の多発、 固定的な性別役割分担意識等が親や子どもに不安感や孤独感を与えてきています。実態調 査やニーズ調査では、子育てを支えあうシステムがうまく構築されていないように思われ、 そのことは、子どもを生もうとする人を躊躇させています。 私たちは、子どもも大人も笑顔で向き合え、不安におびえることなく、安心、安全で、 子どもの育ちをみんなで楽しめるまちを創りたいと願っています。

(4)

この行動計画は、そうした願いをもって委員たちが基本施策と基本目標を定め、その理 念が具体的事業で実現できるように意欲的に討議を重ね作りあげたものです。 委員だけでなく、公募した市民も加わり、小グループに分かれてワークショップを重ね、 現状と課題を整理し、何ができるのか、何をしなければならないのか、方向づけを模索し てきました。 基本施策、基本目標の具体化が不十分であったり、うまくシステム化されていない点や、 限られた予算での制約もありますが、この草案づくりは、行政側ではなく市民(パブリッ クコメントも含めて)が作りあげたものであり、その過程が重要であったと思います。 その不十分さをうめていくのは、子どもの育ちに関心をもつ多くの市民の目であり、力 ではないかと考えています。 大人や地域が変わらなければ、子どもたちを変えることはできません。 声をかけ合ったり、支えあう大人や地域のあたたかいまなざしが、子どもの居場所をつ くり、まちを変えていきます。 この計画が、健やかな子育てをみんなであたたかく見守り、応援する新くらよしのまち づくりの大切な一歩となることを願っています。 平成17年3月

倉吉市・関金町次世代育成支援行動計画策定委員会

(5)

1.はじめに

(1)策定の趣旨

現在の急速な少子化の進展に対し、この流れを変えるとともに、次代の社会を担 う子どもたちが健やかに生まれ育つ社会を築くため、平成15 年 7 月に「次世代育 成支援対策推進法」が制定され、今後 10 年間の集中的、計画的な取り組みを推進 することとされました。この法律では、全ての自治体及び300 人を超える事業主に 次世代育成支援のための「行動計画」の策定を義務付けています。 倉吉市と旧関金町では、合併後の新しいまちづくりを目指し、次世代育成支援対 策を総合的に推進する計画としてこの行動計画を策定しました。

(2)計画の位置づけ

この計画は、「第 9 次倉吉市総合計画」及び「第7次関金町総合計画」との調整 を行うとともに、「新倉吉市子育ていきいきプラン」を踏まえ、子どもの成長と子育 てへの支援について、地域をあげて総合的に取り組むべき方向、方策を明らかにし たものです。

(3)計画の期間

この計画の期間は平成17 年度から平成 21 年度まで(前期計画)の 5 年間とし、 平成21 年度に前期計画に関する必要な見直しを行い、平成 22 年度からの 5 年間の 計画(後期計画)を定めることとします。

(4)計画の策定体制と経過

① 策定委員会及びワークショップ等の設置

計画に広く関係者及び住民の方の意見を反映させるため、関係機関や団体等の 代表で組織する倉吉市・関金町次世代育成支援行動計画策定委員会、公募により 参加された倉吉市と旧関金町の住民の方々で組織するテーマごとのワークショッ プ、今後の保育のあり方及びひとり親家庭等への支援(母子家庭及び寡婦自立促 進計画)について検討する小委員会を設置し協議しました。 計画は、ワークショップと小委員会で出された意見や協議された内容等をもと に策定委員会で協議検討し策定したものです。 ※ ワークショップ ○ 地域や職場における子育ての支援及び生活環境の整備

(6)

○ 母性並びに乳幼児の健康確保や児童虐待防止と障害のある子への支援 ○ 子どもの心身の健やかな成長に資する教育環境の整備 ※ 小委員会 ○ ひとり親家庭等支援計画検討委員会 ○ 保育のあり方検討委員会

② パブリックコメント

この計画を策定するにあたって、広く住民の意見をお聴きするため、意見の募 集(パブリックコメント)を行い、いただいたご意見等については、この計画の 策定過程において参考としました。

③ 庁内横断的な関係部局での検討

この計画を策定するため、倉吉市と旧関金町の庁内関係部局の職員によるニー ズ調査検討会及び倉吉市・関金町次世代育成支援対策プロジェクトチームを設置 し、協議しました。

(5)進捗状況の管理

この計画の進捗状況については毎年公表するとともに、次世代育成支援対策推進 法に規定する次世代育成支援対策地域協議会として設置した次世代育成支援行動計 画策定委員会で計画の進捗状況を点検することとしています。

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2.倉吉市が目指す次世代育成支援

(1)基本理念

「一人ひとりの子どもがいきいきと健やかに育つまち くらよし」を基本理念と して、子育ての基本を家庭に置き、全ての市民や事業所が力を合わせ、子どもたち が健やかに育つ地域社会を築くとともに、安心して子どもを生み、子育てに希望と 喜びを感じられるまちづくりを目指します。

(2)基本方針

一人ひとりの子どもが、人としての尊厳と権利を守られながら豊かな愛情をもっ て育てられ、また、すべての親が子育てを楽しみ子どもとともに成長していけるよ う支援するとともに、子どもの成長や子育てを地域をあげて応援し、心豊かな地域 社会を築いていくことを目指して、次の3っつの基本方針を定めます。 ① すべての子どもの人権が守られ幸せに育つことを支援 ② すべての親がゆとりと喜びをもって子育てできることを支援 ③ すべての子どもや家庭を応援する地域社会への支援

地域が育つ

親が育つ

子どもが育つ

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3 施策の体系

【基 本 理 念】

【基 本 方 針】

【基 本 施 策】

①地域における子育て支援 すべての子どもの ②子どもや母親の健康の確保 ③「食育」の推進 人権が守られ ④思春期保健対策の充実 ⑤小児医療の充実 幸せに育つことを ⑥男女共同による子育ての推進 ①保育・学童サービスの充実 ②職業生活と家庭生活の両立の推進 一人ひとりの 子どもが すべての親が ①児童虐待防止等支援対策の充実 ②障害のある子ども等への支援 いきいきと ゆとりと喜びを ③ひとり親家庭への支援 健やかに もって子育て 育つまち できることを支援 ①親になるための教育環境の整備 ②子どもの生きる力を育成する学校等の教育環境の整備 くらよし ③家庭の教育力の向上 ④地域の教育力の向上 ①子どもの自主的な活動と自立への支援 家庭を応援する ②子どもの権利条約の普及・啓発 ①子ども等の安全の確保 支援 ②子育てを支援する生活環境の整備 ③子どもを取り巻く有害環境対策の推進 1.子育てをしているすべての家庭への支援 支援 2.働きながら子どもを育てている人への支援 3.特別な配慮を要する子どもや家庭への支援 地域社会への 6.子どもの安全・安心なまちづくり ④配慮を要する子どもや家庭への支援とネットワークづくり 4.親と子の学びと育ちへの支援 すべての子どもや 5.子どもの権利を守るための支援

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4.子どもや子育て家庭をめぐる状況

(1)人口・出生数等の推移

① 総人口・児童人口・世帯数の推移

本市の総人口は、近年、減少傾向にあり、平成 12 年 54,699 人から平成 16 年 53,562 人と 1,137 人減少しています。児童人口(18 歳未満)も同じように平成 12 年 10,329 人から平成 16 年 9,232 人と 1,097 人減少しており、減少率では、総人口の減少率を 大きく上回っています。さらに、今後も減少していくことが予想されます。 しかし、人口の減少に対し、世帯数は増加傾向にあり、平成 12 年 18,316 世帯から 平成 16 年 18,924 世帯と 608 世帯増加しています。 (人) (世帯) (人) 総人口・世帯数の推移 54,699 54,375 54,035 53,842 53,562 18,316 18,389 18,630 18,816 18,924 52,000 53,000 54,000 55,000 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 18,000 18,500 19,000 児童人口の推移 10,329 10,069 9,755 9,490 9,232 8,000 9,000 10,000 11,000 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年

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(人) 資料:住民基本台帳等 推計児童人口 8,853 8,756 8,549 8,403 8,225 8,000 9,000 10,000 11,000 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 0歳児 1歳児 2歳児 3歳児 4歳児 5歳児 0∼5歳合計 平成17年 427人 406人 419人 431人 460人 457人 2,600人 平成18年 426人 421人 399人 413人 423人 460人 2,542人 平成19年 424人 420人 414人 395人 406人 423人 2,482人 平成20年 420人 418人 413人 410人 388人 408人 2,457人 平成21年 418人 414人 411人 409人 403人 390人 2,445人 6歳児(小1) 7歳児(小2) 8歳児(小3) 9歳児(小4)10歳児(小5)11歳児(小6)6∼11歳合計 平成17年 454人 467人 481人 499人 538人 514人 2,953人 平成18年 449人 457人 466人 478人 500人 540人 2,890人 平成19年 452人 452人 456人 463人 479人 502人 2,804人 平成20年 416人 455人 451人 453人 464人 481人 2,720人 平成21年 401人 419人 454人 449人 454人 466人 2,643人 12歳 13歳 14歳 15歳 16歳 17歳 2∼17歳合計 平成17年 507人 541人 567人 537人 636人 612人 3,400人 平成18年 520人 506人 536人 564人 573人 625人 3,324人 平成19年 546人 519人 501人 533人 601人 563人 3,263人 平成20年 507人 545人 514人 498人 571人 591人 3,226人 平成21年 486人 506人 540人 511人 533人 561人 3,137人 児童年齢 推 計 人 口 児童年齢 推 計 人 口 児童年齢 推 計 人 口

② 出生数の推移

本市の出生数は、平成 12 年 497 人から平成 15 年 444 人と 53 人減少しています。出 生数は、全国の傾向と同様に本市においても減少傾向にあります。

(人) 資料:鳥取県人口移動調査 出生数推移 468 497 489 434 444 400 450 500 550 平成11年 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年

(11)

(2)子育て家庭のようす

○ 子育て家庭の家族構成

就学前児童の世帯について、世帯の人数を見ると、倉吉市では、2 人から 4 人の世 帯が約 5 割を占めており、6 人以上の世帯は約 25%となっているのに対し、関金町で は、6 人以上の世帯が約 60%を占めています。家族構成(同居家族)を見ても、関金 町では、祖母が 68.4%、祖父が 52.6%と三世代同居の世帯が多いようです。一方、 倉吉市では、祖母 34.5%、祖父 35.9%と低く、核家族化が進行していることがうか がえます。 世帯の人数 家族構成(同居家族) 母親 祖母 祖父 N= 475 N= 76    資料:倉吉市・関金町次世代育成支援に関するニーズ調査 回答なし 父親 兄弟姉妹 その他 《倉吉市》 1.9% 19.2% 14.3% 11.6% 1.9% 29.9% 21.3% 2人 3人 4人 5人 6人 7人以上 回答なし 《関金町》 1.3% 7.9% 22.4% 9.2% 27.6% 31.6% 《倉吉市》 98.3% 91.8% 58.7% 34.5% 25.9% 10.9% 1.1% 0 0.5 1 《関金町》 98.7% 94.7% 71.1% 68.4% 52.6% 28.9% 0.0% 0 0.5 1

(12)

○ 子育てについて

就学前児童の父親、母親ともに、子育てについて、「いつも辛い」という回答は、 倉吉市、関金町ともありませんでしたが、「辛いと感じるときのほうが多い」と感 じている人が、関金町の母親で約 5%、父親で 4%あります。また、父親が「いつ も楽しい」と感じている割合に比べ、母親が「いつも楽しい」と感じている割合は、 倉吉市、関金町ともに低くなっています。子育てに関し、母親の負担が父親よりも 大きいのではないかと考えられます。

世帯の人数 資料:倉吉市・関金町次世代育成支援に関する生活意識調査

父親

母親

倉吉市 18.8% 55.8% 23.9% 1.5% 0.0% いつも楽しい 楽しいと感じる ときのほうが多 い 楽しいときと辛 いときとが同じく らい 辛いと感じると きのほうが多い いつも辛い 関金町 17.3% 60.0% 18.7% 4.0% 0.0% 倉吉市 10.6% 66.2% 22.7% 0.5% 0.0% 関金町 14.3% 57.1% 23.4% 5.2% 0.0%

(13)

○ 子育てに関して、日常悩んでいること、気になること

子育てで、日常悩んでいること、気になることについて、就学前児童では、「子 どもを叱りすぎているような気がすること」(倉吉市 38.9% 関金町 57.9%)「子 どもとの時間を十分にとれないこと」(倉吉市 33.7% 関金町 52.6%)「病気や発 育・発達に関すること」(倉吉市 33.7% 関金町 47.4%)などとなっています。 小学校児童では、「友だちづきあい(いじめ等を含む)に関すること」(倉吉市 38.6% 関金町 36.0%)「子どもの教育に関すること」(倉吉市 36.4% 関金町 29.7%)「子どもを叱りすぎているような気がすること」(倉吉市 33.9%関金町 30.6%)などとなっています。

子育てに関して、日常悩んでいること、また気になることはどのようなことですか。 《就学前児童》 《小学校児童》 病気や発達に関すること 子どもとの接し方に自信がもてないこと 子どもの教育に関すること こと 登校拒否などの問題について 子どもを叱りすぎているような気がすること その他 N= 倉吉市475 関金町76  N= 倉吉市528 関金町111  資料:倉吉市・関金町次世代育成支援に関するニーズ調査 食事や栄養に関すること 仕事や自分のやりたいことが十分できないこと 話し相手や相談相手がいないこと 子どもとの時間が十分とれないこと 育児の方法がよくわからないこと 地域の子育て支援サービスの内容・申込み方法 がよくわからないこと 特にない 子育てのストレスがたまって、子どもに手を上げた り、世話をしなかったりしてしまうこと 配偶者・パートナー以外に子育てを手伝ってくれる 人がいないこと 子育てに関しての配偶者・パートナーの協力が少 ないこと 配偶者・パートナーと子育てに関して意見が合わ ないこと 自分の子育てについて、親族・近隣の人・職場な どまわりの見る目が気になること 友だちづきあい(いじめ等を含む)に関する 33.7% 27.8% 6.5% 13.1% 33.7% 4.4% 27.2% 29.9% 26.1% 2.9% 11.4% 5.3% 8.0% 5.3% 38.9% 8.6% 10.3% 6.7% 8.6% 47.4% 42.1% 19.7% 21.1% 52.6% 1.3% 27.6% 25.0% 27.6% 6.6% 9.2% 9.2% 15.8% 5.3% 57.9% 15.8% 6.6% 1.3% 5.3% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 15% 16% 2% 10% 31% 5% 18% 36% 39% 4% 10% 6% 5% 3% 34% 4% 5% 6% 12% 22.5% 18.9% 0.9% 15.3% 28.8% 2.7% 14.4% 29.7% 36.0% 2.7% 9.0% 8.1% 2.7% 5.4% 30.6% 3.6% 4.5% 6.3% 7.2% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 倉吉市 関金町

(14)

○ 身近な地域で子育てに関する悩みや不安の相談先

子育てに関する悩みや不安の相談先として、就学前児童、小学校児童ともに「配 偶者・パートナー」がもっとも多く、次に「その他の親族(親、きょうだいなど)」 次に「隣近所の人、地域の知人、友人」となっています。 就学前児童で、「保育士、幼稚園の先生、学校の先生」(倉吉市 38.5% 関金町 46.1%)と倉吉市、関金町ともに約 4 割挙げられており、子育てに関して、保育士、 幼稚園の先生等の役割が重要となっています。 身近な地域で、子育てに関する悩みや不安をどなたに相談していますか。 《就学前児童》 《小学校児童》 配偶者・パートナー 隣近所の人、地域の知人、友人 子育てサークルの仲間 医師・保健師・看護師・栄養士など 民生・児童委員、主任児童委員 教育相談室 児童相談所 相談相手がいない N= 倉吉市475 関金町76  N= 倉吉市528 関金町111        資料:倉吉市・関金町次世代育成支援に関するニーズ調査 その他 相談すべきことがない 家庭児童相談室・母子自立支援員 地域子育て支援センター 保健所 民間の電話相談 その他の親族(親、きょうだいなど) 職場の人 保育所、幼稚園、学校の保護者の仲間 保育士、幼稚園、の先生、学校の先生 81.3% 73.5% 49.3% 30.5% 35.2% 5.5% 38.5% 13.1% 0.4% 1.9% 0.4% 0.2% 0.6% 0.2% 0.6% 1.1% 0.8% 0.6% 77.6% 82.9% 55.3% 39.5% 38.2% 7.9% 46.1% 17.1% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 1.3% 1.3% 0.0% 0.0% 0.0% 1.3% 0.0% 50.0% 100.0% 68.8% 58.7% 50.2% 29.7% 30.5% 1.5% 27.1% 5.9% 0.4% 0.9% 0.2% 0.2% 0.0% 0.4% 0.2% 1.1% 1.3% 3.2% 57.7% 42.3% 41.4% 32.4% 13.5% 1.8% 23.4% 2.7% 0.9% 0.0% 0.0% 0.9% 0.0% 0.9% 0.0% 0.0% 1.8% 7.2% 0.0% 50.0% 100.0% 倉吉市 関金町

(15)

○ 子どものころ受けた記憶に残る苦痛

中学生の子どものころ保護者から受けた苦痛として記憶に残る行為として、5 割 から 6 割の中学生は「特に受けたことはない」と回答していますが、残り約 4 割の 中学生は、何らかの保護者から受けた苦痛として、記憶に残るものがあるようです。 男子、女子ともに、「叩かれた」が 2 割から 3 割あり、倉吉市の男子で、「食事を 与えてもらえなかった」が約 5%あります。 子どものころ保護者から、次のような苦痛として記憶に残る行為をうけましたか。 《男子》 《女子》 無視された 怒鳴られた きつい言葉で叱られた あなたに怒る(叱る)代わりに、 他の人(配偶者やきょうだい) にあたった あなたに怒る(叱る)代わりに、 物にあたった N= 倉吉市138 関金町69  N= 倉吉市128 関金町71 資料:倉吉市・関金町次世代育成支援に関する生活意識調査 家の外に出された 食事を与えてもらえなかった 叩かれた その他 特に受けたことはない 5.1% 21.7% 13.8% 18.8% 19.6% 5.1% 1.4% 5.1% 3.6% 60.9% 2.9% 27.5% 17.4% 21.7% 23.2% 1.4% 1.4% 7.2% 5.8% 53.6% 0.0% 50.0% 100.0% 6.3% 25.0% 19.5% 23.4% 18.8% 0.8% 3.1% 5.5% 1.6% 53.9% 4.2% 32.4% 23.9% 29.6% 19.7% 0.0% 4.2% 7.0% 2.8% 53.5% 0.0% 50.0% 100.0% 倉吉市 関金町

(16)

○ 悩んでいること、相談している人

中学生の男子の 3 割近く、女子の過半数が悩みを抱えています。 最近悩んでいることとして、男子、女子ともに、「将来のこと」「勉強のこと」の 割合が多いようですが、悩みの種は多岐にわたっていることがうかがわれます。 最近悩んでいること(最近悩んでいることはありますか?) 資料:倉吉市・関金町次世代育成支援に関する生活意識調査 男子 72.4% 27.6% ある 女子 58.7% 41.3% 悩んでいること:倉吉市 男(全学年) 6 18 31 8 9 6 11 17 9 17 25 24 17 3 3 8 15 18 4 6 3 4 13 3 7 4 4 3 4 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1位 2位 3位 1.家庭・家族のこと 4.友だちのこと 悩んでいること:関金町 男(全学年) 15 5 13 25 20 13 5 13 15 5 10 5 6 5 20 31 15 15 6 5 6 10 6 5 15 6 5 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1位 2位 3位 悩んでいること:倉吉市 女(全学年) 4 5 30 23 18 14 5 7 11 7 12 4 11 7 9 11 10 11 8 11 15 18 3 6 14 12 5 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1位 2位 3位 悩んでいること:関金町 女(全学年) 8 11 33 20 22 7 25 22 14 4 11 8 11 25 4 9 4 26 13 4 11 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1位 2位 3位 ない 2.勉強のこと 3.学校生活に関すること 5.好きな異性のこと 6.将来のこと 7.自分の性格 8.身長や体重、外見 9.健康のこと 10.無力感・やる気が出ないこと 11.その他

(17)

悩みの相談相手としては、男子、女子ともに「相談している人はいない」「学校 の友だち」「母親」が上位を占めています。 男子に「相談している人はいない」とする割合が高いこと、男子、女子ともに「父 親」を相談相手として選ぶ割合が低いこと、悩みの相談の受け皿が、友人や母親な どに限られていることがうかがわれます。

資料:倉吉市・関金町次世代育成支援に関する生活意識調査 相談している人:倉吉市 男(全学年) 14 18 11 7 14 16 33 23 16 9 6 3 4 6 3 6 3 6 37 32 33 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1位 2位 3位 1.学校の友だち 4.母親 相談している人:関金町 男(全学年) 37 16 22 5 6 11 21 22 14 11 7 6 7 11 7 7 6 26 22 36 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1位 2位 3位 相談している人:倉吉市 女(全学年) 35 33 20 8 23 20 22 5 6 8 6 4 4 3 4 29 30 26 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1位 2位 3位 相談している人:関金町 女(全学年) 41 20 24 2 16 10 14 20 7 6 5 12 12 6 5 17 27 34 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1位 2位 3位 2.学校以外の友だち 3.父親 5.きょうだい 6.祖父母 7.それ以外の家族・親族 8.担任の先生 9.保健室の先生・スクールカウンセラー 10.塾や習い事の先生 11.部活やクラブなどの先輩・講師 12.ネットや携帯で知り合った仲間 13.その他 14.相談している人はいない

(18)

○ 小さな子どもはかわいいけど、ふれあう機会があまりない

中学生、高校生が、小さな子どもとのふれあいの機会はあまりないとの結果がで ています。 母子保健計画の中学 3 年生、高校 3 年生に対する調査で「小さな子どもを見てか わいいと思いますか」との問いに、男子約 7 割、女子約 8 割以上が「思う」と回答 しており、かわいいと思う反面、実際に接する機会があまりない現状がうかがわれ ます。異年齢とふれあう機会が求められているのではないかと思われます。

小さい子を見てかわいいと思いますか。 中学3年生 高校3年生 子どもと遊ぶ経験 中学3年生 高校3年生    資料:倉吉市母子保健に関するアンケート 男子 70.4% 18.5% 11.1% 女子 86.0% 1.8% 12.2% 思う どちらでもない 男子 75.3% 5.5% 19.2% 男子 33.3% 66.7% 男子 28.8% 71.2% 女子 91.5% 3.2% 5.3% 女子 35.1% 64.9% ある 女子 36.2% 63.8% 思わない ない

(19)

○ 「働いている」人の通勤時間・子どもと過ごす時間

帰宅時間は、母親より父親の方が全体的に遅い時間帯となっており、また、平日 の子どもと過ごす時間も、それに合わせて、母親が「5 時間以上」が 35.4%に対し、 父親は 5.7%となっています。 休日の子どもと過ごす時間は、父親の 76.9%、母親の 89.4%が「5 時間以上」 と高い割合となっています。しかし、休日であっても、「30 分未満」という人が、 父親、母親ともに、約 7%あります。

通勤時間往復(平均) 帰宅時間(多い時間帯) 倉吉市 関金町 倉吉市 関金町 父親 35分 51分 父親 18時00分 27人 20時00分 12人 母親 25分 32分 20時00分 26人 19時00分 9人 19時00分 23人 18時00分 6人 N=177 N=70 母親 18時00分 25人 18時00分 14人 19時00分 13人 18時30分 7人 18時30分 11人 19時00分 5人 N=128 N=61 子どもと過ごす時間 父親 母親      資料:倉吉市・関金町次世代育成支援に関する生活意識調査 平日 12.1% 8.5% 21.1% 19.0% 12.6% 5.7% 21.1% 30分未満 30分∼1時間未満 1時間∼2時間未満 2時間∼3時間未満 3時間∼4時間未満 4時間∼5時間未満 5時間以上 平日 4.8% 2.6%3.7% 12.2% 18.5% 35.4% 22.8% 休日 7.7%1.2% 2.0% 4.9% 3.6% 3.6% 76.9% 休日 89.4% 7.4% 0.0% 1.6% 1.1% 0.0% 0.5%

(20)

○ 働いている人の子育てをする上での問題点

働いている父親、母親は、倉吉市、関金町ともに「子育てに充分時間をかけるこ とができない」を一番の問題点に挙げています。また、母親で「仕事と家事・育児 の両立が体力・時間的に難しい」を倉吉市、関金町ともに、約 5 割の人が問題点と して挙げており、父親で、「休みが取りにくい、残業が多い」を倉吉市、関金町と もに、約 4 割の人が問題点として挙げています。

子育てをしながら働く上で問題となっていることはありますか。 《父親》 《母親》 ない 子育てを重視しながら働くことに上司 や同僚の理解・協力が得られない 的に難しい 子どもの病気などで急用が入ったと き、職場で柔軟な対応ができない 子どもの病気の時や急な残業に対応し てくれる保育施設・サービスがない 配偶者・パートナーの理解・協力が得 られない 配偶者・パートナー以外の家族の理 解・協力が得られない N= 倉吉市177 関金町70  N= 倉吉市128 関金町61    資料:倉吉市・関金町次世代育成支援に関する生活意識調査 見つからない 保育サービスにお金がかかる その他 特に問題はない 子育てに充分時間をかけることができ 通勤時間が長い 昇進や昇給に不利である 休みが取りにくい、残業が多い 仕事と家事・育児の両立が体力・時間 転勤がある 預かってくれる保育施設・サービスが 41.8% 6.8% 31.6% 9.6% 5.1% 35.0% 10.2% 15.3% 1.1% 8.5% 21.5% 1.1% 1.1% 2.3% 24.3% 47.1% 7.1% 32.9% 7.1% 2.9% 44.3% 2.9% 24.3% 0.0% 7.1% 18.6% 0.0% 1.4% 0.0% 12.9% 0.0% 50.0% 100.0% 54.7% 7.8% 50.0% 1.6% 3.9% 23.4% 1.6% 15.6% 0.0% 12.5% 22.7% 4.7% 3.9% 1.6% 13.3% 62.3% 4.9% 52.5% 9.8% 3.3% 31.1% 1.6% 18.0% 0.0% 6.6% 13.1% 3.3% 1.6% 1.6% 8.2% 0.0% 50.0% 100.0% 倉吉市 関金町

(21)

○ 子どもの遊び場について

就学前児童、小学校児童ともに家の近くの遊び場について、「雨の日に遊べる場 所がない」(就学前児童倉吉市 57.3%関金町 71.1% 小学校児童倉吉市 58.3%関 金町 53.2%)と感じている割合が最も高くなっています。 また、関金町で「遊び場に行っても子どもと同じ年くらいの遊び仲間がいない」 と感じている割合(就学前児童 36.8%小学校児童 18.0%)が倉吉市に比べ、非常 に高くなっています。

家の近くの遊び場について日頃どのように感じていますか。 《就学前児童》 《小学校児童》 近くに遊び場がない 思い切り遊ぶために十分な広さがない 道具などの種類が充実していない いつも閑散としていて寂しい感じがする 道具などの設備が古くて危険である 緑などの自然が少ない 遊び場やその周辺の環境が悪くて、安心 して遊べない 遊び場周辺の道路が危険である 遊び場に行っても子どもと同じ年くらい の遊び仲間がいない その他 特に感じることはない   N= 倉吉市475 関金町76  N= 倉吉市528 関金町111     資料:倉吉市・関金町次世代育成支援に関するニーズ調査 雨の日に遊べる場所がない 不衛生である 26.9% 57.3% 15.6% 26.1% 11.2% 11.8% 10.1% 5.7% 19.6% 17.1% 4.8% 11.8% 55.3% 71.1% 14.5% 38.2% 7.9% 18.4% 11.8% 6.6% 19.7% 36.8% 2.6% 0.0% 0.0% 50.0% 100.0% 27.1% 58.3% 22.3% 20.1% 5.1% 9.3% 8.5% 2.8% 8.5% 24.4% 11.7% 6.4% 12.1% 36.9% 53.2% 25.2% 20.7% 1.8% 13.5% 8.1% 0.9% 2.7% 8.1% 18.0% 3.6% 8.1% 0.0% 50.0% 100.0% 倉吉市 関金町

(22)

○ 子育ての優先度

父親は、「仕事や自分の活動と、家事や育児を同等に重視」を倉吉市で 43.6%、 関金町で 62.2%の人が希望していますが、現実としては、「どちらかといえば、家 事や育児よりも、仕事や自分の活動を優先」倉吉市で 33.7%、関金町で 52.7%と 一番高くなっています。 母親は、希望、現実ともに「仕事や自分の活動と、家事や育児を同等に重視」、 「どちらかといえば、仕事や自分の活動よりも家事や育児を優先」の割合が高くな っており、家事、育児を優先する傾向が強いようです。しかし、倉吉市の母親で希 望として、「仕事や趣味・ボランティアなどの自分の活動に専念」が 37.5%と自分 の活動をすることを希望している人が多くみられます。

子育ての優先度(「現実」として優先していること・「希望」として優先したいこと) 父親 《現実》 《希望》 仕事や趣味・ボランティアなどの自分 の活動に専念 どちらかといえば、家事や育児より も、仕事や自分の活動を優先 仕事や自分の活動と、家事や育児を同 等に重視 どちらかといえば、仕事や自分の活動 よりも家事や育児を優先 家事や育児に専念 N= 倉吉市184 関金町74        N= 倉吉市179 関金町74  母親 《現実》 《希望》 仕事や趣味・ボランティアなどの自分 の活動に専念 どちらかといえば、家事や育児より も、仕事や自分の活動を優先 仕事や自分の活動と、家事や育児を同 等に重視 どちらかといえば、仕事や自分の活動 よりも家事や育児を優先 家事や育児に専念 資料:倉吉市・関金町次世代育成支援に関する生活意識調査 N= 倉吉市184 関金町76  N= 倉吉市192 関金町76  32.6% 33.7% 27.2% 6.5% 0.0% 6.8% 52.7% 25.7% 13.5% 1.4% 0.0% 50.0% 100.0% 27.9% 12.3% 43.6% 14.0% 2.2% 9.5% 4.1% 62.2% 20.3% 4.1% 0.0% 50.0% 100.0% 倉吉市 関金町 13.0% 11.5% 24.0% 34.4% 17.2% 0.0% 22.4% 39.5% 14.5% 23.7% 0.0% 50.0% 100.0% 37.5% 3.3% 31.5% 15.2% 12.5% 0.0% 9.2% 51.3% 31.6% 7.9% 0.0% 50.0% 100.0% 倉吉市 関金町

(23)

5.基本施策と具体的な施策

(1)子育てをしているすべての家庭への支援

子育てをしているすべての家庭を支援するため、母子保健事業や食育の推進、 様々な子育て支援サービス等の充実を図っていきます。

① 地域における子育て支援

【現状と課題】

近年の急速な少子化、核家族化の進行により、前の世代から次の世代へ受け継が れてきた子育ての教え(ノウハウ)が、日ごろの生活を通じて、現役の親世代へ伝 わりにくい状況にあります。 また、少子化の進行や地域のつながりの希薄化により、地域の中に子育てについ ての悩みを共有できる場所やつながりが少ないなど、子育ての悩みをなかなか解決 できないために、孤立感や負担感を一層感じる傾向があります。子育てへの不安は こうした子育てしている家庭の孤立化から生じていると思われます。 そのため、子育てや家庭の悩みを相談できる場所の整備や子育てしている人同士 のネットワークづくり、適切な情報提供、支援サービスの充実などを積極的に行っ ていくことが重要です。 子どもを安心して育てていくためには、地域において子育てを支援する体制の整 備が必要です。そのためには、新たなサービスの検討や現在行っている事業内容の 見直しを行う等、よりニーズに沿った事業を行っていくことが必要です。

【ニーズ調査より】

就学前児童の父親、母親の調査では、倉吉市、関金町とも 75%前後の人が、子育 てを「いつも楽しい、楽しいと感じるときのほうが多い」と答えていますが、25% 前後の人は「楽しいときと辛いときが同じくらい、辛いと感じるときのほうが多い」 と答えています。 また、子育てに関する悩みや不安の相談先について、就学前児童では、「配偶者・ パートナー」が倉吉市 81.3%、関金町 77.6%、「親、きょうだいなどの親族」が倉吉 市 73.5%、関金町 82.9%と多く、次いで「隣近所の人、地域の知人、友人」が倉吉 市 49.3%、関金町 55.3%、「保育士、幼稚園の先生、学校の先生」が倉吉市 38.5%、 関金町 46.1%となっています。小学校児童でも、「配偶者・パートナー」が倉吉市 68.8%、関金町 57.7%、「親・きょうだいなどの親族」が倉吉市 58.7%、関金町 42.3% と多く、次いで「隣近所の人、地域の知人、友人」が倉吉市 50.2%、関金町 41.4%、 「職場の人」が倉吉市 29.7%、関金町 32.4%となっています。

(24)

【具体的な施策】

○子育てネットワークづくり

子育て家庭の不安感や負担感の解消を図るため、子育てについて同じ悩みを持 つ者同士のネットワークづくりを支援するとともに、子育てを支援するネットワ ークづくりを進めていきます。そのため、現在、保育所や幼稚園、児童館等で個々 に実施している各種事業を見直し、相互に連携した支援体制を整備していきます。 ◇各種子育てサービスの連携 ◇情報の共有化 ◇保育所、幼稚園のオープンデーの実施 ◇地域子育て支援センター事業の充実 ◇児童館(児童センター)事業の充実 ◇つどいの広場の整備(新)

○子育て支援サービスの充実

子育て家庭のニーズに沿ったサービスの提供に努めるとともに、職員の質の向 上を図り、内容の充実に努めていきます。また、民間で行っている保育サポータ ー等の事業についても積極的に広報し、連携してきめ細かいサービスの提供がで できるよう努めます。 ◇保育所の運営及び施設整備 ◇延長保育の促進 ◇乳児保育の促進 ◇障害児保育の促進 ◇休日保育の促進 ◇家庭支援促進保育の実施 ◇低年齢児保育士の特別加配 ◇乳幼児健康支援一時預り事業の実施 ◇保健師による育児相談 ◇子育て支援短期利用事業の実施 ◇一時保育の促進 ◇職員研修の充実

○子育て支援の情報提供の充実

子育て家庭にとって、身近に子育てや支援サービスについての情報が得られる よう、保育所、幼稚園、家庭児童相談室等の機能の充実を図るとともに、ホーム ページへの掲載や乳幼児健診、出生届時の説明等を活用した広報に努めます。 ◇家庭児童相談室事業の充実

(25)

◇地域子育て支援センター事業の充実 ◇コミュニティ紙(わくわくだより)発行 ◇市報、ホームページ等での情報提供 ◇子育て支援情報パンフレットの作成

○自然体験等多様な遊びの機会の提供

子どもが自然の中でのびのびと遊ぶことを通じて、いろいろな経験を積んでい くことが大切なことから、そうした機会の提供に努めていきます。 ◇子どもいきいきプランの実施 ◇レクリエーション講座の実施 ◇公民館研究指定事業の実施 ◇人材銀行事業の実施 ◇児童館(児童センター)事業の実施

○安心して生み育てられる経済的支援

子どもを育てていくことは、経済的にも大きな負担が伴うため、次のような事 業を通じて経済的な支援に努めていきます。 ◇児童手当の給付 ◇出産手当金の支給 ◇保育料の軽減 ◇就学の援助 ◇遠距離通学費の補助 ◇特殊教育就学の奨励 ◇へき地児童生徒の援助 ◇幼稚園第3子保育料の軽減 ◇小児の特別医療の実施 ◇奨学資金の貸与、支給 ※ ワークショップでの意見 ・ 経済的な支援をはじめ、サービスや情報提供等子育てをするすべての人を対象とし た支援策の検討が必要。 ・ 子どもを側で遊ばせながら気軽におしゃべりできる空間づくりや、校区単位等身近 に子育て相談や情報を得られる場所が必要。 ・ 様々な子育て支援情報や子どもの遊び場等の情報が不足しており、行政内の横のつ ながり、関係機関等の連絡調整を図り、体系的・効率的な情報発信が必要。

(26)

・ 子育て家庭が子どもづれで地域内を散歩したり地域活動に参加することにより、地 域内で親子の顔を知ってもらったり、子育ての情報が入るようになると思う。 ・ よりよい人間関係づくりのため集団遊びが必要。子どもが集まれる公園の整備や雨 天時に遊べる場所の整備が必要。 ・ 世田谷区のプレイパークのような遊具に頼らず、自然の中でのびのびと遊ぶことに より、自発的・自主的な活動ができる子どもを育てていくとともに、子ども自身が 危険なことを体で学び経験することも大切。

② 子どもや母親の健康確保

【現状と課題】

少子化、核家族化、女性の社会進出等、子育ての環境が大きく変わってきていま す。また、育児に関する情報も多くある中で、母親は、妊娠、出産、育児と多くの 不安を抱えて生活し、様々な不安から児童虐待へとつながるケースも年々多くなっ ています。 子どもが健やかに生まれ、成長していくためには、母子保健体制の充実が不可欠 です。母・子の健康を守り、安心して妊娠、出産、育児をすることができるよう、 健康診査の充実やきめ細かな保健指導を行っていくことが必要です。

【ニーズ調査より】

倉吉市母子保健に関するアンケート(平成 13 年実施)では、妊娠中の不安につ いて 60%の人があると回答しています。また、出産後の不安についても、66%の 人があると回答しており、多くの人が不安を感じながら妊娠期間を過ごしているこ とがうかがえます。出産直後の不安についての相談相手では、78%の人が夫・パー トナーと回答し、今後の悩みや不安の相談先も 83%の人が夫・パートナーと回答 しています。

【具体的な施策】

○子どもの健やかな心身の発達と発育への支援

子どもの健やかな発育と健全な心身の発達を図るために健康診査を行い、子育 てが安心してできるよう保健指導の充実を図ります。そして、広く子どもの健康 に関する必要な知識や技術の普及を図ります。 ◇乳児健康診査(個別)の実施 ◇乳幼児健診(6 ヶ月、1 歳 6 ヶ月、3 歳)、5 歳児発達相談の実施 ◇妊産婦・乳幼児への訪問指導の実施 ◇育児相談の実施

(27)

◇予防接種の実施 ◇幼児教室の実施 ◇歯科保健の指導 ◇離乳食講習会の開催 ◇子育て講演会の開催 ◇ブックスタートの実施

○心身ともに健全な母性・父性の育成

健康な妊娠、出産、育児ができるように健全な母性、父性の育成を図る必要が あります。そのために、知識や技術の普及が必要であり、妊産婦の健康診査や保 健指導の充実を図ります。 ◇母子健康手帳の交付 ◇妊婦健康診査(個別)の実施 ◇多胎妊婦健康診査(個別)の補助 ◇不妊治療の情報提供 ◇母親学級(両親学級)の実施 ◇妊産婦・乳幼児への訪問指導

○育児不安の軽減とよりよい親子関係の確立

妊娠、出産、育児期の不安の解消に努める必要があります。そのために、同じ ような環境にある者同士の交流を図ったり、いろいろな機会を通しての育児相談、 きめ細かい訪問指導等による支援体制の確立が必要です。 ◇育児相談の実施 ◇すくすく相談の実施 ◇妊産婦・乳幼児への訪問指導 ◇幼児教室の実施 ◇子育て講演会の開催 ◇地域子育て支援センター事業の充実 ◇ペリネイタルビジット(注)(出生前後の小児保健指導)(新) (注) ・ペリネイタルビジット:出産前や出産早期の母親の育児不安を取り除き子育てを支援す るため、産科医と小児科医が連携して出産前後の母親の育児指導にあたる事業。

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※ ワークショップでの意見 ・ 健康な母体をつくるために、中学・高校生等に、飲酒・喫煙等の害や健康で健全な 生活リズムをつくることの大切さが自覚できるような教育が必要。また、妊娠時の 母親学級・両親学級等への参加呼びかけや企業への啓発が必要。 ・ 子育てについての学習の機会や子育ての悩みを相談できる場が必要であり、乳幼児 健診・訪問指導・保健指導等の充実を図る。 ・ 子育てに対する固定的性別役割分担意識の解消や子育てしやすいよう企業の協 力・支援が必要。 ※ パブリックコメントからの意見 ・ 子どもに恵まれず不妊治療を取り組んでいます。今回 1 回目の顕微授精をしたので すが、県から補助金として 10 万円をいただきました。しかし、それだけでは不足 分も多く、かなり負担となります。市からも、金銭的そして、精神的な面で援助を していただきたいと強く願っております。

③ 「食育」の推進

【現状と課題】

子どもの食をめぐっては、発育、発達の重要な時期にありながら、食事の偏り、 朝食の欠食、小児期における肥満の増加、思春期におけるやせの増加等、問題は多 様化、深刻化しています。 食事は、人間にとって単なる栄養補給のための行為ではありません。 食を通して親子や家庭の関わり、地域や仲間との関わりを深め、子どもの健やか な心と身体の発達を促すことができるように体制を整備していく必要があります。

【ニーズ調査より】

子育てに関する悩みや気になることで、「食事や栄養に関すること」とあげた人 は、就学前児童の保護者で倉吉市 17.3%、関金町 27.6%、小学校児童の保護者で 倉吉市 25.0%、関金町 28.8%となっており、多くの人が食事や栄養に不安を感じ ています。 また、朝食を摂らない中学生は、男子 9%、女子 13%と1割程度は朝食をとって いません。また、夕食について、土曜日・日曜日に一人で食べる子どもが若干あり ました。食事は家族がいればそろって食べるという習慣が薄れてきているのではな いかと思われます。

(29)

いつも朝食を食べていますか。(中学生) 男子 91.3% 4.8% 1.4% 2.4% 女子 7.1% 4.5% 1.0% 87.4% ほぼ毎日食べている ほとんど食べていない 週に4∼5日食べてい る 週に2∼3日食べてい る

【具体的な施策】

○食べる力の育成

現在をいきいきと生き、かつ生涯にわたって健康で質の高い生活を送る基本と しての食を営む力(食べる力)を育てます。また、子ども自身が食事の重要性に ついて学ぶ機会を促進します。 ◇学校栄養職員による指導 ◇学校給食研究推進校の指定 ◇学校給食週間の実施 ◇保育所、幼稚園での食育に関する指導 ◇離乳食講習会の開催 ◇栄養士による健診時栄養指導 ◇食生活改善推進事業の推進

○楽しく食べることのできる食環境の整備

親と子どもが一緒に食事づくりをする機会、短時間で出来る食事の紹介、地域 の方との食事づくりを通じての交流の場づくりに取り組んでいきます。 ◇親と子の料理教室の実施

○食文化の継承

「じげの味」である地域に伝わる料理を見直し、伝統的な食生活に対する知識 の普及と継承のための取り組みを進めます。 ◇地産地消の推進 ◇食生活改善推進事業の推進 ◇学校給食、保育所での紹介

(30)

※ ワークショップでの意見 ・ 子どもの発達段階に応じた食事の大切さを理解することが必要であり、保護者への 学習の機会を設けたり、親子での料理教室等を開催する。 ・ 朝食をとらない子が特に女子に目立つ。生活習慣の見直しや食事の大切さを知る教 育が必要。また、子どもが、自分の成長に必要な食事を選んだり、自分自身で調理 するなど、自分の力で食生活を営むことができる力をつけるため、家庭科教育の重 視を。 ・ 親自身が子どもの食に関心をもち、一緒に食事をしたり、楽しい食事の時間となる よう努力することが必要。 ・ 食文化を理解、継承していくために、地産地消について学ぶ機会をつくる。 ※ パブリックコメントからの意見 ・関金町には、そば文化や農村事業によるきのこや山菜を使った食文化など、食に関す る様々な特徴があるので、それを倉吉市との合併でどう複合させて子どもたちへの食の 教育を伝えていくのかという方針を具体的な方面で考えなければならないだろうと思 います。

④ 思春期保健対策の充実

【現状と課題】

思春期はライフサイクルの中で最も身体的、精神的発達がめざましく、この時期 を健康に過ごすことは、本人の現在の問題にとどまらず、生涯にわたる健康に大き な影響を与えることから、生命の尊さを自覚し自分自身を大切にすることを理解し 行動することが重要です。 近年、不登校や引きこもり等心の問題も深刻化し、喫煙、飲酒、薬物等の問題も 生じています。 また、性行動の低年齢化により、10 代の人工妊娠中絶や性感染症が著しく増加 し、鳥取県の 20 歳未満の人工妊娠中絶実施率(平成 14 年度衛生行政報告による) は、全国 1 位という結果が出ています。性情報だけが氾濫しており、正しい避妊の 方法や性感染症を予防する方法を知っている中学生は決して多くなく、正しい性の 情報を教え、その情報が正しく仲間へも伝わるよう取り組む必要があります。

【ニーズ調査より】

倉吉市母子保健に関するアンケート(平成 13 年実施)では、避妊について「知 っている」と回答した中学3年生は、全体で 46%となっています。エイズについ て「予防法まで知っている」は中学3年生では 64%となっています。また、性感

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染症については、「知らない」と回答したのは 58%となっています。 喫煙については、中学2年生で喫煙経験ありと回答したのは男子で 22%、女子 で 4%なのに対して、高校2年生では、ありと回答したのは男子で 43%、女子で 22%と増加しています。初めて喫煙した年齢も、中学3年生では 12 歳までが 43% と多く、高校2年生では 15 歳までが 90%にもなっています。

【具体的な施策】

○子ども自身が悩みを相談できる場づくり

学校において、子ども自身や保護者が悩みを相談できる場をつくることが必要 です。 ◇スクールカウンセラー(注)の配置 ◇心の教室相談員の配置 ◇子どもと親の相談員の配置 (注) ・スクールカウンセラー:学校に出向き、様々な相談を受け、その生徒にあったアドバイ スを行い、問題を解決するための援助を行う人。

○家庭、学校、地域の連携

思春期の子どもの成長を理解し、学校、家庭、地域が連携して様々な問題に取 り組んでいく必要があります。また、子ども自身が生命の大切さを知り、自分を 大切にすることができる人間に育っていけるよう、教育の機会をつくっていくこ とが必要です。 ◇乳幼児とのふれあいの場の確保 ◇命の教育学校出前講座の開催 ◇養護教諭の研修 ◇関係機関との連携 ◇保護者等への啓発

○性や性感染症に関する教育の充実

性や性感染症に関しては、正確な知識と理解が不可欠です。関係機関と連携し、 年齢に合わせた知識の普及に努めていきます。 ◇性教育の推進 ◇命の教育学校出前講座の開催

○喫煙・飲酒及び薬物乱用防止教育の充実

喫煙、飲酒及び覚醒剤などの薬物乱用防止についての理解を深める学習を充実 していきます。

(32)

◇喫煙・飲酒・薬物乱用防止教育の推進 ※ ワークショップでの意見 ・ 子ども自身が悩みを相談できる場や居場所が必要であり、また、思春期の子どもの 成長を親や周りの大人が理解することが必要。 ・ 子ども自身が命の大切さを知り、子どもの自尊感情を育てる教育が必要であり、そ のために家庭と学校が連携し、性や性感染症に対する正しい知識の普及や喫煙・薬 物に関する教育等を徹底して行うことが必要。 ※ パブリックコメントからの意見 ・ 喫煙者は非喫煙者に比して 10 年寿命が短いことが証明されており、しかも副流煙 によってまわりの家族にも同じような健康被害を生じます。また、ニコチンの入っ ているタバコは、未成年者にとっては、最も手軽な薬物であり、その後の非行やさ らに深刻な薬物(シンナー、覚醒剤、麻薬など)の入り口となり、「ゲートウエイ ドラッグ」と言われています。喫煙・薬物等に関する教育については、是非小学校 段階からの教育にしていただきたいと思います。(中学生では遅すぎます)

⑤ 小児医療の充実

【現状と課題】

次代を担う子どもたちの健やかな成長を支援していくうえで欠かせないのは、小 児医療体制の充実です。 子どもはいつ熱を出したり、ケガをするか分かりません。そうしたときの対応を 日ごろから普及していくとともに、休日や夜間の小児医療体制の整備が必要です。 また、安心して子どもが医療機関にかかることができるように、家庭、行政、医療 機関の連携づくりが必要です。

【ニーズ調査より】

子育てに関する悩みや気になることについて、「子どもが病気がちである」と回 答した人は、就学前児童の保護者(回答数:倉吉市 475 人、関金町 76 人)で、倉 吉市 32 人、関金町 3 人となっています。 行政に対する子育て支援の要望でも、「安心して子どもが医療機関にかかれる体 制を整備してほしい」という意見は、就学前児童の保護者では倉吉市 177 人、関金 町 16 人、小学校児童の保護者は倉吉市 181 人、関金町 37 人となっており、医療機 関との積極的な連携が求められています。

(33)

【具体的な施策】

○病気の予防と家庭内の事故防止の啓発・普及

感染症や事故などから子どもを守り、すべての子どもたちが健康で安全に暮ら せるように努めます。 ◇予防接種の実施及び啓発、普及 ◇保護者、保育士、教師等に対する事故防止の知識の普及

○救急医療体制の整備・普及

県、広域連合、病院等と連携し救急医療体制の充実を図ります。また、保護者 に対しては、その情報提供を行うとともに、いざという時に役立つ救急方法につ いて普及に努めます。 ◇小児救急外来の情報提供 ◇救急講習会の実施

○医療費助成制度に対する理解と普及

子どもの生命を守り、子育て家庭の経済的な負担の軽減を図るため、小児特別 医療の普及と適切な情報提供に努めます。 ◇小児特別医療の充実(対象年齢の引き上げ) ◇医療費助成制度(小児慢性特定疾患(注)、小児の通院・入院費)の情報提供 (注):小児慢性特定疾患: 小児慢性疾患のうち、治療が長期にわたり、かつ、医療費も高額な特 定の疾患で、国が指定している疾患。 ※ ワークショップでの意見 ・ 救急医療体制の整備・普及のために、関係者への啓発とあわせ、地域住民への啓発 も必要。 ・ 各種障害や疾病、支援制度について医師も含めた関係者や関係機関への啓発が必 要。

⑥ 男女共同による子育ての支援

【現状と課題】

本市では、平成 16 年度に、市民参加により倉吉市男女共同参画推進条例を制定 しています。男性は仕事、女性は家事育児という固定的な役割分担意識の解消を図 り、男女が協力して子育てや家事を担っていけるよう、家庭、職場や地域社会の意 識改革を積極的に進めていくことが必要です。

(34)

【具体的な施策】

○固定的役割分担意識の解消

男女が共に子育てや家事を担って行けるよう固定的役割分担意識の解消に努 めていきます。 ◇学校教育による男女共同参画の推進 ◇倉吉市男女共同参画推進条例の推進

○事業主・職場の協力・支援

出産や子どもの病気、参観日などの学校行事への出席等子どもを健やかに生み 育てていくためには、職場の理解と協力が不可欠です。産前産後の休暇、育児休 業制度(注)等各種休暇制度の整備に併せ、子どもの看護、参観日など子育てに必 要な休暇を取得しやすい職場の協力体制づくりや、男性を含めた働き方の見直し を図る等職場環境の整備が必要です。子育てを地域をあげて支援していくため、 事業主や地域住民への啓発に努めます。 ◇企業への啓発推進 ◇公民館等での啓発推進 (注) ・育児休業制度: 育児・介護休業法に定められた制度で、1 歳未満の子をもつ働く親がそ の子が 1 歳に達するまで休業することができる制度。法改正により、特別な事 情がある場合 1 歳 6 ヶ月まで取得できるようになった。 ※ ワークショップでの意見 ・ 子育てを社会全体の問題として、社会全体が子どもを育てる責任を持つことが重 要。 ・ 子育て中の父親がもう少し早く家庭に帰れるよう企業の努力、また、行政から企業 への働きかけが必要。

(35)

(2)働きながら子どもを育てている人たちへの支援

夫婦で働きながら子育てしている家庭に対し、子育てと就業を両立していけるよ う支援をしていきます。

① 保育・学童サービスの充実

【現状と課題】

わたしたちのまちの児童人口は、減少傾向にあります。しかし、働きながら子 育てをする人が大半を占めているため、保育サービスの需要は変わらない状況で す。これは特に、共働き家庭が増え、さらに核家族化が進んでいるため、低年齢 児の保育ニーズが高まっているためです。 本市では、多様な就労形態や家庭状況に対応できるよう延長保育、乳児保育、 障害児保育、休日保育、乳幼児健康支援一時預かり事業、放課後児童健全育成事 業等サービスの充実に力を注いできました。 ライフスタイルの多様化に伴い、保育・学童サービスに求められるものも多様 化しており、利用者のニーズに的確に対応していくことが必要です。 また、家庭と同じく、保育の場が子どもたちにとって、心身ともに健康で自立 した大人になるための基礎をつくる大切な場所であることを再認識し、保育士等 職員の専門性を高め、子どもの育ちに配慮した、きめ細やかで質の高い柔軟なサ ービスを提供していく必要があります。

【ニーズ調査より】

父親 母親 倉吉市 97.8% 2.2% 0.0% 関金町 17.3% 1.3% 81.3% 現在、働いている 働いたことはない 倉吉市 67.7% 31.7% 0.5% 関金町 81.3% 17.3% 1.3% 過去に働いていたが、 現在は働いていない

(36)

働いている人の子育てをする上での問題点として、「子育てに充分時間をかける ことができない」「仕事と家事・育児の両立が体力・時間的に難しい」「休みが取り にくい、残業が多い」が、父親、母親ともに多くあげられており、子育て世帯への 職場環境の整備や家庭内の家事・育児の分担が必要だと考えられます。

【具体的な施策】

○保育事業等の充実

ニーズに合わせた多様な保育サービスの取組みを推進するとともに、サービス の質をより一層充実させるよう努めていきます。 ◇保育所の運営及び施設整備 ◇延長保育の促進 ◇乳児保育の促進 ◇休日保育の促進 ◇障害児保育の促進 ◇家庭支援推進保育事業の実施 ◇乳幼児健康支援一時預り事業の実施

○保育士等への研修

家庭と連携し、子どもたちが心豊かで自立した大人に育っていけるよう、保育 士等現場職員の専門性をより向上させ質の高い保育を提供するため、各種の研修 を実施します。 ◇各種研修の実施

○学童保育の充実

子どもたちが心身ともに健やかに成長していけるようニーズを的確にとらえ、 家庭との連携のもと、サービス内容の充実を図っていきます。 ◇放課後児童健全育成事業の実施 ◇障害児・者あんしん家族支援事業の実施 ◇放課後児童クラブ職員等への研修

②職業生活と家庭生活の両立の推進

【現状と課題】

家庭よりも職場が優先される風潮がまだ強く、“仕事と家庭の両立”には、子ど もと十分に接する時間的ゆとりがないなどの悩みがあります。 子育て支援のための育児休業制度も一応の理解は示されているものの、取得率は

(37)

低く、特に男性の取得者はごくわずかであり、今後の取得に対しても消極的な実態 がうかがえます。また、女性で取得したいという希望があっても、職場環境が整っ ておらず、取得できないケースもあります。 さらに、子どもが親を一番必要とする病気や参観日のときなど、休暇がとれず、 対応に困る場面にも多々直面しているのが現状です。 仕事と家庭の両立支援には、雇用主のリーダーシップが鍵であり、トップが子育 てに理解を示すことで、職場内に子育てに対する理解や協力の意識を浸透させる効 果が期待できることから、意識改革のための啓発が重要です。 また、家庭においても、男女の役割分担意識の解消を図り、家族が協力して子育 てや家事を行っていくことが必要です。 社会全体で子育てを支援する気運を高めるため、各種啓発活動等を積極的に進め ることが必要です。

【具体的な施策】

○多様な働き方の実現

労働時間の短縮や時間差出勤、在宅勤務等多様な働き方の実現等、子育てしや すい就労環境の整備に向け、企業や社会への意識啓発に努めていきます。 ◇雇用環境の整備 ◇国、県の機関との連携 ◇企業等への啓発推進

○育児休業等に係る職場環境の整備と普及・啓発

育児休業や看護休暇等が整備され、子育てに関わる休暇を取得しやすい雰囲 気づくり等子育てに配慮した職場環境が整備されるよう、企業や社会への啓発 に努めていきます。 ◇雇用環境の整備 ◇国、県の機関との連携 ◇企業等への啓発推進

○就労援助の推進

仕事をしながら育児をしたい人や、出産や育児のために仕事をやめていた人の 就労支援のため、職場開拓や求人情報の提供などに努めていきます。 ◇企業誘致の推進 ◇企業立地促進補助制度 ◇ハローワーク求人情報の提供 ◇企業等への啓発推進

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※ ワークショップでの意見 ・ 育児休業の取得、子育て中の人に配慮された勤務体制や職場の雰囲気づくり等少子 化に対する企業の協力や支援体制が必要。 ・ 働く女性に過重な負担がかからないよう固定的性別役割分担意識解消に対する啓発 や人権啓発が必要。 ・ 育児休業の義務化を図るとともに、育児休業中の経済的負担を軽減するための職場 や企業への補助が必要。 ・ 出産や育児のために数年経過しても、職場に復帰できるシステムの構築が必要。 ※ パブリックコメントからの意見 ・ 子どもが病気になったときや参観日、懇談会など保育園・幼稚園・学校の行事に必 ず休める職場環境の整備 病時保育、病後時保育で他人(保育士や看護師)に任せるのではなくて、自分の子 は親が守り、しんどい時こそ子どもに寄り添ってやれる「子どもの病気看護休暇制 度」や「子ども行事保護者参加制度」を取り入れていただきたいと思います。

参照

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