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eガバメント閣僚会議 第4回議事録
1 開催日時 平成30年1月16日(火)9:35~9:55 2 場所 総理大臣官邸4階大会議室 3 議事次第 1.開会 2.デジタル・ガバメント実行計画(案)について 3.閉会 4 配布資料 <配付資料> 資料1-1:デジタル・ガバメント実行計画について 資料1-2:デジタル・ガバメント実行計画(案) <参考資料> 参考資料1:IT新戦略の策定に向けた基本方針 参考資料2:eガバメント閣僚会議の開催について 5 議事 ○松山IT政策担当大臣 ただいまから、「eガバメント閣僚会議」を開催いたします。 お忙しい中、皆様には御参集いただきまして、ありがとうございました。 開会に当たりまして、この会議の議長である菅内閣官房長官から御挨拶をいただきます。 ○菅内閣官房長官 行政のあらゆるサービスが利用者にとって最初から最後までデジタル で完了するよう、政府全体として徹底して取り組むことが必要であります。 昨年12月のIT総合戦略本部における「電子申請に係る紙の添付を一括して撤廃する」と いう総理の指示を踏まえ、年内に法案を提出できるよう、内閣として、松山大臣を中心に、 各大臣の協力のもと、法案の作成作業を直ちに着手願います。 さらに、どのように紙の添付を撤廃するか。実際の詳細についても、制度面からしっか り措置していくことが必要であります。このために、推進体制の整備が不可欠であり、人 的な支援も含め、各大臣の御協力をよろしくお願いします。 また、各府省において、本年上半期をめどに、デジタル・ガバメント実現に向けた中長 期計画を策定し、何をいつまでにどうやって実施するかを明確にした上で、実施していた2 だくようお願いいたします。進捗については、この会議でしっかりとフォローアップをし てまいります。 加えて、デジタル化に当たっては、各府省の業務の見直しを徹底的に行うことが不可欠 であり、梶山大臣と野田大臣は、行政改革、業務改革の観点から取り組みを推進していた だきたいと思います。 いずれにしろ、これらの作業はスピードとリーダーシップが不可欠であり、各大臣の力 強いデジタル・ガバメントの推進に向けた取り組みをお願いいたします。 以上です。 ○松山IT政策担当大臣 ありがとうございました。 私からも一言申し上げます 昨年末に開催しましたIT総合戦略本部では、電子申請に係る添付書類の撤廃、行政保有 データのオープン化に取り組むよう、総理から指示がございました。ただいま菅官房長官 からいただきました御発言も踏まえて、今後、IT政策担当大臣として、次の4点を強力に 推し進めてまいります。 まず、登記事項証明書や戸籍抄本など、添付書類を一括して撤廃する法案を作成いたし ます。 次に、行政手続のオンライン化を徹底させるため、押印や対面原則などの制度や慣習を 徹底して見直す業務改革を実施いたします。 さらには、引っ越し、介護、死亡、相続といった主要なライフイベントの際に必要とな るもろもろの手続のワンストップ化を進めます。 最後に、民間ニーズに対応したオープンデータ化を推進するため、官民ラウンドテーブ ルを開催いたします。 各府省幹部にリーダーシップを発揮させ、これらの取り組みの推進に御協力を賜ります ようにお願いいたします。 それでは、ここでプレスの方は御退室をお願いいたします。 (報道関係者退室) ○松山IT政策担当大臣 議題に入ります。 デジタル・ガバメント実行計画案について、まず、遠藤政府CIOから御説明願います。 ○遠藤政府CIO それでは、御説明させていただきます。 資料1-1の1ページをごらんください。電子行政分野の取り組みでは、政府情報シス テムの数の削減、運用コストの削減に努めつつ、IT化と業務改革を一体的に進めてまいり ました。取り組みを着実に進めるため、各府省に選任となる審議官を設置するなどの体制 も強化してまいりました。また、農地情報の一元化、自治体クラウドの導入など、地方ま で含めた改革も進めてまいりました。今回は、特に青字で前回の会議から半年間の進捗を 記載しております。運用コストの削減や自治体のクラウドの導入数等は、着実に伸びてお り、データの標準化も土台ができてまいりました。中でも「(6)行政手続等・行政保有
3 データの棚卸」は極めて重要な取り組みです。どのライフイベントで、どの手続が必要と なり、どういった添付書類が必要なのか、一つ一つを調べるもので、これは後に申し上げ ます添付書類の省略やワンストップの実現に向けて基礎となるデータであり、絶対に必要 なものです。この棚卸しの作業は困難で膨大なものでしたが、各府省の皆様の多大なる御 協力をいただいたおかげで、4万を超える手続の一つ一つを明らかにすることができまし た。この場をおかりして、深く御礼を申し上げます。 2ページをごらんください。これまでのいわゆる「電子政府」の取り組みは、各府省が それぞれの内部の事務を電子化したり、窓口だけをオンライン化したり、個々の作業のIT 化が中心でした。しかしながら、ここ数年の取り組みでは、省庁の壁を越え、業務の見直 しまで踏み込んだ改革に着手し、また、地方も絡めた横串の取り組みを実施しつつあるな ど、ITを活用したサービスの改革に変わってきております。今後は、この変化をさらに拡 大・展開し、中央省庁間の壁、国と地方、地方と地方の壁に加え、民間と行政の壁も越え て、全てのサービスとデータが最適につながる社会を目指します。行政の作業のIT化だけ ではなく、利用者にとって、安心、安全、公平、公正なサービスを提供できる社会、持続 的で豊かな社会を実現することがデジタル・ガバメントであると考えております。 3ページをごらんください。本日の会議では、このデジタル・ガバメントの実現に向け て、具体的な取り組みの実施計画であるデジタル・ガバメント実行計画についてお諮りし ます。この計画では、主に行政サービスの100%デジタル化、行政保有データの100%オー プン化、これらデジタル化改革の基盤の整備に取り組みます。また、政府全体の計画だけ でなく、各府省個別の計画も確実に策定し、業務の目的や背景に基づき、それぞれが主体 的に取り組みます。加えて、これまでの取り組みも手を休めることなく、引き続き進めて まいります。この中では、特に総理からの御指示があり、また、先ほど菅官房長官から御 発言いただいた、添付書類の撤廃が極めて重要となります。行政サービスの100%デジタル 化に当たっては、行政が保有しているデータを徹底的に活用することは必要不可欠です。 添付書類の撤廃を初め、今回の計画は相当にチャレンジングな内容になっていますが、当 然ながら計画を作成するだけでデジタル・ガバメントは実現しません。困難であっても着 手する。一歩一歩、有言有実行で、着実に成果を出していく。そのためには、構成員の皆 様に取り組みの主体となっていただくことが何よりも重要となりますので、引き続き御協 力をお願いいたします。 説明は以上でございます。 ○松山IT政策担当大臣 以上の御説明に関しまして、構成員の皆様方から御発言をいただ きますよう、お願いいたします。 まず初めに、本会議副議長の野田総務大臣より御発言をお願いいたします。 ○野田総務大臣 12月22日のIT総合戦略本部で、私は、ICTの徹底利活用により、人口減少 という「静かなる有事」を解決することが必要だと申し上げました。この危機に対応する ためには、ICTを最大限利活用した社会全体の生産性向上が不可欠であり、そのためには、
4 既存の制度・業務をデジタル化に対応するよう全面的に見直す業務改革、BPRが欠かせませ ん。その際、マイナンバー制度における「情報連携」や「マイナポータル」、「マイナン バーカード」、「法人番号」といったツールを徹底して活用していくことが重要です。ま た、生産性向上の点では、テレワークの推進など、働き方改革の観点も踏まえたデジタル・ ワークスタイルの実現も必要です。 「デジタル・ガバメント実行計画」を着実に実行に移し、行政や民間部門、地方のあら ゆる分野におけるデジタル革命を推し進めるべく、冒頭に官房長官からいただいた御発言 を踏まえ、松山大臣・梶山大臣と連携・分担して、各府省における業務改革の取組を推進 するとともに、地方公共団体のオープンデータ化など、地方におけるデータ活用の促進を 強力に支援してまいります。構成員の皆様にもぜひ御協力をお願いいたします。 以上です。 ○松山IT政策担当大臣 ありがとうございました。 続いて、小此木国務大臣より御発言をお願いいたします。 ○小此木国務大臣 本実行計画には、警察庁が推進すべき個別サービス改革の取り組みと して、遺失物法関係サービス及び自動車安全運転センターによる各種証明書発行サービス が盛り込まれています。遺失物法関係サービスについては、昨年、遺失物法関係法令等の 改正を行い、手続の合理化を図ったところであります。自動車安全運転センターによる各 種証明書発行サービスについては、既に交通事故証明書のオンライン申請を導入するなど、 申請者の利便性向上を図ってまいりました。 引き続き、各業務の効率化を推進し、国民の利便性の向上を図るよう、警察庁を指導し てまいります。 以上です。 ○松山IT政策担当大臣 ありがとうございました。 続いて、加藤厚生労働大臣より御発言をお願いいたします。 ○加藤厚生労働大臣 厚生労働行政全般について、本実行計画を踏まえ、行政サービスの デジタル化を進め、利用者にとって利便性の高い行政サービスを提供していきたい、そし て、業務の効率化を図っていきたいと思っております。 特に介護サービスについては、例えば、サービスを受ける際に必要な自治体に対する申 請等のさまざまな手続がオンラインでできるようにするとともに、サービス事業所や施設 の検索もあわせて可能な仕組みとなるよう、内閣官房と連携しつつ具体的な検討を進めさ せていただきたいと思います。 ○松山IT政策担当大臣 ありがとうございました。 続いて、梶山行政改革担当大臣より御発言をお願いいたします。 ○梶山行政改革担当大臣 行政改革を担当する立場から発言させていただきます。 先ほど、官房長官から、デジタル・ガバメントの実現に向けて各府省の徹底的な業務の 見直しが不可欠との御発言がありました。公務部門を含めた社会全体の高齢化・人口減が
5 進む中、行政の基本に立ち返って業務改革を徹底することは、行政の生産性向上や国民の 負担軽減につながるものとして、行政改革の観点からも重要であります。私としましても、 必要な取り組みを推進してまいりたいと思っております。 ○松山IT政策担当大臣 ありがとうございました。 続いて、武藤経済産業副大臣より御発言をお願いいたします。 ○武藤経済産業副大臣 おはようございます。 我が省としましても、行政サービス改革は重要な課題として認識しております。法人向 け行政手続を中心に簡素化・デジタル化を進め、行政からの生産性革命に取り組んでまい ります。 経済産業省としては、法人版マイナンバーである法人番号を活用し、同じ情報について 再度の入力を求めないワンスオンリーの取り組みを進めます。具体的には、法人番号に法 人情報をひもづけ、1つのID、パスワードでさまざまな行政手続を電子的に申請できる基 盤を2018年度に構築します。さらに、個別手続については、2018年度以降、ベンチャー、 中小企業向けの補助金申請など、主要な行政手続からシステム化を進めます。 こうした取り組みについて、順次、他府省にも積極的に御活用いただくことで、デジタ ル・ガバメントの実現に向けて、経済産業省としても積極的に貢献したいと思います。 以上です。 ○松山IT政策担当大臣 ありがとうございました。 続いて、葉梨法務副大臣より御発言をお願いいたします。 ○葉梨法務副大臣 本実行計画には、法務省にかかわる部分も相当多く含まれております。 現在、法務省におきましては、まず、登記・法人設立等関係手続の簡素化・迅速化に向け て、新たに設立された法人の登記情報をオンラインにより行政機関に対して提供可能とす るための仕組みづくり、さらには、各種手続における戸籍謄抄本等の添付省略が可能とな るような、戸籍事務へのマイナンバー制度導入に向けた検討などといった取組を行ってい るところであります。 今後も、政府方針に基づいて、デジタル・ガバメントの実現に向けてしっかりと取り組 んでまいりたいと考えております。 ○松山IT政策担当大臣 ありがとうございました。 続いて、簗国土交通大臣政務官より御発言をお願いいたします。 ○簗国土交通大臣政務官 国土交通省としましても、デジタル社会に対応した行政サービ スの提供を目指し、行政サービスのデジタル化を積極的に推進しております。 例えば、自動車の運行に必要な検査登録等の各種行政手続をオンラインかつ一括で行う ことができる、自動車保有関係手続のワンストップサービスを推進しております。昨年4 月には、定期車検を全国でサービス開始するなど対象手続を拡大しましたが、本年4月か らは、オンライン申請した場合の手数料を引き下げ、ユーザーメリットの拡大と利用拡大 を図ってまいります。
6 引き続き、行政サービスのデジタル化を積極的に推進し、行政サービスの変革に取り組 んでまいります。 以上でございます。 ○松山IT政策担当大臣 ありがとうございます。 続いて、岡本外務大臣政務官より御発言をお願いします。 ○岡本外務大臣政務官 政府全体で取り組んでまいりました「電子政府」への取り組みを 一層強力に推進する「デジタル・ガバメント」の実現に向けて、外務省といたしましても、 引き続き鋭意対応してまいります。 具体的には、デジタル・ガバメント実行計画に基づきまして、旅券発給手続について、 申請者のニーズを踏まえた手続のあり方を積極的に検討いたします。例えば、現行の運用 では、旅券発給申請を行うに当たり戸籍謄抄本の提出が必要ですが、マイナンバー制度に おける情報連携の仕組みを活用し、申請時に戸籍謄抄本の提出を省略することが原則とし て可能となるよう、関係省庁と引き続き協議しつつ、検討を進めてまいります。また、国 民の利便性向上を図るために、デジタル技術を活用した旅券申請手続の簡便化についても 検討してまいります。 以上です。 ○松山IT政策担当大臣 ありがとうございました。 ほかに御発言はございませんでしょうか。 それでは、皆様方から、大変前向きなお言葉をたくさんいただきました。 御発言を踏まえまして、本日お諮りしました、デジタル・ガバメント実行計画について は、案のとおり決定させていただいてよろしいでしょうか。 (「異議なし」と声あり) ○松山IT政策担当大臣 ありがとうございます。 それでは、本日の「eガバメント閣僚会議」は、これで閉会したいと存じます。本日は、 お忙しい中、ありがとうございました。