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JICA パラグアイ事務所便り

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Academic year: 2021

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目次

... 1 【プロジェクト報告】JICA 関西でのゴマ残留農薬検査研修 ... 2 【イベント報告】2014 年卓球グローバルジュニアサーキットファイナルの開催 ... 3 【パラグアイ文化紹介】カーニバル ... 4 【新隊員紹介】 ... 5 【新専門家紹介】 ... 6 2015 年 2 月 事務所の動き

JICA パラグアイ

事務所便り

No.88

2015 年 2 月号

ウパカライ湖の夕焼け

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1 思い出の一枚 ~一番の実りは彼らとの出会い~ 【プロジェクト報告】 JICA 関西でのゴマ残留農薬検査研修 ~小規模ゴマ栽培農家支援のための優良種子生産強化プロジェクト~ JICA パラグアイ事務所 事業班 カロリーナ ビーテンバッハ ゴマ栽培小規模農家への優良種子の安定供給や栽培技術 の改善を目標とする“小規模ゴマ栽培農家支援のための優 良種子生産強化プロジェクト”の一環として、1 月 12 日~ 23 日に実施された本邦研修に、SENAVE(植物・種子品質検 疫事業団)の職員であるラウラ・レスカノ氏と、モリヤ・ ビダル氏の二名が参加しました。 二人は、厚生労働省神戸検疫所【輸入食品・検疫検査セン ター】にて、ゴマの残留農薬検査の研修を受け、カルバリ ルとイミダクロプリドの検出を行う LC/MS/MS の検査機器の 操作方法及び管理方法を学びました。 研修を受けたモリヤ氏は、“研修では、ゴマ種子の試料 の抽出方法、保管や取扱いや、色々な分析法を学ぶこと が出来たほか、自分たちの研究所を更に充実させるため に必要な機材や消耗品なども知ることが出来ました。現 在、SENAVE の研究所にて、研修で得たことを実践するべ く、ラボの整備や、他職員への技術・技能の継承に取り 組んでいます。これからも、学んだことを役立てるため に改めて精進し、研鑽を積んでいきます。貴重な研修の 機会をくださった JICA、研修時に色々とお気遣い頂いた 神戸検疫所の皆様には、心より感謝いたします”、と述べ ました。 ゴマはパラグアイの主要輸出作物であり、生産者の多くが小規模農家です。この研修により、農作物の 試験検査能力の強化、ひいては安定したゴマの輸出を促進し、パラグアイの小農家の生計向上につなが ることが期待されます。 研修の様子 左端:モリヤ氏、左から 2 番目:レスカノ氏

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2 開会式にて 願うは東京五輪へのパ ラグアイ出場! 【イベント報告】 2014 年卓球グローバルジュニアサーキットファイナルの開催 JICA パラグアイ事務所 事業班 小松 真紀 1 月 29 日~31 日に、卓球「2014 年卓球グローバルジュニアサーキットファイナルが、パラグアイ国ス ポーツ庁にて開催されました。パラグアイにおいて史上初となる卓球世界大会の最終ラウンドの開催は、 昨年、当国にて行われた数々の大会等の運営能力が高く評価された結果であり、卓球連盟はもちろん、 パラグアイにとっても大変意義深く、国際大会の準備には、最善の努力が払われました。 卓球連盟はパラグアイ国内の卓球の普及、強化を目的として設立された団体で あり、当連盟へは 1985 年から 1993 年まで 3 名の青年海外協力隊が派遣されてき ました。また、現在は熊谷浩一シニア海外ボランティア(SV)が派遣されています。 同 SV は、コーチへの指導や、およそ 100 名の選手強化に努めており、本大会に 出場したパラグアイ代表の選手たちも熊谷 SV に指導を受けています。尚、大会 の結果は次の通りです。残念ながらパラグアイの上位入賞は適わなかったものの、 男女とも日本勢が上位を占める結果となりました。本大会で活躍した若い選手が、 東京五輪で活躍する日が楽しみです。 順位 男子 女子 優勝 木造勇人(日本) 黄禹喬(台北) 二位 龍崎東寅(日本) 森田彩音(日本) 三位 イン・ジンユエン(シンガポール) グセワ(ロシア) 三位 ゲラシメンコ(カザフスタン) 石川梨良(日本) 参加した国及び地域: 日本、スウェーデン、チリ、ブラ ジル、シンガポール、ロシア、米 国、オーストラリア、エジプト、 カザフスタン、台北、ウルグアイ、 チェコ共和国、ウェールズ、ベル ギー、そしてパラグアイ。 女子決勝 男子決勝

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3 最初のパフォーマンスは男性のみで構成さ れる行進でしたが、50 年代から女性の参加 が見られるようになりました 【パラグアイ文化紹介】 カーニバル カーニバルと言えば、リオのカーニバルが世界的にも有名ですが、パラグアイでも毎年 1 月末から 3 月 にかけていろいろな地域でカーニバルが行われます。中でも、エンカルナシオン市(パラグアイ南部イ タプア県)で開催される「Carnaval Encarnaceno」は国内だけでなく、外国からも多くの観光客が集ま るパラグアイ最大のお祭りです。 きらびやかな衣装をまとったダンサー、太鼓隊や山車、およそ 1,000 人のパフォーマーたちが夜通し 400mのサンバドロームを踊りながら行進し、ダンスやドラム演奏の腕前を競いあったり、クイーンを選 んだりします。カーニバルは 4 週間もの毎週末開催され、およそ 10 万人の観光客を集めていますが、今 年はエンカルナシオン市の創立 400 周年ということもあり、カーニバル実行委員会は“例年以上に力が 入っている”と述べています。 パラグアイのカーニバルの歴史 パラグアイのカーニバルは、1916 年に「地元のお祭り」という規 模で始まります。一時、1920 年代の政治的問題、チャコ戦争、エ ンカルナシオン市へのサイクロン直撃などの影響で中断された時 期ありましたが、1940 年頃に復活。幾多の紆余曲折を乗り越えた カーニバルは、今ではブラジルのリオやサンパウロのカーニバル に続く、南米地域で 3 番目の大規模なイベントであり、エンカル ナシオン市の重要な資金獲得源とまでなっています。 エンカルナシオン市は、カーニバルだけでなく、海のないパラグアイで一番のビーチ(川沿いに人工的 に作られたものです!)を有するほか、近くにはパラグアイ唯一の世界遺産「トリニダー遺跡」がある 等、観光の拠点となる街です。是非一度足を延ばしてみてはいかがでしょうか。 カーニバルってじつは。。。 カーニバルは、もともとカトリック教徒 が、聖週間への準備期間である四旬節 (復活祭前の準備期間で、その間信者た ちは、欲望を捨て、節制と回心に務める) の、直前に行っていたお祭りでした。 今現在のカーニバルは、宗教的な意味合 いはなく、広く一般を対象とした観光事 業となっています。 観客動員数も、山車の工夫も、ダンサーがまとう衣 装の華やかさも、以前の比ではありません

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4 【新隊員紹介】 2014 年 1 月、新しい青年海外協力隊員が 3 名着任しました。 靍谷 行恵 ツルタニ ユキエ 足立 梓 アダチ アズサ 桂 亜沙子 カツラ アサコ ①理学療法士 ②滋賀県東近江市 ③アルトパラナ県 ミンガグアス市 ④水泳・お笑いを見ること ⑤ボトルダンス ①障害児・者支援 ②静岡県 ③セントラル県 サンロレンソ市 ④剣道・旅行 ⑤アルパ・マラソン ①看護師 ②青森県 ③カアグアス県 セシリオバエス市 ④読書・音楽鑑賞・ぼーっとす る ⑤肉食生活で筋肉増強 ① 職種②出身③任地④趣味⑤パラグアイでやってみたい事を聞いてみました!

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5 【新専門家紹介】 佐々木さ さ き隆た か典の り プロジェクト名:プライマリーヘルスケア体制強化プロジェクト 活動内容:保健情報活用 これまでの海外経験:ドミニカ共和国 4 年、コスタリカ 5 年、短 期ではタンザニア、モンゴル、モザンビーク、ブラジル、チリ、ア ルゼンチン、ホンジュラス、インド、メキシコなどで青年海外協力 隊(H4-1)、協力隊シニア隊員、プロジェクト専門家として活動。 専門:哲学、国際協力・社会開発、公衆衛生、組織論、チーム医 療、医療資格は言語聴覚士(主にカウンセリング)です。現在の専 門分野は医療経営管理学です。分かりにくいかと存じますが、いか に保健医療従事者のモチベーションを高め、よりストレスのない職 場環境を作り、利用者の満足ならびに医療従事者の満足を達成でき るかを研究しております。 “パラグアイは初めてですが、専門家として業務を全うすることはもちろん、パラグアイ生活を安全に、 そして楽しく過ごしていきたいです。60 日間と短い期間ではありますがよろしくお願いします。” 斉藤千佳さ い と う ち か プロジェクト名:プライマリーヘルスケア体制強化プロジェクト 活動内容:組織強化 出身:東京 抱負:これまで長年中米カリブ地域を中心に国連職員や JICA の専門家とし て保健医療分野のプロジェクト等に従事してきましたが、このたびプロジェ クト“ニャンドゥティ”の専門家として、これまでの経験を活かし、USF や 関連組織の強化を通じてパラグアイのプライマリーヘルスケアの強化に貢献 していきたいと思っています。 “すでにいくつかの USF を訪問し、プロジェクトの住民参加型ヘルスプロモ ーション活動等を通じて伝統的踊りなどにも触れる機会がありました。パラグアイの極暑にも勝る情熱 を持って日々活動している USF のスタッフやプロジェクトの関係者とともに活動できることを楽しみに しています。ガラニー語にも挑戦していきたいと思っています。よろしくお願いいたします。”

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6 2015 年 2 月 事務所の動き 2/1 - 20 小規模ゴマ栽培農家支援のための優良種子生産強化プロジェクト専門家 2 名がパラグアイ来訪 2/15 日本より残留農薬検査専門家がパラグアイ来訪(SENAVE 2 名、~3/28) 2/18 - 2/24 環境教育案件形成調査団がパラグアイ来訪(ボランティア) 2/28 ボランティア日本文化紹介(エンカルナシオン)

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JICA パラグアイ事務所

Edificio CITIBANK CENTER Piso 5

Mcal. López 3794 esq. Cruz del Chaco

TEL. +595-21-608400/4 FAX +595-21-608406/7

E-mail: pg_oso_rep@jica.go.jp

(※配信先の追加・変更、「事務所便り」に関するご意見等ありましたら、上記メ ールアドレスまでご連絡下さい。)

参照

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