平 成 2 7 年 度 事 業 報 告 ( 案 ) 1 全 般 平成27年度の我が国を取り巻く安全保障環境は、グローバル化や技術革新の急速な 進展が、国家間の相互依存関係に一層の拡大・深化をもたらし、一国・一地域で生じた 混乱や安全保障上の問題が、直ちに国際社会全体の課題や不安定要因に拡大するリスク を常に孕んでいた。 特に、イスラム過激派組織(ISIL)の勢力拡大、活動の活発化が顕著となり、中 東地域以外でもテロが生起するなど、不安定要因が顕在化し治まる気配はない。 我が国周辺では、北朝鮮が不安定な国内情勢にありながら、昨年5月には潜水艦から の弾道ミサイル発射実験を実施するとともに、本年1月には4回目の核実験を、また2 月には「人工衛星」と称する弾道ミサイルの発射を強行する等、国際社会の安全保障に とっても大きな課題となっている。 中国は、継続的に高水準で国防費を増加させ、軍事力を広範かつ急速に強化しており、 東シナ海や南シナ海をはじめとする海空域などにおいて、活動を急速に拡大・活発化さ せ、現状変更の試みや岩礁を埋め立てて滑走路を建設し既成事実化を狙う等、高圧的と も言える行動を示している。 我が国周辺海空域においても、中国公船や航空機による我が国領海等への断続的な侵 入や侵犯のほか、独自の主張に基づく「東シナ海防空識別区」の設定等、不測の事態を 招きかねない危険な行為を継続している。 ロシアは、「豊かなロシアの建設」を課題としているが、シリアへの軍事介入に見られ るように影響力ある大国になることも重視している。しかし、ウクライナへの軍事介入 に伴う経済制裁や原油の暴落がロシア経済をひっ迫させている。 このような中、プーチン大統領の訪日の機運が高まったが、結果として訪日には至っ ていない。 一方、国内においては、安倍総理大臣(以下、「総理大臣」という。)の力強いリーダ ーシップのもと、「国際協調主義に基づく積極的平和主義」の立場から、同盟国である米 国をはじめとする関係国と連携しつつ、これまで以上に積極的に国際社会の平和と安定 に寄与することを示すとともに、昨年9月には「平和安全法制関連法案」を成立させ、 具体的に世界の安寧に寄与するための法整備も進めてきた。 係る状況において自衛隊は、尖閣諸島周辺における中国の領海・領空侵犯に対し警戒 監視活動を継続するとともに、国際平和協力活動としての南スーダン派遣施設隊の活動 やソマリア沖アデン湾での海賊対処行動を整斉と実施した。 また、台風18号よる関東北部への記録的な豪雨がもたらした豪雨災害への派遣でも 活躍した。 このような中、全国自衛隊父兄会(以下、全自父という)は、「自らの国は自ら守る」 との国民の防衛意識の普及・高揚と自衛隊の諸活動に対する協力を基本に、自衛隊員が 自信と誇りを持って任務に邁進しうる環境造りに寄与することを方針として家族支援協 力や会勢拡大等各種事業を推進するとともに、全自父法人化40周年に向けた施策及び 記念事業の検討を深化させた。 以下、主要事業の成果を報告する。
2 主要事業の成果 (1)防衛意識の普及・高揚事業(公1) 公益社団法人として、会員はもとより会員以外の多くの参加者を得て事業に取り組 むことを重視して、本部、都道府県父兄会及び各地区会(以下、各県父兄会等という) の計画により防衛講演会や研修会等を実施した。 ア 防衛講演会等 (ア)本部が計画した防衛講演会 a 道央(北海道千歳市)防衛講演会 5月23日(土)、道央自衛隊父兄会が担当し、ホテルグランテラス千歳にお いて伊藤会長出席のもと、折木良一氏(元統合幕僚長)を講師として講演会を開 催し、父兄会員はもとより、千歳市長、北海道議会議員及び千歳市議会議員を はじめとする会員以外の参加者を含め、約250名が熱心に聴講した。 折木講師は「激動する安全保障情勢と自衛隊の役割」と題して講演し、日本 を取り巻く安全保障環境が厳しさを増していることを紹介するとともに、「我 が国自身が自ら将来を予測し、主導的に法整備を行おうとしていることは画期 的である。自衛隊としては、法整備や政治の決断に基づき粛々と与えられた任 務を遂行することが大切である。」等、家族や隊員の気持ちを十分踏まえた講 演で好評を博した。 b 京都府防衛講演会 10月24日(土)、京都府父兄会が担当し、メルパルク京都において、伊藤 会長出席のもと、折木良一氏(元統合幕僚長)を講師として講演会を開催し、父 兄会員はもとより、会員以外の参加者を含め約250名が熱心に聴講した。 折木講師は「激動する安全保障情勢と自衛隊の役割」と題して、道央と同様 に講演した。 参加した大学生からは、「平和安全法制が成立したが、今の防衛費で自衛隊 は対応できるのか?」との質問が出される等、講演内容への関心の高さが窺え た。 (イ)各県父兄会等が実施した防衛講話等 各県父兄会等は、地方協力本部及び部隊と密接に連携して防衛講話や研修会を 実施した。 各県父兄会が計画・実施した講演会は、68回(26 年度 57 回)で前年度より約 2割増加した。 各地区会が計画・実施した講演会は、338回(26 年度 219 回)で前年度比 54% 増であり、各県レベルの増加もさることながら、地区会レベルでの活発な活動が見 られた。 また講演会における会員以外の参加者の比率を見ると、県レベルで29%(26 年度 44%)、地区会レベルで30%(26 年度 29%)であり、昨年に比較し伸び悩 んだ。 (ウ)隊友会主催防衛セミナーへの協賛、協力 10月7日隊友会主催、全自父等が協賛し平成27年度防衛セミナーが、損保 保険ジャパン大講堂において「混迷を深めるアジア情勢と我が国の選択」というテ ーマで実施され、防衛大学校長 國分良成氏と東京大学名誉教授 山内昌之氏が講 演した。全自父からは、伊藤会長以下東京近郊の会員55名が参加した。 また、各県父兄会は、各県隊友会が実施した「防衛セミナー」等に積極的に協 力し防衛意識の普及高揚に努めた。
イ 「おやばと」紙面の更なる充実・拡販 (ア)「おやばと」紙面の充実 父兄会の防衛情報紙として、各自衛隊のトピックスなどをタイムリーに伝えると ともに、国際軍事情勢や安全保障問題等を広くかつ深く掘り下げる等、魅力ある紙 面に充実を図った。 特に、専門的になりがちな内外情勢や安全保障を一般の読者にわかり易くかつ鋭 い視点で解説することに着眼をおき、「日本史の窓から」、「オピニオン」「美佐の新 国防論」「やたがらすの眼」及び「健康の扉」等の連載を継続した。また、各県父 兄会の取り組みを順次紹介している「家族支援」を継続するとともに、各自衛隊の 国内外での活動の実態を紹介するための「回想 自衛隊の災害派遣」の連載を開始 した。 更に8月号では、全自父法人化40周年施策として検討がなされている全自父の 「名称」及び「信条」の変更について、検討経緯と本部が提案する案を示すととも に、10月号では「平和安全法制の解説」、12月号では「憲法制定経緯の解説」、 1月号では「新年号特集」、2月号では「入隊・入校激励会特集」を掲載し、「おや ばと」の魅力化と会員獲得及び会員以外の読者の拡大のために活用することを促進 した。 (イ)「おやばと拡販ステップ・アップ作戦」に基づく「ステップ1の最終年度」 「おやばと拡販ステップ・アップ作戦」に基づき、平成27年度は「ステップ 1の最終年度」として、会員以外の読者の拡大と会員の購読率向上を図った。また、 「おやばと」紙上を活用した「拡販実態調査」を二度にわたり実施し、「おやばと」 拡販の現状を把握するとともに、読者の意見・要望などを取得して更なる刷新を図 った。 その結果、会員の購読率向上については、51個父兄会中27個父兄会が、目 標購読率を達成した。父兄会全体としては、26年度と比較して 1.9%(26 年度は、 58.7%)向上の 60.6%の購読率となったものの、すでに100%以上の購読率を維 持しているDGp を除く7個父兄会が26年度と比較して購読率を下げた。 一方グループ別では、C→Dが3個県(福井、三重、岡山)、B→Cが3個県(栃 木、和歌山、島根)、それぞれランクアップした。 また、2回実施した「拡販実態調査」により、各県父兄会等の「おやばと」拡 販に取り組む努力やその障害、拡販に対する要望などの現状を把握した。 (2)自衛隊の諸業務に協力する事業(公2) ア 地方協力本部に対する協力 (ア)各県父兄会は、年度当初から地方協力本部と緊密な連携を保持しつつ、組織的 支援協力態勢を整え入隊・入校者激励会を主催するとともに、募集及び援護情報の 提供、地方協力本部が実施する行事等への支援・協力等を実施した。 (イ)6月24日(水)、陸上幕僚監部主催の「募集協力者会同」に各県父兄会長等が 参加した。内局人材育成課及び陸海空各幕の人事担当者から隊員募集、就職援護、 家族支援等に関して説明・依頼が行われた。 官側説明の後、高橋神奈川県父兄会会長が、「神奈川県の父兄会活動状況と今後 の課題」と題して発表し、県父兄会の積極的な取り組み状況を発表した。 (ウ)27年度は、1,252件(26 年度 1,357 件)の募集情報及び121件(26 年 度 97 件)の援護情報を提供した。この結果全国で入隊者387人(26 年度 379 人)、 就職者38人(26 年度 33 人)の成果に結びついた。 特に、入隊に直結する情報提供については、4個県(山形、東京、熊本、鹿児
島)において成果を上げた。 イ 「DEFENSE WORLD 16」の作成 編集委員会をもって以下の点に着意して「DW16」を作成・販売し、隊員募集及び就 職援護に寄与するとともに、わが国の防衛の考え方や自衛隊の各種活動について紹 介した。 ・ DW15 を基本に入隊・入校者や防衛知識ゼロの若者を主対象に作成 ・ 自衛官ってどんな人達、防衛白書、父兄の声、援護特集を更新 ・ 我が国の安全保障・防衛政策、平和安全法制、防衛大綱、中期防等の解説 ・ 27年度の自衛隊及び父兄会の事業に関する写真を重視して更新 (3)隊員等に対する慰問・激励事業(公3) 全自父は、会員以外の多くの参加者を得て、国際平和協力活動、演習・訓練に従事 する部隊・隊員及びその家族を激励するとともに、部隊等が実施する行事等に積極的 に参加した。 また各県父兄会では、所在部隊の国際平和協力活動等派遣時の壮行及び任務終了後 の慰労等様々な形で激励・支援を実施した。 ア 自衛隊・部隊が実施する行事等への参加 (ア)5月21日、平成27年度遠洋練習航海部隊の出港行事が晴海埠頭で実施され、 伊藤会長が参加し実習幹部を激励するとともに、部隊の代表に花束を贈呈し航海の 安全を祈念した。 これに先立ち5月12日に行われた艦上レセプションに小松運営委員が参加し、 実習幹部を激励するとともに、訪問国大使館職員や駐在武官等との交流を深めた。 10月27日、逞しく成長した初級幹部とともに帰国した遠洋練習航海部隊の帰 国行事が、晴海ふ頭で行われ倉本理事が参加するとともに、帰国部隊代表者に花束 を贈呈して無事の帰国を歓迎し、その労をねぎらった。 (イ)10月17日、平成27年度自衛隊殉職隊員追悼式が、市ヶ谷駐屯地において 執り行われ伊藤会長が参列した。今年度は、陸自 8 柱、海自 12 柱、空自 6 柱、沖 縄防衛局1柱の計 27 柱が合祀された。 式では、総理大臣が「御霊は強い責任感をもって職務の遂行に全身全霊を捧げ、 自衛隊員としての誇りと使命感を自らの行為によって示されました。」と追悼の辞 を述べられた。 (ウ)10月18日、平成27年度自衛隊観艦式が、総理大臣を観閲官として相模湾 で行われた。 「海を守り明日に繋ぐ」をキャッチフレーズとして、42隻の艦艇と陸海空の航 空機37機が参加し、その威容と精強さを国内外にアピールした。 また観艦式には、防衛大臣感謝状を受賞した父兄会員が招待されるとともに、近 傍の父兄会員も多数参加した。 観閲官である総理大臣は、「家族の支えがあるからこそ、隊員が国民の命と平和 な暮らしを守ることができる。諸君の後ろには、常に諸君を信頼し諸君を頼りにす る日本国民がいる。引き続き自衛隊の果たすべき役割を全うしてもらいたい。」と 訓示された。 (エ)その他、隊員の入隊・入校行事に多くの父兄会員が参加し、新隊員等がわが国 の防衛を担う戦士として心身ともに逞しく成長するよう期待をこめて祝った。 また、陸・海・空自衛隊の各部隊等が実施した記念行事、音楽祭、慰霊行事等へ の参列や家族支援協力の訓練に参加した。 更には、地方自治体等主催の防災訓練や祭などにも多くの父兄会員が参加して隊
員・家族を激励するとともに、広く市民に対して自衛隊の重要性を広報した。 イ 国際平和協力活動等派遣部隊・隊員に対する激励 (ア)ソマリア沖・アデン湾(海賊対処行動) 番号 名 称 実施時期 対象部隊等 実施父兄会 1 第 19 次航空部隊 27.04 第 2 航空群 青森県 2 第 22 次水上部隊 27.07 第 2 護衛隊 長崎県 3 第 20 次航空部隊 27.07 第 1 航空群 鹿児島県 4 第 23 次水上部隊 27.10 第 3 護衛隊 青森県 5 第 21 次航空部隊 27.10 第 5 航空群 沖縄県 6 第 22 次航空部隊 28.02 第 2 航空群 青森県 7 第 24 次水上部隊 28.03 第7護衛隊 青森県 (イ)南スーダン(PKO) 番号 名 称 実施時期 対象部隊等 実施父兄会 1 第 8 次派遣施設隊 27.05 第 5 施設団 福岡県 2 第 9 次派遣施設隊 27.11 第 10 師団 愛知県 ウ 「陸上自衛隊が行う家族支援試行」への協力 前年度までの検討成果を拡充し、各県父兄会等において家族支援協力の内容・要領 等の具体化を図るとともに、各地域協議会等を通じて事業の進捗状況の確認及び情報 交換を実施し検討を深化させた。 また、陸自試行への協力・連携を着実に実施するとともに、全駐屯地等での試行継 続及び今後の施行向けた具体的な実施要領を検討した。 27年度は、全県父兄会において146/157個の駐屯地等で試行を開始した。 (ア)本部が実施した事項 a 陸上幕僚監部と家族支援事業の進め方及び父兄会との連携要領等に関して定 期的に調整するとともに、必要事項を適時、各県父兄会に情報提供した。 b 家族支援の参考(第3版)を作成し配布するとともに、「各地域協議会」、「おや ばと」、「DW」、「月報」を通じ、陸自の家族支援事業の考え方及び各県父兄会等 の活動状況に関し情報提供をした。 また、陸自幹部学校で行われている部隊長等補職前教育履修者に対して、父兄 会が実施する家族支援協力に関する説明を実施し、理解を求めた。 (イ)各県父兄会等が実施した事項 a 市ヶ谷駐屯地を除く陸自全駐屯地等で試行開始されたことに伴い、各県所在駐 屯地等と連携して家族支援協力態勢の構築・充実を図った。 特に3個県(道東、青森、神奈川)は、県内所在全駐屯地と連携した訓練等を 実施した。 b 家族支援試行協力を通じて得た教訓等に関し、「おやばと」等に投稿するとと もに、地域協議会等の機会を通じ情報共有を図った。 c 陸自が実施する家族支援訓練に積極的に参加して、その実施要領の実効性を高 めた。 (4)国民運動等への参加 本年度も、国民運動諸団体が主催する活動に、署名運動や推進大会参加を通じて積 極的に参加した。
ア 北方領土返還要求署名活動 北方領土返還要求運動連絡協議会の幹事団体として各種活動に積極的に参加した。 (ア)北方領土返還要求署名活動を強力に推進し、一団体としては最も多い約18万 名の署名を収集した。 (イ)7月2日(木)~6日(月)に実施された平成27年度北方四島交流訪問事業 (ビザなし交流)に、埼玉県父兄会から原会長及び本部から小松運営委員が参加し た。 事業参加の成果については、防衛情報紙「おやばと」への記事掲載を通して、会 員はもとより広く国民に対して北方領土の現状及び早期返還の必要性を呼びかけ た。 (ウ)2月7日(日)、北方領土返還要求全国大会が日比谷公会堂で開催され、伊藤会 長、本部職員、近傍の県父兄会員等47名が参加した。 全自父を代表して、東京都父兄会 岡本会長が、自身の旧ソ連防衛駐在官の経験 や長年署名活動に取り組んでいる現状を通じて北方四島の返還実現を求める思い を力強く表明した。 イ 憲法改正賛同者署名活動 「美しい日本の憲法をつくる国民の会」が実施する賛同者署名活動に協賛し、憲法 改正世論を喚起する啓発活動に協力した。 年度末までに、約2.4万人の署名が集まった。 (5)会勢の充実 27年度から新たに定めた「県別目標入会率」については、16個父兄会で目標を 達成したものの、35個父兄会が目標には到達しなかった。しかし中には、1年以上 前倒して最終目標である 50%以上を達成した県(高知、大分)もあった。 目標未達成の父兄会の内、11個父兄会で昨年より増加しているものの、18個父 兄会で減少している。全体の入会率は、29.1%と 26 年度(27.9%)より約 1.2%向上し た。 全国の正会員数は、76,570人であり、26年度に比して1,179名減少し た。 全自父は、各幕僚監部に27年度の父兄会の現状を説明し、更なる協力を依頼した 結果として、28年1月には陸上幕僚監部から地方協力本部長に対して「父兄会の加 入促進施策への協力強化」(自衛隊父兄会入会意識調査アンケートの配布・回収等の協 力)の通知が出されるとともに、3月には海上幕僚監部から昨年と同様の「父兄会へ の加入促進への協力」に関する通知が出された。これに先立ち、27年12月には、 全自父から各県父兄会長(事務局長)に対し、28年度目標入会率を提示するととも に、地方協力本部長とアンケートに関し連携を密に実施し、その成果を各県父兄会等 に反映する様依頼した。 (6)財政基盤強化 全自父は、会員確保の検討を継続する一方、防衛情報紙「おやばと」及び募集広報 誌(DW16)の購読料による収入向上を図るとともに、管理経費の節約により財政基盤 の健全性維持に努めた。また、「国際平和協力活動等支援基金」を適切に管理・運用し、 今後に向けての基金確保の検討を実施した。 ア 「おやばと」の発行部数は約90万部であった。この内、各県父兄会による購読 数は、26年度に比較して約6,000部増加した。徐々にではあるが「おやばと 拡販作戦」の効果が出始めたものと思われる。
「DW16」の発行部数は、26年度同様24,500部を発行した。[DW]も、全自 父の財政基盤の支える大きな柱の一つであることから、「おやばと」同様、販売努力 を継続した。 イ 各県父兄会から寄附されたPKO等支援金は、「国際平和協力活動等支援基金」と して適切に管理・運用した。 27年度は、ソマリア沖・アデン湾での海賊対処行動や南スーダン派遣施設隊へ の派遣部隊等、計9件に対して、約140万円相当の激励品を贈った。(細部は、「第 21回(平成27年度)国際平和協力活動等支援基金管理運営委員会報告」による。) また、今後とも自衛隊による国際平和協力活動の機会が増大するとの判断から、 25年度に開始した新たな募金活動を当面28年度末まで継続しており、減少傾向 にある基金の確保・充実を図ることとした。 (7)会議の実施状況 ア 定期総会:6月23日(グランドヒル市ケ谷) イ 理事会 第1回 5月下旬 (書面決議:事業報告・決算) 第2回 6月23日(新県会長等の承認) 第3回 12月初旬(書面決議:事業計画の骨子) 第4回 3月18日(事業計画・予算書、名称・信条・定款の変更、総会開催 通知及び議題等) ウ 「国際平和協力活動等支援」基金管理委員会:2月18日 エ 地域協議会の実施状況 各地域とも父兄会活動の活発化、会員の増勢、地本・部隊との連携強化、円滑な運 営等について熱心な討議、意見交換が実施された。 番号 地域 実施時期 開催地 主要議事等 1 北海道 27.09 札幌市 家族支援協力、新名称・信条 2 東北 27.10 松島町 家族支援協力、新名称・信条 3 北関東 27.09 渋川市 家族支援協力、新名称・信条 4 南関東 27.11 練馬区 家族支援協力、新名称・信条 5 東海・北陸 27.10 富山市 家族支援協力、新名称・信条 6 近畿 27.11 神戸市 家族支援協力、新名称・信条 7 中国 27.09 松江市 家族支援協力、新名称・信条 8 四国 27.08 高松市 家族支援協力、新名称・信条 9 九州・沖縄 27.07 熊本市 家族支援協力、新名称・信条 3 その他 (1)賀詞交歓会 平成28年1月20日、グランドヒル市ヶ谷において、全自父、隊友会、日本郷友 連盟共催の「協力3団体共催賀詞交歓会」を父兄会主担当で開催した。 中谷防衛大臣は、国会開催中で参加できなかったが、交歓会開催前に会場を訪れ、 祝意と日頃の支援に対し感謝の言葉があった。 全自父からは、本部役員や関東地域の父兄会員約50名が参加した。 (2)全自父本部事務局の移転 全自父本部事務局が、平成27年12月 1 日に市ヶ谷駐屯地内15号館から68号
(3)各県父兄会細部活動状況
平成27年度活動状況調査表 別紙 地 域 NO 支部 地区 会総 数 新編 地区 会 市町 村全 数 地区 会 保有 市 結 成 率 納入 数 納入 率 % 購読 数 会員以 外の 購読数 購読 率 1 札 幌 9,930 1,726 543 75 14 304 77 17 45 0 47 45 96 1,843 107 1,491 86 2 道 南 3,064 796 152 55 36 196 81 26 18 0 18 18 100 783 98 690 55 87 3 道 北 6,584 1,470 298 60 20 246 36 22 42 0 54 42 78 1,549 105 1,000 0 68 4 道 東 6,460 1,175 256 59 23 193 85 18 40 0 42 40 95 1,025 87 698 0 59 5 道 央 4,335 1,020 220 79 36 358 67 24 26 0 27 26 96 1,218 119 325 10 32 6 青 森 10,503 2,075 406 107 26 375 129 20 48 0 40 40 100 1,843 89 1,013 0 49 7 岩 手 4,034 1,093 211 40 19 137 122 27 32 0 33 21 64 850 78 350 350 32 8 宮 城 6,869 2,922 364 74 20 239 35 43 57 0 34 33 97 1,087 37 541 143 19 9 秋 田 3,490 1,874 181 90 50 210 9 54 25 0 25 25 100 1,874 100 620 10 33 10 山 形 3,628 2,087 194 80 41 616 0 58 40 0 35 35 100 2,131 102 527 0 25 11 福 島 5,138 1,566 250 80 32 75 31 30 6 0 59 50 85 1,354 86 320 0 20 12 栃 木 2,170 1,095 142 83 58 269 54 50 22 0 25 21 84 1,128 103 909 196 83 13 群 馬 2,543 1,530 168 114 68 312 217 60 34 0 35 34 97 1,596 104 1,515 42 99 14 新 潟 3,476 1,547 222 73 33 156 49 45 29 0 30 25 83 1,554 100 1,411 150 91 15 長 野 1,745 803 128 33 26 67 52 46 45 0 77 72 94 762 95 420 136 52 16 茨 城 4,031 238 268 15 6 24 0 6 0 0 238 100 738 310 17 埼 玉 6,039 949 501 78 16 119 388 16 37 45 37 82 939 99 1,084 105 114 18 千 葉 5,505 924 410 52 13 106 91 17 26 0 54 26 48 924 100 803 54 87 19 東 京 8,328 1,570 995 132 13 304 53 19 46 0 54 48 89 1,270 81 1,590 38 101 20 神奈川 7,446 863 495 116 23 241 212 12 15 0 15 15 100 799 93 1,200 156 139 21 山 梨 928 427 63 7 11 50 18 46 13 0 28 13 46 427 100 246 15 58 22 静 岡 4,610 1,267 296 0 27 27 975 23 富 山 1,018 745 75 36 48 146 29 73 18 0 15 14 93 726 97 760 8 102 24 石 川 2,208 1,092 122 32 26 154 37 49 18 0 19 18 95 1,048 96 962 21 88 25 福 井 1,130 453 74 46 62 96 8 40 11 1 17 14 82 453 100 462 3 102 26 岐 阜 2,370 960 162 48 30 121 19 41 20 0 42 25 60 960 100 437 40 46 27 愛 知 5,159 1,582 570 153 27 232 44 31 27 0 1,544 98 1,109 138 70 28 三 重 1,907 565 156 0 2 30 11 565 100 600 50 106 29 滋 賀 1,094 577 118 41 35 114 47 53 5 0 5 5 100 619 107 618 0 107 30 京 都 3,350 672 310 30 10 109 13 20 13 672 100 693 28 103 31 大 阪 4,983 1,053 804 114 14 91 70 21 20 0 66 66 100 980 93 1,271 200 121 32 兵 庫 5,242 1,007 436 100 23 179 122 19 13 1 44 40 91 1,040 103 1,184 100 118 33 奈 良 1,060 326 110 0 5 31 26 0 100 31 34 和歌山 1,331 562 106 45 42 100 78 42 9 30 29 97 600 107 458 0 81 35 鳥 取 1,554 586 95 24 25 104 152 38 22 0 19 18 95 603 103 560 198 96 36 島 根 1,800 1,065 88 44 50 152 65 59 33 19 0 1,029 97 923 856 87 37 岡 山 2,174 540 192 31 16 131 14 25 35 0 27 27 100 540 100 600 60 111 38 広 島 5,500 1,620 354 92 26 238 55 29 53 1 63 54 86 1,520 94 1,753 130 108 39 山 口 3,560 927 232 0 24 26 18 761 40 徳 島 1,620 624 96 33 34 141 43 39 22 0 22 18 82 624 100 418 0 67 41 香 川 1,590 867 111 67 60 189 50 55 10 0 17 17 100 880 101 657 4 76 42 愛 媛 2,633 1,202 145 53 37 290 65 46 20 0 20 20 100 1,132 94 950 3 79 43 高 知 1,735 852 102 56 55 209 21 49 28 0 34 26 76 671 79 514 105 60 44 福 岡 12,089 4,039 790 214 27 770 167 33 83 0 92 83 90 4,005 99 2,741 278 68 45 佐 賀 4,057 2,477 141 65 46 335 17 61 50 0 20 19 95 2,561 103 1,840 0 74 46 長 崎 10,174 4,874 382 159 42 884 90 48 30 0 21 21 100 4,980 102 3,141 35 64 47 大 分 4,541 2,265 192 124 65 425 34 50 6 0 23 20 87 2,179 96 907 134 40 48 熊 本 10,541 5,523 443 290 65 947 9 52 10 0 45 45 100 5,523 100 1,502 400 27 49 宮 崎 7,971 4,364 368 157 43 541 44 55 45 0 26 26 100 4,359 100 1,043 0 24 50 鹿児島 10,060 5,636 379 342 90 968 230 56 82 43 40 93 5,636 100 900 300 16 51 沖 縄 2,919 498 235 92 39 不明 0 17 16 0 34 26 76 605 121 79 16 226,226 76,570 14,151 3,990 28 12,263 3,360 34 1,427 3 1,540 1,337 87 71,248 93 46,405 4,551 61 合 計 中 国 四 国 九 州 ・ 沖 縄 おやばと 正会員会費 近 畿 東 海 ・ 北 陸 北 海 道 新入 隊員 入会 率 女性会 員数 南 関 東 北 関 東 正会員 数 東 北 正会 員 組織 率 地区会状況 カード 数(26年 版) 26年度 入隊数 (陸幕) 新入会 員数 賛助 会員
地 域 NO 支部 実施 地区 会 実施率 % 県 ( 県 ) 独 立 (県) 一般 参加 地 区 会 ( 地 ) 独 立 (地) 一般 参加 署 名 数 署 名 達 成 率 情 報 数 情 報 数 就 職 数 1 札 幌 33 73 1 1 1 3 3 2 11,660 338 30 5 3 0 2 道 南 18 100 0 0 0 0 0 0 2,622 165 5 5 0 0 3 道 北 38 90 0 0 0 1 0 1 922 31 13 2 1 0 4 道 東 34 85 1 1 1 7 7 3 750 32 20 4 8 3 5 道 央 26 100 2 0 0 2 0 0 1,297 64 12 6 1 1 6 青 森 9 19 1 0 0 5 3 4 15,891 383 32 5 8 2 7 岩 手 21 66 3 3 3 2 2 4 1,092 50 23 6 3 2 8 宮 城 28 49 1 0 0 9 4 1 7,989 137 8 6 1 0 9 秋 田 24 96 0 0 0 15 0 0 2,600 69 18 1 0 0 10 山 形 40 100 2 0 0 5 0 0 1,026 25 102 30 0 0 11 福 島 0 0 6 1 0 2 2 0 4,204 134 9 0 0 0 12 栃 木 22 100 0 0 0 7 5 0 1,490 68 37 22 0 0 13 群 馬 34 100 2 0 0 1 0 0 7,414 242 8 1 0 0 14 新 潟 29 100 0 0 0 4 4 0 3,584 116 20 1 0 0 15 長 野 23 51 0 0 0 15 12 11 173 11 12 2 6 6 16 茨 城 0 9 966 203 7 2 23 10 17 埼 玉 23 62 3 1 1 34 34 16 10,056 530 36 6 3 0 18 千 葉 26 100 1 0 0 2 2 2 429 23 6 4 2 2 19 東 京 32 70 6 6 6 12 9 8 8,292 264 73 41 0 0 20 神奈川 15 100 2 1 1 15 3 8 6,999 406 8 1 1 1 21 山 梨 4 31 33 4 22 静 岡 23 富 山 8 44 1 0 0 7 3 2 2,251 151 65 9 5 2 24 石 川 18 100 1 0 0 18 0 0 1,027 47 24 5 0 0 25 福 井 12 109 3 1 4 4 530 26 岐 阜 20 100 1 0 0 8 0 1 890 46 17 6 1 0 27 愛 知 25 93 2 1 0 19 6 2 2,319 73 24 12 2 0 28 三 重 11 100 0 29 滋 賀 5 100 1 0 0 0 0 0 273 24 5 0 0 0 30 京 都 13 100 1 1 2 2 2 1,867 139 31 大 阪 19 95 2 0 0 13 0 0 1,087 52 47 不明 0 0 32 兵 庫 14 108 1 0 1 7 1 1 3,758 187 30 10 2 0 33 奈 良 0 34 和歌山 9 100 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 35 鳥 取 22 100 1 1 0 7 7 0 2,167 185 0 0 0 0 36 島 根 21 64 1 1 0 7 6 1 6,552 308 6 3 8 2 37 岡 山 35 100 1 0 0 4 2 2 2,590 240 5 3 0 0 38 広 島 46 87 1 1 1 3 3 3 768 24 53 21 5 0 39 山 口 0 40 徳 島 16 73 1 1 0 1 1 1 1,271 102 0 0 0 0 41 香 川 10 100 1 0 1 4 0 1 2,582 149 7 1 0 0 42 愛 媛 16 80 1 0 1 7 0 7 2,405 100 12 1 0 0 43 高 知 20 71 0 0 0 5 3 3 1,750 103 24 11 3 2 44 福 岡 74 89 4 1 0 18 1 1 8,300 103 97 23 23 不明 45 佐 賀 36 72 1 13 1 13,981 282 0 0 0 0 46 長 崎 23 77 1 1 1 3 2 1 3,343 34 60 7 1 1 47 大 分 31 517 0 0 0 2 0 0 2,742 61 15 5 2 0 48 熊 本 0 1 0 0 17 6 11 15,920 144 90 45 2 0 49 宮 崎 28 62 0 0 0 19 5 2 6,335 73 34 22 0 0 50 鹿児島 82 100 1 1 1 9 7 2 5,800 51 125 32 9 5 51 沖 縄 16 100 0 0 0 0 0 0 225 23 41 28 0 0 179 13 68 23 20 338 150 103 180,222 118 1,260 393 122 38 合 計 東 北 中 国 四 国 九 州 ・ 沖 縄 地区会総会 北 海 道 近 畿 募集活動 北 関 東 南 関 東 援護活動 防衛講演会実施 東 海 ・ 北 陸 北方領土署名