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個体群動態とアリー効果 (第6回生物数学の理論とその応用)

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Academic year: 2021

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個体群動態とアリー効果

Population

dynamics

and Allee effects

佐藤一憲

Kazunori Sato

静岡大学工学部

FacultyofEngineering, Shizuoka University [email protected] 近年,第一原理によって個体群動態モデルを導出する試みが盛んに行われている.様々 な方法が提案されているが,その中でも,Sumpter たちの提唱しているサイトベースモ デル $[1]-[3]$

は,その単純な論理と汎用性のために魅力的である.その方法論を拡張して,

Anazawa [4]

は,アリー効果をもつモデルを導出したり,

Anazawa

[5]

は,資源配分のア

イディアを提案して,各サイトへの分布の集中度と競争のタイプを表すパラメータによる, 様々なモデルの間の相互関係を明らかにした. ところで,

Br\"annstr\"om &Sumpter

[3] では,これまでに,第一原理から導かれたこと がなかった古典的な個体群動態モデルについて,サイトベースモデルによる解答を与える ことに成功した.しかし,いくっかのモデルについてはまだ未解決のままである. 本講演では,繁殖と分散が起こる前の,親の資源消費というステップを導入することに よって,サイトベースモデルの枠組みから,ロジスティック写像やアリー効果のモデルが 得られることを紹介した.

参考文献

[1] Sumpter DJT, Broomhead DS (2001) Relating individual behaviour to population-dynamuics. Proc R Soc $B268:925-932$

[2] Johansson $A$, Sumpter DJT (2003) From local interactions to population dynamics

insite-based models ofecology. Theor Popul Biol 64: 497-517

[3] Br\"annstr\"om$A$, Sumpter DJT (2005) Therole of competition and clustering in

pop-ulation dynamics. Proc R Soc $B272:2065-2072$

[4] Anazawa $M$ (2009) Bottom-up derivation of discrete-time population models with Allee effect. Theor Popul Bio175: 56-67

[5] Anazawa $M$ (2010) The mechanistic basis of discrete-time population models: The

role ofresource partitioning and spatial aggregation. Theor Popul Bio177: 213-218

数理解析研究所講究録

参照

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