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粗平板伝熱面から液体への気泡の液体かくはん時の熱伝達促進に関する研究(第1報)

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(1)

粗平板伝熱面から液体への気泡の液体かくはん時の

熱伝達促進に関する研究(第1報)

著者

玉利 ?一, 蔵迫 兼志, 加治屋 厚廣, 佐藤 伸雄

雑誌名

鹿児島大学工学部研究報告

24

ページ

19-43

別言語のタイトル

STUDIES ON THE INCREASE OF HEAT TRANSFER

COEFFICIENTS AS THE STIRRING EFFECT OF BUBBLES

TO LIQUID FROM A ROUGHNESS FLAT HEATING

SURFACES (1st Report)

(2)

粗平板伝熱面から液体への気泡の液体かくはん時の

熱伝達促進に関する研究(第1報)

著者

玉利 ?一, 蔵迫 兼志, 加治屋 厚廣, 佐藤 伸雄

雑誌名

鹿児島大学工学部研究報告

24

ページ

19-43

別言語のタイトル

STUDIES ON THE INCREASE OF HEAT TRANSFER

COEFFICIENTS AS THE STIRRING EFFECT OF BUBBLES

TO LIQUID FROM A ROUGHNESS FLAT HEATING

SURFACES (1st Report)

(3)

粗平板伝熱面から液体への気泡の液体かくはん時

の熱伝達促進に関する研究(第1報)

玉利賢一・蔵迫兼志*・加治屋厚麿・佐藤伸雄

(受理昭和57年5月31日) SrUDIESONTI皿INCREASEOFIⅢATTRANSrERCOEmICIENmSAS mⅢSTIRRmGEmECTOFBUBBLESTO皿QUIDFROM AROUGIⅢVESSFLATImAⅢNGSURFACES (1stReport) MasakazumMARI,KenshiKuRAsAKo,AtsuhiroKAJIYAandNobuoSATo TheheattransferfifomtheverticaltwosdifYerentkindsofaroughnessHatheatingsurfacestopure water(HzO)abovelO6pcminspecificresistanceinwhichtheairbubbleswereinjectedthroughone nozzlewithasingleupwardholewasstudiesexperimentally・ Itwasfbundthatallexperimentaldatacanbecorrelatedbyequation(1)andeq.(2)atthefbl‐ lowingheatingsurfacecondition・ Thattestheatingsurfaceswasmadeinuseunderthesurfacesconditionofplatesthatperfbrmed theplasmacoating(atomizweldment)andsothesinterring・ Itisfbundthat,thefbllowinggenerallyrelationfbrmulaholdswithintherangeof9>3489[w/m2], 鯵10[mm].

α()/a。()oc9-1/3.8.(Z"。Q・)3‘3ノlo・exp(-0.945/5.)……….………・……・………(1)

atthewithintherangeof5<Z"Qo<30[ノVcm3/s],どα=55[mm].

α()/αo()oc9-1/3.8.(Z"・Qo)3.3/'0.exp(-1.185/5b)・…・………・…・…………・……….(2)

atthewithintherangeofl<Z"・go<5[ノVcm3/s],66=42[mm]・ Here6a,どbisthesmallestvaluesof5thatkeepsthevaluesofa()/α・()constantragardlessofthe heatHux. 1 . は し が き 固体壁面からこれに接する液体への熱伝達において 液中に気泡が存在する現象は,沸騰現象や気液接触反 応をともなう対流現象として機械工学および化学工学 などの多くの分野においてしばしば経験されるもので, 気泡の挙動の研究')-'4)をはじめとして,気液二相流熱 伝達問題'5)''6)をも含めて,今日社会に直結した身近 な機器化しつつあるエネルギープラントなど,各種熱 交換分担機器部門においての注目事であり,幾多の熱 交換機器に対して即解決のための必須問題提起'7)が *元鹿児島大学大学院生 矢継ぎ早になされているが,いまなお未解決の点が数 多く残されている. 筆者の一人はさきに鉛直に支持された長方形平滑平 板伝熱面とこれに接する液体との間の熱伝達において, 伝熱面前方の液中に上向き単口円形ノズルを用いて, ノズル数Z1個ならびに数個(易=1∼3)から空気 泡を吹き込んで液体かくはんを行なった場合の熱伝達 促進の効果について報告した.18)-21) 本報告では鉛直に支持された二種類の粗平板伝熱面 と純水,空気吹込口(ノズル)数1個(Z‘=1)の組 合せのもとで,粗平板伝熱面表面粗さが気泡による液 体かくはん時においていかに熱伝達促進に寄与する か22)-30)について,溶射伝熱面(PlaSmaCOating面)

(4)

H 20 M=MSO と焼結伝熱面(Sinterring面)を使用し,この各伝達 面からの熱伝達において 1.粗平板伝熱面から液体への自由対流熱伝達 2.粗平板伝熱面から液体への熱伝達におよぼす気 泡による液体かくはん時の熱伝達促進効果 について実験的に検討したものである. 熱面表面温度 [。C]:[K] 凧 。 8 s 加 熱 器 の 熱 損 失 [Kcal/h]:[W] 鵬ea, 加熱器に与えられた正味電力 [Kcal/h]:[W] 肌。‘a,加熱器に与えられた全電力(入力) [Kcal/h]:[W] x , X 空 間 座 標 , 伝 熱 面 高 さ [ c m ] y 空間座標 Z 空間座標 Z , 空 気 吹 込 口 ( ノ ズ ル ) 数 [個] α,a() 空気吹込み時の平滑平板伝熱面,粗 平板伝熱面の平均熱伝達係数 [Kcal/m2hoC]:[W/m2K] α・=α・Sm。.平滑平板伝熱面の自由対流平均熱伝 達係数.例.aosm。.=α・(Sm。.) [Kcal/m2hoC]:[W/m2K] α0() 粗平板伝熱面の自由対流平均熱伝達 係数.例.面。()=α・()3。 [Kcal/m2hoC]:[W/m2K] αso=αSm。.SCB=50mmの平滑平板伝熱面の場合 の平均熱伝達係数 例.反50=反8m。、so=α(Sm。.)so [Kcal/m2hoC]:[W/m2K] αBint・SC B=50mmの焼結平板伝熱面の平均 熱伝達係数 例.train‘、5。=α()so=α() [Kcal/m2hoC]:[W/m2K] αa・we1.SC B=50mmの溶射平板伝熱面の平均 熱 伝 達 係 数 例.αa,we1.5。=α()so=α() [Kcal/m2hoC]:[W/m2K] β 体 膨 脹 係 数 [1/oC]:[1/K] g 空孔率[Iう]熱伝導率[Kcal/mhoC]:[W/mK]動 粘 性 係 数 [mz/s] 号 伝 熱 面 下 端 幅 方 向 の 中 央 点 か ら 空 気 吹込口(ノズル)中心までの垂直距 離 [ m m ] 5。,56α()/a。()が一定になるどの最小値 号

記a

液体の温度伝導率 [m2/s] 伝熱面幅[mm] 伝熱面積[m2] 重力の加速度 [m/s2] グラスホフ数G,庇=gβH34『ん2 [無次元] 修正グラスホフ数G漁=GrH。Ⅳ"。H [無次元] 伝熱面高さ [m] H=200mm,B=50mmの平滑平板 伝熱面(MiddleType)を示す. H=200mm,B=50mmの粗平板伝 熱面(MT.)を示す.例.M且.wol., Mbinc、 SlOPeの指数.例.〃Sm。.,〃a・wol., 〃81nt・ 自由対流熱伝達時の平均ヌセルト数 ノVI‘。窟=征。。Hノス [無次元] プラントル数P,=ソ/α [無次元] 熱流束[Kcal/m2h]:[W/m2] 標準状態に換算した吹込空気量 [Ncm3/s] 温度差4r=ら−rb [oC]:[K] 液体の代表温度 [。C]:[K] 有効温度2。=r,−1/4(r,一ら) [。C]:[K] 伝熱面表面温度測定表 [。C]:[K] 熱伝導による温度降下を考慮した伝

BF9

GrH G海 鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 2 4 号 ( 1 9 8 2 ) 0 勾留、¥ M() 〃 ⅣαoH P” 4r rb=6 r e r p r w

(5)

n.Wel. 21 1.thermostatvessel8.voltslider 2.testsection 9.agitator 3.airinjectionnozzle lO、coledjunction 4.coolingdevice ll、precisiondigjLtal 5.needleregulatormeter 6.minirotarycompressorl2・wattmeter 7.manomater l3・slidac Fig、1.Thearrangementofthewholeapparatus. [mm] Sint. () P ①

添 字 s m o . ①

=

i

平滑(Smooth)平板伝熱面を示す. 例.Msm。.,αSm。.,α(α/α・)Sm。、 溶射(atmizedWeldment)伝熱面を 示す.例.征馳.wc,.=α()=α()5. 焼結(Sintering)伝熱面を示す. 粗面の場合を示す.例.simiprn、we,. 平 均 値 限 界 値 有効値 伝熱面高さを代表寸法に選んだ場合 の値 空気吹込みなしの値(自由対流の場 合の値) 真 の 値 SI単位表示 伝熱面表面の値 局 所 値 伝熱面幅がB=50mmである事を示 す.

神位

玉利・蔵迫・加治屋・佐藤:粗平板伝熱面から液体への気泡の液体かくはん時の 熱伝達促進に関する研究(第1報) renI SI W X SO 肩 記 号 * Crl e ″ 1.testsection (heattransEersurEace) 2.nichromew1re 3.9roovedplateoEfire−clay 4.mjLcaplates 5.asbestosplates 6.91ass−cotton 7.air−chamber Fig、2.Theschematicdiagramofthehorizontal sectionoftheheater. 0 2.実験方法および実験条件 実験装置および実験方法は以下に述べる二種類の粗 平板伝熱面を有する加熱器を使用し,試験液体に比抵 抗が106P。Cm以上の大気圧の純水と空気吹込口(ノ ズル:ノズルは上向き単一単口円形0.9mmの,さき に報告20)した同一同型のものを使用した)数風=1に 限定した以外はさきの平滑平板伝熱面を使用した報 告18),19),20)の通りである.実験装置の全体図をFigl (図1)に示す.この装置を二組準備して,以下に述 べ る 二 種 類 の 粗 平 板 伝 熱 面 ご と に , そ れ ぞ れ の 加 熱 器 で同一熱流束下で実験研究が行なわれた.伝熱面はさ きの平滑平板伝熱面M型のSmooth面(以下,Msm。. と略称)と同型の長方形粗平板伝熱面200×50×6mm のプラズマコーテング面:溶射伝熱面(以下,Mh・we,. と略称)とシンター面:焼結伝熱面(以下,Mも,nt.と 略称)との二種類を使用し,いずれも液体側伝熱表面 # グ ラ ス ホ フ 数 だ け に 用 い て , 修 正 グ ラスホフ数を示す. 表面粗さを表わす.Tyler法. [mesh] は粗表面になるように配慮して本実験用の加熱器が作 られた.加熱器の横断面図をFig2(図2)に示す. 試験伝熱面の寸法とその性状を図3に,その表面状態 を表1に示す.さらに図4−(a),に焼結伝熱面粗さの状 態顕微鏡o)写真を,図4−(b),に溶射伝熱面粗さの状 態顕微鏡o)写真を例示する.使用粉末成分は溶射伝熱 板の場合は電気銅板(99.8%),板の厚さPL10mm に純銅粉末-100∼+250m…(Tyler法)を,[Ar, He,Hz,N2]ガス中でアーク放電させ,電離してプラ ズマにし5000∼15000.Kのプラズマガスジェット温 度中に導入して溶融・高速度(最大3000m/s)でコー テングしたもので,溶射粒子は最大600m/sに加速 さ れ る と い わ れ て い る . し た が っ て コ ー テ ン グ 面 を 観 察するとかなり粒子はつぶされて表面はあばた状を呈

(6)

22 6写 熱近対のそう人位脳 H画200

、蝿もふ……賀_鵬…

2 5 ‐ , ‐ 2 5 − L 2 5 − , − 2 5 ‐ , 二 2 5 − 1 . 2 5 ‐ , , 2 5 − , − 2 5 「 1 . 1 丁

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iI1 iI1 イ艮然面伽懸§証鋤1面)

−1 鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 侍 第 2 4 号 ( 1 9 8 2 ) 〔平面〕 詞ノケ滅双 伝離銅版反さ詞'│更.卓、及び皮而粗さ 箪位滅双 A B 日 Ⅲ 1 ⑭ う 4 09 6 図 3 伝 熱 而 寸 法 ・ 測 温 点 お よ び そ の 性 状 〔断面〕

蕊蟻澱惑簿

ロ 闇 1 1 0.3mm ’ 1 0.3mm 凶4−(a)焼結イ云熱面粗さの状態顕微鏡写其(倍率30倍) ロ ゥ ! 〃

脂 蕊輪選ぶ,'瀞 激

1

睡圏リユ識

凝耗面偲“0.65mm)承 7.りう 7.09 7.01 6.95 6.99 6.98 −う2局・42 7.09 7.07 7.05 7.03 7.05 7.m −う2−42 審 射 面 偲 6.68 5−64 6△64 6.64 6.60 6.町 -100曇.+250 6−62 6.弱 6.$ 6.弱 6.54 6.65 一TOO.+250 吟0.5m碗螺

(7)

0.5∼10 23 22 〔平面〕 〔断面〕 自 由 水 面 ノ .'《ず.:..-ノ (m、) | I 0.3mm 図4.(b)溶射伝熱面>│;llさの状態顕微鏡写真(倍率30倍) 1 1 0.3mm してい(99.8%),PL=10mmにこれらの使用粉末が 800.Cで焼結され,焼結厚さ0.1∼0.2mmであるが今 回のものは)早めに焼結してある関係から2∼3層にな っている部分も図4−(a)から判かる.空孔率g=22% (Vol.について)であった.本実験に供した二種類の 粗伝熱面表面状態を表面粗さ粒度の比較において,溶 射伝熱而に比較して焼結伝熱面が4.73倍で,伝熱面 実表面積については平滑伝熱而と比較すると溶射伝熱 而では1.61倍,焼結伝熱面においては1.75倍であっ た.Fig5(図5)は伝熱面とノズルの配置および座 標 軸 を 示 し た も の で , 座 標 の 原 点 を 伝 熱 而 下 端 で 伝 熱 表 1 . 伝 熱 面 表 面 状 態 0.134 、d/2

雷弓i首−−垣麺2唾│焼結面|溶射間

度(mesh)’-32∼+421-100∼+250 粒 平 均 粒 度 ( m e s h ) 37 175

進hP⋮11即弊﹄

平 均 粒 径 . ( 、 ) 0.398 0.085 (mesh) −32∼+42 −100∼+250 Tyler 面 粗 さ い、ノ −495∼+351 −147∼+61 JIS(/、、) −500∼+350 −149∼+62 層 厚 さ ( m 、 ) 0.65 0.5 横 方 向 粒 子 数 ( 佃 ) 空 孔 率 E ( % ) 玉利・蔵辿・加治屋・佐藤:粗平板伝熱面から液体への気泡の液体かくはん時の 熱伝達促進に関する研究(第1報) 588.2 314.15 平滑面との比較(実質値)’1.61倍’1.75倍 0.625 る事が図4−(b)から判かる.一方使用粉末成分が Cu:89.14%,S、:10.6%,P:0.26%(wt%)で見掛密 度は4.76gr/ccである.焼結銅板の場合は電気f1,1板 119.90 悼 睡 = Fig.5Thearrangementoftheairinjectionglass conduitandnozzle, / −80一一 縦 方 向 粒 子 数 ( 個 ) 479.62 2352.9 ./ / 〆 縦 方 向 長 さ ( m 、 ) 315−3 1.79倍 1.79×10.1 絶 対 表 面 械 ( m m 2 ) 1.79倍 千二 ’1

/

横 方 向 長 さ ( m 、 ) 78.54 78.8 実 際 表 面 積 ( m m 2 ) 平滑面との比較(絶対値) 1.79×104 1.61×104 1.75×10.1

(8)

鋤M蝋一M雛一M鵜

24

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1

鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 2 4 号 ( 1 9 8 2 ) 表2.伝熱面の状態と実験条件およびその範囲 3.1自由対流時の熱伝達 粗 伝 熱 面 か ら 液 体 や 空 気 へ の 自 由 対 流 熱 伝 達 の 研 究3')-33)は数少なく,結果において多少の差異が見う けられる.本実験においては液中に鉛直に支持された 一様熱流束の条件下で加熱された溶射伝熱面M1・wc,. および焼結伝熱面MsInt、の二種類の粗平板伝熱面か

,

麺畷

伝 熱 面 の 状 態 実 験 条 件 お よ び そ の 範 囲

表 面 状 態 表 面 積、2 熱流束

〆州伽個山一

洲の賊

全 空 気 吹 込 流 量 Zn・Qo Ncm3/s 伝 熱 面 か ら ノ ズ ル 中心まで の 垂 直 距 離 どm、 試 験 液 体 比 抵 抗 9.cm ノ ズ ル 1 個 の 吹 込 空 気 量 Qo Ncm3/s

脈伽搬℃

顧み皿一

l︲1

面 粗 さ 符 号 , − : 通 過 十 止 ま り

w

G

面 積 比 (粗/平滑) 3 . 実 験 結 果 お よ び 考 察 , 0 面幅方向(Z方向)の中央点にとる,図中の二点鎖線 で示した長方形部分が伝熱面に相当することを示す. 本実験は空気吹込口(ノズル)数が1個(Z=1)の 場合について実験されたが,ノズルの位置はx=0,z =0の伝熱面下端表面上を原点に,伝熱面に対して垂 直なy方向の距離6を,ど=2.5,5.0,10,20,30,40, 50,60,70mmと色々と変化して,この場合の粗平板 固体壁面から純水への対流熱伝達が調べられた.表2 に伝熱面の状態と実験条件およびその範囲を示す.実 験範囲として:熱流束9は1047≦9≦12677W/m2で 吹込空気量Z・Qoは0.21≦Z・Qo≦20.75Ncm3/sの 範囲で,また伝熱面からノズル中心までの垂直(y方 向)距離§は2.5≦5≦70mmであった.かくして本 研究は二種類の粗平板伝熱面:Mlwc,.,Msin‘、にわ たって熱流束9,吹込空気量Z・Qoと空気吹込位置6 との組合せにおいて実験が行なわれた.なお自由対流 熱伝達の実験は空気吹込口等の関連部分を除いて,空 気吹込なしの状態で上記同一の装置で行なわれた. 0.21 0.96 1.87 9.44 20.75 0.21 0.96 1.87 9.44 20.75 ● 5 000000052 7654321 1047 (900) ’

'

2

0

0.5 ら液体への自由対流熱伝達付録1,付録2について述べる. 図6に溶射伝熱面,図7に焼結伝熱面の粗伝熱面表面 壁温変化を示す.図において伝熱面表面温度分布は

M

w

1

:

)

M

:

の関係が成立し,平滑平板伝熱面Msmo・の場合と同 様の傾向が得られた.また図8はⅣ"。脚と(G瀦・P,) .P,/(0.8+P,)の関係を,さきに報告19),20)した平滑 平板伝熱面Msm。.との比較において示したものであ るが,本試験粗平板伝熱面から液体への自由対流熱伝 達は,平滑平板伝熱面の次式34)(2)と同様の結果を 得た. ノV"。H=0.74[G瀦・P,{P『/(0.8+p,)}]'/5..….(2) 式(2)において実験点はすべて一様熱流束時の1/5 乗 則 に 従 う 事 が 判 っ た . ま た 図 9 に 自 由 対 流 熱 伝 達 における反0()と9との関係を例示する.Msm。.; Mu.wcI.;Mslnt、の各伝熱面から液体への平均熱伝達係 数征。()は熱流束9との関係において,いずれも 〃oc91/5 ……(3) の関係を示すことが明示された.検討の結果,さきに 報告19),20).21)した平滑平板伝熱面の結果からその平均 熱伝達係数面。(Sm。.)は次の式(4)

α・(Sm。.)=73.409'/5……(4)

で表わされた.また本粗平板伝熱面の実験結果から溶 射平板伝熱面に対してその平均熱伝達係数a。(a,we,.) は次に示す式(5) αo(a、we,.)=76.0591/5……(5) 28 空 気 28 1 H20 106以上 12677 (10900) 0.65

(9)

2 25 4 5 6 8 1 0 20 X 【 C 、

I ’

×字ユ0061.79(KCaエ/mzh)e=28.03(・C O 字 9 0 4 5 . 2 2 ” e = 2 8 . 0 0 , △ 字 8 4 3 5 . 9 6 0 C O = 2 8 . 0 0 0 0 口 字 7 2 2 6 . ユ 5 ’ , O = 2 8 . 0 0 側 ① 字 6 2 1 8 . 8 8 , ’ e = 2 7 . 9 8 ‘ , 十 字 5 0 1 4 . 2 3 , , e = 2 7 . 9 5 側 ▽q=3811.52,,0=28.00側 ◇ 字 2 9 1 5 . 4 0 m e = 2 8 . 0 0 園 eqユユ963.38”0=28.00,・ ▲q=ユ363.96。,0=28.00” 日 〔 F 1 0 0 3 . 6 2 ” e = 2 7 . 9 7 侭 、 手 5 2 2 . 1 9 伽 0 = 2 8 . 0 0 0 0 30 ー 820 ー

0865421

1 岳“10国①司・ご・3“ 1

玉利・蔵迫・加治屋・佐藤:粗平板伝熱面から液体への気泡の液体かくはん時の

熱伝達促進に関する研究(第1報) 国○コZ叩、 0000 図6溶射伝熱面の壁温変化 0 . 5 , . 7 1 2 3 4 5 6 8 1 0 2 0 3 0 5 0 7 0 上 0 0 z u u J u u 。 u u Xq=ユ0183.20(KCal/mzh)0=28.03(oC Oq=8999.04000=28.0000 △q=7874.50“。=27.98’‘ ロ守垂6931.60園0=27.9000 ①守電6094.80伽e=27.90G’ +守冨4961.60“O=28.00,, ▽手3869.70,,0=27.98,, ◇CF2972.80“e=27.98‘ e字2011.500,0=28.00, △字1436.500,0=28.00‘ 日q=953.74,,0=28.00O Gq=722.40000=27.97I Dq=495.30,,0=28.00’ ー 〔‐)20 . ー 08654 1 こりI・邑雪や羽︲︽ご型 2 1 4 5 6 8 1 0 2 0 XICml 図7焼結伝熱面の壁温変化 2 1 0 * crH・【,瞳シ(0.8+pr

0865 、▲ xlO 一 図8NuoHと(GrH*・Pr)・Pr/(0.8+Pr)の関係 0 台

}

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▽Hcmo.H70,R=50,m,H=200mm,tb=2月。C

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pH。”.1170,B=50m、,H壁l00mmotb=28°C 2 2 /(0.8+Pr)l /〈0.8+Pr)】 蛤跨 − ザ二二一=毒容 笹『毛= > 。 三 m

堂身 =壷 く目︲

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(10)

結果,平均ヌセルト数ノV"。〃は平滑平板伝熱面Msmo・ に比較して式(2)により一層よい一致を示す事が明 示された.この事はさきの図9からも首肯できる.以 上の事から自由対流熱伝達におよぼす表面粗さの影響

は極めて小さい事が判明31),32)した.また今の場合,

境界層が層流であるか,乱流であるかを確かめるため に藤井らによる,水に対する限界条件:

G

P

,

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0

.

2

2

×

1

0

1

3

,

8

5

ならびに藤井の限界グラスホフ数G…,iに関する実 験式36) G『霧.c『,=2.1×109Pr-3/5 によって検討した.両粗平板伝熱面からの自由対流熱 伝達に対して検討の結果P,、数が, 3.77≦Pr≦5.55 でこの時,限界グラスホフ数G'0.cri.は 7.51×108≦Gro・cri≦9.47×108 で あ っ た . こ の 時 レ イ リ 数 臓 は 5.72×1010≦Rオ,o≦1.60×1012

で充分層流の範囲内付録4,付録5にあった.なお液中に

空気を吹き込み液体かくはんを行なった場合に対して の層流条件について次に述べる.今回の二種類の粗平 板伝熱面から液体への空気吹込時における全実験デー タに対して検討の結果,プラントル数P『は 4.22≦Pr≦5.73 にあり,この時,限界グラスホフ数は 7.37×108≦GrHc,』.≦8.85×108 であった.この時レイリ数Rifは 7.05×101・≦臓三1.21×101Z 鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 2 4 号 ( 1 9 8 2 ) 26 1 1 6 . 3 2 3 2 . 6 5 8 エ . 5 1 1 6 3 2 3 2 6 5 8 1 5 ユ ユ 6 3 0 2 930 697

86543

。◎二NEへ﹃応○淫 湾NEへ夢 465 。

232 102 W/m2 6 1 0 ‐ 2 3 . 4 6 8 ユ 0 3 2 3 4 6 8 ユ o l O qKcal/m2h 図9自由対流熱伝達における平均熱伝達係数と熱流束との関係 2

表3.自由対流熱伝達におけるα・()とqの関係

48

+3.5% − +3.7% o()=76.12q5

磯一伽亙州

単一平板伝熱面 と の 比 較 α0()とqの関係式 o()=73.40q, 0()=76.O5q5 ● で与えられる.また焼結平板伝熱面からの平均熱伝達 係数a。(sin‘.)は次式(6)

αo(sint.)=76.1291/5……(6)

で得られる.これらの実験結果を表3に示す.表3か らこの程度の伝熱面液体側表面粗さの相違に基ずく自 由対流熱伝達におよぼす影響は極めて小さい事が判り, きらに平滑平板伝熱面Msm。.からの平均自由対流熱伝

達係数と比較して,比較的低熱流束領域:267≦に

5815W/m2において粗平板伝熱面からの平均自由 対流熱伝達係数αo()は3∼4%増の傾向が得られ た.本粗伝熱面,M‘.w。,.&MbInt・の丘。と9との精

度を表付録3に示す.しかるにMsmo・平滑平板伝熱面

から液体への(H20&C2HsOH)自由対流熱伝達は その無次元整理の結果式(2)の比例定数0.74は実 験の結果0.72∼0.74の範囲でまたSparrowらの相似

解37)にほぼ一致成立するから,Ⅳ卿。Hは最大2.7%の

範囲において収まる事が判かる.すなわち液体温度 r6=28℃一定条件の下で厳密に分析してみると,粗 平板伝熱面からの自由対流熱伝達の結果は,二つの粗 平板伝熱面:Mn.w・,.,Mbin‘・は共にその無次元整理の ● ● ● pMsf刀t、H=200mm 0Mα・UeZ.H=2001m、 〃〃 B=50mm,tb=28.C B=50mm,tb=28°C ●Msmo. H=200mm。B=50mm”tb=27.93°C−28.31°C P、 盃の[犀口似 凶FD=ロシ8 = 一 エ ー 一 百 ’ .−て う戸 一 罰r

、 F 1 一Iq5 &テペロ

(11)

23.2 27

であり,層流条件付録6,付録7を充分満たしている事が

明らかとなった. 注):なお本実験を行なうに当り両粗平板伝熱面を 持つ加熱器の熱損失算定のための実験に際して,伝熱 面表面が粗表面である関係から伝熱面表面の空孔部分 を配慮してこの部分に充填材を流し込む方式をとった. 充填材料は検討の結果,流動パラフィン(LiquidPar‐ a缶、)付録8使用して外部流体(HzO)と粗表面部分と の縁を断ち切るよう配慮して熱損失の測定を行なっ た. 時の平均熱伝達係数α=as、。.と熱流束9との関係を さきの研究'8),19),20)の結果,α/ao−9の関係から吹込 空気量が次のZh・Qo=1.87Ncm3/s,Zh。Q・=20.57 Ncm3/sの場合について図10-(a),図10−(b)に例示 する.図から反Sm。・は空気吹込距離5,吹込空気量 Z‘・Qoのいかんにかかわらず9と共に増加する傾向 を示し,次の関係 αSm。、OC9O・O75 が得られそのSlopeの指数〃は0.075であった.し かしながら,溶射伝熱面および焼結伝熱面を用いた粗 平板伝熱面から液体への熱伝達の結果をαa,we,.と 9の関係において図10-1に,何sin‘.とりの関係を 図10−2に例示した.今の場合各伝熱面Mh、we1., Msin‘.に対して§=2.5,10,30mmに限って例示し たが5=5,20mmともに同様の結果が得られた.粗平 3.2空気吹込時の粗平板伝熱面からの平均熱伝達 係数α()と熱流束qとの関係 平滑平板伝熱面Msmo・から液体への空気吹き込み I 、︾︽Uヂb直︾△⑨皇﹄ 1△ ︾言や②a。 。、兵、巳へ﹃nU露 エユ.6 羊又● ︻翼︼ まいE︾﹄多5 065432 l x U●兵ごE、﹃何U望

2瞳ぬら ’ 23.

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263

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(12)

(a) qKcal/m2h 図10-3(a)αa、we,.と9との関係 28 号(1982) 1 板伝熱面の平均熱伝達係数αa、we,.,面sin‘・は吹込空気 量Z・Qoが易・Qo<9.44Ncm3/sの範囲では6≦ 30mmの場合,9の増加と共に指数関数的に単調に 減 少 す る 傾 向 , す な わ ち 次 式 例()OC9−0.063 の結果が得られた.一方空気吹込位置§がど≧40mm のごとく比較的大きい場合の征()と9との関係を図 10-3,図10−4の(a)・(b)に示す.図において吹込

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鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 2 4 ぼ102 幕風lo2 E 、 郡 2コ、26 − ︽UO︽U−,9︾4﹃﹄﹃冬 2○L u●兵肉日、﹃屯U望。“旨い旬。 u、6コ 5.815 2..26 1.163 ユ . zlO08Pb屋ゴ41︾2 1今。上 貢。●星両日へ︻qU淫・再也。。句。

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(b) 図10−4(b)反sin‘.と9 qKca1/、己h との関係 ■■■ロⅢ

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空気量がZ、go<9.44Ncm3/sで空気吹込位置写 が5≧40mmと大きい範囲では,気泡による液体か く乱の効果はさほど現らわれず,熱流束9の増加と 共に単調に増し,熱流束の大きい所で各伝熱面ともに 平均熱伝達係数α()は飽和する傾向を示した.この 場合,粗面平板伝熱面M()の影響はさほど現らわれ ず,平滑平板伝熱面Mbm。.と同様な傾向 a()oc90.07s を示すことが判った.また同図において Zh・go≧9.44Ncm3/s の範囲で6=40mmでは9の増加と共に平均熱伝達 係数反()の値は減少し,吹込空気流量がさらに Z・go=20.75Ncm3/s と増加しても§=50mmと伝熱面から十分離れた吹込 位置でどの小さい2.5≦6<40mmと同様な傾向を示 すことが判った.このことから吹込空気量が多くなれ ばなるほど伝熱面から空気吹込口ノズル中心までの距 離5の大きい範囲まで気泡の液体かく乱による影響 が 及 ぶ こ と が 判 っ た . す な わ ち § の い か ん に か か わ らず,また吹込空気流量にかかわらず図'0-,,図,0−2 および図10-3,図10−4の(a),(b)から以下の関係 a()oc9-0.063 が成立することが判かつた.このことを半理論的に求 めると次のようになる.ここに自由対流の場合の平均 熱伝達係数を丘。(),空気吹込時の粗平板伝熱面から の平均熱伝達係数をα()とすると

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また3.3節に後述のように,本実験結果から

α

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が 得 ら れ る の で , こ の こ と か ら 2.コZ6

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'・l6i ( & ) q K c a l / m z h 図10−4(a)反sin‘.と9との関係 1 2 4 6 8 1 O u 2 4 6 − g − , . − 両 1 6 ユ 6 コ 2 . 3 2 6 5 . 8 ユ 5 n . 6 3 2 3 . 2 6 5 8 . 垣 U 6 o 3 x ユ 0 2 qKcal/m7h 《b) 図10-3(b)αa.w°,.と9との関係 r ︹U︽U・副U︽回PDEざ△⑨誼︾﹃4 G人︽&Q← 嵐 。、二m︽贋、﹃⑤U望・画○一コ・句⑥

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(13)

玉利・蔵迫・加治屋・佐藤:粗平板伝熱面から液体への気泡の液体かくはん時の 熱伝達促進に関する研究(第1報) 29

:

:

(

7

を得る.したがって反()は熱流束9の増加にとも なって一様に減少する傾向を示すことが明らかになっ た.その勾配は-0.063で溶射伝熱面,焼結伝熱面と もに同様な結果が得られた. 3.3平均熱伝達係数比α()/a。()と熱流束qの関 係 図11にα()/何。()と熱流束9との関係を溶射伝熱 面Mh,we,、焼結伝熱面Mbin‘・の二種類の伝熱面につ いて例示した.α()は気泡による液体かくはん時の粗 平板伝熱面における平均熱伝達係数で,図11は粗平 板伝熱面,Mh.w。,.とMsin6・を使用して伝熱面前方 の 空 気 吹 込 位 置 § を 変 化 し た 場 合 の 熱 伝 達 係 数 比 α()/面。()を吹込空気量Z,。@・をパラメーターとし て,熱流束9との関係で例示したものである.図中 に平滑平板伝熱面Msm。、の値を破線で並記したが粗 平板伝熱面M()との比較において反()/征。()の傾向 は熱流束9と共に減少し,ある熱流束以上で飽和す るのは平滑平板伝熱面,粗平板伝熱面共に同様である が,その減少の傾向は平滑平板伝熱面の場合と異なる. (1)空気吹込位置6が比較的大きい50≦6≦70 mmの場合を図11の(a),(b),(c),(f)に例示する. 図11(a)にMsint.とMh.w。,.の空気吹込位置5= 70mmの場合を,また図11(b)に5=60mmの結果 を例示した.図11(c)および(f)にさ=50mmの位 置で空気を吹き込んだ場合のM孔.we1.およびMSI、‘・ の各伝熱面における実験結果を例示した.図11(d), (g)は空気吹込位置6が,5=30mmと比較的に小さ くなった場合のMh・we,.と肌in6.の両粗平板伝熱面 における実験結果の例示であり,図11(e),(h)はさ らに§が,ど=10mmと粗平板伝熱面に接近した場合 の実験結果を示した.また図11(i),(j)はちの極く 小さい2.5≦6≦5mmの範囲における実験結果を例示 した.以上の結果から空気吹込位置fが大きい50≦ §≦70mmの範囲をとれば吹込空気量Z‘・goが4.44 ≦Z,。go≦20.75Ncm3/sにおいて,熱流束9のいか ん に か か わ ら ず , 一 方 比 較 的 ど の 小 さ い 範 囲 で あ る 10≦を≦30mmの範囲をとれば,さらにどが5mm, 2.5mmと極めて小さくなった2.5≦ど≦5mmの範囲 においても,熱流束9が9三3489W/m2ならば,こ れらの傾向は変らず,吹込空気量Z"・Qoのいかんに か か わ ら ず 次 式

α()/a。()。c9−'/3.8……(8)

の関係が得られることが判かつた. 平滑平板伝熱面と粗平板伝熱面との結果をその SlOPeの指数〃の面から考察すると,〃Sm。.=−1/8で あったのに対して,本実験での両粗平板伝熱面の場合 に お い て は 〃仏.we,.="Sin‘.=−1/3.8>−1/8 と平滑伝熱面に比較してそのslope〃は大きく単調 に減少する.この傾向はぐが比較的大きい範囲50筆 ≦70mmでも変らない.以上のことは伝熱面表面状 態の粗滑の差異が吹込空気量Z‘・Qo,空気吹込位置6, 熱流束9との組合せによって総合結果として得られ たもので,これは平滑伝熱面の場合に比較して伝熱面 近傍(境界層内粘性層におよぶ)の摩擦応力(勇断応 力)frectionstressorshearingstressの熱伝達にお よぼす大きさの度合の差異による結果と考えられる. 但し実験結果はMn.w。,.,MSint.との比較においては この程度の表面状態の相違では9=1861W/m2を除 いて大きな差異は認められなかった. (2)吹込空気量が0.21≦Zh・Qo≦1.87<4.44 Ncm3/sの範囲をとれば図11において空気吹込位置 どの大きい40≦ど≦70mmの範囲で熱流束9のいかん にかかわらず平滑平板伝熱面の場合のslope, 〃Sm。.=−1/8="a.w・I.="Sint. の 如 く 同 一 傾 向

(

)

/

(

/

の関係が得られた.これは§が伝熱面からを≧80 mmと離れる時,気泡による液体かくはん時の熱伝 達におよぼす影響,上記のfrectionstressorshea‐ ringstressの大きさの度合が粗伝熱面では,9,風・@。, どの組合せにおいて丁度平滑平板伝熱面Msmo、から 液体への熱伝達時の摩擦力(酋断応力)の影響の大き さの度合に相当するものと考えられる. (3)空気吹込位置どが2.5≦6≦40mmの小さい 範囲について述べる.空気吹込位置5が40,30mm と伝熱面に接近すれば図11(d),(9)のごとくZ‘・go =20.75Ncm3/sの場合,そのslopeは大きくなり 〃a、we1.="Slnt.=−1/1.4の傾向を示す.どのこの範囲 では熱流束9と§の減少と共にα()/αo()の値は急 激に増加の傾向を示すことが分かる.さらに‘=20 m m と 伝 熱 面 に 空 気 吹 込 位 置 6 が 接 近 す れ ば 〃a,we,.="sint.=−1/1.02 の如くそのslopeはさらに大きい値を示し,反()/α・() の値も増大する.図11(d),(9),(e),(h),(i),(j)に

(14)

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鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 2 4 号 ( 1 9 8 2 )

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2 0 . 6 l 0 p 2 3 4 6 8 ユ 0 ’ 2 x l O 3 (j)qKca1/m2h 図11反()/a。()と9との関係(j) 征()/征。()oc9” の関係においてそのslopeの指数〃は大きく 0.72≦〃a・wc,.≦〃sin$.≦−1.63 の傾向図11(e),(h),(i),(j)を得た.この範囲におい ては平滑平板伝熱面に比べてある熱流束以下でかなり の大きいtwoが9,Zh。Q0,6の組合せにて得られる ことが判かつた・以上の傾向は溶射伝熱面M1、we,.焼 結伝熱面Msln‘.ともに同傾向であった.

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2 3.4平均熱伝達係数比α/α・と吹込空気量Z"・@・ の 関 係 図12(a),(b),(c),(d)は図11から同一熱流束9 におけるα()/α・()とZ,。goの関係を整理し,代表 的な熱流束9について示したものである.9が比較的 大きい3489W/m2以上であればZ,。Q・≧5.0Ncm3/s の範囲では熱伝達係数比茂/α・は空気吹込位置どの変 化に関係なく,また伝熱面のこの程度の表面粗さの相 違においては関係なく,この例では図12(a),(b), (c),(d)に熱流束9が9=3490∼9300W/m2の範囲 を示したが,9が9=11630W/mzと大きくなっても 同 一 の 法 則 に 従 が う と 考 え て よ い 傾 向 を 得 た . し た がって熱流束9が3489≦9≦11630W/mzの範囲で吹 込空気量がz,。@。≧5.0Ncm3/sをとれば2.5<6<30 m m の 範 囲 で は 玉利・蔵迫・加治屋・佐藤:粗平板伝熱面から液体への気泡の液体かくはん時の 熱伝達促進に関する研究(第1報) 10

0 . 6 ユ 0 o 2 3 4 6 8 ユ O ‘ 2 × l O qKcal/m2h (i) 図11両()/征。()と9との関係(h),(i) 8 1 4 1 . 1 6 3 2 . 3 2 6 5 . 8 1 5 1 1 . 6 3 54

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10 32 20 α()/a。()。C(Z。Q・)0.33 と考えてよい傾向を得た. 3.5気泡吹込位置§の影響について 図13(a),(b),(c),(d)は溶射伝熱面ML・we,.と焼 結伝熱面M息in、の各場合と平滑平板伝熱面Msm。. との比較において熱伝達係数比α/a。と空気吹込位置 6との関係を例示したものである.図13(a)は平均 熱伝達係数比α/虎。と空気吹込位置どの関係を熱流束 9=4650W/mz一定で,吹込空気量をZ・Qo=1,5, 10,20Ncm3/sにそろえてパラメーターとして気泡の かくはん効果をMh、we,.,MSinC.およびMbm。.の各伝 熱面について示したものである.図13(b)は9が 3720W/m2と3100W/m2の場合を例示したものであ り(a)の場合と同様に粗平板伝熱面の場合が平滑平 40 旧害︾胆 NcmU/a Zn・QQ 【a) 10。 Ⅲ n︾8Pb4 勺上 一︾●旧琵固 9.

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一遍に、一応 2 10C O Zn・OOIWcmU/巳 板伝熱面より熱伝達係数比において倍以上良好な結果 が得られている.また図13(c)および(d)におい て,α()/α・()と§の関係を検討する時,熱流束9が 1860W/mzと低熱流束で,吹込空気量Z・goが比較 的多いZ・Qo=20.75Ncm3/sにおいては,空気吹込 位置§が小さい範囲では,6=10mm,5=5mmと伝 熱面に次第に発泡点が接近すると平均熱伝達係数比 "()/面。()は増加傾向を示すことが判明した.すなわ 086 1 ﹃︾虜、︽眉

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100, 0 Zn・QONcma/a C ユザ 0 0 鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 2 4 号 ( 1 9 8 2 ) 。 30 図12反()/a。 50 とⅡ、、 a 111胃一 10 . Z 0 . 4 0 . 6 0 . 8 m 。 Z 4 6 8 ユ O B 2 0 4 0 図13(a)征()/反o と ぐ と の 関 係 08654 1 ︽︾⑨旧遥厄 ・ 4 u o q u . 。 』 u ▽ 2 4 6 8 1 0 P 2 0 Z 8654 ZnoQONcmVB とZ"・Qoとの関係 ● ‐ q J . や u ・ ロ L u . z 4 6 8 ユ 0 0 2 0

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︽葛旧書目 ︵活己書︾。 0 玉利・蔵迫・加治屋・佐藤:粗平板伝熱面から液体への気泡の液体かくはん時の 熱伝達促進に関する研究(第1報) 10 ちこの例では,M↓・we1.において反()/"・()=27.70, Msin‘.においてα()/反o()=27.00といづれも大きな 値を示している.このことはもはや通常考えられる勇 断応力と熱伝達係数のReynoldsAnalogyが成り立 たない領域に現象が移行したことを意味するものと考 えられる。もし,はく離Howseparation37):break away側に現象が移行しているものと考えれば,上述 のα()/a。()は容易に実現可能となろう.すなわち, 境界層に接する主流が圧力差によって加速されたり, 減速されたりするのと同様に伝熱面の表面状態すなわ ち平滑面であるか,或いは粗面であるかの差異によっ てやはり加速されたり,減速されたりするものと考え られる.すなわち境界層内の流れも又伝熱面表面状態 の影響をうけ,前者は平滑平板伝熱面の平滑平板表面 EImn (b) )/a。()と6との関係 図13(b)a 50 〔 m 、 0 30 0 1 0 2 0 14 C 図13(C)α()/α・()と§との 関 係 が整流板の作用側に働らき,境界層内のすべての流体 粒子は流れ方向にsmoothに流動し,伝熱面表面に沿 う境界層内のすべての流れは気泡と共に主流と同方向 に流れる.後者は粗平板伝熱面の粗粒表面のために気 泡吹込時といえども主流は前者のごとくは流れない, 主流は粗粒表面のための多少のbreakingactionに よって多少減速されるものと考えられるが,それ以上 にこの粗粒表面を含む境界層内の流体粒子の速度はよ り減速され,ことに1860W/m2と熱流束が比較的小 さい境界層が薄く,充分でない場合においては粗伝熱 面表面近傍ではついに流体粒子は粗面にかかえ込まれ, i f 4 画.1

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(18)

ユ6 34 5倍程度大きいことが判明した.図13において6が 小さくなるほどZ・Qoが多ければ多いほどα/α・ は各伝熱面:Mh.w・1.M§in‘.共に熱伝達促進の傾向 で次第に大きな値を示すことは平滑伝熱面Msmo、の 場合'8)'',)'20)と同様であるが,表4における平均熱 伝達係数比の比較において,Z"・go=20.75Ncm3/sで s=10mmを除けば。 (α/a。)Sm。.<(反/a。)a,we,.<(α/α、)slnt. の傾向があることが明らかとなった.上記(◎印)の 理由はf=10mmにおいては焼結伝熱面Msin‘・表面 と液体界面の粘性層との親和性が粒度の大きい分だけ, また空孔率が大きい分だけM回.we1.面より上まわるも のと考えられ,(α/a。)a、we,、之(α/α・)sin‘・の様に大小 関係が逆になる.この傾向は9が小さければ小さい ほど明確となる.ここで注目すべきは伝熱面表面の粗 粒子が特別に大きく,かつ散在されぬ限り,すなわち 表面粗さが伝熱面全面に一様分布であれば多少の粗粒 表面状態の相違による熱伝達におよぼす影響はさほど 判然と現われ難い.表面の粗粒度が小さくとも上記 図・表において熱流束が9が9=1860W/m2となる 低熱流束域では気泡の液体かく乱の影響は大きく現わ れることが判かつた.この低熱流束域においては伝熱 面表面がわずかながら粗でありさえすれば熱伝達にお よぼす気泡かく乱の効果は破格的に増大することが上 記理由により首肯できる.また図14(a),(b),(c), (d)に総吹込空気量が一定の場合のα()/面。()とどの 変化を熱流束9が3490,3720,6500,9300W/m2の各 場合について例示した.図においてα()/a。()はSの 変化と共に指数関数的に変化することが判かつた.本 実験では熱流束9がある大きさ以上,すなわちq之 3489W/m2では総吹込空気量Z・Qoが一定ならば図 14から吹込空気量が5≦Z・@。<30の範囲において α()/a。()OCe-QO17s また1≦Zh・go<5Ncm3/sの範囲では 反()/a。()OCe-0.028s と 考 え て よ い 傾 向 が 得 ら れた.以上の結果により本実験において9≧3489 W/m25≧10mmの範囲をとれば,総吹込空気量 易・goが5≦Z・go<30の一定範囲において 反()/αo()oc9・・263.(Z・Qo)o・33.exp(-0.946/§。) ……(9) 1≦Z・Qo<5Ncm3/sの範囲において α()/αo()。c90.263.(Z,.@。)0.33.exp(-1.186/6b) ……(10) 28 26 24 一 一 1322 芦 − 1. 20 l8 鹿 児 島 大 学 工 学 部 研 究 報 告 第 2 4 号 ( 1 9 8 2 ) 10 14 12 図13(d) 流れが停止するか,流れ方向が逆向きに変えられてし まう.かくして粗平板伝熱面と主流との間に減速され た流体が蓄積された状態で,主流(今の場合において は気ほう流)が伝熱面にごく接近する§=10mm,5 m m に お い て は 主 流 と 壁 面 近 傍 の 間 で 逆 流 が 急 速 に 広 がってゆく,反面主流は同時に伝熱面表面からbreak awayし伝熱面の反対方向に押しのけられていくもの と考えられる,以上の考察により上述の現象は充分首 肯できる.また上記同熱流束,空気吹込位置の時,空 気吹込を行なった場合の平滑平板伝熱面との比較を行 なってみると,表4においてM血.we,.で平均熱伝達 係数比は反()so/αso=4.79,またMsin‘、において α()so/αso=4.77倍と平滑平板伝熱面Mbmo・より約

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