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〈医学教育シリーズ〉医学部教育における良い講義の条件とは:改善に向けた提言

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Academic year: 2021

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(1)近畿大医誌(M ed J Kinki Univ)第35巻1号. 41∼45 2010. 41. 医学部教育における良い講義の条件とは: 改善に向けた提言 竹 山 宜 典 近畿大学医学部外科学教室(肝胆膵部門). は,実習などのほうが教育効率は高いと. はじめに. えられる.. 米国の教育心理学者である Robert M.Gagne は,. 講義は,過去の医学部において教育の主たる形態. 第二次世界大戦におけるパイロット教育の教訓から. であり続けてきたが,学生の出席率の低下や教授陣. 学習の至適条件としての9つの条件を抽出している. の講義に対する意識の低下などから,医学部教育の. (表1).表1では,最後の条件を2つに. 割したた. 諸悪の根源として批判され,その対策として学習者. め,10項目になっているが,この条件はそのまま医. 主体の教育形態である PBL-tutorial などの導入が. 学教育における学習の条件としても適応可能であ. 積極的に行われてきた.しかし,教育システムに最. る.ここで述べられていることはシラバスの提示や,. 良の形態は存在せず,時代の変化により学生の意識. 週末テストなどの実施などによるフィードバックな. や特性も変化するため,教育システムには不断の改. ど,すでに応用されている項目が多い.特に注目す. 良が不可欠である.その意味で,医学部における伝. べきは,「以前の学習を想起させる」ことの重要性で. 統的教育形態である講義を見直し, その欠点を補い,. ある.学習者にこれまで学んだことと今から学ぼう. 少しでも効率的な講義方法を模索する努力も重要と. としていることとの関連を提示し,学習内容への回. 思われる.本稿では医学教育関連セミナーや関連文. 路を意識の中にまず作成することが重要である.. 献などで得た情報に,著者の私見を加えて,現時点. Ⅱ. 講義とは. で. 講義(lecture)は,大学などの高等教育機関での 教育の形態の1つであり,高等学 までの学 にお. えられる良い講義の条件と,その改善点に関し. て述べてみたい.. ける授業に対比して用いられる概念である.一般的. Ⅰ. 教育の目的と至適条件 まず原点に返って,教育の目的を. えてみる.学. には授業は,教師と生徒の共同での学習活動であり,. 習活動を通じて学習者が習得するものは① Knowl-. そこでは質疑応答や討議,グループワーク,自習な. ,② Attitude(態度・習慣・価値観), edge(知識) ③ Skill(技能)の3つである.①では,講義者は情. ど,様々な形態が適宜用いられる.一方,英語の lec-. 報を与え学習者はそれを理解する.②では,講義者. 「読む」の意であり,講義では教師が ture の原義は, 講義ノートを読み上げるという形で行われることが. は共通の価値観を伝え納得させ学習者はそれに同意. 多かった.ただし,学生は居眠りをする事が多々あ. し確信する.③では,講義者は学習者の行動を変容. るため,lecture は動詞として用いられる時は, 「講義 する」の他に,「説教する,小言をいう」という意味. させ,技能を獲得させる.医学教育において,講義 はこの3つのうちの①知識の伝授に最も適してお り,プロフェッショナリズムの伝承など②価値観の 伝授も可能な教育形態といえる.③の技能所習得で. 表. 学習の至適条件(Robert M . Gagne). 1. 注意を喚起する 2. 目標を知らせる 3. 以前の学習を想起させる 4. 内容を示す 5. 学習のガイダンスを行う. 6. 実地を行う 7. フィードバックする 8. 出来具合を評価する 9. 学習効果を保持する 10. 他への応用を促す. 表. 学習法別の記憶残存率 学習法. 講義 読み物 AV 教材 実演で示す グループ・ディスカッション 実践的経験 誰かに教える. 記憶残存率 5% 10% 20% 30% 50% 75% 80%.

(2) 42. 竹. もある.さらに,学習者の記憶にどの程度残るかを 学習方法別に検証したデータでは,学習効率の点か らは講義は最も効率が悪い(表2) . このように言えば,講義の悪い面が強調されてし まうが,講義にも多くの利点がある (表3) .同時に. 山. 宜. 典. 3) 学習者の空気を読む そして,学習者の意欲を知ることが最も重要であ る.意欲が十. であれば学習効果を上げることは容. 易で,導入部. をある程度省略できる.その学年の. 囲気や意欲を把握しておくことも重要であるが,. 多くの学習者に同じ内容を伝えることができる効率. 講義開始時間の最低でも「5. 性が講義の最大の強みであり,同一講師による. を終え,講義室で学習者の状態を観察することが有. 一. 前」には講義の準備. 性と講師の個性が発揮できる点も見逃せない.さら. 用である.意欲が不十. に,講師の裁量で内容を制御して学習者に動機付け. の最初で意欲を喚起するなどの工夫を行う.. であると判断したら,講義. を行える点も重要である.良い講義プランの作成に. Ⅳ. 講義の導入部(Introduction)の重要性. ためには,このような講義の利点を最大限に生かす. 1) 目標と概要の提示 講義をわかりやすく明快にするためには,講義の. ことが重要である. しておく(表3) .学習者のレベルやニーズを無視し. 構成(outline)を明確にし,講義の導入部で目標と 概要を学習者に示すことが有効である.講義の成否. た的外れな内容や,雑談から本題になかなか戻れな. はまず導入部でのスタイルによって決まる.いわゆ. い講師もしばしば見られる.また,学習者の問題点. る「ツカミ」である.この講義は何であるか,何を. として,ノートを取る能力の低下なども意識する必. 期待すべきかを示し,その結果何を得てほしいかを. 要がある.. 明確に示す必要がある.表4にその具体例を示す.. 一方で,講義において陥りがちな落とし. も列挙. このような点を意識しつつ,実際にはどのように 講義を計画し実施すればよいだろうか.実際の流れ に. って. えてみよう.. 表 □. Ⅲ. 講義を準備する(計画:Planning) 1) 学習者を知る 講義を準備するに当たって,まずあなたの聴衆を. □. 知ることが重要である.学年は何年生か,これまで にどのような講義を受けどのような基礎知識を持っ ているのかを把握しておく必要がある.人間の記憶 は,まったく新しいことを入力することには大きな. 目標の具体例 ゴール ■ この講義の目指しているのは能動的学習法 を紹介することです 目当て ■ この講義の最後には,参加者が次のことが できるようになります □ 参加者がそれぞれの領域で能動的学習 法に基づいた講義をする □ 同僚の講義に対して 設的批評をする. エネルギーを要するが,すでに獲得した知識と関連 付けることで記憶の回路に結合しやすくなる.この ことは,前述した Gagne の条件における以前の学習 を想起させることの重要性でも示されている.自 の担当部. のみではなく,学年全体や学部全体の教. 育カリキュラムを俯瞰することが必要である. 2) 講義の条件を特定する 講義がどのような条件で行われるのかも意識する 必要がある.通常の定期講義か,補習か,国家試験 対策かなど,ニーズに応じて内容を変. することが. 求められる. 表. 表. 講義スタイルの提案. ○明快に話す ○ペースと抑揚に変化をつける ■どこが大事かを伝える ○たびたび間を開ける ■あなたにも学生にも“間”が必要です. □一息ついて学生を見渡す □学生に える時間を与える ○ “えー” “あー” “ですね”を少なくする ○一カ所にいない→動き回る ○アイコンタクトを多く. 講義の長所と陥りがちな落とし 講義の長所 □ 効率的 □ 内容の制御が容易 □ 未刊行物も利用可能 □ 難しい内容も説明できる □ 柔軟性がある □ 講師の個性が発揮しやすい □ 動機付けと激励. 講義の陥りがちな落とし □ 的外れな内容 □ 本題からそれる講師(不要な雑談) □ 受け身の学生の存在 □ ノートをとれない学生の存在 □ 不適切な AV 教材の 用.

(3) 医学部教育における良い講義の条件とは:改善に向けた提言. 43. に理解させることに全力を投入する.そして,内容. 2) スタイル 学習者をひきつけ,頷きなどの一定の反応を引き. を. ったことで生じた余裕を講義の「過程」の充実. 出すことは,学習効率を高めることが報告されてお. に振り向ける.その方策について,以下に述べる.. り,学習者の注目を引き興味を覚醒することも重要. 3) 講義ペースの変換. である.講義者は布教演説における説教師やアジテ. 講義を開始して約10 から15 で学習効率は低下. ーターである必要はないが,聴衆を参加させるため. する.そこで,休憩や異なった活動を取り入れると,. に,声のトーンや抑揚,高さ,話の速度にも留意す. 学習者の頭脳はリフレッシュされ,学習効率が回復. べきである.講義には,読み上げスタイル,会話ス. する(図1).したがって10∼15 おきに講義を中断. タイル,雄弁スタイルの3つのスタイルがあり,そ. して,学生に. れぞれに一長一短がある.現時点で著者が良いと. 人で話し合わせるなどの異なった活動を2∼3. えているスタイルを表5に示す. 「なくて七癖」とい. 行うべきである.60 の講義であれば,2,3回の. うが,しゃべり方にはどんな人でも一定の癖がある.. change of pace を挿入すべきで,その余裕は上述し た講義の内容を り込むことで生まれるはずであ. 「えー」「まあ」 「ですね」や「のほうで」など時々な. えさせる問いかけをすることや,2. らいいが,あまりに多いとそれが気になって内容に. る.. 集中できないことにもなりかねない.同僚評価も有. 4) 能動的学習への工夫 本来,講義は学習者にとって受動的な活動である.. 用ではあるが,率直な意見を得るのは困難なことも ある.自. の講義を録音し,自身でチェックするこ. 間. 十. な動機付けがなされている学習者であっても,. とも有効である.. 長時間の受動的学習は集中力の低下をきたす.まし. Ⅳ. 講義の主要部(Body)の作成. てや一般学生においてはなおさらである.そこで,. 1) 講義の焦点をどこに当てるか. 受動的な講義に少しでも能動的学習の要素を組み込. 断片的な知識は記憶保持が困難であることから,. む工夫が効果的である.その1例として症例基盤学習. すべての知識を関連付けて示すことが学習効率を高 めるために重要である.したがって,講義の焦点は,. (case-based learning)がある.たとえば,そこまで に画像診断を講義しておき,実際の画像を提示して. 個々の事実や知識ではなく,それらの集積の結果と. 学生に2人一組になって診断に関してディスカッシ. しての概念を述べ,複数の概念がどのような相互関. ョンさせ,その結果を数人に発表させることなどで. 係にあるかに焦点を. るべきである.たとえば,診. ある.このとき,アンサーパッドを用いた電子投票. 断基準を提示するときは,その診断基準の必要性や. システムなどが活用できれば,さらに学習効率が上. 背景にある病態との関係から解説し,その結果が治. がるであろう.症例基盤学習の例を表6に提示する. 療選択にどのように結びつくのかを述べることなど である.その意味から,講義で重点は きである.各論は. 論に置くべ. 論が理解できれば自己学習が可. 能である. 2) 講義の密度を上げる 講義は,内容(content)とそれをどのように提示 するかという過程(process)から構成される.講義 を準備しているとどの項目も重要に感じられ,満艦 飾の内容になりがちである.しかし,それでは学習 者は消化不良を起こし,学習効果は上がらない.情 報は「量よりも質」が重要であり,内容を吟味して 必要最小限に. 図. ることで講義の密度を上げるべきで. ある.一応はすべてしゃべったが結局学習者は何も 記憶していないという最低の結果は,後の臨床配属 での「教えたことを学生は少しも理解していない」 という惨めな結果に直結する. 一般的目安として,最初に用意した内容を半. 程. 度に削ることが奨められる.この大胆な取捨選択が 講義の密度を上げる.身を削る思いで講義内容を削 り,贅肉を削ぎ落としたあとのエッセンスを学習者. 表 □. 休憩による学習効率の回復(Bleigh,2000よ り) 能動的学習:症例基盤学習. 学生に症例を 析させる ■ 今教えた情報を応用する □ 学生が統計や 類を応用する ■ この症例の予後はどんな感じですか? ■ この症例はどこに当てはまりますか? □ 学生が比較や対照を行う ■ どちらの症例が重症でしょうか?.

(4) 44. 竹. ので,参. 山. 宜. 典. す.. にされたい.. Ⅴ. 結論部. 5) 講義を明瞭にするために 講義の主要部では, 区切りごとにまとめを入れて,. (conclusion)の意義 1) 記憶の強化と長期記憶. これから違う内容に移行することを明示する必要が. 講義の目的の最低ラインである知識の伝達には,. ある.すなわち,全体の構成の中で,今どこにいる. 知識の記憶が必須条件となるが,講義で提示された. のかを明確にするのである.具体的には, 「それでは. 事実をそのままに記憶する表面的記憶(いわゆる丸. 次は」「ところで」などの区切りを示す言葉を. 暗記)では,知識の長期にわたる保持や応用が難し. い,. 「なぜならば」 「だから」などの言葉で因果関係を明. い.一方,すでに保持している知識と,今回の講義. 確にすることも有効である.また,講義の区切りで. で提示された事実や概念を関連付け,それらを概念. は,重要なポイントをまとめ,それを重要度に応じ. 群として把握し身につける深い学習が,長期の記憶. て何度も繰り返すとよい.. や応用には重要である.そして,これらの知識の関. 6) 配布資料の工夫. 連付けを講義後直ちに復習すること,すなわち記憶. パワーポイントを配布資料として印刷し,そのま. の補強(reinforcement)がさらに重要である.そし. ま配布している講師を見かけるが,これは原則的に. て,そのきっかけとなる講義の最終部. は行うべきではない.パワーポイントはあくまでも. 重要である.. プレゼンテーション用に用意し,配布資料は別に作. 2) 結論部. はきわめて. の重要性. 講義の最初と最後に学んだ事実や概念が最も記憶. 成すべきである. 講義の配布資料は,講師自らが準備すべきで,そ. に留まることはよく知られた事実であり,このこと. の中には,講義内容の背景となる情報も含めること. からも講義の結論部. ができる.正確なノートを取る学生は,講義を聞く. のためにはまず,結論部. だけで教科書から学ぶ学生より,試験では高い点を. が必要で,60 の講義なら導入部. 取るといわれる.しかし,すべての学習者が講義ノ ートをうまく取れれば良いが,必ずしもそうではな. が40 で,結論部. の重要性は明らかである.そ に十. な時間をとること に10 ,主要部. には10 程度を当てることが. 妥当であろう. そして,この講義では何を述べたか(帰着点),ど. い. 一方,学習者は完全な講義の記録を望むが,部. こが最も重要であるかを繰り返し,さらに今後の展. 的な記録を配布したときのほうがよく学ぶといわれ. 開との関連についても触れるとよい.. る.このような観点から,講義を聴いて学習者が空. 3) 試験の有効活用. を持つ. 記憶の強化には,形成的評価としての試験が有効. ガイド付ノートが有用である.その利点として,重. であるが,試験は直後に行うのが最も有効であると. 要な部. 白を埋めるワークブックタイプの,空白部. を逃さないこと,半強制的に学習者を参加. されている . (図2)しかし,時間の制約などがあり. させ得ること,完成すると正確な記録となりノート. 講義直後の試験施行は困難であることが多い.重要. をとる能力による個人差を最小化できることが挙げ. なポイントを問題にして,宿題の形で配布し,翌日. られる.このようなガイド付ノートの例を表7に示. に解答と解説を配布するなどの現実に即して応用す ることで,記憶の強化を図るなど,それぞれの状況. 表. ガイド付ノートの例. 配布資料の工夫:ガイド付ノート パワーポイントの配布資料では不十 教育者が準備した配布資料 背景の情報 ヒントと学習者が埋める空白スペース( に参加させる) 重要な事実,概念,概念と事実の関係 ガイド付ノートの利点 教育者が準備する:意図が反映しやすい 重要な部 を逃さない:少ないほど重要な 部 が強調される 学習者を参加させる(半強制的) 完成すると正確な記録になる: を最小化できる が改善する. にあわせた工夫が必要となる.. 図. 講義後試験時期と記憶保持 (文献1より改変).

(5) 医学部教育における良い講義の条件とは:改善に向けた提言. 表 □ □ □ □ □ □ □ □. パワーポイント. 用上の注意. スライドではなく学生に向かって話そう 雑誌の表をそのままコピーして見せるのはやめ よう 文字はできるだけ大きく 言葉はできるだけ少なく 1つのスライドは8行まで 色彩をセンスよく おう(強調点など) クリップアート,臨床の写真,グラフ,表を おう 興味を引くためのアニメーションは節度をもっ て おう. すべての学生が. 45. 等に触れることのできる重要な機. 会である.また,その熱意や情熱にじかに触れて, プロフェッショナリズムを感じることのできる重要 な場面でもある. その目的の達成には,最低限のルールを遵守する ことが必要で,講師・学生ともに時間までに講義室 に入ること,携帯電話の電源は切ること,学生は私 語を慎むことなどがこれに相当するであろう.また, 講師は,臨床経験を語るにあたり,自慢話に堕して はならない.このような態度は学生から軽蔑される ことはあっても決して尊敬されることはないことを 銘記すべきである.さらに,自科の存在意義を強調 するあまり,他科を軽んずることなどはもってのほ. Ⅵ. 講義の成功の秘訣 講義は,医学部の教員にとっての自己表現の場で. かであり,それは自科のみならず学部全体の価値を. あり,自己の裁量で学習者を自由にコントロールで. 貶めるに他ならない.講義では,知識の伝達ととも. きる反面,その結果にはおのずと責任が伴う.した. に,医師としての品格を学生に伝えることも重要な. がって,一定の時間と努力を傾注する必要があり,. 任務であり,講義での発言に注意し,服装を整える. 学会で. ことも最低のエチケットである.. 用したスライドをそのまま流用したり,ス. キャナで取り込んだ図を工夫もなく貼り付けたりす. 最近,学生からのフィードバック目的で,学生か. ることは,教育権利の放棄に他ならない.特に最近,. ら講義のアンケートを取得している.これ自体は悪. パワーポイントの. いことではないが,講義を聴いてすぐにその価値が. 用に関して,さまざまな苦言が. 呈されており,それを踏まえてパワーポイントの. 評価できるような,浅薄な講義なら大学講義の価値. 用に関して注意点を表8にまとめた.. はない.教育の真価は,学習者がどのように変化し. そして最も大切なことは,時間を厳守することで. たかで問われるべきものであり,その変化は何年後,. 長は学習者の意欲を削ぐ. いや何十年後かもしれない.一度,卒業生から最も. 大きな要因である.さらに,次の講師への影響も甚. 役に立った講義のアンケートをとってみてはどう. 大であり,時間通りに始めて時間通りに終わるのが. か,などと. プロフェッショナルとしての最低条件である.その. 育としての医学教育を両立させる講義は決して不可. ためには,前もってタイムテーブルを作成しておき,. 能ではない.それは講師の熱意と工夫に懸かってい. 講義の途中で進行具合と学生の反応をチェックする. る.. ある.遅刻や予定時間の. 余裕が必要である.. えている.医師国家試験対策と生涯教. 文. おわりに 講義は,それぞれの. 野のプロフェッショナルに. 献. 1. Gelula MH (1997) Effective lecture presentation skills. Surg Neurol 47: 201-204.

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参照

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