英語科学習指導案 1 単元名 Let’s Talk about Japanese Things ( Program6)
Sunshine English Course 3 2 指導観 ○ 2020 年に東京オリンピックを控え,日本を訪れる外国人旅行者の人数は,年々増加傾向にあり, 今後も,日本中のいたるところに多くの海外旅行者の来日が見込まれる中で,子どもたちが海外の 方々とコミュニケーションをとる場面はこれまで以上に多くなると考えられる。また,日本の観光 名所の1つである,奈良,京都には多くの世界遺産があり,日本でも有数の観光名所であることか ら,毎年 5,000 万人以上の海外旅行者が訪れている。子どもたちが自国の文化を理解し,その良さ や魅力を海外に発信していくことは,海外の方々との相互理解,自国の文化の理解を図る上では, 大変意義深い内容であると考えた。 そこで本単元では,「日本にある世界遺産を紹介しよう」という活動を設定し,日本にある世界遺 産を紹介する英文を書き,自分の伝えたい内容についてALT に紹介しながら,相互理解を図ること ができるようにすることをねらいとする。言語材料として,現在分詞の後置修飾と過去分詞の後置 修飾を学習する。この用法を学習することにより,日本文化についての英文を読んだり,聞いたり してその内容を理解したり,日本文化のよさとともにまとまりのある英文で表現できるようになる。 自分の紹介したい日本文化について,まずは身近にいるALT に伝えることで,相互理解や自国文化 の理解を深めることにつながるため,価値のある題材であると考えた。 ○ 事前のアンケートによると,「ALT や友だちと英語で話すことは好きですか」という質問に 26 名 (32 名中 以下同)が「好き,どちらかと言えば好き」と答えており,コミュニケーション活動に 意欲的である生徒が多いことが分かった。次に,「ALT や友だちと英語で話すとき,自分の伝えたい ことを伝えることができますか」という質問には,「できる,どちらかと言えばできる」と答えた生 徒が17 名で,自信をもって自分の伝えたいことを表現できている生徒が少ないことが分かった。そ の理由として,「自分の英語に自信がない,自分の伝えたいことをどのように相手に伝えていいか分 からない」ということが挙げられた。また,「英語の4技能の中でどの活動が得意ですか」という質 問に,「読む活動」が得意と答えた生徒は 11 名と一番多く,反対に「書く活動」が苦手だと答えた 生徒は 17 名と一番多かった。次に,「外国の方に日本の世界遺産を紹介してみたいと思いますか」 という質問に「そう思う」と答えた生徒は26 名で,紹介してみたい内容として,富士山,京都の建 物,和食などを挙げた。また,「海外にある世界遺産に興味がありますか」という質問には,23 名の 生徒が「興味がある」と回答した。さらに,「日本文化の魅力は何だと思いますか。」という質問に は,「美しい,技術が高い,礼儀がある,古くから受け継がれているものが多い」と答えていた。 以上のことから,本学級の生徒は,日本文化を紹介することに意欲をもっており,ALT や友だち に自分の思いを伝える活動に意欲的であることが分かった。 ○ 本活動の指導に当たっては,現在分詞,過去分詞の後置修飾の新しい表現を理解しながら,自分 の伝えたいことを書くことで整理し,自信をもって相手に伝え,ALT や友だちと相互理解を図りな がら達成感を得られるようにする必要がある。そのために,以下のような手だてをとる。 ・単元の導入では,プログラムのゴールを意識できるように日本にある世界遺産を紹介する英文を 提示する。また,教科書の本文の内容に関して英語でQ&A を行い,単元の中で学習することに興 味をもてるようにする。
・新出の言語材料を理解することができるように,Basic Dialog, Listening, Speaking を通して意味 や用法を理解したあとに,ペアで対話活動を行う。Let’s Try では,さらに場面に応じた対話がで きるようにペアでの対話やクイズ作りを行う。 ・教科書本文の内容を通して,日本文化に対する理解を深めることができるように,内容を確認し た後は,英語でのQ&A や本文の内容理解を図るため T/F Question を行う。 ・日本にある世界遺産を紹介する英文を書くことができるように,教科書のモデルやALT のモデル から,自分の紹介したい世界遺産の内容を考える場を設定する。 ・ALT や友だちと相互理解を図ることができるように,英文を紹介する場を設定する。 ・達成感をもつことができるように,紹介した内容についてALT や生徒同士で評価する場を設定す る。
3 目標 ・日本にある世界遺産を紹介する活動に興味をもち,自分の伝えたいことを聞き手に分かるように積 極的に伝えようとすることができる。 ・現在分詞の後置修飾,過去分詞の後置修飾を使って,日本にある世界遺産についてまとまりのある 英文を書き,相手に伝えることができる。 ・現在分詞の後置修飾,過去分詞の後置修飾の用法が含まれている英文を読んだり,友だちが紹介す る英文を聞いたりして,相手の伝えたい内容を正しく理解することができる。 ・現在分詞の後置修飾,過去分詞の後置修飾の用法を正しく理解し,日本文化について書いてある英 文に用いられている表現,語彙,働きを理解することができる。 4 単元計画(計14 時間) 1時間目 単元のゴールの確認,Program6 で学習する内容の確認 2時間目 Program6-1 現在分詞の後置修飾 3時間目 Program6-1 本文の内容理解 4時間目 Program6-2 過去分詞の後置修飾 5時間目 Program6-2 本文の内容理解 6時間目 Program6-3 本文の内容理解,身近にある日本にある世界遺産の紹介 7時間目 自分の紹介する日本文化の内容について,原稿の作成 8時間目 原稿の作成,ALT への紹介の練習 9時間目 ALT への紹介 10時間目 ALT への紹介と課題の把握 11時間目 ALT に内容を分かりやすく伝えるための準備(良さ,魅力の付け加え)…本時 12時間目 ALT に世界遺産を紹介 13時間目 ALT に世界遺産を紹介,振り返り 14時間目 単元テスト 5 本時 平成30 年 8 月 日( ) 6 本時の指導観 前時までに子どもたちは,自分の紹介したい日本にある世界遺産について,英文の内容を考え,そ の内容をもとにALT への紹介を行っている。子どもたちは,ALT へ自分の伝えたい内容を紹介する中 で,内容に関してALT からさらに紹介した場所やものについて質問をされたり,自分の伝えたかった ことが上手く表現できていなかったりすることに気づくことができている。 そこで本時は,対話活動の中で上手く伝わらなかった内容や表現,また相手に日本の世界遺産につ いての良さが伝わる内容にするために,紹介した英文の内容の見直しから,予想される質問をペアの 相手と自分自身で考え,お互いの質問の比較から,修正する内容を考え,世界遺産について紹介する 英文をさらに深められるようにする。 7 主眼 日本にある世界遺産について,より魅力のあるALT への紹介文を書くことができるようにする。 8 準備 ①ワークシート1,②写真,模造紙 ③辞書,④ワークシート2
9.本時の学習過程 段 階 学習活動・内容 準 備 指導上の留意点 形 態 配 時 導 入 1.本時の学習の方向性とめあてを確認する。 (1)あいさつをする。
・Day/ Date/ weather
(2)教科書本文の帯学習を行う。 (3)前時の学習を振り返る。
・Why do many people visit there? ・When is the best season to visit there? 2.本時のめあてを確認する。 (1)本時のめあてを確認し,学習内容に対す る目標を持つ。 ① ② ・挨拶をして授業に集中して取り組め る雰囲気作りを行う。 ・ALT に紹介する中で,どのような点 が上手くいかなかったか,また,質 問された内容についての振り返りか ら,本時の内容に関する課題意識を 持つことができるようにする。 ・本時の課題意識を持つことができる ように,ALT からどのような質問を されたか振り返る場面を設定する。 一 斉 / ペ ア / 個 人 10 展 開 3.ALT により魅力が伝わる内容にするため に,次の対話でALT から尋ねられそうな 質問の内容を予想し,質問の内容から付 け加える英文を考える。 (1)自分たちが紹介した英文の内容を見直 し,予想される質問を考える。 ・What is ~?
・When is the best season to visit~? ・Why do many people go there? ・What is the appealing point of~?
(2)相手の紹介する英文の内容を読んで,予 想される質問を考える。
・What is ~?
・Did you visit~ before? ・What is the symbol of~?
・Why did it become a world heritage site in Japan?
(3)ペアの相手と自分で考えた質問を比較 し,修正する内容について考える。 ・What is~?
→It’s~. People think~.
・Why do many people go there? →I think that they want to ~.
③ ④ ・ALT により魅力が伝わる紹介文にす るための付け加えや修正する内容 に気づくことができるように,前時 の内容から,自分の英文の内容を見 直す場を設定する。 ・英文の内容の見直しから,新たな質 問を作成することができるように, 紹介する中で予想される質問を自 分とペアの相手で考える場を設定 する。 ・不足する内容や付け加えるべき内容 に気づき,日本にある世界遺産を紹 介する内容をさらに深めることが できるように,ペアで作成した質問 を比較し,紹介する中で質問が予想 される内容について確認する場を 設定する。 ・文法上の誤りや不足する情報,上手 く表現できない内容を理解するこ ができるように,ペアで質問とその 返答の見直しをする場面を設定す る。 個 人 / ペ ア 一 斉 / ペ ア / 個 人 35 終 末 4.本時のまとめを行う。 (1)質問の内容を取り入れながらペアで紹 介する内容の確認を行う。 (2)自分たちで考えた質問から気づいたこ とを確認する。 5.本時の振り返りを行う。 ・質問の比較から,内容を考え直すこ とができるように,英文に取り入れ る内容を考える場を設定する。 ・対話を展開することができるよう に,取り入れた内容をもとに紹介の 練習を行う場を設定する。 ペ ア / 個 人 5 Goal: ALT に日本にある世界遺産の魅力がより伝わる紹介文を考えよう。