平成19(
2007)年度
事
業 報 告 書
(平成
19 年 4 月 1 日から平成 20 年 3 月 31 日まで)
目 次
Ⅰ.法人の概要
1. 目 的 1
2. 建学の精神 1
3. 設置する学校・学部・学科等 2
4. 学生・生徒・園児数 3
5. 卒業者数 3
6. 役員・評議員の概要 4
7. 教職員の概要 5
Ⅱ.事業の概要
1. 法人本部 6
2. 大学・短期大学部 7
3. 中学・高等学校 8
4. 短期大学部附属幼稚園 9
Ⅲ.財務の概要
1. 資金収支計算書(3ヶ年比較) 11
2. 消費収支計算書(3ヶ年比較) 12
3. 貸借対照表(3ヶ年比較) 13
4. 財務分析 14
Ⅰ.法人の概要
1. 目 的
本学園は、教育基本法及び学校教育法に従い、仏教特に浄土真宗の精神に基づく教 育を施して、淑良なる女子を育成することを目的としています。2. 建学の精神
本学園は、仏教とくに浄土真宗の教えを建学の精神として設立された学園です。校 訓はその精神を三項目にまとめて表したものです。<校 訓>
自 律(自己への目覚め) 自律とは、自分の人生を自らが生きるということです。それは、本当の自分を照 らし出す光となるものに出会い、それによって自分を深く見つめるところから始ま ります。こうして自分自身を見つめるとき、私たちはこれまでの自己中心的なありか たの過ちに気づかされ、“さまざまな恵みによって生かされている”という自覚にた どりつきます。この自覚を基礎として、自ら考え、自ら判断し、自ら行動していく ことが、自律ということなのです。 和 平(他者への目覚め) 和平とは、自分のまわりにある他のすべての存在を認め、互いに尊重しあう中に 生まれるおだやかな世界です。自らを律するとき、私たちは一人ひとりが、かけが えのない自己を生きている身であることに気づくでしょう。もしも自己中心的な価 値観にとらわれて他者を軽んじたり、あるいはそれぞれの尊さを無視して自分と同 じになることを強要すれば、対立と争いを引き起こすだけで、ほんとうのおだやか な世界は決して生まれてこないでしょう。 感 恩(生命への目覚め) 感恩とは、自分を支えている大いなる恵みを知るということです。 自律というありかたによって自分自身の内側に目を向けるとき、私たちの生命は、 無限の生命のつながりの中に縁あって恵まれ、はぐくまれてきたものであることに 気づくでしょう。同時にそのつながりの中で、恵まれた生命を生かす必要があると いうことも、うなずけるでしょう。 こうして、自分を支えている、はかり知れないはたらきに感謝の念を抱き、その 恩に報いたいと願いながら生きることが大切なのです。3. 設置する学校・学部・学科等
平成19年5月1日現在 学校 学部等 学科等 開設年月 所属長 筑紫女学園大学大学院 人間科学 研究科 人間科学専攻 平成19年4月 学長 小山 一行 日本語・日本文学科 昭和63年4月 英語学科 昭和63年4月 英語メディア学科 平成17年4月 アジア文化学科 平成11年4月 人間福祉学科 平成11年4月 筑紫女学園大学 文学部 発達臨床心理学科 平成14年4月 学長 小山 一行 現代教養学科 平成17年4月 筑紫女学園大学短期大学部 - 幼児教育科 昭和44年4月 学長 小山 一行 筑紫女学園高等学校※1 - 普通科 昭和23年4月 校長 松﨑 秀典 筑紫女学園中学校 ※1 - - 昭和22年4月 校長 松﨑 秀典 筑紫女学園大学短期大学部 附属幼稚園 - - 昭和47年4月 園長 笠 唯信 ※1……前身:筑紫高等女学校(明治40年開校)4. 学生・生徒・園児数
平成19年5月1日現在 (単位:人) 学校 学部等 学科等 入学定員 入学者数 収容定員 在学者数 大学院 人間科学研究科 人間科学専攻 10 22 ※1 10 22 日本語・日本文学科 100 143 400 516 英語学科 100 128 450 516 英語メディア学科 100 91 ※2 300 313 アジア文化学科 80 70 340 358 人間福祉学科 120 100 500 497 発達臨床心理学科 100 117 420 496 大 学 文学部 合 計 610 671 2,410 2,718 現代教養学科 120 132 240 258 幼児教育科 100 104 200 215 短期大学部 - 合 計 220 236 440 473 高等学校 - 普通科 550 658 1,650 1,876 中学校 - - 250 263 750 761 3歳児 80 77 4歳児 ※3 10 15 短期大学部 附属幼稚園 - 5歳児 ※3 ― ― 260 254 合 計 1,720 1,920 5,520 6,082 ※1 … 平成 19 年 4 月開設。学年進行中のため 1 年次生のみの定員を表示 ※2 … 平成 17 年 4 月開設。学年進行中のため3年次生までの定員を表示 ※3 … 4歳児及び5歳児の各収容定員は、共に90名5.卒業者数
平成20年3月31日現在 (単位:人) 学 校 平成19年度卒業者数 累計 大 学 650 6,071 短期大学部 228 27,791 高等学校 669 32,247 (旧制)女学校 - 5,891 中学校 239 12,534 短期大学部附属幼稚園 93 3,296 合 計 1,879 87,8306. 役員・評議員の概要
平成19年5月1日現在 役員・評議員 理事(理事長を含む) 監 事 評 議 員 定 数 14人以上16人以内 2名 36人以上43人以内 (1)役員の状況 理 事(現員 15人 :常勤6名、非常勤9名) 監 事(現員 2人 :非常勤2名) 理 事 井浦 順爾 理 事 井上 雄介 理 事 小山 一行 理 事 立花 民雄 理 事 松﨑 秀典 理 事 石川 昭子 理 事 中本 英昭 理 事 高原 信一 理 事 水月 哲人 理 事 小野 望 理 事 三笠 和雄 理 事 中嶋 一郎 理 事 笠 信曉 理 事 占部 美子 理 事 松尾 新吾 監 事 鶴田 哲朗 監 事 冬至 克也 (2)評議員の状況 評議員(現員 37人 :常勤19人、非常勤18人) 評議員 小野 望 評議員 久光 洋子 評議員 土井 加寿子 評議員 中川 正法 評議員 中嶋 一郎 評議員 荒木 靖邦 評議員 永淵 道彦 評議員 占部 美子 評議員 井浦 順爾 評議員 笠 唯信 評議員 石川 昭子 評議員 小山 一行 評議員 金子 修三 評議員 梅居 孝江 評議員 松崎 秀典 評議員 海野 法寿 評議員 加藤 千代 評議員 中本 英昭 評議員 永安 道一 評議員 原田 泰信 評議員 水月 哲人 評議員 藺牟田 修 評議員 杣山 眞乗 評議員 三笠 和雄 評議員 城戸 親男 評議員 傍示 裕昭 評議員 笠 信曉 評議員 小川 直樹 評議員 遠藤 玄之 評議員 松尾 新吾 評議員 末次 基洋 評議員 鬼倉 興龍 評議員 井上 雄介 評議員 中西 敏子 評議員 高原 信一 評議員 菅原 盛之 評議員 立花 民雄7. 教職員の概要
平成19年5月1日現在 (1)教育職員数 (単位:人) 所 属 専任教員 特任教員 常勤講師 特任教諭 非常勤講師 合 計 大 学(大学院を含む) 70 2 - - 181 253 短期大学部 18 1 - - 81 100 高等学校 66 - 12 4 32 114 中学校 29 - 7 1 10 47 短期大学部附属幼稚園 11 - 2 0 9 22 合 計 194 3 21 5 313 536 (2)事務職員数(技能職・労務職を含む) (単位:人) 所 属 専任職員 特任職員 嘱託職員 非常勤職員 合 計 大 学(大学院を含む) 43 1 4 59 107 短期大学部 9 0 0 17 26 高等学校 13 0 3 1 17 中学校 5 0 0 1 6 短期大学部附属幼稚園 0 0 0 1 1 法人本部 19 1 2 0 22 合 計 89 2 9 79 179Ⅱ.事業の概要
1.
法 人 本 部
(1) 創立100周年記念事業の実施 本学園は、平成 19 年 5 月 13 日に創立 100 周年を迎えました。過年度より各種 記念事業に取り組んで参りましたが、本年度をもって一部を除き全ての事業を無 事に終えることができました。 本年度の主な事業は次のとおりです。 ● 式典・祝賀事業 ①中学・高等学校新校舎落成式 ②創立100 周年記念式典 ③創立100 周年記念祝賀会 (いずれも平成19 年 5 月 12 日に挙行) ● 教育事業 ① 宗教教育シンポジウム 「いのちの見えない時代に ~宗教教育の意義と可能性」の開催 (平成19 年 6 月 16 日) ② 文化講演会 黒柳徹子講演会「私の会った世界の子どもたち」の開催 (平成19 年 12 月 16 日) ● 大学企画事業 ① 本願寺展 「親鸞と仏教伝来の道」の開催(平成19 年 9 月 22 日~11 月 18 日) 主催:浄土真宗本願寺派、九州国立博物館、西日本新聞社、本学園 ② 100 周年記念講座(朝日カルチャーセンター文化講座) 「仏教の出現とひろがり」の開催 (平成19 年 4 月 9 日~9 月 10 日 全 6 回) ● 記念誌編纂事業 ①「筑紫女学園100 年史」(仮称)刊行(平成 21 年度刊行予定) ②建学の理念小冊子「祟信」刊行 ③アルバム記念誌「筑紫女学園100 年の歩み」刊行 ④100 周年記念DVD「筑紫女学園 100 年の歩み」制作 ● 広報事業 ①100 周年ロゴ・キャッチフレーズの制作 ②100 周年記念事業告知広報活動の実施 ③広報グッズの制作 ④メモリアルホールの設置● 大学院設置事業 筑紫女学園大学大学院 人間科学研究科人間科学専攻(修士課程)を開設 (平成19 年 4 月 1 日付、入学定員 10 名、男女共学)
2.
大学・短期大学部
(1)教育 〔教育改編〕 ● 大学・短期大学部の教育理念・目標を明文化した冊子を作成し、発表会を平 成19 年 8 月に実施 ● 大学院人間科学研究科修士課程(人間科学専攻)を平成19 年4月から開設 ( 22 名入学) ● 仏教専修課程及び本願寺派教師資格取得課程を平成19 年 4 月から開設(仏教 専修課程 4 名、本願寺派教師資格課程 14 名受講) ● 大学・短期大学部の新カリキュラムを平成 19 年度入学生から適用 〔教育改革の実施〕 ● 学生による授業評価を年2回実施、また、授業改善(FD)活動として学内研 修会を2回、学外研修会を1 回実施。また、大学院のFD活動として学内フ ォーラムと意見交換会を実施 ● 自己点検評価報告書の作成(大学)と平成 20 年度短期大学部認証評価準備作 業を実施 〔国際交流〕 ● オーストラリア研修を新規に実施(36 名の学生が参加)。南開大学夏季語学研 修(26 名の学生が参加)とインド思想と文化研修(11 名の学生が参加)を実施 ● 北京語言大学(中国)へ 4 名、クイーンズ大学(カナダ)へ 2 名のセメスター留学 生を派遣 〔大学と地域・社会との連携〕 ● 公開講座を年間で18 講座開催 ● 福岡市天神イムズビルで子育て支援プラザ「みんな塾」を継続実施 ● 九州国立博物館と連携した公開講座・研究会を開催、また平成19 年度から 「キャンパス・メンバーズ」会員校に参加 (2)研究 ● 指定研究、特別研究推進の一環として、指定研究2件、特別研究12 件に研 究費の助成を実施(3)学生生活支援 ● 保護者懇談会を本学並びに地方2会場(長崎・大分)で新規に開催 ● 小中学校に派遣する学生サポーターとして、福岡県、福岡市、大野城市に計 31 名の本学学生を派遣 ● 学生ボランティア49 名による聴覚障害学生へのノートテイクなどのサポー トを実施 (4)学生募集 ● 大学・短期大学部の入試制度一元化を実施(入試日程・入試問題) ● 高校訪問の実施、進学相談会・オープンキャンパスを開催 (5)管理運営 ● 学部長会を年28 回、教学運営協議会を年 8 回開催し、大学・短期大学部の 重要課題を審議し、対応策を協議 ● 教育理念・目標の明文化と併せて、各部署の目標と課題についても明文化を 図った。 (6)施設設備 ● 1~4号館給排水基幹設備改修、トイレ改修第一期工事等の設備整備事業を 実施 ● 太宰府キャンパス非常放送設備の再整備により庶務課での集中管理を完了 (防災体制の整備) ● 飛翔会館スクヮーヴァティーホールにフルハイビジョン映像設備を導入、コ ンピュータ演習室1の機器更新など情報・視聴覚設備の改善を実施 (7)教職員の人事 ● 大学院開設に伴う教員採用の実施 ● 大学・短期大学部の教員補充の実施
3.
中学・高等学校
(1)教育 ● 宗教教育の充実と深化を図るため講堂礼拝、感謝日等の宗教行事及び職員 の学習会等を実施 ● 学力向上対策として習熟度別クラス編成の実施、朝補習・夏期補習、勉強 合宿、英語語学研修、学習記録帳による指導及び特進コースの特別補講等 を実施 ● 授業内容の充実のためシラバス作成、研究授業及び生徒による授業評価を 実施 ● 進路指導の充実を図るため「進路の手引き」作成、入試対策特別授業、進路説明会、三者面談及び追夢講座等を実施 ● 情操教育の深化を図るため芸術鑑賞、能楽鑑賞、本願寺展鑑賞及び全校短 歌大会を実施 (2) 生活指導 ● 集会指導の徹底を仏教行事、学年集会等において実施 ● 挨拶、校門一礼の指導を実施 ● 防災訓練の実施 ● 不登校対策委員会の開催 (3) 生徒募集(含広報) ● 生徒募集のための学校紹介見学会、入試説明会、中学校訪問及び塾説明会 への参加等を実施 (4) 管理運営 ● 定例及び臨時の管理職会議及び校務運営会議の開催 (5) 教職員人事 ● 中・長期計画に基づく平成 20 年度教員採用試験の実施 ● 中学・高校間の教員の異動実施 (6) 施設設備の充実 ● 校舎間渡り廊下の設置 ● 情報処理教室(51 ブース)の増設 ● 生徒(教室)用机、椅子(1,700 セット)の更新
4.短期大学部附属幼稚園
(1)教 育 ● 園内研修、園外研修による教育の資質向上 〔園内研修 … 3回実施、園外研修…多数実施〕 ● 学生ボランティア受け入れによる安全面の(更なる)強化 〔平成17年度より実施、現在継続中〕 ● 預かり保育(たけのこクラブ)の一層の充実 〔平成18年4月より開始、現在継続中〕 ● 育児支援2歳児教室(たんぽぽ)の一層の充実 〔平成18年度4月より開始、チーフ制導入、現在継続中〕 (2)生活指導 ● 連絡ノート、園だよりによる保護者との連絡強化 (3)園児募集(広報) ● オープンキャンパス及び見学会の実施● 幼稚園のホームページ新着情報の発信強化 ● ホームページのリニューアル 〔平成19年度2学期実施〕 (4)管理運営事項 ● 主任会議を中心とした園全体の連携強化 〔現在継続中〕 ● 連絡メールシステム導入による保護者への連絡配信整備 〔平成19年度より開始〕 (5)教職員人事 ● 障害児担当教員配置更新 〔平成17年度より実施、現在継続中〕 ● 短期大学部幼児教育科教員による園児の発達支援〔現在継続中〕 (6)施設設備の充実 ● 3歳児教室前ソフトウレタン張替〔平成19年5月実施〕 ● 女子用トイレ改修工事〔平成19年5月実施〕 以 上