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小型超音速飛行実験機の1/3スケール縮小機体の設 計製作

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Academic year: 2021

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小型超音速飛行実験機の1/3スケール縮小機体の設 計製作

著者 溝端 一秀, 石上 幸哉, 田井 翔一郎

雑誌名 室蘭工業大学航空宇宙機システム研究センター年次

報告書

巻 2016

ページ 55‑56

発行年 2017‑08

URL http://hdl.handle.net/10258/00009799

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小型超音速飛行実験機の1/3スケール縮小機体の設計製作

○溝端 一秀 (航空宇宙システム工学ユニット 准教授)

石上 幸哉 (航空宇宙総合工学コース 博士前期 2 年)

田井 翔一郎 (航空宇宙システム工学コース 学部 4 年)

1.はじめに

第二世代小型超音速飛行実験機(オオワシ)の空力特性・飛行特性および誘導・制御系の機能・

性能を実際の飛行環境において検証することを狙って,繰り返し簡易に飛行試験を実施するため の縮小機体の設計・製作を進めている.内製試作を実施し,その経験を元にして外注製作を開始 した.

2.機体の設計

この飛行試験用縮小機体の空力形状は,第二世代小型超音速飛行実験機のM2011形状(ノーズ A)であり,製作および取り扱いの容易さ,入手容易な材料の強度,等を総合的に鑑みて縮小比は 1/3 としている.その設計図面を図1に示す(寸法は省略).市販の引き込み脚の搭載を想定して いる.推進器としては,市販の電動ダクテッドファンないしはターボジェットエンジンを想定し ている.

図1 第二世代オオワシ1/3スケール縮小機体の設計図面(寸法は省略)

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56 3.内製による試作

機体内部構造の主要な製作手法として,ベニヤ板・バルサ板から構造部材をレーザーカッター で精密に切り出し,手作業で接着する.翼の前後縁や舵面は,厚手バルサ板から手作業で削り出 す.一方,翼面外皮は厚さ 1 mm のバルサ板,胴体外皮はグラスファイバークロス・バルサ薄板 のサンドイッチ材とエポキシ樹脂によるFRP円筒である.表面仕上げはオラカバフィルム貼付で ある.試作された機体の外観を図2に示す.引き込み脚を搭載し自立できる.今後の外注製作の 参考とするために,内部構造を観察できるように表面仕上げを施す前の状態にとどめている.

(a) 骨組み構造の仮組みの様子

(b) 外殻を被せた状態 図2 内製試作された縮小機体

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