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橡TaroLite-最近の条例制定の動向(

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ページ 1 自治体の理念や住民活動・住民参加について定める条例 (1)基本条例・理念条例 ○自治基本条例案(東京都多摩市) 1 ○自治基本条例案(大阪府吹田市) 2 ○平和行政推進条例(宮城県気仙沼市) 2 (2)住民活動 ○NPO支援条例案(岡山県) 2 ○住民活動支援条例案(山口県) 3 ○市民活動推進条例案(神奈川県平塚市) 3 (3)住民参加 ○まちづくりへの市民参加の仕組みを盛り込んだ条例案(大阪府吹田市) 3 ○まちづくり条例案(神奈川県大磯町) 4 (4)住民投票 ○町民参画条例案(新潟県紫雲寺町) 4 2 行政運営の通則を定める条例 (1)議 会 ○政務調査費条例案(岡山県岡山市) 5 ○政務調査費調査をめぐる報道 5 (2)倫 理 ○職員倫理条例案(高知県高知市) 5 ○政治倫理条例(千葉県白井町) 6 ○職員倫理条例(神奈川県横須賀市) 6 ○政治倫理条例案(福岡県城島町) 7 ○職員倫理条例案(静岡県浜松市) 8 ○政治倫理条例案(福岡県豊前市) 8 ○職員倫理条例案(福岡県) 8 ○職員倫理条例案(福岡県福岡市) 8 ○職員倫理条例(岐阜県岐阜市) 9 ○職員倫理規程(長野県松本市) 10 ○職員倫理条例規則(岩手県) 10 (3)行政手続・パブリック・コメント ○県民コメント制度要綱案(埼玉県) 11 ○パブリック・コメントの実施(愛知県名古屋市) 11 ○パブリック・コメント手続条例案(神奈川県横須賀市) 11 ○パブリック・コメント制度の導入(宮城県) 12

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○パブリック・コメント導入を諮問(静岡県浜北市) 12 (4)情報公開 ○情報公開条例(宮城県) 13 ○行政情報公開条例改正案(高知県高知市) 13 ○情報公開条例案(愛知県甚目寺町) 13 ○情報公開条例案(福岡県金田町) 14 ○情報公開・個人情報保護条例(長野県木曽広域連合) 14 ○情報公開条例改正案(福岡県) 15 ○カルテ等の開示(福岡県福岡市) 15 ○情報公開をめぐる裁判の判決(大阪府高槻市) 15 ○情報公開条例改正(神奈川県) 16 ○情報公開条例改正(兵庫県神戸市) 16 ○情報公開をめぐる裁判の判決(沖縄県那覇市) 17 ○情報公開条例改正案(大分県) 18 ○教科書採択結果の公表(佐賀県) 18 ○情報公開条例改正案(北海道江別市) 18 ○情報公開をめぐる裁判の判決(神奈川県川崎市) 19 ○環境計画の審議内容の公開(山梨県甲府市) 19 ○情報公開をめぐる裁判の判決(和歌山県) 19 ○情報公開条例改正案(秋田県) 20 ○情報公開条例改正案(福岡県福岡市) 20 ○情報公開条例改正(新潟県) 21 ○情報公開条例に基づく公開基準を改正(山梨県) 21 ○補助執行事務でも情報公開条例で公開(大阪府) 21 ○情報公開条例改正(熊本県宇土市) 22 ○情報公開条例改正(神奈川県藤沢市) 22 (5)個人情報保護 ○個人情報保護条例案(鹿児島県) 22 ○個人情報をめぐる動き(福岡県福岡市) 23 ○住民基本台帳プライバシー条例(東京都杉並区) 23 ○個人情報保護条例案(北海道江別市) 24 ○個人情報保護条例案(静岡県) 24 ○個人情報保護条例案(佐賀県佐賀市) 24 ○個人情報保護条例の制定状況(総務省) 24 (6)税 ○自転車税構想:廃案(東京都荒川区) 25 ○地方税法改正前の県税条例改正(鳥取県) 25 ○悪質徴税滞納者名を公表(福井県松岡町) 25 ○遊漁税(山梨県河口湖町・足和田村・勝山村) 26 ○税制行政に関する条例改正(鳥取県) 26

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○NPO法人の税制優遇措置(宮城県) 27 ○核燃税の税率引き下げ(青森県) 27 ○キャンピングカーの自動車税に関する調査(総務省) 28 ○臨時特例企業税(神奈川県) 29 ○ロードプライシング構想(東京都) 29 ○産廃税構想(鳥取県) 30 ○産廃税(三重県) 30 ○産廃税構想(滋賀県) 32 ○外形標準課税の申告状況(東京都) 32 ○核燃料税の引き下げ(福井県) 32 ○馬券売り場新税構想(神奈川県横浜市) 33 ○国民健康保険料をめぐる裁判の判決(北海道旭川市) 33 ○産業廃棄物税構想(青森県、秋田県、岩手県) 33 ○不動産取得税減免構想(京都府) 34 ○都税条例改正案(東京都) 34 ○水源かん養税構想(高知県) 35 ○歴史と文化の環境税構想(福岡県太宰府市) 35 ○水源かん養税構想(岡山県) 36 ○レジ袋税構想(東京都杉並区) 37 ○ホテル税構想(東京都) 37 ○「大型ディーゼル車高速道路利用税 ・ 産業廃棄物税」を」「 38 首都圏7都県市で一斉導入する構想 ○企業誘致へ政策減税する構想(京都府) 38 (7)公物管理・使用料 ○一般公共海岸の管理(京都府網野町) 39 (8)通則その他 ○教育長の選任に関する条例案(大分県大分市) 39 ○IT推進条例案(沖縄県那覇市) 40 ○育児休暇に関する条例案(奈良県) 40 ○公益法人等への職員の派遣等に関する条例案(鳥取県) 41 ○行政評価委員会条例案(宮城県) 41 ○文書管理条例(熊本県宇土市) 41 ○政策アセスの対象に条例・規則(山梨県) 42 ○自転車まちづくり基金条例案(大阪府堺市) 42 ○職員の派遣制度に関する条例案(佐賀県) 43 ○包括外部監査制度に関する条例案(香川県善通寺市) 43 3 人権尊重、住民生活の安全・安定 (2)男女共同参画 ○男女共同参画条例案(奈良県) 43

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○男女平等推進条例案(宮城県岩出山町) 44 ○男女共同参画条例(北海道様似町) 44 ○男女平等条例案(神奈川県川崎市) 45 ○男女共同参画基本条例案(青森県八戸市) 45 ○男女平等参画推進条例(北海道) 45 ○男女共同参画によるまちづくり条例(島根県出雲市) 46 ○男女共同参画条例(静岡県) 46 ○男女共同参画推進条例案(山口県新南陽市) 46 ○条例に基づく行動計画の策定(神奈川県横浜市) 47 ○男女共同参画推進会議設置条例案(福岡県直方市) 47 ○男女共同参画推進条例案(静岡県静岡市) 47 ○男女がともに輝く21世紀のまちづくり条例(石川県羽咋市) 48 ○男女共同参画基本条例案(新潟県上越市) 48 ○男女共同参画条例案(広島県) 49 ○男女共同参画基本条例案(茨城県日立市) 49 ○男女共同参画推進条例案(広島県広島市) 49 ○男女共同参画推進条例案(滋賀県) 49 ○男女共同参画推進条例案(福岡県) 49 ○男女共同参画の促進に関する条例(岡山県) 50 ○男女共同参画推進条例(石川県) 50 ○男女共同参画推進条例案(鹿児島県) 51 ○男女共同参画条例(福岡県福間町) 51 ○条例に基づき審議会委員を一般公募(岡山県) 52 (3)青少年・子ども ○青少年保護条例改正案(山形県) 52 ○酒・たばこの販売規制条例案(大分県) 53 ○青少年健全育成条例改正案(石川県) 53 ○自動販売機の適正な設置及び管理に関する条例(青森県深浦町) 53 ○青少年育成条例改正案(山口県) 54 (4)オンブスマン(オンブスパーソン) ○福祉オンブスマン条例案(千葉県我孫子市) 54 ○人権オンブスパーソン条例(神奈川県川崎市) 54 ○オンブスパーソン設置条例案:廃案(岐阜県多治見市) 55 (5)住民生活の安全・安定 ○生活安全条例案(長野県南佐久郡8町村) 55 ○核物質の持込み拒否条例(鹿児島県上屋久町) 56 ○迷惑防止条例改正(東京都) 56 ○ピンクちらし根絶条例案(宮城県) 57 ○ぼったくり防止条例案(福岡県) 57 ○被災者住宅再建支援基金条例(鳥取県) 57

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○市民安全基金条例(大阪府池田市) 58 ○消費生活条例改正案(東京都) 58 ○犯罪被害者等支援条例(滋賀県八日市市) 59 ○犯罪被害防止のための条例案(大阪府) 59 ○ぼったくり防止条例案(広島県) 60 ○個別労使紛争あっせん条例案(広島県) 60 ○暴走族の追放の促進に関する条例案(佐賀県佐賀市) 60 ○親のいない障害者を支援する条例案(神奈川県横浜市) 61 ○警察協力への報奨金制度条例案(広島県) 61 4 まちづくり (1)開発行為、建築等 ○都市づくり基本条例案(東京都) 62 ○土地基本条例案(高知県) 63 (2)町並み・景観・アメニティ ○高度制限を定める条例(東京都国立市) 63 ○屋外広告物条例施行規則の改正(東京都) 64 ○まちづくり条例改正案(東京都三鷹市) 64 ○風景条例(滋賀県) 65 ○屋外広告物法施行条例改正案(大阪府) 65 (3)都市環境・都市機能 ○放置自動車処理条例(福岡県北九州市) 66 ○放置自動車処理条例(鹿児島県屋久町) 66 5 環境・衛生 (1)環境基本条例 ○環境総合条例案(佐賀県) 67 (3)公害防止・生活環境保全 ○公害防止条例案(三重県) 67 ○水道水源保護条例(宮城県白石市) 68 ○総合的な環境保全条例案(神奈川県横浜市) 68 ○飲み水を守る条例についての報道 69 ○風力発電所を対象とした環境アセス(福島県郡山市) 69 ○生活環境保全条例案(埼玉県) 69 ○アイドリングストップ条例(埼玉県久喜市) 70 ○町の水を清く守る条例(福井県池田町) 70 ○公害防止条例改正案(岩手県) 70 ○環境基本計画の策定(静岡県掛川市) 71 ○水環境保全に関する条例案(福島県) 71 ○条例に基づく環境基本計画最終案(広島県広島市) 72

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○水道水源条例案(岩手県盛岡市) 72 ○水道水源保護条例案(青森県青森市) 72 ○公害防止条例の改正案(岡山県) 73 (4)土採取・埋立の規則 ○土採取規制条例(三重県) 73 (5)自然保護 ○希少野生動植物保護条例案(北海道) 73 ○緑のまちづくりの推進に関する条例(石川県金沢市) 74 ○野生生物保護条例(鹿児島県大和村) 74 ○自然再生条例案(埼玉県志木市) 75 ○希少野生動植物の保護条例案(鳥取県) 75 (6)環境美化 ○ポイ捨て禁止条例案(秋田県) 76 ○鳴り砂保護条例案(京都府網野町) 76 ○ふん害防止条例(大阪府門真市) 77 ○ごみ散乱防止条例案(滋賀県) 77 ○ポイ捨てふん害防止条例(青森県金木町) 78 ○落書き防止条例(奈良県) 78 ○放置自動車防止条例(京都府京都市) 78 ○町をきれいにする条例(神奈川県箱根町) 79 ○プレジャーボードの保管場所に関する条例(神奈川県) 79 ○まちをきれいにする条例(石川県辰口町) 79 ○快適な環境の確保に関する条例案(岡山県) 80 (7)廃棄物の適正処理等 ○不法投棄防止条例に基づき報奨金(群馬県桐生市) 80 ○循環型まちづくり条例(岩手県紫波町) 81 ○循環型社会形成推進条例案(岡山県) 81 (8)保健衛生 ○墓地等の経営許可等に関する条例案(高知県高知市) 82 ○墓地などの経営の許可などに関する条例案(神奈川県川崎市) 82 ○動物の愛護・管理条例案(鳥取県) 83 ○ペット霊園の設置等に関する条例(和歌山県橋本市) 83 ○動物の愛護及び管理に関する条例(北海道) 84 6 福 祉 (2)福祉のまちづくり ○福祉のまちづくり条例改正案(大阪府) 84 7 地域(産業)振興・文化その他 (1)農林漁業・農山漁村振興

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○農業・農村振興条例に基づく農業基本計画を策定(福岡県) 85 (2)過疎対策・定住促進 ○地域活性化住宅条例(鹿児島県川辺町) 86 (3)産業立地 ○企業立地促進条例改正(三重県四日市市) 86 ○企業立地促進条例改正案(宮崎県宮崎市) 87 (4)観光振興・文化等 ○ねぶた祭の健全化で条例案(青森県青森市) 87 ○観光振興条例案(北海道) 88 ○観光と自然保護両立の条例案(東京都) 88 (5)その他 ○松くい虫防除条例(新潟県紫雲寺町) 88 ○イノシシのえつけ禁止条例案(兵庫県神戸市) 89 8 広域的対応 ○景観条例案(福岡県北九州市・山口県下関市) 89

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最近の条例をめぐる動向(2000年11月22日∼2001年11月22日) 1 自治体の理念や住民活動・住民参加について定める条例 (1)基本条例・理念条例 自 治 基 本 条 例 案 多摩市は、都市憲章に相当する市民自治基本条例(仮称) (東京都多摩市) の作成を決め、素案作成を担当する市民ワークショップを 年1月に発足させる。理念中心とするか住民投票など 2001 の具体的な規定を盛り込むかなど、同条例の基本的な性格付 けから議論し、1年半程度かけて素案を作成する。 メンバー約 50 人は市民から公募し、年齢や国籍の制限は 設けない。ワークショップは土日を中心に月2回前後のペー スで合同会議や勉強会を行う一方、必要に応じて分科会など も設ける方針。発足までの間、市企画課が事務局となるが、 発足後の事務局業務や運営ルールなどもすべてメンバーに任 せる。弁護士や研究者など専門家にもアドバイザーなどの形 で協力を仰ぐ。 (2000年12月13日/時事通信) 「 」( ) 、 多摩市は 多摩市民自治基本条例案 仮称 策定に向け 「 」 公募市民で構成される 多摩市市民自治基本条例をつくる会 と互いの役割や責任を規定したパートナーシップ協定を締結 した。市は条例原案策定を公募市民によるワークショップ方 式で行う方針で 「つくる会」はワークショップ運営や各種、 専門家を招いての勉強会の開催など、策定に向けての活動の 中心になる。 協定は幹木邦彦市長と「つくる会」の代表の間で結ばれ、 対等な立場での議論や自主性の尊重を原則として挙げてい る 「つくる会」の役割については 「自立した組織として。 、 条例案を作成する」と定義。市については、情報の提供や場 所の提供などを行うと定めた上で「会が作成する条例案を尊 重する」と明記。条例原案は、2001 年度中にも完成させ、 市民への説明会なども行いたいとしている。 市は、市政運営の基本憲章となる同条例策定に向け、公募 市民によるワ一クショップを昨年末に立ち上げ 「市民に条、 例をゼロからつくってもらう (鈴木市長)と議論を重ねて」 きた。同会には約 60 人の市民が登録しており、月2回のペ ースで開かれるワークショップにも毎回 30 人以上が出席し ている。 (2001年6月19日/時事通信)

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自治基本条例案 市は行政理念を示す自治基本条例案(仮称)策定のため、 (大阪府吹田市) 企画部内に同部次長以下職員6人のプロジェクトチームを設 置。今後、全庁的な会議を開き、素案がまとまった段階で、 市民から意見を聴取する (。 2001年9月6日/時事通信) 平和行政推進条例 気仙沼市は、平和行政推進条例を制定した。同条例は、基 宮城県気仙沼市 本原則として「市は憲法の理念である恒久平和の実現に努め ( ) る 「市民と協力して平和行政を推進する」と表明。そのた」 めに行事や国除交流などの各種平和活動を実施するとしてい る。 条例案の議会への提出に際し、同市では全世帯に「市の平 和行政に何を期待するか 「市民はどのような平和活動を行」 うべきか」などの質問を設けたアンケート用紙を配布し、意 見を幅広く集めており、この結果を平和行政に反映させる方 針。同市は「市民と行政が協力して平和行政を推進すること 、 、 」 が より本質的で 意義深い平和行政を実施すると確信する としている。同市は1985年 「非核平和都市」を宣言。原爆、 写真のパネル展や核実験に対する抗議などの平和活動を推進 してきた。 (2001年10月16日/時事通信) (2)住民活動 NPO支援条例案 分権時代を迎え 住民自治を担うボランティアやNPO 民、 ( (岡山県) 間非営利団体)などの役割が増す中、岡山県は 19 日、その 社会貢献活動を支援するための条例案と、NPOに対する優 遇税制措置案をまとめた。2月定例県議会に提案し、可決さ れれば、支援条例は翌日、優遇税制は新年度から施行する。 県によると、こうした支援条例の施行は中国地方では初めて で、優遇税制は全国でも珍しい。 支援条例案では、ボランティアやNPO活動に対する県の 責任を明確化し、その自発性、自主性を損なわない側面的支 援に限定するとしている。具体的には拠点機能の整備、情報 、 、 、 提供 人材育成などを挙げており 2001年度当初予算案に ボランティア・NPO活動の情報提供・交換ホームページ作 成費(800万円 、活動支援センター設置検討作業費() 530万 円)を計上している。 優遇税制措置は、NPO法人に対する法人県民税均等割分 免除の適用範囲拡大や、不動産と自動車取得税の免除などを 。 ( ) 盛り込んでいる 2001年2月20日/山陽新聞

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住民活動支援条例 二井関成山口県知事は 18 日の県議会本会議で 「 県から、( 案(山口県) の)分権の受け皿となる民間団体の役割はますます重要にな っており、支援する条例が必要と考える」と述べ、民間非営 利団体(NPO)などの住民活動団体を支援する条例を制定 する方針を表明した。時期については「早期に制定したい」 と述べるにとどまった。 、 「 」 二井知事は 7月から阿知須町で開かれる 山口きらら博 に1万 4000 人を超える県民が参加するとの見通しを示し、 「博覧会を契機として(NPOなどの)県民活動の活性化を 図ることが必要」と強調。 県は、NPOなどに業務を移譲することを“第3の分権” と位置付けており、今年度から着手する第4次行政改革の柱 の一つになる見通し。県民活動推進室によると、住民活動を 支援する条例は北海道や岩手県など9道県が制定している。 (2001年6月18日/時事通信) 市民活動推進条例 自主的な市民活動や協働のまちづくりを推進するため、市 案 民活動支援基金の設置などを盛り込んだ市民活動推進条例大 神奈川県平塚市 綱案をまとめた。 月議会に条例案を提案し、 年度か ( ) 12 2002 らの施行を目指す。 大綱案には( )市民活動に対する適切な財政的支援などを1 公正かつ積極的に行うための市民活動支援基金の設置、( )2 市民活動拠点の設置、( )市民活動団体の登録制度の創設と3 登録団体への関連情報や資料の提供、( )市民活動の推進や4 協働のまちづくりの促進に関する事項を審議する市民活動推 進委員会への公募市民の参加─などを盛り込んでいる。 大綱案の作成に当たり、市は公募市民や市民活動団体、事 、 、 。 業者 行政職員 学識経験者らによる条例検討委員会を設置 たたき台的なものは市側から一切提示せず、すべてを検討委 に委ね、市民を対象とした公開検討会を開催するなどし、1 年がかりで作成した。 (2001年10月24日/時事通信) (3)住民参加 まちづくりへの市 吹田市は、まちづくりへの市民参加を促す仕組みなどを盛 民参加の仕組みを り込む条例案の検討を始めた。市民の意見をより反映しやす 盛り込んだ条例案 くするため、検討組織として、民間非営利団体(NPO)の (大阪府吹田市) 代表らによる市民会議と、学識経験者らによる研究会の2つ の第三者会議を設けている。早ければ来年の3月議会には提

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案したい意向だ。 市民会議で、市民参加の方法に対する市民の意見を幅広く 聴取、これらを研究会で精査する。研究会が提言をまとめ、 市がこれを基に条例案を策定する。 (2001年9月6日/時事通信) まちづくり条例案 大磯町は、歴史と風土に培われた町並みや風景などを保全 神奈川県大磯町 するため、住民参加を盛り込んだ「まちづくり条例」を制定 ( ) する。9月議会に条例を提案、2002 年4月の全面施行を目 指す。 条例案には、( )まちづくり基本計画の原案作成段階から1 町民の意見を反映させるための町民意識調査の実施、( )原2 案の住民縦覧、提案募集、ワークショップの開催、( )まち3 づくり基本計画の作成や評価、開発事業の審査などに当たる 「まちづくり審議会」委員に町民代表が参加、( )都市計画4 の原案作成段階での町民参加による委員会の設置や懇談会の 開催─など各種住民参加システムが盛り込まれている。 このほか、町単独の開発事業許可基準を設定。例えば、開 発に伴う公園などの面積を開発区域面積の6%以上とする。 また、建築物の敷地面積の最低限度について、開発区域の面 積が 3000 平方メートル未満の場合、第1種低層住居専用地 域や市街化調整区域では165平方メートルとするなど、これ までの開発指導要綱による規制から条例によるミニ開発防止 へと切り替える。 (2001年9月17日/時事通信) (4)住民投票 町 民 参 画 条 例 案 紫雲寺町は、住民参加によるまちづくりを推進するため、 新潟県紫雲寺町 「町民参画条例 (仮称)制定の検討を開始した。住民参加 ( ) 」 の手段として、特定問題に対象を限定しない住民投票制度の 常設を視野に入れていることが最大の特徴。今後、具体的な 中身について議会の専門常任委員会で議論を進め、3月の議 会で条例案としての提案を目指す。 同町が議論のたたき台として 12 月議会で提起した案によ ると、住民投票について「町民の意思を直接問う必要がある ときに実施することができる」とし、結果については「最大 限尊重し、政策決定に反映する」と位置付けている。一方、 発動要件や発動主体、住民投票の対象事項としての適否の範 囲などを検討課題として挙げている。 住民投票条例は、原子力発電や産業廃棄物処理施設関連な

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ど特定の問題をめぐり、住民の賛否を問うものが各地で成立 している。しかし、対象を限定しない住民投票制度は、首長 が必要と認めるときに実施できると規定した大阪府箕面市の 「市民参加条例」や長崎県小長井町の「まちづくり町民参加 条例」など例は少ない (。 2001年1月31日/時事通信) 2 行政運営の通則を定める条例 (1)議 会 政務調査費条例案 岡山市は、2月市議会に提出する政務調査費交付に関する (岡山県岡山市) 条例案に、具体的な使途基準も明記する。市民から寄せられ た声を踏まえて条例案を再検討し、一部変更に踏み切った。 条例案は当初、政務調査費の使途基準について「別に定め る」としていたが、市民から「使途を条例の中で明記すべき だ」との声が寄せられ、市は別に規則を作成するとの方針を 転換。具体的な基準を記した表も条例に含めることにした。 従来記述のなかった閲覧や写しの請求権なども明記するよう 改めた。 一方 「収支報告書に領収証などの添付を義務付けるべき、 だ 「使途に不正があった場合、市長が返還請求できること」 を明記すべきだ」といった意見も寄せられたが 「 収支報、 ( 告書の)摘要欄の詳細説明などで対応できる」との判断もあ り、明文化は見送られた。 (2001年2月21日/時事通信) 政務調査費調査を 地方自治体が議会の議員や会派に対し、政策立案など議員 めぐる報道 活動のために、支給している政策調査費の大半が、領収書の 「 」 提出などによる詳細な使途のチェックを受けない 第2報酬 となっている実態が1日、毎日新聞の全国調査で裏付けられ た。改正地方自治法で、条例に基づく支給に改められたもの の、法改正の趣旨である「透明化」とは大きくかけ離れてい る。市民団体などから既に批判が強まっており、支給額など も含め見直しを求める声が高まりそうだ。 (2001 年5月2日/毎日新聞) (2)倫 理 職 員 倫 理 条 例 案 高知市は 11 日、市職員の倫理の在り方を定めた「市職員 (高知県高知市) 倫理条例案」を12月議会に提出した。

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条例案は全10条で構成 「職員の倫理保持に資する必要な。 措置を講じ、職務執行の公正さに対する市民の疑惑・不信を 招く行為の防止を図り、市民の信頼を確保すること」などと 目的を規定。その上で、事業者などから受けた利益、報酬価 格、支払いを受けた年月日、事業者などの名称、住所を記載 した「贈与等報告書」を任命権者に提出すると規定した。ま た、職務倫理の保持を図るため、任命権者の下に職員倫理を 監督する職員を1人置くとしたほか 有識者3人から成る 市、 「 職員倫理委員会」も設置するとしている。 具体的な運用は倫理規則で定める方針で、倫理委員会での 議論を踏まえて半年程度かけて策定する予定。 市では 2000 年9月、生活福祉課の元課長補佐が生活保護 費をだまし取る事件が起きた。加えて、国・県が公務員倫理 に関する法律・条例を定めたこともあり、倫理条例を制定す ることにした。 (2000年12月/時事通信) 政治倫理条例 白井町議会は 12 月議会で、町長、町議などを対象とする 2001 (千葉県白井町) 「町政治倫理条例」を賛成多数で可決、成立させた。 年4月1日から施行する。同町では、1999 年の県議選に絡 み、今年に入り町議6人が逮捕され、町内の住民団体からも 同条例を求める声が上がっていた。町によると、こうした条 例が制定されるのは県内では初めて。 町議会事務局によると、条例は全 19 条で、適用対象は町 長、助役、収入役、教育長、町議。主な内容は、対象者が、 条例で定められた政治倫理基準に反した場合、調査、審議を 行う政治倫理審査会を設置するほか、贈収賄など職務に関す 、 、 る罪に問われ 1審で有罪判決を受けたのに辞職しない場合 町民への説明会を開くことを義務化した。対象者には、毎年 1月1日時点の資産と前年の収入の報告を義務付け、町民は その内容を閲覧できる (。 2000年12月22日/時事通信) 職員倫理条例 横須賀市は2000年12月議会で、業者などと接触する際の 2001 (神奈川県横須賀 禁止事項を詳細に規定した職員倫理条例を制定した。 市) 年4月1日から施行する。市議会も 12 月議会で議員倫理条 例を制定している。 条例は、職員が事業者や利害関係者と接触する際、市民の 疑惑や不信を招く行為をしないよう求めた。一方、市民の責 務として「職員に公正な職務の遂行を損なう恐れのある行為 を求めてはならない」と明記し、職員が市民、業者からの要 求を拒否しやすいよう配慮した。

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、「 」 業者と接触する際の禁止行為については 職務上の会議 「職務上のその他会合 「職務上の訪問調査等 「職務外全」 」 般」など場面ごとに規則で細かく規定。 例えば、職務上の会議で利害関係者から飲食の提供を受け 1500 る場合、昼間の会議なら可能としたが、夜間の会議は 円以上の飲食は禁止した。また、訪問調査などでは利害関係 者かどうかを問わず、茶菓の提供を受けることも禁止してい る。 (2001年1月19日/時事通信) 政治倫理条例案 城島町の政治倫理条例策定委員会(中村政喜委員長)は、 (福岡県城島町) 適用対象に町長、町議らのほか、土地開発公社役員を加えた 条例案を佐藤利幸町長に答申した。答申を踏まえ、町は3月 議会に条例案を提出し、4月1日の施行を目指す。自治体出 資の公社役員を対象に含めた政治倫理条例の制定は全国的に も珍しいという。 答申によると、政治倫理条例は、町長ら3役と教育長、教 育委員、農業委員、町議、土地開発公社役員を対象に実施。 順守すべき政治倫理基準として( )権限・地位による影響力1 を利用した金品授受の禁止、( )公共工事の請負契約や業務2 委託・物品納入契約に関する特定業者の推薦や有利な取り計 らいの排除―などを規定する。本人や親族が役員を務める企 業による工事受注の禁止も盛り込んだ。 このほか、資産報告書の提出義務付けや政治倫理審査会の 設置、町民の調査請求権、職務関連犯罪容疑事案の発生に対 2月に起きた社会福祉法人の設立認可をめぐる汚職事件を 受け、再発防止のための「市職員倫理条例案」を6月議会に 。 、 提案する方針を決めた 利害関係者から接待を受けることや 会食などを全面的に禁止しており、違反の程度によっては懲 戒処分を適用するという内容だ。11日の市議会に提出し、 可決されれば、7月1日から施行する予定。 同条例案と規則によると、市からの許認可や検査、監督な どを受ける利害関係者に関しては、市職員との間で会食やス ポーツ、旅行などのほか、( )中元や歳暮などの贈答品( )転1 2 任や海外出張などに伴うせんべつ( )講演や出版物への寄稿3 に伴う報酬―などを受け取ることを禁じる。 ただし、職員の身分と関係なく始まった付き合いについて は例外とし、職務上必要な会議での会食などについても、所 定の様式で上司に事前に届け出ることを条件に認めた。 、 、 違反行為があった場合は 常設の市人事諮問委員会に諮り その程度によって戒告から免職までの懲戒処分か、訓告また

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は注意などを行う。 (2001年2月14日・6月6日/時事通信) 職員倫理条例案 浜松市は、職員の職務上の禁止行為などを定めた職員倫理 (静岡県浜松市) 条例の制定に向け、市民から意見を募集する。 市では 12 月1日の条例施行を目指しているが、行政の透 明性を高め、市民に関心を持ってもらうことを目的に、5月 末まで意見を募ることにした。 (2001年4月24日/時事通信) 政治倫理条例案 これまで市長本人に限っていた資産公開について、市長の (福岡県豊前市) 親族や助役、収入役も同制度の対象とする方針を決め、6月 定例市議会に「政治倫理条例改正案」を提出した。可決さ れれば、7月1日から施行する。 現行の政治倫理条例は、土地・建物や預貯金、金銭信託、 有価証券、賃借権などについて公開を義務付けており、市民 は市役所内で閲覧できる。改正案は、新たに市長については 扶養親族と同居の親族を追加。助役、収入役は本人のみで、 親族は除外した (。 2001年6月19日/時事通信) 職員倫理条例案 知事は、21日の県議会本会議で、県行橋土木工事事務所 (福岡県) の発注工事をめぐり所長(休職中)と前所長が収賄容疑で逮 捕、起訴されたことを契機に、県職員の綱紀粛正を目指した 。 、 倫理条例を制定する方針を明らかにした 年内制定を目指し 早ければ9月議会に提案される見通し。 、 、 条例案は 国家公務員倫理法や他県条例を参考にしながら 利害関係者との付き合いの程度や同関係者からの贈答品の扱 いなどについて定める (。 2001年6月21日/時事通信) 職員倫理条例案 職員倫理条例を制定するため、学識経験者ら6人で構成す (福岡県福岡市) る「公務員倫理に関する懇話会」を設置した。市は懇話会で の意見を参考に条例案をまとめ、早ければ9月議会に提案す る。可決されれば2002年4月をめどに施行したい考えで あるが、助役や収入役ら特別職も一般職と同様に取り扱うか で苦慮している。 同懇話会はこれまで3回の会合を開き、意見を集約した。 その結果、特別職も一般職と同様に条例の対象にし、課長以 上の一般職員が1件5000円以上の贈与や接待を受けた場 合は報告を義務付け、その相手方などを記載した報告書を市 、 。 民が閲覧できるようにする ということで意見がまとまった

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閲覧については、国家公務員倫理法では2万円以上と規定し ており、国以上に厳しい内容となっている。 市では、市長と市議を対象にした政治倫理条例は既に施行 されている。今回制定する職員倫理条例の対象に特別職を含 めないと、特別職だけが何ら規制を受けないというおかしな 事態となる。それだけに特別職を対象にすること自体に異論 はないものの、その取扱いをどうするかがネックになってい る (。 2001年7月5日・9月4日/時事通信) 福岡市は、職員の禁止事項や贈与等の報告義務を定めた職 員倫理条例案を12月議会に提出する。同議会で可決されれ ば、2002年4月に施行する。 市が同条例制定の参考にするため設置した外部委員6人で 「 」 、 、 構成する 公務員倫理に関する懇話会 は 意見集約の結果 「基本的枠組みは国家公務員法倫理法に準ずるのが相当」と した。その上で、同条例案に( )助役、収入役から特別職も1 一般職と同様に条例の適用対象とする( )利害関係者(契約2 の相手方など)からの債務保証や担保提供の禁止―などを市 独自として盛り込むよう求めた。 また、疑惑を招くことを避けるため、課長以上の一般職員 が1件5000円以上の贈与等(接待を含む)を受けた場合 は報告を義務付け、その相手方などを記載した報告書を市民 が閲覧できるようにするということで意見がまとまった。さ らに、便宜提供の機会を減らすため、条例施行後は、職員だ けでなく市民や業者にも規則などを周知徹底するよう求め た (。 2001年11月16日/時事通信) 職員倫理条例 今年1月に実施された同市長選挙をめぐる市幹部らの公職 (岐阜県岐阜市) 選挙法違反事件を受けて、職員倫理条例を制定した。行政、 市職員の政治的中立性を強調しているのが特徴。 条例は、国の国家公務員倫理法を基本に制定。職員が守る べき倫理原則について 「職員は、行政の公正な運営と、市、 民の信頼を確保するため、職務の遂行に当たっては政治的中 立性を保持し、市民の疑惑や不信を招く行為をしてはならな い」などの条文を掲げた。 条例に基づき、市は今後、有識者から成る職員倫理審査会 。 、 、「 」 を設置 その意見を参考に 9月ごろには 職員倫理規則 、 。 を定め そこに倫理保持を図るための具体的事項を盛り込む 条例に罰則規定はないが、市は「規則に違反すると、懲戒処 分の対象になる」としている。

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また、職員の任命権者である市長、教育長、消防長などの もとに、各部署単位で、倫理監督者を設置。同監督者は、そ の部署の職務にかかわる倫理の保持について指導や助言を行 う (。 2001年7月11日/時事通信) 職員倫理規程 関係業者からの供応などを禁止するとした倫理規程を作成 、 。 。 (長野県松本市) し 8月1日に施行する 教育長を除く一般職の職員が対象 特別職は対象外だが、規程に準じて行動する。 規程の内容は基本的に国家公務員倫理法に準じているが、 祝儀・香典、引き出物・香典返しは、地域の常識としてそれ ほど高額な金品がやりとりされることがないため、社会通念 上容認される範囲であれば受け取ってもよいとした。一方、 供花、歳暮等の贈答品は禁止した。 改めて徹底する狙いで、地方公務員法で禁止されている選 挙運動(地位利用など 、弁済能力を超える借金・債務保証) を禁じた。交通事故、免許停止以上の交通違反には報告を、 7日を超える海外旅行には届け出を義務付けた。 規程に違反した場合は地公法第29条と、市条例に基づい て処分する (。 2001年7月24日/時事通信) 職員倫理条例規則 4月施行の職員倫理条例に基づき、利害関係者らとの飲食 (岩手県) などについて具体的な禁止行為を定めた「職員の職務に係る 倫理の保持に関する規則」を公布した。9月15日に施行す る。 規則は、利害関係者を、県と契約を結んでいる事業者など 、 、 と定義した上で 金銭などの贈与や無償での物品の貸し付け 接待などを禁止した。 ただし、( )自らが主催する冠婚葬祭などで祝儀や香典を1 受け取る( )多数の人が出席する式典などで、利害関係者か2 ら記念品をもらったり、飲食したりする―などの行為は認め る。自己の費用負担での夜間飲食やゴルフも、倫理監督職員 に届け出れば認める。 同規則には、倫理行動基準として「地域における活動や交 流に積極的に取り組む」ことを明記。規則の改正手続きも、 重要事項を改正する場合は、県民の意見を聞く場を設けるこ となどを盛り込んでおり、県は、地方自治体として地域の実 情を反映した規則になるよう工夫したとしている。 (2001年9月11日/時事通信) (3)行政手続・パブリック・コメント

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県民コメント制度 埼玉県は、条例などの立案過程で決定前の内容を公表して 要綱案(埼玉県) 県民の意見を募る「県民コメント制度 (パブリック・コメ」 11 ント)の要綱案をまとめた。知事部局や教育委員会など 機関を対象に8月から実施する。 要綱案によると、パブリック・コメントは▽県の総合的な 構想や計画▽県民に義務を課したり権利を制限したりする内 容を含む条例▽大規模な公共事業─について、各部局長が対 象とするかどうかを判断。案や趣旨についてまとめた資料を 作成して公表し、県民から提出された意見を参考にしながら 最終案をまとめる。 部局間でパブリック・コメントの実施状況に極端な差が生 じるのを抑えるため、委員会を設置して情報交換する。委員 会は各部局や出先機関などの筆頭課長が参加、年2∼4回程 度開催する。 (2001年7月18日/時事通信) パブリック・コメ 名古屋市は 2002 年度から、計画策定などの途中で市民か ントの実施 ら意見を求めるパブリック・コメントを原則実施する方針を 愛知県名古屋市 決めた 「個別の計画ごとにパブリック・コメントを実施し ( ) 。 、 」 ている例はあるが 原則実施を決めたのは政令市では初めて (総務局)という。市は年内に制度について市民から意見を 募集して細部を決め、2002年度から運用を開始する。 市は、市の基本的な施策にかかわる計画の策定や改定、条 例や要綱などで市民に広く適用される規制の制定や改廃の際 に、パブリックコメントを原則として実施することを規定す る方針。市は現在、( )制度を定める法規を条例、要綱、指1 針などのうち、どのレベルにするか、( )規制の制定・改廃2 の際に実施する場合は、規制を定める法規を条例まで含める か、要綱、指針などにとどめるか─などについて検討してい る。年内に実施する市民意見の募集では、この点も問う考え だ。 市は、2001 年2月にパブリック・コメント制度に関する 要綱を制定。既に6つの計画や指針で策定前に考え方を市民 に示し、郵便やファクス、電子メールで意見を求めている。 (2001年9月13日/時事通信) パブリック・コメ 横須賀市は、条例制定や政策策定に当たり、市民の意見を ン ト 手 続 条 例 案 反映させる手続きを定めた「横須賀市市民パブリック・コメ (神奈川県横須賀 ント手続条例案」をまとめ、9月市議会に提案した。来年4 市) 月から施行する方針。市民への説明責任を果たすとともに、

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市民の市政参画促進、開かれた市政推進が狙い。 市によると、同様の手続きを要綱や指針で定めて実施して いる団体は、県レベルで北海道や新潟、愛知、大阪など9道 府県、市では鳥取市のみで、条例化は全国初という。 条例案によると、対象となる政策は( )市の基本的な制度1 を定める条例の制定や改廃、( )市民生活や事業活動に重大2 な影響を与える規則や指導要綱、行政指導の指針の制定や改 廃、( )市の基本的政策を定める計画の策定や改定、( )市の3 4 基本的な方向を定める憲章や宣言の策定や改定─など。 政策案などの公表方法については、実施機関が指定する場 所での閲覧や配布のほか、インターネットを利用するとして 。 、 、 、 いる 意見の提出方法については 書面や郵便 ファックス 電子メールなどを挙げている。 このほか条例案は、パブリック・コメント手続きの実効性 を確保するため、実施機関に実施責任者の設置などを盛り込 んでいる。 (2001年9月14日/時事通信) パブリック・コメ 宮城県は、策定を進めている「新たな行政改革大綱」の中 ント制度の導入 間とりまとめを公表した。政策立案段階で県民から意見を募 (宮城県) り反映させる「パブリック・コメント制度」の導入を検討す 100 11 るなど 計約、 項目の 実施計画 案「 ( )」を盛り込んだ。 月上旬には大綱を決定し、2001年度から順次、実施する。 パブリック・コメント制度の導入は、県民の説明責任を果 たし、行政手続きの透明性を確保するのが狙い。これまでに も、県総合長期計画の策定段階などで県民の意見を反映させ たことはあったが、同制度では、県民の意見が政策にどのよ うに反映されたかまで明確にし、公表する計画だ。 (2001年9月20日/時事通信) パブリックコメン 浜北市は、市民参加型の行政運営を目指し、市行政制度審 ト導入を諮問 議会に、パブリックコメント制度の導入について諮問した。 、 、 、 、 (静岡県浜北市) 同制度は 行政の規則 条例 個別のプランなどについて 計画立案段階や審議過程で市民に意見を聞く住民参加型の行 政運営制度。導入を検討するのは、インターネットの普及に 伴い、市への意見や提言、苦情などのメールが、1997年 、 、 、 から2001年に延べ11万1346件に上り 速く 広く 多くの市民の声が聞くことが可能になったことが背景にあ る。 審議会の委員は、公募市民2人、自治会関係1人、商工会 や民生委員児童委員協議会、労働福祉協議会など各団体から

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3人、市議2人、学識経験者1人、マスコミ関係1人の合計 10人。今後、市の計画や原案への新制度の適用範囲や意見 の提出方法、パブリックコメント自体の在り方などを1年か けて審議し、来年度答申の予定。 市は、2003年度の導入を目指すが、条例化するか要綱 で定めるかは、今後検討する。 (2001年11月22日/時事通信) (4)情報公開 情報公開条例 宮城県議会は 13 日、県警を情報公開の対象に加え、予算 (宮城県) 関連文書については県警本部長の裁量を一部制限する情報公 開条例改正案を可決した。施行日は来年4月1日。 条例改正をめぐっては、非開示情報について裁量権を認め てほしいとする中川雅量本部長と、公正な情報公開のルール を作るために裁量権を盛り込まないとする浅野史郎知事が真 っ向から対立していた。 改正案は、司法警察分野に属する狭義の捜査情報について 本部長の裁量を認める一方、予算文書は原則として本部長の 裁量権を認めないとする内容。ただし、予算文書の中でも特 殊装備や情報提供者に関する情報など4項目については、県 警の裁量を認める例外規定を設けた。 (2000年12月/時事通信) 行政情報公開条例 高知市は、市民の「知る権利」を明記するとともに、公開 改正案 対象文書を拡大した「市行政情報公開条例改正案」を 12 月 (高知県高知市) 議会に提出した。施行日は2001年7月1日の予定。 (2000年12月/時事通信) 情報公開条例案 甚目寺町は、2001 年の3月議会に情報公開条例案を提出 愛知県甚目寺町 する方針だ。若手職員でつくるプロジェクトチームを中心に ( ) 検討しており、条例案には町民の「知る権利」の尊重などを 盛り込む方向。可決されれば、同年10月1日に施行する。 計画によると、条例案では町民の「知る権利」のほか、公 開請求できる対象者を「何人も」とする。対象情報にはフロ ッピーなど電磁的記録も含め、プリントアウトした上で公表 する方向だ。 食糧費については、懇談相手の名前や役職をどの程度まで 公開するかなどを慎重に検討している。また、町議会の理解 が得られれば、議会を公文書公開の実施機関に位置付けたい

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考えだ。 (2000年12月18日/時事通信) 情報公開条例案 金田町長の諮問機関・情報公開審議会(会長・斎藤文男九 (福岡県金田町) 大名誉教授)は 16 日、町土地開発公社も情報公開の対象と する情報公開条例案を、吉田桃生町長に答申した。同町によ ると、公開実施機関に同公社を明記した条例は全国で初めて という。町は成案をまとめ、今秋にも制定したい考え。 条例案で、情報公開の対象となるのは土地開発公社のほか に、町、議会、町委員会など。同公社の場合、用地の取得状 況や取得先、価額、取得目的などが公開項目となる。公社や 、 、 町が公開を拒否した場合 町民や町議らで新設する審議会に 拒否理由の明示など不服を申し立てることもできる。 自治体の公共事業の円滑化のため、事業用地の先行取得を 目的に設立される土地開発公社をめぐっては近年、厳しい財 政事情などから公社が取得した土地を、自治体が買い取らず に放置する「塩漬け用地」が全国的に問題化。一般に、同公 社は議会の議決なしで用地を取得できるなどから、チェック の充実が課題とされている。 (2001年1月17日/西日本新聞) 情報公開・個人情 木曽郡 11 町村でつくる木曽広域連合は、情報公開と個人 報保護条例 情報保護とを一本化した「情報公開及び個人情報保護に関す 」 。 、 (長野県木曽広域 る条例 を1月から施行した 長野県内では同広域のほかに 連合) 北アルプス広域が 2001 年度当初から、上伊那広域と上田地 域広域が2001年度中の情報公開条例施行を目指している。 木曽広域は「連合を構成する町村で、情報公開条例が出そ ろってきた。連合としても避けて通れない」と制定理由を説 明。連合内町村は個々の情報公開審査会を持たないため、条 例制定に伴って連合で設置する「連合情報公開及び個人情報 保護審査会」に各町村が事務委託できるメリットがある。 木曽広域は、東京都の「情報公開・個人情報保護審議会」の 答申などを参考に同条例を制定 「郡民の知る権利の尊重」。 を第1条に掲げたほか、理由を明示すれば、実質的に誰でも 情報公開を請求できる。 同県では、2000 年7月に全国で初めて県内 10広域行政圏 すべてに広域連合が設置された。広域連合で進む情報公開の 動きについて、県は条例制定の拡大に期待している。 (2001年1月24日/時事通信) 情報公開条例改正 福岡県は、情報公開制度の対象に警察本部長や公安委員会

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案(福岡県) を加えるなど同制度を抜本的に見直し、現行の情報公開条例 を全面改正する。改正条例案を2月議会に提案。警察関係を 除いて7月1日から施行し、全面施行は 2002 年7月1日か ら。 主な改正内容は、条例の目的に県民の知る権利と県の説明 責務を明記。公安委員会と警察本部長を実施機関に加えると 、 、 ともに 開示請求の対象となる公文書の範囲を拡大するため 現行の「決裁または回覧などが終了したもの」から「実施機 関の職員が組織的に用いるもの」へ変更した。電磁的記録も 新たに対象とする。 また、開示請求権者の範囲についてもこれまで県民に限っ ていた規定をなくし 「何人も」として拡大。県が出資する、 財団法人などの情報公開を推進するため、出資法人の努力義 務と実施機関の指導責務も規定した。 (2001年2月27日/時事通信) カルテ等の開示 福岡市は、患者と医療従事者との信頼関係を深めるため、 (福岡県福岡市) 市立病院で作成、管理されるカルテ(診療録)などを患者や その家族らに、申請に応じて病院自らが判断して開示する制 度を7月1日からスタートさせる。市立のこども病院・感染 症センターと市民病院が対象。 情報開示するのは、カルテのほか看護記録、処方せん、検 査記録などで、作成後5年以内のもの。情報提供を請求でき るのは( )患者本人、( )患者本人の同意を得た親族(配偶者1 2 及び2親等以内の血族 、( )患者本人が死亡した場合の遺) 3 族(配偶者、子、父母ら)─など。 申請者は、申請書を病院長に提出。病院長は申請書を受理 した日から起算して 15 日以内に開示の是非を通知する。開 示の是非については、病院長以下で構成する「診療録等開示 委員会」を設置して審議、検討する。カルテの開示により患 者本人らの権利、利益を損なうおそれがあると認められる場 合は、開示しないことができるとしている。 同市ではこれまで、診療情報については日常診療の中で説 明するとともに、個人情報保護条例による開示請求に基づき 提供してきた。 (2001年6月28日/時事通信) 情報公開をめぐる 高槻市に建設された日本たばこ産業(JT)のバイオ研究 裁判の判決 施設に関する公文書の情報公開請求を市が拒否したのは不当 (大阪府高槻市) だとして、同市の高校教諭二木崇さんが市を相手取り、非公 開決定の取消しを求めた訴訟の判決が 29 日、大阪地裁であ

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った。三浦潤裁判長は「文書が公開されると施設に防犯、防 災上の危険が生じる可能性があり、設計者の競争上の利益を 害するため、非公開決定は適法」と述べ、請求を棄却した。 原告は控訴する方針。 判決によると、この施設はJTが 1993 年、遺伝子組み換 、 。 え実験などを行う目的で 住宅街に開設した医薬総合研究所 二木さんは 1995 年に市の情報公開条例に基づき、建築確認 申請などの文書公開を請求したが、市は非公開を決定した。 「人の生命、健康に対する危険の恐れがある」との原告の 主張について、三浦裁判長は「 恐れ』は具体的、確実でな『 ければならない」として退けた。バイオ施設に関する情報公 開の是非をめぐる訴訟の判決ははじめて。 (2001年6月29日/時事通信) 情報公開条例改正 神奈川県議会の6月定例会は5日、警察、公安委員会の情 (神奈川県) 報公開を定めた県情報公開条例の一部改正案などを可決し、 閉会した。この改正条例で、警察と公安委に対する県民側の 不服申立ては既存の県情報公開審査会で一括処理されること が明確化された。 県では、一昨年の県警不祥事をきっかけに警察と公安委も 情報公開条例の対象機関にすべきだとの要求が高まった。昨 年2月議会で条例改正となり、今年秋からの施行に向けて準 備が進められたが、このうち不服申立てをする審査会につい 、 、 。 、 て 県警側は 既存審査会とは別立ての組織を要求 しかし 別立てでは警察側の意のままに動かされる恐れもあると市民 団体などが反発し、結局、既存組織での一括処理となった。 (2001年7月5日/時事通信) 情報公開条例改正 神戸市は、文書公開条例を全面改正した情報公開条例を制 (兵庫県神戸市) 定し、12 月から施行する。請求権を市内在住・在勤者らか ら「何人も」に拡大。手数料は原則無料だが、企業などが営 利目的で請求することが明らかなときは公開請求書1件につ き 1000 円とした。市内に住所があるか、在勤在学する人・ 団体以外は、請求書1件につき300円が必要。 新条例は、2 月に市公文書公開審査会がまとめた答申に沿 う内容。公開決定の期限は 15 日以内で、正当な理由がある ときは 30 日以内に限り延長が可能だ。著しい大量請求の場 30 75 合は 日以内に限り再延長できるが、最長でも請求から 日以内には決定を行うことにした。 このほか、決裁などの手続きが終了していない文書も請求

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の対象になった。実施機関には市議会を加えたほか、市が出 資している法人の情報も、公開に必要な指導や助言をする努 力義務を課した。対象団体は規則で定めるが、50 %以上の 出資が基準になる予定。 (2001年7月9日/時事通信) 情報公開をめぐる 那覇市長が市情報公開条例に基づき、海上自衡隊那覇基地 裁判の判決 にある対潜水艦戦作戦センター(ASWOC)の建築資料開示 (沖縄県那覇市) を決めたことに対し、国が「国防上の支障」を理由に決定取 り消しを求めた訴訟の上告審判決が 13 日、最高裁第2小法 廷(亀山堆夫裁判長)であった。判決は 「訴えは不適法」、 として国の請求を退けた1、2審判決を支持、国の上告を棄 却した。これにより提訴から 12 年ぶりに国の敗訴が確定し た。 国側は 1989 年 9 月、那覇市の公開決定取り消しを求める 抗告訴訟として提訴した。抗告訴訟は個人などが行政機関相 手に起こす行政訴訟で、公権力の行使で侵害された私的権利 や利益を救済するのが目的。今回の訴訟では、公権力の頂点 にある国が、個人と同じように抗告訴訟を起こせるかが最大 の争点だった。 判決は 「国は建物の所有者としての利益が侵害されるこ、 とも理由にしており、行政間の紛争であって 『法律上の争、 訟』に当たらないとした1、2審判決は誤り」と指摘。その 上で 「市条例は国の主張するような利益を保護する趣旨を、 含むと解することができず、国に原告適格はない」と述べ、 改めて訴えは不適法と結論づけた。 1審那覇地裁は 95 年3月、行政機関は原則的に抗告訴訟 を提起できないとした上で、国が秘密保護の利益を侵害され るとした主張について「防衛上の秘密は、私的権利のプライ バシーとは異なり、公共の利益そのもの。個人の自由や権利 侵害と同様にみる余地はない」と判断。裁判所が審理できる 「法律上の争訟」でないとしたほか、行政機関間の紛争を解 決する機関訴訟の制度にも当てはまる規定がないとして、国 の訴えを不適法と結論付けて却下した。 2審福岡高裁那覇支部も 96 年9月、1審を支持して控訴 を棄却したため、国が上告した。 1審判決は、公開決定文書に防衛秘密があるかどうかの実 質的争点にも踏み込み 「資料に国防上の秘密はない」と認、 、 、 。 定したが 2審 最高裁はともにこの点には言及しなかった (2001年7月13日/時事通信)

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情報公開条例改正 大分県の平松守彦知事は1日の記者会見で、知事の交際費 案(大分県) ・食糧費について、これまで非公開としてきた相手の氏名・ 職名を、原則公開すると表明した。9 月議会に県情報公開条 例改正案を提出、10 月 1 日以降に作成された公文書に適用 を開始する方針。 同県ではこれまで、知事交際費・食糧費についての情報公 開請求に対し 「個人の特定につながる」などとして、相手、 方の氏名・職名は原則非公開としてきた。しかし、全国的に 公開に踏み切る自治体が増えてきていることなどから、公開 の方針を決めた。 県情報公開条例には、実施機関として、知事部局のほか、 議会、教育委員会、公安委員会なども含まれており、同県に 、 、 、 よると 改正案では知事部局の各部長や県議会議長 教育長 県警本部長などの交際費・食糧費についても公開対象とする 方針という。 (2001年8月1日/時事通信) 教科書採択結果の 佐賀県は16日、2002 年度の小中学校における使用教科書 公表(佐賀県) の採択結果について、県庁内の県政情報室で閲覧できるよう にすると発表した。また、採択結果とともに、選定基準や事 務手続きを決めた選定審議会の委員会のメンバーと調査員 の氏名、採択基準も公表する。 県教育委員会は先月中旬、採択事務に支障がない範囲で採 択終了後に採択の結果と理由などについて公表するよう、各 地区採択協議会長と市町村教育委員長に要請したが、採択地 区ごとの採択理由、委員会の構成員の氏名については各市町 村教育委員会の判断で公表する方針。 また、県立養護学枚、盲学枚、ろう学校については県教委 が採択したが、これについては県の情報公開条例に基づく請 。( ) 求に沿って対応するという 2001年8月16日/時事通信 情報公開条例改正 江別市の情報公開審査会は、1996 年に制定された情報公 案 北海道江別市( ) 開条例をより開かれたものにするため、公開できる情報の範 囲拡大などを盛り込んだ中間案「条例改正の考え方」を公表 した。今後、パブリックコメントを受け付け、2002 年4月 の施行を目指す。 「改正の考え方」では、これまで「決裁などの手続きを終 了したもの」としていた公文書の要件を「職員が組織的に用 いるものとして、実施機関が保有しているもの」として公開 。 、 できる範囲を拡大 審議会や協議会を原則公開とすることや 市が出資する法人の文書についても市に公開請求できる仕組

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みづくり、中間案や政策形成過程にある情報の積極的な提供 などが示された。 市は「考え方」を市民に公開して意見を募集。10 月中に まとめられる最終案に反映させる方針だ。 (2001年8月28日/時事通信) 情報公開をめぐる 川崎市が買い取る予定となっている土地の鑑定書の情報開 裁判の判決 示請求に対し、同市が非公開の決定をしたのは市情報公開条 神奈川県川崎市 例に違反するなどとして、市民団体元代表が高橋清市長を相 ( ) 手取り、非公開決定の取り消しと損害賠償を求めた訴訟の判 決が 22 日、東京高裁であり、魚住庸夫裁判長は市長に公開 を命じた一審横浜地裁判決を取り消し、請求を棄却した。 魚住裁判長は「買収前の土地鑑定書の公開は、他の用地事 務に支障を生じさせる恐れがあり、条例に基づき公開を拒む ことができる」とした。 元代表側は「1 か所の土地鑑定書の公開が市内の用地買収 に影響することはあり得ない。汚職事件に絡み、市と土地を 所有する企業との密約を隠そうとしている」などと主張。一 審は「用地取得に支障が生じるとの主張は非公開の理由にな らない」との判断を示した。 (2001年8月22日/時事通信) 環境計画の審議内 甲府市は、2002 年度までに策定する環境基本計画に対す 容の公開 る市民からの意見を募るため、計画の素案など審議の内容を (山梨県甲府市) 市のホームページで公開することを決めた。 学識経験者や市民団体役員らで横成する市環境審議会が、 大気や河川の水質など市内の環境の現状を分析し、計画案に ついて審議する。そこで、議論の要旨や計画の素案、原案を ホームページと広報に掲載、市民からの意見を受け付け、審 議会の議論に反映させる。また、地区ごとに市民や事業者と の懇談会を開催、計画への意見を求める。 環境基本計画は、2001年3月に制定した環境基本条例 に基づき策定するもので、ごみやダイオキシンなどさまざま な問題から環境を守るための目標や、施策の大綱などを盛り 込む。 (2001年9月13日/時事通信) 情報公開をめぐる 和歌山県が、県公文書開示条例によって請求された公文書 裁判の判決 を非開示処分としたのは違法として 「市民オンブズマンわ、 」( ) 、 (和歌山県) かやま 畑中正好事務局長 が木村良樹県知事を相手取り 処分取り消しを求めていた民事訴松の判決が 18 日、和歌山

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地裁(礒尾正裁判長)で言い渡された。礒尾裁判長は「請求 を不受理としたのは違法」などとして、処分の取消しを命じ た。 訴状などによると、オンブズマンは知事に対し、1995 年 度から 1999 年度までの、県議会退職議員の親ぼく団体に対 する補助金交付に関する文書の開示を求めた。知事側は「県 議会で管理しており、知事部局に文書は存在しない」として 請求を受け付けなかった。 判決で裁判長は、請求を不受理としたのは非開示処分と言 えると判断。その上で 「県議会で管理していても知事部局、 が管理する文書と別に扱う理由はない」などとして、請求を 不受理とした処分を取り消した。 (2001年9月18日/時事通信) 情報公開条例改正 秋田県は、県警本部長らの裁量が及ぶ公共安全情報6項目 案(秋田県) を定めた上で、警察職員の氏名や役職を一般職員と同じく原 則公開とするよう、県情報公開条例を改正する。県情報公開 室によると、一定の裁量権の範囲を決めて警察情報を公開す るのは、北海道に次いで全国2番目という。9月定例議会で 条例改正案が可決されれば、2002 年4月から施行される見 通し。 今回、県が定義した公共安全情報は( )捜査中の事件、( )1 2 、 、 犯罪の予防や捜査の手法など ( )捜査員や情報提供者など3 ) 、 (4 暴力団対策法や破壊活動防止法にかかわる情報収集活動 ( )被疑者や被告人の留置、( )検察官の捜査指揮や収監状の5 6 執行─に関する情報。 これらに該当する情報で、関係者に危害が及んだり捜査に 支障を来したりする恐れがあると本部長らが判断した場合、 関係する警察職員の氏名や役職を非公開にすることができ 。 ( ) る 2001年9月26日/時事通信 情報公開条例改正 福岡市は、市長の諮問機関「情報公開審査会 (会長・吉」 案 福岡県福岡市( ) 野正弁護士)が情報公開条例の全面改正に向けて取りまとめ た中間報告について、各区役所などで市民にそのダイジェス ト版などを配布して意見を募集する。 意見の募集期間は 31 日まで。同審査会は、市民から寄せ られた意見を基にさらに検討し、12 月に市長に最終答申す る。市はこの答申を受けて同条例の改正作業に着手する。 同審査会は 中間報告で( )公開対象となる文書の拡大 ( )、 1 、2 請求権者の範囲拡大、( )公開請求にかかる是非の決定期間3

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。( ) の短縮─などを求めている 2001年10月16日/時事通信 情報公開条例改正 新潟県は、県情報公開条例を改正し、県警本部長、県公安 (新潟県) 委員会と県議会を新たに実施機関に加えた。施行は 2002 年 4月1日から。実施機関に警察が含まれるようになるのは都 道府県で21番目。 県の改正条例では、国の情報公開法に沿って「公共の安全 にかかわる情報」の公開の可否の判断を、実施機関である県 手本部長に原則的にゆだねている。しかし、県警の支出関連 文書の取り扱いについては、県出納局が保管しているため、 公開の可否の判断が原則的に知事・出納局にゆだねられてい る。 ただ 「他の実施機関が公開決定することに正当な理由が、 」 、 、 あるとき は 協議の上で事案の移送ができるともしており 県警支出関連文書の取り扱いをめぐって、県警側と具体的な 運用ルールについて施行日までに詰める方針。 また改正条例では、決裁供覧前の「組織的共用文書 、フ」 ロッピーディスクなどの「電磁的記録」が新たに開示対象に 加えられたほか、従来、県民に限定されていた公開請求権者 が「何人も可」となり、制限が取り除かれた。 (2001年10月26日/時事通信) 情報公開条例に基 交際費に関する行政文書について、相手方の氏名も原則と づく公開基準を改 して公開することを決めた。情報公開条例に基づく公開基準 正(山梨県) を改正し、11月1日以降に支出した交際費から適用する。 公開対象は知事、教育委員会、公安委員会、県議会などす べての実施機関。ただし、病気見舞いなど相手のプライバシ ーに特別な配慮が必要な場合は非公開とする。 (2001年10月30日/時事通信) 補助執行事務でも 府は30日、知事が地方自治法に基づいて、府警本部長な 情報公開条例で公 どに補助執行させている事務に関する行政文書を、今後は府 開(大阪府) として公開することを決定したと発表した。対外的に知事名 で執行される補助執行事務は、情報公開条例上、知事が管理 する行政文書にあたるとした府情報公開審査会の答申を受け た措置。11月1日からは、府警と府公安委員会も情報公開 を開始することにしており、府民に対する情報公開の流れが 一層加速すると見られる。 、 、 府はこれまで 補助執行事務は知事部局で関与しておらず 関連文書も管理していないため、非公開としてきた。

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(2001年10月30日/時事通信) 、 、 「 」 情報公開条例改正 同市は 情報公開条例を改正し これまで 決裁済み文書 (熊本県宇土市) に限定していた公開対象の公文書について、個人のプライバ シーに関するものなどを除き 「すべての公文書」を原則公、 開できるようにした。市は今年4月、全国で初めて「文書管 理条例」を施行、情報公開条例との2本立てで、市民への情 。 ( ) 報公開を進めている 2001年11月6日/時事通信 情報公開条例改正 10月から、市の出資比率が4分の1以上で、かつ市の出 神奈川県藤沢市 資割合が最も高い出資法人(外郭団体)が独自に情報提供で ( ) きるようにした。 市は、外郭団体の情報公開について、6月に全面改正した 情報公開条例の条文に「情報の公開に努める」との努力義務 を明記した上、対象となる団体で情報公開に関する内部規定 を検討してきた。 出資比率などは個人情報保護条例の規定に合わせた。市に よると、出資比率を「4分の1以上」とする自治体は県内で は県と逗子市だけ。全国的には「2分の1以上」が大半とい う。 対象となる外郭団体は、開発経営公社、生活経済公社、生 きがい福祉事業団、社会福祉事業公社、まちづくり協会、芸 術文化振興財団、保健医療財団、社会福祉協議会、市民会館 サービス・センター、スポーツ振興財団など14団体。 (2001年11月7日/時事通信) (5)個人情報保護 個人情報保護条例 6日、県が取り扱う個人情報を保護するための条例制定へ 、 「 」 。 案(鹿児島県) 向け 有識者らでつくる 個人情報保護懇話会 を設置した 同懇話会は本年度末にも知事あてに提言をまとめる。県はこ れをもとに 2002 年度内の条例制定、2003 年度春ごろの施行 を目指す考え。 同懇話会は、大学や地方自治体、経済団体、報道機関の関係 者ら 16 人で構成。今国会に提出されて現在審議中の、国の 「個人情報保護法」案の趣旨に沿った形で論議をすすめる。 県学事文書課によると、同法案では個人情報を取り扱う民間 事業者以外に、地方公共団体にも個人情報の適正な取扱いを 確保するため、条例など必要な施策を策定する義務が生じる という。

参照

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