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また、学生は本実験で本格的に有機化合物を用いた合成実験を行う

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Academic year: 2021

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有機化学実験

鬼束優香

応用分析技術系(機器分析・化学WG)

1 はじめに

有機化学実験は木曜日、金曜日の終日行われる物質生命化学科3 年次対象の学生実験であり、本年度は後 期(105日~1113日)に行われた。本実験は、有機化合物の合成、構造解析に必要な基本的操作と有機合 成の二段階に内容を分け、学生が確実に技術習得できるよう、研究室配属を見据えたプログラムとなってい る。また、学生は本実験で本格的に有機化合物を用いた合成実験を行う。取り扱う試薬は、劇物や危険物が 多いため、引火や中毒といった危険性に関しても習得していく。本実験において、技術職員は教務以外の事 項全般(TA指導、実験に関する安全管理、技術指導等)を担当している。

2 内容

2.1 実験内容

有機化学実験の実験内容は以下の14テーマである。

【基本操作編】

1.薄層クロマトグラフィー(TLC) 2.実験装置のデザイン・組み立て 3.融点測定 4.秤量・濃度測定(UV測定)

5.再結晶 6.有機化合物の同定(元素分析、質量分析、IR、NMR)

【有機合成編】

7.Diels-Alder反応および加水分解反応 8.アニリンの合成 9.Grignard反応 10.Friedel-Crafts反応

11.脱水反応‐シクロヘキセンの合成 12.Williamson縮合によるエーテル合成 13.エステル合成 14.アゾカップリング反応‐染料の合成

2.2 安全及び技術指導内容について

実験時ガイダンスにおいて、物質生命化学科の環境ISO について、実験に関する諸注意(薬品、廃液処理、

服装、緊急時その他実験上のルール)をプレゼンテーションした。学生実験全体を取り仕切り、緊急シャワー 等の設備点検や説明を行い、実験中は実験器具の管理、学生、TAに対する保護具着用等の安全指導や試薬、

廃液や器具の取扱い指導、装置の組み方や合成方法などの指導を行った。実験終了後、「安全」に関する試験 問題を作成し、学生の安全や薬品廃棄に関する知識を確認した。

3 まとめ

本実験は試薬を一日で60種以上使用し、壊れやすいガラス器具を多用するなど危険度が高い反面、待ち時 間や’なれ’などから注意力が低下しがちであるため、率先して徹底的に厳しい指導をおこなったが器具の破損 が多かった。TAを含め、学生は携帯電話による時間つぶしをしている姿が見受けられた。薬品による火傷や 器具の破損につながるため、巡回のほかなんらかの対応が必要である。

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