2-1. 情報通信システムとネットワーク
(2)ネットワークの種類と仕組み <解答> ア=①、イ=②、ウ=④ 、エ=⑥ ネットワークとは、ケーブルや通信回線などを介して、複数 のコンピューターを接続した仕組みのことです。 一方、ネットワークに接続せず、コンピューターを単独で利 用する形態を「スタンドアローン」といいます。 ネットワーク上でコンピューターがデータをやり取りする際の 通信ルールを「プロトコル」と呼び、標準的なプロトコルとし て広く普及しているのは「TCP/IP(ティーシーピーアイピー)」です。 ネットワークの種類は、その規模によって次のように分けら れます。①LAN(ラン):Local Area Networkの略
企業内や学校内など、比較的近くにあるコンピューター同 士を接続した小規模ネットワークのこと。
構内情報通信網とも呼ばれる。 ②WAN(ワン):Wide Area Networkの略
離れている同じ企業間などのコンピューター同士や、LAN 同士を接続した比較的大規模なネットワークのこと。 広域情報通信網とも呼ばれる。 ③インターネット(Internet) 全世界のネットワークを相互に接続した巨大なネットワー クのこと。 (1)情報通信システム <解答> ア=①、イ=③ 、ウ=⑥ ネットワークや通信機器などを組み合わせた複合的なシス テムのことを情報通信システムといいます。私たちの生活 の中でさまざまな場面で利用され、日常生活に不可欠なも のとなっています。
POS
(Point Of Sale)
商品の在庫管理や売れ行き動向 の分析などに利用されている販売 情報を管理するシステムGPS(Global
Positioning
System)
自動車や携帯電話のナビゲーショ ン・システムなどに利用されている 人工衛星で位置情報を取得するシ ステムETC(Electronic Toll
Collection System)
有料道路の料金所で、無線通信に よって利用料金を自動で精算する システム 住民基本台帳ネット ワークシステム 各地方自治体が管理する住民の 個人情報を電子化し、ネットワーク 上で共有するシステム (3)ルーターとハブの役割 <解答> ア=①、イ=② 、ウ=③ 複数台のパソコンやプリンターなどをLAN接続するための集 線装置を「ハブ(HUB)」といいます。また、機器をLANに接続 できる数を増やすために、ハブ同士を繋ぐことを「カスケード 接続」といいます。 LANを外部のネットワークと相互に接続するための中継機 器を「ルーター」といいます。 (4)サーバーとクライアントの役割 <解答> ア=②、イ=①、ウ=④ クライアント・サーバーシステムとは、コンピューターをサー バーとクライアントに分け、役割分担をして運用する仕組み のことです。 ●サーバー:プリンタ-、ファイル、アプリケーションソフト、 データベースなどの資源の共有、ユーザー認証やメール送 受信の機能など、「サービス」を提供する側のコンピューター ●クライアント:サービスを要求/受ける側のコンピューター サーバー クライアント(2)ログオン/ログオフ <解答> ア=②、イ=③ ●ログオン(ログインともいう) ・1台のパソコンを複数のユーザーが使う場合に、起動画面 でユーザー名とパスワードを入力する操作のことで、パソコ ンは識別したユーザー毎の環境や機能を提供します。 ・ネットワーク上で機能やサービスを利用するときに、ユー ザー名とパスワードを入力する操作のことで、ユーザー毎 に利用できるデータやサービスは異なります。 ●ログオフ(ログアウトともいう) ・コンピューターのログオフとは、自分がログオンしていたパ ソコンの使用を終了し、他のユーザーが利用できる状態に することです。また、ログオフすると共にコンピューターの電 源を切り、終了させるには、「シャットダウン」します。 ・ネットワークのログオフとは、ネットワークへの接続を切断 して、サービスや機能の利用を終了することをいいます。 (3)ユーザー認証 <解答> ア=①、イ=④ 、ウ=⑤ ユーザー認証とは、利用者の識別と、利用者本人であるこ との証明をするためのもので、一般的にはユーザー名とパ スワードを入力して行います。ユーザー名は、ID(identifier の略、身分証明書の意味)ともいわれます。
2-3.ネットワーク資源の利用
(1)ネットワーク資源の利用と注意点 <解答> ア=○、イ=×、ウ=○、エ=× ネットワーク資源を共有することは、作業の効率化やコスト削 減などのメリットがある反面、他人と共有して使用するため、他 のユーザーに迷惑をかけないように配慮することや、データの 利用や更新方法について注意が必要です。 (2)アクセス権 <解答> ア=②、イ=③ ユーザーがファイルや周辺機器などの共有資源を利用する ための権限を「アクセス権」といいます。ユーザー毎にアク セス権を設定することで、利用者によって利用可能なデータ や機能を制限することができます。2-4.インターネット
(1)インターネットの接続形態 <解答> ア=③、イ=⑤、ウ=② インターネットへの接続方法には次のような種類があります。 接続形態 内容 接続機器 ダイヤル アップ接続 電話回線を利用した接続方法 で、プロバイダのアクセスポイ ントにパソコンで電話をして接 続する方法。 モデム ADSL回線 接続 電話回線を利用した接続方法 で、通話の音声には使われて いない周波数帯を使って通信 する。ダイヤルアップと比べて 通信速度が速いことが特徴。 ADSLモデ ム 光通信 接続 光ファイバーを利用した接続方 法(FTTH)。高速で通信の安定 性が高いことが特徴。 回線終端 装置 CATV(ケー ブルテレビ インターネッ ト)接続 ケーブルテレビ(CATV)回線を 利用した接続方法。 高速で通信の安定性が高いこ とが特徴。 ケーブル モデム 専用線 接続 主に企業や組織が独自の回線 を保有し広範囲にわたって通 信する際に利用されている。安 定性に優れるがコストは高い。 ルーター (2)通信速度 <解答> ア=②、イ=③ 回線の通信(転送)速度は、1秒間に何ビットのデータを転送 できるかを意味する「bps(Bits Per Second)」という単位を使 います。 また、高速でインターネットに接続できるサービスを「ブロード バンド」といい、通信速度は500Kbps~100Mbpsのものまで あります。 (3)通信回線による課金システム <解答> ア=×、イ=○、ウ=○ 課金システムとしては、「従量制(接続時間に比例した料 金)」や、「定額制(月単位で一定の料金を支払う方法)」、 それらの組合せである「定額従量制」などがあります。 ブロードバンド回線の場合「定額制」の料金体系が多く、 最大でどれぐらいの通信速度が出せるのかによってプラ ン・月額料金が異なる場合が多いです。2-2.LANの利用
(1)LANの利点 <解答> ア=○、イ=×、ウ=○、エ=× LANを構築すると、次のような利点があります。 ●情報の一元管理が可能になり、ファイルやデータのやりと りや更新が効率的になる ●プリンタ-などの周辺機器を共有することが可能になり、 作業の効率化と導入コストの削減ができる (4)移動中のコンピューターの利用 <解答> ア=①、イ=③ 、ウ=⑥ 移動中や外出先でコンピューターを使うことを「モバイルコン ピューティング」といいます。 モバイルで使用するコンピューターは持ち運びやすいことが 条件になり、小型のノートブック型パソコンやスマートフォン や携帯電話などが使われています。 外出先でノートパソコ ンをインターネットに接続するには、データ通信 カードや無 線LANアダプターなどを使って、事業者が設置したアクセス ポイントに無線接続する方法があります。(5)新しいインターネットの利用形態 <解答> ア=⑤、イ=⑥ 、ウ=④ (ア)タブレットパソコン キーボードを装着しないで、液晶の画面を ペン入力やタッチパネルによって操作する 持ち運び可能な薄型のコンピューターのこ とです。
2-5.ホームページ
(1)ホームページのしくみ <解答> ア=②、イ=④、ウ=⑤ 「ホームページ」は、次のような意味で使われています。 ①Webサイトのこと ②Webサイトのトップページのこと ③Webページのこと ④ブラウザを起動したとき最初に表示されるページのこと ●Webサイトとは インターネット上に公開されているWebページのひとかたま りを指す。 ●Webページとは HTMLファイルや画像から構成される情報を、インターネッ ト上で発信するページのこと。 Webページ Webページ Webページ Webサイト ホームページは主にHTMLファイルや画像ファイルなどで構 成されており、作成したホームページをインターネットに公 開するには、 HTMLファイル、画像ファイルなどをプロバイ ダーなどの提供する「Webサーバー」に転送(アップロード) する必要があります。 ●HTMLとはHyper Text Markup Languageの略で、ホームページを作 成するためのマークアップ言語の一種です。 ≪URLのしくみ≫
http://www.pken.co.jp/
プロトコルの 種類 ドメイン名 (団体を識別するための名前) A B C A: 組織名(会社や団体の名前など自由につけられる) B: 組織の種別(企業はco、小・中・高校はed、大学は acなど、組織の種類によって決まっている) C: 国別コード(日本はjpなど国によって決まっている) (4)ブックマーク <解答> ア=②、イ=④ 頻繁(ひんぱん)にアクセスするホームページなどをブラウ ザーに登録し、URLを入力せずにリストから見たいホーム ページを選んで表示する機能を、「ブックマーク」(または、 「お気に入り」)といいます。 (2)ブラウザーとホームページ表示のしくみ <解答> ア=①、イ=④、ウ=⑤ エ=⑧ ホームページを表示するには、ブラウザーというソフトウェア を使用します。見たいホームページのURLをブラウザーに入 力すると、そのホームページのデータが欲しいという情報が Webサーバーに送信されます。 Webサーバーは要求を受けて、必要なデータをクライアント へ送信し、クライアントのブラウザーでデータをホームページ として表示することができます。 (3)URLのしくみ <解答> ア=②、イ=④、ウ=⑤、エ=③URL(ユーアールエル)とは、 Uniform Resource Locator(ユニ フォームリソースロケーター)の略で、情報がインターネット上のどこ にあるかを示すための住所のようなものです。
(5)HTMLファイル
<解答> ア=①、イ=④、ウ=⑥、エ=⑦
HTML(Hyper Text Markup Language)とは、ホームページを 作成するためのマークアップ言語の一種です。「タグ」と呼 ばれる<>「山括弧(やまかっこ)」 で表す文字列で、文章 の一部を囲むことにより、デザイン、レイアウト、文字色など の指定をします。 HTML言語で記述されたファイルをHTMLファイルといいます。 拡張子は「.html」、「.htm」 などが使用されます。 <>「山括弧(やまかっこ)」で囲まれたタグという文字列を 使って、文字のフォントやサイズの指定、画像や表の挿入、 他のページへのリンク(ハイパーリンク)などを設定することが できます。 ●Webサーバーとは HTMLファイルや画像など、ホームページを表示するのに必 要なデータをクライアントに提供するサーバーのこと。WWW サーバーともよばれます。 (6)ソーシャルネットワークサービスの種類と特徴 <解答> ア=③、イ=② 、ウ=⑥
SNSとは、Social Networking Service( ソーシャルネット ワーキングサービス)の略。 インターネット上で、信用ある社会的な交流をすることを目 的としたWebサービス。知人の知人や同じ趣味を持った 者同士で人脈を構成していくことが多く、紹介制や登録制 などの仕組みがあります。フェイスブックや日本ではmixi( ミクシィ) が有名です。
(7)検索エンジン <解答> ア=①、イ=③、ウ=④ 検索エンジンとは、インターネット上にある情報を検索する 機能を提供するWebサイト、およびそのシステムのことです。 これを提供している代表的なWebサイトにYahoo! JAPAN(ヤフージャパン)やGoogle(グーグル)があります。 情報の収集方法によってロボット型、ディレクトリ型などの種 類に分けられますが、最近では特に区別せずに使用されて いることが多いです。 ●ロボット型検索エンジン プログラムがインターネット上のホームページを巡回して収 集した情報を元に、情報提供する検索エンジン ●ディレクトリ型検索エンジン ホームページの運営者からの申請や、人手で収集して整理 した情報を元に、情報提供する検索エンジン (8)検索方法 <解答> ア= ② 、イ=③、ウ=④、エ= ① 検索をする方法としては、「キーワード検索」と「カテゴリー 検索」があります。 ●カテゴリー検索 ホームページのリストの中から、知りたい情報の種類やジャ ンルを選び、見たいホームページを探す検索方法 ●キーワード検索 見たい情報の条件をキーワードとして指定し、関連するホー ムページの一覧を表示させる検索方法 「キーワード検索」で検索した結果、膨大な数のホームペー ジが表示されることがあり、その場合は複数の条件を組み 合わせた「絞込み検索」をすると、目的の情報を効率的に見 つけることができます。 ●AND検索 入力したキーワード全てを含むホームページを表示 <入力方法>キーワードの間にスペース、または「AND] を入力する (例: 資格 パソコン) ●OR検索 入力したキーワードのどちらかを含むホームページを表示 <入力方法>キーワードの間に「OR」を入力する ※ ORの前後には半角スペースが必要 (例: 資格 OR パソコン) ●NOT検索 入力したキーワードを含むホームページを、検索結果から 除外して表示 <入力方法>検索から除外するキーワードの前に、 「-」(半角マイナス)を入力する (例: 資格 -パソコン)
2-6.電子メール
(1)電子メールのしくみ <解答> ア=①、イ=③、ウ=④ 電子メールは、差出人のパソコンから各メールサーバーを 経由して、受取人のパソコンに届きます。 差出人 メール送信サーバー (SMTPサーバー) プロバイダA 電子メールの送信 メールソフトの 起動と送信 メール受信サーバー (POPサーバー) プロバイダBインターネット
受取人 メールボックスへ電子 メールをとりにいく 電子メール の転送 メールソフトの 起動と受信 ●SMTP(エスエムティーピー)サーバー 電子メールを送信するときに利用されるサーバーです。 SMTPとはSimple Mail Transfer Protocol(シンプルメール トランスファープロトコル)の略で、インターネットで電子メー ルを送信するのに使われるプロトコル(通信規約)です。 ●POP(ポップ)サーバー電子メールを受信・保管するサーバです。
POPとはPost Office Protocol(ポストオフィスプロトコル)の略で、 「POP3」は電子メールを受信するのに使用される代表的な プロトコルです。 (6)ハイパーリンク <解答> ア=○、イ=×、ウ=○ ハイパーリンクは、クリックすると現在表示しているページと は別のページを表示することができる仕組みで、ホーム ページの文字や画像に設定することが可能です。 ハイパーリンクには、同じWebサイトの中を移動するための 「Webサイト内リンク(内部リンク)」と、別のWebサイトへ移 動するための「外部リンク」があります。
(2)宛先の指定方法 <解答> ア=①、イ= ④ 、ウ= ③ 電子メールを送信するには、送りたい相手のメールアドレス を入力する必要がありますが、TO(宛先)欄に入力する他 に、CCとBCCという指定方法があります。 ●CC(シーシー) Carbon Copy(カーボンコピー)の略。メールを送る際に、宛 先「TO」に入れた人以外にも同じ内容のメールを送りたい 場合、CC欄にメールアドレスを入力します。 ●BCC(ビーシーシー)
Blind Carbon Copy(ブラインドカーボンコピー)の略。メールを送 る際に、宛先「TO」や「CC」に入れた人に知られずに同じ内 容のメールを別の人にも送りたい場合、BCC欄にメールア ドレスを入力します。 (3)電子メールの送信 <解答> ア=②、イ=④ 受信した電子メールを送るにとき、「返信」と「転送」という機 能があります。 ●返信 送信してきた相手に対し、返信メールを送る方法。 差出人のメールアドレスが宛先に自動的に入り、件名には、 受信したメールの件名の頭に「Re:」という文字が表示され ます。 ●転送 受信したメールを他の人に転送する方法。 件名には、受信したメールの件名の頭に「Fw:」という文字 が表示されます。 (4)アドレス帳 <解答> ア=②、イ=③ 電子メールの宛先の指定方法として、メールアドレスを直接 入力する方法の他に、メールソフトの「アドレス帳」にあらか じめ登録しておいた人のメールアドレスを選択して指定する 方法があります。 アドレス帳を利用すると入力の手間が省ける、入力ミスのリ スクが減るなどの利点があります。 また、受信したメールを利用して差出人をアドレス帳に登録 するなど、簡単に登録・管理ができるようになっています。 (5)HTMLメール <解答> ア=①、イ=④ 、ウ=⑤ 電子メール本文の文字色、フォントサイズ、レイアウトなどを、 HTML形式で表示することが可能なメールをHTMLメールと いいます。 HTMLメールを利用すると、書式の指定や画像の挿入がで きるので見栄えがよくなりますが、メールの容量が大きくな ること、受信者側の環境によっては表示できないこと、セ キュリティ上のリスクが高くなることなどから、なるべく使用 を控えるようにしましょう。 使用する場合は、受信者にHTML形式で送信してもかまわ ないか、予め確認しておくなどの配慮が必要です。 (6)電子メールの使用上の注意点 <解答> ア=×、イ=×、ウ=○ 電子メールは手軽に送受信できるため大変便利ですが、使 い方によっては、相手に迷惑がかかってしまう場合がありま す。使用上の注意点を理解し、送信する際は相手への配慮 を意識するようにしましょう。 ●機種依存文字、半角カタカナ 機種依存文字や半角カタカナは、受け取る側の環境によっ ては文字化けするなど正しく表示されない可能性があるの で、なるべく使用しないようにします。 ●HTMLメール HTML形式のメールは、文字に色やフォントサイズなどの書 式設定をつけたり、画像を埋め込んだりして表現豊かなメー ルを作ることができます。 しかし、下記のような問題点もあるため、できるかぎり使用 を控え、使用する際は送信相手の環境や都合を確認しま しょう。 ・ 受信側の環境によっては正しく表示されない ・ テキスト形式のメールに比べて容量が大きい ・ メールを表示したら動作するタイプのコンピューター ウィルスに感染する恐れがある ●添付ファイル サイズの大きなファイルを添付する際は、サーバーの制限 によっては送受信ができずエラーになる恐れがあるので、 圧縮や分割して送るようにします。 また、個人情報やクレジットカードの番号など、悪用される 可能性のある内容は、暗号化技術を利用するか、電子メー ルでのやり取りを控えましょう。