リリース ノート
内容
MapInfo Pro 16.0.3リリース ノート 2
システム要件 2
MapInfo Proのアップグレード 2
システム管理者向けの高度なインストール 3
MapInfo Pro 16.0.3 4
MapInfo Pro 16.0.2 12
MapInfo Pro 16.0.1 16
MapInfo Pro 16.0.3 リリース ノート
MapInfo ProはMaintenance Releaseの累積的な更新であり、MapInfo Pro 16.0.1、16.0.2、およ
び16.0.3の更新も含まれています。
本書では、MapInfo Proに導入されている新機能と機能強化点を説明します。本書には、MapInfo Proユーザにとって重要な解決済みの問題と既知の問題に関する情報も記載されています。
システム要件
この製品は、以下のMicrosoft Windowsデスクトップ オペレーティング システムでテストされて います。
• Windows 10 (64ビット)
• Windows 8.1 (64ビット)
• Windows 7 Ultimate 64ビットSP1
• Windows 2012 Server R2 64ビットSP1
• Windows 2012 Server R2 64ビット(XenApp 7.5使用)
• Windows 2008 Server R2 64ビットSP1
• Windows 2008 Server R2 64ビットSP1 (XenApp 6.0使用)
MapInfo Pro のアップグレード
MapInfo Pro Maintenance Releaseをダウンロードするには、インターネットに接続する必要があ ります。
このMaintenance Releaseは、以下のいずれかの製品がインストールされている場合にインス
トールできます。
• MapInfo Pro 16.0、16.0.1、または16.0.2
• MapInfo Pro Runtime 16.0、16.0.1、または16.0.2
を この にアップグレードするには
1. MapInfo Proの[PRO]タブで、[情報]を選択し、[更新]をクリックします。MapInfo Proの Maintenance Releases Webページが表示されます。
2. このWebページで、ダウンロード リンクをクリックし、お使いのWebブラウザの指示に従っ てパッチ ファイルを開き、実行します。
ファイルは、MapinfoPro16.0.3MaintenanceRelease.exeという名前です。ここで一旦保存し、
後で実行する場合は、この名前のファイルを実行してください。
3. 表示される手順に従って、アップグレードを完了します。
インストールが完了するまで待ちます。
システム管理者向けの高度なインストール
このセクションは、コマンドラインを使用してMaintenance Releaseをインストールするシステ ム管理者、およびMicrosoft Patch (MSP)ファイルを使用してネットワーク経由でMaintenance
Releaseをインストールするネットワーク システム管理者を対象としています。
MSP ファイルを使用したアップグレード
MapInfo Pro Maintenance ReleaseのMSPファイルは、英語版のMapInfo Pro 16.0および16.0.1 を更新します。次のものは更新しません。
• MapInfo Pro 16.0、16.0.1、および16.0.2の英語以外のバージョン
• MapInfo Pro Runtime 16.0、16.0.1、および16.0.2 MSPファイルは、
www.pbinsight.com/support/product-downloads/item/mapInfo-pro-v16.0.3-maintenance-release-msp-file からダウンロードできます。
このMaintenance Releaseは、管理者権限でインストールします。そのためには、コマンドライ
ン インタプリタ(cmd.exe)を右クリックし、ポップアップ メニューから[管理者として実行]を選 択して、以下の指示に従って操作を続行します。
Maintenance ReleaseのMSPファイルを実行するには、次のコマンドを入力します。
msiexec /p <path to the MapInfoPro16.0.3MaintenanceRelease.msp file>
REINSTALL=ALL REINSTALLMODE=omus 場所:
• /pは最新のパッチを適用します。
インストールを続けてよいかどうかをたずねるメッセージが表示される場合があります。[許可]
または[はい]をクリックして次に進みます(どちらもクリックしないままタイムアウトになると、
アップグレードは中断します)。
/qb、/qn、/qr、/qなどのサイレント パラメータ スイッチをコマンドに追加すると、アップグレー
ドをサイレントで実行できます。次に例を示します。
msiexec /p <path to the MapInfoPro16.0.3MaintenanceRelease.msp file>
REINSTALL=ALL REINSTALLMODE=omus /qb 場所:
• /qbはインストール中に必要最小限の進捗ダイアログを表示することを指定します。
サイレント モードでのアップグレード
MapInfo ProのMaintenance Releaseインストーラをサイレント モードで実行するには、コマン ド プロンプトでMaintenance Release.exeファイルのディレクトリにcdコマンドで移動してか ら、次のように入力します。
MapInfoPro16.0.3MaintenanceRelease.exe /s /v"SILINST=True"
場所:
• /s :ユーザに介入を求めずにsetup.exeを実行します。
• /v :パラメータ"SILINST=True"を渡してGUIの表示を抑止します。
インストール中に進捗ダイアログ ボックスが表示されることがあります。
インストールを続けてよいかどうかをたずねるメッセージが表示される場合があります。[許可]
または[はい]をクリックして次に進みます。
MapInfo Pro 16.0.3
このセクションには、MapInfo Pro 16.0.2のリリース後に行われた更新を示します。
新機能と機能強化
このリリースの新機能と拡張機能を以下に示します。
MapInfo Pro
GDA 2020のサポート
• Geocentric Datum of Australia (GDA 2020 Datum) #1028がMapInfoPro 16.0.3に追加されまし た。
• バージョン16.0.3以降で推奨される方法としてNTv2変換を利用できます。
• GDA 2020 Datumに対応できるNTv2変換をサポートするため、GDA94_GDA2020_conformal.gsb およびGDA94_GDA2020_conformal_and_distortion.gsbの2つの新たなグリッド シフト ファ イルがインストールされています。
• 測地系#1028を使用する場合、MIF\MIDおよび*.WORファイルのバージョンは15.0.3以降と なります。
• MIPro 15.xのユーザーは、ICSMにより発行される7つのパラメータに似た変換に基づく、カ
スタムの測地系の定義を使用できるようになります。
• NTv2変換は、MapInfoPro 15.0.3では利用できません。
詳細については、http://www.icsm.gov.au/gda2020/tech.htmlでGDA 2020の技術マニュアルを ご覧ください。
GDA 2020測地系に対応するため、MapInfo Pro 15.xで使用する以下の投影法エントリを
mapinfow.prjファイルに追加できます。
緯度/経度システム用:
"Longitude / Latitude (Australia GDA 2020)", 1, 9999, 0, -0.06155, 0.01087, 0.04019, 0.0394924, 0.0327221, 0.0328979, 0.009994, 0 オーストラリア マップグリッド用:
「---オーストラリア マップグリッド2020 (MGA2020) ---」
"MGA2020 Zone 47", 8, 9999, 0, -0.06155, 0.01087, 0.04019, 0.0394924, 0.0327221, 0.0328979, 0.009994, 0, 7, 99, 0, 0.9996, 500000, 10000000
"MGA2020 Zone 48", 8, 9999, 0, -0.06155, 0.01087, 0.04019, 0.0394924, 0.0327221, 0.0328979, 0.009994, 0, 7, 105, 0, 0.9996, 500000, 10000000
"MGA2020 Zone 49", 8, 9999, 0, -0.06155, 0.01087, 0.04019, 0.0394924,
0.0327221, 0.0328979, 0.009994, 0, 7, 111, 0, 0.9996, 500000, 10000000
"MGA2020 Zone 50", 8, 9999, 0, -0.06155, 0.01087, 0.04019, 0.0394924, 0.0327221, 0.0328979, 0.009994, 0, 7, 117, 0, 0.9996, 500000, 10000000
"MGA2020 Zone 51", 8, 9999, 0, -0.06155, 0.01087, 0.04019, 0.0394924, 0.0327221, 0.0328979, 0.009994, 0, 7, 123, 0, 0.9996, 500000, 10000000
"MGA2020 Zone 52", 8, 9999, 0, -0.06155, 0.01087, 0.04019, 0.0394924, 0.0327221, 0.0328979, 0.009994, 0, 7, 129, 0, 0.9996, 500000, 10000000
"MGA2020 Zone 53", 8, 9999, 0, -0.06155, 0.01087, 0.04019, 0.0394924, 0.0327221, 0.0328979, 0.009994, 0, 7, 135, 0, 0.9996, 500000, 10000000
"MGA2020 Zone 54", 8, 9999, 0, -0.06155, 0.01087, 0.04019, 0.0394924, 0.0327221, 0.0328979, 0.009994, 0, 7, 141, 0, 0.9996, 500000, 10000000
"MGA2020 Zone 55", 8, 9999, 0, -0.06155, 0.01087, 0.04019, 0.0394924, 0.0327221, 0.0328979, 0.009994, 0, 7, 147, 0, 0.9996, 500000, 10000000
"MGA2020 Zone 56", 8, 9999, 0, -0.06155, 0.01087, 0.04019, 0.0394924, 0.0327221, 0.0328979, 0.009994, 0, 7, 153, 0, 0.9996, 500000, 10000000
"MGA2020 Zone 57", 8, 9999, 0, -0.06155, 0.01087, 0.04019, 0.0394924, 0.0327221, 0.0328979, 0.009994, 0, 7, 159, 0, 0.9996, 500000, 10000000
"MGA2020 Zone 58", 8, 9999, 0, -0.06155, 0.01087, 0.04019, 0.0394924, 0.0327221, 0.0328979, 0.009994, 0, 7, 165, 0, 0.9996, 500000, 10000000
MapBasic
Create Text文への変更 Create Text
[ Into { Window window_id | Variable var_name } ] text_string( x1, y1 ) [ ( x2, y2 ) ]
[ Font... ]
[ Label Line { Simple | Arrow } ( label_x, label_y ) Pen (pen_expr) ] [ Spacing { 1.0 | 1.5 | 2.0 } ]
[ Justify { Left | Center | Right } ][ Angle text_angle ] [ Pen .... ] [ Brush ... ] [ Priority n ] [ Name framename ]
(x2,y2)座標がオプションとなりました。(x2, y2)はテキストを表示する長方形領域の反対側の角
の位置を示す座標です。この座標はマップ ウィンドウでのテキストの作成時には必要ですが、レ イアウト デザイン ウィンドウではオプションです。
x1、y1、x2、y2パラメータは長方形の領域を定義します。マップ ウィンドウにテキストを作成
する場合、テキストを表示する長方形の領域を設定し、テキストの高さをその領域の高さによっ て決めます。このため、Font句で指定したテキストのポイント数は無視されます。レイアウト
デザインでは、(x2, y2)座標はオプションです。この座標を含めない場合、作成したテキスト フ レームは、適用中のフォントに基づいてテキスト範囲に合うようにサイズが調整されます。(x2, y2)座標を含める場合は、両方の座標で指定されたサイズに基づいて、テキスト フレームのサイ ズが調整されます。フレームのサイズが小さすぎる場合はテキストは折り返され、指定したフレー ムのサイズがテキスト文字列のサイズよりも大きい場合は、余白が生じます。
リボン コントロール内の従来のWin32アイコンへの対応
MapInfo ProfessionalのWin32バージョンの従来のアイコンを使用できるようになりました。ア
イコンのリソースは、Icons.defからの定義または数字を使用して特定できます。ここでのMapBasic の例では、RibonButtonControl用のアイコンを設定して、Win32の従来のプリンタのアイコンを 使用しています。
call SetRbnBtnCtrlLargeIcon(button2, New_Uri("pack://legacyorigin:,,,/"
& MI_ICON_PRINT & ";Large", 0))
Win32の従来のアイコンを、MapInfo Pro 16.0.3内のギャラリー コントロールで使用するこ
とはできません。
注:
MapInfo Pro Advanced
MRTの変更点
MRT (マルチ解像度タイル)ラスタでの作業時のパフォーマンスが向上しました。MRTラスタ タ
イルでの読み込みと書き込みを最適化するために、ランダム タイル反復子で新たな最適化モード を導入しました。2の累乗ではない、MRTタイルのサポートも追加しました。
バージョンの互換性
16.0.3では、MRRファイル形式が変更され、以前のバージョンとの互換性が制限されるようにな
りました。その結果、MapInfo Proバージョン16.0.3で作成された一部のMRR形式のラスタは、
以前のバージョンでは正しく読み込みできない場合があります。
特に、バージョン16.0.3で作成されたMRRに、分類されたフィールドが含まれ、そのフィール ドが圧縮を適用する場合は、以前のバージョンとの互換性はなくなります。分類されたフィール ドが圧縮されていない場合は、MRRは互換性を保ちます。
しかし、他のフィールド タイプを含むMRR形式のラスタには、互換性の問題はありません。
以前のバージョンで作成したMRR形式のラスタは、バージョン16.0.3で読み込むことがで きます。
注:
既知の問題の経過と対応状況
このリリースでは、未解決だった以下の問題が解決されています。
MapInfo Pro
説明と対応状況 問題番号
メニュー+キーボード ショートカットが作動しません。
対応状況:修正済み。
MIPRO-96487
Fasteditが有効な状態でテーブルにレコードを挿入すると、時間がかかります。
対応状況:修正済み。
MIPRO-96461
アドインがMapInfo Proに読み込まれた状態でワークスペースを開くと、時間がかか ります。
対応状況:修正済み。
MIPRO-96202
WFS 2.0.0の使用時、DescribeFeatureType要求に失敗します。
対応状況:修正済み。
MIPRO-96194
マップ オブジェクトに対応するレコードを削除し、Accessテーブルを保存すると、
マップ オブジェクトが失われます。Accessテーブルを再び開くと、マップ オブジェ クトは使用できません。
対応状況:修正済み。
MIPRO-96149
レイヤーの表示とbinをオフにしても、ラベルが表示されます。
対応状況:修正済み。
MIPRO-95912
Infoツールを使用して編集し、保存すると、DBMSテーブルに重複したレコードが 作成されます。
対応状況:修正済み。
MIPRO-95752
説明と対応状況 問題番号
新たなワークスペースを開き、新規レイアウトを作成すると、MapInfo Proが予期せず 閉じます。
対応状況:修正済み。
MIPRO-95558
Polyline Split at Node操作の実行時にエラーが発生します。
対応状況:修正済み。
MIPRO-95351
カスタム リボン ツール ボタンを選択しても強調表示されません。
対応状況:修正済み。
MIPRO-94990
ファイル名にキリル文字を含むECW画像ファイルを開けません。
対応状況:修正済み。
MIPRO-94817
MapInfo Proへ接続するために、VBSまたはVBAスクリプトからCreateObject
を使用すると、予期せぬ動作が生じます。
対応状況:修正済み。
MIPRO-94767
ForegroundTaskSwitchHandlerプロシージャが作動しません。
対応状況:修正済み。
MIPRO-94719
MapBasicコマンドのCreate Textの使用中、(X2/Y2)座標を指定しない場合に、
テキストが省略されて表示されます。
MIPRO-94716
対応状況:「Create Text」文を従来のレイアウトに作成する場合に、動作がわ ずかに変更されました(バージョン16.0.3時点)。
従来のレイアウトがMBXまたはWORで作成されている場合、レイアウトをレイアウ ト デザインへと変換すると、X2/Y2パラメータは無視され、テキスト フレームは自動 でサイズ調整されます。
レイアウト デザインがMBXまたはWORで作成されている場合、レイアウト デザイ ンでの作成時に、X2/Y2パラメータが反映され、テキスト フレームはこれらの値に基 づいてサイズ調整されます。バージョン16.0.3時点で、X2/Y2パラメータはオプショ ンであり、指定しない場合はレイアウト デザインでの作成時にテキスト フレームが自 動でサイズ調整されます。
説明と対応状況 問題番号
WHERE句に二重引用符がないSQLクエリの実行中、MapInfo Proが予期せず閉じま す。
対応状況:修正済み。
MIPRO-94191
Bing道路およびBingハイブリッドに基づくマップに特定の道路がありません。
対応状況:修正済み。
MIPRO-94038
長音符号を含むデータをSQL Server 2012へコミットする際、テーブルの更新後に長 音符号が破棄されます。
対応状況:修正済み。
MIPRO-93897
タイル サーバ テーブルの読み込み中に、次のエラーが発生します。
Error parsing a Tile Server URL in WMTS Table.xml.
Unable to open table Untitled.
MIPRO-93241
対応状況:タイルをフェッチするためのURLの書式が正しくありませんでした。これ は修正済みです。
LAYOUTタブの Editグループ内のPanツールで、正しくないツールチップが表 示されます。
対応状況:修正済み。
MIPRO-92506
WMTSサーバの使用時、WMTSテーブル属性からタイル セットを変更すると、403 Forbiddenエラーが発生します。
対応状況:修正済み。
MIPRO-88979
Image Reprojectionが有効なマップでズームインすると、ラスタ イメージと ベクトル イメージが同期されません。
対応状況:修正済み。
MIPRO-59789
MapBasic
説明と対応状況 問題番号
パスにスペースを含むアセンブリからリソースを読み込めません。
対応状況:修正済み。
MIPRO-93631
<ButtonName>が数字で始まる場合、Create ButtonPad
"<ButtonName>" As ToolButton記述を使用してボタン パッドを作成中 に、MapInfo Proが予期せず閉じます。
対応状況:修正済み。
MIPRO-87874
MapBasicコマンドのCreate Textの使用中、(X2/Y2)座標を指定しない場合に、
テキストが省略されて表示されます。
MIPRO-94716
対応状況:「Create Text」文を従来のレイアウトに作成する場合に、動作がわずかに変 更されました(バージョン16.0.3時点)。
従来のレイアウトがMBXまたはWORで作成されている場合、レイアウトをレイアウ ト デザインへと変換すると、X2/Y2パラメータは無視され、テキスト フレームは自動 でサイズ調整されます。
レイアウト デザインがMBXまたはWORで作成されている場合、レイアウト デザイ ンでの作成時に、X2/Y2パラメータが反映され、テキスト フレームはこれらの値に基 づいてサイズ調整されます。バージョン16.0.3時点で、X2/Y2パラメータはオプショ ンであり、指定しない場合はレイアウト デザインでの作成時にテキスト フレームが自 動でサイズ調整されます。
MapInfo Pro Advanced
説明と対応状況 問題番号
MRTラスタの読み込み/書き込み中の、最適化モードでの反復子のパフォーマンスが向 上しました。
MIRAST-15339
MRTラスタの読み込み/書き込みのパフォーマンスが向上しました。
対応状況:修正済み。
グリッド化用のMapinfoラスタ内のウムラウト MIRAST-15202
グリッド化操作でウムラウト文字がサポートされていませんでした
説明と対応状況 問題番号
対応状況:修正済み。
曲線操作の実行中に、容量が不足するエラーが発生 MIRAST-14138
曲線操作で、ラスタ設定で設定された一時ファイルの場所を反映していませんでした。
常に%temp%パスをデフォルトの場所として取り扱っていました。
対応状況:修正済み。
傾斜の計算中の、表面分析ツールの問題 MIRCS-227
表面分析ツールでは、垂直と水平の単位が同じである必要があります。そのために、
縮率を指定できるようになる、垂直方向スケールと呼ばれるオプションが表面分析ダ イアログにあります。これをラスタ内のセル値に適用し、垂直と水平の単位が同じに なるようにします。
対応状況:修正済み。
マルチ解像度ラスタ(MRR)上でのクリッピングの実行中にエラーが発生します。
MIRCS-195
対応状況:修正済み。
MapInfo Pro 16.0.2
このセクションには、MapInfo Pro 16.0.1のリリース後に行われた更新を示します。
新機能
このリリースの新機能と拡張機能を以下に示します。
レイアウト デザインの更新
レイアウト デザインで、負の座標が使用可能であった従来のレイアウトから現行バージョンの
MapInfo Proのレイアウトへの変換精度を向上するため、アイテムを負の座標に配置できるよう
になりました。
MapBasicの更新
Server Refresh文に、リレーショナル データベース(RDB)テーブル内の特定の行を更新する新し
いRecトークン(整数型変数) を含められるようになりました。
既知の問題の経過と対応状況
このリリースでは、未解決だった以下の問題が解決されています。
以下の点に注意してください。
説明と対応状況 問題番号
[レイアウト デザイン]ウィンドウのテキスト ボックスに余分な線が表示され、削除で
きません。
対応状況:修正済み。
MIPRO-63952
ジオコーダを使用して大きなテーブルをジオコーディングすると、メモリ リークが発 生します。
対応状況:修正済み。
MIPRO-66119
MapCADでMBXを使用した直交ポリゴンの作成が正しく行われません。
Ctrlキーを使用した場合に、直交する図形の作成でのみ問題が発生します。
MIPRO-79932
対応状況:修正済み。
MapInfo Pro 16.0の64ビット版でのテーブルの表示速度が、32ビット版に比べて遅 くなります。Windows 7では数秒、Windows 8.1および10ではさらに長い時間を要 する場合があります。
対応状況:修正済み。
MIPRO-88640
従来のレイアウトを含むワークスペース(WORファイル)からの面取り長方形の変換 が正しく行われません。
対応状況:修正済み。
MIPRO-89032
Web Map Service (WMS)およびEnvinsaジオコーディング サービスへの接続にプロ キシ サーバを使用している場合、これらのサービスが機能しません。
対応状況:修正済み。
MIPRO-90283
説明と対応状況 問題番号
大文字と小文字の両方を使用する座標フィールド名を含むOracleテーブルをマッピン グ可能にするとエラーが発生します。
対応状況:修正済み。
MIPRO-90560
異なる地域設定を使用している場合に、MapInfo Proに「レイアウト デザインのグリッ ド サイズはゼロより大きくなければなりません」というエラーが表示されます。
対応状況:修正済み。
MIPRO-91351
Map File Application Language (MFAL) 16.0以降を使用している場合に不適切なテキ スト オブジェクトの値が返されます。MFALが返すテキスト オブジェクトの文字列が 正しくnull終端されていません。
対応状況:修正済み。
MIPRO-91584
マップ フレームを削除すると[レイアウト デザイン]ウィンドウが突然閉じます。この 問題は、MapBasicアプリケーション(MBX)を実行しているときにマップ フレームを 追加した場合に発生します。
対応状況:修正済み。
MIPRO-91993
カスタムのアドイン ツールバーのルーラ ツールで、[ルーラ]ウィンドウが正しく表示 されません。
対応状況:修正済み。
MIPRO-92648
[ブラウザ]ウィンドウで、フィルタリングした列に対する[フィルタのクリア]コンテ
キスト メニューが無効になっています。
対応状況:修正済み。
MIPRO-55490
MIPRO-55490を参照してください。
対応状況:修正済み。
MIPRO-71386
MapInfo Proアドバンスドの特長は以下のとおりです。
説明と対応状況 問題番号
2016 MapInfo Discoverバンドルでラスタを作成できません。
対応状況:修正済み。ラスタの作成機能でデフォルトのPRJファイルのみを使用し、
Workgroup PRJファイルを使用していませんでした。
MIRCS-145
高度な色コマンドを使用してカラープロファイルを読み込むときに、不適切な分割が 挿入されます。
この問題は、値分割レンジの最小値が、前のレンジの最大値を下回る値に設定されて いる場合に発生します。
MIRCS-147
対応状況:修正済み。
TIF形式ラスタに対する曲線操作による出力に、[入力に色を合わせる]オプションが反 映されません。
対応状況:修正済み。
MIRCS-151
ポイントの可視領域を作成しようとすると、「可視領域の原点が有効なセルの上にな いため、セルの高さを決定できません」というエラーが発生します。
対応状況:修正済み。
MIRCS-167
MapInfo 16.0.1の曲線操作におけるクラッシュ。
MapInfo Pro Advancedが、GRDファイルでの曲線操作の実行中に応答を停止します。
MIRCS-169
対応状況:修正済み。
ラスタへの変換を行うと線が入ります。
これは、ラスタ セルの中心がポリゴンの水平方向の境界と完全に一致する場合に発生 し、浮動小数点の精度による問題です。
MIRCS-173
対応状況:修正済み。
グリッドを分類するときに色の問題が生じます。
.classファイルで単一の色間隔を使用してグリッド ファイルを分類するときに、分類
したグリッド ファイルの色に矛盾が生じます。この問題は、分類操作に.classエント リが反映されていない場合に発生します。
MIRCS-179
対応状況:修正済み。
説明と対応状況 問題番号
レイヤの端がクリッピングされます。
出力ラスタを*.GRC形式で保存すると、クリッピング操作により右端が切り取られま す。
MIRCS-182
対応状況:修正済み。
三角形の最大サイズ を10に設定すると、ラスタの作成時にコントロール ポイントの エラーが発生します。
このエラーは、三角形のサイズを10に、セルのサイズ を5に設定し、三角補間法を 使用してラスタの作成コマンドを実行した場合に発生します。
MIRCS-191
対応状況:修正済み。
既知の問題
主題図凡例レンジのテキストが適切に配列されない
主題図凡例レンジのテキストが正しいビン数で主題図凡例に配列されない場合があります。この 問題は、凡例のフレーム幅が非常に小さい場合に発生することがあります。
MapInfo Pro 16.0.1
このセクションには、MapInfo Pro 16.0のリリース後に行われた更新を示します。
新機能
このリリースの新機能と拡張機能を以下に示します。
レイアウト デザインにおける図形の変更
レイアウトウィンドウ内の図形としては、シンボル、長方形、面取り長方形、楕円、ライン、折 れ線、ポリゴンがあります。このMaintenance Releaseでは、図形に対する動作に変更が加えら
[レイアウト枠のプロパティ]ダイアログに関する変更点
このリリースまでは、[レイアウト枠のプロパティ]ダイアログには、一部の図形ジオメトリの境 界内に図形スタイルが含まれていませんでした。このダイアログに、左(X)と上(Y)のページ座 標と、図形を選択した後にその周囲に強調表示される選択矩形の幅と高さが表示されるようにな りました。この選択矩形には、図形スタイルが含まれます。MapBasic関数のLayoutItemInfo は、これに対応するX、Y、幅、高さの属性に対して同じ値を返します。シンボルはこれまでどお り、シンボル図形の中心座標を表示します。
MapBasicによって図形のジオメトリ境界を取得するには、LayoutItemInfoを属性
LAYOUT_ITEM_INFO_OBJとともに使用します。これにより、図形が MapBasicオブジェクトと して返されます。続いてObjectInfoやObjectGeographyと、ObjectNodeXやObjectNodeY を使用することにより、オブジェクトの最小外接長方形(MBR)とノード座標を取得できます。
1. [レイアウト枠のプロパティ]ダイアログ、またはMapBasic文のAlter Designer Frame
を使用して、図形フレームの左(X)と上(Y)の座標を変更する場合、変更されるのは、図形の 選択矩形の左上座標です。これは、シンボル図形には当てはまりません。
2. [レイアウト枠のプロパティ]ダイアログ、またはMapBasic文のAlter Designer Frame
で、図形フレームの幅または高さを変更する場合、変更されるのは、図形の表示境界(スタイ ルの幅を含みます)の幅または高さです。これは、シンボル図形には当てはまりません。
長方形と楕円の表示境界に関する変更点
これまで、古いワークスペースから読み込んだ場合、長方形、面取り長方形、楕円の表示境界は 正しく表示されませんでした。表示境界は、図形を選択した後に表示される灰色の矩形によって 示されます。これには、図形の境界線スタイルが含まれます。今回のリリースではこれが修正さ れています。これに伴い、境界線のペン幅が太い場合に、バージョン16.0またはそれ以前のバー ジョンよりも表示境界がやや大きく表示されます。
たとえば、左側の長方形はバージョン12.5のレイアウトウィンドウで作成したものです。最小 外接長方形(MBR)は幅、高さともに1インチ(1x1インチ)で、境界線ペン幅は15ポイントと非 常に太くなっています。これをバージョン16.0に読み込むと、同じ寸法であるにもかかわらず、
長方形は右側のように表示されます。
バージョン16.0.1に読み込むと、長方形は再び左側のように、作成時とまったく同じサイズで表 示されます。
2ポイント ラインに関する更新点
• 2ポイント間のラインは、折れ線と同様にマウスでサイズを変更できます。選択矩形のサイズを 変更すると、ラインが伸縮します。
• フレームのサイズを変更した後も、水平ラインは水平ラインのまま、垂直ラインは垂直ライン のままとなります。
• 斜め方向のラインから、2ポイント間の水平または垂直方向のラインを作成することは可能で す。これを行うには、高さまたは幅をゼロ(0)に設定します。[レイアウト枠のプロパティ]ダイ アログにおいて、高さや幅にはペンの太さが含まれます。
ペン幅に関する更新点
これまで、図形の境界線の幅やそのライン スタイルを変更すると、図形のジオメトリが変わるこ とがありました。このリリースでは、図形の表示境界のみが、新しいペン幅を含むように変更さ れるようになりました。図形の元の座標は変わりません。
たとえば、次のポリゴンの境界線の太さは4ポイントです。また、レイアウトウィンドウ上の位 置にスナップされています。
境界線の幅を10ポイントに増やしても、この図形の座標は変わりません。選択矩形の位置とサイ ズのみが、新しいサイズに合わせて変わります。
新しいレイアウトの取り消し機能
直前の操作の取り消し/やり直しができる、レイアウトウィンドウの新機能が追加されています。
操作の取り消し/やり直しの機能は、[クリップボード]グループ内の[レイアウト]タブにあるリボ ン コマンドとして使用できます。Ctrl+Zで取り消し、Ctrl+Yでやり直しを行うこともできます。
操作の取り消し機能をサポートしていないフレームを削除する際には、[フレーム削除の確認]ダ イアログが表示されます。[はい]を選択して処理を続行した場合、MapInfo Proによってそのフ レーム(またはフレーム群)の削除と操作の取り消し履歴の消去が行われます。MapBasic文(Remove
Designer Frame文など)を使用して1つ以上のフレームを削除した場合、このダイアログは表示
されません。
新しい取り消し/やり直し機能と古い取り消し機能の比較
新しい[元に戻す]と[やり直し]のコマンドは、元の[元に戻す]機能とは独立した別の機能です。
[元に戻す]コマンドを実行する場合、その効果はどのウィンドウがフォーカスされているかによっ て異なります。
• マップウィンドウまたはブラウザウィンドウ(あるいは、アクティブなマップまたはブラウザ のレイアウト枠)で作業している場合は、[元に戻す]コマンドには、テーブルに対する直前の編 集を元に戻すという、従来の取り消し体系が適用されます。
• アクティブなマップまたはブラウザのフレームを含まないレイアウトウィンドウで作業してい る場合は、[元に戻す]コマンドによってレイアウトに対する直前の変更が取り消されます。
• 編集ボックスにテキストを入力している場合は、[元に戻す]コマンドによって直前の入力操作が 取り消されます。MapBasicウィンドウにテキストを入力する場合、ブラウザウィンドウのセ ルを編集する場合、レイアウト テキスト枠をダブルクリックしてその中にテキストを入力する 場合に、これが当てはまります。
新しいレイアウトの取り消し/やり直し機能は、複数の取り消し/やり直し操作をサポートします。
レイアウトウィンドウごとに変更履歴が維持されているためです。元の取り消し機能では、直前 の(1回の)テーブル操作の取り消しとやり直しを交互に切り替えることしかできません。
取り消し/やり直しができる操作
操作の取り消し機能はまだ開発中なので、すべての操作の取り消しができるわけではありません。
テキスト オブジェクト、イメージ、図形(ライン、折れ線、楕円、長方形、面取り長方形、ポリ ゴン)、シンボル、空のフレーム、マップ フレーム、ブラウザ フレームを作成または削除した後 は、取り消し/やり直しが実行できます。
凡例フレーム、カスタム フレーム、一時テーブルに基づくブラウザ フレーム(スケール バー フ レームを含む)を作成する場合は、取り消し/やり直しは使用できません。これらのフレームのい ずれかを削除する場合は、先ほどのセクションで説明したようなプロンプトが表示されます。以 下のような、特殊なケースが一部あります。
• 空のフレームに対するコンテンツの追加または削除は、取り消しできません。
• 1つ以上の凡例フレームを含むマップを削除してから、マップの削除を取り消すと、その操作と 同時に1つ以上の凡例フレームがマップ フレームとして復元されます。
• カスタム フレームを削除しようとすると、確認ダイアログが表示されます。カスタム フレーム
(スケール バーなど)を含むマップを削除すると、マップの削除を取り消してもカスタム フレー
ムは復元されません。また、レイアウトの取り消し履歴が警告なくクリアされます。
マウスやキーボードを使用してレイアウト上の項目のサイズ変更や移動を行った後と、[枠のプロ パティ]ダイアログでサイズ、位置、スタイルといった枠の一般的なプロパティを変更した後は、
取り消し/やり直しが可能です。枠の種類によっては、リボンまたは対応するスタイル ダイアログ で一部のスタイルを変更できます。Mapbasic Alter Designer Frame文のPosition、Height、Width、
Name、およびAngle句を使用して、取り消し/やり直しを行うことができます(テキスト枠の場合
のみ)。
テキスト枠については、リボン コントロールまたは[テキスト スタイル]ダイアログでテキスト スタイルを変更した後、マウスやキーボードを使用してテキストを編集した後、MapBasic Alter
Designer Text文を適用した後にも、取り消し/やり直しが実行できます。
マウスやリボン コマンドを使用してテキスト、イメージ、またはシンボルを回転した後も、取り 消し/やり直しが可能です。
[フレーム削除の確認]ダイアログについて
1つ以上のレイアウト枠を削除し、そのうちの少なくとも1つが取り消しをサポートしない場合 は、[フレーム削除の確認]ダイアログが表示されます。このダイアログには、続行するかどうか を尋ねるメッセージが表示されます。[はい]をクリックすると、フレームが削除され、取り消し 履歴がクリアされます。[いいえ]をクリックすると、フレームと取り消し履歴はそのまま残りま す。
レイアウトの取り消し機能を無効にした場合は、マップ フレームを削除すると[フレーム削除の 確認]ダイアログが表示されます。このダイアログは、他の種類のフレームに対しては表示されま せん。
[ページ削除の確認]ダイアログについて
ページを削除すると、そのページが空白であったとしても[ページ削除の確認]ダイアログが表示 されます。[はい]をクリックすると、ページが削除され、取り消し履歴がクリアされます。[いい え]をクリックすると、ページと取り消し履歴はそのまま残ります。このダイアログは、レイアウ トの取り消し機能が有効である場合のみ表示されます。
高度な設定
MapInfo Proにおいてこの機能をオフにするには、MapInfoPro.exe.configファイルを編集します。
MapInfo Proでは起動時にこの設定ファイルの読み取りを行うため、この設定はMapInfo Proを起
MapInfo設定ファイルを編集して、MapInfo Proにおけるレイアウトの取り消し機能を無効にする には、以下の手順に従います。
1. ファイルMapInfoPro.exe.configをテキスト エディタで開きます。このファイルは、MapInfo Proがインストールされているディレクトリ(例: C:\Program Files\MapInfo\Professional)にあ ります。
2. appSettingsセクションの下で、trueをfalseに変更します。<add key="LayoutUndo"
value="true"/>をコメントアウトすることによっても同じことができます。
統合マッピング用の新しいコマース クラウド アクセス
統合マッピング アプリケーションで、MapInfo Proを介してコマース クラウド(LI API)トークン を取得し、ジオコーディングやPOI検索などのLI APIサービスにアクセスできるようになりまし た。Location Intelligence (LI) APIのトークン アクセス メソッドは次のとおりです。
string GetLiApiAccessToken(Window parentWindow = null);
このメソッドは、トークンを生成します。呼び出し側コードはコマース クラウドAPI (LI APIサー ビス)を呼び出す場合に、このトークンをLI API SDK内、またはコマース クラウドAPI呼び出し で直接使用できます。トークンは、MapInfo Proで管理されるコマース クラウド アカウントを使 用して生成されるため、統合マッピング アプリケーションはコマース クラウド認証を管理する必 要がありません。これは、MapInfo Pro 16.0アドイン インターフェイスに追加されたのと同じ機 能です。
8バイト整数の変数とフィールド
MapBasicの整数とフィールド タイプであるSmallIntとIntegerに加えて、64ビット(8バイト) 整数を格納するためのLargeIntというタイプがMapInfo Proに追加されました。
説明 名前
-32768以上32767以下の整数。2バイトで格納されます。
SmallInt
-2,147,483,648以上+2,147,483,647以下の整数。4バイトで格納されます。
整数
-9,223,372,036,854,775,808以上+9,223,372,036,854,775,807以下の整数。8 バイトで格納されます。
LargeInt
LargeIntの変数とフィールドには、上記の範囲内のすべての数値が格納できます。ただし、整数
を浮動小数点数に変換する一部の処理では、精度が失われる可能性があります。浮動小数点数に 格納できる有効桁数は64ビット整数よりも少ないためです。主題図は、そのような処理の1例
です。約±9兆(9の後に0が15個)を超えるLargeInt値を使用して主題図を作成すると、主題図 ビンは正しく生成されない可能性があります。
新規テーブルを作成するダイアログやテーブル定義を変更するダイアログでは、[8バイト整数]を 選択することによってこのタイプを選択できます。以下の図は、その例です。以下のダイアログ を表示するには、[テーブル]タブで[新規テーブル]をクリックしてから、[テーブルの新規作成]
ダイアログ ボックスの[作成]ボタンを選択します。
OGC Webサービスの座標順序の上書き
Web Feature Service (WFS)、Web Map Service (WMS)、またはWeb Map Tile Service (WMTS) テーブルを作成した後で、サーバで使用される座標順序が原因でマップ イメージが表示されな かったり、誤った場所に配置され、歪んで表示されることがあります。座標値は、参照される座 標リファレンス システム(CRS)の軸順序に従って並びます。しかし、すべてのサーバがOpen
Geospatial Consortium (OGC)のインターフェイス規格に準拠するとは限りません。そのため、こ
れらのOGCサービスの1つを使用してテーブルの取得や保存を行う場合に、経度/緯度などの座 標系の座標が予想とは逆の順序になっている可能性があります。テーブルを作成した後に、マッ プ イメージが表示されない場合や、正しい場所に配置されずに歪んで表示される場合は、座標順 序の上書きが必要です。
このリリースまでは、サーバを使用して作成されたすべてのテーブルの座標順序を上書きするに は、そのサーバのサーバXMLファイルを手作業で編集しなければなりませんでした。このリリー スでは、[サーバ情報]ダイアログ ボックスに[座標順序の上書き]というチェック ボックスが追加 されているので、手作業でXMLを編集する必要はもうありません。サーバからのデータが歪んで 表示されたり、誤った場所に配置されたりする場合は、このチェック ボックスをオンにします。
[サーバ情報]ダイアログ ボックスを表示して、サーバから作成されたすべてのテーブルの座標順
序を上書きするように指定するには、以下の手順に従います。
1. [ホーム]タブで[開く]を選択し、[マッピング(WMS)]、[フィーチャ(WFS)]、[マッピング
(WMTS)]のいずれかを選択します。
2. 表示されたダイアログで、[サーバ]をクリックします。
3. 表示された[サーバ リスト]ダイアログで、操作対象のサーバを選択して[編集]をクリックし ます。
4. このサーバを使用して作成されたすべてのテーブルの座標順序を上書きするには、[座標順序の 上書き]チェック ボックスをオンにします。
サーバに対する上書きを追加するために手作業でサーバXMLファイルを編集したことがある場合 は、[座標順序の上書き]チェック ボックスはそのサーバに対してオンになっています。サーバに 対する設定を変更すると、その設定は、そのサーバを使用して作成された新しいテーブルのみに 適用されます。
新しい座標楕円体定義
このMaintenance Releaseには、GSK-2011とPZ-90.11という2つの新しい楕円体定義が追加 されています。
逆偏平率(1/f) 軌道長半径
楕円体名 楕円体番号
298.2564151 6378136.5
GSK-2011 56
298.25784 6378136.0
PZ-90.11 57
これらの新しい楕円体定義を用いてカスタム測地系を作成する場合は、以下の資料を参照して有 効な測地系パラメータを確認してください。
• GSK-2011
https://www.fig.net/resources/proceedings/fig_proceedings/fig2015/ppt/ts02g/TS02G_karpik_gienko_7538_ppt.pdf
• PZ-90.11
http://geophy.uni.lu/users/tonie.vandam/REFAG2014/SESS_IV_Reg_Ref_Frames/Tatevian.pdf
TAB、MIF、またはWOR (ワークスペース)ファイルでこれらの楕円体のいずれかを使用すると、
そのファイルはバージョン1501にアップグレードされます。
MapInfo Pro 15.2.xと16.0では、これらの新しい楕円体定義を含むテーブルを正しく使用できま
せん。このようなテーブルをMapInfo Pro 15.2.xまたは16.0で開くと、テーブルの座標系は
WGS84に設定されます。これらの楕円体定義のいずれかを設定するSet Map CoordSys文を使用
するワークスペースをバージョン15.2.xまたは16.0で開くと、エラーが発生します。エラーを 無視すると、テーブルの座標系としてWGS84が使用されます。MBXやMapBasicウィンドウか らも同じエラーが表示されます。また、Coordsys句でこれらの新しい楕円体のいずれかを使用す るMIFファイルをインポートする場合も、このエラーが発生します。
MapInfo Pro Extensibility Frameworkに対する追加点
MapInfo Pro Extensibility Frameworkに次の変更が加えられています。
• "MapInfoProExiting"という新しいイベントが追加されています。これは、MapInfo Proアプリ ケーションを終了する直前に呼び出されます。
このイベントは、MapInfo Proが終了処理を開始する前に発行され、MapInfo Pro終了をキャン セルする機会をアドインに与えます。アドインでは、このイベントのハンドラにクリーンアッ プ コードを記述してはいけません。クリーンアップ目的には、アドインの読み込み解除イベン ト ハンドルを使用します。これは、MapInfo Proが実際に終了する際に発行されます。
• アドインのコントロール用のアイコンも、以下の形式でカスタム リソース アセンブリから読み 込めるようになりました。
• カスタム リソース アセンブリからイメージを読み込むには、以下の形式でパックURIを指定 します。
"pack://addinorigin:,,,/{absolute path to resource
assembly};component/{location of image in assembly with image name}"
例: "pack://addinorigin:,,,/D:/folder/CustomResource.dll;component/Images/testImage.png"
• MapInfo Proに組み込まれているイメージを読み込むには、以下の形式でパックURIを指定し
ます。
"pack://application:,,,/MapInfo.StyleResources;component/Images/{location of image with image name}"
例:
"pack://application:,,,/MapInfo.StyleResources;component/Images/Raster/rasterTools_16x16.png"
MapInfo Advancedの新機能
視認線のサンプル数
MapInfo Pro Advancedでは、視認線がラスタ セルと交差する箇所にポイントを作成できます。
サンプル数を設定することで、表示されるポイントの数を制御できます。[サンプル数を指定する]
チェック ボックスをオンにすると、[最大サンプル数]フィールドにデフォルトのポイント数が表 示されます。この値は、より小さな値に変更できます。このデフォルト値は、使用できるポイン トの最大数です。より大きな値を入力しても、この許容最大値を超えてポイントが作成されるこ とはありません。
可視領域の内部可視性
MapInfo Pro Advancedでは、[可視領域]ダイアログに、観測者の視認半径内のポイントから視認
線が直接通るポイントを計算する内部可視性の計算機能が追加されました。内部可視性は、地形 分析で重要な役割を果たし、視認半径内のあるポイントからいくつの塔が見えるかを決定する場 合に役立ちます。
複数ポイント(.TAB)ファイルによって可視領域を分析する際には、[内部可視性を計算する]チェッ ク ボックスをオンにします。これにより、出力ファイル内のすべてのセルが、そのセルから見え る、複数ポイント(.TAB)ファイルにあるポイントの数を持つことになります。
MapBasicの更新点
MapBasicのStringByteLength()関数は、指定された文字セット(charset)における文字列のバイ ト数を返します。これまで、charsetに値が引き渡されなかった場合は、システム文字セットにお けるバイト数が返されていました。このリリースでは、charsetに値が引き渡されなかった場合、
この関数はエラーを返します。
既知の問題の経過と対応状況
このリリースでは、未解決だった以下の問題が解決されています。
MapInfo Pro
説明と対応状況 問題番号
MapInfo ProからのWeb Map Service (MWS)の記述には、ファイル ベースのデータ ソースの完 全パスを含めてはいけません。
対応状況:修正済み。
MIPRO-30239
[スナップ]と[軽量化]のコマンドで、開口部が閉じられてしまいます。この問題は、データに非
常に小さな開口部が存在する場合に発生します。[クリーニング]と[消去]のコマンドにも類似の 問題があります。
対応状況:修正済み。
MIPRO-36633
ブラウザウィンドウでフォント サイズを変更してから[表示フィールドの選択]を使用すると、
フォント サイズがワークスペース(*.wor)に正しく保存されない場合があります。
対応状況:修正済み。
MIPRO-38167
Access ODBCテーブルの中のポイントのオブジェクト スタイルを変更できません。
対応状況:修正済み。
MIPRO-43569
マップを縮小すると、ポリゴンのラベルが消えます。
リージョン内にラベルを自動配置するラベル オプションを使用し、[必要に応じて外側に配置(コー ルアウト)]のオプションを選択する場合に発生します。
MIPRO-49930
対応状況:修正済み。マップをかなり縮小して、参照オブジェクトのサイズが小さくなっても、ラ ベルが表示されるようになりました。
カスタム レンジの塗りつぶしと境界色の変更が同時には適用されないので、境界色を設定し直す 必要があります。
対応状況:修正済み。
MIPRO-60932
テーブルから別のテーブルにデータをコピーすると、元のテーブルが編集中の状態になります。
対応状況:修正済み。
MIPRO-71906
インスタンスが有効でないため、この操作が完了できません。MakeValidを使用して、インスタ ンスを有効なインスタンスに変換します。
MIPRO-75160
説明と対応状況 問題番号
複数のTABファイルをドラッグ アンド ドロップすると、それらが1つのウィンドウではなくそ れぞれ別のマップウィンドウに開かれます。
対応状況:修正済み。TABファイルは、マップウィンドウではなく、テーブルリストに開かれる ようになりました。
MIPRO-75344
[ポリゴン外消去]コマンドで、MapInfo Pro 15.2が予期せず終了します。
対応状況:修正済み。
MIPRO-75520
MapInfo Pro 15.2で、レイアウトを拡大してもマップフレームが更新されません。
対応状況:修正済み。
MIPRO-75555
バージョン12.5以降のMapInfo Proは、Create Query From文で予期せず終了します。
この問題は、フィールドを削除したブラウザからクエリを作成すると発生します。
MIPRO-75922
対応状況:修正済み。
タブ切り替えをオフにしても、タブの切り替えが生じます。
ブラウザウィンドウやマップウィンドウなど、ウィンドウ間を行き来すると、対応するリボン タ ブも切り替わります。[PRO]タブで[オプション]、[アプリケーション]の順に選択し、[タブ切り 替えの設定]を[なし]に設定した後も、これが引き続き生じます。
MIPRO-76593
対応状況:修正済み。
二変数主題図を含むマップをレイヤPDFとして印刷すると、問題が発生します。色を適用してい るだけのレイヤが、正しく処理されません。
対応状況:修正済み。レイヤPDFファイルのPDFレイヤ リストには、ベース レイヤが含まれま す。これを表示したくない場合は、PDFファイルの中でレイヤの可視性をオフにします。
MIPRO-76923
システム レイヤ上の選択されたノードで、折れ線を分割できません。
対応状況:修正済み。
MIPRO-78626
レイアウトウィンドウのマップ フレーム内でラベルを動かすと、MapInfo Proが予期せず終了す る場合があります。
この問題は、MIPRO-86142とMIPRO-80615に関連します。
MIPRO-79730
対応状況:修正済み。
説明と対応状況 問題番号
マップウィンドウ内のアクティブなワークスペースでノードを分割すると、MapInfo Proがフリー ズするか、予期せず終了します。
この問題は、MIPRO-79730とMIPRO-86142に関連します。
MIPRO-80615
対応状況:修正済み。
キーボードの矢印キーによって、アクティブなマップウィンドウがスクロールする代わりに拡大/
縮小します。
対応状況:修正済み。
MIPRO-80696
[コピー]と[貼り付け]のコマンドの動作が、32ビット版のMapInfo Proと一致しません。
64ビット版のMapInfo Proでは、[コピー]と[貼り付け]のコマンドが、現在アクティブなウィン ドウに適用されます。そのため、[レイヤ管理]ウィンドウやエクスプローラウィンドウがアクティ ブな場合は、それらに[貼り付け]コマンドが適用されます。
MIPRO-81655
対応状況:修正済み。[レイヤ管理]ウィンドウやエクスプローラウィンドウの中でレイヤを選択し た後に、テキスト ボックスがフォーカスされていない場合、[貼り付け]コマンドは前面にあるド キュメント ウィンドウに適用されます。この動作は、32ビット版のMapInfo Proと一致します。
古いワークスペース(*.worファイル)で設定されたラベルの最大数を変更するために、Label MAX トークンを無視するか、追加し直す必要があります。
対応状況:修正済み。Set Map Layer ID Label Max文は無視され、何も実行しないようになりまし た。
MIPRO-81831
多数の浮動ウィンドウを含む大きなワークスペースは、エクスプローラウィンドウが開いている と使用できなくなります。
大きなワークスペースは、テーブル リストのパフォーマンスの問題に起因して、オブジェクトの 選択が遅くなる場合があります。ワークスペースを開くときに、この問題が特に目立ちます。エ クスプローラウィンドウを閉じている場合は、問題ありません。
MIPRO-82707
対応状況:修正済み。
Visual Basicは、MapInfo 15.2 (64ビット版)に接続する際に動作を停止します。統合マッピング アプリケーション内から呼び出された場合に、進捗ダイアログの動作が停止します。
対応状況:修正済み。64ビット版の進捗ダイアログは、カスタム統合マッピング アプリケーショ ンに対してオフに設定されています。
MIPRO-83639
説明と対応状況 問題番号
バージョン15.2でのマップ レンダリング速度が12.5の4分の1に低下しています。
バージョン15.2では、ライン ジオメトリや、リージョンおよびポイント ジオメトリによるラベ リング時のパフォーマンスに影響を及ぼす問題が発生していました。
MIPRO-84176
対応状況:英語版を除くすべてのバージョンの16.0で修正済み。この16.0.1 Maintenance Release で、英語版も修正済み。
[統計]ウィンドウにパフォーマンスの問題があります。
マップウィンドウで選択項目のオブジェクト スタイルを更新している場合に、[統計]ウィンドウ にパフォーマンスの問題が生じます。
MIPRO-84274
対応状況:修正済み。
レイアウト枠の名前が、貼り付けたときに消える場合があります。
レイアウト デザインのフレームを、1ページ目以外のページに貼り付けると、フレーム名が削除 されます。たとえば、デフォルトのフレーム名が付いた空のフレームを貼り付けると発生します。
MIPRO-84687
対応状況:修正済み。
[レイアウト枠のプロパティ]ダイアログのスタイル ボタンには、現在のスタイルが表示されるべ きです。
[レイアウト枠のプロパティ]には現在、フレーム スタイルに関係なく、黒と白のリージョン サン
プルが表示されます。
MIPRO-85699
対応状況:修正済み。[レイアウト枠のプロパティ]ダイアログのスタイル選択ボタンに、現在のス タイルが表示されるようになりました。
DBFのエクスポート時に選択できるファイル文字セットが減っています。
対応状況:修正済み。テーブルのインポート、エクスポート、登録時の選択肢として、DOS文字 セットを復活させました。
MIPRO-86141
マップウィンドウでラベルを操作しているときに、MapInfo Proが予期せず終了します。
この問題は、MIPRO-79730とMIPRO-80615に関連します。
MIPRO-86142
対応状況:修正済み。
Web Map Tile Service (WMTS)は、NZTM投影法に対してエラーを返します。
対応状況:修正済み。
MIPRO-86526