東海大学 2011 年度 海洋科学研究Ⅰ・Ⅱ
台風経路の年次変化に注目した解析
―近年の上陸率増加傾向の検証―
指導 轡田 邦夫 教授
東海大学海洋学部海洋科学科
8AOG1202 関根静香
要旨
昨秋、日本に多大な被害を与えた台風 15号は静岡県浜松市に上陸し、東海大学海洋学 部8号館気象台では過去3年間での最高値に相当する、1分平均風速 25 m/s を記録した。
また、西日本から北日本の広範囲に暴風や記録的な大雨をもたらし、東京都江戸川区で最
大風速 31 m/s を記録するなど、上陸後も勢力を維持し各地で暴風雨の猛威を奮った。過
去 30年程度の期間において、北太平洋や北大西洋海域での台風・ハリケーン勢力の顕著 な増大が明らかになっている。本研究では、気象庁作成による過去の台風発生数、接近数、
上陸数および台風経路データを用いて、日本に上陸した台風に注目し、その活動の年次変 化と今後の災害予測に有用な検出を試みた。その結果、台風の発生数は 1960年代半ばか ら減少傾向にある一方、日本への接近率と上陸率は 1970年代半ば以降増加傾向が認めら れ、1980年以降には、上陸しない年と多い年が頻繁にみられた。また、最近10 年以降に おいて台風は日本海側を迂回する経路をとる傾向がみられ、さらに1996年以降において、
台風となった熱帯低気圧の発生時および消滅時の位置間距離の年平均値は、同期間におけ る台風上陸率との間に 1年の時間差で高い相関(0.72)がみられた。位置間距離が温帯低気 圧の消滅域緯度と高い相関(0.88)を示すことから、低気圧の消滅域の緯度が高くなる翌年 には日本への台風上陸率が上昇することを意味し、台風活動の予測可能性が示唆された。
目次
第 1 章 はじめに 1
第 2 章 使用データと解析方法 2-1:台風データ
2-1-1:台風経路データ 2
2-1-2:過去の台風資料 2
2-1-3:気象年鑑 2
2-1-4:地上気象データ 3
2-1-5:清水校舎屋上気象観測データ 3
2-1-6:ICOADS 3
2-2:解析方法
2-2-1:接近率・上陸率 4
2-2-2:台風経路図 4
2-2-3:熱帯低気圧の発生から温帯低気圧までの緯度経度間の 最短距離と台風の発生から消滅までの緯度経度間の
最短距離、緯度経度の時系列 4
第 3 章 台風の定義と一般的な特性
3-1:台風の定義 5
3-2:台風の一般的な特性 5
第 4 章 台風活動の経時変化
4-1:1950 年代以降の台風の特徴 6
4-2:1996 年以降の台風の地点変化の特徴 7
第 5 章 日本列島に上陸するケースの特異性
-上陸率と熱帯低気圧の発生消滅海域の距離の比較- 8
第 6 章 まとめと今後の課題 9
謝辞 参考文献 付図 付録
第 1 章 はじめに
台風は、我々の生活に多大な災害をもたらす一方、水資源の供給源としての 役割を有する点から、我が国の生活に大きな影響を与える顕著な気象現象と言 え、台風の存在頻度の経年変動や環境に伴う経路の変化を知り、その災害予測 に役立てることが求められている。
2011 年 9 月 21 日に日本に甚大な被害を与えた台風 15 号は、静岡県浜松市に 最大瞬間風速 36.8m/s,949.6hPa で上陸し(図 1)、東海大学海洋学部 8 号館気 象台では過去 3 年間での最高値に相当する(図 2)、1 分平均風速 25.0m/s を記録 した(図 3)。また、強い勢力を保ったまま、関東地方、そして東北地方を北東に 進んだ。そのため、西日本から北日本にかけての広範囲で、暴風や記録的な大 雨になり、多くの地点で総降水量が 9 月の降水量平年値の 2 倍を超え、浸水な どの被害が発生した(国土交通省)。特に東北地方の太平洋側では、記録的な雨 量に達し、東日本大震災の被災者が暮らす仮設住宅が浸水するなど、被災地に とっても厳しい台風になった(デジタル台風:2011 年台風のまとめ 台風 201115 号(ROKE))。更に、9 月 21 日に東京都江戸川区で最大風速 30.5m を記録するなど、
上陸後も勢力を維持し各地で暴風が観測された(国土交通省)。
先行研究(Emanuel,2005; Webster et al.,2005)によると、過去 30 年程度 の期間において北西太平洋、北大西洋、およびその他の海域で、台風やハリケ ーンなどの勢力が顕著に増大していることが明らかになっている。
近年では、台風の予報や伝えられる情報は正確になってきており、情報量も 多くなっているが、最新のデータを含め、その情報が防災のために充分に活か されていない現状があるため、台風の災害はまだまだ多いといえる。その上、
多くの気象学者は、50 年後、100 年後の台風に関して、台風の発生数は減少す るが、大型の、または猛烈な台風の数は増加すると予想している。
本研究では、気象庁作成による過去の台風発生数、接近数、上陸数および台 風経路データを用いて、日本に上陸した台風に注目し、その活動の年次変化と 今後の災害予測に有用な検出を試みた。
第 2 章 使用データと解析方法
2-1:使用データ
2-1-1:台風経路データ
(財)気象業務支援センター監修の台風経路データ(CD-ROM):1951-2005 年ま での台風に関する資料(台風位置データ)、2006 年、2007 年、2008 年、2009 年、
2010 年の台風に関する資料(台風経路図、台風位置データ、台風概況、台風観測 表)があり、台風位置データは 6 時間毎に収録されている。時刻は協定世界時:
Universal Time Coordinates(UTC)で表記され、本研究では UTC のまま使用した。
台風中心位置は予測気象モデルを用いて導出されている。
本研究では、1996 年からの台風位置データを使用した。
2-1-2:過去の台風資料
気象庁ホームページ(http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/index.
html)による過去の台風資料:気象庁のホームページには台風の情報として「台 風経路図」、「台風位置表」、「台風の統計資料」が掲載されている。その中の、「台 風の統計資料」には 1951 年~2011 年までの「台風の発生数」、「台風の接近数」、
「台風の上陸数」が掲載されている。本研究では 1951 年~2011 年までの「台風 の統計資料」を使用した。
2-1-3:気象年鑑
気象庁監修の年毎の気象情報:年毎に発行され、前年の気象・地震・火山・
地球環境の記録が収録されている。本研究では、1968 年~2010 年までの気象年 鑑を参考にし、「気象の記録」の「主要な大気現象」の項目にある「台風」に関 する記録を元に日本への上陸した台風が何号かを定めた。
2-1-4:地上気象データ
気象庁監修の気象台・測候所の地上気象観測データ:地上観測データは全国 の気象官署で観測された気圧・気温・露点・風向(16 方位)・風速・降水量・日 照時間・全天日射量の観測地が記録されている。本研究では、浜松市気象台で 2011 年 9 月 21 日の風速・海面気圧のデータを使用し、時系列を求めた。
2-1-5:清水校舎屋上気象観測データ
東海大学海洋学部が記録している気象観測データ:2009 年 3 月 10 日から清水 校舎の屋上には風向風速計、温湿度計、気圧計などの観測機器が取り付けてあ り、風速・気温・湿度・雨量・風向・気圧・日射量・赤外放射のデータを、毎 1 分値、10 分値、および 1 時間データをダウンロードして使用できる。本研究で は、2009 年 3 月~2012 年 1 月までの風速、気圧のデータを使用し、時系列を求 めた。
2-1-6:ICOADS
米国海洋大気庁(National Oceanic and Atmospheric Administration:NOAA) が作成したデータセット:International Comprehensive Ocean-Atmosphere Date Set(国際統合海洋気象データセット)と呼ばれている。本研究では MSG(Monthly Summary Group)2 という、2 度格子で月ごとに観測された平均値のデータを元に、
年毎に 9,10 月のみの平均海面水温のデータを使用した。
2-2:解析方法
2-2-1:接近率・上陸率
年毎に、台風が日本に接近もしくは上陸した数をその年の台風の発生数で割 り、その年に接近もしくは上陸した確率として求めた。
2-2-2:台風経路図
台風経路データに収録されている台風位置データは、2005 年以前のデータは 1 年毎に、2006 年以降のデータは月ごとに台風情報が記載されてある。まず、
それぞれの年の台風データを毎 6 時間だけのデータに統一し、一つずつ番号で 分ける作業を行い、次に GMT で緯度・経度・階級を読み込み、経路図を描いた。
一年間分の経路図、10 年間分を重ねた経路図、上陸数だけデータを抜き出し、
上陸した台風の経路図などを描き、解析を行った。
2-2-3:熱帯低気圧発生域と消滅域間距離
台風データに収録されている台風位置データから、熱帯低気圧・温帯低気圧・
台風の発生・消滅した海域の緯度・経度間距離、および最短距離を求めた。そ れらの年平均値を計算し、時系列にした。
第 3 章 台風の定義と一般的な特性
3-1:台風の定義
国際分類上、熱帯低気圧は中心付近の最大風速によって、TD、TS、STS、TY の 4 つに分かれているが、日本では最大風速が 17.2m/s 以上(風力階級で 8)にな ったものは全て台風と呼んでいる。しかし、これでは台風の強さや大きさがわ からないので、気象庁では大きさについては風速 15.0m/s 以上の強風域の広さ で、また、強さは中心付近の最大風速によって、表すことが決められている(村 山,2006)。
風速 15.0m/s 以上の強風域の半径が 500.0km 以上 800.0km 未満の場合には「大 型の台風」、800.0km を肥える場合には「超大型の台風」と表現される。以前は これ以外に並や小型の台風という分類があったが、並や小型という表現では聞 いている側の危機感が薄くなってしまうために現在は使われていない。
一方、強さは中心付近の最大風速によって、33.0m/s を超え、44.0m/s 未満の ものを「強い台風」、44.0m/s 以上 54.0m/s 未満の場合は「非常に強い台風」、
54.0m/s 以上になると「猛烈な台風」という表現が使われている(村山,2006)。
台風の「上陸」とは、北海道、本州、四国、九州の 4 つの島のいずれかの上空 に台風の中心が来たときを意味し、それ以外の島の上空に来た場合は、「上陸」
ではなく「通過」と表現する。従って、沖縄は「台風銀座」と呼ばれるほど台風の 襲来が多いが「沖縄を台風が通過しました」と表現される。また、台風の中心が 以上 4 つの島に 300.0km 以内まで近づいた時を、日本列島に台風が「接近」した という。なお、台風の上陸、通過、接近は、あくまで台風の中心の動きによる ものである(渡辺,2005)
3-2:台風の一般的な特性
台風は暖かい海面から供給された水蒸気が凝結して雲粒になるときに放出さ れる熱をエネルギーとして発達する。しかし、移動する際に海面や地上との摩 擦により絶えずエネルギーを失っており、仮にエネルギーの供給がなくなれば 2~3日で消滅する。また、日本付近に接近すると上空に寒気が流れ込むよう になり、次第に台風本来の性質を失って「温帯低気圧」に変わる。あるいは、熱 エネルギーの供給が少なくなり、衰えて「熱帯低気圧」に変わることもある。上 陸した台風が急速に衰えるのは水蒸気の供給が絶たれ、更に陸地の摩擦により エネルギーが失われるからである(気象庁ホームページ,http://www.jma.go.j p/jma/kishou/know/typhoon/1-1.html)。
第4章 台風活動の経時変化
4-1:1950 年代以降の台風の特徴
1981~2010 年の 30 年間における年間の平年値は、発生数が 25.6 回、接近数 が 11.4 回、上陸数が 2.7 回である(表 1)。1951 年は台風発生数が 21 回で 3 年 周期で増えたり減ったりしながら 1967 年の発生数 39 回を極大として 1970 年ま で徐々に増加していき、1970 年を過ぎると 3 年前後の周期性をもって増減しな がら 2010 年の発生数 14 回の極小になり、その後 2011 年まで減少傾向にある(図 3)。
1981~2010 年の 30 年平均での年間平年値の上陸数は 2.7 回である(表 1)。1951 年~2011 年までの上陸数を見てみると、発生数と同様、3 年周期で増減をして いることが認められる(図 4)。上陸数は 2010 年の上陸数 10 回を除くと、顕著な 増加・減少傾向は見られない。1951~1980 年半ばまでは日本に毎年上陸してい たが、1980 年半ばから現在までに 1984 年、1986 年、2000 年、2008 年の 4 回上 陸しない年があった(図 4)。また、1990 年以前までは上陸回数が 5 回を超えた ことはなかったが、1990 年、1993 年は 6 回、2004 年は 10 回と、上陸数が多い 年が現れるようになった(図 4)。
1951~2011 年までの発生数、接近数、上陸数を使用して、接近率、上陸率を それぞれ調べた結果、接近率は 1951 年~1960 年まで増減をしながら上昇してい き、1970 年まで増減を繰り返しながら徐々に減少し、1970 年を過ぎてからは現 在まで再び上昇傾向にある(図 5)。上陸率をみると、1980 年代までは上陸率の 変化が少ないが、1980 年半ばから約 5 年周期で少しずつ上昇傾向がみられる(図 5,6)。
これから、接近数、上陸数はあまり変わらないが、発生数が減少傾向にある ため、上陸率が上昇していることがいえる。
表 1.台風の平年値
4-2:1996 年以降の台風の地点変化の特徴
1996~2010 年の期間は、上陸した台風に絞り、台風経路データに収録されて いる台風位置表から、熱帯低気圧の発生した緯度経度・台風の発生した緯度経 度・台風の消滅した緯度経度・温帯低気圧の消滅した緯度経度のデータを抜き 出し、以下の解析を行った。
熱帯低気圧の発生した緯度経度と温帯低気圧の消滅した緯度経度間のそれぞ れに対する距離を求め、それらの年平均値を時系列にして比較した結果(図 10,11)、熱帯低気圧と温帯低気圧の緯度差と熱帯低気圧と温帯低気圧の経度差 は、何れも 5 年間で一つの極大をもつ時系列を示した。熱帯低気圧と温帯低気 圧の緯度差は、1996 年の 22.8゜から増加していき、1998 年に 30.9゜で第 1 の 極大になり、それ以降減少して 27.8゜になり、2001 年には 25.4゜で第 2 の極大 になっていることが伺われる(図 10)。熱帯低気圧と温帯低気圧の経度差は、熱 帯低気圧と温帯低気圧の緯度差ほど明瞭には見られないが、5 年おきに熱帯低気 圧と温帯低気圧の経度差が 0.0゜以下すなわち熱帯低気圧が発生した経度より も温帯低気圧が消滅した経度の方が西よりになる傾向がみられた(図 11)。
5 年おきに変動している図を受けて、2000~2010 までの台風経路図を 2000~
2006 年、2007 年~2010 年の半分に色分けをした図を作成した結果、2000~2006 年は北海道を抜けて高緯度で温帯低気圧が消滅する傾向が見られ、2007 年以降 は低緯度で温帯低気圧が消滅する傾向が見られた(図 12)。従って、温帯低気圧 の消滅海域は北東よりへ進行する傾向がみられた。
熱帯低気圧の発生緯度の時系列では、1996 年の 17.8゜から 1997 年の 12.7゜
と 5.1゜低緯度に移行する傾向があり、その後高緯度へ向かい 1999 年に 19.1゜
と最も高緯度を示したが、2000 年には 10.4゜と急激に低緯度化するなどの増減 が顕著にみられた。
温帯低気圧の消滅緯度の時系列では、総じて 5 年程度の周期変動がみられ、
消滅緯度が低い年の 2~3 年後には 5 年周期変動の極大となる傾向がみられた。
以上より、熱帯低気圧の発生緯度と温帯低気圧の消滅緯度の時系列を比較し た結果、発生緯度は高低の変化に特徴的な傾向が見られなかったが(図 13)、消 滅緯度は上記と同じように、5 年程度の周期的変動が見られた(図 14)。
第5章 日本列島に上陸するケースの特異性
上陸率と熱帯低気圧の発生消滅海域の位置間距離の比較
1996~2010 年における台風となった熱帯低気圧の発生時および消滅時の位置 間距離の年平均値は、同期間における台風上陸率との間に、1 年の時間差で高い 相関(0.7)を持つことを示した(図 15)。
次に、位置間距離は台風となった熱帯低気圧の緯度差と経度差のどちらが相 関が高い値を示すかを検証した結果、緯度差の相関は 0.9(図 16)を示し、経度 差の相関は 0.7(図 17)を示した。
緯度差の相関で高い値を示したため、台風となった熱帯低気圧の発生時の緯 度と緯度差、消滅時と緯度差の時系列をそれぞれ求めて相関を出した結果、発 生時の緯度と緯度差の相関は 0.3 を(図 18)、消滅時の緯度と緯度差の相関は 0.9 を示した(図 19)。
従って、上陸率と台風となった熱帯低気圧の発生消滅域の位置間距離は、台 風となった熱帯消滅域の緯度差と関係が高いことが示唆される。
第 6 章 まとめと今後の課題
本研究では、台風経路データと過去の台風資料を用いて、台風の年次変化と 今後の台風の予測を試みた。
台風の発生数は 1960 年代半ばから減少傾向にあり、日本への上陸数は 1980 年以降、上陸がない年と上陸が 5 回を超える年がみられるようになった。接近 率と上陸率は、それぞれ 1970 年代前半、1980 年代半ばから上昇傾向にあること が示唆された。
熱帯低気圧の発生消滅の緯度経度の変化に注目した結果は、発生-消滅位置間 距離の変化には消滅域の緯度とが高い相関を示したことにより、消滅域の緯度 が重要であることが示唆された。それに加えて、1996~2010 年における台風発 生時の熱帯低気圧の位置と消滅後の温帯低気圧との位置間距離の年平均値は、
同期間における台風上陸率との間に、1 年の時間差で高い相関(0.7)を持つこと を示した。
消滅域の緯度変化について、同海域付近における気象要素との関係を調べた 結果、位置間距離と消滅海域に相当する日本東方海域(38.0゜N~54.0゜N,
135.0゜E~175.0゜E)における海面水温(SST)との比較をした結果、両者の間 に逆相関(-0.6)の関係が見られた(図 20)。
1996~2010 年における位置間最短距離の年平均と台風上陸率のグラフの期間 を延長し、長期間における変動特性においても同様な傾向がみられるか、更に は温帯低気圧の消滅緯度付近の海面気圧やや水蒸気量データも用いた解析によ って、同様な相関関係がみられるのかなどに関して、検証を進めていく必要が ある。
謝辞
本研究を進めるにあたり、終始暖かいご指導をしてくださいました東海大学 海洋学部海洋科学科の轡田邦夫教授に心より感謝いたします。および、データ の取り扱いから研究の進め方に至る多くのアドバイスをしてくださいました東 海大学大学院海洋科学専攻の先輩方に心より御礼を申し上げます。そして、共 に学び歩んできた轡田研・植原研の同期がいてくれたおかげで悩みや不安を乗 り越えることができましたことを感謝致します。
最後に、4 年間大学に通わせてくださいました家族に厚く御礼いたします。大 学で学んだことを、社会人になって活かしていきたいと思います。本当にあり がとうございました。
参考文献
気象庁ホームページ
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-1.htm l:台風とは
デジタル台風
http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/news/2011/summar y/
:2011年(平成 23 年)の台風に関する情報のまとめEmanuel,K.A (2005):Increasing destructiveness of tropical cyclones over the past 30 years. Nature, 436, 686-688
村山貢司(2006 年):台風学入門,株式会社 山と渓谷社,134p
渡辺博栄(2005 年):台風 気象報道の現場より,数件出版株式会社,223p 国土交通省
http://www.mlit.go.jp/saigai/saigai_110901.html
:平成 23 年台風第 12 号および 15 号による被害状況について
財団法人日本気象協会編集(1996):気象年鑑,大蔵省印刷局,265 pp.
財団法人日本気象協会編集(1997):気象年鑑,大蔵省印刷局,273 pp 財団法人日本気象協会編集(1998):気象年鑑,大蔵省印刷局,270 pp 財団法人日本気象協会編集(1999):気象年鑑,大蔵省印刷局,277 pp 財団法人日本気象協会編集(2000):気象年鑑,大蔵省印刷局,281 pp 財団法人日本気象協会編集(2001):気象年鑑,大蔵省印刷局,302 pp 財団法人日本気象協会編集(2002):気象年鑑,大蔵省印刷局,314 pp 財団法人日本気象協会編集(2003):気象年鑑,大蔵省印刷局,265 pp 財団法人日本気象協会編集(2004):気象年鑑,大蔵省印刷局,273 pp 財団法人日本気象協会編集(2005):気象年鑑,大蔵省印刷局,271 pp 財団法人日本気象協会編集(2006):気象年鑑,大蔵省印刷局,257 pp 財団法人日本気象協会編集(2007):気象年鑑,大蔵省印刷局,261 pp 財団法人日本気象協会編集(2008):気象年鑑,大蔵省印刷局,255 pp 財団法人日本気象協会編集(2009):気象年鑑,大蔵省印刷局,257 pp 財団法人日本気象協会編集(2010):気象年鑑,大蔵省印刷局,255 pp
付図
5 10 15 20 25 30 35 40
940 950 960 970 980 990 1000 1010
0 3 6 9 12 15 18 21 24
2011年9月21日 浜松市
最大瞬間風速(m/s) 海面気圧(hPa)
最 大 瞬 間 風 速 (m / s) 気 圧 (h P a)
時間
図 1.2011 年 9 月 21 日の浜松市の風速・気圧の時系列
図 2.2009~2011 年の清水校舎 8 号館気象台の風速・気圧の時系列
0 5 1 0 1 5 2 0
9 6 0 9 7 0 9 8 0 9 9 0 1 0 0 0 1 0 1 0 1 0 2 0 1 0 3 0 1 0 4 0
2009/3/1 2009/9/1 2010/3/1 2010/9/1 2011/3/1 2011/9/1 2012/3/1
8 号 館 気 象 観 測 台
前 1 0 分 平 均 風 速 ( m / s ) 気 圧 ( h P a )
60分平均風速(m/s) 気圧(hPa)
日 付
0 5 10 15 20 25
965 970 975 980 985 990 995 1000 1005
0 3 6 9 12 15 18 21 24
2011年9月21日 8号館屋上気象
前1分平均風速(m/s) 気圧(hPa)
1 分 平 均 風 速 (m / s)
気圧(hPa)時間
図3.2011年 9月 21日の清水校舎8号館気象台の風速・気圧の時系列
図 4.1951~2011 年までの台風の発生数・5 年移動平均・上陸数の時系列 0
5 10 15 20 25 30 35 40
0 5 10 15
1950 1960 1970 1980 1990 2000 2010
1950年代以降の台風の特徴
発 生 数 (回 )
上陸数(回)年
図
0 5 10 15 20 25 30 35 40
1950 1960
発生数(回)
図 6.1951~2011 年までの 移動平均の時系列
図 5.接近率と上陸率の時系列
1970 1980 1990 2000
1951~2011年
発生数
5年平均(発生数 接近率 5年平均(接近数 上陸率 5年平均(上陸率
年
までの台風発生数・接近率・上陸率の年平均値
0 20 40 60 80 100
2010
発生数)
接近数)
上陸率)
接近率・上陸率(%)
年平均値および 5 年
図 7.台風となった熱帯低気圧
図 8.台風の発生時
熱帯低気圧の発生時と消滅時との位置間距離
発生時と消滅時との位置間距離を示す模式図
位置間距離を示す模式図
模式図
図 9.熱帯低気圧の発生時
20 25 30 35 40
1996 1998
netsu-lat
la ti tu d e
図 10.上陸
発生時と消滅時との緯度差・経度差を
2000 2002 2004 2006 2008
熱帯低気圧の緯度差
year
上陸した台風の熱帯低気圧の緯度差の時系列
を示す模式図
2008 2010
時系列
-10 0 10 20 30 40
1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010
熱帯低気圧の経度差
netsu-lon
longitude
year
図 11.上陸した台風の熱帯低気圧の経度差の時系列
図 12.2000~2010 年までの上陸した台風経路図
10 12 14 16 18 20
1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010
熱帯低気圧の発生緯度
n-h-lat
latitude
year
図 13.上陸した台風の熱帯低気圧の発生緯度の時系列
38 40 42 44 46 48 50 52 54
1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010
熱帯低気圧の消滅緯度
n-s-lat
la ti tu d e
year
図 14.上陸した台風の熱帯低気圧の経度差の時系列
0 5 10 15 20 25 30 35
2400 2800 3200 3600 4000
1995 2000 2005 2010
上陸率と熱帯低気圧の距離
上陸率 熱帯低気圧の距離
上陸率(%) 熱帯低気圧の距離(km)
年
図 15.上陸率と熱帯低気圧の発生消滅距離の時系列
20 25 30 35 40
2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500
1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010
熱帯低気圧の緯度差と距離
netsu-lat netsu-kyo
netsu-lat(゜) netsu-kyo(km)
year
図 16.熱帯低気圧の緯度差と距離の時系列
-10 0 10 20 30 40
2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500
1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010
熱帯低気圧の経度差と距離
netsu-lon netsu-kyo
netsu-lon(゜) netsu-kyo(km)
year
図 17.熱帯低気圧の経度差と距離の時系列
10 12 14 16 18 20
2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500
1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010
熱帯低気圧の発生緯度と距離
n-h-lat netsu-kyo
n-h-lat(゜) netsu-kyo(km)
year
図 18.熱帯低気圧の発生緯度と距離の時系列
38 40 42 44 46 48 50 52 54
2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500
1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010
熱帯低気圧の消滅緯度と距離
n-s-lat netsu-kyo
n - s- la t( ゜ )
netsu-kyo(km)year
図 19.熱帯低気圧の消滅緯度と距離の時系列
2400 2600 2800 3000 3200 3400 3600 3800
4000 14
14.5 15 15.5 16 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 16.5
位置間距離とSSTの比較
熱帯低気圧の距離 SST
熱帯低気圧の位置間距離(km)
S S T
(℃ )
年
図 20.位置間距離と SSTの時系列