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自然科学で物質を取り扱わない分野はないので、化学は基盤科学(base science)

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2019-701000T129-03 化学実験「TL」

 期別:前期  単位数:2  開講年次: 2   授業形態:実験  実務経験:  科目水準:初級  試験実施:無し   塩路 幸生、塩井 成留実、吉田 亨次、鈴木 久美子、水城 恵美子

◎−−− 概要 −−−◎

化学とは、物質の構造や性質および変化の仕組みをその構成単位である原子・分 子・イオンのレベルで明らかにし、さらには得られた知識を駆使して有用な物質 を自然界から取り出し、あるいは新たに合成することを目的とする学問である。

自然科学で物質を取り扱わない分野はないので、化学は基盤科学(base science)

と言われることもある。したがって、工学部の諸君も、学科によって多少の違い はあろうが、主に材料や環境関係で化学の目で見たり、化学的センスで考えたり する場面に遭遇するであろう。

 ところが受験勉強優先のため、ほとんどの高校では化学教育に実験を取り入れ ていない。一方、化学は錬金術時代からの実験に基づく知識の集大成によって確 立された学問であるので、化学実験を通じてしかその本質に触れる、あるいは面 白さを実感することができない。例えば、金属イオンの沈殿反応や沈殿の色など を暗記したと思うが、実際に実験してみて初めて身近に感じる。そのときの感動 を通じて、無味乾燥であった知識が質的に変化し、その歓びが新たな疑問へと展 開していく。

 本実験の教育目標は、実験を通して化学の、ひいては自然科学の面白さを体験 するように設定されているので、定性分析で取り扱う大半の金属イオンならびに 個別実験で採用したテーマは、いずれも高校の教科書に採り上げられているもの ばかりである。各実験の背景や理論、種々の実験操作の意味と正しい手順、デー タの処理法などをよく理解し、本実験を有意義なものにすることを強く望む

◎−−− 到達目標 −−−◎

水溶液中の金属イオンを分離・同定する方法について説明できる。(知識・理解) 酸塩基滴定およびキレート滴定から、定量法の理論を説明できる。 (知識・理解) 過酸化水素の分解実験から、速度定数や活性化エネルギーを求める方法を説明で きる。(知識・理解)

反応速度のデータをパソコンを用いて解析することができる。(知識・理解) クロマトグラフィーにより、水溶液中の金属イオンを分離・同定できる。(知識・

理解)

アセトアニリドを合成し、分離・精製することができる。(知識・理解)

◎−−− 授業時間外の学習(予習・復習) −−−◎

各実験テーマについてテキストを熟読し,実験の目的および原理を理解するとと もに実験手順の概略を把握しておく。 (60分)

実験の後に、実験結果をまとめて考察を行い、また、実験に関する課題について 調べ、レポートを作成する。(120分)

◎−−− 評価基準および方法 −−−◎

① 評価方法

実験報告書(レポート、アセトアニリドの合成では合成物の提出も含む)と 平 素の実験態度(説明会の出席なども含む)

② 評価基準

実験報告書では、テキストの報告事項が正しく簡潔に記述されているか、また実 験結果に基づいた考察がなされているかを評価の基準とする。数値計算では有効 数字や単位にも注意が払われているかも評価の対象とする。平素の実験態度で は、実験の目的を理解しているか(予習をしているのか)、積極的に実験を実施し ているのか、服装などを評価の基準とする。

③ 割合

原則として、実験報告書を7割、平素の実験態度を3割として評価する。

◎−−− テキスト −−−◎

大学基礎化学教育研究会編、「21世紀の大学の基礎化学実験−指針とノート−

(改訂版)」、学術図書出版社の2016年版、ISBM 978-4-87361-368-0、2700円。

なお、レポート用紙は本実験専用のもの(学術図書出版社)を使用すること。な お、テキストとレポート用紙は予め購入し、説明会当日に持参すること。

◎−−− 参考書 −−−◎

上記テキスト中の各実験の末尾に示した「引用および参考文献」を活用してもら いたい。また、他大学の同様な実験書も参考になる。

◎−−− 履修上の留意点 −−−◎

実験時には白衣を着用し、名札(説明会で指示する)をつけること。毎回実験の 最初に、安全面を含む操作上の諸注意を行うので、遅刻をしてはならない(この 説明を受けず、実験内容の理解が不十分な場合には危険防止のため、実験をさせ ないことがある)。また、実験中の万一の事故の備えとして、「学研災付帯賠償 責任保険」に事前に加入することを推奨する。

◎−−− 授業計画 −−−◎

1 説明会(スケジュールの説明、各実験の実施要領と事 故防止を含む諸注意)および無機陽イオンの定性分析の概 説(教室は事前に掲示する)

2 個別実験(8〜13)の概説(教室は事前に掲示す る)

3 第Ⅰ族陽イオンの分析 4 第Ⅱ族陽イオンの分析 5 第Ⅲ族陽イオンの分析

6 第Ⅳ族および第Ⅴ族陽イオンの分析 7 未知イオンの分析(試験)

8 すすぎの効果の検証(酸塩基滴定)

9 水の硬度の測定(キレート滴定)

10 ペーパークロマトグラフィー 11 アセトアニリドの合成 12 過酸化水素の分解速度の測定 13 コンピューターによるデータ解析 14,15 まとめ

注1)項目8と12を除く実験は基礎化学実験室(9号館 本館1階北西部)、8と12の実験は基礎化学実験室別棟 で行う。

注2)クラスを二分して「無機陽イオンの定性分析」と

「個別実験」を並行して実施し、中間で入れ替える。ま た、個別実験8〜13はローテーションで行うので、実施 日をスケジュール表(説明会において配布)で確認してお くこと。

注3)説明会および個別実験の概説には必ず出席するこ と。

注4)病気や事故などで欠席する場合は、事前に電話連絡

をするとともに(当日でもよい)、後で必ず欠席届を提出

すること。これによって補習の可否を判断する(欠席届を

出さないと、補習の対象にならない)。

(2)

2019-701000T129-03 化学実験「TL」

塩路 幸生、塩井 成留実、吉田 亨次、鈴木 久美子、水城 恵美子

◎電情:A-1

1.機械製作における加工法の種類を理解する。

2.金属の溶解と凝固について理解する。

3.応力・ひずみ曲線、降伏条件、変形抵抗などの塑性変形に関する基礎事項を 理解する。

4.塑性変形させた材料の組織や性質、冷間加工や熱間加工について理解する。

5.鋳型に溶融した金属を流し込み、製品を作る方法(鋳造)を理解する。

6.鋳鉄の種類と性質を理解する。

7.各種塑性加工(鍛造加工、圧延加工、引抜き加工、押出し加工、転造加工、

せん断加工、曲げ加工、絞り加工)の原理と作業について理解する。

8.溶接の特質や溶接継手の基本形式を理解する。

9.アーク溶接、ガス溶接、特殊溶接、圧接、抵抗溶接、ろう付けの原理と作業 について理解する。

◎ 電子情報工学  ディプロマ・ポリシー(DP)

A 【知識・理解】

A-1 数学と物理学を中心とする自然科学についての基礎知識を持ち、実 際の問題に応用できる。

A-2 電子工学、通信工学、情報工学を学ぶうえで必須の基礎知識を持 ち、説明することができる。

A-3 電子工学ならびに通信工学の基礎知識、または情報工学の基礎知識 を理解し、説明することができる。

A-4 電子工学、通信工学、情報工学のそれぞれを応用したシステムまた は複合的に応用したシステムの基礎知識を持ち、説明することができ る。

   

B 【技能】

B-1 社会の要求を解決する電子情報システムをデザインすることができ る。

B-2 論理的な文章の記述や発表の資料作成ができ、口頭発表により電子 情報システムを説明できる技能を有する。

B-3 与えられた制約の下で電子情報システムを構築するために計画的に 仕事を進め、ま とめることができる。

B-4 チームで相互評価と相互支援を行い、計画的に目標を達成すること ができる。

C 【態度・志向性】

C-1 歴史や文化、経済、価値観などに関する知識に基づき、自分自身の 文化や価値観、利益だけではなく、他者の立場から物事を考える姿勢を 持っている。

C-2 電子情報技術が自然および社会に及ぼす影響や効果を理解し、情報 処理技術者が社会に負っている責任を自覚している。

C-3 文献や種々の情報媒体を利用して情報を集め、自主的、継続的に学

習に取り組む意欲をもっている。

(3)

2019-701000T123-03 統計「TL」

 期別:後期  単位数:2  開講年次: 2   授業形態:講義  実務経験:  科目水準:初級  試験実施:有り   植田 祥明

◎−−− 概要 −−−◎

 自分の関心をもっている事柄についてのデータを得たとき、その状況を 理解するためにはまずデータを整理して、その特徴を明確にする必要があ る。またそのデータから物事の判断を下したり行動を決定したりするに は、データを分析してより詳しい情報を引き出さなければならない。さら に、データの特徴をはっきりさせるにも情報を取り出すにも、周りの人々 に受け入れられるような論理的に筋の通った方法を用いることが求められ る。

 本講義で学ぶ統計学は、このような要求に応えるデータの整理・分析の 理論である。主な内容は以下の通りである。

 ・与えられたデータを整理し、その特徴を明らかにするいくつかの方法 を学ぶ。特に、データを表現する方法、データ全体を一つの数値で表すこ と、データの広がり具合いを数値で表すことについて述べる。また、二種 類のデータの間の関連を把握したり特徴づける方法についても述べる。

 ・統計学を理論的に記述するための言葉である確率論について、特に確 率変数といくつかの代表的な確率分布の扱いについて学ぶ。

 

 ・母集団(全体)の性質がどのように標本(部分)に反映しているかを 標本分布を通して調べる。

 ・以上の知識を用いて、区間推定・仮説検定についての基本的な事項を 学ぶ。

◎−−− 到達目標 −−−◎

データの整理法を理解し、実践できるようになる。(知識・理解) 確率や確率分布の考え方を理解し、計算ができる。(知識・理解) 様々な統計量を理解し、応用ができるようになる。(知識・理解) 推定、検定の考え方を理解し、応用ができるようになる。(知識・理解)

◎−−− 授業時間外の学習(予習・復習) −−−◎

予習:教科書の、次回の授業範囲をよく読んでおくこと。(30分)

復習:前回の講義ノートをよく読み、出てきた事柄の考え方を身に付ける ように努めること。(30分)

 後半の推測統計を学ぶには、前半で学ぶ記述統計への理解が前提とな る。理解を積み重ねるため、毎週の講義内容を復習することが欠かせな い。また、統計は実学である。特に、記述統計、推測統計の具体的な方法 を学ぶときには、演習問題を解く習慣をつけてほしい。

◎−−− 評価基準および方法 −−−◎

定期試験 (100%) により評価する。

◎−−− 教科書 −−−◎

高橋麻奈(著) 「ここからはじめるー統計学の教科書」

朝倉書店(2012)(2,400円) ISBN:9784254121902

◎−−− 参考書  −−−◎

 この講義で話す内容の参考書は数多くある。図書館に行って、自分と相 性の良さそうなものを見つけるとよい。

◎−−− 履修上の留意点  −−−◎

 統計手法は、実験科学を学ぶものにとって欠くことのできない基礎知識 である。他の科目で扱うデータを意識して学ぶことが具体的な理解を身に 付ける一つの方法である。

◎−−− 授業計画 −−−◎

1 データの表現

  (度数分布表・ヒストグラムなど)

2 データ全体を代表する数値   (平均などの代表値について)

 

3 データの散らばり度合いをはかる   (分散・標準偏差など)

4 二種類のデータの関連を調べる

  (散布図・相関係数・回帰直線など)

 

5 確率について  

6 確率変数とは  

7 よく使われる確率分布  

8 母集団と標本 9 標本分布の性質  

10 点推定と区間推定  

11 母平均の区間推定  

12 検定の考え方  

13 検定における判断の誤りと両側・片側検定  

14 母平均の検定

15 まとめの演習

 

(4)

2019-701000T123-03 統計「TL」

植田 祥明

◎電情:A-1

1.機械製作における加工法の種類を理解する。

2.金属の溶解と凝固について理解する。

3.応力・ひずみ曲線、降伏条件、変形抵抗などの塑性変形に関する基礎事項を 理解する。

4.塑性変形させた材料の組織や性質、冷間加工や熱間加工について理解する。

5.鋳型に溶融した金属を流し込み、製品を作る方法(鋳造)を理解する。

6.鋳鉄の種類と性質を理解する。

7.各種塑性加工(鍛造加工、圧延加工、引抜き加工、押出し加工、転造加工、

せん断加工、曲げ加工、絞り加工)の原理と作業について理解する。

8.溶接の特質や溶接継手の基本形式を理解する。

9.アーク溶接、ガス溶接、特殊溶接、圧接、抵抗溶接、ろう付けの原理と作業 について理解する。

◎ 電子情報工学  ディプロマ・ポリシー(DP)

A 【知識・理解】

A-1 数学と物理学を中心とする自然科学についての基礎知識を持ち、実 際の問題に応用できる。

A-2 電子工学、通信工学、情報工学を学ぶうえで必須の基礎知識を持 ち、説明することができる。

A-3 電子工学ならびに通信工学の基礎知識、または情報工学の基礎知識 を理解し、説明することができる。

A-4 電子工学、通信工学、情報工学のそれぞれを応用したシステムまた は複合的に応用したシステムの基礎知識を持ち、説明することができ る。

   

B 【技能】

B-1 社会の要求を解決する電子情報システムをデザインすることができ る。

B-2 論理的な文章の記述や発表の資料作成ができ、口頭発表により電子 情報システムを説明できる技能を有する。

B-3 与えられた制約の下で電子情報システムを構築するために計画的に 仕事を進め、ま とめることができる。

B-4 チームで相互評価と相互支援を行い、計画的に目標を達成すること ができる。

C 【態度・志向性】

C-1 歴史や文化、経済、価値観などに関する知識に基づき、自分自身の 文化や価値観、利益だけではなく、他者の立場から物事を考える姿勢を 持っている。

C-2 電子情報技術が自然および社会に及ぼす影響や効果を理解し、情報 処理技術者が社会に負っている責任を自覚している。

C-3 文献や種々の情報媒体を利用して情報を集め、自主的、継続的に学

習に取り組む意欲をもっている。

(5)

2019-701000T139-03 物理学A「TL」

 期別:前期  単位数:2  開講年次: 2   授業形態:講義  実務経験:  科目水準:初級  試験実施:有り   武末 尚久

◎−−− 概要 −−−◎

 我々の身近で見られる振り子の運動や水面の波の伝播をはじめとする 振動・波動と呼ばれる現象は、多くの物理学関連分野、例えば力学、音 響学、光学、電磁気学等に関連する様々な現象の中に広く見出される物 体・物質の基本的な運動形態の1つである。本講義では、質点の力学を 基礎に振動・波動現象を数学的に取り扱うことを学習する。

 講義の流れは授業計画に示す通りである。先ずバネとおもりの系から なる単振動から始まり、速度に比例する抵抗力や周期的な外力が加わっ た振動、複数の振動子からなる系、弦の振動を経て、棒を伝わる縦波に ついての解析へと進む。そして波動方程式を解くことと一般的な波動の 特性を理解して、波動光学を学習する。

 本講義を履修するにあたって、初等関数、幾何学、微分方程式を解く こと等の数学を物理学に応用することが要請される。また、学習には主 体的に取り組み、振動・波動の物理現象を良く理解し、習得した考え方 と数学的手法を講義の範囲内だけでなく他の様々な分野でも適応できる ように努めて欲しい。

◎−−− 到達目標 −−−◎

ばね・おもりの系、振り子、水面に浮かぶ浮きの上下振動など単振動の 運動方程式を立て、その方程式を解くことができる。(知識・理解) 単振動の式における定数や変数の物理的意味を理解する。 (知識・理解) 水や空気の抵抗が働くときのばね・おもりの系の振動の運動方程式を立 て、その方程式を解くことができる。(知識・理解)

周期的外力が働くときのばね・おもりの系の振動の運動方程式を立て、

その方程式を解くことができる。(知識・理解)

2つの振動子が互いに力を及ぼしあうときの運動方程式を立て、その方 程式を解くことができる。 (知識・理解)

弦や金属棒の振動の運動方程式を立て、その方程式を解くことができ る。(知識・理解)

波動方程式の解を求め、その解における定数や変数の物理的意味を理解 する。(知識・理解)

波の変位の重ね合わせの結果として、波の進行方向や干渉、回折現象を 説明することができる。(知識・理解)

◎−−− 授業時間外の学習(予習・復習) −−−◎

 予習として、事前に教科書を読んで内容を理解し、数式のチェックを 行うこと。わからないことは授業当日に質問すること。また、復習では 演習問題を解き、理解を深めること。少なくとも予習に2時間、復習に2 時間かけること。

◎−−− 評価基準および方法 −−−◎

 到達目標の達成度を確認するための問題を出題する。定期試験を 70%、演習を15%、宿題を15%として評価する。

◎−−− テキスト −−−◎

物理学(三訂版)、第4章 振動・波動と光、小出昭一郎著(裳華 房)、ISBN 978-4-7853-2074-4、定価2200円、税抜き)、1997年11月発行

◎−−− 参考書 −−−◎

基礎演習シリーズ、物理学、小出昭一郎著(裳華房)

その他、振動・波動に関する書物が、理・工学部の図書室、中央図書室 に多数ある。

◎−−− 履修上の留意点 −−−◎

質点の力学と微積分・三角関数等の数学に関する基礎的な知識を有する ことが望ましい。

◎−−− 授業計画 −−−◎

1 力学の復習

   力学A(質点の力学)の復習 2 単振動1

   ばね・おもりの系の単振動の表現 3 単振動2

   単振動の運動方程式 4 単振動の合成

   同一振動数の単振動の合成、異なった振動数の単振 動の合成、リサジューの図形

5 減衰振動

   速度に比例する抵抗力が働くときのばね・おもりの 系

6 強制振動と共鳴

   周期的外力が働くときのばね・おもりの系 7 連成振動

   2つの単振動が互いに力を及ぼしあって振動する系 8 弦の振動

   バイオリンやギターの弦の振動 9 棒を伝わる縦波

   金属棒の振動 10 波動方程式とその解

   無限に長い弦や金属棒を伝わる波動 11 平面波と球面波

   3次元空間を伝わる波の表現 12 光の波

   ホイヘンスの原理 13 幾何光学

   レンズや鏡による結像 14 光の干渉、回折

   ヤングの実験、回折格子 15 偏光

   偏光板、直線偏光、円偏光

(6)

2019-701000T139-03 物理学A「TL」

武末 尚久

◎電情:A-1

1.機械製作における加工法の種類を理解する。

2.金属の溶解と凝固について理解する。

3.応力・ひずみ曲線、降伏条件、変形抵抗などの塑性変形に関する基礎事項を 理解する。

4.塑性変形させた材料の組織や性質、冷間加工や熱間加工について理解する。

5.鋳型に溶融した金属を流し込み、製品を作る方法(鋳造)を理解する。

6.鋳鉄の種類と性質を理解する。

7.各種塑性加工(鍛造加工、圧延加工、引抜き加工、押出し加工、転造加工、

せん断加工、曲げ加工、絞り加工)の原理と作業について理解する。

8.溶接の特質や溶接継手の基本形式を理解する。

9.アーク溶接、ガス溶接、特殊溶接、圧接、抵抗溶接、ろう付けの原理と作業 について理解する。

◎ 電子情報工学  ディプロマ・ポリシー(DP)

A 【知識・理解】

A-1 数学と物理学を中心とする自然科学についての基礎知識を持ち、実 際の問題に応用できる。

A-2 電子工学、通信工学、情報工学を学ぶうえで必須の基礎知識を持 ち、説明することができる。

A-3 電子工学ならびに通信工学の基礎知識、または情報工学の基礎知識 を理解し、説明することができる。

A-4 電子工学、通信工学、情報工学のそれぞれを応用したシステムまた は複合的に応用したシステムの基礎知識を持ち、説明することができ る。

   

B 【技能】

B-1 社会の要求を解決する電子情報システムをデザインすることができ る。

B-2 論理的な文章の記述や発表の資料作成ができ、口頭発表により電子 情報システムを説明できる技能を有する。

B-3 与えられた制約の下で電子情報システムを構築するために計画的に 仕事を進め、ま とめることができる。

B-4 チームで相互評価と相互支援を行い、計画的に目標を達成すること ができる。

C 【態度・志向性】

C-1 歴史や文化、経済、価値観などに関する知識に基づき、自分自身の 文化や価値観、利益だけではなく、他者の立場から物事を考える姿勢を 持っている。

C-2 電子情報技術が自然および社会に及ぼす影響や効果を理解し、情報 処理技術者が社会に負っている責任を自覚している。

C-3 文献や種々の情報媒体を利用して情報を集め、自主的、継続的に学

習に取り組む意欲をもっている。

(7)

2019-701000T113-02 力学C「TL」

 期別:前期  単位数:2  開講年次: 2   授業形態:講義  実務経験:  科目水準:初級  試験実施:有り   原 一広

◎−−− 概要 −−−◎

 力学Bでは、外力により変形の生じない剛体を取り扱ったが、この講 義では、外力により変形を生じる、弾性体と流体の力学について取り扱 う。一般に、物体に外力をはたらかせると変形が生じ、外力を取り去る と物体は元に戻ろうとする性質を示す。このような物体の変形や復元に 焦点を当てたモデルを、弾性体という。また、気体や液体のように、流 動性が高く一定の外的形状を持たない物体を流体という。

 はじめに、弾性体にはたらく応力とその結果として生じるひずみにつ いて、弾性と塑性、伸び縮み、体積変化、ずれに関して学ぶ。応力は、

弾性体の微小部分に着目した内力で、その方向により法線応力と接線応 力に分けられる。応力により生じる弾性体の伸び縮みの関係はフックの 法則に従い、ヤング率、体積弾性率とポアッソン比などにより表され る。また、外力による物質のずれ変形を示す指標として、剛性率(ずれ の弾性率)がある。次に、応力により変形が生じると、応力が仕事を し、内部エネルギーが増加することにより、弾性体にはエネルギーが蓄 えられることを学ぶ(これを弾性エネルギーという)。

 静止流体においては、アルキメデスの原理により、流体中におかれた 物体にはたらく圧力から、物体に浮力がはたらく。運動する流体では、

流れを流線で表し、流体の粘性を無視した完全流体について、その挙動 を考える。流体内のエネルギーの出入りに着目したベルヌーイの定理 は、運動エネルギーと位置エネルギーに関する、エネルギー保存則に相 当する。粘性をもつ実際の流体の流れは、ポアズイユの法則により決ま る。また、流体中を運動する物体の受ける抵抗は、ストークスの法則に より記述される。

 弾性体や流体の力学を通して物理学の基本的な考え方を学び、具体的 に問題を通して物理学がどのように応用されるかを知ることができる。

◎−−− 到達目標 −−−◎

弾性体の力学と流体の力学での考え方を理解し、それらの基本的な用語 を説明できるようになる。(知識・理解)

弾性体の力学と流体の力学に出てくる種々の物理量の間の関係を理解 し、基本的な問題を解くことができる。(知識・理解)

弾性体と流体の力学を通して物理学の考え方を理解し、具体的な問題に 応用することができる。(知識・理解)

◎−−− 授業時間外の学習(予習・復習) −−−◎

授業計画を参照して、次回の授業範囲について教科書の該当箇所を十分 に読んで予習をしておくこと(90分程度)。毎回の授業後には、ノート に記録した内容を見直し、必要に応じて補足し、教科書の問や章末問題 などを解いてよく復習を行うこと(90分程度)。演習問題や宿題が与え られる場合には確実にそれらに取り組んでおくこと。

◎−−− 評価基準および方法 −−−◎

評価基準:上記の到達目標に関する問題について、講義を通して習得し た数式や解法を用いて解くことができるかを評価基準とする。

評価方法:定期試験で評価し、授業中に行われる問題演習や小テスト、

レポートなどの提出物の評価を加味する。

◎−−− テキスト −−−◎

物理学(三訂版)、第3章 弾性体と流体の力学、小出昭一郎著(裳華房) ISBN 978-4-7853-2074-4、定価2376円、1997年11月発行

◎−−− 参考書 −−−◎

小出昭一郎著:基礎演習シリーズ・物理学(裳華房) 

ISBN 978-4-7853-8109-7

◎−−− 履修上の留意点 −−−◎

 講義には欠かさず出席し、自発的な態度で学習し、理解が不十分な点 は積極的に質問をすること。各学科で用意された学習プログラムがある 場合は、それも含めて履修すること。

◎−−− 授業計画 −−−◎

1.物理学の手法

 実験科学、法則性と一般化、数量的表現 2.ひずみと応力

 弾性と塑性、伸び縮み、体積変化、ずれ 3.応力の単位と種類

 パスカル、法線応力と接線応力 4.伸び縮みと体積変化

 フックの法則、ヤング率、体積弾性率、

 ポアッソン比 5.剛性率

 ずれの弾性率、

 主な物質の弾性率と力学的性質 6.弾性体のエネルギー

 応力のする仕事、内部エネルギーの増加、

 弾性エネルギーの一般形 7.針金のねじれ

 力のモーメント、慣性モーメント、

 ねじれ振り子、運動方程式、周期、剛性率 8.棒のたわみ

 応力の全モーメント(曲げモーメント)、

 断面の慣性モーメント 9.静止流体の圧力

 気体・液体・固体、浮力、

 アルキメデスの原理 10.流速の場

 流線、定常流、完全流体、流管、

 連続の方程式、オイラーの方程式 11.ベルヌーイの定理

 動圧と静圧、トリチェリーの定理、

 ピトー管、マグヌス効果 12.粘性と抵抗

 速度勾配、内部摩擦力、粘性率 13.ポアズイユの法則

 層流、レイノルズ数 14.ストークスの法則

 粘性抵抗と慣性抵抗、液体の運動量 15.まとめ

 力学Cの講義内容について振り返り、

 必要に応じて問題演習を行う

(講義の進行状況により多少の変更が行われる場合があ

る)

(8)

2019-701000T113-02 力学C「TL」

原 一広

◎電情:A-1

1.機械製作における加工法の種類を理解する。

2.金属の溶解と凝固について理解する。

3.応力・ひずみ曲線、降伏条件、変形抵抗などの塑性変形に関する基礎事項を 理解する。

4.塑性変形させた材料の組織や性質、冷間加工や熱間加工について理解する。

5.鋳型に溶融した金属を流し込み、製品を作る方法(鋳造)を理解する。

6.鋳鉄の種類と性質を理解する。

7.各種塑性加工(鍛造加工、圧延加工、引抜き加工、押出し加工、転造加工、

せん断加工、曲げ加工、絞り加工)の原理と作業について理解する。

8.溶接の特質や溶接継手の基本形式を理解する。

9.アーク溶接、ガス溶接、特殊溶接、圧接、抵抗溶接、ろう付けの原理と作業 について理解する。

◎ 電子情報工学  ディプロマ・ポリシー(DP)

A 【知識・理解】

A-1 数学と物理学を中心とする自然科学についての基礎知識を持ち、実 際の問題に応用できる。

A-2 電子工学、通信工学、情報工学を学ぶうえで必須の基礎知識を持 ち、説明することができる。

A-3 電子工学ならびに通信工学の基礎知識、または情報工学の基礎知識 を理解し、説明することができる。

A-4 電子工学、通信工学、情報工学のそれぞれを応用したシステムまた は複合的に応用したシステムの基礎知識を持ち、説明することができ る。

   

B 【技能】

B-1 社会の要求を解決する電子情報システムをデザインすることができ る。

B-2 論理的な文章の記述や発表の資料作成ができ、口頭発表により電子 情報システムを説明できる技能を有する。

B-3 与えられた制約の下で電子情報システムを構築するために計画的に 仕事を進め、ま とめることができる。

B-4 チームで相互評価と相互支援を行い、計画的に目標を達成すること ができる。

C 【態度・志向性】

C-1 歴史や文化、経済、価値観などに関する知識に基づき、自分自身の 文化や価値観、利益だけではなく、他者の立場から物事を考える姿勢を 持っている。

C-2 電子情報技術が自然および社会に及ぼす影響や効果を理解し、情報 処理技術者が社会に負っている責任を自覚している。

C-3 文献や種々の情報媒体を利用して情報を集め、自主的、継続的に学

習に取り組む意欲をもっている。

(9)

2019-7030000451-01 アナログ回路

 期別:後期  単位数:2  開講年次: 2   授業形態:講義  実務経験:  科目水準:初級  試験実施:有り    授業時間割:後期:木・1時限  試験時間割:後日発表  

末次 正

◎−−− 概要 −−−◎

電子回路でトランジスタ1個の動作を理解したところで、

いろいろな種類のトランジスタ増幅器とその進んだ動作解析法 を学ぶ。

◎−−− 到達目標 −−−◎

トランジスタのバイアス方式について概念と使い方がわかる。

(知識・理解)

増幅器の接地方式について概念と使い方がわかる。(知識・理 解)

負荷線を用いた増幅器の動作解析について概念と使い方がわか る。(知識・理解)

増幅器のクラスについて知っている。 (知識・理解)

小信号等価回路および小信号解析についてわかる。 (知識・理 解)

MOSトランジスタの動作特性についてわかる。(知識・理解) MOSトランジスタを用いた基本的な回路についてわかる。

(知識・理解)

◎−−− 授業時間外の学習(予習・復習) −−−◎

随時宿題と予習課題を課す。講義前には講義に関連する項目の 事柄について1コマ90分予習を行い、また授業中良く分からな かった点や演習の解答について1コマ90分復習を行うこと。

◎−−− 成績評価の基準 −−−◎

(1)トランジスタのバイアス方式について概念と使い方がわかる こと。

(2)増幅器の接地方式について概念と使い方がわかること。

(3)負荷線を用いた増幅器の動作解析について概念と使い方がわ かること。

(4)増幅器のクラスについて知っていること。

(5)小信号等価回路および小信号解析について知っていること。

(6)MOSトランジスタの特性とMOSFETを用いた回路につ いてわかること。

◎−−− 成績評価の方法 −−−◎

授業中の演習15%、宿題および予習5%,定期試験80%に より評価する。

◎−−− 授業計画 −−−◎

1.接地方式

2.エミッタフォロア 3.電力増幅器(A級B級)

4.電力効率

5.トランジスタの動作特性 6.負荷線

7.小信号等価回路

8.MOSトランジスタ(遮断線形)

9.MOSトランジスタ(飽和)

10.MOSトランジスタ(負荷線)

11.MOSインバータ回路 12.MOSインバータ回路 13.ソース接地増幅器 14.ソース接地増幅器増幅率 15.演習

この科目の授業時間数は、試験時間を含めて23.5時間 である。

◎−−− テキスト −−−◎

「電子回路基礎ノート」、末次正、堀尾喜彦著、コロナ 社、2011年 3024円 ISBN: 978-4339008197 (電子版ま たは冊子版)

◎−−− 履修上・受講上の留意点 −−−◎

授業中の演習およびその提出に用いるためノートPCまたは

スマホを持参すること。

(10)

2019-7030000451-01 アナログ回路

末次 正

◎電情電子通:A-2

1.トランジスタのバイアス方式について概念と使い方がわかる。 (A-2) 2.増幅器の接地方式について概念と使い方がわかる。 (A-2)

3.負荷線を用いた増幅器の動作解析について概念と使い方がわかる。 (A-2) 4.増幅器のクラスについて知っている。  (A-2)

5.小信号等価回路および小信号解析についてわかる。  (A-2) 6.MOSトランジスタの動作特性についてわかる。 (A-2)

7.MOSトランジスタを用いた基本的な回路についてわかる。 (A-2)

◎ 電子情報工学  ディプロマ・ポリシー(DP)

A 【知識・理解】

A-1 数学と物理学を中心とする自然科学についての基礎知識を持ち、実 際の問題に応用できる。

A-2 電子工学、通信工学、情報工学を学ぶうえで必須の基礎知識を持 ち、説明することができる。

A-3 電子工学ならびに通信工学の基礎知識、または情報工学の基礎知識 を理解し、説明することができる。

A-4 電子工学、通信工学、情報工学のそれぞれを応用したシステムまた は複合的に応用したシステムの基礎知識を持ち、説明することができ る。

   

B 【技能】

B-1 社会の要求を解決する電子情報システムをデザインすることができ る。

B-2 論理的な文章の記述や発表の資料作成ができ、口頭発表により電子 情報システムを説明できる技能を有する。

B-3 与えられた制約の下で電子情報システムを構築するために計画的に 仕事を進め、ま とめることができる。

B-4 チームで相互評価と相互支援を行い、計画的に目標を達成すること ができる。

C 【態度・志向性】

C-1 歴史や文化、経済、価値観などに関する知識に基づき、自分自身の 文化や価値観、利益だけではなく、他者の立場から物事を考える姿勢を 持っている。

C-2 電子情報技術が自然および社会に及ぼす影響や効果を理解し、情報 処理技術者が社会に負っている責任を自覚している。

C-3 文献や種々の情報媒体を利用して情報を集め、自主的、継続的に学 習に取り組む意欲をもっている。

◎電情情報コ:A-3

1.トランジスタのバイアス方式について概念と使い方がわかる。 (A-3) 2.増幅器の接地方式について概念と使い方がわかる。 (A-3)

3.負荷線を用いた増幅器の動作解析について概念と使い方がわかる。 (A-3) 4.増幅器のクラスについて知っている。  (A-3)

5.小信号等価回路および小信号解析についてわかる。  (A-3) 6.MOSトランジスタの動作特性についてわかる。 (A-3)

7.MOSトランジスタを用いた基本的な回路についてわかる。 (A-3)

◎ 電子情報工学  ディプロマ・ポリシー(DP)

A 【知識・理解】

A-1 数学と物理学を中心とする自然科学についての基礎知識を持ち、実 際の問題に応用できる。

A-2 電子工学、通信工学、情報工学を学ぶうえで必須の基礎知識を持 ち、説明することができる。

A-3 電子工学ならびに通信工学の基礎知識、または情報工学の基礎知識 を理解し、説明することができる。

A-4 電子工学、通信工学、情報工学のそれぞれを応用したシステムまた は複合的に応用したシステムの基礎知識を持ち、説明することができ る。

   

B 【技能】

B-1 社会の要求を解決する電子情報システムをデザインすることができ る。

B-2 論理的な文章の記述や発表の資料作成ができ、口頭発表により電子 情報システムを説明できる技能を有する。

B-3 与えられた制約の下で電子情報システムを構築するために計画的に 仕事を進め、ま とめることができる。

B-4 チームで相互評価と相互支援を行い、計画的に目標を達成すること ができる。

C 【態度・志向性】

C-1 歴史や文化、経済、価値観などに関する知識に基づき、自分自身の 文化や価値観、利益だけではなく、他者の立場から物事を考える姿勢を 持っている。

C-2 電子情報技術が自然および社会に及ぼす影響や効果を理解し、情報 処理技術者が社会に負っている責任を自覚している。

C-3 文献や種々の情報媒体を利用して情報を集め、自主的、継続的に学

習に取り組む意欲をもっている。

(11)

2019-7030000451-01 アナログ回路

末次 正

◎電情システ:A-3

1.トランジスタのバイアス方式について概念と使い方がわかる。 (A-3) 2.増幅器の接地方式について概念と使い方がわかる。 (A-3)

3.負荷線を用いた増幅器の動作解析について概念と使い方がわかる。 (A-3) 4.増幅器のクラスについて知っている。  (A-3)

5.小信号等価回路および小信号解析についてわかる。  (A-3) 6.MOSトランジスタの動作特性についてわかる。 (A-3)

7.MOSトランジスタを用いた基本的な回路についてわかる。 (A-3)

◎ 電子情報工学  ディプロマ・ポリシー(DP)

A 【知識・理解】

A-1 数学と物理学を中心とする自然科学についての基礎知識を持ち、実 際の問題に応用できる。

A-2 電子工学、通信工学、情報工学を学ぶうえで必須の基礎知識を持 ち、説明することができる。

A-3 電子工学ならびに通信工学の基礎知識、または情報工学の基礎知識 を理解し、説明することができる。

A-4 電子工学、通信工学、情報工学のそれぞれを応用したシステムまた は複合的に応用したシステムの基礎知識を持ち、説明することができ る。

   

B 【技能】

B-1 社会の要求を解決する電子情報システムをデザインすることができ る。

B-2 論理的な文章の記述や発表の資料作成ができ、口頭発表により電子 情報システムを説明できる技能を有する。

B-3 与えられた制約の下で電子情報システムを構築するために計画的に 仕事を進め、ま とめることができる。

B-4 チームで相互評価と相互支援を行い、計画的に目標を達成すること ができる。

C 【態度・志向性】

C-1 歴史や文化、経済、価値観などに関する知識に基づき、自分自身の 文化や価値観、利益だけではなく、他者の立場から物事を考える姿勢を 持っている。

C-2 電子情報技術が自然および社会に及ぼす影響や効果を理解し、情報 処理技術者が社会に負っている責任を自覚している。

C-3 文献や種々の情報媒体を利用して情報を集め、自主的、継続的に学

習に取り組む意欲をもっている。

(12)

2019-7030000440-01 オブジェクト指向プログラミング

 期別:前期  単位数:2  開講年次: 3   授業形態:講義  実務経験:  科目水準:中級  試験実施:有り    授業時間割:前期:水・5時限  試験時間割:後日発表  

中西 恒夫、古庄 裕貴

◎−−− 概要 −−−◎

1980年代に確立されたオブジェクト指向プログラミングは,外部に対して隠蔽されたデー タと,外部からの要請をうけてそれらデータを排他的に扱って所定の処理を行うコードと をカプセル化した「オブジェクト」を定義し,それらオブジェクトの相互作用としてプロ グラムを実現しようとする,プログラミングのためのパラダイム(考え方)である。オブ ジェクトに依頼するだけで(=オブジェクトのコードを実行するだけで)望む処理が行わ れるわけであるから,オブジェクトを利用する側からすればそのオブジェクト内にどんな データがあって,どういう構造になっているのか一切知っておく必要はなく,つまりはそ のオブジェクトを様々な場面で自由に再利用することが可能となる。オブジェクト指向プ ログラミングの考え方を採り入れたプログラミング言語がJava,C++,C#,Objective-Cと いったオブジェクト指向言語である。オブジェクト指向言語によって,C等の手続き型言 語で行われてきたモジュール単位のコード資産再利用とくらべて,高度なコード資産の再 利用が可能となり,より大規模かつ複雑なソフトウェアの開発が可能となったと言っても 過言ではない。本講義では,代表的,かつ実務的にも重要なオブジェクト指向言語Javaを 用いて,オブジェクト指向プログラミングに関する種々の概念を理解し,オブジェクト指 向による基礎的なプログラミングを実践できるようにする。

◎−−− 到達目標 −−−◎

オブジェクト指向分析,設計,プログラミングの基本概念(オブジェクト,クラス,イン スタンス,カプセル化(データ隠蔽),継承等)とプロセスを理解していること。(知識・

理解)

自前のクラスの定義と利用ができること。(知識・理解)

Javaの基本データ型,配列型,制御構造,演算子を理解していること。(知識・理解) 継承を用いた差分プログラミングができること。(知識・理解)

インターフェースの概念を理解していること。(知識・理解) Javaのコレクションクラスを利用できること。(知識・理解) Javaの例外処理の概念と挙動を理解していること。(知識・理解)

◎−−− 授業時間外の学習(予習・復習) −−−◎

事前に講義資料をMoodle上で配付するので,次の回で学ぶ内容を把握し,理解し難いとこ ろには印をつけておくこと。(60分)

講義では枝葉末節までは説明せず,極めて基本的かつ重要なトピックに集中し,演習のた めの時間をより多く確保する。細かな知識については講義資料や参考書を用いて授業時間 外に自分で学ぶこと。(60分)

講義時間の制約から演習課題を細かく解説することはしない。また講義における受動的学 習のみでプログラミングの実務が身につくわけではない。講義時間にやり残した演習課題 は宿題とする。(90分)

コードの実装例が配付されたときは,それを読み解いてコードの振舞いを理解すること。

(60分)

◎−−− 成績評価の基準 −−−◎

課題(Javaプログラム)がすべて提出され,提出されたJavaプログラムは求められている要 求をどの程度実現できているかが審査される。

中間試験,期末試験においては,到達目標に記載されていることが達成されているか,す なわちオブジェクト指向プログラミング,ならびにJavaの諸概念を理解し,プログラミン グにおいて運用できているかを確認する試験を行う。

◎−−− 成績評価の方法と割合 −−−◎

課題の得点を30%,中間試験の得点を20%,期末試験の得点を50%の重みで評価する。

◎−−− 履修の条件および履修上の留意点 −−−◎

履修の条件

「プログラミングI」を履修していることが望ましい。

「プログラミングII」を履修していることが望ましい。

履修上の留意点

本学大学院では,ITスペシャリストの育成に力を入れており,この科目は進学予定者には 必須の講義である。

関連の極めて深い「情報処理システム開発」の受講を強く推奨する。

授業時間外の学習で理解できないことがあればオフィスアワーで質問すること。

◎−−− JABEE学習・教育到達目標 −−−◎

コンピュータシステムとシステムプログラムの原理や構造を理解し,その設計や実現を効 果的に行う能力。(JABEE学習・教育到達目標の(C-1)に対応。)

◎−−− 授業計画 −−−◎

Javaの紹介と統合開発環境Eclipseの基本操作: プログラミン グ言語 Java と本講義の演習で用いる統合開発環境 Eclipse の 基本操作について学ぶ。

Javaの制御構造: Java の制御構造について学ぶ。

Javaのデータ型: Java のプリミティブ型とクラス,ならびに 参照の概念について学ぶ。

クラスとインスタンス: ソフトウェアを分析,設計,実装す るためのパラダイム(世界観)であるオブジェクト指向の 諸概念をJavaの文法と照らし合わせて学ぶ。この回ではクラ スとインスタンスの概念について学ぶ。

カプセル化: 引き続きオブジェクト指向の諸概念をJavaの文 法と照らし合わせて学ぶ。この回ではカプセル化の仕組み と目的を理解する。

差分プログラミング (1): 既存クラスの機能を拡張する継承 について理解する。

差分プログラミング (2): 抽象クラスとインターフェースに ついて理解する。

コレクションと総称型: 各種データ構造を容易に実現するう えで欠かせないコレクションと総称型について理解する。

例外処理: Javaの例外処理機構について学ぶ。

中間試験

GUIプログラミング基礎 (1): イベント駆動の概念を学び,

Swingライブラリを用いた簡単な GUI アプリケーションを 実装する。

GUIプログラミング基礎 (2): (上記の継続)

デザインパターン: オブジェクト指向設計の「定石集」であ るデザインパターンについて学び,その Java による実現法 を学ぶ。

GUIプログラミング応用 (1): あらかじめ配布された一定規模 以上のGUIプログラムのコードを読み解き,新しい機能を追 加する。

GUIプログラミング応用 (2): (上記の継続)

この科目の授業時間数は,試験時間を含めて23.5時間であ る。

◎−−− URL −−−◎

Moodle システムサービス (https://moodle.cis.fukuoka-u.ac.jp/)

◎−−− テキスト −−−◎

講義中に講義資料を配付するのでテキストを購入する必要 はない。講義資料はMoodleシステムからダウンロードでき る。

◎−−− 参考書 −−−◎

中山 清喬, 国本 大悟, 『スッキリわかるJava入門』, インプレ スジャパン, ISBN: 978-4844330868, 2011年.

加藤 暢, 高田 司郎, 樋口 昌宏, 『Eclipseではじめるオブジェ クト指向Javaプログラミング入門』, 近代科学社, ISBN:

978-4764903586, 2008年.

(13)

2019-7030000440-01 オブジェクト指向プログラミング

中西 恒夫、古庄 裕貴

◎電情情報コ:A-3

1.オブジェクト指向分析,設計,プログラミングの基本概念(オブジェクト,

クラス,インスタンス,カプセル化(データ隠蔽),継承等)とプロセスを理 解していること。 (A-3)

2.自前のクラスの定義と利用ができること。 (A-3)

3.Javaの基本データ型,配列型,制御構造,演算子を理解していること。 

(A-3)

4.継承を用いた差分プログラミングができること。 (A-3) 5.インターフェースの概念を理解していること。 (A-3) 6.Javaのコレクションクラスを利用できること。 (A-3) 7.Javaの例外処理の概念と挙動を理解していること。 (A-3)

◎ 電子情報工学  ディプロマ・ポリシー(DP)

A 【知識・理解】

A-1 数学と物理学を中心とする自然科学についての基礎知識を持ち、実 際の問題に応用できる。

A-2 電子工学、通信工学、情報工学を学ぶうえで必須の基礎知識を持 ち、説明することができる。

A-3 電子工学ならびに通信工学の基礎知識、または情報工学の基礎知識 を理解し、説明することができる。

A-4 電子工学、通信工学、情報工学のそれぞれを応用したシステムまた は複合的に応用したシステムの基礎知識を持ち、説明することができ る。

   

B 【技能】

B-1 社会の要求を解決する電子情報システムをデザインすることができ る。

B-2 論理的な文章の記述や発表の資料作成ができ、口頭発表により電子 情報システムを説明できる技能を有する。

B-3 与えられた制約の下で電子情報システムを構築するために計画的に 仕事を進め、ま とめることができる。

B-4 チームで相互評価と相互支援を行い、計画的に目標を達成すること ができる。

C 【態度・志向性】

C-1 歴史や文化、経済、価値観などに関する知識に基づき、自分自身の 文化や価値観、利益だけではなく、他者の立場から物事を考える姿勢を 持っている。

C-2 電子情報技術が自然および社会に及ぼす影響や効果を理解し、情報 処理技術者が社会に負っている責任を自覚している。

C-3 文献や種々の情報媒体を利用して情報を集め、自主的、継続的に学 習に取り組む意欲をもっている。

◎電情システ:A-3

1.オブジェクト指向分析,設計,プログラミングの基本概念(オブジェクト,

クラス,インスタンス,カプセル化(データ隠蔽),継承等)とプロセスを理 解していること。 (A-3)

2.自前のクラスの定義と利用ができること。 (A-3)

3.Javaの基本データ型,配列型,制御構造,演算子を理解していること。 

(A-3)

4.継承を用いた差分プログラミングができること。 (A-3) 5.インターフェースの概念を理解していること。 (A-3) 6.Javaのコレクションクラスを利用できること。 (A-3) 7.Javaの例外処理の概念と挙動を理解していること。 (A-3)

◎ 電子情報工学  ディプロマ・ポリシー(DP)

A 【知識・理解】

A-1 数学と物理学を中心とする自然科学についての基礎知識を持ち、実 際の問題に応用できる。

A-2 電子工学、通信工学、情報工学を学ぶうえで必須の基礎知識を持 ち、説明することができる。

A-3 電子工学ならびに通信工学の基礎知識、または情報工学の基礎知識 を理解し、説明することができる。

A-4 電子工学、通信工学、情報工学のそれぞれを応用したシステムまた は複合的に応用したシステムの基礎知識を持ち、説明することができ る。

   

B 【技能】

B-1 社会の要求を解決する電子情報システムをデザインすることができ る。

B-2 論理的な文章の記述や発表の資料作成ができ、口頭発表により電子 情報システムを説明できる技能を有する。

B-3 与えられた制約の下で電子情報システムを構築するために計画的に 仕事を進め、ま とめることができる。

B-4 チームで相互評価と相互支援を行い、計画的に目標を達成すること ができる。

C 【態度・志向性】

C-1 歴史や文化、経済、価値観などに関する知識に基づき、自分自身の 文化や価値観、利益だけではなく、他者の立場から物事を考える姿勢を 持っている。

C-2 電子情報技術が自然および社会に及ぼす影響や効果を理解し、情報 処理技術者が社会に負っている責任を自覚している。

C-3 文献や種々の情報媒体を利用して情報を集め、自主的、継続的に学

習に取り組む意欲をもっている。

(14)

2019-7030000455-01 オペレーティングシステム

 期別:前期  単位数:2  開講年次: 3   授業形態:講義  実務経験:  科目水準:中級  試験実施:有り    授業時間割:前期:火・5時限  試験時間割:後日発表  

荒牧 重登

◎−−− 概要 −−−◎

 オペレーティングシステム(OS)とは、中央処理装置や記憶 装置、入出力装置などのハードウェアとプログラムなどのソフ トウェアを管理して、これらを無矛盾に効率よく利用すること を目的として構成された基本ソフトウェアであり、コンピュー タを使いこなすためには、OSによって実現されている仮想記憶 やタイムシェアリングなどの機能がどのような仕組みで動いて いるのか、どう構成されているのかを理解することが重要であ る。この科目ではこのようなことを念頭において、OSの基本的 な概念をできるだけわかりやすく解説する。

◎−−− 到達目標 −−−◎

 OSとそれに関連するソフトウェアの概要、ユーザから見た使 用法、ファイル、入出力、プロセスの概念とその管理について 理解していること。(知識・理解)

 さらに記憶管理、プロセスの同期と通信の基礎ついて理解し ていること。(知識・理解)

◎−−− 履修の条件 −−−◎

電子計算機の構造および動作および演算命令や制御命令に関す る基本的な知識を有すること。

◎−−− 成績評価の基準 −−−◎

1.OSの構成と機能全般についての知識を有すること。

2.プロセス管理(状態遷移、プリエンプション、ラウンドロビ ン、実行制御、スケジューラー、ディスパッチャー)を理解し ていること。

3.カーネルと割込み制御、システムコールを理解しているこ と。

4.主記憶管理(メモリプロテクション、ダイナミックアロケー ション、フラグメンテーション、メモリリーク)を理解してい ること。

5.いくつかのスケジューリングアルゴリズムの特性について 知っていること。

6.仮想記憶(セグメンテーション、ページング、ページングア ルゴリズム、スラッシング)を理解していること。

7.資源の共有制御(排他制御、デッドロック、ピーターソンの アルゴリズム、セマフォ)を理解していること。

◎−−− 成績評価の方法 −−−◎

講義中に実施する演習課題のレポート提出結果(10%)、理解 度確認テスト(20%)および定期試験の結果(70%)により評 価する。

◎−−− JABEE学習・教育到達目標 −−−◎

電子工学、通信工学、情報工学の基礎を幅広く理解すること。

(JABEEの(B-2))

◎−−− テキスト −−−◎

清水謙多郎、「オペレーティングシステム」情報処理入門コー ス2、1992年、2800円、岩波書店 ISBN  9784000078528

◎−−− 授業計画 −−−◎

  OS概論 OSの基本機能を理解する

  オペレーション ユーザインターフェースを学ぶ   オペレーション プログラムの開発とOSを学ぶ   ファイル ファイルの概念を理解する

  ファイル ファイルシステムの構造を理解する   入出力 入出力とその制御を学ぶ

  入出力 入出力割込みを理解する

  プロセス マルチプログラミングの仕組みを理解する   プロセス プロセスの基本設計を学ぶ

  プロセス スケジューリングを理解する  記憶管理 主記憶の管理を学ぶ

 記憶管理 セグメンテーションとページングを学ぶ  並行プロセス プロセス間の相互作用を理解する  並行プロセス プロセスの同期と通信を理解する  まとめ 全体の復習と演習をおこなう

この科目の授業時間数は試験を含めて23.5時間であ る。

◎−−− 授業時間外の学習(予習・復習) −−−◎

「授業内容を、自分の知識として確実なものとするため に、教科書や参考書(演習なども含む)を使って復習して おくこと」(90分)

「次回の講義範囲を予習し、専門用語の意味を理解してお

くこと」(60分)

(15)

2019-7030000455-01 オペレーティングシステム

荒牧 重登

◎電情:A-2

1. OSとそれに関連するソフトウェアの概要、ユーザから見た使用法、ファイ ル、入出力、プロセスの概念とその管理について理解していること。 (A-2) 2. さらに記憶管理、プロセスの同期と通信の基礎ついて理解していること。

 (A-2)

◎ 電子情報工学  ディプロマ・ポリシー(DP)

A 【知識・理解】

A-1 数学と物理学を中心とする自然科学についての基礎知識を持ち、実 際の問題に応用できる。

A-2 電子工学、通信工学、情報工学を学ぶうえで必須の基礎知識を持 ち、説明することができる。

A-3 電子工学ならびに通信工学の基礎知識、または情報工学の基礎知識 を理解し、説明することができる。

A-4 電子工学、通信工学、情報工学のそれぞれを応用したシステムまた は複合的に応用したシステムの基礎知識を持ち、説明することができ る。

   

B 【技能】

B-1 社会の要求を解決する電子情報システムをデザインすることができ る。

B-2 論理的な文章の記述や発表の資料作成ができ、口頭発表により電子 情報システムを説明できる技能を有する。

B-3 与えられた制約の下で電子情報システムを構築するために計画的に 仕事を進め、ま とめることができる。

B-4 チームで相互評価と相互支援を行い、計画的に目標を達成すること ができる。

C 【態度・志向性】

C-1 歴史や文化、経済、価値観などに関する知識に基づき、自分自身の 文化や価値観、利益だけではなく、他者の立場から物事を考える姿勢を 持っている。

C-2 電子情報技術が自然および社会に及ぼす影響や効果を理解し、情報 処理技術者が社会に負っている責任を自覚している。

C-3 文献や種々の情報媒体を利用して情報を集め、自主的、継続的に学 習に取り組む意欲をもっている。

◎電情電子通:A-3

1. OSとそれに関連するソフトウェアの概要、ユーザから見た使用法、ファイ ル、入出力、プロセスの概念とその管理について理解していること。 (A-3) 2. さらに記憶管理、プロセスの同期と通信の基礎ついて理解していること。

 (A-3)

◎ 電子情報工学  ディプロマ・ポリシー(DP)

A 【知識・理解】

A-1 数学と物理学を中心とする自然科学についての基礎知識を持ち、実 際の問題に応用できる。

A-2 電子工学、通信工学、情報工学を学ぶうえで必須の基礎知識を持 ち、説明することができる。

A-3 電子工学ならびに通信工学の基礎知識、または情報工学の基礎知識 を理解し、説明することができる。

A-4 電子工学、通信工学、情報工学のそれぞれを応用したシステムまた は複合的に応用したシステムの基礎知識を持ち、説明することができ る。

   

B 【技能】

B-1 社会の要求を解決する電子情報システムをデザインすることができ る。

B-2 論理的な文章の記述や発表の資料作成ができ、口頭発表により電子 情報システムを説明できる技能を有する。

B-3 与えられた制約の下で電子情報システムを構築するために計画的に 仕事を進め、ま とめることができる。

B-4 チームで相互評価と相互支援を行い、計画的に目標を達成すること ができる。

C 【態度・志向性】

C-1 歴史や文化、経済、価値観などに関する知識に基づき、自分自身の 文化や価値観、利益だけではなく、他者の立場から物事を考える姿勢を 持っている。

C-2 電子情報技術が自然および社会に及ぼす影響や効果を理解し、情報 処理技術者が社会に負っている責任を自覚している。

C-3 文献や種々の情報媒体を利用して情報を集め、自主的、継続的に学

習に取り組む意欲をもっている。

参照

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