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宗教をどうとらえるか : 中国、台湾の事例から

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Academic year: 2022

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九州大学学術情報リポジトリ

Kyushu University Institutional Repository

宗教をどうとらえるか : 中国、台湾の事例から

長谷, 千代子

日本学術振興会

https://doi.org/10.15017/2340961

出版情報:九州人類学会報. 30, pp.92-92, 2003-07-05. 九州人類学研究会 バージョン:

権利関係:

(2)

宗教をどうとらえるか

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I

宗教をどうとらえるか

ー中国、台湾の事例から一

長谷千代子

(日本学術振興会)

「宗教をどうとらえるか」という大きな おして人々の日常生活のレベルを考慮に入 テーマを設定したが、実際には発表者の守 れると、宗教はそのように制度の中に閉じ 備範囲に応じて二つの限定条件がかかって

いる。ひとつは「政治、経済、医療などの 制度とりわけそれ自身制度化した「宗教

J

とのかかわりにおいて考える」ということ であり、もうひとつは「中華世界における フィールドワークの中から考える」という ことである。

近代化の過程において、宗教は厄介な問 題と見なされることが多く、これを様々な 制度の中に飼いならすことが試みられてき た。そのため人類学の常道にしたがって宗 教を広く定義して近代的な制度を考えたば あい、宗教は「宗教」「福祉」「教育」といっ たいろいろな制度の中に分散して閉じこめ

られているように見える。

しかもフィールドワークという手法をと

こめられているだけではなく、制度からは み出している部分を持っているようにも見 える。それは端的にいえば「風俗習慣」や

「民俗」など、習慣化した実践行動の数々で ある。

こうした状況を踏まえて、このセミナー では中華世界を中心に民俗宗教的な側面に 目を向けている方々に発表者として集まっ ていただき、人々の日常生活に密着した「風 俗習慣」の事例を紹介しながら制度化した

「宗教

J

と制度からはみ出した「宗教」との 関係を洗い出しながら、「宗教」をどうとら えればよいかという課題に取り組んだ。以 下、発表順にそれぞれの議論を振り返って みたい。

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