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特定動作場面での動作困難感の出現とその葛藤 -野球選手の「投げる」動作に着目して- [ PDF

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特定動作場面での動作困難感の出現とその葛藤

―野球選手の「投げる」動作に着目して―

キーワード あがり 緊張 動作コントロール 運動イメージ 葛藤 人間共生システム専攻 向 晃佑 Ⅰ問題と目的 スポーツ選手に対する心理学的研究は,競技者のパフォ ーマンスを高めることに重点を置いた研究が多くなされて おり,近年ではメンタルトレーニングのような教育的視点 に加え,動機づけ理論など社会心理学的視点からのアプロ ーチも見られている。これらはある一定のパフォーマンス を発揮している選手が,さらなるパフォーマンスの向上を 目指す上で重要な知見となっている。一方で選手は緊張や 不安といった心理的影響からパフォーマンスの低下を見せ ることがあり,過度の緊張や不安は,試合場面だけでなく, 他の場面における心理学的問題を引き起こすことがある。 この場合臨床心理学的な関わりが求められる現状がある。 スポーツ選手が抱える心理的問題の1つにある動作にお いて身体活動が困難になり,通常,遂行可能な動作が上手 くできなくなるイップスと呼ばれるものがある。イップス と同様に選手のパフォーマンスを低下させる心理学的問題 があるが,今までできていた動作が練習場面においてもで きなくなるという点で異なる特有の状態であると言える。 これまでイップスに関する研究は,神経学・心理学双方 の分野において行われてきており,それぞれの立場によっ て定義は異なるが,賀川・深江(2013)が指摘しているよう に,緊張による動作制御の乱れという点では共通している。 現在では,Smith et al. (2003)による最も大規模で包括的な 調査での「複合的な原因論が存在するジストニアによる神 経障害からチョーキングによる心理的障害全域の連続体」 という定義を多くの研究者たちが採用している。 イップスの原因の究明に関する研究は,心理学的障害も しくは神経科学的障害の双方において行われてきており, これまで多角的な原因論と研究が発表されているが,はっ きりとした原因の究明ができていない。また,岩田ら(1981) や中込(1987)などの研究では,臨床心理学的アプローチの 有用性が検討され一定の効果が得られている。しかし,こ れらはそれぞれ1 つの事例を検討したものであり,イップ スの状態が多様であることをふまえると,まだ決定的な改 善策や具体的な予防方法などは確立されていないと言える。 Smith et al.(2003)は,イップスの症状に着目し,心理学 的問題か神経学的問題かを明確に分類することで有効な対 処を検討できるとしている。しかし,Marquart(2009)はイ ップスの状態が多様であることから,両者を明確に区別す ることはできないとしている。実際にイップスのタイプを 症状に基づき分類するのが難しく,正確な情報を提供でき ないのであれば更なる混乱を生む可能性が推察される。仮 に症状による分類が困難であるとするならば,症状に着目 した研究を続けても,選手の支援に結びつきにくいように 思われる。 ところで,スポーツ選手に対して臨床実践を行う星野 (2001)は,選手が抱える問題について,問題の“内容”にでは なく,その問題の“受け止め方”,すなわち,問題の対処への “様式”が影響していると指摘している。これをふまえると, スポーツ選手が抱える問題の内容に焦点を当てるよりも, 抱える選手自身が問題をどのように体験しているかに着目 する方が,選手への支援につながる有用な知見を得られる と推察される。 そこで,本研究は選手の体験を重視し,野球におけるイ ップスを“試合場面や練習場面に関わらず,緊張や不安など が原因となり,「投げる」と言う動作においてうまく投げら れない,力が入らない,投げづらい等の動作困難感を抱い ている状態”と捉える。そしてイップスに対する臨床心理学 的援助を検討するために,まずその特有の葛藤を明らかに することで,イップスを抱える選手に対する理解を深めて いくこととする。 イップスを抱える葛藤についての検討は,向(2015)の研 究においてもなされており,暴投の原因が技術的なものか 精神的なものかという葛藤に苦しむ期間が長いほど,長期 に渡ってイップスに苦しんでいることを明らかにした。し かし,この研究において対象となったのは過去にイップス を経験し克服した選手であり,十分な検討がなされたとは 言い難い。そこで,本研究では現在イップスを抱えている 選手を対象とし,葛藤の中でも,暴投の原因に関する葛藤 を詳細に検討し,イップスを抱える選手に対する理解を深 めていくことを目的とする。 さらに向(2015)は,イップスが内的要因と外的要因が組

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み合わさって生じていると述べているが,ここでの内的要 因は,個人の感情や身体感覚に関するものであった。しか し,内的要因はこれだけでなく,個人の心理特性も影響し ていると考えられる。また,実際のパフォーマンスを客観 的に見る必要もあるだろう。よって,本研究は語りだけで なく,心理的特性,客観的視点を含めた検討を行うことで, イップスの出現を詳細に検討し,イップスを抱える選手に 対する理解を深めていく。そこで研究1 において,注意・ 対人スタイル診断テスト(TAIS)日本版(加藤・細川,1995) を用い,動作困難感の出現の有無と注意・対人スタイルの 関連を検討し,研究2 において現在動作困難感を有してい る選手への面接調査を行い,注意・対人スタイル及び客観 的視点を含めた検討をしていくこととする。 研究1.動作困難感の出現と注意・対人スタイルの関連 【目的】:野球の「投げる」動作場面で動作困難感を抱いた 経験の有無に,注意・対人スタイルがどのような影響を及 ぼしているのかを明らかにする。 【方法】:質問紙による調査を実施した。フェースシート(年 齢,ポジション,野球歴),TAIS(104 項目,5 件法,表 2 参照),賀川ら(2003)を参考に作成した動作困難感の出現の 有無を尋ねる項目,への回答を求めた。 調査協力者:A大学の硬式野球部に所属する野球部員28名, 平均年齢は19.6 歳(SD=1.06)であり,野球の平均経験年 数は10.5 年(SD=2.29)であった。 倫理的配慮:調査協力者に対し,研究目的と個人情報の守 秘・匿名性,回答が自由意志であることなどを文書および 口頭で説明を行い,回収をもって,同意を得たものとした。 【結果と考察】 1)動作困難感の有無と各尺度得点の関連 TAIS の下位尺度得点について動作困難感の出現経験の 有無に差があるかt 検定を行った。その結果,注意スタイ ルにおける「注意の焦点が縮小」は動作困難感の出現経験 のある群の方が,ない群よりも有意に高い傾向が示された (t(26)=1.845,p<.10)。その他の下位尺度においては差 が見られなかった。このことから,イップスを抱える選手 の特徴として,注意の焦点の切り替えの苦手さが考えられ た。しかし,他の尺度において差が見られなかったことを ふまえると,特性のみでイップスの出現を予測することは 難しいと考えられる。 2)動作困難感の有無と注意のタイプとの関連 加藤ら(1995)によって算出された下位尺度得点の平均値 を参考にして,個人の注意尺度におけるT 得点を算出し, 適切または不適切な注意のタイプ分けを行った。適切な注 意のタイプに関しては,BET,BIT,NAR のうち BET が 高い者を「広く-外部へ」群,BIT が高い者を「広く-内 部へ」群とした。NAR が高い者のうち,BET の方が高い 者を「狭く-外部へ」群と,BIT の方が高い者を「狭く- 内部へ」群とした。また,不適切な注意のタイプに関して は,OET,OIT,RED のうち OET が高い者を「広く-外 部へ」群,OIT が高い者を「広く-内部へ」群とした。RED が高い者のうち,BET の方が高い者を「狭く-外部へ」群 と,BIT の方が高い者を「狭く-内部へ」群とした。 この注意のタイプと動作困難感の出現経験の有無につい てのクロス表を表3 に示す。これらの連関を検討するため に,χ2検定を行った。なお,期待度数が5 未満のセルがみ られた尺度に関しては,Fisherの直接法による検定を行っ た。結果,すべてのタイプにおいて有意な偏りは見られず, イップスはどのような注意のタイプであっても,起こりう る問題であること考えられた。また,適切な「広く―外部へ」 の注意タイプと,不適切な「狭く―内部へ」の注意タイプは, イップスを引き起こしやすい可能性が示唆された。 研究2.動作困難感の出現と葛藤に関する多面的理解 【目的】:現在野球の「投げる」という動作場面で動作困難 感を抱いている選手に面接調査を行い,イップスの出現と それに伴う葛藤を詳細に検討し,イップスを抱える選手に 対する理解を深めていく。 【方法】:各調査協力者に半構造化面接を2 回行った。1 回 目の面接は研究の目的に合わせて作成した面接項目を中心 に進めた。2 回目の面接では冒頭に実際に「投げる」場面を ビデオで撮影し,1 回目の面接を元に作成した資料とビデオ の映像を見ながら行った。また,1 回目の面接の最後に, TAIS を実施した。さらに,指導者である監督に対して,該 当選手のプレーに関する面接調査を行った。 調査協力者:A 大学の硬式野球部に所属する野球部員 4 名 であった。調査協力者のプロフィールを表4 に示す。 倫理的配慮: 調査協力者に対し,研究目的と個人情報の守 秘・匿名性を文書および口頭で説明を行い,調査結果の公 表については同意書での了承を得た。IC レコーダーでの録 音やビデオ撮影は了承を得た上で行った。 なお,本研究は,筆者の所属する機関における研究倫理委 員会の承認を得て実施した。 有 無 広く-外部へ 6 3 9 広く-内部へ 4 7 11 狭く-外部へ 2 2 4 狭く-内部へ 1 2 3 広く-外部へ 5 8 13 広く-内部へ 4 5 9 狭く-外部へ 3 1 4 狭く-内部へ 1 1 2 不適切な 注意のタイプ 表2 注意のタイプと動作困難感の経験有無のクロス表 経験 N 適切な 注意のタイプ

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【結果と考察】 1) 各事例の動作困難感を抱える葛藤 4 事例のうち,暴投の原因に関する葛藤を抱いているのは A のみであった。また,この 3 事例が葛藤を抱いていない のは,それぞれが精神的な要因を否認や無視,あるいは全 く認識していないためであると考えられた。さらに,精神 的な要因を認識していないことが,現在もなお,動作困難 感を克服できない1つの要因であることが推察された。こ れは,向(2015a)のプロセスを支持するものであり,イップ スから抜け出すためには,自身の動作困難感に精神的要因 が存在していることを認識する必要があると考えられた。 2) 選手の暴投に対する捉え方の検討 誰しもが経験しうる暴投と自身の暴投と違いとして共通 していたのは,身体感覚の違和感に関する言及であった。 詳しく見ると,C と D が言及しているのは,「投げる」とい う動作でいいパフォーマンスを発揮する際に必要となると される動きがうまくできないというものであり,自分が思 い描くように身体を動かせない感じであった。一方で,A とB が言及している身体が勝手に動く感じや腕が出てこな い感じというのは,自分が予期していない動きが生じてい る感じであった。このように,身体感覚の違和感は,自分 の思い通りに動かせない側面と自分の予期していない動き が生じる側面の2つ大別された。 イップスという現象に対する認識は事例によって異なっ ていた。この要因として,イップスに対してネガティブな イメージを抱いているかどうか,さらには自分の動作困難 感をイップスと認識しているかどうか,が考えられた。ま た,選手はイップスという現象に対する認識を変えること で,イップスを受け入れやすくしたり,自分の動作困難感 とイップスを別のものとして捉えたりしている可能性が示 唆された。さらに,イップスに対してネガティブなイメー ジを抱くために,自身の状態を受け入れることができず, 向(2015a)が指摘するような,暴投の原因に関する葛藤に, 長期に渡って苦しむ可能性が考えられた。また,この認識 の違いが,スポーツ現場においてイップスに対する理解が 得られない現状を作り出していると考えられる。 3) 動作困難感の出現と注意・対人スタイルとの関連 加藤ら(1995)を参考にして各事例における TAIS の下位 尺度得点からT 得点を算出したものを表 5 に示す。また, 参考に研究1 における動作困難感の経験がある群とない群 の下位尺度得点の平均値から算出されたT 得点を表下部に 示した。 注意のタイプ別に見ていくと,A と B は適切な注意傾向を 示す3 尺度の方が高い適切な注意タイプ,C と D は不適切 な注意傾向を示す3 尺度の方が高い不適切な注意タイプで あり,適切な注意タイプであるA と B も動作困難感を抱い ていることをふまえると,イップスはどんな選手にも起き うる現象であると考えられる。また,適切な注意タイプを 示すA と B が動作困難感を抱く要因としては,それぞれ自 分自身のことよりも他人の動機や感情に敏感であることや 執着性の高さがあげられた。これらはそれぞれD と C にお いても見られた要因であることから,イップスを引き起こ す内的要因と考えられ,イップスを引き起こす内的要因と 考えられ,イップスを抱えやすい選手の指標となる可能性 が推察される。 4) 選手の「投げる」動作の検討 動作困難感を抱く選手の「投げる」動作について,自己 評価と他者評価をもとに4 事例を比較検討すると,C と D はある特定の場面において「投げる」ことに対する緊張や 不安から生じる心理的要因を強く受けた動作困難感を有し ており,これに対しA と B は心理的要因に加えて,不随意 動作の出現のような神経学的要因を含んだ動作困難感を有 していると考えられる。また,実際の動作を見ていくと,C とD は適切な緊張を入れる難しさが,また A と B は過度な 緊張のしやすさが窺われた。 総合考察 イップスの出現とその葛藤 研究1・2 から,イップスはどんな選手にも起こり得る問 題であると考えられた。また,イップスの出現を予測する と考えられる特徴はいくつか見出されたが,この特徴を有 している選手が必ずイップスになるわけではなかった。ま た,イップスを予測するような特徴を有していない選手で も,イップスに苦しんでいた。このことから,イップスの 出現は,外的要因(環境の変化,厳しい監督の指導)の影 響を受けているが,この影響を受ける度合いが個人によっ て異なり,この個人差が内的要因(イップスの出現を予測す る特徴)であると考えられる。イップスの出現を予測する特 徴を強く持っている選手の場合は少しの外的要因でも強い 影響を受けることでイップスに陥り,一方で特徴をあまり 有していない選手であっても外的要因が大きい場合イップ スに陥ると考えられる。つまり,イップスの出現に関して は外的要因と内的要因の相互作用によって生じると考えら れる。 イップスに対する支援の確立に向けて 事例 年齢  野球歴 主要ポジション A 20 11年 外野手 B 21 12年 ピッチャー C 20 12年 サード・キャッチャー D 19 13年 ファースト 表3 各研究協力者のプロフィール

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最後に研究2 で得られた知見をもとに 4 人の事例を 2 つ に分け,考察していく。 事例C と D はプレッシャーの影響を受けやすい選手であ り,特定の動作場面に対峙した際に緊張や不安のような心 理的要因を強く受け,暴投が生じていると考えられた。さ らに,本人は思い通りに動かない感じを抱いており,実際 の動きを客観視した際には不随意的な動きはみられず,主 観的にも客観的にも随意動作の遂行が難しいことが窺われ た。 これに対し事例A と B はプレッシャーの影響を受けにく い選手ではあるが,執着性の高さなどイップスを強化する 特徴を強く有していた。また,暴投の出現に関しては,緊 張や不安のような心理的要因だけでなく,不随意動作が出 現するような神経学的要因も受けていると考えられた。さ らに,本人は予期せぬ動きを感じており,実際の動きを客 観視すると投球動作に不要な動きが見られ,主観的にも客 観的にも不随意動作の出現が窺われた。 以上のように,イップスはそれを抱える選手の体験に基 づき,「投げる」動作においてうまく動かない感じを抱いて いる場合と「投げる」動作を遂行する際に予期せぬ動きが 生じている場合に大別された。今後は,それぞれに合わせ た臨床心理学的支援が行われ,その効果が検証されること で,イップスに対する有効な支援が確立されることが期待 される。 文献 星野公夫. (2001). スポーツ・トレーニングと動作法. 成瀬 悟策 (編), スポーツ動作法, 1-48. 学苑社. 岩田泉・長谷川浩一 (1981). 心因性投球動作失調へのスポ ーツ臨床心理学的アプローチ スポーツ心理学研究,8, 28−34 賀川昌明・深江守(2013). 投・送球障がい兆候を示す中学野 球部員の心理的特性 加藤孝義・細川徹(1995)TAIS 日本版マニュアル Marquardt,C.(2009).The vicious circle involved in the

development of the yips. Annual Review of Golf Coaching, 4,67-88. 中込四郎 (1987). 投球失調を呈したある投手への心理療法 的接近―投球距離と対人関係の距離― スポーツ心理学 研究,14,58-62 向晃佑(2015).複線経路・等至性モデル(TEM)による 送球イップス経験者の心理プロセスの検討 質的心理学 研究 15,掲載予定

SmithAM, AdlerCH, CrewsD, WharenRE, LaskowskiER, BarnesK, KaufmanKR. (2003). The 'yips' in golf:a continuum between a focal dystonia and choling. Sports Medicine, 33(1), 13 -31. BET 広く―外部への注意 外界からの多くの刺激を同時に有効に統合できると自分自身を考えているか OET 外部刺激によるオーバーロード 外界の情報によって混乱したりオーバーロードになることで失敗を犯しやすい傾向 BIT 広く―内部への注意 自分自身を、いくつかの異なった領域のアイディアや情報を有効に統合できる、または分析 できると見ているか OIT 内部刺激によるオーバーロード 一度にあまりに多くのことを考えすぎて失敗しやすい傾向 NAR 注意の焦点が狭い 自分自身を有効に注意を狭くできる人間と見ているか RED 注意の焦点が縮小 注意を狭くしすぎて、課題に関連した情報をすべて含めることに失敗しミスを犯しやすい傾向 INFP 情報処理 いろいろなことを考え、また多量の情報を処理する BCON 行動のコントロール 衝動的傾向、及び反社会的とみなされるような行動にはまる傾向 CON コントロール 対人場面において自分をコントロールできると見ているか SES 自己尊重 自分に対するよいイメージを持っているか P/O 身体志向 スポーツ競技や身体的活動に参加し楽しむ人か OBS 執着性 何の解決も運動もしないで、ある一定の特定のことがらを繰り返し心配する傾向 EXT 外向性 温かく外向的で、他人との交流を必要とし、集団生活を好む傾向 INT 内向性 考えや想像をめぐらしながら、一人でいるのを楽しむ傾向 IEX 知的表出 他の人々にいろいろな考えや意見を表出する人か NAE 否定的感情表出 対決的で、怒りと否定的感情を表す傾向 PAE 肯定的感情表出 他人に対し身体と言葉の両方で好意的感情を表す傾向 表1 TAISの尺度 注意尺度 (6項目) コントロール尺度 (2尺度) 対人関係尺度 (9項目) 加藤ら(1995)を元に作成

BET OET BIT OIT NAR RED INFP BCON CON SES P/O OBS EXT INT IEX NAE PAE A 65.2 41.0 58.8 34.1 54.0 37.9 55.4 39.9 62.9 65.5 67.6 49.9 62.2 23.6 56.6 52.8 74.9 B 78.9 49.1 80.3 61.2 70.0 59.2 74.0 54.1 72.1 49.3 69.6 70.7 43.9 62.0 46.7 52.8 32.6 C 65.2 53.2 46.8 69.3 56.3 73.4 49.2 54.1 62.9 61.5 69.6 64.7 60.8 60.0 44.2 65.1 60.8 D 54.2 67.4 34.9 69.3 37.9 64.6 50.8 64.6 59.0 57.4 63.4 55.8 67.8 51.9 61.6 58.1 49.1 経験なし 54.0 51.1 56.6 47.1 55.8 45.7 55.7 48.6 59.3 61.2 61.8 48.5 56.8 50.4 53.8 51.0 57.0 経験あり 57.6 53.0 55.7 52.4 51.8 53.8 55.3 50.7 60.7 57.7 63.1 53.3 53.6 50.7 52.4 56.0 53.6 表4 各事例のTAISプロフィール 事例 注意のタイプ コントロール 対人スタイル

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