遺跡紹介
岡山城二之丸 ( 市道丸の内 16 号線 ) 跡
河 田 健 司
【遺跡の位置】
S=1/25,000
【遺跡の概要】
岡山城二之丸 ( 市道丸の内 16 号線 ) 跡は、岡、旭川西岸の平野上に形成された城下町の遺構 です。江戸時代、岡山城二之丸は、現在の内山下一・二丁目、丸の内二丁目、及び表町一・二丁 目の一部を含む広い範囲を占めていました。さらにその中は、明治時代に埋められた内堀により、 本丸を取り囲む内郭と本丸南西部に広がる外郭とに分けられていました。
発掘調査は、内郭・埋没した内堀・外郭を南北に貫くかたちで計画された市道部分に対し行い ました。調査面積は約 600 ㎡をす。調査の結果内堀の北側からは、17 世紀前半、17 世紀中葉、 18 世紀後半の礎石列が見つかり、江戸時代の初め頃から繰り返し礎石建建物が建てられていた ことがわかりました。これらは江戸時代にこの場所にあった屋敷や「御厩」「御対面所」の遺構 と考えられます。南側からは、ゴミ穴や瓦溜まりとともに江戸時代の絵図には描かれていない堀 が見つかりました。この堀は 16 世紀末~ 17 世紀初頭に埋められたと考えられ、江戸時代はじめ 頃、内堀は一度作り直されていることが明らかになりました。
【文 献】
神谷正義 2005 年「岡山城二之丸 ( 市道丸の内 16 号線 ) 跡」『岡山市埋蔵文化財センター年報 4 2003( 平成 15 年度 )』
【交 通】
図 1 調査地点の位置