2014 年度 Webinar プログラム(10 回)
●6 月 17 日(火)
『より持続可能な社会を実現するバイオ技術と素材開発ーデュポンの事例を中心に』 賀来 群雄(デュポン)
我々が住む地球で起こっている急激な人口増加、化石燃料の枯渇、地球環境の悪化は人類の生存に警鐘を鳴らし、持続
可能で環境負荷を軽減する技術の開発が急務である。先端のバイオ技術を開発し、育てる食糧の生産、持続可能なバイオ
燃料の商業化、環境負荷軽減したプロセスで製造したユニークな物性を持つバイオ素材の汎用化は、持続可能な社会の構
築する上で不可欠な手段である。本講演ではデュポン社が取り組んでいるバイオ技術と素材開発を例にその挑戦と可能性
について紹介する。
●7 月 29 日(火)
『超短フェムト秒パルスレーザーと高分子材料の相互作用』
平尾 一之(京大院工)
非熱過程でありながら電場強度が非常に高いフェムト秒レーザーパルス光を高分子材料内部に空間変調器で集光照射す
ると非線形な多光子吸収をおこす。その結果、空間選択的にイオン化や高密度化、結晶化など様々な興味深い相互作用が
生じる。これらを利用した3Dで一括加工できる光造形法について紹介する。
●8 月 26 日(火)
『次世代自動車における高分子材料』
草川 紀久(高分子環境情報研)
環境に優しい自動車として、現在ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車、電気自動車が人気を集めています。
また産業界では、次世代の究極のエコカーとして燃料電池自動車の開発研究が鋭意進められ、2015 年には市販車投入も
計画されています。本講演では、次世代自動車に要求される性能とその開発の最前線を紹介し、次世代自動車における高
分子材料の果たす役割について考えてみたいと思います。
●9 月 16 日(火)
『高分子固体構造ー物性の基礎』
金谷 利治(京大化研)
高分子固体はナノメートルから数ミリメートルまでの広い長さスケールで様々な階層構造をとり、その階層構造が物性を大
きく支配している。このような高分子固体の階層構造形成機構を解明すれば、新たな物性や機能を持つ高分子固体を創製
することができる。本講演では、高分子固体構造形成機構の基礎から始めて、その測定法も含め最新の研究を紹介する。
●10 月 14 日(火)
『熱電変換材料・デバイスの新展開:印刷技術で作製可能なフィルム状の熱電変換素子』 星野 聰(産総研)
製造に印刷技術が適用可能で低コスト生産・大面積化に有利、レアアースを使用しない、柔軟性を持たせることで適応範囲
が広がるなど、従来型にはないユーザビリティに優れる熱電変換素子技術の開発が進行している。大面積、フレキシブル、
フィルム状など従来の熱電変換素子では実現困難な新たな素子形態の意義と応用展開に関して発表する。
●11 月 25 日(火)
『リビングラジカル重合の基礎と応用』
澤本 光男(京大院工)
ラジカル重合は工業的にも学術的にも重要な重合反応であり,その精密制御は現在広範に研究されている。工業化を目指
した開発研究も世界的に広範に進められている。本講演では,これらの観点から,次の諸点を実例を含めて述べる: (A) ラ
ジカル重合の精密制御の考え方;(B)リビングラジカル重合の主要例と比較; (C)リビングラジカル重合による高分子の精密合
成; (D) リビングラジカル重合の応用展開の現状
●12 月 9 日(火)
『
アニオン重合の基礎から最近の進歩
』
平尾 明(東工大、台湾大、成功大、蘇州大)
アニオン重合の基礎から最近の進歩まで、モノマー、添加物、および重合系について説明いたします。後半部では、リビン
グアニオン重合を用いた特殊形態高分子(ブロック、グラフト、スターポリマー等)の分子設計と精密合成を紹介いたします。
●1 月 20 日(火)
『リビングカチオン重合と機能性ポリマーの創製』
青島 貞人(阪大院理)
カチオン重合は制御困難な重合として知られていましたが、最近、様々な特徴を有するリビング重合が見いだされました。さ
らに、その重合制御法を用いて材料創製を行うと、従来無かった機能性材料が数々得られるようになりました。重合制御と
機能性材料創製にご興味のある方は、どうぞご参加下さい。
●2 月 10 日(火)
『希土類錯体触媒の基礎ならびに精密重合触媒への応用』
侯 召民(理研)
希土類元素は、典型金属や後周期遷移金属には見られない独特な性質を有する。本講演では、希土類元素の化学的特性
や、それを生かした精密重合触媒の開発および機能性高分子材料の創製、関連する有機合成反応への応用展開などにつ
いて紹介する。
●3 月 10 日(火)
『バイオマスプラスチックスの開発現状と今後の動向について』
山本 智義
(帝人)
ステレオコンプレックスポリ乳酸、ユニークな特徴を有する加水分解防止剤である環状カルボジイミドを中心に、バイオマス
プラスチックの技術、用途開発および今後の動向について概説する。