日本病理学会中国四国支部学術集会
(第 125 回スライドカンファレンス)
日時:平成 30 年 2 月 17 日(土)
会場:広島大学医学部第5講義室
〒734-0037 広島市南区霞 1-2-3
【 各 種 委 員 会 】
時間:11:20~12:20
会場:広島大学医学部基礎・社会医学研究棟2階
【 各 種 委 員 会 報 告 】
時間:12:30~12:50
会場:広島大学医学部第5講義室
【スライドカンファレンス】
時間:13:00~17:15
会場:広島大学医学部第5講義室
【 特 別 講 演 】
「軟部腫瘍の病理とゲノム解析用病理検体の取扱い」
九州大学大学院形態機能病理学教授
小田 義直 先生
時間:15: 00~16 : 00
会場:広島大学医学部第5講義室
世話人 安井 弥(広島大学大学院医歯薬保健学研究科分子病理学)
問合せ先:〒734-0037 広島市南区霞 1-2-3
仙谷 和弘(広島大学大学院医歯薬保健学研究科分子病理学)
TEL:(082)257-5146 F A X : (082)257-5149
E-mail:
[email protected]
日本病理学会中国四国支部 HP :
http://plaza.umin.ac.jp/~csp/
1
実施要領
1.受付 スライドカンファレンス会場(第5講義室)前で午前 11 時より行います。 参加者名簿にご記名の上、参加費 500 円をお支払い下さい。 各種委員会にご参加の先生方も、最初に会場の受付までお越し下さい。 2.各種委員会 学術・庶務合同委員会/業務委員会/広報委員会 時間:11:20~12:20 会場:広島大学医学部基礎・社会医学研究棟2階 学術・庶務合同委員会:セミナー室2 業務委員会:チュートリアル室2 広報委員会:チュートリアル室1 ※委員の先生方は一度スライドカンファレンス受付へお越し下さい。各種委員会会場ま でご案内致します。各委員会の委員長の先生方は委員の方へのご案内とお弁当(1,000 円) の要否をご確認後、仙谷([email protected] )までご連絡下さい。 3. 若手病理医の会 時間: 11:20~12:20 会場: 広島大学医学部基礎講義棟2階形態系実習室 参加者は一度スライドカンファレンス受付へお越し下さい。会場までご案内致します。 支部でお弁当をご用意いたしますので、参加を希望される先生は2月10日(土)までに 担当の谷山大樹先生(呉医療センター・中国がんセンター病理診断科) ([email protected]) までご連絡下さい。 なお、当日の飛び入り参加につきましても可能となっております。 4. 各種委員会報告 時間:12:30~12:50 会場:広島大学医学部第5講義 昼食のご用意はございません。各自昼食をお済ませの上、お越し下さい。 5.スライドカンファレンス 時間:13 :00~17:15 会場:広島大学医学部第5講義 発表時間:1 題 8 分(発表 5 分,討論 3 分)
《時間厳守でお願いします》
※ 会 場 に は 液 晶 プ ロ ジ ェ ク タ ー 1 台 ( 備 え 付 け ) お よ び Windows 7 、 Microsoft Powerpoint 2013 をインストールした Windows PC を用意しております。スライド枚 数に制限は設けませんが、発表時間を守っていただきますようお願い申し上げます。 プレゼンテーションは USB メモリもしくは CD-R に pptx もしくは ppt 方式で保存し、 受付までご持参下さい。特殊フォントをお使いの場合は、必ずフォント埋め込みを 行って下さい。また、特殊染色や参考症例からの引用である場合、スライドに特殊 染色名や参考症例であることを明記していただきますようお願いします(ホームペ ージ上に載せた時にスライドの 1 面を見るだけで理解できるようにお願いします)。 5.診断投票 締め切り: 2 月 9 日(金曜日) 午後 5 時必着 方 法 :E-Mail(または FAX)でご投票下さい(E-Mail での投票を歓迎致します)。 宛 先 :広島大学大学院医歯薬保健学研究科分子病理学 仙谷 和弘 E-mail: [email protected] / F A X : (082)257-5149 6.コメンテーター制度 コメンテーター制度をご利用になる場合には、出題者からコメンテーターとなる病理医 の先生に直接依頼し、病歴、HE 標本、未染標本などを事前に送付して連絡を取り合って 下さい。指名されたコメンテーターの先生は、スライドカンファレンス当日に出題者口 演後に説明ができる様にご準備下さい。 PowerPoint を使用される場合には当日早めに受 付にお申し出下さい。ご発表の時間が限られておりますので、演者と事前にご相談をお 願い致します。 7.病理専門医更新のクレジットについて 本スライドカンファレンスへの参加は病理専門医の資格更新のための単位となります。 また、特別講演の受講は日本専門医機構の資格更新単位として認定されます。それぞれ 証明書(参加・受講)を発行致します。なお、演題発表・座長担当に関する単位認定に ついては各自でプログラムをコピーしてご対応下さい。 ・ 日本病理学会病理専門医資格更新単位 (参加)10 単位、(発表)筆頭 5 単位、共同 3 単位 ・ 日本専門医機構専門医資格更新単位 (参加)2 単位、(発表)筆頭 1 単位、(座長・司会)1 単位 (特別講演受講)領域別講習 1 単位
8.臨時託児所(無料)について 学内に臨時託児所を開設致します。 詳細は事前に申込みいただいた方に直接ご連絡致します。 9.駐車場について 大学敷地内の駐車場はすべて有料です。なるべく公共の交通機関をご利用ください。 駐車補助券を準備しますが、枚数制限がありますので、ご了承ください。
広島大学霞キャンパス内地図
タクシー乗り場、バスロータリーから会場まで随所に案内看板を配します。会場へのアクセス
-JR 広島駅(南口)から-
・ タクシーにて広島大学病院まで、約 10 分(約 1,200 円) ・ 広電バス (5 号線)にて 「大学病院」行 約 15 分(230 円) 終点「大学病院前」下車 ・ 広島バス(26-1 号(旭町)線)にて 「段原・旭町」行 約 15 分(220 円) 「大学病院入口」下車徒歩約 3 分-広島バスセンターから-
・ タクシーにて広島大学病院まで、約 10 分(約 1,200 円) ・ 広島バスセンターから徒歩約 3 分 紙屋町県庁前バス停から広島バス(23 号線・23-1 号(横県)線)にて 「大学病院」行 約 20 分(220 円) 終点「大学病院前」下車-山陽自動車道から-
・ 広島 IC から約 30 分、広島東 IC 経由東雲 IC から約 5 分 (注)なるべく公共交通機関でお越し下さい。-広島空港から-
・ リムジンバス「広島駅」行きにて、約 45 分(片道 1,340 円、往復割引 2,420 円) *リムジンバスの到着は北口(新幹線ロ)です。広電バス等を利用される際は、 南口(在来線ロ)へ廻って下さい。-広島港から-
・ 市内電車(広電 5 番)にて 「広島駅」行 約 15 分(180 円) 「比治山橋」下車 1. 「大学病院」行 広島バス(23 号線)に乗り換え 約 5 分(230 円) もしくは 2. 「大学病院」行 広電バス(10 号線)に乗り換え 約 9 分(180 円) 終点「大学病院前」下車 広島大学病院交通アクセス http://www.hiroshima-u.ac.jp/hosp/hiroshimadaigakubyoin/index.html Jプログラム
スライドカンファレンス 13:00-13:35 座長: 倉岡 和矢 先生(呉医療センター・中国がんセンター 病理診断科) S2702:胃ポリポーシス 姫路赤十字病院 病理診断科 苗村 智 S2703:肝腫瘍(剖検例) 広島赤十字・原爆病院 病理診断科 藤原 恵 S2704:上行結腸病変 広島大学大学院医歯薬保健学研究科 分子病理学 服部 結 S2705:卵巣病変 香川大学医学部附属病院 病理部 井上 耕佑 13:35-14:10 座長: 宮内 睦美 先生(広島大学大学院医歯薬保健学研究科 口腔顎顔面病理病態学) S2706:両側頬粘膜下部腫瘤 徳島大学大学院医歯薬学研究部 口腔分子病態学分野 鯨岡 聡子 S2707:真皮内腫瘤 高知赤十字病院 病理診断科部 黒田 直人 S2708:左頚部病変 倉敷中央病院 教育研修部 小西 徹 S2709:上顎骨腫瘍 広島大学病院 口腔検査センター 小川 郁子 14:10-14:45 座長: 坂東 良美 先生(徳島大学病院 病理部) S2710:肺腫瘍 高知医療センター 病理診断科 大平 咲 S2711:肺病変 高知医療センター 病理診断科 松本 学 S2712:胎児ジストレス 岡山大学医学部 5 年生 濱崎 友洋 S2713:乳腺腫瘤 県立広島病院 初期臨床研修医 神原 貴大 14:45-15:00 コーヒーブレイク 特別講演 15:00-16:00 座長: 安井 弥 先生(広島大学大学院医歯薬保健学研究科 分子病理学) 『軟部腫瘍の病理とゲノム解析用病理検体の取扱い
』 九州大学大学院医学研究院 形態機能病理学 教授 小田 義直 先生 スライドカンファレンス 16:05-16:40 座長: 西阪 隆 先生(県立広島病院 臨床研究検査科) S2714:肺腫瘍 鳥取県立中央病院 病理診断科 小田 晋輔 S2715:肺腫瘍 広島大学大学院医歯薬保健学研究科 病理学 櫛谷 桂 S2716:前縦隔腫瘤 呉医療センター・中国がんセンター 病理診断科 齊藤 彰久 S2717:副腎腫瘤 広島大学病院 病理診断科 織田 麻琴 16:40-17:15 座長: 岩田 純 先生(高知医療センター 病理診断科) S2718:脊椎腫瘍 徳島大学病院 病理部 松本 穣 S2719:左大腿軟部腫瘍 山口大学大学院医学系研究科 分子病理学 木村 相泰 S2720:縦隔の小型円形細胞腫瘍の一例 岡山赤十字病院 病理診断科 田村 麻衣子 S2721:前腕部皮下腫瘍 JR 広島病院 診療部臨床検査科/教育研修部 中山 宏文S2702 胃ポリポーシス (画像あり) 1.姫路赤十字病院 病理診断科 2.滋賀医科大学医学部付属病院 病理診断科 苗村 智 [1] 松岡 志乃舞 [2] 堀田 真智子 [1] 伏見 聡一郎 [1] 和仁 洋治 [1] 症例: 40~50 歳未満 女性 【既往歴】乳癌手術(10 年前)、大腸腺腫 2 個、今回は大腸ポリープなし。【家族歴】父親に肺癌、母方祖父 に胃癌。大腸癌なし。【現病歴】胃の小彎側を除く胃底腺領域に多数のポリープがあり、胃底腺ポリポーシ スと診断され、約 10 年、経過観察中であった。胃体上部に発赤を伴う山田Ⅲ型ポリープの増大を認め、 生検後に胃全摘が行われた。配布標本は代表的な切片である。 S2703 肝腫瘍(剖検例) (画像あり) 広島赤十字・原爆病院 病理診断科 藤原 恵, 大林 真理子, 坂谷 暁夫 症例: 60~70 歳未満 女性 糖尿病、高血圧で治療を受けていたが、死亡 9 か月前より上腹部に違和感が出現し、肝腫瘍と診断され、 化学療法を受けたが、効果は限定的であり、腫瘍は増大し続け,死亡した。初診時の検査データは、LDH が 310(〜229)、AFP が 16.5(〜10)と高値を示すのみで、総ビリルビン、PIVKA-II、CEA、CA19-9 は正常範 囲内であった。 剖検時、肝は 3420g で、胆管内腔を充満する最大径 17cm の腫瘤があり、索状の tumor の集合から構成 されていた。肝周囲のリンパ節および両肺、腹膜に広く転移していた。肝割面の肉眼写真あり。肝腫瘍内 の 2 か所の標本を供覧します。
S2704 上行結腸病変 (バーチャルスライドのみ) 広島大学大学院医歯薬保健学研究科 分子病理学 服部 結 仙谷 和弘 安井 弥 症例: 60~70 歳未満 女性 下部消化管内視鏡検査の際に上行結腸に 10mm 大の IIa 病変がみられ、内視鏡的粘膜切除術(EMR)が 行われた。切除後に潰瘍から湧出性の出血があり、止血が行われた。臨床的には SSA/P が疑われてい た。配布標本は EMR の切除標本です。 S2705 卵巣病変 (バーチャルスライドのみ) 香川大学医学部附属病院 病理部 井上 耕佑, 串田 吉生, 伊吹 英美, 佐々木 真紀子, 石川 亮, 香川 聖子, 門田 球一, 羽場 礼次 症例: 40~50 歳未満 女性 健康診断で子宮筋腫を指摘されて前医を受診した。前医で施行した MRI で多発子宮筋腫および両側の 子宮内膜症性嚢胞が疑われ、手術目的に当院紹介となった。子宮全摘と両側付属器切除が施行された。 肉眼的に子宮体部では最大で約 28mm の複数の腫瘤性病変がみられ、組織学的に平滑筋腫の像であっ た。卵巣は左右とも約 60mm で、部分的に茶褐色を示す嚢胞性病変が認められた。提示した標本は左卵 巣の病変部で、問題点は矢印で示す部分です。
S2706 両側頬粘膜下部腫瘤 (バーチャルスライドのみ) 1.徳島大学大学院医歯薬学研究部 口腔分子病態学分野 2.同 疾患病理学分野 鯨岡 聡子 [1] 工藤 保誠 [1] 牛尾 綾 [1] 大塚 邦紘 [1] 常山 幸一 [2] 石丸 直澄 [1] 症例: 60~70 歳未満 女性 両側下顎部に無痛性腫瘤の増大を自覚し、当院口腔内科を受診。右側は頰筋前縁から、左側は下顎角 部から、両側ともオトガイ部まで、また両側とも下顎下縁を超えて、弾性硬の腫瘤を触知する。開口量は二 横指程度であり、開口障害が見られるが、開口による疼痛はない。血液・生化学検査にて炎症症状などの 異常所見は認められない。FDG-PET 検査にて両側腫瘤影に一致して集積亢進(SUVmax=18.82)を認める。 臨床的には非典型的ではあるが放線菌感染が疑われ、右側腫瘤の生検術が施行された。生検材料の代 表的な切片を提示する。 S2707 真皮内腫瘤 1.高知赤十字病院 病理診断科部 2.同 初期研修医 黒田 直人 [1] 山田 里穂 [2] 吾妻 美子 [1] 賴田 顕辞 [1] 症例: 60~70 歳未満 男性 臨床経過:他院より頚部腫脹で紹介され、SCC 抗原 60 台と著明に上昇、上部消化管、鼻咽頭・喉頭、肺 に腫瘍性病変なく、PET-CT では頚部のみ集積がみられた。巨大なため、一部が生検されたが、臨床医 の認識はリンパ節とのことであった(標本1)。免疫染色で p40, EMA 瀰漫性に陽性、CK5 に一部陽性で、 扁平上皮癌の転移ということで、全身精査するも原発巣がみつからず、頚部の腫瘍部に対して化学放射 線療法が施行され、初診より 5 か月後に放射線照射部とは少しずれた部位の頚部に腫瘤がみられ、転移 が疑われ、摘出術が施行された(標本 2)。臨床医の認識は今回もリンパ節とのことであった。再度頭頸部 の精査を施行したが、原発巣は見つからなかった。 問題点:病理診断と原発巣。
S2708 左頚部病変 (画像あり) 1.倉敷中央病院 教育研修部 2.同 病理診断科 小西 徹 [1] 能登原 憲司 [2] 寺田 和弘 [2] 沖田 千佳 [2] 石井 文彩 [2] 板倉 淳哉 [2] 内野 かおり [2] 症例: 80 歳以上 女性 27 年前に甲状腺癌(乳頭癌)で甲状腺左葉切除を受けている。3 ヶ月前に左鎖骨上窩の腫瘤に気づき、2 ヶ月前に受診。悪性腫瘍のリンパ節転移が疑われるも、上部消化管内視鏡検査、画像検査で原発巣はな く、甲状腺癌の転移が疑われた。当初は CT で 4.5cm 大の内部やや不均一な腫瘤で、エコーで嚢胞の存 在が確認できたが、1.5 ヶ月で CT 上 8.5cm と急速に増大し、出血を疑う所見が内部に認められた。気道 の圧迫・狭窄で切除施行。病変は 70x40x25mm 大で、出血を伴う大きな嚢胞を内部に認めた(標本 1, 2)。 また辺縁に一部、12mm 大の浸潤性充実性病変を伴っていた(標本 2 の一部)。 問題点:組織診断。 S2709 上顎骨腫瘍 (バーチャルスライドのみ) 1.広島大学病院 口腔検査センター 2.広島大学大学院医歯薬保健学研究科 口腔顎顔面病理病態学 3.同 分子口腔医学・顎顔面外科学 4.広島大学病院 歯科放射線科 小川 郁子 [1] Madhu Shrestha [2] 宮内 睦美 [2] 山崎 佐知子 [3] 中元 崇 [4] 髙田 隆 [2] 症例: 6~12 歳未満 女性 約 3 年前に左側上顎第 1 乳臼歯の崩出遅延を主訴に来院した。初診時、埋伏した第 1 乳臼歯周囲の嚢 胞様骨透過像と同部の頬側歯槽骨の軽度の膨隆を認めた。経過観察していたが、病変は上顎洞底を挙 上し、頬側と後方にも拡大するため、含歯性嚢胞あるいは良性歯原性腫瘍の臨床診断で生検後に摘出さ れた。摘出物は小指頭大で光沢のある白色の充実性軟組織であった。
S2710 肺腫瘍 1.高知医療センター 病理診断科 2.高知赤十字病院 病理診断科部 大平 咲 [1] 松本 学 [1] 黒田 直人 [2] 吾妻 美子 [2] 賴田 顕辞 [2] 岩田 純 [1] 症例: 12~20 歳未満 女性 胸部 X 線写真で左中肺野に辺縁明瞭な結節影を指摘された。CT 検査では、左肺下葉 S8 領域に長径 25mm 大の分葉状の結節性病変を認めた。肺以外に病変は認めなかった。診断・治療目的に、胸腔鏡下 左肺下葉切除術が行われた。手術検体の代表的な切片を配布する。 S2711 肺病変 (バーチャルスライドのみ) 高知医療センター 病理診断科 松本 学, 大平 咲, 岩田 純 症例: 30~40 歳未満 男性 数年前の健診で、肺に 6mm 大の小結節を指摘された。過誤腫などの良性病変が考えられ、経過観察さ れていたが、今回、大きさが 9mm と増大傾向を示したため、病変が切除された。この肺結節以外に病変 は認めず、転移性腫瘍は否定的であった。
S2712 胎児ジストレス 1.岡山大学医学部 5 年生 2.岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 病理学(免疫) 3.姫路赤十字病院 病理診断科 濱崎 友洋 [1] 藤澤 真義 [2] 宮原 宏幸 [2] 伏見 聡一郎 [3] 堀田 真智子 [3] 苗村 智 [3] 和仁 洋治 [3] 松川 昭博 [2] 症例: 20~30 歳未満 女性 経産婦。IgA 腎症、高度肥満、高脂血症、脂肪肝、妊娠糖尿病で通院中であるが、妊娠中のコントロール は良好であった。31 週 5 日に胎動減少のため受診し、胎児心拍数モニターで基線細変動の減少と児心 音低下あり、超緊急帝王切開となった。胎盤は 600g とかなり重めで、割面では蒼白な部分があった。配 布標本は胎盤の一部です。 S2713 乳腺腫瘤 1.県立広島病院 初期臨床研修医 2.同 臨床研究検査科 神原 貴大 [1] 山本 利枝 [2] 西阪 隆 [2] 症例: 80 歳以上 女性 右乳房腫瘤を自覚し近医を受診し、乳癌が疑われたため精査加療目的に当院を紹介され受診した。超音 波検査では右乳房 C 領域に最大径 48mm 大で境界明瞭、内部不均質、血流豊富な低エコー腫瘤を認め た。全身 PET-CT ではこの腫瘤にのみ異常集積を認め、集積は腫瘤の中心ほど弱かった。術前診断 cT2N0M0 病期ⅡA の乳癌として右乳房切除術が施行された。腫瘤は肉眼的に 8×6.5×5cm 大、境界は 明瞭で、割面は灰白色充実性で出血や壊死を伴った。
S2714 肺腫瘍 鳥取県立中央病院 病理診断科 小田 晋輔, 徳安 祐輔, 中本 周 症例: 80 歳以上 男性 【主訴】 なし 【現病歴】 検診 X-p で異常影(左下肺野孤立性斑状影)を指摘され、当院内科を受診した。CT 下肺生検 後に、鏡視下左肺部分切除術が施行された。 【喫煙歴】 20-25 本/40 年、受診 20 年前より禁煙 【既往歴】 肝門部胆管癌 pT4(Hinf2), pN0, M(-), fStageⅣa (受診 8 年前) 【血液検査】 腫瘍マーカーは n.p. 【胸部 CT】 左下葉 S9 に辺縁整な 10mm 大の類円形の結節を認める。胆管癌手術頃にはなく、受診 6 年 前からみられ、緩徐な増大を示していた。 S2715 肺腫瘍 広島大学大学院医歯薬保健学研究科 病理学 櫛谷 桂, 武島 幸男 症例: 70~80 歳未満 女性 喫煙歴:20 本/日×50 年、5 年前より禁煙。アスベスト曝露歴なし。間質性肺炎合併あり。 約 3 年前に狭心症に対し近医にて経皮的冠動脈形成術を受けたが、その術後経過観察中に胸部単純 X 線撮影で異常陰影を指摘されたため、本学呼吸器外科を受診した。胸部 CT 検査では、右肺下葉 S9 に 長径 28mm 大の不均一な造影効果を伴う不整形結節影を認めた。原発性肺癌が疑われたため、右肺下 葉 S9 区域切除術を受けた。摘出された腫瘍は 3.5×2.5×1.5cm、割面は灰白色充実性、弾性硬で、多巣 性に壊死を伴っていた。
S2716 前縦隔腫瘤 1.呉医療センター・中国がんセンター 病理診断科 2.同 臨床検査科 3.同 臨床研究部 4.同 呼吸器外科 5.同 院長 齊藤 彰久 [1] 倉岡 和矢 [1] 谷山 大樹 [1] 在津 潤一 [1] 山本 英喜 [2] 山下 芳典 [3] 村上 千佳 [4] 三村 剛史 [4] 谷山 清己 [5] 症例: 70~80 歳未満 男性 慢性関節リウマチと逆流性食道炎の既往がある。血液検査にて、CA19-9 の軽度上昇(49)を認めたため、 全身精査目的に当院紹介受診した。CT にて、前縦隔に 7cm 大の集簇性の多発結節影が認められた。前 縦隔腫瘍の臨床診断のもと、胸腔鏡下縦隔腫瘍切除術が施行された。切除標本(重量 83g、14.5cm 大) では肉眼的に、6.5cm 大の多分葉状灰白色充実性腫瘤が認められた。 S2717 副腎腫瘤 広島大学病院 病理診断科 織田 麻琴, 城間 紀之, 有廣 光司 症例: 30~40 歳未満 女性 約 8 カ月前、健康診断の超音波エコー検査にて右副腎腫瘤を指摘され本学を受診した。MRI 検査では、 T1 強調で腎実質と等信号、T2 強調で腎実質よりやや低信号、一部高信号域の混在する腫瘤であり、 PET-CT 検査で SUVmax5.4 の集積を指摘された。入院前検査では血中ドパミン 0.06ng/ml(基準値: 0.02ng/ml 以下)とやや高値であったが、尿中ノルメタネフリンあるいは血中副腎皮質ホルモンは基準値内 であった。腹腔鏡下右副腎摘除術が施行された。肉眼的に副腎腫瘤は 2x1x1cm 大で、境界明瞭、黄色な いし一部褐色、充実性であった。
S2718 脊椎腫瘍 (バーチャルスライドのみ) 徳島大学病院 病理部 松本 穣, 小林 智子, 渡邉 俊介, 米田 亜樹子, 坂東 良美, 上原 久典 症例: 12~20 歳未満 女性 4 ヶ月前から右頸部痛があり、持続するため精査を行ったところ、CT で C2 椎体に骨破壊を伴う 5x3cm 大 の病変を認めた。造影 MRI では比較的均一な造影効果を認め、骨シンチでは他の骨への集積は見られ なかった。Ewing 肉腫などの骨原発腫瘍が疑われ、診断目的に切開生検を施行された。 S2719 左大腿軟部腫瘍 山口大学大学院医学系研究科 分子病理学 木村 相泰, 近藤 智子, 小賀 厚徳, 伊藤 浩史 症例: 70~80 歳未満 男性 術前 5 週間前に左大腿部内側に腫脹を自覚、4 週間前に出血を認めたため前医受診。左大腿部内側か ら背側にかけて手拳大、弾性硬、不整形の腫瘤を認め、大腿背側表皮より自壊による出血を認めた。そ の後当院紹介初診、切除術施行となった。CT にて左大腿内側から背側にかけて不整形の軟部影を認め た。内部はやや不均一かつ低吸収であり、脂肪成分や石灰化は明らかではなかった。標本は手術施行に より得られた切除検体より作製。
S2720 縦隔の小型円形細胞腫瘍の一例 (バーチャルスライドのみ) 1.岡山赤十字病院 病理診断科 2.同 呼吸器内科 3.同 血液内科 4.岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 病理学(腫瘍) 田村 麻衣子 [1] 大西 信彦 [1] 中村 尚季 [2] 竹内 誠 [3] 吉野 正 [4] 症例: 30~40 歳未満 女性 1 ヶ月前より咳嗽と倦怠感があり、前医にて気管支炎として加療中であったが、症状が増悪するため、画 像検査が施行された。縦隔内に存在する腫瘤性病変と、その腫瘤による気管の右側偏位、左主気管支や 葉気管支の狭窄、上縦隔の多発リンパ節腫脹などが指摘された。悪性腫瘍が疑われ、精査加療目的で 当院を紹介され、縦隔病変に対し経食道的 EUS-FNA が施行された。採取された病変は、HE 染色標本に て small round cell tumor と考え、当院で施行可能な免疫組織化学染色を施行し、下記と判断した。診断 に至らなかったため、追加染色およびコンサルテーションを行った。
CK AE1+AE3 (partially +?), CD56 (-), synaptophysin (-), chromogranin A (-), S-100 (-), desmin (-), CD20 (-), CD3 (-), CD10 (-), MPO (diffuse + or over-staining)
提示標本は HE 染色標本と MPO 染色標本です。 S2721 前腕部皮下腫瘍 (バーチャルスライドのみ) 1.JR 広島病院 診療部臨床検査科/教育研修部 2.同 診療部皮膚科/診療支援部 中山 宏文 [1] 堀内 賢二 [2] 症例: 30~40 歳未満 女性 半年前より右前腕部皮下に腫瘤を自覚し、当院皮膚科を受診した。腫瘤に対し、穿刺吸引細胞診が施行 され、紡錘形細胞腫瘍(良悪性断定不可能)と評価されたため、全摘された。病変は皮下組織内に存在し、 大きさ 12x11x8mm、境界明瞭で、割面は淡黄白色、渦巻き様であった。
日本病理学会中国四国支部学術集会(第 125 回スライドカンファレンス)診断投票用紙 所属機関名: ご芳名: S2702:胃ポリポーシス S2703:肝腫瘍 S2704:上行結腸病変 S2705:卵巣病変 S2706:両側頬粘膜下部腫瘤 S2707:真皮内腫瘤 S2708:左頚部病変 S2709:上顎骨腫瘍 S2710:肺腫瘍 S2711:肺病変 S2712:胎児ジストレス S2713:乳腺腫瘤 S2714:肺腫瘍 S2715:肺腫瘍 S2716:前縦隔腫瘤 S2717:副腎腫瘤 S2718:脊椎腫瘍 S2719:左大腿軟部腫瘍 S2720:縦隔の小型円形細胞腫瘍の一例 S2721:前腕部皮下腫瘍