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次工事を考慮した推進立坑仮設土留め壁の計画 清水建設株式会社

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Academic year: 2022

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(1)土木学会第70回年次学術講演会(平成27年9月). Ⅵ‑791. 次工事を考慮した推進立坑仮設土留め壁の計画 清水建設株式会社. 正会員 ○柴﨑友哉. 清水建設株式会社 正会員 ○村上○寛. 清水建設株式会社. 正会員 ○古川禎一. 清水建設株式会社 正会員 ○内藤○健. 1.工事概要 本工事は,大手町二丁目地区再開発事業計画地内に おける地域冷暖房(District Heating and Cooling:以. 既設立坑. 降 DHC)立坑の構築及び読売新聞東京本社前の既設. A部. 次工事. DHC 立坑までの洞道の構築である(図 1 参照). 本工事終了後,構築した立坑に隣接して新設躯体を 構築する別途計画があった.当初は本工事で仮設土留 め壁(支障部)を引抜撤去後,次工事の仮設土留め壁. 洞道工事 (本工事). を施工し掘削する計画であったが,柱列式地中連続壁. 図 1.本工事位置図. の引抜撤去が困難であることから,仮設土留め壁を残. 立坑工事 (本工事) © Google Map. 変更前. 平面図. 置した上で次工事でも兼用できる位置に変更し,施工. 7000. 変更後 3000. 7000. 本稿では,仮設土留め壁を本工事と次工事で兼用土 留め壁とする際に実施した技術検討について紹介する. 6500. を進めることとした(図 2 参照) .. 断面図. ものである.. 10000. 7000. 2.仮設土留め壁形状変更案 1100mm. 当初の仮設土留め壁の形状は洞道工事に使用する掘. GL-6.98m. 化に伴うコストアップと仮設土留め壁形状変更による コストダウン及び土留め壁撤去工の省略や工期短縮に. 23000. 削機械の大きさで決定されていた.洞道掘削機の小型. よるメリットを比較したことで優位性を確認した(図 3 参照) .. 土留め壁 (次工事). と次工事新設躯体の間に 1.1m の離隔があることから,. 5000. 仮設土留め壁の位置を決定する際,本工事新設立坑. 柱列式地中連続壁 削孔:φ850@600 芯材:H-588x300x12x20. 本工事新設立坑と次工事新設躯体の間に仮設土留め壁 を施工し,本工事終了後に次施工でも利用する兼用土 留め壁とすることで支障部撤去工を不要とできるもの. 仮設土留め壁. 新設躯体(本工事). 仮設土留め壁撤去箇所. 新設躯体(次工事). 図 2.土留め形状変更比較図( A 部 ). と考え,本立案に至った.. メリット. 兼用土留め壁として利用する場合,本工事だけでな く次工事の影響を考慮した設計とする必要がある.仮 設土留め壁の位置を見直すことで土留め支保工の割付 けも変更となるため,土留め支保工の修正設計及び掘 削や切梁反力作用等の次工事の影響を考慮した際の兼 用土留め壁の成立性を検討した.. 柱列式地中連続壁 削孔:φ850@600 芯材:H-414x415x18x28. デメリット. 本 工 事. ・土留め壁の削減 ・土留め支保工の削減 ・土留め壁撤去工の削減. ・洞道掘削機械の ・コストアップ. 次 工 事. ・土留め壁の削減 ・同時施工可能. ・土留め壁接続部の ・止水性確保. 図 3.仮設土留め壁形状縮小による影響比較図. キーワード:仮設土留め壁,計画変更,兼用土留め壁 連絡先ード:清水建設株式会社. 〒104-8370 東京都中央区京橋2丁目 16-1. ‑1581‑. TEL 03-3561-3908.

(2) 土木学会第70回年次学術講演会(平成27年9月). Ⅵ‑791. 3.兼用土留め壁の照査. 背面掘削有(兼用土留め壁の照査). 背面掘削無. 前項に示した検討項目の詳細を以下に示す. ①土留め支保工の修正設計. 本工事側. Case-3. Case-2. Case-1. 本工事側 (掘削時). 背面側. 本工事側 (埋戻時). 次工事. 次工事. 縮小した仮設土留め壁形状に適合する位置に割付 直し再設計を実施した. 洞道掘削機械や部材の搬入搬出の空間を確保する ため,切梁を無くし火打梁のみで土留め壁を支保す る形状に変更するし,設計に用いる支保工バネ値を 低減することとした. ・掘削ステップ ・切梁反力. 今回は土木学会に示されている設計方法を参考と し,緩み係数α = 0.5 とした(図 4 参照).. 最終掘削時. 最終掘削時. 最終掘削時. 埋戻し時. 最終掘削時. 図 5.兼用土留め壁変形イメージ図. 4.照査結果 Case-1~Case-3 の兼用土留め壁の照査結果を表 1 に 示す.いずれのケースも応力度・変位共に許容値を満 足する結果となった. 表 1.兼用土留め壁計算結果一覧表 Case-1 δmax (mm). 37. ≦. 50. 37. ≦. O.K. O.K. Mmax (kN・m). 661. 663. 664. (N/mm 2 ). 89. Smax (kN) τmax. ②兼用土留め壁の照査. 2. (N/mm ). 45. 判定. 次工事の影響を考慮した仮設土留め壁の成立性を. 44. O.K. 判定. 図 4.支保工バネ値算出方法. 50. Case-3. 判定. σmax. 参考:シールド工事用立坑の設計(土木学会). ≦. Case-2. ≦. 210. 89. ≦. 210. 89. ≦. O.K. O.K. O.K. 484. 484. 484. ≦. 120. 45. O.K. ≦. 120. 45. O.K. ≦. 50. 210. 120. O.K. 5.おわりに. 以下の手法で検討した.. 土留め支保工の修正設計及び兼用土留め壁の成立性. STEP1:次工事の掘削ステップ毎に発生する支保工 反力を算出する.. を検討し,仮設土留め壁撤去工の省略及び土留め工や 掘削工等の工事数量の削減を可能とした.. STEP2:次工事の施工状況に応じた支保工反力を背 面側から載荷する.. 今回の検討は次工事の施工ステップを仮定しての照 査であったため,今回採用した設計手法の妥当性につ. 土留め支保工のバネ値低減を考慮した修正設計. いては,決定した次工事の掘削計画を反映した兼用土. (Case-1)を元に,次工事の背面側掘削および支保. 留め壁の検討及び実施工状況の安全性を確認して検証. 工反力の影響を考慮することによって兼用土留め壁. していきたいと考えている. また,本工事と比較し次工事の掘削床付けが 10m 程. の照査を実施した. なお,次工事の掘削計画は未定であったため,次. 度と浅い条件であったため過大な支保工反力は作用せ. 工事が同時に掘削した場合(Case-2),本工事埋戻し. ず兼用土留め壁は成立する結果であったが,本工事と. 後の仮設土留め壁の残留変位を考慮した場合. 同等又はそれ以上の掘削深さで次工事を掘削する場合,. (Case-3)の2ケースを追加検討した(図 5 参照).. より詳細な検討が必要になると考えられる.. ‑1582‑.

(3)

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