枚方市教育委員会
今年度、文部科学省は全小中学校の小学校第6学年の児童・中学校第3学年の生徒を対象に、国語と算数・数学の2教科に
おいて「知識(A)」「活用(B)」に関する学力調査及び、質問紙による児童・生徒の学習状況等について調査を実施しました。こ
の調査による本市の結果について以下のとおり取りまとめました。
■
質
問
■教科に関する調査の結果
小学校
国語・算数ともに、大阪府の平均正答率を上回っていました。
国語Bは全国の平均正答率を下回る結果になりましたが、国語Aは全国の平均正答率とほぼ一致しました。ま
た、尐人数指導に継続して取り組んでいる算数は全国の平均正答率を上回っていました。
中学校
国語・数学ともに、大阪府の平均正答率を上回っていました。
国語・数学Bは全国の平均正答率を下回る結果になりましたが、数学Aは全国の平均正答率とほぼ一致してい
ました。
■公表の趣旨
これまで本市では、「大阪府や全国の状況と比較して本市の子どもたちの学力や学習状況を把握・分析し、学力向上に
つなげていく」ことを目的として、平成 19 年度から全国及び大阪府学力・学習状況調査に継続的に参加してきました。
調査結果については、各学校や児童・生徒が、「どのような力を伸ばせているか」、「どのような力を十分伸ばせていない
か」という具体的な問題ごとの成果と課題に着目し、各学校における授業改善に活かしていくことを重視するとともに、
本市の教育施策の成果も踏まえて分析し公表してきました。また、児童・生徒の生活習慣と学力は相関関係があること
から、生活習慣の改善について保護者や市民の皆様にもご協力をお願いしてきました。
この間、教育委員会においては、全小中学校への「自学自習力支援システム」の導入とこのシステムを活用した「放
課後自習教室」の実施、ICT 関連教育機器の充実、尐人数指導の充実、枚方市小中連携事業の取組などにより、児童・生
徒の学力向上に取り組んできました。
特に、平成 22 年度より開始した「枚方市小中連携事業」では、これまで重点的に取り組んできた「学習規律の定着」
に加えて、「学びの連続性の確立」に向けて、各中学校区が定めた教科・領域の実践研究に取り組んでいます。さらに、
本年度より、子どもたちの声を受け止め、いじめの未然防止や早期発見など、きめ細かな対応ができる生徒指導体制を
強化しました。これらの取組を通じて、子どもたちにとって安全・安心な教育環境の充実を図り、枚方の子どもたちに
「確かな学力」「豊かな人間性」「健康・体力」、すなわち「生きる力」をはぐくんでいきます。
今年度は、これらの取組の成果と課題に着目し、「枚方市の結果概要」「児童・生徒質問紙調査より」等で、全国学力・
学習状況調査の分析結果の特徴的な内容について公表します。
平成 25年度 全国学力・学習状況調査の調査結果について
<枚方市小中連携事業>
小学校と中学校の教職員が力を合わせて、義務教育9年間をかけて、枚方の子どもたちに「確かな学力」「豊かな人間性」「健康・体力」の
バランスのとれた「生きる力」をはぐくんでいくものです。枚方市内にある19の中学校区毎に、めざす「子ども像」を共有し、「学習規律
の確立」「学びの連続性の確立」「家庭・地域との連携」「交流活動」を4つの柱とし、取組を展開しています。
1.調査の目的
義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、そ
の改善を図る。とともに、そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。 また、学校における児童生徒への教育指導の
充実や学習状況の改善等に役立てる。
2.調査実施日及び調査の対象
平成 25 年4月 24 日(水) 小学校第6学年 中学校第3学年
3.教科に関する調査
小学校・・・国語A(18 問)・国語B(10 問)・算数A(19 問)・算数B(13 問) 中学校・・・国語A(32 問)・国語B(9問)・数学A(36 問)・数学B(16 問)
A:身に付けておかなければ後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容や、実生活において不可欠であり常に活用できるようになっていることが望
ましい知識・技能など(主として「知識」に関する問題)を中心とした出題
B:知識・技能等を実生活の様々な場面に活用する力や、様々な課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力などにかかわる内容(主として
「活用」に関する問題)を中心とした出題
4.児童・生徒質問紙調査
学習意欲、学習方法、学習環境、生活の諸側面等に関する調査
※なお,平成 25 年度調査は,きめ細かい把握・分析ができるよう共通項目を含む3種類の「児童・生徒質問紙調査」を作成して実施。3種類の「児童・生徒質問紙調査」は、
各都道府県内においてできるだけ偏りなく実施されるよう学校単位で割り振り,各学校は割り振られた1種類の「児童・生徒質問紙調査」のみ実施。
5.学校質問紙調査
学校における指導方法に関する取組や教育条件の整備の状況等に関する調査
6.調査結果について
全国学力・学習状況調査により測定できる学力は、教科や出題範囲が限られていることから、特定の一部分です。
■平成 25 年度全国学力・学習状況調査の概要
1.調査の目的
○義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教
育施策の成果と課題を検証し、改善を図る。
○そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。
○学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる。
2.調査実施日及び調査の対象
平成 25 年4月 24 日(水) 小学校第6学年 中学校第3学年
3.調査内容
(1)教科に関する調査
小学校・・・国語A(18 問)・国語B(10 問)・算数A(19 問)・算数B(13 問)
中学校・・・国語A(32 問)・国語B(9問)・数学A(36 問)・数学B(16 問)
A:身に付けておかなければ後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容や、実生活において不可欠であり常に
活用できるようになっていることが望ましい知識・技能など(主として「知識」に関する問題)を中心とした出題
B:知識・技能等を実生活の様々な場面に活用する力や、様々な課題解決のための構想を立て実践し評価・改善
する力などにかかわる内容(主として「活用」に関する問題)を中心とした出題
※調査結果について
教科や出題範囲が限られていることから、全国学力・学習状況調査により測定できるのは学力の特定の一部分です。
(2)児童・生徒質問紙調査
学習意欲、学習方法、学習環境、生活の諸側面等に関する調査
※なお,平成 25 年度調査は,きめ細かい把握・分析ができるよう共通項目を含む3種類の「児童・生徒質問紙調査」を作成して実施。3種
類の「児童・生徒質問紙調査」は、各都道府県内においてできるだけ偏りなく実施されるよう学校単位で割り振り,各学校は割り振られた
1種類の「児童・生徒質問紙調査」のみ実施。
■児童・生徒質問紙調査の結果
【学習に対する意識】 国語に対する意識では、「書くこと」に対する意識が低い傾向にあります。算数に対する意識で
は、「授業がわかる」が増加傾向にあります。普段の授業で自分の考えを発表する機会など「話すこと」に対する意
識が高い傾向にあります。
【生活習慣】 「朝食を食べている」は、小中学校とも増加傾向にあります。一方、寝る時間が遅くなっていることや
テレビゲーム等をする時間が長くなっている傾向が見られます。
【学習習慣】 小学校において、「自分で計画を立てて勉強している」は減尐傾向にあります。中学校において、「自分
で計画を立てて勉強している」は増加傾向が見られますが、学校の授業時間以外での学習時間が1日当たり 30 分に
満たない子どもの割合が増加しています。
【読 書】 「読書が好き」では、小中学校とも増加傾向にありますが、家や図書館で読書を全くしないと答えた割
合が増加しています。
【規範意識】 枚方市小中連携事業を通して重点をおいて「学習規律の確立・定着」に取り組んできた結果、「学校のき
まり・規則を守っている」では、肯定的な回答が増加傾向にあります。「いじめはどんな理由があってもいけないこ
とだと思う」では、肯定的な回答が増加傾向にあります。
【自尊感情】 「ものごとを最後までやり遂げて、うれしかったことがありますか」「自分にはよいところがあると思い
ますか」では、小中学校とも肯定的な回答が全国平均よりやや低くなっています。