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タンパク質および遺伝的アルゴリズムの基礎学習

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Academic year: 2021

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60回 月例発表会(20037月) 知的システムデザイン研究室 タンパク質および遺伝的アルゴリズムの基礎学習 田中 裕也

1 前月からの課題

• タンパク質の基礎学習 • GA,DGA の基礎学習 • コインの公開実験

2 タンパク質の基礎学習

2.1 タンパク質とは 人間の体内で様々な働きをしているタンパク質は, 20 種類のアミノ酸の組み合わせで構成される.そのため, タンパク質には,その組み合わせにより,膨大な種類が 存在し,各々が独自の性質を保持している.Fig. 1 にア ミノ酸の構造を示す.タンパク質を構成する 20 種類の アミノ酸は,側鎖と呼ばれる原子団の違いによってのみ 異なり,2 つのアミノ酸のアミノ基とカルボキシル基が 縮合反応を起こすことでペプチドが形成される.ペプチ ドが複数つながったものをポリペプチドといい,これが タンパク質を成す. ࠞ࡞ࡏࠠࠪ࡞ၮ % % 4 0 * 1 * * * 1 ஥㎮ ࠕࡒࡁၮ Fig. 1 アミノ酸の構造 2.2 タンパク質の構造 Fig. 2 に示すようにタンパク質の構造は,一次構造か ら四次構造まで存在する.一次構造は,アミノ酸配列を 示し,基本的な 3 次元構造は,三次構造に当てはまる. 三次構造中に存在する規則正しいパターンが二次構造に あたり,主なものとしてα へリックスや β シートなど が存在する.四次構造とは,三次構造が複数集まって構 成される構造である. ǩ߳࡝࠶ࠢࠬ Ǫࠪ࡯࠻ ࠲࡯ࡦ ࡞࡯ࡊ ৻ᰴ᭴ㅧ ੑᰴ᭴ㅧ ਃᰴ᭴ㅧ ྾ᰴ᭴ㅧ ࠕࡒࡁ㉄㈩೉ ┙૕᭴ㅧ ࠨࡉ࡙࠾࠶࠻᭴ㅧ ┙૕᭴ㅧ ┙૕᭴ㅧ Fig. 2 タンパク質の階層構造

3 GA,DGA の概要

3.1 GA GA とは,生物の進化を工学的に模倣した学習的アル ゴリズムである.自然界における生物の進化過程におい ては,ある世代を形成している個体の集合,すなわち母 集団の中で,環境への適合度の高い個体が高い確率で生 き残るように選択される.さらに交叉や突然変異によっ て,次の世代の母集団が形成されていく.これらの選択, 交叉,突然変異といった遺伝的操作を繰り返すことに よって最適解を得ることができる. 3.2 DGA DGA は,母集団を複数のサブ母集団に分割し,各サ ブ母集団内で独立して GA の遺伝的操作を行うアルゴ リズムである.サブ母集団に各プロセッサを割り振り, 計算をさせることで計算負荷を分割することができる. また, 各サブ母集団の間で移住と呼ばれる個体の交換を 行うため,多様性が維持され,早熟収束によって局所解 へ収束するといった問題を解消することができる.

4 コインの公開実験

本実験では,1 人がコイン 5 枚を投げ,表の出たコイ ンの枚数を数える操作を 1 回試行として全部で 20 回試 行行った.なお,実験を行った人数は 20 人である.Fig. 3 にコインの表がでた確率の最大値,平均値,最小値の 推移を示す.今回の実験より,コインの表の出た確率は, 試行回数を増やせば増やすほど理論値の 0.5 に近い値を 示すことが確認された.これより,実験において試行回 数を増やすことは,信頼性を向上させる上で重要である ことが分かった. Fig. 3 コインの表がでた確率の推移

5 翌月への課題

• onemax を対象とした自作 sGA の検証とその拡張 • タンパク質の構造解析法と予測法 • ga2k のパラメータの検討 1

参照

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