振動計のピツクアツプ
財
満
鎮
雄
On the Electro-magnetic Pick-up of the Vibrometer
ShigeoZaima Synopsis:In this paper, I explai・n the cqnstruction, the field of use and several experiiments of the electro−magnetic pick−up of the vibrσmeter which was newly made on tria1. There is no particular ngvely in it comフared with the ordinary one, but迅t is simple証n construc− tion, it has comparative durability and it is possible to make a small type. The mechanical vibratign can be measured by transfering it to the electric vibration, and it may be, I suggest, expecially applicable tQ the detection(ぜthe vibration of the machine.
1.緒 言
一一rwに振動測定の方法としては、不動点をとりそれ と振動体との相対変位より求ある方法、即ち振動体の 外部より測定する方法と、慣性体或はばね等を用ひそ れと振動体との相対変位より求める方法、EPち振動体 上にて測定する場倉とがある。何れの場合に対しても 色々な考案が従来なされて来てゐるが1)、しかし出来 得れば振動体の外部に基準とする不動点を味めて測定 するのが容易であり誤差も少ない。振動をピツクアツ プするにも機械的・光学的或は電磁的方法等何れの場 合にも採用されてゐるが、ピツクアツプするために振 動体のエネルij’ ・一を出来る丈消費しない事が望ま;し L・o こXに試作したものは電磁誘導を利用したピツクア ツプで、従来のものと比べて格別目新らしい原理にょ つたものではないが、構造が簡単で比較的耐久力もあ り、可成り小型にすることも出来portable setとし ても便利なものである。特に手持振動計として工作機 械・原動機等の任意の個処の振動状態をピツクアップ することが容易である。 以下その試作品につき簡単に説明を加へる。 2. ピツクアツプ 永久磁石を用ひてピツクアツプ本体内に磁路を形成 せしめ、その磁路の一部に振動体の振動を伝へて磁路 に変化を與へれば、その変化の速さに応じて磁路の一 部に捲着された線輪内に起電力を誘起する。この起電 力をピツクアツプして機械的振動を電気的振動に変換 するのがその原理とする処である。17
’ 1 Fig.1①Permanent
magnet ②Fえxed arm ③Pick−up Coil ④Vibrating Plate; ⑤MOvable piece ⑥Conducting rod Fig.1に於て永久磁石①の両端に純鉄製若しくは極 軟鋼製固定鉄片②を固定し、更に図の様に振動板④に 固定した可動鉄片⑤を用ひて、これ等の間に磁路を形 成する様にする}。伝導軸⑥を振動体に押付けると、そ の振動に従つて可動鉄片⑤が振動する。しかる時には. 両固定片②の先端と可動鉄片⑤の間にある磁路の一部 の塞隙は振動に従つて変化を受ける。依つてその変化 の割合に応じてピツクアツプ線輪⑧内に起電力が誘起 されるので、その起電力をピツクアツプしオツシロそ の他の電気的振動検出機構を用ひて機搬的振動の状況, を知ることが出来る。3.実 験 例
Fig.1の構造に従つて実際に試作ぜるピツクアツプ昭和30年7月