IRUCAA@TDC : 外科的矯正治療例の習慣性姿勢位(posture)と下顎側方偏位との関連について
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(2) 849. 盾 著. 外科的矯正治療例の習慣性姿勢位 と下顎側方偏位との関連について 相 木 信 子 成 瀬 魅和子* 中川鎗 健 司* 鈴 木 敏 正* 山 口 秀 晴* 一 色 泰 成* 野 間 弘 康** 内 山 健 忘*** 斉 藤 力*** 鶴 木 隆*** 洲 崎 雅 子 長谷部 千 花 福増矯正歯科(神奈Jl「県,院長:ネ離曽II-浩) *東京歯科入学歯科矯正学講座(主任:一色泰成教授) **東京歯科大学口腔外科学第一講座(主任:野間弘康教授) * 辛 *東京歯科大学口腔外科学第二講座 小坂矯正歯科(東京都,院長:小坂 肇) 三宅歯科医院(東京都,院長:三宅直晴) 年5月27日受付) 年7月30日受理) 抄 録:顎顔面に関連した習慣性姿勢位は,顔面の対称性の差宴や嘆合の異常を引き起こす可能性 があるo習慣性姿勢位と顎変形症との関連については既に酋原により報害されており,骨格は の法則により外力に反応して形態的に徐々に変形することが分かっている。 症例は,顔面非対称がみられる15ケースである。オトガイ部 は,平均 の側方偏位が認められた。すべての症例で,習慣的な片側での頑づえ,睦眠態癖,片側岨噴癖など の何らかの習癖が見られた0 13ケース で,下顎の側方偏位を伴う交叉唆合が認められたo 顎矯正手術は が10例 と による上下顎移動術が5例であっ た。外科的矯正治療によりMeは正中方向へ 移動し,生理的に正常な嘆舎および良好な顔 貌を得ることができた。 キーワード1.習慣性姿勢位∴下顎側方偏位,外科的矯正治療,顔面非対称. 緒 責. 顎変形症患者には,著明な下顎の側方偏位を伴 う顔面非対称の症例がある。それらは,上顎非対 柿,下顎非対称,ヒ下顎非対称および片側性唆筋 肥大に分薙1)されている。その多くほ片側性の交. 別刷請求先: 〒 千葉市美浜区貢砂 東京歯科大学歯科矯正学講座 山口秀晴. 叉唆合を有し,下顎の左右非対称によるオトガイ 部の側万福位を伴っているものが多い。下顎骨の 非対称には,片側性の下顎頭肥大や低形成,骨腫 などが原因のこともあるが,口腔周囲筋の習慣性 姿勢位 や悪習慣 が疑わ れることもある。そこで,下顎側方偏位の大きい ものから外科的矯正治療を実施した症例を選び, 顔面非対称と関連があると思われる習慣性姿勢位. - 41 -.
(3) 相木,他:外科的頬正例の習慣性姿勢位と下顎側方偏位. 850. について調査し,治療によるオトガイ部の移動量. の姿勢位,とくに顔面に側方圧を加える可能性の ある頑づえ,横向き寝や横向きうつ伏せ寝の酎民. を計測した。次に,習慣性姿勢位と下顎の側方偏 位量との関連性を検討した。また,オトガイ部の 偏位室が大きかった症例を皇示し,治療法および その結果について検討を加えた。. 態癖,片側唱境などの悪習癖の有無について,複数 回答を許して問診表に沿って聞き取り調査した。 研究資料には,正面頭部Ⅹ線規格写貢と止貌顔面. 萱料と研究方法. 塊格写貢を使用し,オトガイ部の側方偏位室など を計測し,口腔内模型を用いて交叉唆合の有無と. 1.調査対象. その部位を調査した。計測法としては,正面頭部 Ⅹ線規格写真をトレース(図1)し,鹿骨前頭縫合. 研究対象は,東京歯科大学千葉病院に来院し, 正貌顔面規格写貢で非対称を認め,正面頭部Ⅹ線. の内側の点 を結ぶ水平基準線および 筋骨鶏冠 を通りこの線に直交する垂直基準. 規格写貢による分析でオトガイ部の正中最下点メ ントン(Me : の側方への偏位が7mm. 線を定めた。その垂置蓋準線からメントンの側方 偏位室を計測した。また,正貌顔面塊格写貢をト. 以上あり,外科的矯正治療を実施した15症例(男 6名,女9名)である。なお,初診時の年麻は14 歳2ヵ月から30歳8ヵ月であり,平均22歳6ヵ月 であった(表1)。. レースし,イヤーロッドの上縁を基準として水平 基準線を定め,その中点より直角に重商蓋準線を 設定した。これらの蓋準線を蓋に,左右瞳孔を結. 2.万法. んだ瞳孔線および左右口角を結んだ口角線との角 度を計測した。. 治療前の問診時に,被験者および家族から日常. Table 1 15cases with mandibular asymmetry. C aSeN0.. Sex. A ge. 1. M. 17y 1m. 2. M. 29. 3. F. 22. 4. F. 5. IIabitualP0Sture. L ateralShift0fM e. Cr0SSbite part. Lie 0ffaCe,Chin 0n righthand. L 30.5m m. 丁干 す. 1. C hin 0n righthand. L 7. N 0n. 9. R ightCheW ing.. R 14. l膏 l干 IT. 18 10. R ig. htCheW 1ng.,N ai1biting. R 7. T 二言. F. 14. 2. Lie 0n faCe,C hin 0n righthand. L 13.5. 「テ =手. 6. M. 18. 4. Chin 0n righthand. L 10.0. 「1二千. 7. F. 25. 7. Lie 0n faCe. R 9.5. 甘= 1丁 1「= す. 8. F. 20 10. Lie 0n faCe,R ightCheW 1ng. R 15. N 0n. 9. F. 30. 8. Chin 0n righthand,Finger SuCking. L 7. 了干す. 10. M. 24. 2. Chin 0n 1efthand ,R ightCheW 1ng. R 15. 了= 11. ll. F. 19. 3. R ightCheW 1ng. R 14. 甘= 手 首. 12. M. 17. 5. R ightCheW 1ng,T0ngue thruSt. L 10. lす. 「l了 l=す. 13. F. 21. 2. Lie 0n faCe,T0ngue thruSt. L 13. l画. l. 14. F. 20 11. R ightCheW 1ng. R 7. 丁拝. 15. M. 25. LeftCheW 1ng.. L 13. 両. M ‥6 F :9. AⅤ e‥. 0. AⅤ e‥ R ‥ 42 一. 1.
(4) 歯科学報. 851. づえでオトガイ郭が左方へ偏位していたもの5. 結 果. 例,左手頑づえでオトガイ部が右方へ偏位してい たもの1例であった。横向きうつ伏せ寝の5例で. 問診時に顔面に側方圧を加える悪習癖の有無に ついての調査では,下顎の側方偏位と関連する習 慣性姿勢位は何らかのものが全症例に認められ た。その内訳は,読書中や勉強中に頑づえをっく. は,右向き寝の場合にはオトガイ部は右方へ偏ノ位 し,左向き寝の場合には左方へ偏位していた。ま た,右噛みの人はオトガイ部が右方へ偏位したも の6例および左方へ偏位したもの1例であり,左 噛みの人で左方へ偏位したもの1例であった。. もの6名,睡眠時に横向きやうつ伏せ寝などの唾 眠態癖のあるもの5名,片側唄噂するもの8名, 頻繁な弄古癖のあるもの2名などであった。ま た,交叉唆合のあるものは13名 無かっ. 次に,オトガイ部の偏位量が大きかった1例を 皇示し,治療法および治療による変化について検. たものは2名 であった。メントンの偏位 量は,左右側-の方向性を除外し偏位の大きさに. 討した。 [症例1] 初診時年齢17歳1ヵ月,男子. よる絶対値の平均では であった(表1)。 治療後の上下顎前歯の正中線はほぼ全症例にわた. ・主訴:顔の変形,下顎の左方偏位 ・現病歴:乳歯列期ではり蝕多発。下顎の側方偏. り改善がみられ,その移動量は最小のもので右方 へ 最大のもので右方へ であり, 移動方向を除外した絶対値の平均では で. 位については中学生頃より気づいていたが,そ のまま放置したとのこと。 ・寛症:. あった(表2)。 習慣性姿勢位と側方偏位との関連では,右手頑. <顔貌所見>iE貌は左右非対称で,オトガイ部は 左方へ大きく偏位し,口裂は左上がりであった (図2)。 <口腔内所見>唆合関係は左右側ともに 斑紋,前歯郡は反対唆合を皇していた。上下顎歯 列は右側のみ唆合接触し,前歯部の は は一5mmであった。臼腔内 写貢から上下顎歯列に著しい非対称がみられ,上 下顎前歯の正中は下顎が左方へ 偏位してい た。また,舌庄子を左右第一小臼歯部で横に噛ま せ,正面からみた唆合平面の左右的傾斜(左右的 唆合平面)は,水平基準線に対して120左上がりで あった。問診より習慣性姿勢位は,勉強や読書中 などに机上で右手頑づえをっくこと,唾眠時の左 方横向きうつ伏せ寝が認められた。 <正面頭部Ⅹ線塊格写貢,正貌顔面塊格写貢分析 >本症例は,正面頭部Ⅹ線塊格写貢の垂直蓋準線. Fig.1 Landmarks and lines of PIA cephalogram l) ZR : Zygomatic frontal right 2) ZL : Zygomatic frontal left 31 AZ :. に対し,メントンは 左方へ偏位してい た。正貌顔面娩格写貢での瞳孔線は水平蓋準線に. 41 ZA:Zl 之 白. 対して1。,口角線は 左上がり傾斜を示して いた(図 ・治疲:. 5) CG :Cristagali 6) ANS : Anteriornasal spine 7) ME :Menton 8) GA : Antigonial protuberance right 9) AG : Antigonial protuberance left. 本症例はオトガイ部の左方偏位が大きく,左右 43.
(5) 相木,他:外科的矯正例の習慣性姿勢位と下顎側方煽位. 852. Table 2 Method of orthognathic surgery and changed volume of menton. C a Se N0.. S u rg 1Ca 1 m eth 0 d. 1. S S R 0 , L e F 0r t I. L 6. R 24.5. 2. SS R 0. L 4. R. 3. SSR 0. L 0.5. L 14.5. 4. SSR 0. R 2. L. 5. 5. S S R 0 , L e F 0rt T. L 5.5. R. 8. 6. SSR 0. L 4. R. 6. 7. S S R 0 , L e F 0rt I. R 3. L. 6.5. 8. SSR. R 8. L. 7 6. IJa tera l Sh ift 0 f M e (after ). T 0 ta 1 Ch a n g e. 3. 9. SSR 0. L 1. R. 10. SSR 0. R 0.5. L 14.5. ll. SSR 0. R 7. L. 7. 12. SSR 0. L 2.5. R. 7.5. 13. SSR 0. L 3. R l0. 14. SSR 0. R 2. L. 15. S S R 0 , L e F 0 rt 1. L 1.5. R ll.5. S S R 0 = 10 L e F 0rt l : 5. A Ve ‥ R. ‥. 5. A Ve : 9. 1m m ‥. SSl仕上 , つつ‖111】S 。 11.V LeFort I :LeFort I osteotomy. 的唆合平面の左上二がり傾斜が大きいため,術前矯 正治疲後に顎矯正手術として上下顎移動術を施行 した。手術は,上顎に左右的唆合平面の水平化を. 顎矯正手術実施後,顎問固定を解除してから術 後矯南台療を行い, 1年6ヵ月で術後矯正治療を 終了した。上下顎にラップアラウンドタイプのリ. 主目的に 型骨切り術を,下顎に後方 移動のため下顎枝矢状分割法(以下 と略. デーナーを装着し,左右側での唄噴,安静時や読 書中の頑づえ,横向きうっ伏せ寝などを注意し. す)を実施した。術後には,正貌での対称性が良好 となり,交叉唆合の改善,上下顎前歯の正中線の -致がみられ,唆合平面の側方傾斜も改善が認め. た。保定に入ってから現在まで4年2ヵ月を経過 しているが,上下顎関係の後戻りは認められず, 安定した唆合状態を維持している。. られた(図3)。口角線は,左上がり傾斜が 。 から へと110改善され,口裂の傾きはほとん. 考 察. ど気にならなくなった。一方,治療後のfE薗頭部 Ⅹ線規格写貢でメントンの側方偏位を計測すると 左側へ6mmであり,治療前には左側へ. 習慣性姿勢位が下顎の側方偏位の成因となった り,唆合への悪影響を及ぼすことがあることを西. 偏位していたので,正中方向へ 移動した ことになる。これは非常に大きな移動であり,左. 原5)は報害し,庄意を喚起している はすでに76年前に睡眠態癖が歯列弓や頑骨の形状 に悪影響を及ぼすことを報害している。今回調査. 右の対称性も大幅な改善が認められた(図 。. した症例の中には,思春期成長にあたる中学高校. 一44.
(6) 歯科学幸屋. 853. Fig. 2 Case 1. Facial and oral photogTaphs before treatment. 生垣から下妻の側方偏位が強くなってきたことを 自覚している者が多い7)。前述したように顔面非 対称の原因は種々考えられるが,環境的園子とし てこの時期に特定の習慣性姿勢位をとり,その状 態を頻繁にかっ長時間行っていると,その影響が 発現することもあると考えられる。 成人で著しい下顎非対称のある患者は,矯南台 疲単独でその顎偏位を改善するのははなはだ困難 であり,顎偏位を治すためには必然的に顎矯正手 術を実施することになる8・9)。今回の15症例では 下顎単独に を行ったもの10名,上下顎移 動術を行ったもの5名であった。メントンの左右 側移動量は と症例によってかなりば らつきが見られた。下顎単独に を行った ものの移動量の平均では で,上下顎移動 術を行ったものの平均では であり,上下 顎移動術を行ったものの方が大きかった。顎矯iE 手術で顎骨の形状や位 を改善し,顎骨の非対称 - 45. 性や臼裂の傾きなどを修正することはかなりの範 囲で可能であり,全ての症例で上下顎前歯の正中 線を-致させることができた。しかし,メントン が正中蓋準線まで移動し,完全に一致するとは限 らなかった10)。 環境的因子のなかで下顎の側方偏位と関連する 習慣性姿勢位には,頑づえ,横向きうつ伏せ寝, 片側唄噛1主 弄舌癖2)などがあげられる。今回 の症例では,右手頑づえをっいているものはオト ガイ部が左方-偏位するものが多く(5例),左手 頬づえでは右方-偏位していた。横向きうつぶせ 寝では,顔を向けた側-オトガイ部は偏位してい た。また,噛み癖では右噛みの人は右方-偏位す るものが多く,左噛みの人は左方へ偏位してい た。このように習慣性姿勢位と側方偏位との関連 性が認められるものがあり,これらは本人が日常 あまり自覚することなく行っている行動である。 顎顔面の成長期に叔繁にかつくり返し行われてい.
(7) 相木,他:外科的矯正例の習慣性姿勢柾と下顎側方偏位. Fig. 3 Case 1. Facial and oral photographs after treatment. Fig・ 4 Case l・ PIA cephalog・rams before (a) and after (b) treatment. ると,顎骨の成長要素へ悪影響を及ぼし,顎の偏 の自覚が乏しいので,これらの習癖の除去にあ 位や変形という形で表現されることがあると考え たっては本人にその習癖を自覚させ,悪影響を及 られる。一般には,このような習癖に対する本人 ぼしていることを正しく認識させることがまず重要 46 -.
(8) 歯科学報. 855. 参 考 文 献 1)鈴木敏正,山口秀晴,瀬端正之,内山健忘,暫藤 力,報木隆,重松知寛:第1章 顎顔面変形症の定 義,顎顔L由変形症の外科的矯正治療 第1版(山本義 茂,高橋庄二郎監修 三樹企画山版,秦. である13)。そして,自ら習癖をやめる意欲をもた せることである。例えば,頑づえや横向きうつ伏 せ寝の習癖をもつ患者は,ヒ下顎骨に対して側方 力が加わり,下顎側方偏位や顔面非対称の成因と. 京. なる可能性があることを説明し,本人に自覚させ 防止する方法を指示することである。. 2) Zickefoosc, W. FJ. : Chapter 5 oral myofunc-. 頑づえによる側万力は,頑骨部で約3kgの力 がかかり,机上に腕をおいたうつ伏せ寝では約. therapy, 59-129, 0. M. T. Materials, Sacramento, 1989.. tional therapy, Techniques of oral myofunctional. 3)佐々木洋: 7習慣化と行動療法,口腔筋機能療法 の臨床 第1版(山口秀晴,大野粛英,佐々 木洋 監修), わかば出版,東京 4)山口秀晴: 11外科的矯正治療と 口腔筋機能 療法 の臨床 第1版(山口秀晴,大野粛英, 佐々木淫 乱 監 修 わかば出版,東京 5)西原克成:顎顔面の変形症の診断と治療,目口診 誌, 6 : 6) Stallard, H. : Etiolog・y of crossbites and gothic arches, or buccomaxillary lingual occlusion, Dental Cosmos, 65 : 1181-1195, 1923.. 5kgとかなり大きな力がかかっているという 報吾 がある。これらの力は, ・般に歯の移 動に用いられている矯正力がおよそ で あるから約 倍,オトガイ帽装置の矯正力 がおよそ であるから 倍の力であ る。毎日数時間にわたりこのような姿勢をとって いると,そのたびに異常な側万力が繰り返し加 わっていることになり,顎顔面に対して問歌力と して作用し,長期的には非常に大きな仕事量(力 ×時間)となって顎の変形を生じる原図となるこ. 7)林 明賢,黍 年櫨,片田晴代,片田英憲,山口秀 暗,瀬端正之:反対唆合者(女子)の顎顔面頭蓋の成長 変化について,歯科学報, 95: 8)深谷昌彦,金子遺生,吉田憲司:下顎非対称症例の 外科的矯正術の-考案,臼顎変形誌. ともあると考えられる。 結 吾. 1993.. 下顎オトガイ部で7mm以上側方偏位している 顔面非対称症15例について調査した。その中の13. 9)山口芳功,有方壮介,森 光伸,謝 志蘭,古武貞:治療困歎な顔面非対称症例についての診断・治療 についての検討,顎変形症研究会会誌. 症例に交叉唆合が認められ,また下顎前実の傾向 が強かったo外科的矯正治療によってメントンは. 1990.. 10)岩見優子,吉田志乃,山口和憲,丹根一夫:上下顎 移動術を受けた下顎前突症患者における顎顔面形態の 術後変化,日顎変形誌 ll)石幡伸雄:特集噛むくその4>, "噛みぐせ" -の 私の対応,日本歯科評論 : 12)妾 樽,富永正志,石川達也1.習慣性片側唄境と 唆合の均衡状態,顎閑節症状および効き手,効き目等と の関係,日本全身唆合学会雑誌 13) Zickefoose, W. E. : Chapter 3 oral myofunctional therapy, Techniques of oral myofunctional therapy, 27-36, 0. M. T. Materials, Sacramento, 1989.. 平均 中央へ移動され,唆合および顔貌な ど形態的に大きな改善が得られた。 被験者に対して習慣性姿勢位を調査したとこ ろ,癌づえ,横向きうつ伏せ寝,片側の噛み癖な どが確認されたOそのような習癖は,顎顔面領域 に内外側からかなり大きな側方圧として作用し, その圧の加わり方によっては唆合状態に悪影響を 及ぼす可能性がある。そして,上下顎関係や側方 圧の程度が異常に大きかったり,頻繁に長期に加 わっていれば,下顎および顔面の非対称や唆合異 常を引き起こすことがあると考えられる。. 14)柏木信子,腰原雅子,成瀬趣和子,成瀬隆弘,中川 露健司,鈴木敏正,山口秀晴, -色泰成,野間弘康, 内山健忘,斉藤 力,報木 隆:習慣性姿勢位と下顎 側方偏位との関連 ∼下顎非対称の外科的矯ii治験例 ∼(抄),日顎変形誌 15)成瀬魅和子,相木信子,腰原雅子,神保芳之、成瀬 隆弘,山口秀晴:顎顔面に加わる側方荷重の測定 (抄), R顎変形誌. 本論文の要旨は,第7回日本顎変形症学会 年6 月24日,東京)において報吾した。. - 47.
(9) 相木,他:外科的矯正例の習慣性姿勢位と下顎側方偏位. 856. Relations between Habitual Posture and Mandibular Lateral Shift in SurglCal Orthodontic Cases Nobuko KASHTWAGT, Miwako NAI{UStTJ*, Kenji NAKAK^WAJT*, Toshimasa SUzUKI・, Hideharu YAM^GUCIII*, Yasushige IssTHKT*, IIIiroyasu NoMA出, Takeshi UcHTYAMA***, Chikara SATTO冊,. - - 用-Fukumashi Orthodontic Office (Kanagawa, Dr. Kazuhiro Fukumashi) *Department of Orthodontics, Tokyo Dental College (Chairman : Prof. Yasushige Tsshiki) **First Department of Oral and Maxillofacial Surgery, Tokyo Dental College (Chairman : Prof. Hiroyasu Noma) ***Second Department of Oral and Maxillofacial Surgery, Tokyo Dental College 摘出Kosaka Ort/hodontic Office. (Tokyo, Dr. Hajime Kosaka) *招"Miyakc ljcntal Clinic. (Tokyo, T)r. Naoharu Miyake) γ. -jbcial asymmetry-. .ct:. Habitual facial posture may cause various deformations and asymmetries. Nishihara has already reported on relations between such posture and jaw deformation.Tn addition, according to Wolff's law, the morphology of the jawbones is known to change gradually ln response tO external forces.. Subjects of this study were 15 individuals with facial asymmetry. Their chin points (Me : menton) had shifted laterally an average of 12.4mm. All cases manifested some instances of habitual sleeping posture (resting the chin on the hand during sleep) and bad habits like unilateral mastication. Lateral crossbite with mandibular lateral shift was apparent in 13 cases (86.6%). All subjects had undergone either orthognathic surg・ery : 10 cases of mandibular saglttal splitting of the ramus osteotomy (SSRO) and 5 cases of 21jaw surgery, including maxillary Le Fort I osteotomy and mandibular SSRO・ After surgery, the menton point had moved from its pre-surgery position an average of 9.1mm toward the midline,with the result that subjects' occlusion had normalized and their profiles had become well balanced. (The Shihwa Gahuho, 99 : 849-856, 1999). 48.
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