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衣生活領域の学習経験と意欲 : 北海道の児童・生徒を対象とした調査から

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(1)Title. 衣生活領域の学習経験と意欲 : 北海道の児童・生徒を対象とした調査か ら. Author(s). 森田, みゆき; 小松, 恵美子; 藤本, 尊子. Citation. 北海道教育大学紀要. 教育科学編, 52(2): 155-164. Issue Date. 2002-02. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/266. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 4 年 2月 平 成1. 北海道教育大学紀要 (教育科学編) 第52巻 第2号 52 i l i ty of Educat lof Hokkaido Universi on) Vo Jouma on (Educat ‐2 ‐ , No. Feb ー r u印γ,. 2002. 衣生活領域の学習経験と意欲 -北海道の児童・生徒を対象とした調査から-. 森田. みゆき・小松恵美子*・藤本. * 尊子*. 北海道教育大学札幌校被服学・生活環境工学研究室 *天使大学非常勤講師 * *北海道教育大学岩見沢校生活科学科教育研究室. 1. 緒言. 現象を理解し対応できる能力が養われていくから. 生活とは何か, また生活の何に文化価値をもと めるか, 文化価値と生活主体形成との関連につい. である‐ 実験とは理論の確立や検証を目的として 行われる行為である. 一つの事象につ いて, 要因. て等, 教科理論構成に重要な議論が従来なされて. や法則性を明らかにするためには, 他の事象によ. ) 本稿では ①から④は家庭科教育で扱う いる1 , . 「生活の文化価値」 の高揚のた めの生活主体者の. る影響を可能な限り排除しなくてはならないため,. 育成に重要な条件であると考える. ①. 生活主体 である人間が, 生活に関する科学や技術, および. 実際の生活では, いくつ もの事象が互いに影響し. 芸術につ いて生活構成要素である現象, 物 (生活. る と は限 らな い‐ しか し, 実験 で 得 た理 論がそ の. 物 資) , 時 間 や 場, 人 間 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ンを 通. 事象を左右する重要な要因であることを理解する. して認識と実践力をつけることは家庭科教育の基. ことで, 状況の変化に合わせて対応を考えること が可能となると予想される. 家庭科では, 実験を. 本 と して重 要 であ る と いう 立 場 にたつ. ②. ① の. 基本内容を学ぶことで, 生活の価値観が高められ. 生活主体の形成に寄与する. ③. 生活主体の形成. 実験はある限られた条件のもと で行われる. 一方 あ っ て いる た め, 実験 で 得 られ た 通り の 結果 とな. 通して理論を学んだ後, 家庭で行われる標準的な 条件下で実習を行い, 理論と実際の事象の違いを. には, 生活の課題に, 自らつ けた生活科学の知識 や生活技術をもって対処し課題を解決していく体. 知り対応方を獲得していくことも重要なのである.. 験的, 具体的かつ部分的な実践的手段が不可欠で. える.. ゆえに実習とは, 理論と実践とをつなぐ行為と言. ) ④ 次代の生活主体者育成の観点から ・3 ある2 , . .. 一科にと 以上のような理由から実験と実習は家庭 っ. 課題発見, 生活科学の知識や生活技術をもって対. て必要不可欠な学習方法である. 従って実験や実. 処し課題を解決していく体験的, 具体的かつ部分 的な実践的手段を盛り込んだ教育内容が子 どもの. 習の経験が, 児童生徒の学習意欲に影響を及ぼす. ) 育 成と重 要 に関 わ る4 .. 生活課題を解決していくために対処する知識,. 可能性も十分考えられる‐ しかし, 現実には設備 などの事情により実験や実習を積極的に取り入れ. 技術の獲得には, 体験的, 具体的かつ部分的な実. ることができない学校もあり, その場合, 学習し た内容が児童生徒に十分理解されないことが危倶. 践的手段である実験と実習教育内容は家庭科の授. さ れる.. 本研究は冒頭に述べた概念に基づき, 衣生活領. 業において中心的役割を果たすと考える. 家庭科 では, 知識として習得した理論をたどり思考しな. 域における学習や実験の経験と意欲の関係を明ら. がら, 自らの体を動かし実践を繰り返すことで,. かにし, 学習者の視点から現行の家庭科教育の問 1 5 5.

(3) . 森田. みゆき・小松恵美子・藤本. 尊子. 題 点 を 考察す る ことを 目 的 と した.. よ び決定 した内 容項 目 を表2 に示 した .. 2. 研究方法 衣生活領域の学習内容および実験につ いて, 経. 4. 結果と考察 4-1. 学習経験と意欲. 験と意欲を調べるアンケート調査を行った. 調査. 4-1-1. 学習 の 経験. 対象は北海道内の小・中・高校生であり, 回答総 数は894名 (女子46 5名, 男子429名) であった. 調査対象者の構成を表1 に示す. 調査は1998年の 0月から1 1 2月 にかけて行った. 調査方法は質問紙 を協力校に郵送し, 教諭立ち会いのもとで回答後, 回収する形式とした. 有効分析率は9 9%であった.. 子では, 「小物の製作と手芸」 と 「ボタン付け・ つくろいもの」 について6割以上が学習したと回 答し, 家庭科の授業経験の中でも特に裁縫実習の 記憶が強いことがわかった. 一方女子 では, 「小 物の製作と手芸」 の学習経験が4割程度しかなく, 男子より大幅に低い結果となった. また 「衣服の. 表1. 調査対象の構成. (単位:人) 小学校 中学校. 衣生活領域の学習経験の結果を図1に示す. 男. 高校. 小計. 男子. 120. 130. 179. 429. 女子. 103,. 133. 229. 465. 合計 894. 製作」 と 「服飾デザイ ン」 において, 男子に見ら れたような小・中・高による学習経験の差が女子 ではほとんどみられず, 被服製作の分野でだけ男 女間で顕著な違いが現われた.. 3. ア ンケ ー トの作 成. 4-1-2. 学習経験と意欲の関係. 3-1. 学習内容の選定と学習内容項目の決定 ) 中学 19 98年の小学校学習指導要領 (家庭)5 ,. 次に, 学習経験と同じ項目について今後学習し たいものを選択させて学習意欲を調べた. 学習経. ) 高等学校指導要領解 校指導書 (技術・家庭)6 , )の中から男女必修の衣生 活領域の 説 (家庭編)7. 験と意欲の結果を小中高別にまとめたものを図2-. 内容を抽出して領域 ごとに分類整理を行い, 学習. 1から2‐3 に示す. 小学生では, 男子の 「衣 服 の制作」 「服飾デザイ ン」 , 男女の 「しみぬきと漂. 内 容 を選 定 した. ま た実 際 のア ンケー トの 質問 の. 白」 といった学習経験が1割に満たない項目では,. 中で使用する, 個々の学習内容や実験内容の表現. 2割以上の児童が学習意欲を示した. また男子で は9割以上が学習経験有りと回答している 「小物. (以下これを 「内容項目」 と呼ぶ) を決定するた めの資料として, 開隆堂と東京書籍の平成8年度 用小学校5年生および6年生の教科書と, 平成9 )を用いた 1 3 年度用中学校技術・家庭科の教科書8‐ .. の製作と手芸」 に対しても, 2割の児童が学習意 欲を示しており, 女子の意欲の低さと対照的であ. 選定した学習内容がそれらの教科書中でどのよう. る. この結果から小学生は学習経験の記憶が鮮明 であり未経験の学習に対する意欲が高いことがわ. な語句 で表現されているかを参考にして, 学習の. か っ た (図2-1) .. 内容項目を決定した (表2) .. 中学生の結果を見ると (図2-2) , 男子の被服 製作分野の意欲が高く, 中でも 「服飾デザイン」 は特に男子中学生の3割が学習したいと回答した.. 3-2. 実験内容の選定と実験内容項目の決定 )中で男女必修となっている衣 上記の教科書4‐9. また小学生・高校生と比べると, 中学生は男女と. 生活領域の中から被服整理と被服材料に関する実. も どの 内容 につ いて もま ん べ ん なく 意 欲 を持 っ て. 験例を抜粋し, その内容と表現を参考とした‐ ま た被服整理分野においては, 実生活で必要である. い る とい える.. と著者らが判断した内容も盛り込んだ上 で実験の. 般的に意欲の低さが目立っ た (図2‐3) . その理. 内容項目を決定した. 衣生活領域男女必修内容お. 由としては, 家庭科は小学校と中学校で同じ内容. 1 56. 高校生は学習意欲が2割を超える項目もなく全.

(4) 竺. ◎. ○ (洗濯). 計. 画. 濯. o手. 服. 製. 芸. 作. 洗. 吸. 水 濯. 性. し み ぬ き. ・繊維や布の種類と性質. た着方. ◎. ・衣服のかたちと特徴 ・衣服の製作 ・服飾デザイ ン ・小物の製作と手芸. ・ ボ タ ン つ け, つ く ろ い もの. 表示 ・衣服のサイ ズと選び方 ・衣生活の計画の立て方 ・衣服の整理整とん. - 品質表示と取り扱い絵. ・洗剤の種類と働き ・衣服の洗濯 ・ しみぬきと漂白. 繊維の燃焼性 布の吸水性 布の通気性 布の伸縮性. ※内容が文中に明記されていた場合は表中に◎で表し 明記されてはいないが該当すると判断される記述があ た場合は○で表している っ , .. 布の通気性 布の伸縮性. 繊維の燃焼性 布地の吸水性 布の伸縮性. ◎. ◎. ◎ 0(エプロン ,カバー). ◎. ◎. ◎. ◎. ◎. ◎. 学習の内容項目. ・衣服の働きと目的にあっ. ー. ◎. ◎. ◎. ・被. ◎. ◎. ◎. ◎. ◎. ◎. ◎. ◎. ○(小物・袋). ○(ボタ ン付け) ○(ほころび直し). 校. ・服 飾 デ ザ イ ン. o 日常着の製作. ・被 服 の 構 成. ・被 服 の 補 修. ・日常着の 整理整頓. 服. 洗. 洗濯, しみぬき). ◎. ◎. ◎. ◎. ○ (洗剤,. ◎. 理. 高. 家庭一般 生活技術 生活一般. ◎. ・被. 整. 校. ◎. ○. ○. ◎. 服. 被. 料. 学. 家庭生活. 中. ・既製衣料の選択. 材. 服. と健康. ・フ ァ ッ シ ョ ン. 教科 書 中の 実験例. 被. ○. ◎. ・被 服 の 着 装. ・着 装 と マ ナ ー. ○. ◎. o被 服 の 機 能. 校. 家庭科6年. 学. 家庭科5年. 小. 衷2. 衣生活領域男女必修内容とアンケートの内容項目.

(5) . みゆき・小松恵美子・藤本. 森田. 男. 一. L ・ L L L 、 ー′ L ー L、 、 ・ ‐ ・・ ’ 」 . . . . . . ・ . ・ ・ . ・ ・ ・ ー . ・ ・ ・ . ・ ▼ . ・ ・ , . ・ 1 ・ ・ 、. 衣瞭 mの畳作 小物の凝作と手芸. ・、 、. 衣服のかたちと特徴. 満… 菱 w ‘ ” . . 三謎ごー,. 、 、、、、 Y、、、 ◆ . ・ r ・. .・ ~ 、 、 ~ 、 、 、 ・ . , . r . ‐ t , 雪 ・ d・ ▲ . . r ▼ .. . ・ .. ◆ ・. . ・萱溢蜜. 湖の磯と艇. . ・ . . ・ . 」 . . ・ . . ▲ ・ . . . . . ・ . . ・ . . ・ ▼ . ・ ‐ . ▼ - ・ . . . - ・ - ● ● ・ ‐ ・ . ・ん 、 L, ・ . い. l. 1、 、 ~ 、 、 ・、 、. 、. 4 0 0 .. I 1 ・ 、~、 i. 衣服のサイズと選び方 ボタン付け・つくろいもの. 姫の整離とん. . f ′ ′ ′ ′ ′ 差 ′ ′ ′ ー . ・ 醤油馨 蕊謡曲Pぬ「 、 、 、^ 、 、 、 1 ・ . . . . ・ . ▲ . ・ .ぬ*熱一噂競瞥 ー 紬盗幽瞥瞥. ・ ・ ・ 、 亀 、 ー 、 、 ー ~ 、 、 も・ . 、. ‐T ・ . ′ ・・ ~ ・ ・ 、 、‐ . ず ・ ・ ‐. 衣生活の汁函の立て方. 難や布の鞭と数. . べ . ・ ・ 衣服の価さと目的にあった鷲方 . ・. 2 0 ○ .. ・ー、 、. ー. l xヱ . N ” ′ こ ゞ図i I-. しみぬきと濃白. 姐の瀬. ’、 、 、 、、 1 1 ・ 、 、 、 、 、 、. 曲曲亡ー -. ・ i , . ・ . . . ・ . ・ , . ・ ・ ・ ・ 宣言己ー ー. 力 も 森= . ” ” . ・ . r . ・ ・ . ・ . . ・ . . , . r. ・ ・ . ・ .・ . .. 6 0 O -. 1. 1. ュ 1 ‐. I. ・. 、 、 、 t 、 1衣服の品質表示と取り扱い絵表示 L. ・. 序 閃 客 買 覇 零 砕 尋酬-. . 歴・ M屋 .. 1 ( わ 0( 9 6 0 0 ) 8 . .. 女. 鵬 邦イン. * ゐ ” , ‘ . , 曙国璽響” . . { x ′ ′ ^ 、 ′ ′ . . ・ . . ・ . . 1 . ・ . ・ “ ! ′ ′ r -嵩、.. …. 無回答. Jia. ー. 尊子. 0 0 ・. L、 、「 .・ 、、 、 1 1 Lー、Lルー 〇 0 o 0 . ・. 2 〇 〇 ‐. . ・‘. 0 o 4 .. 6 0 o .. ( 劉 Qo< % 8Q〇 1 ). 図1. 衣生活領域の学習経験. 圏 小潮. 図 中雪鞭. 圏 高校. を重複して学習する場合が多く, 高校に進学して. したと 回 答 した の はそ れ ぞれ 1割以 下で あ っ た.. も学習 内 容のス テ ッ プ・ ア ッ プが予 見 でき ず 新 た. 家庭科履修が始まったばかりの共学の小学校では,. な興味を持ちにくい, ということも考えられる. 一方, 学習意欲がないと判断さ れる無回答の割. 履修経験には本来差はないはずである. なぜこの ような男女差が生ずるのか, 検討を行った. 学習. 合は小中高通して男子で3割, 女子で1割程度で, 全体では女子の方が学習意欲があることがわかっ. 指導要領 (表2) から判断すると, 「小物の製作. た. また, 学習したい内容として複数の項目を挙 げた者は男子の方が多いことから, 学習意欲のあ. デザイ ン」 の学習経験が低い, という男子の結果. る男子は広い関心をもっていることが明らかとなっ た.. 4-1-3. 被服製作分野に対する男女の経験の連. と手芸」 の学習経験が多く, 「衣服の製作」「服飾 の方が, 実際に学校で学習した内容を反映してい ると考えられる. 女子小学生の結果は, 女子は家 庭科履修の始めから被服製作分野への関心が低く, 実際に学習した内容もあいまいになっている, と. 図2-1で男女を比較すると, 女子小学生の4. いうことを示唆している. だが一方で, 児童生徒 の着装に対する関心においては, 男子より女子の. 割が被服製作分野の4つの内容をすべて学習した. 方 が 積極 的 にフ ァ ッ シ ョ ン情 報 を活用 して いるこ. と回答している. 男子は 「小物の製作と手芸」 に つ いては9割以上, 「衣服のかたちと特徴」 につ. ので明らかになっ とが被服購入の実態調査の結果1. いては4割が学習したと回答している一方で, 「衣服の製作」 と 「服飾デザイ ン」 について学習. す る もの であ る. だが しか し, 別 の見方 をすると,. も、. 8 1 5. ている. これは一見, 今回の女子の傾向とは矛盾 女 子 が フ ァ ッ シ ョ ンへ の 関心 を満 た してく れる こ.

(6) . 衣生活領域の学習経験と意欲. 男. ー. r. ;. ,. ー. 」. ・. 無酪. 女. . ‘. 衣服の豊作. コ . J . コ. 畑の難と報 服飾デザイン. ,. 概のかたちと縞. 一 . 衣服の品癒競示と取り扱い絵疫示 i . しみぬきと減白. ;. ’. .. 1. 衣風の 洗 n -楓. .. ’. 潮 岬裂と働き. 〒. ・ 4 ・ 弱. 1 ( メ 0 ○0 0 0 6 ) 8 - -. 6 0 0 .. 、. 4 0 1 O .. 『. ・. ・. 嫌のサイズ頃 防. ー ‐. ボタン付け・つくろいもの. ≠ ー ‐ L ー α牛話の計画の立て方 ‐ “ 1 ー 擬や布の額と鮫 . ‐ ] 衣服の働きと目的にあった着方 一. Z O 0 .. 願遍厭とん 衣服の唖. 0 0 .. 0 0 .. 2 0 0 ‐. 4 0 0 1 -. 6 0 0 ‐. 8QO 1 ( メ D OC % ) .. 1 図2 - . 小学生の衣生活分野での学習経験と意欲. - 経鹸 □ 、. 蝋. . 男. ー. . 1. 衣服の覆作. ー .. 小物の鰻作と手蔓 ・. 女. コ ー .. 鵬 汚イン. コ. . 嫌のかたちと鎚 」 . ・ 衣服の品質夜示と取り扱い絵表示. 国. 呂 1. 駆. しみぬきと潔白. . -. 口 1. . 洗剤の種類と働き . 衣服のサイズと選び方. “. ′. ・ ボタン付け・つくろいもの. ” L. ・ 衣服の. .. 冊とん. 硬止活の計函の立て方. ー コ. . 1. ・ . , ヨ 衣服の働きと目的にあった埼方 ( ぬ ○( % 〇 〇 1 } 8 ・ -. 6QO. 〇 〇 4 ・. 2 0 〇 ‐. 〇 〇 ・. 〇 o ‐. 2 〇 〇 ‐. 4 H C L 〇. 6 〇 o ‐. 8 0 O 1d 0 O( % ) . -. 図 2-2‐ 中学生の衣生活分野での学習経駿と意欲. 圏 経駿. □. 総 159.

(7) . みゆき・小松恵美子・藤本. 森田. . ‘. 男 一. 雫. 衣服の震作. デ ご ヨ ご. 水物の愛作と手芸. 衣服のかたちと特徴 衣服の品質喪示と取り扱い絵表示. ‐ i. ・. 衣服の洗 =濯. ・. ・ 洗剤の種類と働き ー ー. ー .. 棚のサイズ鵜 斯. . ボタン付け・つくろいもの. ′. “. ‐. 0 0 1 ( メ 0 06 6 ) 8 ‐ .. 0 6 0 .. 4QO. 0 ZO .. =. しみぬきと濃白. - .. 女. コ. 無回答. 鵬 汚イン ー. 尊子. 衣服の擾麗載とん. . コ . ー . ー .. ÷. 衣生活のけ声の立て方. に. 縦や布の韻と数. ー .. 」. 衣服の働きと目的にあった驚方. ー. OD. 0 0 ‐. ▼. ◆. 2 0 ○ -. 4 1 0 0 .. 6 0 0 .. ( ぬ 00 0 0 1 6 ) 8 ‐ .. 3 図2 - . 高校生の衣生活分野での学習経験と意欲. . 経験 □,轍. とを家庭科に期待していないという態度の現われ. て いく こ とが 必 要 とな っ てく る であ ろう.. であると見ることもできる. 被服を製作する場合, 児童生徒は自分の技術はさておき 「着たい服」 を. 4-2. 実験経験と意欲. 作る こと を希望 し, フ ァ ッ シ ョ ンへ の 興 味 が先 に. 4-2-1‐実 験の 経 験. 立ってしまいやすい. しかし現実には, 全員同じ 教材を使った授業が行われることが多いと推定さ れる. そのような状況では児童生徒が授業に関心 を示さない可能性がある. 家庭科の授業で行われ ている被服製作分野の内容が, 彼女たちの要求と. 図3は被服材料および被服整理の実験経験の結 果である. 学習経験が無いと判断される無回答は, 中学・高校で5割近くに達した. また実験した内 容も, 性別や学校によってまちまちの結果となっ た.. 一致していないことが意欲消失の大きな原因であ. 図1の学習経験の結果では, 被服材料分野の. るとも考えられる. 従って, 児童生徒が積極的に 興味関心を持ってゆく方法を検討する必要がある. 「繊維や布の種類と性質」 , 被服整理分野の 「洗剤. と考え られる.. の種類と働き」 , , 「しみぬきと漂白」 , 「衣服の洗濯U 「衣服の品質表示と取り扱い絵表示」 については,. その方法の一つとして, 例えば児童生徒の求め. 「しみぬきと漂白」 以外は小・中・高いずれも約. て いる フ ァッ シ ョ ンに対する 知 識 を 積 極 的に授 業. 6割が学習したと回答した. しかし実験の経験は 図3で明らかなように学校によって ばらばらで大. で扱っていくことで, 人間の着装行動の理解や, 美学のような根源的なものにたどりつく経路が出 てくる. これからの衣生活教育では着装も重視し 1 60. きな開きがあることがわかり, 学習の質に違いが 生じている可能性があることが予想された..

(8) . . 衣生活領域の学習経験と意欲. 無効 ー 1 ~ 、 、 、 、 、 ▲ 」 ゞ . i . ・ ◆ ・ ・ . ・ . ・・ , . ◆ . ・ . J . ・ ◆ ◆、 、 、 ・ . ・ r 一 ゞ ′ ′ ・ . ・ . . 1 1 . .. 1. その他. 声 I. J 蛍光精白剤の働き ‐ ・ ぷ 皿肌 ‐ - - - . - - . ‐ ▼ . ・ ▼. LM. 潔白剤の働き. ,、 ~ 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、. しみの種類と. .園. 、 、 、 、 、、 、 、. 洗剤の働き. し細さの鮪. 女. 岡. 男. ー 、\ \ \ 、 、 、 、 、 、 …. 無回答. 、、 -. ロ 1 ,罫羅韓霜’ 紐. 洗濯の方法による γ ・ ‐ ‐ . - ・ ‐ ▼ - ● ・ ・ ・ 、 . 、 r ◆ ◆ ◆ ′ 、r ・ . . . ・ ’ r ・ , ▼ . ・ ,E霊霊.・.・、.、.′′.・・.・、.′.ーい・.・′.、.・、.′′.\.′.キ,.・‐.・・.・^.・..、、.・.‐..~ー 汚れの落ち方の濃い . {・、、 、 、 、 、 、 \ 、 \ 布の御鏡性 t 、 t 、 、 、 、 、、 、 t、 、 、‐ ー 代 \ 、\ 、、 \ \ 、 、 \「 L、 、 ・ . ・ ・. 布の吸水性. L . 、 \ 、、 、 、 ~ 、 、 \ 、 、 t 、 、. 布の通気性. 4 0 0 .. 0 0 3 .. 0 2 月. , 、t 、、、. 0 0 .. 0 0 1 .. 、、. 1 00. \\. -. 品. 鎧義のー媛性. ・ ▲ 〉 } : ‘ ÷ : . × . - ; ・ : ・ 父 ・ ; ・ お > ” ・ : ・ 賃 圏‘ ′ ′“ ▲ . 6 0 0桝) S O 0 . .. ー L、 、 、 、 、 t 、 、 、 、 、 、1 . ・ . , ’. 2 0 L 0. 0 3 0 ,. 、v. 4 0β. 5 0 0 6 0 0 ) ( 郭 . .. 図3. 衣生活領域の実験経験. i. 1 1. 男. 勘 無回答. ・. ヨ. その他. 蛍光-白剤の働き. 一. 1. 漂白剤の働き. 」 ー 1 ” 1. しみの種類と しみぬきの仕方 洗・ 濯の方法による 汚れの落ち方の違い 布の仲緒性. . 1. 0 0 0 6 0 《 粉 5 . .. ー. 布の吸水性 .. ‐. I. 1. 1. 1 , r11 .. 汐 富副の働き 「. 1 ・. ・. I. 瞳 高 校. 図 中学校. 盤 小鞭. 1. 布の通気性 繊維の処ー性. ー. i ぬ 0 ,. 0 0 3 .. 2 0D. I QO. O 0 .. 1 OD. Z &0. 0β 3. 4 0β. 5 0 β. 6 0 0 モ 純 ) .. 1‐ 小学生の衣生活分野での実験経験と意欲 図4 ‐. . 経験 □ 総. 1 61.

(9) . 森田. みゆき・小松恵美子・藤本. 4-2-2. 実験経験と意欲の関係. 尊子. 学習意欲を問う質問の結果(図2-1から図2-. 実験経験と同じ項目につ いて今後やってみたい. 3) では, 被服材料分野と被服整理分野はいずれ も1 0%前後の回答が多く, 意欲が特に高いとはい. という意欲のある実験を問うた結果を, 小中高別 に実験経験とともに図4-1から図4-3に示した. 小学生につ いてみると (図4-1) , 希望なしと判. えなかった. それに対して, 実験への意欲は小中 高通して全般的に20%前後と高い傾向となり, 複. 断される無回答が男女とも1 5%程度と低く, 残り. 数の実験を希望している者が多いことがわかった.. の約85% は実 験 を希 望 し て い る こ とがわ か っ た.. 学習意欲を引き出すためには, 実験を活用し, 実 用的・具体的な教材を用いて授業を行うことが効. 特に小学生は未経験の実験に対する意欲が非常に 高くなっていることは注目すべきである. 中学生 (図4-2) と高校生 (図4-3) では, 意欲につ. 果的であると予想される.. いて 無 回答 だ っ た割 合 は約25~30% であり, や は. 5. 結 言. 本研究は衣生活教育の学習経験や実験経験が学. り7割以上が実験を希望していた. 小学生と比較 して特徴的な傾向として, 経験と意欲の回答数の. 習者の意欲にどのように影響を及ぼしているかを. 差が小さいことがあげられる. また, 小中高の結 果で共通して 「蛍光増白剤の働き」 , 「しみの種類. 明らかにし, 学習者の視点から現行の家庭科教育 の問題点を考察することを目的とした. 調査・分. としみぬきの仕方」 , 「洗濯の方法による汚れの落 ち方の違い」 , 「繊維の燃焼性」 への意欲が特に高. 析の結果, 以下のような結論が得られた. 1. 被服製作分野において男女の学習経験と学習. い傾 向 とな っ た.. 意欲に違いが見られた. 男子は被服製作分野への. . ー. 女. 無回答 -. その他 蛍光 y増白刺の働き. ー 漂白剤の癒さ 洗剤の鱒き. ー. しみの種類と しみぬきの仕方 洗濯の方法による 汚れの落ち方の通い. .. 布の伸繍性 布の吸水性 布の通気性. - 6 0 0桝) 5 0 0 , .. 4 0 0 .. 3 0 0 .. 2 0 0 .. 1 0 0 .. 一. 、. 繊維の燃焼性 0 O ,. ノ Q O. I 0 0 ・. 2 0 0 ・. 3 0 0 ・. 図 争2 . 中学生の衣生活分野での実験経験と意欲. 圏 経験 口 総. 1 6 2. 0 O 4 ・. S 0 0 ・. 6 0 0継 ) ..

(10) . . 衣生活領域の学習経験と意欲. ー 男. .. . .. 無回答. 」÷. 一. その他. 鎧光綴白難の働き. ‐. ー. 1 .. ・. ー 11 ‐ ー. 1 1. 園. 洗剤の働き. ー. ・. しみの種額と しみぬきの仕方. ー. 女. l. 澱白湖の働き. .. 1. .. 洗濯の方法による 汚れの落ち方の違い. ・ .. -. .. 布の仲縞性 “. 布の吸水性. -. ー. ー. 1 .‐ ‐ 1. l 3 0 0 .. 2 0 0 ,. 弓. 布の通気性 「. 0 β 1. 織篤のー催 ‐性. Q O. Q 0. I O 0 . ,. ー 2 0 0 .. 3 0 0 ,. 樽, O. S O 0 6 0 0嫌 ) . .. 3 図4 ‐ . 高校生の衣生活分野での実験経験と意欲. 圃 経験 □. 慰欲. 意欲が高く, 一方女子はこの分野に対する意欲が 低かっ た. 女子の被服製作分野に対する意欲が低. 長過程から判断すると当然のものと考えられる. 次代の生活主体者育成の観点からも, 小学校から. い原因としては, 家庭科の授業で展開される被服 製作分野の内容が, 彼女たちの求めている着装. このような実験と実習を授業に取り入れていくこ. (フ ァ ッ シ ョ ン) の 知 識 と 一 致 して い な い た め と. 推測される. 男子の 「服飾デザイ ン」 への学習意 欲が小・中・高通して特に高かったことも考慮す ると, 今後は家庭科の授業で着装についてもっと 積極的に扱う必要があると考えられる. 2. 小・中学生と比較して, 高校生は学習意欲が 低い傾向があることがわか っ た. 家庭科は小・中・. とが必要である. それによって学習意欲が生活実 践へとつながり, 生活科学の知識や生活技術をもっ て対処 し課題を解決していく能力が養われると考 え られる.. 引用文献 1, Tak…山o Fu inloto a1 i ld Kahod Aoki , “Wh t t E d L述 貴 a o Re 郡山e v e a o e c om け y. 高での学習内容の重複が多く何度も同じ内容を学. m 1nteract ion of Mam M[ L強e and , , atter. 習するため, 新たな興味関心を持ちにくいことも 意欲減退の原因の一つ と考えられる.. ” Environ i 山gs 』 Proceed uments , pp139 -“」 ionaI Househo ld & Faロ鯖江y ofthe lnternat. 3‐ 被服整理および被服材料分野の実験, また未. Resea u 〔 ch. 経験の学習内容や実験は, 意欲が高い傾向にある. H [ ome ,. こ と がわ か っ た‐ こ れ らは日 常 経 験する 事柄や,. Research, RePo光s U山[ i i 1口 ty of Hel vers s 1 1 ,. 未知のものへの意欲・興味であり, 児童生徒の成. (1998 ) ‐. co1 1 ≧ G erence ,. Economi cs. and. Depaヱ七虹l ent Cra代. of. Science. 163.

(11) . 森田 みゆき・d斑公恵美子・藤本 尊子. 2. 大学家庭科研究会編,. 男女共学家庭科教育. 30, 法 律 文 化 社, 京 都 の 展 開, pp ‐ ‐ 21 ( 1993 ) .. 3. 田結庄順子編, 生活主体の形成と教育, pp ‐ ) 1987 229 251 ‐ . , ドメ ス 出版, 東京 ( 4. 宮 崎礼 子 ・ 伊 藤 セ ッ, 家庭 管 理 論, pp - ‐147. 98 3 ) 1 158 ‐ , 有斐閣新書, 東京 (. 5. 文部省, 小学校学習指導要領, 大蔵省印刷局 ( 1998) ‐. 6. 文部省, 中学校指導書 堂出版 ( 1998 ) .. 技術・家庭編, 開隆. 7. 文部省, 高等学校指導要領解説 ) 19 98 隆堂出版 ( .. 家庭編, 開. 8. 小学校家庭科5年平成8年度用, 開隆堂出版 (1998 ) ‐. 9. 小学校家庭科5年平成8年度用, 開隆堂出版 ( ) 1998 ‐. 0 1 . 小学校家庭科6年平成8年度用, 東京書籍 (1998 ) ‐. 1 1 . 小学校家庭科6年平成8年度用, 東京書籍 ( 1998 ) .. 2 1 . 中学校技術・家庭科, 平成9年度用, 開隆堂 出版 ( 199 8 ) ‐ 1 3 . 中学校技術・家庭科, 平成9年度用, 東京書 9 8 ) 籍( 19 ‐ 1 4 . 小松恵美子, 森田みゆき, 日本教科教育学会 誌, 投稿 中.. (森田みゆき 札 幌 校 助 教 授) (小松恵美子 天使大学非常勤講師) (藤本 尊子 岩 見 沢 校 教 授). 64 1.

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参照

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