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日本靈異記と冥報記 : 支那の説話集と我國説話文學との關係についての覺書

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Academic year: 2021

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(1)Title. 日本靈異記と冥報記 : 支那の説話集と我國説話文學との關係についての 覺書. Author(s). 小泉, 弘. Citation. 學藝 : 北海道學藝大學機關誌, 1(1): 82-87. Issue Date. 1949-12. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/3449. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . r′. ! VOI . .1 , No. 9 7 ( ) 前掲 ( ). GAKUGE1. December 1940 ,.. ・. ‐. i観,1 回 L A CO0k: Communi 938 ty BackgrJund of Educa t .p!3ヲ .. 側. 前掲 ” ). 回 前掲 性 ) . / , 鵬 ) 波多野完治: 子供の娯楽心理 (児童心理 昭和2 4年7月 ←涜 金子書房) 、 鯉 H S. Diehl: Text Bmk.of Hea l thfuI Livi ng ‘ .194ラ 雌. ,. 前掲 篭). .冥 報 記 ‐日 本 霊 異 記 と - 支郷の説 話集と 我図 説話文学と の 関係に つい ての 覚書 - 小. 泉 -. 1. 弘. h Hi i Ko izumi: Ni hok 6 i k d e r o s i i ppon‐Ry . ・ ian N1 0n the Re脂t b i h d t ive Li on, e ween C i ne s ean Japanese Narrat ter atur e. ,. 1 ) 従 来 の 研 究についての概観 -{ 4 () 成立事情について の影響関係. 2 { ) 霊異記と冥報謝に つい て. ( 3 ) 雨書の説話の闘係につV ・て. ◎ 結 語. 1 .・ 従来の研究につ いて の 概観 日本霊異記と冥報記との開係については、 早く芳賀‐ 博士が、 「考語今昔物語集」 の序論 に於て、- 「斯くて平安朝 り初、 延暦年間には、 宴 報記、 冥錠記拾遺等に牧め られた訟話と同形式の の が き三 、 地名と人名とを日本に改め て、 日本霊異記となっ て現れ るまでになった 」 と云 つて居 られる -橋 。 . 。 1 ) に於てこれを承認されているふ 川 正氏も、 「霊異記の研究」( . これに封 じて岩淵 発太郎氏は・ 「冥報記は、 霊異記上巻の序にその名が見えている ばかりでなく 巻下の如 法奉潟法花細火不焼織第十の 像の終り ・の方に、. ● 諒知河東練行尼所罵如法経之功葱頴、 陳時王輿女績鰹発火難之力再示…. …. とあるの は、 冥報記に見える河東練行尼 の事をさす ものであっ て 霊異記の著者が唐 臨の冥 醐記 、 ・ しか し ‐冥識記や金剛般 若集駿 記中 を見た と云ぅ事はぐ先づ間遠 , の ない事貰であろぅと思われる 。 、 の説話が、 賛際に どれ程霊異記中の 論 議 ご影響を興ぇて るか は検討を要する問題であり 結論と 、 して は 芳賀博士の様に冥報記などめ説話を その地名と人名 とを日本に改めたものが霊異記の 訟 、 話だと、 概括的に云えるか どうかが問題になる 多く はそれ程密接な闇係があ るとは思われない 土 。 。 と 云 っ て居 られ る. ◎. 片寄正義氏は、 岩淵氏“指摘された霊異記下巻嬉十の巻長の記事の他む こ、 その本文たろ牟 婁沙蒲 の 論語と冥概言 巳刀河東棟行尼の雨話を比較する事にょり 、この 二つの話が共に法花鰹書高の霊験調 , ー, 、 であっ て、 その思想 的背景の全く一致す る事 談話刀形式方面・ 部分的盾烏の激か らも 一一鰹文 、 、 書窟の場面、 霊・ 強功徳の描高等--酷似す る所がありぐ 思想 . 二形式 . 内容何れの方面か らも相 賞 に類似 性をもっ もの で あって、 結局 「前言巳り芳賀 博士り所論も多少云い過ぎている点もあり 叉岩 ‐ 、 淵氏の考え られる程霞ぃものとも考えられないように思 ぅ その中間位に考 定‐ しては如何な もので 。 あろ ぅか」 と云 い、 更 に、r, 「この雨 話は、 雨書中最も開係の深い‐ものであり、 この他のもの につい , 82.

(3) ー - ? ご\ ,-・ . r ・ 、‐. : -’. 2月 ‐ 昭和24年1. 第1巻 第1競 i i て は、 こ れ 以 下の開 係 し力謎…ぇ られ な い。 」 と も 云 う て居 ら れ るの で あ る。 .. ・如何に●も岩淵氏の指摘さ. 」-とあ- E・ 「諒矢 るのは、 こ さて、 鰹巽記下巻第十の説話末にr 口河東 練行I r…・ 殆 ど疑のな たも で る事は の し 説話を念頭において記述 あ っ れた通りであ て、接着景戒が、冥乱記の 、 .. い所 で あ ると 思 う。. こ如く、 各氏の所説 に多少の相 ニ ー ト 而 して、 雨書説話間の全般 的影響関係については、 右に眺め束っナ - 巳な どの談話の地名人名を改饗 して露異 記が成った」 と い 、 「そ れ 程 密 速が認め られ、或は.「冥雑言 接な関係はない」 と云い、叉 「その中 間位ではないか」と云ぅ。 そLて牟婁沙鋼の 話と糠行尼α話が 翼 、 と についてはこれ以下の関係t か 考 え ら れ な い」- ・ 、 「雨書中最 も関係の深いもので、 この他のもの さ れて い るo. . 本稿 は、 斯の如き種々の 見解のとられている雨者の関係について、 更に調 査検討を加え、 些か 私 ′ 見を述べんとす るものであり、 結論 を先に云ぅな らば、 雨者 は片寄氏の云われるより一段と密接な ・ 関係にあり、 中には芳賀博士の所論の如きもの もあると云う事を云いたいのである。. 【. :牧め‐ らる) :「日本悌教女化史の研究」ー 1年3月繋、(後ー 1づ 「蔓丈」 大正1 註 ( :る般若験記とは何か」 の新説摘要 2 i「国語と国交学園 第十二巻第八披、 「日本難異記 に見えず 註 ( . :「今昔物語集の研究」 上巻に攻めらる) 3 )「国語国交」‘第十一巻第六狭 「冥報記Eついて」、′後ー ・註 ( .. 2 .. 霊異記と冥報記に つ いて. ′. ー 日本 幽現報善悪諺異記三巻は、 平安初期諾梁薬師寺の沙門景戒の録すると,ころ、 延喜四年の古潟 , ー ‐ 本 も存 し、源順の倭名類票妙にも引用を見せて いる. 東 大寺認詞女にもその名 が見え、篇憲の三賛給 ・ r 巳 に も十八傑の引用 あり、 扶桑略言 、 今昔、 元亨 綴書、・太子億 (古今目録抄く玉林抄、 金玉抄) 等其 . t もあり、 季吟、 契沖、 員淵、 宣長、 覆臣 寸言友、 正明、 他にも流博の足跡は辿られる。 鎌倉の潟・ 弘賢、 坂秋癖等の筆葛、研究も見られるのであるが、 冥報記との開係にふれているもの は、後に説く 如 く東大寺認詞女のみのようである。 目序を見ると、 ひるがえって、、霊異記 上巻における景戒の‐. ‐ 巳 昔僕地造冥報記大唐園作般若睦言 、 何唯韻乎他圃博鉄 弗信恐乎 白土奇事\ 専起白鴎之不得窓腹 居心思之不能駅然、 故柳性側聞号日日本国現報善悪霊異記、 作上中下三春 以 流 雫 葉、 … … , ′ とあり て、 霊異記が冥報記や般若験記の先例にならつ たものである事は明 らかである。 この冥 報記 ・. ′ について は、 古く日本霊異記の校本並に考謎の労作を残 した狩谷液費が、 単に「鶴唐書経籍志云、冥 ・ と 唐朝永徽年間吏部筒書唐臨撰 記二巻 」 法苑珠林云 記 女志同 報記二巻唐臨撰、 新唐書養 ‐ 、 冥報 、 、 ・森立之 r. ′′ は満江 全善 しているだけで、雨書の説話の影響関係には何等ふれていない‘冥雑 記について ● ー ● r ‐ は同 志に じく 本による簡単な解説があり 古志巻六に 日本訪書 三線山寺本によ 三線山寺 の細籍訪 一 、 , 、 る錫守敬の煽 題が見ぇる。 高山寺本が相次いて 覆製せ-られた際に、 川田剛博士、逮i藤湖南博士が夫 舎 々戯 文を附 して居り 永山近彰氏も噂経閣叢列中の前田本複製 本に簡単な解説を試 みられている。 ● られていて、 冥報記の作者、 諸本、 談話 . /橋川、 岩淵二 片書各氏の前掲論文にも勝れた 研究が凌表せ▲ - ′ . も 、のによる ′‐ との開係等 はそ れらに精 しい。 唯本稿に用いた冥報記は大正新修大誠纏所牧の・ 数、 .今茸- べ 事を附記 して、 .今はす て省略に従うことと する。 / 3 . 雨 書の説 話の闘 係に つ いて. -. 「東大寺調詞文」 の中に、 「此国見地獄者紀固有女寺佃人子走其寺田之楢董作刀云 叉冥報記霊異 記云々」 とある。 とれは此の園時現に 糊厭が存在すると云ぅ事を、 冥朝記や霊異記の談話によって 4 )か ,目幼時用網挿魚而現得悪死郭線」( 傍議 しようとLたもので あっ、て、霊異記では、上巻第十一の 「 83. - ・ ・.

(4) . .・. ・ . ,‐ - - GAKUG回r. I Vol . .1 , No. ,. ・. De ・ cember ,1949. 、. ・ 」をさすものであろう し、 冥報記では下巻幕八の説 話をさす 三 中巻第十の「常鳥卵煮食以現得悪死報総, .冥 報記と比較する時、 両者の間に は頗る密接な開係 」 ものと思う。 而 して右の内霊異記の 中巻の話を が認め られ、 るのであって、 暫く両書の原文につ いて考究を進め る事とするq 霊異記の話 は、 和泉園和泉郡下痛脚村、有一中男。 姓名 未詳也。 天年邪見、不信因果、 常求鳥卵煮食 総業。 天平勝 .自国尺杜。 即副共往。 縄 至郡 部 ‐ 質六年甲午春三月・ 不知兵士束皆中男言、 圃司召也。 見兵士腰、 . ′ オキ, - 内於山直里、 押入奏畠。 畠 一町余、 奏圭二尺許。 眼見瀞火、 暖 足無闇一 走廻畠内而 叫英日、-熱哉 l 」 々々。 時有富村人、 入山拾薪、 見於走轄捲叫之人目山下束、 執之雨引、.短不所j 。 猫掻追捉、 乃 然病叫言・ 痛 足契云々。 山人間云、 何故然 従雛之外牽之而出ご-僻地而 臥、 .獣然不日。 良久蘇起、 部所書. 故叫走週Q 見 万者皆 術火t ー 」、無‐ 也 答日、 .有一兵士、 召我洛東、 押入糟火、 焼足如責、 四 r時内臓鍋 其骨 在 唯運之一日而, 死也 誠知、 地獄現在、 窓言因果。 不可 山人聞之・ 養袴見時、 環 。 、 ・ 差ラ q・ 質命重死 ・ 如鳥之慈己 兇而食他兄。 無慈悲者、 難 入如烏棄 蓮葉樫云 ・ ● 、 二呉 、 難復人獣噂卑 、′. -. .. ●. 無異云々。 善悪因果経云、今身焼煮鶏 子春、死堕灰河地獄者其斯謂之英。 ′ とあり一 冥報記に於ては、. ・. . . ・.. , ‐. 馨選挙 警 書 養 豪勢 裏 蚕島き ぞ 『露 墨 墨 餐 精 春 量晶装お 馨 蟹鰻蓋浅 : さ 書 、雇受 .道有 一小城 四面▼ 且、 此, 見忽見、 日、 不須也、 因引見、 出村門、 村南奮是桑田、 耕詑未下種、,是. 、 1 八度間演 前へ 因引至域北門 兄 門棋、 丹素甚麗、 見怪日、 何時有此、 使者= 令兄 可之、 使勿言、 . 、 、. ′門忽閉 不見 一人 唯是空城 地皆熱灰碑火. 深髭授牒 兇忽呼, 絹、,叉走・ 叫、 走赴萄門、 垂 至而, 、 、 、 、 ′ 東西北門 亦皆如是 未往則開 既至便聞 時村人出田 男女大小皆見 此見在耕田中 ロイ慶弔 、 、 、 、 、 、 、 、 、 馨 四方馳走 皆相謂日 此兇狂耶 且 束如 此 遊載不息至日食時 採桑者皆婦 兇父問日 見 、 、 、 、 、 、 、. 便住 城灰慾不見 →馨 大呼其名 逸 見見走 在村南走戯 喚不肯束 父出村 桑人答日 吾兇不、 、 ‐ 、 、 、 、 、 、 見父而副、 貌泣不言之、 観其 足、 牛胆己 上、 血肉煤蛇、 其膝己下、 洪間如炎、 抱i審議寮、 桝肉 如故 膝下途罵枯骨、 隣里聞之、 其観其走遼、 足跡通刊了無天火、 於是亘 人、 男女大小・ 皆持戒糠行。 ちある. 改饗の跡は勿論みられるけれども、 共に殺 生によ る現報の恐ろ しさを強調 したものであり 、 ●’ ● 部分的 横高に於ても、 火に苦しむ新′ , 、 鰹 薄のやけどの状況を始 め、 傍線を施 した部分の如き嫁、 時 にその類似性を否定 ぅ。 .する事は出来まいと思・ ・ることとする。 更に次の如き例も指 摘 しうる。 長いけれども再び原文を掲げ. 霊異記下巻、 癌潟法花細建願人断肉暗穴額願力得全命縁第十三- 美作図英多郡部内、 有官取銭之山、 帝兵 i 卓阿陪天皇御代\ 其園可召獲役夫十人、 令八銭- u入穴堀牧 - ・ ・ - - - 鍛、 時山穴口忽…崩塞、 動役夫鷺恐従穴続出、 九人僅出、 一人有後出、 彼穴ロ塞合留、 園司上下 ′. 忠之断歴而死、 故同1 長之、妻子奥愁、 圃総額音嫌、 高翌追篇幅力而遅七日己誌 千時濁居穴裏念 - ・我命全給 吾先日願奉潟法花大乗、 而未嘉断、 穴而側帳之、 自生長時、 至千今 , 、 我 必奉果、 居千闇.. T廓稲鮫蘇 ヌコ渉踊百 溺愛妻 盤僕食以輿之語罰 日、 際 妻 , .無過此哀、 彼穴戸隙、 指刺許開、 日光被至、 故有 、 泥 汝復異愁 故我 、 、供我飲震、雇 、 高五丈許 穴開通鹿方二尺像 、 、 、. 、 取我手 云、 山人側聞如蚊書、 印聞髄之、 取葛繋石、 下底而試、 底人取引、 明知人 也、 結 葛鴬縄 綿葛 人. - .ナルコトテ. 鴬龍、 以四葛縄縫、 四角機立穴門、 漸下穴底、 底人案龍以機牽土、 持迭親家、 親属見之哀喜無比 園司問云、 汝作何善、 答日如上、 国司聞之大悲、 ・引率知識、 相助造法花樫、 供養己畢、〔下略) 84.

(5) . . ’, ・′ ・ ‐ ′. 第 1 巻 第 1,歌、. 学 -. 昭和24年12月. 聾. に. 夏報記、 上巻第八の話 ’. ・ も 束鎚末、 郡 下人共入西山探銀銅、 出穴未畢而穴扇、 有一人在後、 鴬石塞門不得出、 而無傷損、 , , , , ・ 涜 冨 発 一 無鹿求 目念 無出理 其父聞子己墜 乃 心念悌 屍 終 共穴崩虞寿小穴不合、 微 ‐ 、 、 、 、 此人 .父 持 飯大 家叉貧愛、 無以追篇、 乃持麓飯 一鉢、.往詣借寺、 諸 一人務・ 票憎多逐豊厚、 莫肯鴬食、 -一 ニ¥ 因別 芸 寒 ず 範其ヰ碇状 申、 忽於小穴明麗、 見}沙門、 従 穴 事 奥、 . 乞篇呪願、. , . (中略)… 食言 , ー 入来、 特-鉢飯、 以授此人 食誌便不復凱、 .唯端坐正念饗十余年、 養女皇帝即位、 於西山造涼殿 、. ・輿婦・ 父母驚喜、(下略) ・ 匠工除此鯛石、 乃見穴中人、 筒活 出之 ●いさ・かの傷もな ・為くれた成人か・ t iの落盤に あたり、 逃げ 今、 この雨話を比較 してみても、 「腕‐ ・ く穴の中たとぢこめ られて了つた。 本人の信心並に家人の迫稲供養の報いにより、穴の 中に、僅かの・ 隣か ら一沙綱が現われ、 鉢に盛った飯が輿ぇられ、 穴の中の 人 は無事生命を保っていたき 後、Juに. ′. 入った人によって救い出された。 」 と云う話の運び方は頗る似る所が多い。 共に信悌による奇異謹 であり、 蔽逸 遊描寛の面 (傍線の部) か らも、 深い関係は認め・られ、 敢て片寄氏の指摘 したものに劣. 5 ( ) 叉、霊異記上巻D 「憶持法花経得現報示奇異表縁第十八係」 の、〔丹治比・ るものとは思われない。 -持経者が、八才以前か ら法花経を詞持 していたが、廿余才になっても橋経文中の唯一字だけは憶 の- :よると\これは先身 持する事が出来なかった。 観音によって悔遇 し、たまたま見た夢の知らせ る所T. -. 早部の獲ぬi子であった時、法花経の一文を燈で焼いた鴬で あると云うので、先の親である液の家に至 - 出来 なかっ り、 音の因縁を語って堂内をさがし、 経と水 瓶とを得た。 見ればど .ぅ しても詞する事の ・ 力 て 武は 法花樫を諭 「 -銚州の崖彦 して第七巻 巻末に至 た一文は燈に焼失し いた。 」 と云う話は、 ノ 、 ると、 恒に忘失して能く記憶する事が出来なかっ た. 或る時、 旗の途次一邑にき′しかふった際に、 , 、 、 ・ ・ 」 - .・ り、 自分が先身此の邑 中に於て、 人の婦であった時住んでいた家を後 見し、 -訪 れてその家,の堂に升, 壁を ぽ いて纏麺竜 得た。 中に後発寝と金森とが入っていたd 経の第七巻の末尾の 一 徹ま火の た め に焼失 して居った。, 」 と云う冥報記中巻第一の 話と全く構想が同じである。 ・′ ル じの他にも、 同一形式◎類似の 内容思想をもった説話と・して左の如きを指摘する事が出来る。 ● ’ と霊異記ヒ巻第七の 「贋塩令放生得現報縁」(共に館の 報恩護). ィ、 冥報記上巻第十一 (歳恭)- 口、 冥報記中巻第十三 (鰍長) と轍異記下巻第四の、「調持方鹿大乗沈海 不鰯縁」 (共に経典奉持の ・ 報に よ り海 に 入 つて 沈 ま ざ る 話). ●. ,. \. ・. ・、. \ (共に悪因 ・ l 檎用 子物作牛役之示異表線」 ・ (下士線父)と 霊異記上巻第十の r ノ 、 冥報記下巻第十一 - 、 ′ ・ ・ . により死 して牛 ど生れた畜生受身調) 、● ・ 、第十八 (李山麓) 等の蘇 生調は、二国 異, 筒、 冥報記に見られる中巻 第五 (孫質) - 、 、 第十六 (郡師醇) 6 ( ) 思う 記の鰍 生調、 冥界謹と- 関係な しとは云い難いと , 。. で ‐. 1 と叫びながら腹 ‐ ) 幼時より網を以て魚を捕るを業とせる漁夫が、 家の内の桑林の中を 「炎火身に迫る- 註 後 這いのたたうち廻っていテ :が、 その着たろ袴は燐汀ていたと云 :。 寺 の蔵師の呪により免ずる事が出来ず. ・ ‐. う話0 , . 5 ) 片寄氏が、 最も 深V ・開係にあろとされろ雨話は次の如く で おろo ・ 註 ( ー ○霊異記下ノ ト .. 牟婁沙瀬者榎本氏也、 自度無名、 紀伊図牟婁郡人、 故字競牟婁沙踊音、 居住安諦郡之荒田村・ 荊. 除屡髪 者袈裟、 即俗牧家、 警造産業、 嚢願如法清浄奉寡法花桜一部、 事自書葛、 毎大小便利洗浴浄身 , 、 目就書, を塗擦支宮. 不安外庭、 置於住室之翼階、 時々讃之、 柿 謎 葛蓬以還運六箇月、 乃繕蔦畢、 供養之後、 入ぢ { 景雲三年歳次巳酉夏五月廿三日丁酉午時、 褒火惣家皆悉暁波、 唯彼納纏之営、 有於盛瀞火之中、 都無断 ・ 焼損、 開営見之、 細色慨然文字苑然、 八方人覗閣之無不奇異、 -」… 0報記上 ノ四 85. . . . . . Lj. .

(6) . GAKUG鳶1. I l VO .] , , No. Decembe r ,‐r949. .訪工害者一人 敷借酬直 .特篇浄室 令篤此纏 ー起 「浴- 河東有練行尼、 常師法花糎、 - -燃香薫衣、 泌・ 、 、 、 、 、 八年 於葛経之室、 璽壁通外、 加 ー竹筒、 令潟纏人毎欲出息靴遣含竹筒吐気壁外、.葛鰹一巻、 乃畢 供養 . , 、 . . ‐. . . . 厳重、 霊其恭敬、 龍門信法端、 常葉大衆、 講法花経、 以此尼纏本精定▼ 遣入請之、 尼固辞不興、 法端責 譲之、 尼不得己、 乃目返付、 法端等間讃、 唯見黄紙了無女字、 更開余巻、 皆悉如此、 法端等漸催、 即送 ・ 香水洗函、 沫浴頂戴、 遊繊行 風 格七日七夜、 不暫休息、 既而開嵐・ 文字如故・ 員 ・ .尼 還尼、 ,悲泣受、 以 親二年法端向臨説、. 6 ) 霊異記に見える蘇生調と してー 註 ( 1、 上巻ては第五; 第冊、 中巻ては第五、 第七、 第十六、 第舟、 下巻 の ろo ‐ 第九、 第, 廿二、 第廿三、 第廿六、 第批五等があ‐. 四、 成立事情についての影響闇係. 巳序文の冒頭に、 「夫含気有生、 無不有識、 有識而有行、ィ鑓行善悪而受其報、 如農夫 唐臨は冥雑言 - 之播植、 随所植而牧之、 此蓋物之常理、 固無所可疑」 と因果悪報を説き、 績いて、 正 善達其本 源 島比見 ・ 知 雨無見、.下悪闇其路跡、 迷而不返、 皆縄言也、 中品 之人未能自達、 随稼動見、 逐見生疑…・ ,と . った の …. 」 して、富時の人がこの因果思想を信じなくな 衆人不信因果者説見難多、同謂善悪無報, ., を歎いている。 景戒も上巻の序冒頭で、 内経外書の億束を説き、績いて、「撃外之者誹於悌法、 譲内 之者軽外典、 愚痩之類壊於迷報、 匪信 於罪調、 深智之儀親於内外{ 信悪因巣、」- と云い、 「熟蹴世. 人也、 才好都行糧利養、 貧財物、 過磁石於拳鍛山以嘘鍛……或賃寺物生檀償債、或誹法僧親身被災、 ・で、 善 あげ 或殉道積行而現得駿、 或深信修善以生儒紘」 と常時の非行を歎き、 現報・生報の質例を , ′ ・ ・一 キ ー . 、 悪の報は影の形に従うようなものであると説いてい る。 猿轡て、 「匪呈善悪之状何以直於曲執而定 表リヒ、 匪示因果之朝何由改於悪心而修善道乎」 と云って、.般者験記、,冥報記の例 に倣つて側聞す る を著 したと云っている。 冥報記で は、,前逸の記事に次いで、 善悪の報 所を注t、 此魔に霊異記三巻- ・ は儒書にも説き、 牒氏の説教は一つとtて因果に非らざるなく、 その報に は現報 (我身に善悪 を行 .・ .o ・ =・ \ , って我身に報を受く るもの) 、生報(我身に善悪を行って来世に諸道に生れ るもの)後報 (我が身に」善 ‐ ●. と云 悪 の梁を行い、 後々生或 は五生十生の後、 報を受くるもの)-の三あり、 「於此三報擬一切法」・ 態で、 因果を う。 然るに、 今の俗 士は多く因になれて果を忘れ、′耳を疑いて目を信んずと云った状 .・ ● ・・ . ・● 信じていない。 そこで、 槻世旨窓駿記、.宣戦記、 冥詳記等の 風旨を慕って聞く所を録tベニ此の 記を 鴬 した と云 うの で ある。. 雨書の開係は、 単に霊異記の序に冥報‐ 両書成立の事情をその序について見る時上の如くであり ・、 . ・ .1 ー , ・られる。 因果を説き、 富時の非行を歎き - 記の書名を見せているだけに止らないものがある様に考え 先例に倣って億聞す る所を集録すと云う態度を始め、 唐臨が唐観に階唐時 代の談話を集めたのに勘 . t、景戒は平安初期に奈良朝を中心と してその前後の談話を集録 している言「徴明善悪、勧戒洛東、責 、 使聞者深心感病」 (冥報記) と云えば 「劫邪入正、 諸悪莫作、 諸善奉行」 (霊異記) と云う。 内客 一・ の全般についてみても、 共に因果悪報調・ ・法花霊験調・造寺造悌・細文書烏・讃詞の功徳・蘇生調 動物報恩調等 が多 く、 両者共多分に因果膝報、 教訓主義的思想が張調せられている。. ゞ 金剛般若経集戦記・諸纏要集・顔氏家訓其の他の‐文献と共に、 冥報記が霊異記の成立並にその説 . 話内容に大きく影響を輿えている事は疑のない所であろうと思う。 五、. ・ 。。 ●. 結. : 、. 、 .-. )霊異記 上に眺め束つた如く、 冥報記と霊異記との闘係は 皿 霊異記の序に冥報記の名が見 え42 灘 序文によつて窺われ 下巻第十の談話末に引用の記事が冥報記によるものであるばかりでなく、 ー. 狛 新歩 る成立事橋の影響開係、 { ・指摘した如き雨書の談話内容の比較、等から、従来云われているょ 86 ″/.

(7) . ′ 」 ′. 第1巻. 璽 ●. 蝉. 第1 歌. 24 12 ,昭和 年 月. りも一段と密接な開係にみるものである事は明かであろうと思う。・ ・・. .・。ノ. ・ 、。 ・ . .. ,. ‐. .い. 談話の叙述に富っては、 「卵を盗んで焼 ・て食べたの が、 「鳥の卵 を求めて煮て食・ ぅ」 に、 「桑 . 〆、. 田」 が 「夢島、」 「腹の焼け欄れた男が療養の結果もとの如く ,なった」 のに港1して 「一日を運て死 之山十 に、 助けた人が 「石を求めて山に入 「 す」 となって居 り\ 更に 「入西山採銀銅! ,が 右官取鍛. された太がそ , に山に入った人」で あり、 「穴の中に残‐ に の 中で 十余 年 を経 た」 と 云 う いる。 , 一の 樹t て、髭ヲ期記では間もなく (七日を経た頃) 救い出されて 1 て改愛 して、 その信悪性、 賢 しか しこれらは何れも支廓的要素D日本化--我園の賛歌に適する様, 在性を高めんと したものと解する事が出来るのである。 現に戴異記の中には岩淵氏が云われている - 7 ( ) の ように、芳賀博士の所説を裏書するに足る楢柴 島の話の如き .が 存在する である 。斯 うした賛歌か っ た匠工」 で あっ たの に 謝 して、 「葛 を 取. ば、上 に 掲 げ た 霊 異記 上 巻 第 十 八、 ,. 一 〆. フ ニ の ロさ は、 芳 賀 博士 がミ ハ. 、. .. 「. ‐. その他のものはそれ以下の関係1じか考えられないものではなく\ まして岩淵氏の云われる如く関係 ′ ・ の薄いもので、 て及 び\ 思想・形式・寂逸 ず も勿論ない。 冥報記の影響 は、 霊異記の序文や、 内容の説話二 の各 方面 に 言 っ て いて、 中 に は 芳賀 博 士 の 云 わ れ る如 きも の も 指 摘 しう るの で あ る。. ・. ▼. . 景戒は、 卿か側聞する所を注 して霊異記を作ったと云っているけれども、 中には支那説話集 (般 ・ 〆 - ● 若駿記、 諸経要集、 顔氏家訓その 他との開係にはふれなかったけれ ど)の 話を改憂 増補 して成った - - . 取 は 霊異記の中 混入して り 談話も 云われている如くすべて巷間 されたものばかりでは ら採 居 、 に か . 、 ー 思 う ないと云うことに 意すべきであ ぅと 注 る 。 . ・るo 即ち霊異記中巻第甘四の楢柴島の話と、 金剛 般 2 :於て、 岩淵氏が指摘 してし 註 蛸、 註{ )に示した論文ー 若葉験記巻上救護篇第三章の徳玄の話とーも・或 は芳賀博士の言われている様な闘係にあるものと云えろか も知れない が…… と云っていろのてあろo .. ノ. ・. ‐・ . ‐. ‐. 車 級 複 式 教 育、の 研,究 ・. 田 所. 哲. l Te[ i he Educa[ doko on of 0n e R0om Schoo SPt aro Ta r udy oft o: A St . ‐ ノ ‐ . ‐ 、 . , .. 軍級複式教育の本然の姿. ′ r 、 J . 、. 太・ 邸 ・ 響.. 二・ 一 y. 軍級複式教 育は簡素な村落で・ 人家稀薄な地方に行われるから、 撃校教育の最も原始的な姿であ えるザ 此黙か ら先ず生徒 達相互の素朴 る。 寺小屋式撃校教 育であり叉家庭教育の延長であるとも云、 させるように導くことである。 即ち家庭 な信頼 生を呼び起 して、 家庭圏粟の心情の本然の姿を求めt 集 にある兄弟姉妹の如く 年令や智識の 差異あるもの を め両親が説法する如く同 時に教える場面 を持 つ 庭に特色がある。 更に他人同志であ・ るから年令や性格や心意や能力や性別なども あって 技に持. ,. 活する ひ つ複雑性 は就曾的な機構をも具備する鰍が特徴である。 此特徴を生徒に ,玩味せしめ、 薮に生 - ・ には如何にあるべきかを補導 し、 彼展せしめて体得せしめることである。 要するに家庭的圏藁性 か ‐ ら諺舎的交際性を如何に誘導すべきかを補導することである。 その日そ の日、 叉多級畢校と異り校長は受持の 日数も時間数も多く且つ内外の仕事に忙殺されて、 . ・待遇問題の考慮をも必要・′ を暮す庭に特色があることを忘れては ならない。 (厚生の特に必要であり とす る所以が弦にある) ÷ そtて助数がいても鱈営する仕事の部分は多級摩核のように多く無いか 87 , : ・ ・▼.

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