自立支援と社会福祉 : 社会福祉の政策と援助に求められていること
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(2) 北海道教育大学紀要(人文科学・社会科学編)第64巻 第2号 JournalofHokkaidoUniversityofEducation(HumanitiesandSocialSciences)Vol.64,No.2. 平成26年2 月 February,2014. 自立支援と社会福祉 一社会福祉の政策と援助に求められていること−. 中 村 直 樹. 北海道教育大学函館枚社会福祉学研究室. PromotingIndependenceandSocialWelfare: FunctionsofSocialWelfarePolicy&Practice. NAKAMURA Naoki. DepartmentofSocialWelfare,HakodateCampus,HokkaidoUniversityofEducation. 概 要 自立や自立支援をめぐる社会福祉の政策と援助のあり方の理解を試みた。特に,社会福祉制 度改革がはじまった1990年代以降の自立をめぐる状況や議論の検討から,自立支援に対する社 会福祉の政策と援助のあり方を,どのように説明できるのかを検討した。その結果,社会福祉 制度改革以後,就労による経済的自立が,社会福祉における自立の基調音となっているとみる ことができるが,私たちは生涯を通じて,傷病,障害,高齢,失業などのリスクに向き合わな くてはならなく,私たちはいつでも就労による経済的自立に基づく生活の維持が可能な存在で はないという事実があった。それゆえ,社会福祉は,こうした事実を前碇に,経済的自立を相 対化し,一人でも多くの国民が享受できる自立支援を目指すことが課題であり,その課題に対 する社会福祉の政策と援助のあり方を「自立と共生」「個人と社会」「ソーシャルワークの原則」 の視点から明らかにすることを試みた。. 1.はじめに わが国の社会福祉の政策や援助における「自立」. 度も,時代および児童・障害・高齢・公的扶助等 の各分野に応じて相違があって使われていた。そ れらの相違を捨象し,あえて1990年以降に注目す. や「自立支援」という言葉は,1990年代以降より. るのは,就労による経済的自立が社会福祉の基調. 一層顕著に現れるようになったと見ることができ. 音となっているように見ることができるからであ. る。もちろん「自立」「自立支援」という言葉は,. る。就労による自立を重視する傾向は日本だけに. それ以前からあり,その自立なるものの内容・程. 見られるものではない。例えば,同時期に英米で. 43.
(3) 中 村 直 樹. 推進されてきたワークフェア(workfare)政策 がその一つである。この背景としては,日本を含. め先進諸国では,社会保障費を抑制する傾向にあ. 2.社会福祉と自立・自立支援 戦後,日本の社会福祉の基本的な枠組みは,1950. り,そのために所得保障の代替や財政負担の抑制. 年代までに生活保護法,児童福祉法,身体障害者. として就労による自立が強調されていることが挙. 福祉法が制定され,福祉三法体制による枠組みの. げられる。特に,そのことは,新自由主義的なイ. 成立したこと,加えて1960年代に知的障害者福祉. デオギ一において,より一層顕著に強調されてい. 法,老人福祉法,母子及び寡婦福祉法が制定され,. る。. 福祉六法体制による枠組みが成立したことによっ. 私たちの社会生活は,自立と共生の関係に立脚. て整えられた1)。このような福祉三法体制から福. している。にもかかわらず,私たちの社会生活を. 祉六法体制の拡充に,「社会福祉の拡大」をみる. 支える社会福祉に,自立,しかも限定的な意味で. ことができるばかりではなく,「救貧的性格から. の自立(経済的)を目指した展開を見ることがで. 防質的なものへ」とその性格の変化をみることも. きる。社会福祉の目的に,社会生活を成り立たせ. できる(三浦2003:12−13)。. る両輪の一つである自立を置くことには否定しな. しかし,1973(昭和48)年のオイルショックを. いが,行き過ぎた自立の位置づけは,バランスを. 契機として,福祉ブームの終焉とともに「福祉見. 欠いたものになる。経済的自立が強調されるよう. 直し論」が台頭する。福祉財政の引き締めを目指. になってくれば,公的扶助制度などに依存して維. すも,高齢者を中心に福祉ニーズが高まり,福祉. 持される生活を許されないものとして批判が強ま. ニーズの増大と財源問題が対立するなかで,福祉. る。例えば,ネットスラングとしての「ナマポ」,. サービスの有料化,施設福祉から在宅福祉への転. 「生活保護バッシング」の問題は,この象徴かも しれない。このような社会生活は,私たちに生活. の自己責任の意識をもたらしやすくなる。それは,. 換等の福祉施策の改革が進められることになっ た。. わが国の社会福祉を含めた社会保障の青写真. 様々な不利やハンディをもつ人たちも同様に強い. は,1950(昭和25)年に社会保障制度審議会によっ. られる。しかも,不利やハンディを支える共生的. て「社会保障制度に関する勧告」(以下「50年勧告」. な視点を,社会福祉に全く見ることができないわ. という)として示された。50年勧告は,憲法の理. けではないが,その展開の速度は,自立の展開の. 念と社会的現実の要請に応えるための制度とし. 速度に追いついていないように見られるのであ. て,社会保障制度の確立と早急に取り組むべき課. る。. 題を明らかにしたものであり,それは敗戦後の日. 社会福祉において自立や自立支援を目指した政 策と援助が,どのように発展してきているのか,. その内容を詳しくしていくが,もちろんそのよう. 本の再建に欠かすことのできないものであったと 言える。. 50年勧告は,序説,総説,社会保険,国家扶助,. な課題に完全に答えるのは,ここで果たしきれる. 公衆衛生及び医療,社会福祉,運営機構及び財政,. ものではない。むしろ,本論の問題意識は,1990. 補足に分けて論述がなされている。そのなかで社. 年代以降の自立や自立支援についての検討によっ. 会福祉は,「国家扶助の適用をうけている者,身. て,社会福祉の政策と援助に対して,どのような. 体障害者,児童,その他援護育成を要する者が,. 認識の仕方と対応方法が要請されているのか,と. 自立してその能力を発揮できるよう,必要な生活. いう点にある。言い換えれば,自立や自立支援に. 指導,更生補導,その他の援護育成を行うこと」. 対する社会福祉の政策と援助のあり方を,どのよ. と説明されている。50年勧告とつながっている. うに説明できるのかを検討することが本論の目的. 1951(昭和26)年の公布の社会福祉事業法には,. である。. 社会福祉事業の性格として,第3条(社会福祉事. 44.
(4) 自立支援と社会福祉. 業の趣旨)「社会福祉事業は,援護,育成又は更. 益者としての国民像を提起したものとみることが. 生の措置を要する者に対し,その独立心をそこな. できるばかりか,社会福祉の理解は,社会とそこ. うことなく,正常な社会人として生活することが. に生活する個人の相互の存在にかかわるバランス. できるように援助することを趣旨として経営され. 感覚を前提とするとみることもできる。. なければならない」と規定されている2)。このよ. このように,私たちの社会生活とそれを支える. うに,わが国の社会福祉は,創設以来,福祉サー. 社会福祉の成立のためには,自立と共生の関係が. ビスないし社会福祉援助の目的に,援助を受ける. 必要不可欠である。ひるがえって,私たちはなぜ. 者の自立を置いてきた。. このような関係を成立させることができるのか,. ここで,序説に戻ってみるが,序説では勧告の 趣旨について明らかにするとともに,国と国民の 責務について次のように述べている。. という問いが生まれる。これは,社会生活を私た ちという主体から捉え直すことでもある。. 私たちは,個人として生きると同時に社会人と して生きるという性質をもっている。そこで,「『個. 生活保障の責任は国家にある。国家はこれに. 人であること』とは,端的にいえば,個人の自立. 対する総合的企画をたて,これを政府及び公共. を意味する。個人の自立とは個人が個人として自. 団体を通じて民主的能率的に実施しなければな. 覚していることを基礎として,自律的に自分で物. らない。この制度は,もちろん,すべての国民. 事を判断し,自分で意思決定し,自分で実行し,. を対象とし,公平と機会均等とを原則としなく. 自分の行為に対して責任をもつ能力のあることで. てはならぬ。またこれは健康と文化的な生活水. ある。これに対して『社会人である』こととは,. 準を維持する程度のものたらしめなければなら. 共同生活をする社会人としての自覚を意味する。. ない。そうして一方国家がこういう責任をとる. 社会人としての自覚とは他者との相互性を確立す. 以上は,他方国民もまたこれに応じ,社会連帯. ることによって,社会のルールをわきまえ,社会. の精神に立って,それぞれの能力に応じてこの. の道徳を守り,他者と協力する能力のあること」. 制度の維持と運用に必要な社会的義務を果さな. との理解に立てば(山根1986:162),私たちは,. ければならない。(社会保障制度審議会「社会. 自立という社会がとって代わりえない個人的な側. 保障制度に関する勧告」1950年). 面を生きることに努めるとともに,就労習慣や社 会規範という共生的な性質を強く持つ社会的な側. この記述にみられるように社会福祉を含む社会. 面を生きることに努めている。私たちが社会生活. 保障制度には,国家や社会の責任という側面と個. を維持していく責任主体として生きることによっ. 人の責任という側面が密接に結びついている。そ. て,はじめて社会生活とそれを支える仕組みを維. れは,社会生活が自立と共生の関係に立脚してい. 持できるのである。これが,自立と共生の関係を. るからである。この理由で,私たちの社会生活を. 成立させることができる理由である。しかし,同. 支える仕組みである社会福祉や社会保障には,国. じ理由で「福祉ニーズ」や「生活困難」が生じる。. 家や社会の責任と個人の責任が不可分に含み込ま. この2つの側面を生きることの努めに,私たちが. れている3)。国家や社会の責任として実施される. いつも成功するとは限らないからである。社会は. 社会福祉の給付は,個人の社会的義務(納税や保. さまざまな生活関連施策を実施しているが,それ. 険料の納付等)にほぼ依存している。そのため,. でも福祉ニーズや生活困難は必ず起きるのであ. いったんその義務が失調すると他に支えがなく,. る。. その給付は一気に危機が生じ,維持が困難にな. 社会福祉の多くの事例には,こうした福祉ニー. る4)。すなわち,社会と個人の双方の努力によっ. ズや生活困難の背景として,経済的な困難,家族. て,社会福祉の存続が可能なのである。これは受. 内の不和や暴力,周囲からの孤立,重い障害,傷. 45.
(5) 中 村 直 樹. 病などの状況を見ることができる。社会全体で,. の転換を図るものであり,就業による経済的な『自. さまざまな自立の理解を共有し,それを支える有. 立』を過度に重視する傾向があることが危惧され. 形無形のシステムがあれば,こうした福祉ニーズ. ている」と指摘されように(岩崎2006b:70),. や生活困難を援助することができる。しかし,私. 経済的自立を強化する動きをみることができ. たちの社会で経済的な意味での自立を強いる状況. る6)。戦後における障害者の自立支援の展開が,. があるなら,それを支えるシステムは就労を中心. 「当初は経済的な『自立』を強く意図するものか. としたものになり,その恩恵を受けられる者も当. らスタートしたが,国際障害者年の理念に代表さ. 然限られた者になる。. れるように,『自立』の意味内容を豊富化し・多. 私たちの社会生活に関わる社会福祉のあり方に. 元化して,経済的『自立』の意味を相対化し,経. ついて,個人的な側面に関しては,個人の条件や. 済的『自立』を社会参加の一つの分野に位置づけ. 能力による違いが生じるであろう。また,社会的. た」にもかかわらず(岩崎2006b:70),再び障. な側面に関しては,いかなる自立の理解を共有す. 害者の自立支援が経済的自立として意味付けされ. るかで社会福祉のあり方が変わるように,社会に. ようとしている7)。. よる違いが生じるであろう。社会福祉のあり方が,. 生活保護制度においては,2005(平成17)年に. 社会による違いが生じるために,そこでの自立の. 自立支援プログラムが導入されている。これは,. 援助のあり方や自立観も,社会ごとにさまざまな. 社会福祉基礎構造改革の関連で,2003(平成15). 差異を持ち,時代ごとにも変化発展するという性. 年に設置された社会保障審議会福祉部会の生活保. 格を持つと理解できるのである。そこで,その変. 護制度の在り方に関する専門委員会が取りまとめ. 化について,社会・経済の構造変化に対応してお. た報告書のなかで,自立支援について,従来の経. こなわれた,社会福祉基礎構造改革を中ノ亡べこ確認. 済的給付に加え,福祉事務所が組織的に被保護世. することにしたい。. 帯の自立を支援する制度に転換するため,その具 体的手段として自立支援プログラムの導入を推進. 3.社会福祉基礎構造改革と自立・自立支援. していくことの提言を受けたものでる。しかし, 自立支援プログラムでは,就労による経済的な自. (1)社会福祉基礎構造改革と経済的自立. 立を目指す就労自立支援のみならず,被保護世帯. 社会福祉の基礎構造を抜本的に改革する作業と. が地域社会の一員として自立した生活を営むこと. して,1990年代末より社会福祉基礎構造改革が行. ができるようにするため,日常生活自立支援,社. われている。この作業は,社会・経済の構造変化. 会生活自立支援と自立支援を広く捉えているにも. に対応し,社会福祉の新たな枠組みを作り上げて. かかわらず,「実態として,就労自立プログラム. いく作業であり,それは,現状のかたちと矛盾し. が先行」するなど(岡部2007:118),生活保護に. ない社会とその構成員である私たちの関係から社. おいても経済的自立を強化する動きをみることが. 会福祉の新しい枠組みづくりを行う作業ともいえ. できる。. る。そこで,社会福祉基礎構造改革以後,自立が. 同様のことは,2009(平成21)年4月に生活保. どのように意味付けされているのか,障害者福祉. 護の母子加算を廃止して,母親の就労支援に切り. 制度,生活保護制度などにみられる自立支援の意. 替えたことにもみることができる(なお,生活保. 味付けから,その特徴を確認する。. 護の母子加算は,同年12月に与党三党合意で復活. 2005(平成17)年制走の障害者自立支援法5)は, 「近年の英米で推進されているワークフェア. (Workfare)政策(財政負担を抑制するために 就労などの自立支援を積極的に活用する政策)へ. 46. している)8)。 さらに,2002(平成14)年制走のホームレスの 自立支援法では,ホームレスの自立支援において 就業機会の確保の重要性が規定されたことにもみ.
(6) 自立支援と社会福祉. ることができる。. 社会福祉基礎構造改革以後,社会福祉において. 制の拡充)を容易にしたものは,その財源調達を. 可能にした高度経済成長であった。すなわち,「パ. 自立は,就労による経済的自立という意味付けが. イの論理」による社会福祉の拡充である。この論. なされようとしている。こうした社会は,「働く. 理は,「国民の福祉(=所得の増大)を確保する. ことに駆り立てる社会」「労働による『自立』を. ためには,その基になる国民総生産(GNP)と. 強いる社会」といえ(岩崎2007b:34),自己責. いうパイそのものを大きくすることであるという. 任のきつい社会ともいえる。もちろん,すべての. 考え方を意味している。換言すると経済成長の結. 社会福祉における自立の言説が,そのような傾向. 果として福祉の増大を図るという論理であり,経. に向かっているわけではない。社会的自立,精神. 済開発第一主義につながる論理」である(三浦2003. 的自立,身辺的自立など多様な自立の考え方を. :5)。しかし,オイルショックを契機として高. 持っている。しかし,社会福祉基礎構造改革以後,. 度経済成長が終焉し低成長に移行すると,経済成. 就労による経済的自立が,社会福祉における自立. 長のパイの分け前を前提に拡充してきた社会福祉. の基調音となっているのである。. は大きな財政負担となり,「福祉見直し論」が台 頭する。財源問題を抱え,福祉見直しが主張され. (2)社会福祉基礎構造改革と自立の論理. るにもかかわらず,「日本の人口高齢化現象は着. 社会福祉における自立は,自明ではなく,時代. 実に進展し,高齢者福祉を中心とした福祉ニーズ. に応じてその内容や程度に相違が表れるとみるこ. はますます高まった。このようななかで,福祉ニー. とができるばかりではなく,それは,志田が「“自. ズの高まりとそれを支える財源の確保の相克」が. 立’’のことばにどのような意味付けをするのかは,. 始まることになる(志田2004:7)。. 当該社会が社会の個々の個人にどのような向き合. こうした問題に対して,1980年代に福祉宥財政. い方をするのか次第」であると述べるように(志. 改革,1990年代末の社会福祉基礎構造改革と改革. 田2010:76),社会と個人との関係によって規定. が進められる。社会福祉基礎構造改革は,「措置. されるとみることもできる。したがって,自立の. から契約へ」のフレーズのもと,選択と契約,苦. 理解は,社会とその構成員である個人の関係の視. 情解決,権利擁護,成年後見制度などの利用者の. 点から考えることで可能であると言える。その視. 立場に立った社会福祉制度の構築とみることがで. 点から社会福祉基礎構造改革における自立の論理. きる。しかし,福祉サービスの財源として,保険. を考えてみたい。. 料,1割の自己負担,ホテルコストなどの導入に. 社会福祉基礎構造改革の背景は,少子・高齢化. よる負担の増加をみると,利用者の立場に立った. の進展,低成長経済への移行をはじめとする社. 社会福祉制度の構築も,「保険料の拠出や自己負. 会・経済の構造変化である。そして,この少子・. 担制度と裏腹の関係」にある(古川2012:33)。. 高齢化と低成長経済こそが,財政負担と財政状況. 「措置から契約へ」と「負担の増加」の間でお. の悪化をつくりだしており,再分配システムであ. こなわれる社会福祉基礎構造改革の作業は,戦後. る社会福祉にとって,手強い相手となっていると. 半世紀にわたり発展させてきた社会福祉の再構成. みることができる。実際,高齢者数の増大により,. であり,その改革の理念は次のように述べられる。. 現在の年金・医療・介護のサービス水準を維持す るだけでも,税金投入を毎年1兆円増加させる必. 成熟した社会においては,国民が自らの生活. 要があり,サービスを抑制していく部分をつくら. を自らの責任で営むことが基本となるが,生活. なければ,社会福祉を含めた社会保障制度を維持. 上の様々な問題が発生し,自らの努力だけでは. できなくなってしまうという懸念がある。. 自立した生活を維持できなくなる場合がある。. 社会福祉の拡充(福祉三法体制から福祉六法体. これからの社会福祉の目的は,従来のような限. 47.
(7) 中 村 直 樹. られた者の保護・救済にとどまらず,国民全体. れたものである。特に,その背景として注目すべ. を対象として,このような問題が発生した場合. きは,新自由主義の潮流である。新自由主義者た. に社会連帯の考え方に立った支援を行い,個人. ちは,福祉国家や大きな政府に代わって,「市場. が人としての尊厳をもって,家庭や地域の中で,. メカニズムヘの回帰と生活にたいする自己責任」. 障害の有無や年齢にかかわらず,その人らしい. を主張し(古川2012:260),「福祉国家は人びと. 安心のある生活が送れるよう自立を支援するこ. の怠惰や依存をもたらす」といった(吉崎2005:. とにある。(中央社会福祉審議会社会福祉構造. 148),いわゆる福祉国家批判を展開している。そ. 改革分科会1998). のような潮流と不可分な関係をもちながら社会福 祉基礎改革以降の自立が論じられているとみるこ. 社会福祉基礎構造改革は,成熟した社会を前提. とができる。. として営まれる社会福祉に必要な修正作業とみる. しかし,自立に基づく生活の維持は,「正規労. ことができる9)。それは,日本を成熟社会と見な. 働者だけが信奉できる教義」であり(岩崎2007b. し,その社会の構成員である私たちとの関係から,. :36),それは,「完全雇用が実現している社会」(子. 再度社会福祉制度のあり方が論じられるというこ. ども,傷病・障害・高齢な者を除くことによって. とである。そこでは,自立(自らの生活を自らの. 可能)でのみ正当性を有するものである(岩崎. 責任で営むこと)ができる人を一般的な存在とし. 2007b:36)。私たちの社会とその構成員である. て位置づけ,そのような人を前碇にする社会福祉. 私たちとの関係を見直すと,私たちはいつでも自. 制度の構築が始められている。そして,自立が困. 立に基づく生活の維持が可能な存在ではない。私. 難な人については個別に支援をするという想定に. たちは,生涯を通じて,傷病,障害,高齢,失業. なっている。実際,「措置から契約へ」というこ. などのリスクに向き合わなくてはならないのが事. とは,社会福祉サービスの受給の仕組みの変化を. 実である。社会福祉は,こうした事実を前提に,. 表わすフレーズであり,それは,行政行為である. 資本主義経済の文脈のなかの「自立」を相対化し,. 措置から私法上の契約を媒体とする受給の仕組み. その意義を追求する作業が必要である。. への変化である。その結果,社会福祉制度の基本 のかたちは,利用者自身が自らサービスを選択し,. 契約によってサービスを利用する制度となり,利. 4.社会福祉援助と自立支援. 用者自身が選び,決定することを重視した制度を. 自立の反対は依存であり,依存は保護や援助を. 企図するようになった。このように成熟した社会. 受けていることを表す表現でもある。なにであれ,. とは,国民が自らの生活を自らの責任で営むこと. 自立支援は社会福祉援助において実施され,その. を基本とする社会であり,そこでは「“成熟’’の. 内容やアプローチについては,援助者が利用者や. 前提条件である個人主義,その要因である自立や. クライエントにどのような向き合いかたをするの. 自律」が語られることになる(志田2010:74)。. か次第であるし,また,根拠とする法制度におい. 自立に基づく生活の維持を目指すことは,社会. て異なり,その内容やアプローチの言説には際限. 福祉の重要な目的と見なされるようになってい. がない。それゆえ,自立支援について,援助者の. る。しかし,自立に基づく生活の維持は,社会福. 自立支援に意義と方向性を与えるソーシャルワー. 祉固有の考えではない。その考えは,「資本主義. カーの倫理綱領やバイステック(F.P.Biestek). 的経済システムをとる近代社会に普遍的な生活自. に代表される援助関係形成の原則等から検討した. 己責任原則の別の表現」であり(古川2005:254),. い。. 私たちの社会が採用している資本主義経済とその 社会の構成員である私たちとの関係から導き出さ. 48. バイステックは,①クライエントを個人として 捉える,②クライエントの感情表現を大切にする,.
(8) 自立支援と社会福祉. ③援助者は自分の感情を自覚して吟味する,④受. 見出し,その「事実を見ることができなかった私. けとめる,⑤クライエントを一方的に非難しない,. たちの目が重症であった」と論じる(糸賀1968:. ⑥クライエントの自己決定を促して尊重する,⑦. 175)。ここで気づかされるのは,このような事実. 秘密を保持して信頼感を醸成する,という援助関. を見ることができる目,すなわち,この子が価値. 係を形成する7つの原則を明らかにした(Biestek. と尊厳もっているという認識のもと,この子を異. =1996)。そのひとつに「受けとめる」という原. なる姿で把握し接することの重要さであり,それ. 則があり,「ソー シャルワークの世界で,もっと. は,受けとめるという原則を具体化した一つの援. も普及している言葉の一つに『クライエントを受. 助のあり方であると言える。あるいは,ソーシャ. けとめる』という表現がある」と述べるように. ルワーカーの倫理綱領の価値と原則にある「ソー. (Biestek=1996:106),援助者は,受けとめると. シャルワーカーは,すべての人間を,出自,人種,. いう言葉を,援助関係において頻繁に使うととも. 性別,年齢,身体的精神的状況,宗教的文化的背. に,その重要性についても認識している。. 景,社会的地位,経済状況等の違いにかかわらず,. この受けとめるという援助原則は,いかなる人. かけがえのない存在として尊重する」ということ. 間も生まれながらに価値と尊厳をもっていること. を実現した援助のあり方とも言える。これは,社. を前提とし,それゆえ「その価値はいかなるもの. 会福祉士やソーシャルワーカーと呼ばれる専門職. からも,あるいはどのような他者からも,剥奪さ. にとって,決して特別な援助ではなく,援助原則. れることはない。すなわち,人の人間としての価. に立った基本的な援助である。仮に,就労支援を. 値は,他人に譲り渡すことのできないものである」. 中心とした社会福祉であれば,この子にとって,. という考え方を基礎に成立している(Biestek=. それは不便か利用できないものであり,到底不可. 1996:118)。このような受けとめるという原則に. 能な目標を強いることになる10)。しかし,援助. 基づいた援助者と利用者やタライエントとのかか. 原則に立った援助があれば,社会のなかでどのよ. わりは,日常の福祉現場において無数に展開され,. うな自立が強調されたとしても,それを相対化し. いろいろな形をとって実を結び,自立支援に意義. て,この子の支えることができるのである。. と方向性を与える源泉となっている。例えば,戦. そのような援助を考えていくために,次の詩を. 後,わが国の知的障害児福祉の開拓者である糸賀. 見てみたい。これは肢体不自由の18歳男性の詩で,. 一雄は次のように述べている。. 一番ヶ瀬がNHKハート展の中から紹介したもの である。. 脳性小児麻痔で寝たままの一五歳の男の子 が,日に何回もおしめをとりかえてもらう。お. 「僕という人間」. しめ交換のときに,その子が全力をふりしぼっ. 僕は僕に「障害」があると思っていなかった/. て,腰を少しでも浮かそうとしている努力が,. 僕は僕が生きにくい世の中に障害があると思っ. 保母の手にったわった。保母はハツとして,瞬. ていた/でも,人は僕のことを「障害」のある. 間,改めて自分の仕事の重大さに気づかされた. 人と言う/僕は僕自身だけれど「障害」ではな. という。(糸賀1968:175). い(一番ヶ瀬1997:7). 糸賀は,この援助場面から,「ちょっと見れば. これは,彼を受けとめる側に,援助原則に立っ. 生ける屍のようだとも思える重症心身障害児のこ. た受けとめ方が備わってなかったのである。そし. の子が,ただ無為に生きているのではなく,生き. て,障害がそのまま彼のアイデンティティと受け. 抜こうとする必死の意欲をもち,自分なりの精一. とめられ,彼と彼を受けとめる側との間に境界線. ばいの努力を注いで生活しているという事実」を. が引かれたのである(「障害」と「非障害」)。し. 49.
(9) 中 村 直 樹. かし,援助原則に立った援助関係であれば,彼が. 人との関係から考えれば,新自由主義者の福祉国. いかなる特徴をもっていても価値ある人間として. 家批判は十分な論理を有していないことが明らか. 尊重され,彼は自分自身を意義あるものとして認. である。. 識することができるようになる。それは,人間と. 私たちの社会は,「社会システムとしての共同. して生まれて,その人なりの人間となっていく,. 社会」,「経済システムとしての資本主義社会」,「政. すなわち,社会がとって代わることのできない自. 治システムとしての市民社会」,「文化システムと. 立や自己実現の歩みを支える援助と見ることがで. しての文明社会」の4側面から考えることができ. きる。同様に,糸賀は,保護されているなかでも,. る(古川2005:51)。私たちの社会のかたちと矛. 全力をふりしぼって,腰を少しでも浮かそうと努. 盾しないで,改めて自立の意味付けに関する議論. 力するあの子の姿を「だれととりかえることので. をしなければならない。それによって,精神的,. きない個性的な自己実現」と捉えている(糸賀1968. 経済的,社会的と豊富で多元的な自立の意味付け. :177)。自立や自己実現のための支援は,まさに. が可能である。ところが,社会福祉基礎構造改革. 援助関係のあり方次第で決まるのである。その意. 以後,資本主義社会の優位のもと,自立の規範が. 味では,援助されることは,利用者やクライエン. 用意されることになったようにみることができ. トが自立や自己実現から遠ざかることではない。. る。就労による経済的な自立は必要ではあるが,. そこに援助原則に立った援助があれば,援助のな. それはあくまで社会の1つの側面(経済システム. かにも自立や自己実現への歩みが保障されるので. としての資本主義)との関係での説明にすぎない。. ある。. 私たちの社会の基本のかたちは,4つの側面から. このような援助は,実際,援助場面において,. 成っており,その社会と構成員である私たちとの. ソーシャルワーカーなどが日常的に展開してい. 関係を明確に理解し,その視点から,社会そのも. る。それを,ここであえて論じたのは,自立は,. の,そのなかに包含される社会福祉,そして自立. 援助を受けることやサービスに依存して維持され. を考えていく必要がある。. る生活の対極にあるものとして理解されることが. また,私たちの社会生活の理解は,個人と社会,. あるからである。しかし,援助を改めて考えてみ. 自立と共生という関係の視点が不可欠であった。. ることによって,依存と呼ばれることのなかにも. その視点から,自立に対する社会福祉の援助のあ. 自立の萌芽が育つということが見えてきた。援助. り方を考えると,利用者やクライエントー人ひと. や依存は,必ずしも自立と対立するものではない. りの尊重を基盤に行われること,同時に,社会で. のである。. 生活しているという現実にも配慮して行われるこ との重要性が見えてきた。このような社会福祉援. 5.おわりに. 助は,個人の尊重と社会的な現実(要請)を媒介 される場を登場させ,社会的な文脈のなかでどの. 社会福祉において自立は,資本主義経済との関. ように自立が語られようとも,それを相対化し,. 係で説明され,それは,基本的には,労働のため. その内容と程度を生活のなかで理解(解釈)する. の知識や技能を意味しているといえよう。その意. ことができると言える。. 味での自立が問題となるのは,私たちは,生涯を. 以上,自立や自立支援に対する社会福祉の政策. 通じて,傷病,障害,高齢,失業などのリスクに. と援助のあり方を説明してきた。しかし,そのあ. 向き合わなくてはならない存在だからである。そ. り方を具体化するための方法や手続きに関して,. れゆえ,資本主義経済を採用する社会は,援助(社. あるいは共生に関しての検討は本論では果たされ. 会福祉)を制度化しなければ成立しない社会であ. ていないから,これらはすべて今後の課題として. るといえる11)。したがって,こうした社会と個. 残されたと言わねばならない。. う0.
(10) 自立支援と社会福祉 たばかりの一人娘の言葉に,冷水を浴びせられた思い 注 1)社会福祉の基本的な枠組みとしては,福祉六法の制 定以外でも,1951年に社会福祉事業法(現・社会福祉法). がした。『ママ,私高校行けないんでしょ。勉強したい のにね』 周りの子どもは机を新調したのに,リサイ. クルショップで小さい机を買わなければならなかった。. が制定され,社会福祉事業の全分野における共通的基. Aさんは高血圧や高脂血症,ぜんそくに加え,自律神. 本事項が定められたこと,1958年に国民健康保険法,. 経失調症,うつ病を抱える。医療費は生活保護で賄え. 1959年に国民年金法が制定され,国民皆保険・皆年金. るが,生活費は切りつめている。おふろは浴槽に湯を. 体制が成立したことなどをあげることができる。. 半分にして過に2度,食事はいつも夜だけ。髪は2年. 2)この規定の記述は公布時のものであり,その後改正 されている。なお,この独立心をそこなうことなく援. に1回千円のところに切りに行く。そんな暮らしに, 母子加算削減が追い打ちをかけた。/ト樽市の母子加算. 助するということを,岡村は「社会や国家の代わりえ. は06年度まで2万1640円だった。だが,小泉政権の社会. ない独自の存在としての個人の尊厳の維持を援助する」. 保障費抑制策として段階的な削減が始まり,この4月. という意味で考えるべきとし,「個人は自分の生活の全. にゼロになった。憲法25条で定める生存権に違反する. 部をあげて国家に譲りわたすことのできない独自の主. として,広島地裁や札幌地裁など全国で廃止取り消し. 体的存在性をもっている」と論じる(岡村1983:53−54)。. 訴訟が起きた。/ト樽市では北海道知事あての不服審査. 3)こうした関係を岡村は「社会=個人相互責任の原則」. 請求が出された。Aさんは請求人に名を連ねた。同じ. と論じ,ここに「福祉周家における社会と個人との関係」. 請求人のBさん(42)は高校1年と中学2年の男子,小. をみている(岡村1983:51)。特に個人の責任が存在す. 学校6年女子の3人の子どもの母親だ。/ト遣いはゼロ。. る理由として,岡村は「個人は自分の生活の全部をあ. 次男はクラブ活動後ジュースも飲めない。それがつら. げて国家に譲りわたすことのできない独自の主体的存. い。『働く』と言っていた長男を説き伏せ,道立工業高. 在性をもっているからである。それは国家や社会がとっ. 校に行かせることができた。だが,13万円の修学旅行. て代わりえない『個人の尊厳と自由』である」と述べ(岡. 代に頭を痛める。長男は『行かなくてもいいよ』と言. 村1983:53),社会=個人相互責任の原則における個人. うが,本心でないことがわかる。/ト学校4,5年の娘. の責任は,「個人の尊厳と自由という内面的,道徳的意. の母親であるCさん(47)は2年前までは昼夜働いてい. 味であって,単なる個人の貯蓄とか,『自己負担金』な. たが,くも股下出血で倒れ,生活保護を受けた。習い. どという経済的次元のものでない。そのようなものは. 事どころか,服も買ってやれない。『月に一度は外食し. 所詮金銭上の問題であって,国家や社会が代わりうる. たり何かを買ってあげたりしたい。加算はなぜなくな. ものである」と論じるのである(岡村1983:54)。. るのですか』と訴える」(朝R新聞2009.5.13:5)。. 4)いわゆる今日の「フリーライダー」や「不正受給」 の問題がその極端な一例である。つまり,重要な点は, 社会福祉は,責任を果たす社会と個人の双方の存在に. よって成立・維持されるという点である。. この記事は,生活保護の母子加算が2009年4月に廃止. されたことによる母子家庭の実状を伝える内容である (なお,生活保護の母子加算は,同年12月に与党三党 合意で復活している)。母子加算の廃lトの理由は,母子. 5)2013(平成25)年4月1日から,「障害者自立支援法」. 加算を上乗せすると,生活保護を受けていない母子家. は「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援す. 庭の消費水準を上回るためである。そこで,母子加算. るための法律(障害者総合支援法)」となった。. を母親の就労支援に切り替えたが,2009年4月に廃止. 6)障害者自立支援法は,「財政負担を抑制するために就 労支援などの『自立』支援を活用するという政策」(岩. 崎2006a:94)の表れとみることができるばかりでは. 対象となった約5万世帯のうち約3万世帯は病気など. で就労が困難な世帯であるなどの批判が多かった。 9)志田は社会福祉基礎構造改革について次のように述. なく,「就労支援に,所得保障の代替機能を担わせたり,. べる。「社会福祉サービスに,“社会の正義の再考”を. 財政負担の抑制機能を担わせたりする」動きとみるこ. 加味し,日本のかたちと矛盾しない,メリハリの利い. ともできる(岩崎2006b:72)。. た資本主義経済システムを土台として営まれる社会の. 7)社会参加の機会の促進によって「一人でも多くの国. なかの市民の生活の意義を合理的に整理された法律制. 民が参加できる社会こそが豊かな,住みやすい社会」. 度づくりを意図されなければならない。ようやく,社. と言われるが(志田2013:106),それは,わが国の障. 会福祉基礎構造改革として,その作業が始まったとこ. 害者の自立支援の展開のもっと先にあると言わざるを 待ない。. ろである」と(志田2004:12)。. 8)次の新聞記事は,生活保護を受けている母子家庭の 実状を伝えるものである。「北海道小樽市に住むAさん. 10)社会のなかで経済的自立が強調され,それが共有さ れたのなら,この子を含め私たちは好むと好まざると にかかわらず,それに自己を関連づけることが要求さ. (40)は3年前に夫と離婚,生活保護を受けている。こ. れる。しかし,誰もが同じように自己を関連づけ,そ. の4月,母子加算分がそっくり削られた。/ト学生になっ. の恩恵を受けられるわけではない。. 51.
(11) 中 村 直 樹 11)しかし,社会福祉そのものは,資本主義経済との関. 係でのみ発展してきたものではない。もし資本主義経 済との関係のみで社会福祉を位置づけるなら,それは, 「ソーシャルワーカー,福祉手当給付局の管理官,地. 方自治体の役人たちの大軍勢のおかげで他人の不幸や 生活難が,幸運に恵まれた着たちの目に見えないよう に隠されてしまう,そんな道徳上の分業を福祉国家は 奨励した」という指摘の通り(Ignatieff=1999:221),. 資本主義経済が生み出す問題を隠蔽するための役割を. 志田民書・伊藤秀一『社会福祉サービスと法』建畠社, 2−10。. 志田民吉(2010)「社会福祉法における“解”とは何か?」 『東北福祉大学大学院研究論文集』第7冒▲,71−82。 志田民書(2013)「社会福祉法講義構想・資料」『東北福 祉大学大学院研究論文集』第10号,91−112。 山根常男(1986)『家族と人格 家族の力動理論を目ざし. て』家政教育社。 吉崎祥司(2005)「福祉国家をめぐるイデオロギー的対抗. 果たすものになる。社会福祉は,こうした事実を前碇に,. の基相」『平等主義が福祉を救う一脱〈自己責任=格差. 資本主義経済の文脈のなかの「自立」を相対化し,そ. 社会〉 の理論』青木書店,147−194。. の意義を追求する作業が必要である。 (函館校講師). 文 献 社会保障制度審議会(1950)「社会保障制度に関する勧告」。 中央社会福祉審議会社会福祉構造改革分科会(1998)「社 会福祉基礎構造改革について(中間まとめ)」。 生活保護制度の在り方に関する専門委員会(2004)「生活. 保護制度の在り方に関する専門委員会報告書」。 Biestek,FelixP.1957.77]ECASEWORKR且エA77t)NI. S月TP,LoyolaUniversityPress(=1996,尾崎新・福 田俊子・原田和幸訳『ケースワークの原則〔新訳版〕 一援助関係を形成する技法』誠信書房)。 古川孝順(2005)『社会福祉原論[第2版]』誠信書房。 古川孝順(2012)「社会福祉のしくみ」『NHK社会福祉セ ミナー』25(83),30−33。 一番ヶ瀬康子(1997)「社会福祉学への誘い」『社会福祉 学のみかた。』朝日新聞社,4−8。 IgnatiefE,Michael.1984.7二だE几EEβ(ノダST足AⅣGERS,. ChattoandWindus(=1999,添谷育志・金田耕一訳 『ニーズ・オブ・ストレンジャーズ』風行社)。 糸賀一雄(1968)『福祉の思想』日本放送出版協会。 岩崎晋也(2006a)「『障害者』への『自立』支援」『社会 福祉学』47(1),91−95。 岩崎晋也(2006b)「『障害者』の『自立』を支援すること. の意義は付か「社会福祉の存在意義を問う」『現代福祉 研究』(法政大学現代福祉学部紀要)6,57−69。 岩崎晋也(2007a)「『自立』支援一社会福祉に求められて いること」『社会福祉学』48(3),119−124。 岩崎晋也(2007b)「『自立』それが問題だ」『書斎の窓』. 有斐閣,第565号,33−36。 三浦文夫(2003)「社会福祉の原理論」三浦文夫・宇山勝 儀(2003)『社会福祉通論30講』光生館,1−88。 岡部卓(2007)「ミニマム保障の観点からみる政策動向と 今後の課題・展望」『社会福祉学』48(3),115−118。 岡村重夫(1983)『社会福祉原論』全国社会福祉協議会。 志田民吉(2003)『福祉法学』建泉社。 志田民舌(2004)「日本の社会福祉サービスと法の歴史」. う2.
(12)
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(※1) 「社会保障審議会生活困窮者自立支援及び生活保護部会報告書」 (平成 29(2017)年 12 月 15 日)参照。.. (※2)
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