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(1)

WISDOMによる

プロジェクト企画立案

W aseda

I

ntegrated S trategy D esign & O rganized M anagement

(2)

WISDOMの実践で

z

常に目的を設定し共有する(目的指向型)

z

チームワークを実践する(全員参加型)

z

情報の実体(エンティティ)を理解する

z

システム的思考を身につける

z

プロジェクトマネジメントの本質を理解する

理想(あるべき姿)を考え新しい価値を創造する。

(3)

WISDOMのフェーズ体系

1.企画立案 2.システム分析(実施計画立案) 3.システム構築(実施準備) 4.運用テスト・移行(試行・移行) 5.運用・保守(実施・実行) 6.管理 (進捗・品質・リスク・ コスト等管理) 7.検証・評価 P D

(4)

組織がその使命を果たし、さらに発展するためには、

誰に対して何を提供・サービスするか、そのために何を

なすべきかを明確にすることが重要である。

対象とする事業(システムや業務など)のあるべき姿から

その目的を設定し、それを達成するための実現案を検討

するとともに、具体的な事業モデルを企画立案する。

<全体のポイント> z 事業の対象者(顧客や市場など)を定義する。 ⇒顧客の創造 z 顧客が満足する成果物(商品やサービスなど)を定義する。 ⇒価値の創造 z 事業の目的(使命)を設定する。 z 全体を見て目的を達成するための実現案を検討する。 z 最善の事業モデルを策定する。

企画立案の概要

(5)

テーマ ニーズ ・理想 ・あるべき姿 ・日ごろのアイディア 目 的 ・事業の目的 ・目的間の関連 制約条件 情 報 (エンティティ) ・実体・事象のモデル化 ・情報として整理 顧客 商品 サービス 取引 など 実現案(機能) ・目的達成の仕組み ・達成目標の設定 達成目標 事例等 調査・分析 事業モデル ・実行プロセスと 必要な要件 1.目的の確認 1.1 テーマの設定 1.2 目的の明確化 1.3 制約条件の検討 2.全体像の把握 2.1 情報の抽出 2.2 事業の対象把握 3.実現案の検討 3.1 実現案の抽出 3.2 目標の設定 4.事業モデルのまとめ 企画書の提案

(6)

企画立案の対象となる事業(システムや業務など)の

理想像やあるべき姿を考えることで、事業の目的を設定

するとともに、プロジェクトメンバー全員でその目的を

共有する。

1. 目的の確認

<ステージのポイント> z 理想的な状態やあるべき姿から、事業の目的を考える。 z 事業の目的について、全員が共通認識を持つ。 z プロジェクトへの参加意識を持つ。

(7)

1.1 テーマの設定

<作業手順> 1)プロジェクトのリーダーを人選する。 2)プロジェクトが企画立案の対象とする事業(システムや業務など)の大まかな範囲や プロジェクトの方向性がわかるテーマを検討し、設定する。 3)プロジェクトチームのメンバーを人選し、チームを編成する。 わかる検討テーマを設定するとともに、プロジェクト チームを編成する。

(8)

これからプロジェクトが企画立案の対象とする事業の大まかな範囲や 検討対象がわかり、また現状の枠組みにとらわれず、検討対象に関して さまざまなニーズやアイディアが出やすいテーマを設定することが重要で ある。 <テーマの設定例> z『全員の成長を促す人材育成のあるべき姿』 z『理想的な学生教育を実現するための教育支援のあり方』 ※ 「○○を目指して」や「△△を達成するために」などの副題 をつけてもよい。

テーマの設定

設定したテーマについて、その背景にある現状認識や問題意識、 何をどう変えたいかなどを資料化(A4で1枚程度)しておき、 「1.2 目的の明確化」の冒頭でプロジェクトメンバーに説明すると 効果的である。

(9)

ためのアイディアやニーズを引き出しまとめることによ り、対象とする事業の目的を明確にする。 1)テーマを見て各人が事業に対するさまざまなニーズやアイディアを考え、ニーズカードに記入する。 2)記入者が1枚ずつカードの内容を読み上げるとともに、その目的(何のために行うか)を説明する。 目的の内容を示すキーワードを目的カードに記入し、ニーズカードとともに配置する。 既に出ている目的と同じ目的のニーズカードは近くに配置しグループ化する。 グループについて、新たな目的のキーワードが出てきたら、その目的カードを適宜追加する。 3)グループごとに、ニーズカードの目的を再確認しグループを整理する。 4)目的間の階層や連鎖を検討し関係づけをするとともに、 今回のプロジェクトで重点とする目的を設定する。 5) 目的カードをもとに、各グループの目的を 文章化し、 ≪事業の目的≫ および <作業手順>

1.2 目的の明確化

(10)

ニーズの抽出

“こんなものを提供したい”“こんなサービスがあるとよい” “事業を進める上でこうなっているべきである” などと思っているような事柄で、問題点ではなく、 あくまで望ましい状態や理想的な状態に関するものである。 ニーズとは z ニーズを考える際は、 ⇒ 誰に(誰のために)、何を提供・サービスするか? ⇒ どのような方法で提供・サービスするか? ⇒ 組織体制や自分たちがどうなっていればいいか? などに関して望ましい状態や理想的な状態とは何か、もしくはそれを 実現するためのアイディアを考える。 z カード1枚に1つの内容を記入する。 z カードに記入する内容は、具体的な実行案(手段)を、できる限り 5W1Hを含めて表現する。

(11)

z 予測しよう : 過去→現在→未来という時間の流れから考える。 (将来を予測する。) z 空想しよう : 現実の世界から離れて、理想を考える。 z 拡大しよう : 小さい範囲から大きい範囲へと発展させ全体を見て 考える。 z 立場を変えよう: 自分の立場からだけでなく事業にかかわりを持つ人 (顧客)の立場から物事を考える。 z 脱出しよう : 従来のやり方や方法を否定して、別なやり方や 方法を考える。 z 抽象化しよう : 類似したものをまとめて、その本質を考える。

発想の転換

〔角度を変えてみる〕

(12)

進め方のルール

批 判 厳 禁 :他人の出したカードの内容を批判・評価しない。 意見が分かれたらカード記入者の意見を尊重する。 意見の共有 :出されたカードはみんなの意見と考え、誰が出し たかにこだわらない。 参加者全員がカードの内容について共通のイメージ が持てるまで、内容を確認しながら進める。 意見の発展 :他人の出したカードの内容を見て思いついた内容 を書き出しカードを追加しても良い。

(13)

ニーズのグループ化

z ニーズカードの内容について、「なぜ~したいのか」「何のために~し たいのか」を考える。この「なぜ」「何のために」が目的であり、 目的が同じものをグループ化する。 z 目的のチェック方法 ⅰ:目的のレベルが高すぎないか? あまりかけ離れた目的(高いレベルの目的)でまとめよう としたら、レベルを下げて考える。 ⅱ:目的が手段になっていないか? ニーズカードの内容を単に要約しただけなど手段になって いる場合は、さらに何のためにそれをするのか、その理由は 何かを考える。

(14)

グループの整理

z 目的(キーワード)の内容が似ているグループを近くに配置し、 ニーズカードの内容を再確認しながら、グループを整理する。 ・顧客の満足度向上や社会貢献などに関するもの ・サービスやサポートの仕方などに関するもの ・組織の進化、構成員の育成や成長に関するもの ・利益など財務に関することやブランドの確立などに関するもの z 最終的には、5~8つのグループにまとめる。

(15)

目的の文章表現方法

z 「実現イメージ」+「その狙いや目的とする状態」を表現する。 ・・・を図る。 ・・・を高める。 ・・・を向上させる。 ・・・・により、 ・・・を促進させる。 ・・することで、 ・・・を目指す。 ・・・を効率化する。 ・・・を強化する。 など

(16)

「事業の目的」の作成方法

テーマ:全員の成長を促す人材育成のあるべき姿 事業の目的 1.適正な人員配置により、高品質のサービスを提供し、顧客満足度を向上する。 ・各人の得意分野に即した人員配置をする。 ・適正な人員配置をし、サービスの品質を均一化する。 ・プロジェクト制度が確立され、迅速なユーザ対応を可能になっている。 2.潜在能力を引き出し、自己啓発を促進させる研修実施により、個人の能力・ スキルアップを図る。 ・必要なときに有効なプログラムが用意されている。 ・定型的な研修だけでなく、自前の研修を開発したい。 ・視野を広げるために、他企業への出向などをさせたい。 ・語学だけでない国際人の育成を行い、国際感覚を身に付ける。 ・管理職の研修を強化する。 ・インストラクターを養成したい。 ・個々人の持つ潜在的な能力の開発が行われる。 3.適正な人事考課や公正な処遇を行うことにより、各自のやりがいや働きがい を高める。 ・各自が持っている能力を試して、その位置を相対的に知る仕組みを作りたい。 ・頑張ったものと、そうでないものとが区別される公正なシステムを作る。 4.人事情報をフィードバックさせることで、各自が努力目標や キャリアプランを設定できるようにする。 ニーズカードの内容を 記述する。 上位の目的から順に 番号を付けて、 文章化した目的を 記述する。

(17)

目的間の関係づけ

z 目的の階層・連鎖(達成の順序)を考える。 ① 顧客の満足度向上や社会貢献などに関する目的 ↑ ② サービスやサポートの仕方などに関する目的 ↑ ③ 組織の進化、構成員の育成や成長に関する目的 ※利益など財務に関することやブランドの確立などは、上記の 目的が達成された結果として実現できる「効果」と考える。 z 重点とする3~4の目的をターゲットとして設定する。

(18)

テーマ:全員の成長を促す人材育成のあるべき姿 目的関連図 1.顧客満足度の向上 ・適正な人員配置 ・高品質サービス提供 2.個人の能力・スキルアップ ・潜在能力の開発 ・自己啓発を促す研修実施 3.やりがい・働きがいの向上 ・適正な人事考課 ・公正な処遇 4.各自が努力目標や キャリアプランを設定可能 ・人事情報のフィードバック 5.スムーズなチームワーク実現 ・能力が発揮できる組織・ 制度の整備 6.人材情報把握・活用 の迅速化 ・人材情報の一元管理 重点とする 目的 上位の目的を上に 配置し、目的間の 関連を矢印で示す。 目的の文章を簡潔に 表現する。 重点とする目的が わかるように表現する。

(19)

1)「制約条件の検討項目」に従い制約条件を検討し、≪制約条件≫に記入する。

1.3 制約条件の検討

<作業手順>

(20)

z 外部組織との関連により生ずるもの z 規約・法規により生ずるもの z 費用により生ずるもの z 組織の運営を行う上で生ずるもの z 建物などにより生ずるもの z 地理的な位置や場所により生ずるもの z 人間が作業を行うことにより生ずるもの z 時間により生ずるもの

制約条件の検討項目

* 外部とのかかわりから生ずる制約条件には、特に気をつける。 以後の作業を行う際には、制約条件をどうしたら取り外せるかを 常に考える。 現在、制約となっている事柄でも、方法によっては取り外せるもの もある。ただし、どうしても取り外せない制約については、その絶対 性、厳密さを意識することも重要である。

(21)

事業が果たすべき目的を達成するために必要な情報

(エンティティ)を抽出し整理することで、事業の対象

となる人(顧客や市場など)と成果物(商品やサービス

など)を明確にするとともに、事業の全体像を把握する。

2. 全体像の把握

<ステージのポイント> z 目的を達成するために必要な情報(エンティティ)を整理する。 z 事業の対象となる人と成果物を定義する。 z 事業の全体像を把握した上で、そのあるべき姿を考える。

(22)

1)重点とする事業の目的を達成するために必要なエンティティを Q1~Q5の質問を参考に思いついたものから抽出するとともに、 その内容説明をそれぞれカードに記入し配置する。 配置の際は関係が深いエンティティを近くに配置する。 Q1. 事業の対象となる人や外部組織を考える。 Q2. 組織が外部へ提供するものを考える。 Q3. 事業の計画や取引、活動などを考える。 Q4. 事業で管理する必要があるモノを考える。 Q5. 必要な規約や基準などを考える。 2)抽出されたエンティティの中で、事業の 対象者と成果物をサービス対象として定義 するとともに、成果物を中心に関係が深い エンティティをグループ化し、各グループ に名前をつける。 を抽出するとともに、事業の対象者(顧客や市場など)と 成果物(商品やサービスなど)を明確にする。 <作業手順>

2.1 情報の抽出

(23)

エンティティとは

組織の内外に実際に存在するものや事象を、

共通の性質やルールを持つものでグループにまとめて抽象化し、 情報として扱えるようにしたものを「エンティティ」と呼ぶ。

(24)

エンティティの抽出

ⅰ:事業の対象となる人や外部組織・・顧客(学生)・関係者・取引先 など ⅱ:組織が外部へ提供するもの・・・・商品(授業)・サービス など ⅲ:事業の計画や取引、活動など・・・販売計画・受講記録・売上実績 など ⅳ:事業で管理する必要があるモノ・・建物・設備 など ⅴ:必要な規約や基準など・・・・・・制度・学則・規定 など z 現在は持っていないけれども「あるといいな」と思っているものな ど、目的を達成するために必要なものは全て抽出する。 z 特に、事業の対象となる人や外部組織、組織が外部へ提供するもの について、範囲の拡大や新たな創造により、新たなエンティティを 抽出することが重要である。

(25)

を把握する。 1)エンティティ間の関係を考え、関係線を結び整理し、≪情報関連図≫を作成する。 2)エンティティが現状で情報として管理されて いるか(管理方法と管理部署など)を検討する とともに、内容説明・項目およびサービス対象を ≪情報一覧≫にまとめる。 <作業手順>

2.2 事業の対象把握

研 修  研修プログラム  職員向けに設置する研修  (新入職員研修、管理職研修、情報化スキルアップ研修等)  項目:研修名、対象、設置目的、研修概要、研修期間 ①年次・10~20 ②随時・データベース 講師候補  研修に適した資格(講師、アシスタント)経歴を有する人  (社内・社外を含む)  項目:氏名、性別、資格、経歴 ①年次・10~15 ②随時・データベース 開催要件  研修を開催するための条件 項目:実施場所、備品、教材名、回数、期間 ①年次・3~5 ②随時・データベース  教材  研修で実施する教材・資料(ビデオ、参考書など)  項目:教材名、用途、作成者 ①年次・10~20 ②随時・データベース  研修計画  各研修プログラムの実施計画  項目:日程、研修プログラム名、実施場所 ①年次・100 ②随時・データベース サービス 対象者 エンティティ名 内 容 説 明 ①発生サイクル・件数 ②利用形態・管理方法 情報関連図 情報一覧

(26)

z 重要なエンティティとエンティティの関係を考え、その間を 関係線で結ぶ。 〔c〕 状態の変化 ( ) 矢印の方向に時間の経過と共に状態が 変化していく場合 〔a〕 1:Nの関係 ( ) その要素に対して対象が複数ある場合

関係づけのイメージ

〔b〕 1:1の関係 ( ) その要素に対して対象が1つの場合

(27)

テーマ:全員の成長を促す人材育成のあるべき姿 情報関連図 採用計画 採用応募者 採 用 従 業 員 異動履歴 担当業務 研修受講者 従業員 研修計画 研修プログラム 研修記録 研 修 エンティティグループ を囲み、グループ名 を記入する。 エンティティ名を 記入し、配置する。 状態の変化 1:Nの関係 エンティティ間の 関係線を記入する。

(28)

重点とする目的を達成するために必要でかつ有効な成果

物(商品やサービスなど)の創造と提供方法、成果物の品

質確保と向上、さらに生産性向上や人材育成など、トータ

ルな仕組みとして実現案を抽出・検討するとともに、実現

案についての達成目標を設定する。

3. 実現案の検討

<ステージのポイント> z 事業の対象者や成果物に関する目的の達成を中心に考える。 z 目的の達成に効果が大きい実現案を導き出す。 z 実現案の達成目標を設定することで、評価ができるようにする。 ※ 実施・実行する実現案について、参考となる関連データや事例な どを調査し、裏づけをしておくとさらに効果的である。

(29)

1)重点とする目的を達成し実現するための仕組みをQ1~Q4の質問を参考にして、各人が実現案を 抽出する。 Q1. どのような商品・サービスを創るか? Q2. 商品・サービスをどのような仕組みで提供するか? Q3. 商品・サービスの品質を確保し向上させる仕組みをどうするか? Q4. 生産性の向上や人材育成の仕組みをどうするか? 2)各実現案について、その内容と必要な組織体制や制度、要員、設備や経費などに関する検討ポイント やアイディアを考え、実現案カード(またはシート)に記入する。 3)各実現案の内容を全員で確認・検討するとともに、重要度(効果と実現性)を評価し、優先順位を付け ることで、実際に実施・実行する実現案を設定する。 優先順位をつけることにより、実際に実施・実行する実現案 を設定する。

3.1 実現案の抽出

<作業手順>

(30)

z どのような商品・サービスを創るか? →顧客や市場が満足する、価値を認めるものは何かを考える。 z 商品・サービスをどのような仕組みで提供するか? →提供する組織・体制をどうするか、提供の仕方をどうするかを考え る。また、商品・サービスを顧客に紹介する仕組みも考える。 z 商品・サービスの品質を確保し向上させる仕組みをどうするか? →提供する前に品質をチェックする仕組み、提供後の要望等の収集・ 評価・改善などの仕組みを考える。 z 生産性の向上や人材育成の仕組みをどうするか? →商品・サービスの作成や提供に当たって必要となる知識やスキル・ 技術を考えるとともに、それらの教育・継承の仕組みを考える。

実現案の考え方

目的を達成するために、「誰に対して」「いつ」「どこで」「誰が」「何を」 「どんな方法で」「どうするか」を考える。

(31)

z 実現案について、その仕組みや活動が実際に実行されている状態のイ メージを考えて、実現案の内容(概要説明)をまとめる。 z 実現案について、次の①~③に関する検討ポイントやアイディアを 考える。(特に実現のために検討すべき重要なポイントを抽出する。) ① 組織体制や制度に関すること 組織間の壁をなくす(フラット化)体制、プロジェクト型の体制、 アウトソーシングなどの体制を検討する。 制度の変更や新たな制度が必要かなどを検討する。 ② 要員に関すること 要員に必要な知識やスキル・技術を考えるとともに、その人材の 育成方法などを検討する。 ③ 必要な設備や経費などに関すること 必要な建物・部屋などスペースに関するもの、システムやネット ワークなどIT設備についても検討する。

実現案の検討ポイント

(32)

1)実施・実行する実現案について、その達成目標・達成時期を検討し、目標を設定する。 2)実現案と達成目標を≪実現案一覧≫にまとめる。

を設定する。

3.2 目標の設定

(33)

z 実施・実現する実現案について、さまざまな視点で、目的に対して どのようなレベルまたは状態にすることを目指すかを考え、その達 成目標を設定する。 ① 顧客の満足度(商品やサービス)や社会貢献に関する目標 ② 顧客との係わり方(サービスの仕方)に関する目標 ③ 組織体制や生産性、人材育成に関する目標 z 達成目標は、できる限り数値を入れて表現する。また、各目標につ いて、その達成時期も可能な限り設定する。

目標の設定

目的:「成し遂げようと目指す事柄や意図している狙い」 目標:「目的を達成するために設けるある時点の達成レベルまたは状態」

(34)

「実現案一覧」の作成方法

  実現案の概要 ①組織体制・制度 ②要員(人材育成) ③設備・経費など 2.1 ・1年後に 授業員の60%が受講 ・インストラクター20名       を育成 「オンデマンド研修プログラム作成」  必要なときにいつでも受講できるオ ンデマンド形式の研修コンテンツを 開発する。研修コンテンツは、業務 別に加えて職種ごとに必要な知識や 技術なども準備する。  また、研修成果の確認のための簡 易なテストを用意し、理解度が計れ るようにする。  人事部が中心と なり、各部署の担 当者を選任しプロ ジェクトチームを結 成する。  この作業は業務 として位置づける。  従業員からの質 問等にBBSで回 答できるスタッフも 同時に育成する。  LMSおよびコ ンテンツ配信 サーバーを用意 する。  なお、このLMS は今後の従業員 間のコミュニティ ツールとしても利 用する。 2.2  ・年に3プロジェクトを 実施  ・3年後までに 従業員の50%が参加 「プロジェクト企画実践研修の実施」  全社的なテーマについて、部署横 断的なプロジェクトを複数立上げ、 テーマに基づいた企画立案から調 査・分析、実行、評価までを範囲とし た実践型の研修を実施する。  管理職も一般職 も混合のプロジェ クト体制とする。  プロジェクトマネ ジメントや企画立 案などの手法を教 えられる人材を育 成する。 3.1 目的・目標 2.個人の能力・スキルアップ  ・潜在能力の開発  ・自己啓発を促す研修実施 4.各自が努力目標やキャリア プランを設定可能  ・人事情報のフィードバック テーマ:全員の成長を促す人材育成のあるべき姿 実現案一覧 各実現案の 目標を記述する。 各実現案の概要と① ~③のポイントを記述 する。

(35)

実現案の内容を具体化し、それを実行する組織体制や制

度、要員、設備、経費などの各要件を整理・充実させると

ともに、実行プロセスとスケジュール、成果物の品質レベ

ルやリスクなどを検討し事業モデルとして策定することで、

プロジェクトの検討結果を企画書として取りまとめる。

4. 事業モデルのまとめ

<ステージのポイント> z 実現性の高い実施・実行案を事業モデルとしてまとめる。 z 実現のための要件と品質やリスクを検討する。 z プロジェクトの目的を達成できるか自分たちで評価する。

(36)

品質レベル、実施スケジュールおよびリスクを検討 することで、事業モデルを策定する。

4.1 事業モデルの策定

1)エンティティのグループに関連する実現案をまとめて、事業の単位を設定するとともに、 実現案の内容(概要)をもとに事業の概要(事業の成果物と必要な機能・活動など)および 具体的な実行体制などをまとめる。 2)事業を実現・実行するために必要な実行プロセス(タスク)を抽出するとともに、各プロセスの 内容(作業概要とアウトプット)および必要な要件を検討する。 3) 事業の成果物(商品やサービスなどのアウトプット)の品質レベルを検討する。 4)各プロセスの実施スケジュールを検討する。 5)各事業について、想定されるリスクとその対応策を検討する。 6)事業単位に事業概要および実行プロセスと必要な要件、実施スケジュール、成果物の品質レベル およびリスクと対応策を≪事業モデル≫にまとめる。 <作業手順>

(37)

「事業モデル」の作成方法

事業単位に、 1. 事業の目的と達成目標 2. 事業の概要説明(必要な機能や仕様などの説明および事業の実行に必 要な組織体制や制度、要員、設備、経費などのポイント) ※ 事業の全体図があれば添付する。 3. 各実行プロセスの作業概要と必要な要件(組織体制や制度、要員、設備、 経費など)および実施スケジュール 4. 成果物の品質レベル 5. リスクと対応策 をまとめる。

(38)

の課題とその対策、今後のプロジェクトの方向性、 今後のスケジュールと体制を検討するとともに、 これまでの検討結果を企画書として取りまとめる。

4.2 企画書の作成

1)「効果の検討項目」に従い、策定した事業モデルの実行がもたらす効果を考える。 また、今後の課題とその対策を検討し、 ≪効果と課題≫にまとめる。 2) 今後のプロジェクトの方向性、今後のスケジュール と体制を検討する。 3)ここまで検討してきた結果を、企画書として 取りまとめる。 <作業手順>

(39)

「効果と課題」の作成方法

事業の効果 1. 質的効果 ××費nnn円 N人×月 処理機能名 業務機能名 ××費nnn円 N人×月 処理機能名 業務機能名 スペース等その他の効果 削減経費 削減工数 機能名 2. 経済効果 処理機能名 ・ 効果を記述する。 ・ 業務機能名 スペース等その他の効果 機能名 ・・・ 100 ハードウェア 50 ソフトウェア 200 開発費 0 運用経費 -350 0 350 ××××年度 収支(B-A) 回収額(B) 投資額(A) 年度 3. 投資・回収額 今後の課題と対応策 課題の内容を 記述する。 課題内容 課題に対する対応策を 記述する。 対応策 YYYY.MM.DD 業務機能名 対応日 機能名

(40)

z ここまで作成したドキュメントを整理し、企画書として取りまとめる。 1. 背景:現状認識・問題意識などを必要に応じて記述する。 2. 目的:事業の狙いや効果がわかるように目的をまとめる。 3. 概要:事業概要(ポイントと全体図)と目標をまとめる。 4. 事業内容: ・事業の具体的な内容(機能や仕様)および必要な組織体制や制度、 要員、設備、経費(回収計画)をまとめる。 ・実行プロセスの概要と実施スケジュールを記述する。 ・成果物の品質レベルやリスクと対応策については、必要に応じて事 業内容や実行プロセス概要に記述する。 5. 課題と対応策 z 調査・分析結果があれば、参考として企画書に添付する。 z 企画を採用するかどうか判断する決裁者(トップ)のために、計画書 の要点(各項目のポイントと図など)をまとめた要約版(A4で1~ 3枚程度)を作成すると、さらに効果的である。

(41)

参照

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