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Article ID: NVSI-100220JP Created: 2010/08/13 Revised:
--NetVault FASTRecover 4.0 動作検証(冗長化/レプリケーション)
1. 検証目的 本ドキュメントでは、NetVault FASTRecover (以下 NVFR) に関する動作の確認を行い、その内容についてま とめています。 2. 検証環境 2.1 構成図 2.2 ハードウェア構成 サーバ: ハードウェア構成 [NVFR Server1:nvfrs1] メーカー DELL 機種 PowerEdge R710CPU Intel Xeon E5530 x2
メモリ 64GB
内蔵ディスク容量 SAS 300GB Disk x2 台(システム Disk として 300GBx2 の RAID1 構 成)
外部ディスク DELL EQL 合計 5TB サーバ: ハードウェア構成 [NVFR Server2:nvfrs2]
メーカー DELL
機種 PowerEdge R710
CPU Intel Xeon E5530 x2
メモリ 8GB
内蔵ディスク容量 SAS 300GB Disk x3 台(システム Disk として 300GBx3 の RAID5 構 成)
外部ディスク DELL EQL 合計 5TB サーバ: ハードウェア構成 [VMware ESXi 4.0]
メーカー DELL
機種 PowerEdge R710
CPU Intel Xeon E5530 x2
DELL PowerEdge R710
DELL PowerConnect NVFR Server
NVFR Client
DELL PowerEdge R710 DELL PowerEdge R710
VM VM VM
NVFR Client
AD NVFR Server
メモリ 64GB
内蔵ディスク容量 SAS 300GB Disk x3 台(300GBx3 の RAID0 構成)
外部ディスク DELL EQL 合計 5TB サーバ: ハードウェア構成 [nvfr.test AD Server] メーカー VMware ESXi 内の VM 機種 CPU 仮想 CPUx1 メモリ 4GB 内蔵ディスク容量 C ドライブ:40GB サーバ: ハードウェア構成 [NVFR Client:nvfrag1] メーカー VMware ESXi 内の VM 機種 CPU 仮想 CPUx1 メモリ 4GB 内蔵ディスク容量 C ドライブ:40GB F ドライブ:255GB サーバ: ハードウェア構成 [NVFR Client:nvfrag2] メーカー VMware ESXi 内の VM 機種 CPU 仮想 CPUx1 メモリ 4GB 内蔵ディスク容量 C ドライブ:40GB F ドライブ:255GB ハードウェア構成(ネットワークスイッチ) メーカー DELL 機種 PoewrConnect
I/F Gigabit Ethernet
2.3 ソフトウェア構成
ソフトウェア構成 [NVFR Server1:nvfrs1]
ホスト nvfrs1
OS RedHat Enterprise Linux 5.4 (x86-64)
NVFR Software NetVault FASTRecover 4.0 ソフトウェア構成 [NVFR Server2:nvfrs2]
ホスト nvfrs2
OS RedHat Enterprise Linux 5.4 (x86-64)
NVFR Software NetVault FASTRecover 4.0 ソフトウェア構成 [NVFR Client:nvfrag1]
ホスト nvfrag1
OS Windows Server 2008 Standard (x86-64)
NVFR Software NetVault FASTRecover 4.0 ソフトウェア構成 [NVFR Client:nvfrag2]
ホスト nvfrag1
OS Windows Server 2008 Standard (x86-64)
Page(s): 3/12 3. NVFR のインストールと初期設定 詳細なインストール方法については、下記のマニュアルや Web 上の情報に記載されています。 製品マニュアル等 NetVault FASTRecover 4.0 インストレーション・ガイド NetVault FASTRecover 4.0 簡単設定ガイド Web 情報
NetVault 講座バックナンバー:「NetVault FASTRecover でどの時点へも 30 秒リカバリ!」 ( http://www.bakbone.co.jp/support/enews_backnumber.html#nvfr )
また、基本的な設定内容等は、別途実施しております「NetVault FASTRecover 4.0 基本動作検証」のレポートを ご参照ください。
3.1 NVFR サーバの初期設定
NVFR を使用する前に、まず NVFR サーバの初期設定を行う必要があります。本環境では、Online Storage に シングルパスの iSCSI 接続(DELL EqualLogic シリーズ)を使用しているため、”Storage Multipath
Configuration”を変更して、”Disable Multipath”にする必要があります。もちろん、iSCSI 自体のネットワーク設定 も事前に正しく実施しておきます。 その状態で事前に Online Storage 用の未使用のボリュームが認識されていることを確認したら、セットアップウィ ザードを使用して、そのボリュームを使用してバーチャル・サーバを構築します。 ネットワークの設定では、NVFR サーバが 1 台の環境でも”Virtual IP”を設定し、バーチャル・サーバにアクセスで きるように設定します。 3.2 NVFR Agent のインストール NVFR Agent は、通常の Windows アプリであるため、保護対象のマシンに簡単にインストールすることが可能で す。 4. テストデータの作成 F ドライブとして約 255GB 程度のボリュームを作成し、そこに各種のテストデータを配置しました。 テストデータの種類は以下の通りです。 テストデータ 作成先 内容 F:\largefile 1 ファイル 2.5GB 程度の動画ファイルを 4 つで 10GB 程度 F:\officefile オフィスのドキュメントのようなデータ、日本語ファイル名を含む 10MB 程度 F:\TestData_Binary_Level01 ランダム文字列ファイル大量作成ツールによって作成した 各種ファイルサイズのランダムなバイナリデータ 合計 50GB F:\TestData_Text_Level01 ランダム文字列ファイル大量作成ツールによって作成した 各種ファイルサイズのランダムなテキストデータ 合計 50GB メインとなるデータは「ランダム文字列ファイル大量作成ツール」を使用して作成しました。
また、次のようなファイルサイズとファイル数にてデータをファイルサイズのディレクトリ名を作成しその中に、バイ ナリおよびテキストにて作成しています。 ランダム文字列ファイル大量作成ツールを使用したテストデータ(バイナリ/テキスト) ファイルサイズ ファイル数 データ容量 100KB 100000 合計 10GB 500KB 20000 合計 10GB 1MB 10000 合計 10GB 10MB 1000 合計 10GB 100MB 100 合計 10GB 5. データ保護設定 5.1 データ保護設定 NVFR Agent を導入したら、NVFR コンソールの Agents タブから対象データの保護を行います。ここでは、テスト データを格納した F ドライブに対してすべて保護の設定を行っています。 ウィザードに従って保護の設定を行っていきますが、途中で設定する Quota の設定では今回の対象領域がデフ ォルトの 100GB を超えるため適切な値にする必要があります。 5.2 初期同期 保護の設定を行うと初期同期が開始されます。Operations タブでは、動作状況の確認が可能です。実際にこの 情報から以下のように約 100GB(103874MB byte)のデータが約 43 分で同期完了したことがわかります。 同期開始: 10:36:48 同期完了: 11:19:18 同期時間: 43 分 6 秒(転送速度 約 40MB/s)
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5.3 データ保護中のシステムおよびネットワークにかかる負荷について
初期同期中は、対象ボリュームのデータをすべて転送するため、高い CPU およびネットワーク負荷になります。 まず、CPU 負荷については本検証環境では仮想 CPU を 1 基搭載しており、Gigabit Ethernet 環境でのデータ 転送を行うため、20%程度の使用率になっています。
次にネットワークについては、特に帯域制限を設定していない限りは、高い占有率になります。以下の例では、初 期は 20%の使用率でしたが、比較的早い転送が可能なデータの場合には、60%を超えるような場合もありました。 Gigabit Ethernet の環境で転送レートが 40MB/s 程度出ていたことからも、妥当な占有率と考えられます。なんら かの理由により帯域を絞りたい場合には、NVFR コンソールからポリシーの項目で設定が可能です。
5.4 データ保護状況の確認 Operations タブでは、実際の動作状況や時間等の確認が可能ですが、ファイルの状態そのものを確認したい場 合には、Data タブからデータ保護対象を開いて、ディレクトリやファイルレベルでの確認が可能です。 6. データのリカバリ 保護されたデータを削除し、リカバリの確認を実施しました。基本的な動作および、負荷状況等は NetVault FASTRecover 3.1 の時と違いは無いので割愛します。 最終的にリカバリが完了しているかは、Operations の詳細で確認しました。 リカバリ開始: 12:13:11 リカバリ完了: 13:30:48 リカバリ時間: 77 分 37 秒(転送速度 約 22MB/s) この環境では、約 100GB のリカバリに約 77 分かかっており、約 22MB/s の速度であることが確認できました。 7. CIFS View によるデータの参照 NVFR には CIFS View と呼ばれる保護対象のデータをリカバリすることなく、NVFR サーバに直接アクセスする ことですぐに参照できる機能があります。過去のデータを一時的に参照したい時などにも便利です。
CIFS の設定後に、CIFS View の作成を行い、希望する任意の時点を指定して、CIFS View を作成後、エクスプ ローラー等から即時データ参照ができることが確認できました。
Page(s): 7/12 8. 異なるマシンへのリストアの実行 保護対象データのあるマシンのシステムディスクに障害があった場合には、一旦保護が停止します。以下の例で も、アイコン表示から確認することが可能です。 その後の運用を継続するために、代替えのマシンに VODR によるリストアを行い、即時に運用を継続することが 可能です。この例では、nvfrag1 のデータを nvfrag2 の E ドライブにリストアを行います。リストア先のドライブに はデータがまったく入っていない状態です。 リストアしたいデータセットを選択し、”Recover”を選択します。
次に、通常のリカバリと同様にウィザードを確認しながら進めていきますが、”To:”のリストア先の選択で、デフォル トの”Origin:”ではなく”New Location...”を選択します。 次にリストア先のドライブである”E:”を選択します。Switchover の選択では、”Yes”を選択することで、元 の”nvfrag1”のデータを”nvfrag2”にリストアし、その後の CDP による継続的なデータ保護を”nvfrag2”からに切り 換えるという動作を一連のリストアの流れの中で実行することが可能です。 最後に、”From:”と”To:”の内容から、希望するリストアが行われるかを確認し、”Recover”を実行します。
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リストアが行われ、代替えの”nvfrag2”への VODR を使用したリストアが開始されました。
VODR の機能により、リストアが完了していない状態でも、ディレクトリやファイルにアクセスが可能であるため、 即時の運用が可能です。また、同時に対象データの CDP による保護も行われます。
10. 仮想サーバ機能による冗長化構成
2 台の NVFR サーバを構築し、Online Storage を共有ディスク構成にすることで、冗長化構成をとることが可能 です。NetVault FASTRecover の場合には、冗長化されたサーバ群を仮想サーバと呼んでいます。
設定するには、対象の NVFR サーバを構築後に、それぞれのサーバでネットワークの設定等を正しく行います。 1 台のみの場合には必要がない、Private LAN の設定も行います。共有ディスクに iSCSI 接続の製品を使用して いる場合には、iSCSI LAN の設定も正しく行います。
以下の例は、予め構築された NVFR サーバに 2 台目の NVFR サーバを参加させる方法になります。まだ、セッ トアップウィザードを実行していない状態で、Storage の状態を見ると、既に”Virtual_Server_1”として認識されて います。
この状態で、セットアップウィザードを実行すると、”Join Virtual Server “と表示され、既存の仮想サーバ環境に追 加が可能です。
設定はほとんどなく、2 台目の NVFR サーバのネットワーク設定を確認するくらいです。最終的に問題がなけれ ば、”Virtual Server Membership”の項目で 2 台の NVFR Server が表示されます。
Page(s): 11/12 10. レプリケーション動作の確認 2 台の NVFR サーバで、異なる Online Storage を使用し、保護されたデータをレプリケーションする構成につい て、動作の確認を行いました。最初に、SLRP Setup によりレプリケーション先の NVFR サーバで、レプリケーショ ン元を登録します。 そして、レプリケーション先の管理コンソール上で、データセットの中からレプリケーション先のデータセット名を選 択して、レプリケーションをウィザードに従って実行します。 最終的にレプリケーションが実行されることが確認できました。
12. まとめ ① NVFR を使用したデータ保護に関して、NVFR サーバおよび NVFR クライアントについての設定方法につい て確認することができました。 ② NVFR を使用したデータ保護について、約 100GB のデータの初期同期に 43 分かかり、約 40MB/s の速 度で完了したことが確認できました。 ③ 初期同期中の CPU 負荷はバックアップ元が CPU 割り当ての少ない仮想マシンからでも、低く抑えられてお り、ネットワーク負荷も 100%ではなくリーズナブルな値に抑えられていることが確認できました。また、ネット ワーク負荷は帯域制限と組み合わせることで、下げることも可能です。 ④ リカバリについては、VODR の技術によりデータに即時アクセスできることを確認しました。また、実際にす べてのデータがリカバリ完了するのには、約 100GB のデータについて約 77 分かかり、22MB/s の速度が 出ていることを確認しました。 ⑤ 様々な時点のデータを参照するためには、CIFS View を使用することで、データの更新がどのようにあって も、その特定時点のデータを参照できることを確認しました。また、CIFS View の作成はほぼ一瞬で作成が 完了しました。 ⑥ 保護対象サーバのシステム障害時には、代替のサーバに対して手軽に VODR による 30 秒リストアを行い、 業務の継続ができることが確認できました。 ⑦ NVFR サーバの冗長化には、複数台の NVFR サーバによる仮想サーバが構築でき、耐障害性が高いソリ ューションであることがわかりました。 ⑧ ローカルサイトでの障害発生時に、リモートサイトへ保護データがレプリケーションできることを確認しました。 ⑨ NVFR は、常時バックアップ、30 秒リカバリ、CIFS View による柔軟な時点の即時データ参照が可能な、次 世代のデータ保護ソリューションとして、非常に魅力的であることを確認しました。また、拡張的な機能として の、仮想サーバの冗長化構成、リモートサイトへの遠隔地保管に有効なレプリケーション機能を搭載してい ます。 ※本資料のデータは、検証環境でのデータであり、環境によってはパフォーマンス等の値が異なる場合がありま す。