2013/1/20 勉強会資料
YS_takatsuki
1
マウスで使う
Windows8
2012 年 10 月 26 日に発売された Windows8 は従来の Windows Vista や Windows7 の後継 OS ですが、 タッチ操作を前提にしたスマホのような画面の新しいユーザーインターフェースを基本とする新しい タイプのOS です。先ずは起動時のスタート画面を見てみましょう。 タッチ操作対応のパソコンならばここから指先ひとつで操作開始となるのですが、タッチ操作に対応 していない従来のパソコンではどう使ったらいいのでしょうか。 今回の勉強会では、従来のWindows7 パソコンに Windows8 をアップグレードインストールして使っ た経験をもとに、その概略を紹介します。
1 起動と終了
1-1 起動
Windows8 の起動は Windows7 に比べて一段と速くなっています。 パソコンの電源を入れるとまず次のような初期画面が現れます。 初期画面 ログイン画面2 初期画面でどれかのキーをたたくと、ログイン画面になりますから、ログインします。 通常マイクロソフトアカウントと称して、メールアドレスをID として登録していればメールアドレス が表示され、登録したパスワードを入力してログインします。 入力に間違いなければすぐにWindows8 が起動して、タイルと称する大き目のアイコンが並んだスタ ート画面が現れます。 起動時の画面はスタート画面の左部分で、画面上でマウスポインタを動かすと画面下にスクロールバ ーが現れますから右にスクロールして全体を見ることができます。 さらに画面のボタンのないところで右クリックし、 画面右下に現れた「すべてのアプリ」ボタンをクリ ックすると、インストールされているアプリの一覧 画面になります。 以上がWindows8 のスタート画面で、従来のスタートメニューに相当するものです。
1-2 終了
次に終了方法ですが、スタート画面には終 了ボタンがありません。 ① まずはスタート画面で、画面右上隅を ポイントすると画面の右端に「チャー ム」という縦長のバーが現れます ② 「設定」をクリックし、設定画面で「電 源」をクリックします。 チ ャ ー ム 設定 チ ャ ー ム 設定 電源 すべてのアプリ3 ③ ポップアップしたメニューの「シャットダウン」を クリックするとWindows8 が直ちに終了します。
2 スタート画面とデスクトップ画面
Windows8 は「スタート」と「デスクトップ」の二つのユ ーザーインターフェースから構成されています。起動時は 「スタート」画面ですが、左下にある「デスクトップ」の タイルをクリックするとデスクトップ画面に切り替わりま す。 「スタート」画面に戻るには「Windows キー」を押します。 「スタート」画面にはインストールされているタッチ操作 対応の「ウインドウズストアアプリ」のタイルが並んでい て、クリックするとアプリが開きます。 Word や Excel のようなタッチ操作非対応のアプリはインス トール時スタート画面にタイルが登録されますが、クリッ クすると「デスクトップ」画面に切り替わってデスクトッ プ画面上で開きます。 このようにWindows8 では「スタート」と「デスクトップ」の二つの画面を切り替えながら使うこと になり、二刀流のOS ということができます。2-1 スタート画面の操作
スタート画面は従来のWindows のスタートメニューに相当し、多くのアプリのタイルが配置されて並 んでいます。 これらのタイルは配置や大きさを変えたり、自由にカス タマイズしたりすることができます。 アプリを開くにはタイルをクリックします。開 いたアプリは常に全画面表示となり、たくさん のタイルが表示されますから、それらをクリッ クして開いてゆきます。 アプリを終了するには、画面の上端をポイントしてマウス ポインタが掌の形に変わったら画面の下端までドラッグします。アプリは終了してスタート画面に戻 ります。2-2 デスクトップ画面の操作
デスクトップ画面は Windows7 の起動時の画面に似ていますが、スタートボタンもガゼットも IME ツールバーもありません。 デスクトップ画面 シャットダウン ストアアプリの一例 スタート画面 デスクトップ4 「エクスプローラー」はタスクバーにありますが、リボンが採用されて使いやすくなりました。 スタートメニューのないWindows8 で「コン トロールパネル」を開くには、画面左下隅で 右クリックして開く「クイックアクセスメニ ュー」で「コントロールパネル」をクリック します。スタート画面とデスクトップ画面ど ちらからも開けます。 デスクトップ画面ではチャームの「設定」メニ ューにある「コントロールパネル」をクリック して開くこともできます。 スタート画面のチャームの「設定」メニューに は「コントロールパネル」はありませんが、「す べてのアプリ」にタイルが登録されていれば、 クリックして開くことができます。 IME はタスクバーの通知領域に「あ」と「A」を切り替えるボタ ンしかありませんが、ボタンを右クリックすると立ち上がるオプ ションメニューでIME の設定変更をすることができます。 スタート画面 デスクトップ画面 コントロールパネル コントロールパネル IME の設定
5
3 Internet Explorer
IE は Version が 10 になり、MSN ではスタート画面とデスクトップ画面それぞれに対応する新旧二つ の画面に分かれています。 スタート画面で「Internet Explorer」のタイルをクリックして開くと「Windows8 版 MSN」が全画面 表示で開きます。「オプション」メニューから「通常版MSN にする」をクリックすると従来の画面に 切り替わります。戻るには「オプション」から「Windows8 版 MSN に戻る」をクリックします。 デスクトップ画面ではタスクバーにある「Internet Explorer」のアイコンをクリックして開きます. 「Windows8 版 MSN」が開きますが、「オプション」メニューから「通常版 MSN との切り替えはス タート画面の場合と同様です。4 メール
Windows8 のメールはスタート画面の「メール」タイルをクリックして開きますが、Web メールに対 応しています。 Web メールで使うのであれば、アカウントを追加してス タート画面で使うことができますが、Windows Live メ ー ル で 従 来 通 り に 使 う に は 、 デ ス ク ト ッ プ 画 面 で 「Windows Essentials(無料)」をダウンロードし、 「Windows Live メール」をインストールして使うこと になります。 スタート画面で「Windows Live メール」のタイルをク リックするとデスクトップ画面で開きます。6
5 Word・Excel
Microsoft Office をインストールすると、関連のアプリは個別のタイルがスタート画面に表示されます が、クリックするとデスクトップ画面で開きます。
6 ゲーム
Windows7 以前でよく使っていたソリティアなどの Windows に付属したゲームは、Windows8 にはあ りません。
代わりにストアアプリの「ゲーム」に含まれていて、「ストア」からインストールしてスタート画面に タイルを表示し、スタート画面で使うことになります。
例えばよく使うソリティアは、ストアアプリのゲームから Xbox Games の「Microsoft Solitaire Collection」(無料)をインストールしてスタート画面の全画面表示でプレイします。 デスクトップ画面で使うことはできません。 Windows8 は Windows7 以前とは全く異なる操作になり、最初は戸惑うことの多い OS ですが、スター ト画面とデスクトップ画面をマウスで切り替えながら、二刀流で使いこなすまでにそれほど時間はかか らないでしょう。 以上 Word2010 Word2010 Excel2010